JPH08327424A - 振動式測定装置 - Google Patents

振動式測定装置

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Publication number
JPH08327424A
JPH08327424A JP27315395A JP27315395A JPH08327424A JP H08327424 A JPH08327424 A JP H08327424A JP 27315395 A JP27315395 A JP 27315395A JP 27315395 A JP27315395 A JP 27315395A JP H08327424 A JPH08327424 A JP H08327424A
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JP
Japan
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vibration
sensor tube
sensor
tube
tubes
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Application number
JP27315395A
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English (en)
Inventor
Mikihiro Hori
幹宏 堀
Futoshi Takahashi
太 高橋
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はセンサチューブの伸縮を吸収すると
ともに、センサチューブからの振動もれ、あるいは外部
振動がセンサチューブに伝播することを防止できないと
いった課題を解決するものである。 【解決手段】 質量流量計1は、密閉されたケーシング
2内に流入管5、流入側マニホールド6、センサチュー
ブ7,8、流出側マニホールド9、流出管10が収納さ
れている。センサチューブ7,8の両端はマニホールド
6,9に一体的に接続されている。マニホールド6,9
と流入管5,流出管10との間には、センサチューブ
7,8を長手方向に移動可能に支持し、且つマニホール
ド6,9の回動を防止すると共に弾性部材を介して移動
部分及び回転防止部分の振動の伝達を遮断した状態でマ
ニホールド6,9を支持する支持機構13が設けられて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は振動式測定装置に係
り、特にセンサチューブの延在方向の伸縮を吸収して計
測精度を高めるよう構成した振動式測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】流体が供給された管路を振動させて流体
の物理量を測定する振動式測定装置として、例えばコリ
オリ式質量流量計又は振動式密度計がある。このコリオ
リ式質量流量計では、被測流体が通過するセンサチュー
ブを加振器により半径方向に振動させ、流量に比例した
コリオリ力によるセンサチューブの変位をピックアップ
により検出するよう構成されている。また、振動式密度
計も上記コリオリ式質量流量計と同様な構成になってお
り、センサチューブが被測流体の密度に応じた周波数で
振動する。
【0003】上記センサチューブ、加振器、ピックアッ
プは、周囲の影響を受けないように密閉されたケーシン
グ内に収納されており、さらにセンサチューブの表面に
結露が発生すると固有振動数が変動して計測精度が低下
するため、ケーシングの内部には結露防止のため乾燥し
た保護気体が充填されている。
【0004】従来のケーシングは、例えば円筒状のケー
シング本体と、ケーシング本体の両端開口に嵌合する円
盤状の蓋部材と、を有する。ケーシング本体は、鉄製の
パイプよりなり、内部に上記センサチューブ、加振器、
ピックアップが挿入される収納室が形成される。
【0005】また、蓋部材は、中央部にセンサチューブ
に連通する管路が貫通するための貫通孔が穿設され、外
周が上記ケーシング本体の開口に嵌合する寸法に加工さ
れている。そして、ケーシング本体の開口に蓋部材を嵌
合させた状態で、開口端部と蓋部材の外周とをすみ肉溶
接していた。
【0006】このように、溶接されたケーシングは、セ
ンサチューブを支持する支持部材としても機能するた
め、センサチューブが直接ケーシングに固定されている
と、例えば周囲の温度より高温の被測流体がセンサチュ
ーブを流れてセンサチューブが長手方向に膨張した場
合、センサチューブが歪んでしまい正確な計測ができな
くなる。そのため、センサチューブの両端とケーシング
の蓋部材との間には、センサチューブの長手方向の伸縮
を吸収するための伸縮部材として蛇腹状のベローズが設
けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記のよう
に、センサチューブの長手方向の伸縮を吸収するベロー
ズが設けられていると、センサチューブを上記円筒状の
ケーシング本体内に挿入する際、センサチューブの重み
によりベローズが撓んでセンサチューブがケーシング本
体内でふらつくことがある。
【0008】このように従来の構成では組立工程時にベ
ローズが撓みやすいので、ベローズから内側の部分が外
部振動等によりベローズを振動の節として共振振動を起
こす場合がある。また、ベローズの伸縮動作によりセン
サチューブの膨張を吸収する構成では、ベローズのばね
定数をできるだけ小さくしてセンサチューブの膨張を効
果的に吸収させる必要がある。そのためにはベローズの
肉厚を薄くしなければならないが、ベローズの製造工程
で製作可能な肉厚には限界があり、ベローズの肉厚を薄
くするにつれて耐圧強度が低下するといった問題が生じ
てしまう。
【0009】また、ベローズを設けた構成とした場合、
高圧流体を計測する際に蛇腹状の凹凸部分において軸方
向に伸びようとする力が発生してセンサチューブの両端
を押圧することになり、センサチューブの膨張を吸収す
るはずのベローズからセンサチューブに応力が付与され
てしまう。そのため、このベローズを有する構成ではセ
ンサチューブの振動特性がベローズからの応力により変
動して流量計測あるいは密度計測の計測精度を低下させ
るといった問題が生ずることになる。
【0010】そこで、上記ベローズの代わりにセンサチ
ューブの両端に接続されたマニホールドが流入管,流出
管に対して摺動自在に嵌合する構成が考えられている。
このような摺動機構を有する構成では、金属製の摺動部
分が接触しているため、センサチューブの振動がこれら
の摺動部分を介してケーシングや配管に接続されるフラ
ンジに伝播するといった問題がある。さらに、センサチ
ューブの振動が外部にもれると、配管の接続状態が変化
したり、あるいはケーシングやフランジが振動しないよ
うに押さえた場合、センサチューブの振動数が変化した
り、流量計測のゼロ点が変動してしまうおそれがある。
【0011】また、配管振動等の外部振動がフランジに
伝わると、外部振動が外乱として金属製の摺動部分を介
してセンサチューブに伝播してしまい、これによりセン
サチューブの振動数が変化したり、流量計測のゼロ点が
変動してしまうおそれがある。このようにセンサチュー
ブの振動数が変化すると、加振器の励振電圧が高くなっ
たり、振動数が不安定になったり、あるいはセンサチュ
ーブに生じるコリオリ力による計測精度が低下して計測
誤差が生ずるといった問題が生ずる。
【0012】そこで、本発明は上記問題を解決した振動
式測定装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような特徴を有するものである。上
記請求項1の発明は、被測流体が流れるセンサチューブ
を加振器により振動させると共に、ピックアップにより
該センサチューブの変位を検出する振動式測定装置にお
いて、前記センサチューブを長手方向に移動可能に支持
し、かつ、振動の伝達を遮断する移動動作機構と、前記
センサチューブの長手方向を軸とする回転を防止する回
転防止機構と、前記回転防止機構に設けられ振動の伝達
を遮断する弾性部材と、を備えてなることを特徴とする
ものである。
【0014】従って、請求項1によれば、移動動作機構
によりセンサチューブを長手方向に移動可能に支持する
と共に振動の伝達を遮断し、回転防止機構によりセンサ
チューブの回転を防止して計測特性が変動することを防
止できる。さらに、弾性部材により回転防止機構におけ
る振動の伝達を遮断するため、回転防止部分における振
動伝播を遮断してセンサチューブの振動が外部にもれた
り、外部振動がセンサチューブに伝播することを防止で
きる。
【0015】また、上記請求項2の発明は、前記移動動
作機構が、前記センサチューブの端部又は前記センサチ
ューブに連通された管路が長手方向に摺動可能に挿入さ
れる摺動孔を有し、前記センサチューブを長手方向から
押圧するように設けられた附勢部材とからなることを特
徴とするものである。
【0016】従って、請求項2によれば、センサチュー
ブの端部又はセンサチューブに連通された管路が長手方
向に移動可能とされ、且つ附勢部材によりセンサチュー
ブを長手方向から押圧するため、センサチューブを長手
方向に移動可能に支持すると共に振動の伝達を遮断する
ことができる。
【0017】また、上記請求項3の発明は、前記回転防
止機構が、前記センサチューブ又はセンサチューブが連
通されたマニホールドより半径方向に突出する突出部
と、該突出部に係合して回転方向の動きを規制する規制
部とからなり、前記附勢部材が、前記突出部を附勢する
ように設けられたことを特徴とするものである。
【0018】従って、請求項3によれば、附勢部材がセ
ンサチューブ又はマニホールドの突出部を附勢するた
め、外部振動が附勢部材により吸収されセンサチューブ
に外部振動が伝播することを防止できる。また、上記請
求項4の発明は、前記附勢部材が、前記摺動孔内に設け
られ、前記摺動孔に挿入された前記センサチューブの端
部又は前記センサチューブに連通された管路を附勢する
ように設けられたことを特徴とするものである。
【0019】従って、請求項4によれば、附勢部材が摺
動孔内に設けられているので、外部振動が附勢部材によ
り吸収されセンサチューブに外部振動が伝播することを
防止できると共に、コンパクトな構成にできる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下図面と共に本発明になる振動
式測定装置の一実施例について説明する。図1は本発明
になる振動式測定装置の第1実施例としてのコリオリ式
質量流量計である。
【0021】尚、振動式測定装置としてはコリオリ式質
量流量計と振動式密度計がある。コリオリ式質量流量計
は振動式密度計と実質同様な構成であるので、本実施例
では質量流量計について詳細に説明する。質量流量計1
は密閉されたケーシング2内に被測流体が通過する管路
3を挿通してなる。管路3は、軸方向に移動可能な流入
管5と、流入側マニホールド6と、一対のセンサチュー
ブ7,8と、流出側マニホールド9と、軸方向に移動可
能な流出管10とより形成されている。また、センサチ
ューブ7,8の両端近傍には、センサチューブ7,8が
貫通して固定される支持板11,12が横架されてい
る。従って、センサチューブ7,8は支持板11,12
により平行となるように支持されている。
【0022】センサチューブ7,8の両端はマニホール
ド6,9に一体的に接続され、マニホールド6,9はセ
ンサチューブ7,8の熱変化による伸縮が吸収されるよ
うに流入管5,流出管10に対して移動可能に設けられ
ている。すなわち、マニホールド6,9と流入管5,流
出管10との間には、センサチューブ7,8を長手方向
に移動可能に支持し、且つマニホールド6,9の回動を
防止すると共に弾性部材を介して移動部分及び回転防止
部分の振動の伝達を遮断した状態でマニホールド6,9
を支持する支持機構13が設けられている。
【0023】一対のセンサチューブ7,8は流体の流れ
方向(X方向)に直線状に延在するステンレス、チタ
ン、ニッケル合金等の直管よりなり、上記流入側マニホ
ールド6と流出側マニホールド9との間で平行に設けら
れている。また、流入側マニホールド6と流出側マニホ
ールド9は、センサチューブ7,8の伸縮を吸収するた
め、センサチューブ7,8の延在方向に摺動可能に設け
られている。すなわち、流入側マニホールド6は、流入
管5に対してセンサチューブ7,8の長手方向である軸
方向(X方向)に摺動自在に嵌合し、流出側マニホール
ド9は流出管10に対してセンサチューブ7,8の長手
方向である軸方向(X方向)に摺動自在に嵌合してい
る。
【0024】そのため、例えばセンサチューブ7,8に
高温又は低温の被測流体が流れて伸縮した場合、その伸
縮量がマニホールド6,9の摺動動作により吸収される
ようになっている。14は加振器で、コイルとマグネッ
トとを対向させた実質電磁ソレノイドと同様な構成であ
り、一対のセンサチューブ7,8の略中間部間に設けら
れている。
【0025】15は流入側のピックアップで、上記加振
器14より上流側に位置するように配設されている。1
6は流出側のピックアップで、上記加振器14より下流
側に位置するように配設されている。上記各ピックアッ
プ15,16は夫々電磁ソレノイドと同様な構成であ
り、加振器14により加振されたセンサチューブ7,8
の変位を検出する。
【0026】流量計測時、上記構成になる質量流量計1
において、一対のセンサチューブ7,8は加振器14に
より近接、離間する方向(Y方向)に加振される。上流
側配管(図示せず)から供給された被測流体は流入管5
よりマニホールド6に至り、さらにマニホールド6の流
路を通過して振動するセンサチューブ7,8内に流入す
る。そして、センサチューブ7,8を通過した流体はマ
ニホールド9の流路を通過して流出管10より下流側配
管(図示せず)に流出する。
【0027】このように、振動するセンサチューブ7,
8に流体が流れると、その流量に応じた大きさのコリオ
リ力が発生する。そのため、直管状のセンサチューブ
7,8の流入側と流出側で動作遅れが生じ、これにより
流入側のピックアップ15の出力信号と流出側のピック
アップ16の出力信号とでは位相差があらわれる。
【0028】このように流入側と流出側との位相差が流
量に比例するため、流量計測制御回路17は、ピックア
ップ15からの出力信号とピックアップ16からの出力
信号の位相差に基づいて流量を演算する。ケーシング2
は、円筒状のケーシング本体23と、ケーシング本体2
3の両端開口23a,23bに嵌合してこれを閉蓋する
円盤状の蓋部材24,25とよりなる。この蓋部材2
4,25は、夫々上記流入管5,流出管10の端部に一
体的に固着されている。ケーシング2は、ケーシング本
体23の内部が上記流入側マニホールド6、センサチュ
ーブ7,8、流出側マニホールド9を収納するための収
納室26となっている。
【0029】従って、ケーシング2内の収納室26は、
内部が蓋部材24,25により閉蓋された密閉構造にな
っており、この収納室26内に挿入された上記センサチ
ューブ7,8表面に結露が発生することが防止される。
さらに、密閉された収納室26には、乾燥した保護気体
(例えば、アルゴンガス等)が所定圧力に充填されてお
り、センサチューブ7,8の表面に結露が生じて計測精
度が低下することが防止される。
【0030】流入管5は、流入側端部に上流側配管(図
示せず)に連結されるフランジ5aと、上流側配管に連
通する流入口5bと、流入口5bと収納室26とを連通
する連通孔5cとを有する。また、流入側マニホールド
6は、センサチューブ7,8の長手方向(X方向)に延
在する円筒状の摺動部(管路)6aを有する。
【0031】流入管5の連通孔5cには、流入側マニホ
ールド6の摺動部6aが摺動自在に挿入されている。セ
ンサチューブ7,8が長手方向(X方向)に伸縮した場
合、摺動部6aが連通孔5c内を摺動してセンサチュー
ブ7,8の熱膨張等による伸縮を吸収する。このように
動作する連通孔5cと摺動部6aとによりセンサチュー
ブ7,8の伸縮による長手方向の移動を許容する流入側
の移動動作機構27が構成されている。
【0032】また、移動動作機構27によりセンサチュ
ーブ7,8の熱膨張を吸収することができるため、従来
のベローズの伸縮動作によりセンサチューブの膨張を吸
収する構成に比べて、連通孔5c及び摺動部6aの肉厚
を十分に厚くできるので、耐圧強度を確保することがで
きる。
【0033】また、連通孔5c及び摺動部6aの通路6
bは内壁に凹凸がないため、ベローズのように蛇腹状の
凹凸部分において軸方向に伸びようとする力が発生して
センサチューブを押圧することがなく、センサチューブ
7,8の振動特性が変動して流量計測あるいは密度計測
の計測精度を低下させることもない。
【0034】また、連通孔5cの内壁には、摺動部6a
の外周をシールするOリング28が埋設されている。そ
のため、摺動部6aはOリング28に摺動可能に摺接し
ており、連通孔5cの内壁とは非接触状態に保持されて
いる。流入側マニホールド6は、摺動部6a内を貫通す
る通路6bより分岐した一対の分岐口(図示せず)を有
し、この分岐口には、センサチューブ7,8の流入側端
部が接続されている。そして、摺動部6aは筒状に形成
されてセンサチューブ7,8の長手方向(X方向)に延
在しているため、センサチューブ7,8に回転モーメン
トが作用すると摺動部6aを軸として流入側マニホール
ド6が回動してしまうおそれがある。
【0035】また、流出管10は、上記流入管5と同様
な構成であり、流出側端部に下流側配管(図示せず)に
連結されるフランジ10aと、下流側配管に連通する流
出口10bと、流出口10bと収納室26とを連通する
連通孔10cとを有する。この流出管10の連通孔10
cには、流出側マニホールド9の摺動部9aが摺動自在
に挿入されている。従って、連通孔10cと摺動部9a
とによりセンサチューブ7,8の伸縮による長手方向の
移動を許容する流出側の移動動作機構27が構成されて
いる。
【0036】また、連通孔10cの内壁には、摺動部9
aの外周をシールするOリング28が埋設されている。
流出側マニホールド9は、摺動部9a内を貫通する通路
9bより分岐した一対の分岐口(図示せず)を有し、こ
の分岐口には、センサチューブ7,8の流出側端部が接
続されている。そして、摺動部9aは筒状に形成されて
センサチューブ7,8の長手方向(X方向)に延在して
いるため、センサチューブ7,8に回転モーメントが作
用すると摺動部9aを軸として流出側マニホールド9が
回動してしまうおそれがある。
【0037】上記のようにセンサチューブ7,8は両端
が接続されたマニホールド6,9が摺動部6a,9aを
軸として回動可能に設けられているため、センサチュー
ブ7,8の振動や配管振動等の外乱振動が伝播すると、
センサチューブ7,8やマニホールド6,9の加工精度
のばらつきによるアンバランスのため、センサチューブ
7,8に回転モーメントが作用することがある。
【0038】センサチューブ7,8が回動すると、加振
器14及びピックアップ15,16に接続されたリード
線(図示せず)が無理に引っ張られることになり、その
結果加振器14及びピックアップ15,16に不要な力
が作用して計測誤差が発生しやすくなるいった問題が生
ずる。
【0039】そこで、本実施例においては、マニホール
ド6,9を摺動可能に支持すると共に、弾性部材を介し
てセンサチューブ7,8及びマニホールド6,9の回動
を防止する弾性回転防止機構29がマニホールド6,9
と蓋部材24,25との間に設けられている。
【0040】ここで、図2を参照して弾性回転防止機構
29について説明する。尚、図2は流入側の支持機構1
3を拡大して示す縦断面図である。30は回動防止部材
(突出部)で、マニホールド6の外周より半径方向に突
出するように形成されている。この回動防止部材30
は、180°間隔で一対設けられており、センサチュー
ブ7,8の延在方向であるX方向に貫通された孔30a
が設けられている。
【0041】31は回動防止ピン(規制部)で、蓋部材
24より収納室26内に突出してX方向に延在してい
る。また、回動防止ピン31は、180°間隔で一対設
けられており、回動防止部材30の孔30aに摺動自在
に挿入される。また、回動防止ピン31の先端に設けら
れた溝31aには、ゴム製のOリング32が嵌合してい
る。このOリング32は、回動防止ピン31の外径より
も大径であり、回動防止部材30の孔30aの内壁に密
着し、孔30aと溝31aとの間で圧縮される。
【0042】また、回動防止ピン31は孔30aの内径
より小径であり、孔30aには遊嵌状態で挿入される。
そのため、回動防止ピン31はOリング32を介して回
動防止部材30の孔30aに係合しており、孔30aと
は非接触状態でセンサチューブ7,8の回転を規制する
ように取り付けられている。
【0043】このように回動防止ピン31が孔30aの
内壁に当接するのではなく、Oリング32を介して孔3
0aに係合するため、Oリング32の弾性により振動が
吸収され、回動防止部材30と回動防止ピン31との間
で振動が伝播することを防止できる。そのため、センサ
チューブ7,8の振動が弾性回転防止機構29により遮
断され、振動が弾性回転防止機構29を介してケーシン
グ2等に伝播することが防止される。
【0044】弾性回転防止機構29は、回動防止部材3
0と、回動防止ピン31と、Oリング32とにより構成
されており、回動防止ピン31が回動防止部材30の孔
30aに挿入されることにより蓋部材24と流入側マニ
ホールド6との相対回転が規制され、例えセンサチュー
ブ7,8に回転方向の力が作用しても摺動部6aを軸と
して回転することが阻止される。
【0045】そのため、加振器14及びピックアップ1
5,16に接続されたリード線(図示せず)が無理に引
っ張られることが防止されて加振器14及びピックアッ
プ15,16に不要な力が作用することがなく、計測誤
差の発生を抑制できる。さらに、センサチューブ7,8
の振動が弾性回転防止機構29の摺動部分を介してケー
シング2や配管に接続されるフランジ5aに伝播するこ
とがないため、配管の接続状態が変化することもなく、
あるいはケーシング2やフランジ5aが振動しないよう
に押さえた場合でも、センサチューブ7,8の振動数が
変化したり、流量計測のゼロ点が変動してしまうことを
防止できる。
【0046】また、配管振動等の外部振動がフランジ5
aに伝わっても、外部振動が外乱として弾性回転防止機
構29の摺動部分を介してセンサチューブ7,8に伝播
することがなく、これによりセンサチューブ7,8の振
動数が変化したり、流量計測のゼロ点が変動してしまう
ことを防止できる。
【0047】尚、流出側マニホールド9においても、上
記流入側マニホールド6の場合と同様に弾性回転防止機
構29により回転が防止されると共に、Oリング32の
弾性により振動が遮断される。また、蓋部材24,25
と回動防止部材30との間には、ゴム製のOリング33
が介在している。このOリング33は、マニホールド
6,9が摺動して蓋部材24,25に近接した際、蓋部
材24,25と回動防止部材30との間で圧縮されて両
部材間の衝撃を吸収する。
【0048】流量計測時には、流入側マニホールド6の
摺動部6aが流体圧力により下流側に押圧されるため、
センサチューブ7,8及びマニホールド6,9の組立体
は、下流側に摺動変位する。そのため、流出側マニホー
ルド9の回動防止部材30が蓋部材25に当接する方向
に変位するが、上記Oリング33の弾性による摺動動作
時の衝撃が吸収され、センサチューブ7,8や加振器1
4、ピックアップ15,16に衝撃が伝播することが防
止され、マニホールド6,9の摺動動作によりセンサチ
ューブ7,8に不要な応力が作用したり、加振器14、
ピックアップ15,16の取付位置がずれたりすること
を防止できる。
【0049】従って、上記Oリング33は、マニホール
ド6,9の摺動動作時の振動や衝撃を吸収する緩衝機構
34を形成する。そして、支持機構13は、上記移動動
作機構27と、弾性回転防止機構29と、緩衝機構34
とから構成されている。図3及び図4に本発明の第2実
施例を示す。
【0050】尚、図3は質量流量計41の構成を示す縦
断面図であり、図4は流入側の支持機構を拡大して示す
縦断面図である。また、図3,図4において、上記第1
実施例と同一部分には同一符号を付してその説明を省略
する。質量流量計41の支持機構42は、上記移動動作
機構27と、弾性回転防止機構43と、緩衝機構44と
から構成されている。
【0051】弾性回転防止機構43は、回動防止部材3
0の端部30bと、ケーシング2の内壁より突出した係
止部45と、回動防止部材30の端部30bと係止部4
5との間を連結する一対の弾性板46と、よりなる。弾
性板46は、両端がリベット47により回動防止部材3
0の端部30b及び係止部45に固定されている。
【0052】センサチューブ7,8に回転方向の力が作
用した場合には、180度間隔で放射状に配設された一
対の弾性板46によりマニホールド6,9の回動が阻止
される。また、弾性板46はゴム製で弾性を有するた
め、振動を遮断することができ、センサチューブ7,8
の振動がケーシング2に伝播することを防止すると共
に、外部振動がケーシング2からセンサチューブ7,8
に伝播することを防止する。
【0053】また、緩衝機構44は、マニホールド6,
9の回動防止部材(突出部)30と蓋部材24,25と
の間に介在するように設けられたコイルスプリング48
よりなる。このコイルスプリング48は、上記のように
流体圧力によりマニホールド6,9が摺動動作する際に
回動防止部材30により圧縮されてX方向の振動や衝撃
を吸収する。
【0054】従って、ベローズを組み込んだ構成のもの
のように肉厚に関係なくセンサチューブ7,8を押圧す
るばね定数を変えることができ、高圧流体を計測する場
合でもセンサチューブ7,8に過大な力が作用すること
がなく、被測流体の圧力によりセンサチューブ7,8の
振動特性が変動してしまうことが防止される。
【0055】また、サイズの小さい小口径の質量流量計
の場合、ベローズを使用することが難しいが、上記のよ
うにコイルスプリング48でマニホールド6,9を押圧
する緩衝機構44であれば小口径の質量流量計にも組み
込むことができる。尚、マニホールド6,9が摺動動作
する際は、弾性板46が撓むため、センサチューブ7,
8の伸縮及びマニホールド6,9が摺動動作を妨げるこ
とはない。
【0056】従って、質量流量計41の支持機構42に
おいても、ケーシング2の内壁とマニホールド6,9と
を弾力的に連結する弾性板46により上記第1実施例と
同様にセンサチューブ7,8及びマニホールド6,9の
回動を防止できると共に、センサチューブ7,8の振動
が外部にもれたり、あるいは外部振動がセンサチューブ
7,8に伝播されることを防止できる。
【0057】本実施例では、コイルスプリング48がマ
ニホールド6,9に設けられた回動防止部材30を押圧
する構成としたが、これに限らず、コイルスプリング4
8がセンサチューブ7,8に設けられた突出部を押圧す
る構成としても良い。また、上記説明では、流入側の支
持機構42について説明したが、流出側においても同様
な構成とされた支持機構42が設けられているが、その
説明は省略する。
【0058】図5は本発明の第3実施例の要部を拡大し
て示す縦断面図である。尚、図5において、上記第1実
施例と同一部分には同一符号を付してその説明を省略す
る。支持機構51は、上記移動動作機構27と、弾性回
転防止機構52と、緩衝機構53とから構成されてい
る。また、ケーシング本体23の開口23aを閉蓋する
ように固着された蓋部材24は流入管5と別体に設けら
れており、流入管5はフランジ5dが蓋部材24の端面
に当接させた状態で取付ボルト54により固着されてい
る。そして、流入管5はフランジ5dの端面から突出す
る環状突部5eを有し、この環状突部5eが蓋部材24
の中央部を貫通する摺動孔24a内に嵌合されている。
【0059】移動動作機構27は、マニホールド6の摺
動部6aが蓋部材24の摺動孔24a内に挿入されてお
り、センサチューブ7,8が伸縮したときに摺動部6a
が蓋部材24の摺動孔24a内を摺動することによりセ
ンサチューブ7,8の伸縮を吸収するようになってい
る。
【0060】また、蓋部材24の端面にはフランジ5d
との間をシールするOリング55が設けられ、蓋部材2
4の摺動孔24aの内周には摺動部6aの外周との間を
シールするOリング56が設けられている。これらのO
リング55,56の材質としては、被測流体の種類に応
じて例えばフッ素ゴム、フッ素樹脂等を選択する。
【0061】弾性回転防止機構52は、マニホールド6
の外周より半径方向に突出する回動防止部材30と、蓋
部材24より収納室26内に突出してX方向に延在する
回動防止ピン31とからなる。回動防止部材30の先端
には、センサチューブ7,8の延在方向であるX方向に
貫通された孔30aが設けられており、孔30aの内壁
にはOリング32が埋設されるOリング溝30bが設け
られている。
【0062】Oリング32は、孔30aの内径よりも小
径であり、回動防止ピン31の外周に嵌合して、回動防
止ピン31の外周とOリング溝30bとの間で圧縮され
る。また、回動防止ピン31は孔30aの内径より小径
であり、孔30aには遊嵌状態で挿入される。そのた
め、回動防止ピン31はOリング32を介して回動防止
部材30の孔30aに係合してセンサチューブ7,8の
回転を規制するように取り付けられており、且つOリン
グ32の弾性により回動防止部材30と回動防止ピン3
1との間で振動が伝播することを防止できる。
【0063】また、緩衝機構53は、上記蓋部材24の
摺動孔24a内に挿入されたマニホールド6の摺動部6
aとフランジ5dの環状突部5eとの間に介在するコイ
ルスプリング57よりなる。このコイルスプリング57
は、流体圧力によりマニホールド6,9が摺動動作する
際に圧縮されてX方向の振動や衝撃を吸収する。
【0064】コイルスプリング57は、被測流体に接す
るため、耐蝕性を有するセンサチューブ7,8と同一材
質(例えばSUS316等のステンレス材)により形成
されている。また、本実施例では、コイルスプリング5
7が外部に露出しない構成であるので、コンパクトな構
成になっている。
【0065】また、本実施例においても上記第2実施例
と同様にベローズを組み込んだ構成のもののように肉厚
に関係なくセンサチューブ7,8を押圧するばね定数を
変えることができ、高圧流体を計測する場合でもセンサ
チューブ7,8に過大な力が作用することがなく、被測
流体の圧力によりセンサチューブ7,8の振動特性が変
動してしまうことを防止できる。
【0066】また、サイズの小さい小口径の質量流量計
の場合、ベローズを使用することが難しいが、本実施例
のように流路途中に内蔵されたコイルスプリング57で
マニホールド6,9を押圧する緩衝機構53であれば小
口径の質量流量計にも組み込むことができる。
【0067】尚、本実施例では、コイルスプリング57
がマニホールド6を押圧する構成としたが、これに限ら
ず、センサチューブ7,8を直接押圧するようにコイル
スプリング57を流路途中に設ける構成としても良いの
は勿論である。また、上記説明では、流入側の支持機構
51について説明したが、流出側においても同様な構成
とされた支持機構51が設けられているが、その説明は
省略する。
【0068】図6は本発明の第4実施例の要部を拡大し
て示す縦断面図である。尚、図6において、上記第3実
施例と同一部分には同一符号を付してその説明を省略す
る。支持機構61は、上記移動動作機構27と、弾性回
転防止機構52と、緩衝機構62とから構成されてい
る。また、ケーシング本体23の開口23aを閉蓋する
ように固着された蓋部材24は流入管5と別体に設けら
れており、流入管5はフランジ5dが蓋部材24の端面
に当接させた状態で取付ボルト54により固着されてい
る。そして、マニホールド6の摺動部6aは蓋部材24
の中央部を貫通する摺動孔24a内に摺動自在に挿入さ
れている。
【0069】従って、移動動作機構27は、センサチュ
ーブ7,8が伸縮したときに摺動部6aが蓋部材24の
摺動孔24a内を摺動することによりセンサチューブ
7,8の伸縮を吸収するようになっている。また、流入
管5はフランジ5dの端面から突出する環状突部5eを
有し、この環状突部5eはマニホールド6の摺動部6a
内に形成された通路6bに挿入されている。環状突部5
eの外周に摺動可能に嵌合する摺動部6aの通路6b内
周には、環状突部5eの外周との間をシールするOリン
グ63が埋設されている。
【0070】このようにマニホールド6の摺動部6aが
蓋部材24の摺動孔24a内に挿入され、摺動部6aの
通路6b内に流入管5の環状突部5eが挿入されている
ので、環状突部5eのつけ根部分の外周には蓋部材24
の摺動孔24a内周及びマニホールド6の摺動部6aの
端面により画成された空間64が設けられている。この
Oリング63により通路6b内周と環状突部5eの外周
との間がシールされているので、空間64内には被測流
体が流入しないようになっている。
【0071】また、空間64内には、環状突部5eのつ
け根部分に巻装されたコイルスプリング65が介在して
いる。すなわち、コイルスプリング65は、流入管5は
フランジ5dとマニホールド6の摺動部6aの端面との
間で圧縮された状態に設けられている。
【0072】上記緩衝機構62は、上記空間64内に設
けられたコイルスプリング65よりなり、このコイルス
プリング65がX方向に伸縮することにより、流体圧力
でマニホールド6が摺動動作する際のX方向の振動や衝
撃を吸収する。コイルスプリング65は、被測流体に接
しないため、耐蝕性を考慮せずに材質を選択することが
でき、しかも被測流体の流速の影響を受けずに安定した
バネ力でマニホールド6を押圧することができる。ま
た、本実施例では、コイルスプリング65が上記空間6
4内に収納されて外部に露出しない構成であるので、コ
ンパクトな構成になっている。
【0073】また、本実施例においても上記第2実施例
及び第3実施例と同様にベローズを組み込んだ構成のも
ののように肉厚に関係なくセンサチューブ7,8を押圧
するばね定数を変えることができ、高圧流体を計測する
場合でもセンサチューブ7,8に過大な力が作用するこ
とがなく、被測流体の圧力によりセンサチューブ7,8
の振動特性が変動してしまうことを防止できる。
【0074】また、サイズの小さい小口径の質量流量計
の場合、ベローズを使用することが難しいが、本実施例
のように流路途中に内蔵されたコイルスプリング65で
マニホールド6,9を押圧する緩衝機構62であれば小
口径の質量流量計にも組み込むことができる。
【0075】尚、本実施例では、コイルスプリング65
がマニホールド6を押圧する構成としたが、これに限ら
ず、センサチューブ7,8を直接押圧するようにコイル
スプリング65を流路途中に設ける構成としても良いの
は勿論である。また、上記説明では、流入側の支持機構
61について説明したが、流出側においても同様な構成
とされた支持機構61が設けられているが、その説明は
省略する。
【0076】尚、上記各実施例では、一対のセンサチュ
ーブ7,8が平行に配設された構成を一例として説明し
たが、これに限らず、例えば1本のセンサチューブを有
する構成にも本発明が適用できるのは言うまでもない。
【0077】
【発明の効果】上述の如く、上記請求項1によれば、移
動動作機構によりセンサチューブを長手方向に移動可能
に支持すると共に振動の伝達を遮断し、回転防止機構に
よりセンサチューブの回転を防止して計測特性が変動す
ることを防止できる。そのため、加振器及びピックアッ
プに接続されたリード線が無理に引っ張られることが防
止されて加振器及びピックアップに不要な力が作用する
ことがなく、これによる計測誤差の発生を抑制できる。
さらに、弾性部材により回転防止機構における振動の伝
達を遮断するため、回転防止部分における振動伝播を遮
断してセンサチューブの振動が外部にもれたり、外部振
動がセンサチューブに伝播することを防止できる。その
ため、センサチューブの振動数が変化したり、流量計測
のゼロ点が変動してしまうことを防止でき、その結果計
測精度をより一層高めることができる。
【0078】また、請求項2によれば、センサチューブ
の端部又はセンサチューブに連通された管路が長手方向
に摺動可能とされ、且つ附勢部材によりセンサチューブ
を長手方向に附勢するため、センサチューブを長手方向
に移動可能に支持すると共に振動の伝達を遮断すること
ができる。
【0079】また、請求項3によれば、附勢部材がセン
サチューブ又はマニホールドの突出部を附勢するため、
外部振動が附勢部材により吸収されセンサチューブに外
部振動が伝播することを防止できる。そのため、ベロー
ズを組み込んだ構成のもののように肉厚に関係なくセン
サチューブを押圧するばね定数を変えることができ、高
圧流体を計測する場合でもセンサチューブに過大な力が
作用することがなく、被測流体の圧力によりセンサチュ
ーブの振動特性が変動してしまうことを防止できる。
【0080】また、請求項4によれば、附勢部材が摺動
孔内に設けられているので、外部振動が附勢部材により
吸収されセンサチューブに外部振動が伝播することを防
止できると共に、コンパクトな構成にできる。そのた
め、サイズの小さいものではベローズを使用することが
難しいが、附勢部材を摺動孔内に設けることにより小口
径のものにも組み込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる振動式測定装置の第1実施例が適
用された質量流量計の縦断面図である。
【図2】流入側の支持機構を拡大して示す縦断面図であ
る。
【図3】本発明の第2実施例を示す縦断面図である。
【図4】第2実施例の支持機構を拡大して示す縦断面図
である。
【図5】第3実施例の支持機構を拡大して示す縦断面図
である。
【図6】第4実施例の支持機構を拡大して示す縦断面図
である。
【符号の説明】
1,41 質量流量計 2 ケーシング 5 流入管 6 流入側マニホールド 7,8 センサチューブ 9 流出側マニホールド 10 流出管 13,42,51,61 支持機構 14 加振器 15,16 ピックアップ 28,32,33 Oリング 29,43 弾性回転防止機構 30 回動防止部材 31 回動防止ピン 34,44,53,62 緩衝機構 45 係止部 46 弾性板 48,57,65 コイルスプリング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測流体が流れるセンサチューブを加振
    器により振動させると共に、ピックアップにより該セン
    サチューブの変位を検出する振動式測定装置において、 前記センサチューブを長手方向に移動可能に支持し、か
    つ、振動の伝達を遮断する移動動作機構と、 前記センサチューブの長手方向を軸とする回転を防止す
    る回転防止機構と、 前記回転防止機構に設けられ振動の伝達を遮断する弾性
    部材と、 を備えてなることを特徴とする振動式測定装置。
  2. 【請求項2】 前記移動動作機構は、前記センサチュー
    ブの端部又は前記センサチューブに連通された管路が長
    手方向に摺動可能に挿入される摺動孔を有し、前記セン
    サチューブを長手方向から押圧するように設けられた附
    勢部材とからなることを特徴とする請求項1の振動式測
    定装置。
  3. 【請求項3】 前記回転防止機構は、前記センサチュー
    ブ又はセンサチューブが連通されたマニホールドより半
    径方向に突出する突出部と、該突出部に係合して回転方
    向の動きを規制する規制部とからなり、 前記附勢部材は、前記突出部を附勢するように設けられ
    たことを特徴とする請求項2の振動式測定装置。
  4. 【請求項4】 前記附勢部材は、前記摺動孔内に設けら
    れ、前記摺動孔に挿入された前記センサチューブの端部
    又は前記センサチューブに連通された管路を附勢するよ
    うに設けられたことを特徴とする請求項2の振動式測定
    装置。
JP27315395A 1995-03-30 1995-10-20 振動式測定装置 Pending JPH08327424A (ja)

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JP27315395A JPH08327424A (ja) 1995-03-30 1995-10-20 振動式測定装置

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JP7393995 1995-03-30
JP7-73939 1995-03-30
JP27315395A JPH08327424A (ja) 1995-03-30 1995-10-20 振動式測定装置

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ID=26415081

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999063309A1 (fr) * 1998-05-29 1999-12-09 Oval Corporation Debitmetre massique de type coriolis

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999063309A1 (fr) * 1998-05-29 1999-12-09 Oval Corporation Debitmetre massique de type coriolis
AU731518B2 (en) * 1998-05-29 2001-03-29 Oval Corporation Coriolis mass flow meter
CN100397047C (zh) * 1998-05-29 2008-06-25 株式会社奥巴尔 科里奥利质量流量计

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