JP2008145199A - 充電深度判定方法及び充電深度判定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】検出した開放電圧に基づきバッテリの充電深度を知ることができる充電深度判定方法の提供。
【解決手段】充電終了直後のバッテリに流れる電流値及び電圧値を検出して、バッテリの充電深度を判定する充電深度判定方法。充電終了直後に検出した電流値(S43)が所定電流値よりも小さいか否かを判定し(S45)、所定電流値よりも小さいと判定したときに、バッテリの電圧値を検出し(S47)、所定電流値よりも小さいと判定している時間を測定し(S49)、測定した時間が所定時間に達したときに(S51)、バッテリの電圧値を検出し(S55)、充電終了直後に検出した電圧値(S47)と、所定時間に達したときに検出した電圧値(S55)との差を算出し、算出した差に基づきバッテリの充電深度を判定する。
【選択図】図4
【解決手段】充電終了直後のバッテリに流れる電流値及び電圧値を検出して、バッテリの充電深度を判定する充電深度判定方法。充電終了直後に検出した電流値(S43)が所定電流値よりも小さいか否かを判定し(S45)、所定電流値よりも小さいと判定したときに、バッテリの電圧値を検出し(S47)、所定電流値よりも小さいと判定している時間を測定し(S49)、測定した時間が所定時間に達したときに(S51)、バッテリの電圧値を検出し(S55)、充電終了直後に検出した電圧値(S47)と、所定時間に達したときに検出した電圧値(S55)との差を算出し、算出した差に基づきバッテリの充電深度を判定する。
【選択図】図4
Description
本発明は、車両等に使用されるバッテリの、満充電に対する充電割合である充電深度(SOC(State Of Charge);バッテリ容量)を判定する充電深度判定方法及び充電深度判定装置に関するものである。
車両に搭載される電気負荷は年々増加する傾向にある。ウインドーデフォッガ及び寒冷地向けのシートヒータ等の大容量の電気負荷が採用されたり、また、油圧又はエンジン動力で作動させていた機器を電動化して、制御性能及び効率の向上を図る動きが進んでいる。電動ブレーキ及び電動パワーステアリング装置(EPS)等、高い信頼性が要求される電気負荷も採用されて来ている。
このような電気負荷の増加に対応して、車載バッテリの容量(充電深度)情報は重要になって来ている。
このような電気負荷の増加に対応して、車載バッテリの容量(充電深度)情報は重要になって来ている。
特許文献1には、充放電終了後の所定時間内に、時間軸上で二次電池の複数の電圧測定値を取得して逐次計算を行い、二次電池の開回路電圧の時間特性を近似する4次以上の指数減衰関数の係数を決定し、決定した係数に基づき二次電池の開回路電圧の収束値を求め、求めた収束値に基づき充電率(充電深度)を推定する充電率推定方法が開示されている。
特許文献2には、充放電が終了した後、所定時間が経過してから一定の時間の間に、バッテリの開放電圧を複数回測定し、測定した開放電圧と想定した想定開回路電圧との差値により、べき数が負である予め定めた累乗近似式を決定し、決定した累乗近似式のべき数が−0.5又は略−0.5となる迄、累乗近似式の決定を、想定開回路電圧を更新しながら繰り返し実行し、べき数が−0.5又は略−0.5となったときの想定開回路電圧を開回路電圧(平衡状態時の開放電圧)と推定する車両用バッテリの開回路電圧推定方法が開示されている。
特開2005−43339号公報
特開2002−234408号公報
充電した後のバッテリの開放電圧(電流が流れていないときの端子電圧)は、充電によるバッテリ液の分極が解消(拡散)するのに伴い下降して行き、通常約24時間後に、分極が解消した平衡状態で一定電圧に収束する。その為、検出した開放電圧からバッテリの充電深度(バッテリの容量)を知ることはできないという問題がある。
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであり、第1〜3発明では、検出した開放電圧に基づきバッテリの充電深度を知ることができる充電深度判定方法を提供することを目的とする。
第4〜8発明では、検出した開放電圧に基づきバッテリの充電深度を知ることができる充電深度判定装置を提供することを目的とする。
第4〜8発明では、検出した開放電圧に基づきバッテリの充電深度を知ることができる充電深度判定装置を提供することを目的とする。
図8及び図9に示すように、個体差は有るものの、充電深度が大きく、容量の高いバッテリ程、充電直後の電圧が高く、また、分極解消による(ここでは1時間後の)電圧降下も大きい。逆に、充電深度が小さく、容量の低いバッテリ程、充電直後の電圧が低く、また、分極解消による電圧降下も小さい。
そこで、充電停止直後から所定時間後のバッテリA〜Eの電圧降下をまとめると、図10に示すようになり、何れのバッテリA〜Eも、充電深度が大きいとき程、所定時間後(ここでは1時間後)の電圧降下が大きく、充電深度が小さいとき程、所定時間後の電圧降下も小さくなることが判る。
また、充電停止直後の電圧値と予測した平衡状態における開放電圧値との差をまとめると、図11に示すようになり、何れのバッテリA〜Eも、充電深度が大きいとき程、前記差が大きく、充電深度が小さいとき程、前記差も小さくなることが判る。
また、充電停止直後の電圧値と予測した平衡状態における開放電圧値との差をまとめると、図11に示すようになり、何れのバッテリA〜Eも、充電深度が大きいとき程、前記差が大きく、充電深度が小さいとき程、前記差も小さくなることが判る。
また、充電停止直後の電圧値でそれ以後の電圧値を除算して正規化すると、図12、図13、図14に示すように、何れのバッテリA〜Eも、充電深度が大きいとき程、その除算結果は大きく収束し(小さくなり)、充電深度が小さいとき程、その除算結果は小さく収束することが判る。但し、固体差は存在する。また、各除算結果は、30分(1800秒)も経過すると、略一定となることも判る。
従って、上述したようなバッテリの特性を、バッテリの種類毎に、予め測定して算出しておき、使用状態で測定したデータ及び算出したデータと、予め測定したデータ及び予め算出したデータとを比較することにより、バッテリの充電深度を判定することが可能である。
従って、上述したようなバッテリの特性を、バッテリの種類毎に、予め測定して算出しておき、使用状態で測定したデータ及び算出したデータと、予め測定したデータ及び予め算出したデータとを比較することにより、バッテリの充電深度を判定することが可能である。
第1発明に係る充電深度判定方法は、充電終了直後のバッテリに流れる電流値及び電圧値を検出して、前記バッテリの充電深度を判定する充電深度判定方法において、充電終了直後に検出した電流値が所定電流値よりも小さいか否かを判定し、所定電流値よりも小さいと判定している期間に、検出した電圧値を時系列的にサンプリングし、サンプリングした電圧値に基づき、前記バッテリの充放電による分極が解消したときの開放電圧値を予測し、前記充電終了直後にサンプリングした電圧値と、予測した前記開放電圧値との差を算出し、算出した差に基づき前記バッテリの充電深度を判定することを特徴とする。
第2発明に係る充電深度判定方法は、充電終了直後のバッテリに流れる電流値及び電圧値を検出して、前記バッテリの充電深度を判定する充電深度判定方法において、充電終了直後に検出した電流値が所定電流値よりも小さいか否かを判定し、所定電流値よりも小さいと判定したときに、前記バッテリの電圧値を検出し、前記所定電流値よりも小さいと判定している時間を測定し、測定した時間が所定時間に達したときに、前記バッテリの電圧値を検出し、前記充電終了直後に検出した電圧値と、前記所定時間に達したときに検出した電圧値との差を算出し、算出した差に基づき前記バッテリの充電深度を判定することを特徴とする。
第3発明に係る充電深度判定方法は、充電終了直後のバッテリに流れる電流値及び電圧値を検出して、前記バッテリの充電深度を判定する充電深度判定方法において、充電終了直後に検出した電流値が所定電流値よりも小さいか否かを判定し、所定電流値よりも小さいと判定したときに、前記バッテリの電圧値を検出し、前記所定電流値よりも小さいと判定している時間を測定し、測定した時間が所定時間に達したときに、前記バッテリの電圧値を検出し、前記所定時間に達したときに検出した電圧値を、前記充電終了直後に検出した電圧値で除算し、除算した結果に基づき前記バッテリの充電深度を判定することを特徴とする。
第4発明に係る充電深度判定装置は、充電終了直後のバッテリに流れる電流値及び電圧値を検出し、検出した該電流値が所定電流値よりも小さい期間に、検出した前記電圧値を時系列的にサンプリングし、サンプリングした電圧値に基づき、前記バッテリの充放電による分極が解消したときの開放電圧値を予測する予測手段を備え、該予測手段が予測した開放電圧値を使用して前記バッテリの充電深度を判定する充電深度判定装置であって、充電終了直後にサンプリングした電圧値、及び前記予測手段が予測した開放電圧値の差を算出する手段と、該手段が算出した差に基づき前記バッテリの充電深度を判定する判定手段とを備えることを特徴とする。
第1発明に係る充電深度判定方法及び第4発明に係る充電深度判定装置では、充電終了直後のバッテリに流れる電流値及び電圧値を検出し、検出した電流値が所定電流値よりも小さい期間に、予測手段が、検出した電圧値を時系列的にサンプリングし、サンプリングした電圧値に基づき、バッテリの充放電による分極が解消したときの開放電圧値を予測し、その予測した開放電圧値を使用してバッテリの充電深度を判定する。充電終了直後にサンプリングした電圧値、及び予測手段が予測した開放電圧値の差を算出し、その算出した差に基づきバッテリの充電深度を判定する。
第5発明に係る充電深度判定装置は、充電終了直後のバッテリに流れる電流値及び電圧値を検出して、前記バッテリの充電深度を判定する充電深度判定装置において、充電終了直後に検出した電流値が所定電流値よりも小さいか否かを判定する電流判定手段と、該電流判定手段が、所定電流値よりも小さいと判定したときに、前記バッテリの電圧値を検出する手段と、前記電流判定手段が、前記所定電流値よりも小さいと判定している時間を測定する手段と、該手段が測定した時間が所定時間に達したときに、前記バッテリの電圧値を検出する手段と、前記充電終了直後に検出した電圧値、及び前記所定時間に達したときに検出した電圧値の差を算出する手段と、該手段が算出した差に基づき前記バッテリの充電深度を判定する判定手段とを備えることを特徴とする。
第2発明に係る充電深度判定方法及び第5発明に係る充電深度判定装置では、充電終了直後のバッテリに流れる電流値及び電圧値を検出して、バッテリの充電深度を判定する。充電終了直後に検出した電流値が所定電流値よりも小さいか否かを判定し、所定電流値よりも小さいと判定したときに、バッテリの電圧値を検出する。所定電流値よりも小さいと判定している時間を測定し、その測定した時間が所定時間に達したときに、バッテリの電圧値を検出する。充電終了直後に検出した電圧値、及び所定時間に達したときに検出した電圧値の差を算出し、その算出した差に基づきバッテリの充電深度を判定する。
第6発明に係る充電深度判定装置は、前記判定手段は、前記充電終了直後に検出した電圧値が第1電圧値を超え、前記所定時間に達したときに検出した電圧値が、前記第1電圧値より低い第2電圧値を超え、前記差が、前記第2電圧値より低い第3電圧値を超えたときに、前記バッテリは満充電であると判定し、前記充電終了直後に検出した電圧値が、前記第1電圧値より低い第4電圧値未満であり、前記所定時間に達したときに検出した電圧値が、前記第4電圧値より低い第5電圧値未満であり、前記差が、前記第5電圧値より低い第6電圧値未満であるときに、前記バッテリは充電が必要であると判定するように構成してあり、前記判定手段が判定した結果を表示する手段を更に備えることを特徴とする。
第6発明に係る充電深度判定装置では、充電終了直後に検出した電圧値が第1電圧値を超え、所定時間に達したときに検出した電圧値が、第1電圧値より低い第2電圧値を超え、前記差が、第2電圧値より低い第3電圧値を超えたときに、バッテリは満充電であると判定する。充電終了直後に検出した電圧値が、第1電圧値より低い第4電圧値未満であり、所定時間に達したときに検出した電圧値が、第4電圧値より低い第5電圧値未満であり、前記差が、第5電圧値より低い第6電圧値未満であるときに、バッテリは充電が必要であると判定する。表示する手段は、判定した結果を表示する。
第7発明に係る充電深度判定装置は、充電終了直後のバッテリに流れる電流値及び電圧値を検出して、前記バッテリの充電深度を判定する充電深度判定装置において、充電終了直後に検出した電流値が所定電流値よりも小さいか否かを判定する電流判定手段と、該電流判定手段が、所定電流値よりも小さいと判定したときに、前記バッテリの電圧値を検出する手段と、前記電流判定手段が、前記所定電流値よりも小さいと判定している時間を測定する手段と、該手段が測定した時間が所定時間に達したときに、前記バッテリの電圧値を検出する手段と、前記所定時間に達したときに検出した電圧値を、前記充電終了直後に検出した電圧値で除算する手段と、該手段が除算した結果に基づき前記バッテリの充電深度を判定する判定手段とを備えることを特徴とする。
第3発明に係る充電深度判定方法及び第7発明に係る充電深度判定装置では、充電終了直後のバッテリに流れる電流値及び電圧値を検出して、バッテリの充電深度を判定する。充電終了直後に検出した電流値が所定電流値よりも小さいか否かを判定し、所定電流値よりも小さいと判定したときに、バッテリの電圧値を検出する。所定電流値よりも小さいと判定している時間を測定し、その測定した時間が所定時間に達したときに、バッテリの電圧値を検出する。所定時間に達したときに検出した電圧値を、充電終了直後に検出した電圧値で除算し、その除算した結果に基づきバッテリの充電深度を判定する。
第8発明に係る充電深度判定装置は、前記判定手段は、前記除算した結果が第1閾値未満であるときに、前記バッテリは満充電であると判定し、前記除算した結果が、前記第1閾値より大きい第2閾値を超えているときに、前記バッテリは充電が必要であると判定するように構成してあり、前記判定手段が判定した結果を表示する手段を更に備えることを特徴とする。
第8発明に係る充電深度判定装置では、除算した結果が第1閾値未満であるときに、バッテリは満充電であると判定する。除算した結果が、第1閾値より大きい第2閾値を超えているときに、バッテリは充電が必要であると判定する。表示する手段は、判定した結果を表示する。
第1発明に係る充電深度判定方法によれば、検出した開放電圧に基づきバッテリの充電深度を知ることができる充電深度判定方法を実現することができる。
第2,3発明に係る充電深度判定方法によれば、検出した開放電圧に基づき簡単な手順でバッテリの充電深度を知ることができる充電深度判定方法を実現することができる。
第4発明に係る充電深度判定装置によれば、検出した開放電圧に基づきバッテリの充電深度を知ることができる充電深度判定装置を実現することができる。
第5〜8発明に係る充電深度判定装置によれば、検出した開放電圧に基づき簡単な手段でバッテリの充電深度を知ることができる充電深度判定装置を実現することができる。
以下に、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明に係る充電深度判定方法及び充電深度判定装置の実施の形態1の要部構成を示すブロック図である。
この充電深度判定装置が充電深度を判定する対象は車両用のバッテリ2である。バッテリ2及びオルタネータ(車載発電機、交流発電機)3は、電気負荷であるエアコン(エアコンディショナ)/ヒータ10、ヘッドライト11、フォグランプ12及びデフォガ13等に、図示しないイグニッションスイッチに付設されたアクセサリスイッチ7を通じて電力を供給する。
(実施の形態1)
図1は、本発明に係る充電深度判定方法及び充電深度判定装置の実施の形態1の要部構成を示すブロック図である。
この充電深度判定装置が充電深度を判定する対象は車両用のバッテリ2である。バッテリ2及びオルタネータ(車載発電機、交流発電機)3は、電気負荷であるエアコン(エアコンディショナ)/ヒータ10、ヘッドライト11、フォグランプ12及びデフォガ13等に、図示しないイグニッションスイッチに付設されたアクセサリスイッチ7を通じて電力を供給する。
バッテリ2は、2つの作用極を有する蓄電池であって、一方の端子はアクセサリスイッチ7に接続され、他方の端子は接地されている。オルタネータ3は、車両のエンジン4に連動して、バッテリ2を適宜充電する。
電源制御部1は、マイクロコンピュータで構成されており、電圧検出部6が検出したバッテリ2の両極間の電圧V、及び電流検出部5が検出したバッテリ2を流れる電流Iが与えられる。
電源制御部1が判定したバッテリ2の充電深度の結果は、「満充電」又は「要充電」のように、表示部9に表示される。
電源制御部1は、マイクロコンピュータで構成されており、電圧検出部6が検出したバッテリ2の両極間の電圧V、及び電流検出部5が検出したバッテリ2を流れる電流Iが与えられる。
電源制御部1が判定したバッテリ2の充電深度の結果は、「満充電」又は「要充電」のように、表示部9に表示される。
尚、開放電圧は、バッテリ2に電流が流れていないときの電圧であるが、車両では、アクセサリスイッチ7を経由せず、また、通常はオフにできない電気負荷(時計、マイクロコンピュータ等)が有るので、実際には、バッテリ2の電流を0にするのは困難である。その為、本発明では、電流検出部5が検出した電流値Iが、前記電気負荷を考慮した所定電流値I1より小さい期間に、電圧検出部6が検出した電圧値Vを開放電圧値の近似値として使用する。
以下に、このような構成の充電深度判定装置の動作を、それを示す図2,3のフローチャートを参照しながら説明する。
電源制御部1では、スタート時にパラメータkが初期化されるものとする。
電源制御部1は、アクセサリスイッチ7がオフになると(S1)、電流検出部5が検出した電流値Iを読込み(S3)、所定電流値I1より小さいか否かを判定する(S5)。電流値Iが所定電流値I1より小さければ(S5)、バッテリ2の充電が停止されているとして、電圧検出部6が検出した電圧値Vk を時間tk と共に読込み、図示しないメモリに記憶する(S7)。次いで、パラメータkが所定値n−1以上であるか否かを判定する(S9)。
電源制御部1では、スタート時にパラメータkが初期化されるものとする。
電源制御部1は、アクセサリスイッチ7がオフになると(S1)、電流検出部5が検出した電流値Iを読込み(S3)、所定電流値I1より小さいか否かを判定する(S5)。電流値Iが所定電流値I1より小さければ(S5)、バッテリ2の充電が停止されているとして、電圧検出部6が検出した電圧値Vk を時間tk と共に読込み、図示しないメモリに記憶する(S7)。次いで、パラメータkが所定値n−1以上であるか否かを判定する(S9)。
電源制御部1は、パラメータkが所定値n−1以上でなければ(S9)、パラメータkに1を加算した(S19)後、所定時間T1待機した(S21)後、電流検出部5が検出した電流値Iを読込む(S3)。
電源制御部1は、電流値Iが所定電流値I1より小さくなければ(S5)、パラメータkを初期化した(k=0)(S15)後、既にメモリに記憶してあった時間tk 及び電圧値Vk を消去して(S17)終了する。
電源制御部1は、電流値Iが所定電流値I1より小さくなければ(S5)、パラメータkを初期化した(k=0)(S15)後、既にメモリに記憶してあった時間tk 及び電圧値Vk を消去して(S17)終了する。
電源制御部1は、パラメータkが所定値n−1以上であれば(S9)、つまり、データ(tk ,Vk )の所定個数n以上の時系列的なサンプリングが終了したのであれば、パラメータkを初期化する(S11)。次いで、メモリに記憶してあるn個のデータ(tk ,Vk )を使用して、平衡状態の予測開放電圧Vbを算出する(S13)。
平衡状態の予測開放電圧Vbの算出は、例えば、本出願人が、特願2006−263293において提案してある開放電圧検出方法で行う。但し、ここでは、特願2006−263293で採用している移動平均の手法は省略する。
平衡状態の予測開放電圧Vbの算出は、例えば、本出願人が、特願2006−263293において提案してある開放電圧検出方法で行う。但し、ここでは、特願2006−263293で採用している移動平均の手法は省略する。
この開放電圧検出方法では、n個のサンプリングした電圧値間の変化、
dV/dt=Yk =(Vk+1 −Vk )/(tk+1 −tk )
を算出し、次いで、各変化の絶対値、
|dV/dt|=|Yk |=|(Vk+1 −Vk )/(tk+1 −tk )|
を算出する。
dV/dt=Yk =(Vk+1 −Vk )/(tk+1 −tk )
を算出し、次いで、各変化の絶対値、
|dV/dt|=|Yk |=|(Vk+1 −Vk )/(tk+1 −tk )|
を算出する。
次に、算出した電圧値間の変化|Yk |に基づき、n−1個のデータ(tk ,log|Yk |)を算出し、算出したデータ(tk ,log|Yk |)を、関数
logY=g(t)
に近似させ、例えば最小二乗法により、一次関数
logY=pt+q (1)
を算出する。
logY=g(t)
に近似させ、例えば最小二乗法により、一次関数
logY=pt+q (1)
を算出する。
バッテリの開放電圧の変化は、指数関数
V(t)=c+a・exp(f(t)) (2)
に近似させることができる。但し、cは正の定数であり、aは、放電後は負の定数,充電後は正の定数となる。
V(t)=c+a・exp(f(t)) (2)
に近似させることができる。但し、cは正の定数であり、aは、放電後は負の定数,充電後は正の定数となる。
ここで、
V′(t)=a・f′(t)exp(f(t))
両辺の対数を取って、
log(V′(t))=log(a・f′(t))+f(t)
V′(t)=a・f′(t)exp(f(t))
両辺の対数を取って、
log(V′(t))=log(a・f′(t))+f(t)
例えば、
f(t)=−bt (b>0) (3)
とすると、
log(V′(t))
=log(−ab)−bt (∵a<0) (4)
また、
logY=pt+q (1)
f(t)=−bt (b>0) (3)
とすると、
log(V′(t))
=log(−ab)−bt (∵a<0) (4)
また、
logY=pt+q (1)
次に、式(1),(4)を等価として、
b=−p
log(−ab)=q
∴a=−(exp(q))/b=(exp(q))/p
を算出する。
b=−p
log(−ab)=q
∴a=−(exp(q))/b=(exp(q))/p
を算出する。
ここで、式(2),(3)から
V(t)=c+a・exp(−bt) (5)
∴c=V(t)−a・exp(−bt) (6)
次に、サンプリングしたn個の電圧値(tk ,Vk )を、式(6)に各代入した場合のcの平均値を算出して、式(5)の定数cとする。
次に、算出した式(5)
V(t)=c+a・exp(−bt) (5)
において、t→∞として、平衡状態での開放電圧値の予測収束値=c=Vbを算出する。
V(t)=c+a・exp(−bt) (5)
∴c=V(t)−a・exp(−bt) (6)
次に、サンプリングしたn個の電圧値(tk ,Vk )を、式(6)に各代入した場合のcの平均値を算出して、式(5)の定数cとする。
次に、算出した式(5)
V(t)=c+a・exp(−bt) (5)
において、t→∞として、平衡状態での開放電圧値の予測収束値=c=Vbを算出する。
電源制御部1は、平衡状態の予測開放電圧値Vbを算出した(S13)後、バッテリ2への充電が停止された直後の電圧値Va=V0 (k=0)から、予測開放電圧値Vbへの電圧降下分Vc=Va−Vbを算出する(S23)。
電源制御部1は、次に、図8(a)に示すような容量100%の停止直後及び開放電圧予測値の特性から定めた電圧値V1、電圧値V2、及び図11に示すような容量100%のときの特性から定めた電圧値V3を使用して、バッテリ2が満充電であるか否かを判定する(S25)。但し、V1>V2>V3である。
電源制御部1は、次に、図8(a)に示すような容量100%の停止直後及び開放電圧予測値の特性から定めた電圧値V1、電圧値V2、及び図11に示すような容量100%のときの特性から定めた電圧値V3を使用して、バッテリ2が満充電であるか否かを判定する(S25)。但し、V1>V2>V3である。
即ち、電源制御部1は、充電が停止された直後の電圧値Vaが、電圧値V1(第1電圧値)を超え、かつ、予測開放電圧値Vbが電圧値V2(第2電圧値)を超え、かつ、電圧降下分Vcが電圧値V3(第3電圧値)を超えているか否かを判定し(S25)、全て超えていれば、満充電であると判定する(S29)。次いで、表示部9に満充電であることを表示して(S31)終了する。
電源制御部1は、全ては超えていなければ(S25)、図9に示すような容量30%の停止直後及び開放電圧予測値の特性から定めた電圧値V4、電圧値V5、及び図11に示すような容量30%のときの特性から定めた電圧値V6を使用して、バッテリ2が要充電であるか否かを判定する(S27)。
但し、V1>V4>V5>V6である。
電源制御部1は、全ては超えていなければ(S25)、図9に示すような容量30%の停止直後及び開放電圧予測値の特性から定めた電圧値V4、電圧値V5、及び図11に示すような容量30%のときの特性から定めた電圧値V6を使用して、バッテリ2が要充電であるか否かを判定する(S27)。
但し、V1>V4>V5>V6である。
即ち、電源制御部1は、充電が停止された直後の電圧値Vaが、電圧値V4(第4電圧値)未満であり、かつ、予測開放電圧値Vbが電圧値V5(第5電圧値)未満であり、かつ、電圧降下分Vcが電圧値V6(第6電圧値)未満であるか否かを判定し(S27)、全て未満であれば、要充電であると判定する(S33)。次いで、表示部9に要充電であることを表示して(S35)終了する。
電源制御部1は、全ては未満ではなければ(S27)、バッテリ2の充電状態は良好であるとして、そのまま終了する。
電源制御部1は、全ては未満ではなければ(S27)、バッテリ2の充電状態は良好であるとして、そのまま終了する。
(実施の形態2)
図4,5は、本発明に係る充電深度判定方法及び充電深度判定装置の実施の形態2の動作を示すフローチャートである。尚、本発明に係る充電深度判定装置の実施の形態2の構成は、実施の形態1で説明した要部構成(図1)と同様であるので、説明を省略する。
図4,5は、本発明に係る充電深度判定方法及び充電深度判定装置の実施の形態2の動作を示すフローチャートである。尚、本発明に係る充電深度判定装置の実施の形態2の構成は、実施の形態1で説明した要部構成(図1)と同様であるので、説明を省略する。
以下に、この充電深度判定装置の動作を、それを示す図4,5のフローチャートを参照しながら説明する。
電源制御部1は、アクセサリスイッチ7がオフになると(S41)、電流検出部5が検出した電流値Iを読込み(S43)、所定電流値I1より小さいか否かを判定する(S45)。電流値Iが所定電流値I1より小さければ(S45)、バッテリ2の充電が停止されているとして、電圧検出部6が検出した電圧値Vaを読込んで図示しないメモリに記憶する(S47)。次いで、時間を測定(計時)し(S49)、計時した時間が、例えば1時間以上であるか否かを判定する(S51)。
電源制御部1は、アクセサリスイッチ7がオフになると(S41)、電流検出部5が検出した電流値Iを読込み(S43)、所定電流値I1より小さいか否かを判定する(S45)。電流値Iが所定電流値I1より小さければ(S45)、バッテリ2の充電が停止されているとして、電圧検出部6が検出した電圧値Vaを読込んで図示しないメモリに記憶する(S47)。次いで、時間を測定(計時)し(S49)、計時した時間が、例えば1時間以上であるか否かを判定する(S51)。
電源制御部1は、電流値Iが所定電流値I1より小さくなければ(S45)、既にメモリに記憶してあった電圧値Vaが有れば、消去して(S57)、計時をリセットして(S59)終了する。
電源制御部1は、計時した時間が、1時間以上でなければ(S51)、電流検出部5が検出した電流値Iを読込む(S43)。
電源制御部1は、計時した時間が、1時間以上であれば(S51)、計時をリセットした(S53)後、電圧検出部6が検出した電圧値Vdを読込む(S55)。
電源制御部1は、計時した時間が、1時間以上でなければ(S51)、電流検出部5が検出した電流値Iを読込む(S43)。
電源制御部1は、計時した時間が、1時間以上であれば(S51)、計時をリセットした(S53)後、電圧検出部6が検出した電圧値Vdを読込む(S55)。
電源制御部1は、次に、バッテリ2への充電が停止された直後の電圧値Vaから、その1時間後に電圧検出部6が検出した電圧値Vdへの電圧降下分Ve=Va−Vdを算出する(S61)。
電源制御部1は、次に、図8(a)に示すような容量100%の(充電)停止直後及び1時間後の特性から定めた電圧値V7、電圧値V8、及び図10に示すような容量100%のときの特性から定めた電圧値V9を使用して、バッテリ2が満充電であるか否かを判定する(S63)。但し、V7>V8>V9である。
電源制御部1は、次に、図8(a)に示すような容量100%の(充電)停止直後及び1時間後の特性から定めた電圧値V7、電圧値V8、及び図10に示すような容量100%のときの特性から定めた電圧値V9を使用して、バッテリ2が満充電であるか否かを判定する(S63)。但し、V7>V8>V9である。
即ち、電源制御部1は、充電が停止された直後の電圧値Vaが、電圧値V7(第1電圧値)を超え、かつ、その1時間後の電圧値Vdが電圧値V8(第2電圧値)を超え、かつ、電圧降下分Veが電圧値V9(第3電圧値)を超えているか否かを判定し(S63)、全て超えていれば、満充電であると判定する(S67)。次いで、表示部9に満充電であることを表示して(S69)終了する。
電源制御部1は、全ては超えていなければ(S63)、図9に示すような容量30%の(充電)停止直後及び1時間後の特性から定めた電圧値V10、電圧値V11、及び図10に示すような容量30%のときの特性から定めた電圧値V12を使用して、バッテリ2が要充電であるか否かを判定する(S65)。但し、V7>V10>V11>V12である。
電源制御部1は、全ては超えていなければ(S63)、図9に示すような容量30%の(充電)停止直後及び1時間後の特性から定めた電圧値V10、電圧値V11、及び図10に示すような容量30%のときの特性から定めた電圧値V12を使用して、バッテリ2が要充電であるか否かを判定する(S65)。但し、V7>V10>V11>V12である。
即ち、電源制御部1は、充電が停止された直後の電圧値Vaが、電圧値V10(第4電圧値)未満であり、かつ、その1時間後の電圧値Vdが電圧値V11(第5電圧値)未満であり、かつ、電圧降下分Veが電圧値V12(第6電圧値)未満であるか否かを判定し(S65)、全て未満であれば、要充電であると判定する(S71)。次いで、表示部9に要充電であることを表示して(S73)終了する。
電源制御部1は、全ては未満ではなければ(S65)、バッテリ2の充電状態は良好であるとして、そのまま終了する。
電源制御部1は、全ては未満ではなければ(S65)、バッテリ2の充電状態は良好であるとして、そのまま終了する。
(実施の形態3)
図6,7は、本発明に係る充電深度判定方法及び充電深度判定装置の実施の形態3の動作を示すフローチャートである。尚、本発明に係る充電深度判定装置の実施の形態3の構成は、実施の形態1で説明した要部構成(図1)と同様であるので、説明を省略する。
図6,7は、本発明に係る充電深度判定方法及び充電深度判定装置の実施の形態3の動作を示すフローチャートである。尚、本発明に係る充電深度判定装置の実施の形態3の構成は、実施の形態1で説明した要部構成(図1)と同様であるので、説明を省略する。
以下に、この充電深度判定装置の動作を、それを示す図6,7のフローチャートを参照しながら説明する。
電源制御部1は、アクセサリスイッチ7がオフになると(S81)、電流検出部5が検出した電流値Iを読込み(S83)、所定電流値I1より小さいか否かを判定する(S85)。電流値Iが所定電流値I1より小さければ(S85)、バッテリ2の充電が停止されているとして、電圧検出部6が検出した電圧値Vaを読込んで図示しないメモリに記憶する(S87)。次いで、時間を測定(計時)し(S89)、計時した時間が、例えば30分以上であるか否かを判定する(S91)。
電源制御部1は、アクセサリスイッチ7がオフになると(S81)、電流検出部5が検出した電流値Iを読込み(S83)、所定電流値I1より小さいか否かを判定する(S85)。電流値Iが所定電流値I1より小さければ(S85)、バッテリ2の充電が停止されているとして、電圧検出部6が検出した電圧値Vaを読込んで図示しないメモリに記憶する(S87)。次いで、時間を測定(計時)し(S89)、計時した時間が、例えば30分以上であるか否かを判定する(S91)。
電源制御部1は、電流値Iが所定電流値I1より小さくなければ(S85)、既にメモリに記憶してあった電圧値Vaが有れば、消去して(S97)、計時をリセットして(S99)終了する。
電源制御部1は、計時した時間が、30分以上でなければ(S91)、電流検出部5が検出した電流値Iを読込む(S83)。
電源制御部1は、計時した時間が、30分以上であれば(S91)、計時をリセットした(S93)後、電圧検出部6が検出した電圧値Vfを読込む(S95)。
電源制御部1は、計時した時間が、30分以上でなければ(S91)、電流検出部5が検出した電流値Iを読込む(S83)。
電源制御部1は、計時した時間が、30分以上であれば(S91)、計時をリセットした(S93)後、電圧検出部6が検出した電圧値Vfを読込む(S95)。
電源制御部1は、次に、バッテリ2への充電が停止された直後の電圧値Vaで、その30分後に電圧検出部6が検出した電圧値Vfを除算(N=Vf/Va)して正規化する(S101)。
電源制御部1は、次に、除算した結果Nが、図12〜14に示すような容量100%の1800秒後の正規化数(除算結果)の特性から定めた閾値N1(第1閾値)未満であるか否かを判定し(S103)、閾値N1未満であれば、満充電であると判定する(S107)。次いで、表示部9に満充電であることを表示して(S109)終了する。
電源制御部1は、次に、除算した結果Nが、図12〜14に示すような容量100%の1800秒後の正規化数(除算結果)の特性から定めた閾値N1(第1閾値)未満であるか否かを判定し(S103)、閾値N1未満であれば、満充電であると判定する(S107)。次いで、表示部9に満充電であることを表示して(S109)終了する。
電源制御部1は、閾値N1未満でなければ(S103)、除算した結果Nが、図12〜14に示すような容量30%の1800秒後の正規化数(除算結果)の特性から定めた閾値N2(第2閾値、N2>N1)を超えているか否かを判定し(S105)、閾値N2を超えていれば、要充電であると判定する(S111)。次いで、表示部9に要充電であることを表示して(S113)終了する。
電源制御部1は、閾値N2を超えていなければ(S105)、バッテリ2の充電状態は良好であるとして、そのまま終了する。
電源制御部1は、閾値N2を超えていなければ(S105)、バッテリ2の充電状態は良好であるとして、そのまま終了する。
1 電源制御部
2 バッテリ
3 オルタネータ
5 電流検出部
6 電圧検出部
7 アクセサリスイッチ
9 表示部
2 バッテリ
3 オルタネータ
5 電流検出部
6 電圧検出部
7 アクセサリスイッチ
9 表示部
Claims (8)
- 充電終了直後のバッテリに流れる電流値及び電圧値を検出して、前記バッテリの充電深度を判定する充電深度判定方法において、
充電終了直後に検出した電流値が所定電流値よりも小さいか否かを判定し、所定電流値よりも小さいと判定している期間に、検出した電圧値を時系列的にサンプリングし、サンプリングした電圧値に基づき、前記バッテリの充放電による分極が解消したときの開放電圧値を予測し、前記充電終了直後にサンプリングした電圧値と、予測した前記開放電圧値との差を算出し、算出した差に基づき前記バッテリの充電深度を判定することを特徴とする充電深度判定方法。 - 充電終了直後のバッテリに流れる電流値及び電圧値を検出して、前記バッテリの充電深度を判定する充電深度判定方法において、
充電終了直後に検出した電流値が所定電流値よりも小さいか否かを判定し、所定電流値よりも小さいと判定したときに、前記バッテリの電圧値を検出し、前記所定電流値よりも小さいと判定している時間を測定し、測定した時間が所定時間に達したときに、前記バッテリの電圧値を検出し、前記充電終了直後に検出した電圧値と、前記所定時間に達したときに検出した電圧値との差を算出し、算出した差に基づき前記バッテリの充電深度を判定することを特徴とする充電深度判定方法。 - 充電終了直後のバッテリに流れる電流値及び電圧値を検出して、前記バッテリの充電深度を判定する充電深度判定方法において、
充電終了直後に検出した電流値が所定電流値よりも小さいか否かを判定し、所定電流値よりも小さいと判定したときに、前記バッテリの電圧値を検出し、前記所定電流値よりも小さいと判定している時間を測定し、測定した時間が所定時間に達したときに、前記バッテリの電圧値を検出し、前記所定時間に達したときに検出した電圧値を、前記充電終了直後に検出した電圧値で除算し、除算した結果に基づき前記バッテリの充電深度を判定することを特徴とする充電深度判定方法。 - 充電終了直後のバッテリに流れる電流値及び電圧値を検出し、検出した該電流値が所定電流値よりも小さい期間に、検出した前記電圧値を時系列的にサンプリングし、サンプリングした電圧値に基づき、前記バッテリの充放電による分極が解消したときの開放電圧値を予測する予測手段を備え、該予測手段が予測した開放電圧値を使用して前記バッテリの充電深度を判定する充電深度判定装置であって、
充電終了直後にサンプリングした電圧値、及び前記予測手段が予測した開放電圧値の差を算出する手段と、該手段が算出した差に基づき前記バッテリの充電深度を判定する判定手段とを備えることを特徴とする充電深度判定装置。 - 充電終了直後のバッテリに流れる電流値及び電圧値を検出して、前記バッテリの充電深度を判定する充電深度判定装置において、
充電終了直後に検出した電流値が所定電流値よりも小さいか否かを判定する電流判定手段と、該電流判定手段が、所定電流値よりも小さいと判定したときに、前記バッテリの電圧値を検出する手段と、前記電流判定手段が、前記所定電流値よりも小さいと判定している時間を測定する手段と、該手段が測定した時間が所定時間に達したときに、前記バッテリの電圧値を検出する手段と、前記充電終了直後に検出した電圧値、及び前記所定時間に達したときに検出した電圧値の差を算出する手段と、該手段が算出した差に基づき前記バッテリの充電深度を判定する判定手段とを備えることを特徴とする充電深度判定装置。 - 前記判定手段は、前記充電終了直後に検出した電圧値が第1電圧値を超え、前記所定時間に達したときに検出した電圧値が、前記第1電圧値より低い第2電圧値を超え、前記差が、前記第2電圧値より低い第3電圧値を超えたときに、前記バッテリは満充電であると判定し、前記充電終了直後に検出した電圧値が、前記第1電圧値より低い第4電圧値未満であり、前記所定時間に達したときに検出した電圧値が、前記第4電圧値より低い第5電圧値未満であり、前記差が、前記第5電圧値より低い第6電圧値未満であるときに、前記バッテリは充電が必要であると判定するように構成してあり、前記判定手段が判定した結果を表示する手段を更に備える請求項4又は5記載の充電深度判定装置。
- 充電終了直後のバッテリに流れる電流値及び電圧値を検出して、前記バッテリの充電深度を判定する充電深度判定装置において、
充電終了直後に検出した電流値が所定電流値よりも小さいか否かを判定する電流判定手段と、該電流判定手段が、所定電流値よりも小さいと判定したときに、前記バッテリの電圧値を検出する手段と、前記電流判定手段が、前記所定電流値よりも小さいと判定している時間を測定する手段と、該手段が測定した時間が所定時間に達したときに、前記バッテリの電圧値を検出する手段と、前記所定時間に達したときに検出した電圧値を、前記充電終了直後に検出した電圧値で除算する手段と、該手段が除算した結果に基づき前記バッテリの充電深度を判定する判定手段とを備えることを特徴とする充電深度判定装置。 - 前記判定手段は、前記除算した結果が第1閾値未満であるときに、前記バッテリは満充電であると判定し、前記除算した結果が、前記第1閾値より大きい第2閾値を超えているときに、前記バッテリは充電が必要であると判定するように構成してあり、前記判定手段が判定した結果を表示する手段を更に備える請求項7記載の充電深度判定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006331064A JP2008145199A (ja) | 2006-12-07 | 2006-12-07 | 充電深度判定方法及び充電深度判定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006331064A JP2008145199A (ja) | 2006-12-07 | 2006-12-07 | 充電深度判定方法及び充電深度判定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006331064A Pending JP2008145199A (ja) | 2006-12-07 | 2006-12-07 | 充電深度判定方法及び充電深度判定装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2006
- 2006-12-07 JP JP2006331064A patent/JP2008145199A/ja active Pending
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