JPH08326440A - 引き戸装置 - Google Patents
引き戸装置Info
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- JPH08326440A JPH08326440A JP13308395A JP13308395A JPH08326440A JP H08326440 A JPH08326440 A JP H08326440A JP 13308395 A JP13308395 A JP 13308395A JP 13308395 A JP13308395 A JP 13308395A JP H08326440 A JPH08326440 A JP H08326440A
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- sliding door
- sliding
- sill
- sealing material
- door device
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- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 敷居と引き戸の下端部との間の防水を確実に
行うことができる引き戸装置を提供する。 【構成】 引き戸１と、この引き戸１をスライド自在に
収容する引き戸収容枠４と、この引き戸収容枠４内の上
部に左右に連架して水平に設けられたレール６と、この
レール６上に沿ってスライドし、引き戸１を上方から吊
持する複数の吊り車７とを備えてなる引き戸装置におい
て、引き戸収容枠４の下枠部を構成する敷居２の上面長
手方向に凹溝21を形成するとともに、この敷居２と対向
する引き戸１の下端部に凹溝21に嵌入する凸条11を形成
し、且つこの凹溝21又は凸条11の少なくともいずれか一
方の表面に弾性シール材を貼設し、一方、レール６に、
引き戸１が閉まる直前に吊り車７が落ち込む凹所61を設
けて、吊り車７が凹所61に落ち込むと、引き戸１が閉ま
ると同時に自重で敷居２上に落下して凹溝21に対して凸
条11が弾性シール材を介して嵌入するようにした。
行うことができる引き戸装置を提供する。 【構成】 引き戸１と、この引き戸１をスライド自在に
収容する引き戸収容枠４と、この引き戸収容枠４内の上
部に左右に連架して水平に設けられたレール６と、この
レール６上に沿ってスライドし、引き戸１を上方から吊
持する複数の吊り車７とを備えてなる引き戸装置におい
て、引き戸収容枠４の下枠部を構成する敷居２の上面長
手方向に凹溝21を形成するとともに、この敷居２と対向
する引き戸１の下端部に凹溝21に嵌入する凸条11を形成
し、且つこの凹溝21又は凸条11の少なくともいずれか一
方の表面に弾性シール材を貼設し、一方、レール６に、
引き戸１が閉まる直前に吊り車７が落ち込む凹所61を設
けて、吊り車７が凹所61に落ち込むと、引き戸１が閉ま
ると同時に自重で敷居２上に落下して凹溝21に対して凸
条11が弾性シール材を介して嵌入するようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、引き戸装置に関するも
のである。
のである。
【０００２】
【従来の技術】従来、図５（ａ）（ｂ）に示す如く、引
き戸１と、この引き戸１をスライド自在に収容する引き
戸収容枠４と、この引き戸収容枠４内の上部に左右に連
架して水平に設けられたレール６と、このレール６上に
沿ってスライドし、引き戸１を上方から吊持する複数の
吊り車７とからなる引き戸装置がある。
き戸１と、この引き戸１をスライド自在に収容する引き
戸収容枠４と、この引き戸収容枠４内の上部に左右に連
架して水平に設けられたレール６と、このレール６上に
沿ってスライドし、引き戸１を上方から吊持する複数の
吊り車７とからなる引き戸装置がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の如き
従来の引き戸装置を、浴室など、床８に水が溢れること
のある空間の出入口に採用するにあたっては、引き戸収
容枠４の下枠を構成する敷居２と引き戸１の下端部との
間に隙間があるために、この隙間からの漏水を防止する
ための防水処置を施す必要がある。従来では、一般的な
出入口の防水手段の一つとして段差を大きくとることが
行われており、この場合、浴室等の床８と敷居２との段
差を大きくすると防水性が向上するものである。しかし
ながら、床８と敷居２との段差を大きくすると、躓きや
すくなって危険であり、出入りの障害となるという欠点
があった。これに対し、段差を大きくすることなく水切
りを行って防水をする手段として、敷居２に簀の子を用
いるという方法があるが、この場合、簀の子にゴミ等が
溜まりやすく、掃除に手間がかかるという欠点があっ
た。また、上記いずれの手法にあっても、敷居２と引き
戸１の下端部との間の隙間を埋めるものではなく、防水
は確実なものではなかった。
従来の引き戸装置を、浴室など、床８に水が溢れること
のある空間の出入口に採用するにあたっては、引き戸収
容枠４の下枠を構成する敷居２と引き戸１の下端部との
間に隙間があるために、この隙間からの漏水を防止する
ための防水処置を施す必要がある。従来では、一般的な
出入口の防水手段の一つとして段差を大きくとることが
行われており、この場合、浴室等の床８と敷居２との段
差を大きくすると防水性が向上するものである。しかし
ながら、床８と敷居２との段差を大きくすると、躓きや
すくなって危険であり、出入りの障害となるという欠点
があった。これに対し、段差を大きくすることなく水切
りを行って防水をする手段として、敷居２に簀の子を用
いるという方法があるが、この場合、簀の子にゴミ等が
溜まりやすく、掃除に手間がかかるという欠点があっ
た。また、上記いずれの手法にあっても、敷居２と引き
戸１の下端部との間の隙間を埋めるものではなく、防水
は確実なものではなかった。
【０００４】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、敷居と引き戸の下端部との間の防水を確実に行う
ことができる引き戸装置を提供するものである。
ので、敷居と引き戸の下端部との間の防水を確実に行う
ことができる引き戸装置を提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１に係る引き戸装
置は、引き戸１と、この引き戸１をスライド自在に収容
する引き戸収容枠４と、この引き戸収容枠４内の上部に
左右に連架して水平に設けられたレール６と、このレー
ル６上に沿ってスライドし、引き戸１を上方から吊持す
る複数の吊り車７とを備えてなる引き戸装置において、
引き戸収容枠４の下枠部を構成する敷居２の上面長手方
向に凹溝２１を形成するとともに、この敷居２と対向す
る引き戸１の下端部に凹溝２１に嵌入する凸条１１を形
成し、且つこの凹溝２１又は凸条１１の少なくともいず
れか一方の表面に弾性シール材を貼設し、一方、レール
６に、引き戸１が閉まる直前に吊り車７が落ち込む凹所
６１を設けて、吊り車７が凹所６１に落ち込むと、引き
戸１が閉まると同時に自重で敷居２上に落下して凹溝２
１に対して凸条１１が弾性シール材を介して嵌入するよ
うにしたことを特徴とするものである。
置は、引き戸１と、この引き戸１をスライド自在に収容
する引き戸収容枠４と、この引き戸収容枠４内の上部に
左右に連架して水平に設けられたレール６と、このレー
ル６上に沿ってスライドし、引き戸１を上方から吊持す
る複数の吊り車７とを備えてなる引き戸装置において、
引き戸収容枠４の下枠部を構成する敷居２の上面長手方
向に凹溝２１を形成するとともに、この敷居２と対向す
る引き戸１の下端部に凹溝２１に嵌入する凸条１１を形
成し、且つこの凹溝２１又は凸条１１の少なくともいず
れか一方の表面に弾性シール材を貼設し、一方、レール
６に、引き戸１が閉まる直前に吊り車７が落ち込む凹所
６１を設けて、吊り車７が凹所６１に落ち込むと、引き
戸１が閉まると同時に自重で敷居２上に落下して凹溝２
１に対して凸条１１が弾性シール材を介して嵌入するよ
うにしたことを特徴とするものである。
【０００６】請求項２に係る引き戸装置は、請求項１記
載の引き戸装置において、凹溝２１及び凸条１１が略Ｖ
型に形成されていることを特徴とするものである。
載の引き戸装置において、凹溝２１及び凸条１１が略Ｖ
型に形成されていることを特徴とするものである。
【０００７】請求項３に係る引き戸装置は、請求項１又
は請求項２記載の引き戸装置において、引き戸収容枠４
の縦枠部３又はこの縦枠部３と対向する引き戸１の側端
部の少なくともいずれか一方に、弾性シール材が設けら
れていることを特徴とするものである。
は請求項２記載の引き戸装置において、引き戸収容枠４
の縦枠部３又はこの縦枠部３と対向する引き戸１の側端
部の少なくともいずれか一方に、弾性シール材が設けら
れていることを特徴とするものである。
【０００８】請求項４に係る引き戸装置は、請求項１乃
至請求項３いずれか記載の引き戸装置において、引き戸
収容枠４の側方に引き戸１と平行な袖壁５が設けられて
おり、引き戸１を閉じた際に引き戸１と袖壁５の互いに
重なり対向する部分の側面のいずれか一方に、引き戸１
と袖壁５との間を密閉する摺動可能な弾性シール材が設
けられていることを特徴とするものである。
至請求項３いずれか記載の引き戸装置において、引き戸
収容枠４の側方に引き戸１と平行な袖壁５が設けられて
おり、引き戸１を閉じた際に引き戸１と袖壁５の互いに
重なり対向する部分の側面のいずれか一方に、引き戸１
と袖壁５との間を密閉する摺動可能な弾性シール材が設
けられていることを特徴とするものである。
【０００９】請求項５に係る引き戸装置は、請求項１乃
至請求項４いずれか記載の引き戸装置において、引き戸
収容枠４が複数の引き戸１を収容し、これらの引き戸１
によって閉鎖されるものであって、閉鎖した状態におけ
る引き戸１，１の互いに重なり対向する部分の側面のい
ずれか一方に引き戸１，１間を密閉する摺動可能な弾性
シール材が設けられていることを特徴とするものであ
る。
至請求項４いずれか記載の引き戸装置において、引き戸
収容枠４が複数の引き戸１を収容し、これらの引き戸１
によって閉鎖されるものであって、閉鎖した状態におけ
る引き戸１，１の互いに重なり対向する部分の側面のい
ずれか一方に引き戸１，１間を密閉する摺動可能な弾性
シール材が設けられていることを特徴とするものであ
る。
【００１０】
【作用】請求項１に係る引き戸装置によると、引き戸１
をスライドさせて閉めると、閉まる直前に吊り車７がレ
ール６の凹所６１に落ち込み、同時に引き戸１が自重で
敷居２上に落下し、凹溝２１と凸条１１とが弾性シール
材を介して嵌合し、敷居２と引き戸１の下端部との間が
弾性シール材によりシールされる。したがって、浴室な
ど、床面に水が溢れることのある空間の出入口に該引き
戸装置を採用するにあたって、敷居２と引き戸１の下端
部との間において、確実な防水効果が得られる。さらに
この場合、引き戸１の自重により確実な押し付け圧が得
られ、凹溝２１と凸条１１との間における弾性シール材
のシール性も良好となる。また、敷居２の床からの段差
の大きさに関係なく防水効果を奏するので、出入りの障
害とはならず、しかも、凹溝２１と凸条１１とが嵌合す
るという簡単な構造によるので、掃除もしやすい。
をスライドさせて閉めると、閉まる直前に吊り車７がレ
ール６の凹所６１に落ち込み、同時に引き戸１が自重で
敷居２上に落下し、凹溝２１と凸条１１とが弾性シール
材を介して嵌合し、敷居２と引き戸１の下端部との間が
弾性シール材によりシールされる。したがって、浴室な
ど、床面に水が溢れることのある空間の出入口に該引き
戸装置を採用するにあたって、敷居２と引き戸１の下端
部との間において、確実な防水効果が得られる。さらに
この場合、引き戸１の自重により確実な押し付け圧が得
られ、凹溝２１と凸条１１との間における弾性シール材
のシール性も良好となる。また、敷居２の床からの段差
の大きさに関係なく防水効果を奏するので、出入りの障
害とはならず、しかも、凹溝２１と凸条１１とが嵌合す
るという簡単な構造によるので、掃除もしやすい。
【００１１】請求項２に係る引き戸装置によると、請求
項１記載の引き戸装置において、凹溝２１及び凸条１１
が略Ｖ型に形成されているので、凹溝２１に凸条１１が
抵抗無く嵌合する。
項１記載の引き戸装置において、凹溝２１及び凸条１１
が略Ｖ型に形成されているので、凹溝２１に凸条１１が
抵抗無く嵌合する。
【００１２】請求項３に係る引き戸装置によると、請求
項１又は請求項２記載の引き戸装置において、引き戸収
容枠４の縦枠部３又はこの縦枠部３と対向する引き戸１
の側端部の少なくともいずれか一方に弾性シール材が設
けられているので、引き戸１の側端部と縦枠部３との間
の防水性も確保される。
項１又は請求項２記載の引き戸装置において、引き戸収
容枠４の縦枠部３又はこの縦枠部３と対向する引き戸１
の側端部の少なくともいずれか一方に弾性シール材が設
けられているので、引き戸１の側端部と縦枠部３との間
の防水性も確保される。
【００１３】請求項４に係る引き戸装置によると、請求
項１乃至請求項３いずれか記載の引き戸装置において、
引き戸収容枠４の側方に引き戸１と平行な袖壁５が設け
られている場合に、引き戸１を閉じた際に引き戸１と袖
壁５の互いに重なり対向する部分の側面のいずれか一方
に、引き戸１と袖壁５との間を密閉する摺動可能な弾性
シール材が設けられているので、引き戸１と袖壁５との
間の防水性が確保される。
項１乃至請求項３いずれか記載の引き戸装置において、
引き戸収容枠４の側方に引き戸１と平行な袖壁５が設け
られている場合に、引き戸１を閉じた際に引き戸１と袖
壁５の互いに重なり対向する部分の側面のいずれか一方
に、引き戸１と袖壁５との間を密閉する摺動可能な弾性
シール材が設けられているので、引き戸１と袖壁５との
間の防水性が確保される。
【００１４】請求項５に係る引き戸装置によると、請求
項１乃至請求項４いずれか記載の引き戸装置において、
引き戸収容枠４が複数の引き戸１を収容し、これらの引
き戸１によって閉鎖されるものである場合に、閉鎖した
状態における引き戸１，１の互いに重なり対向する部分
の側面のいずれか一方に引き戸１，１間を密閉する摺動
可能な弾性シール材が設けられているので、引き戸１，
１間の防水性が確保される。
項１乃至請求項４いずれか記載の引き戸装置において、
引き戸収容枠４が複数の引き戸１を収容し、これらの引
き戸１によって閉鎖されるものである場合に、閉鎖した
状態における引き戸１，１の互いに重なり対向する部分
の側面のいずれか一方に引き戸１，１間を密閉する摺動
可能な弾性シール材が設けられているので、引き戸１，
１間の防水性が確保される。
【００１５】
【実施例】以下、本発明を実施例として示した図面に基
づいて説明する。図１（ａ）は本発明の一実施例に係る
引き戸装置を示す要部断面図であり、（ｂ）は本発明の
一実施例に係る引き戸装置を示す側面図である。図２は
本発明の一実施例に係る引き戸装置を示す上面図であ
る。
づいて説明する。図１（ａ）は本発明の一実施例に係る
引き戸装置を示す要部断面図であり、（ｂ）は本発明の
一実施例に係る引き戸装置を示す側面図である。図２は
本発明の一実施例に係る引き戸装置を示す上面図であ
る。
【００１６】該実施例に係る引き戸装置は、浴室の出入
口に用いられており、図示の如く、引き戸１と、この引
き戸１をスライド自在に収容する引き戸収容枠４と、こ
の引き戸収容枠４内の上部に左右に連架して水平に設け
られたレール６と、このレール６上に沿ってスライド
し、引き戸１を上方から吊持する複数の吊り車７とから
構成されている。該実施例では、一枚の引き戸１をスラ
イド開閉することで出入り可能となるもので、引き戸収
容枠４の側方に引き戸１と平行な袖壁５が設けられてい
る。
口に用いられており、図示の如く、引き戸１と、この引
き戸１をスライド自在に収容する引き戸収容枠４と、こ
の引き戸収容枠４内の上部に左右に連架して水平に設け
られたレール６と、このレール６上に沿ってスライド
し、引き戸１を上方から吊持する複数の吊り車７とから
構成されている。該実施例では、一枚の引き戸１をスラ
イド開閉することで出入り可能となるもので、引き戸収
容枠４の側方に引き戸１と平行な袖壁５が設けられてい
る。
【００１７】引き戸収容枠４の下枠部を構成する敷居２
の上面長手方向には凹溝２１が形成され、一方この敷居
２と対向する引き戸１の下端部には凹溝２１に嵌入する
凸条１１が形成されており、さらにこの凸条１１を含む
引き戸１の下端部には弾性シール材１２が貼設されてい
る。また、レール６には、引き戸１が閉まる直前に吊り
車７が落ち込む凹所６１が設けられており、吊り車７が
凹所６１に落ち込むと、引き戸１が閉まると同時に自重
で敷居２上に落下して凹溝２１に対して凸条１１が弾性
シール材を介して嵌合するようになっている。
の上面長手方向には凹溝２１が形成され、一方この敷居
２と対向する引き戸１の下端部には凹溝２１に嵌入する
凸条１１が形成されており、さらにこの凸条１１を含む
引き戸１の下端部には弾性シール材１２が貼設されてい
る。また、レール６には、引き戸１が閉まる直前に吊り
車７が落ち込む凹所６１が設けられており、吊り車７が
凹所６１に落ち込むと、引き戸１が閉まると同時に自重
で敷居２上に落下して凹溝２１に対して凸条１１が弾性
シール材を介して嵌合するようになっている。
【００１８】該実施例では、凹溝２１及び凸条１１が略
Ｖ型に形成されており、互いに嵌合しやすくなってい
る。また、レール６の凹所６１も傾斜を有して窪むよう
になっており、引き戸１を開ける際には、凹所６１の傾
斜に沿って吊り車７がスライドできるようになってい
る。
Ｖ型に形成されており、互いに嵌合しやすくなってい
る。また、レール６の凹所６１も傾斜を有して窪むよう
になっており、引き戸１を開ける際には、凹所６１の傾
斜に沿って吊り車７がスライドできるようになってい
る。
【００１９】また、引き戸１の閉め方向の側端部には、
弾性シール材１４が貼着されており、引き戸１の側端部
と引き戸収容枠４の縦枠部３との間の防水性が確保され
ている。なお、図３に示す他の実施例に係る引き戸装置
の如く、弾性シール材１４の代わりに、引き戸収容枠４
の縦枠部３に弾性シール材３１を設けるようにしても同
様の効果が得られるものである。
弾性シール材１４が貼着されており、引き戸１の側端部
と引き戸収容枠４の縦枠部３との間の防水性が確保され
ている。なお、図３に示す他の実施例に係る引き戸装置
の如く、弾性シール材１４の代わりに、引き戸収容枠４
の縦枠部３に弾性シール材３１を設けるようにしても同
様の効果が得られるものである。
【００２０】さらに該実施例では、引き戸１を閉じた状
態において、引き戸１の開け方向における袖壁５側の
面、すなわち、袖壁５と重なり対向する部分に、引き戸
１と袖壁５との間を密閉する弾性シール材１３が設けら
れている。この弾性シール材１３は、引き戸１をスライ
ドさせると袖壁５に対して密着しながら摺動可能となっ
ているもので、閉め方向に向かって肉薄となる傾斜を有
していて摺動しやすくなっている。この弾性シール材１
３により、引き戸１と袖壁５との間の防水性が確保され
ている。
態において、引き戸１の開け方向における袖壁５側の
面、すなわち、袖壁５と重なり対向する部分に、引き戸
１と袖壁５との間を密閉する弾性シール材１３が設けら
れている。この弾性シール材１３は、引き戸１をスライ
ドさせると袖壁５に対して密着しながら摺動可能となっ
ているもので、閉め方向に向かって肉薄となる傾斜を有
していて摺動しやすくなっている。この弾性シール材１
３により、引き戸１と袖壁５との間の防水性が確保され
ている。
【００２１】図４は本発明のさらに他の実施例に係る引
き戸装置を示す上面図である。該実施例では、上述の実
施例と略同様の構成となっているが、２枚の引き戸１が
引き戸収容枠４に引き違いできるように平行にして収容
され、これら引き戸１によって出入口が閉鎖されるもの
である点で異なっている。
き戸装置を示す上面図である。該実施例では、上述の実
施例と略同様の構成となっているが、２枚の引き戸１が
引き戸収容枠４に引き違いできるように平行にして収容
され、これら引き戸１によって出入口が閉鎖されるもの
である点で異なっている。
【００２２】ここで、この２枚の引き戸１のうち、出入
口を閉鎖した状態で、縦枠部３に当接する方を引き戸１
ａ、この引き戸１ａと袖壁５の間を閉鎖する方を引き戸
１ｂとすると、敷居２の上面には引き戸１ａ，１ｂにそ
れぞれ対応して凹溝２１ａ，２１ｂが平行に形成されて
いる。また、図示されないが、引き戸収容枠４の上部に
引き戸１ａ，１ｂにそれぞれ対応して平行な２本のレー
ルが設けられている。この２本のレールには、引き戸１
ａ，１ｂが出入口を閉鎖する所定の位置で自重で落下す
るように、凹所がそれぞれ設けられている。
口を閉鎖した状態で、縦枠部３に当接する方を引き戸１
ａ、この引き戸１ａと袖壁５の間を閉鎖する方を引き戸
１ｂとすると、敷居２の上面には引き戸１ａ，１ｂにそ
れぞれ対応して凹溝２１ａ，２１ｂが平行に形成されて
いる。また、図示されないが、引き戸収容枠４の上部に
引き戸１ａ，１ｂにそれぞれ対応して平行な２本のレー
ルが設けられている。この２本のレールには、引き戸１
ａ，１ｂが出入口を閉鎖する所定の位置で自重で落下す
るように、凹所がそれぞれ設けられている。
【００２３】また、引き戸１ａにおける、閉鎖した状態
において引き戸１ａ，１ｂの互いに重なり対向する部分
の側面には、引き戸１ａ，１ｂ間の隙間を密閉する弾性
シール材１３ａが設けられている。一方、引き戸１ｂに
おける、閉鎖した状態において引き戸１ｂと袖壁５との
重なり対向する部分の側面に、引き戸１と袖壁５との間
を密閉する弾性シール材１３が設けられている。これら
弾性シール材１３ａ、１３ｂにより、引き戸１ａ，１ｂ
間および引き戸１ｂと袖壁５との間の防水性が確保され
る。
において引き戸１ａ，１ｂの互いに重なり対向する部分
の側面には、引き戸１ａ，１ｂ間の隙間を密閉する弾性
シール材１３ａが設けられている。一方、引き戸１ｂに
おける、閉鎖した状態において引き戸１ｂと袖壁５との
重なり対向する部分の側面に、引き戸１と袖壁５との間
を密閉する弾性シール材１３が設けられている。これら
弾性シール材１３ａ、１３ｂにより、引き戸１ａ，１ｂ
間および引き戸１ｂと袖壁５との間の防水性が確保され
る。
【００２４】
【発明の効果】請求項１に係る引き戸装置によると、引
き戸１をスライドさせて閉めると、閉まる直前に吊り車
７がレール６の凹所６１に落ち込み、同時に引き戸１が
自重で敷居２上に落下し、凹溝２１と凸条１１とが弾性
シール材を介して嵌合し、敷居２と引き戸１の下端部と
の間が弾性シール材によりシールされる。したがって、
浴室など、床面に水が溢れることのある空間の出入口に
該引き戸装置を採用するにあたって、敷居２と引き戸１
の下端部との間において、確実な防水効果が得られる。
さらにこの場合、引き戸１の自重により確実な押し付け
圧が得られ、凹溝２１と凸条１１との間における弾性シ
ール材のシール性も良好となる。また、敷居２の床から
の段差の大きさに関係なく防水効果を奏するので、出入
りの障害とはならず、しかも、凹溝２１と凸条１１とが
嵌合するという簡単な構造によるので、掃除もしやす
い。
き戸１をスライドさせて閉めると、閉まる直前に吊り車
７がレール６の凹所６１に落ち込み、同時に引き戸１が
自重で敷居２上に落下し、凹溝２１と凸条１１とが弾性
シール材を介して嵌合し、敷居２と引き戸１の下端部と
の間が弾性シール材によりシールされる。したがって、
浴室など、床面に水が溢れることのある空間の出入口に
該引き戸装置を採用するにあたって、敷居２と引き戸１
の下端部との間において、確実な防水効果が得られる。
さらにこの場合、引き戸１の自重により確実な押し付け
圧が得られ、凹溝２１と凸条１１との間における弾性シ
ール材のシール性も良好となる。また、敷居２の床から
の段差の大きさに関係なく防水効果を奏するので、出入
りの障害とはならず、しかも、凹溝２１と凸条１１とが
嵌合するという簡単な構造によるので、掃除もしやす
い。
【００２５】請求項２に係る引き戸装置によると、請求
項１記載の引き戸装置において、凹溝２１及び凸条１１
が略Ｖ型に形成されているので、凹溝２１に凸条１１が
抵抗無く嵌合する。
項１記載の引き戸装置において、凹溝２１及び凸条１１
が略Ｖ型に形成されているので、凹溝２１に凸条１１が
抵抗無く嵌合する。
【００２６】請求項３に係る引き戸装置によると、請求
項１又は請求項２記載の引き戸装置において、引き戸収
容枠４の縦枠部３又はこの縦枠部３と対向する引き戸１
の側端部の少なくともいずれか一方に弾性シール材が設
けられているので、引き戸１の側端部と縦枠部３との間
の防水性も確保される。
項１又は請求項２記載の引き戸装置において、引き戸収
容枠４の縦枠部３又はこの縦枠部３と対向する引き戸１
の側端部の少なくともいずれか一方に弾性シール材が設
けられているので、引き戸１の側端部と縦枠部３との間
の防水性も確保される。
【００２７】請求項４に係る引き戸装置によると、請求
項１乃至請求項３いずれか記載の引き戸装置において、
引き戸収容枠４の側方に引き戸１と平行な袖壁５が設け
られている場合に、引き戸１を閉じた際に引き戸１と袖
壁５の互いに重なり対向する部分の側面のいずれか一方
に、引き戸１と袖壁５との間を密閉する摺動可能な弾性
シール材が設けられているので、引き戸１と袖壁５との
間の防水性が確保される。
項１乃至請求項３いずれか記載の引き戸装置において、
引き戸収容枠４の側方に引き戸１と平行な袖壁５が設け
られている場合に、引き戸１を閉じた際に引き戸１と袖
壁５の互いに重なり対向する部分の側面のいずれか一方
に、引き戸１と袖壁５との間を密閉する摺動可能な弾性
シール材が設けられているので、引き戸１と袖壁５との
間の防水性が確保される。
【００２８】請求項５に係る引き戸装置によると、請求
項１乃至請求項４いずれか記載の引き戸装置において、
引き戸収容枠４が複数の引き戸１を収容し、これらの引
き戸１によって閉鎖されるものである場合に、閉鎖した
状態における引き戸１，１の互いに重なり対向する部分
の側面のいずれか一方に引き戸１，１間を密閉する摺動
可能な弾性シール材が設けられているので、引き戸１，
１間の防水性が確保される。
項１乃至請求項４いずれか記載の引き戸装置において、
引き戸収容枠４が複数の引き戸１を収容し、これらの引
き戸１によって閉鎖されるものである場合に、閉鎖した
状態における引き戸１，１の互いに重なり対向する部分
の側面のいずれか一方に引き戸１，１間を密閉する摺動
可能な弾性シール材が設けられているので、引き戸１，
１間の防水性が確保される。
【図１】（ａ）は本発明の一実施例に係る引き戸装置を
示す要部断面図であり、（ｂ）は本発明の一実施例に係
る引き戸装置を示す側面図である。
示す要部断面図であり、（ｂ）は本発明の一実施例に係
る引き戸装置を示す側面図である。
【図２】本発明の一実施例に係る引き戸装置を示す上面
図である。
図である。
【図３】本発明の他の実施例に係る引き戸装置を示す側
面図である。
面図である。
【図４】本発明のさらに他の実施例に係る引き戸装置を
示す上面図である。
示す上面図である。
【図５】従来の引き戸装置を示す、（ａ）は要部断面図
であり、（ｂ）は側面図である。
であり、（ｂ）は側面図である。
１ 引き戸 ２ 敷居 ４ 引き戸収容部 ６ レール ７ 吊り車 １１ 凸条 １２ 弾性シール材 ２１ 凹溝 ６１ 凹所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松村 浩一 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内
Claims (5)
- 【請求項１】 引き戸１と、この引き戸１をスライド自
在に収容する引き戸収容枠４と、この引き戸収容枠４内
の上部に左右に連架して水平に設けられたレール６と、
このレール６上に沿ってスライドし、引き戸１を上方か
ら吊持する複数の吊り車７とを備えてなる引き戸装置に
おいて、 引き戸収容枠４の下枠部を構成する敷居２の上面長手方
向に凹溝２１を形成するとともに、この敷居２と対向す
る引き戸１の下端部に凹溝２１に嵌入する凸条１１を形
成し、且つこの凹溝２１又は凸条１１の少なくともいず
れか一方の表面に弾性シール材を貼設し、 一方、レール６に、引き戸１が閉まる直前に吊り車７が
落ち込む凹所６１を設けて、吊り車７が凹所６１に落ち
込むと、引き戸１が閉まると同時に自重で敷居２上に落
下して凹溝２１に対して凸条１１が弾性シール材を介し
て嵌入するようにしたことを特徴とする引き戸装置。 - 【請求項２】 凹溝２１及び凸条１１が略Ｖ型に形成さ
れていることを特徴とする請求項１記載の引き戸装置。 - 【請求項３】 引き戸収容枠４の縦枠部３又はこの縦枠
部３と対向する引き戸１の側端部の少なくともいずれか
一方に、弾性シール材が設けられていることを特徴とす
る請求項１又は請求項２記載の引き戸装置。 - 【請求項４】 引き戸収容枠４の側方に引き戸１と平行
な袖壁５が設けられており、引き戸１を閉じた際に引き
戸１と袖壁５の互いに重なり対向する部分の側面のいず
れか一方に、引き戸１と袖壁５との間を密閉する摺動可
能な弾性シール材が設けられていることを特徴とする請
求項１乃至請求項３いずれか記載の引き戸装置。 - 【請求項５】 引き戸収容枠４が複数の引き戸１を収容
し、これらの引き戸１によって閉鎖されるものであっ
て、閉鎖した状態における引き戸１，１の互いに重なり
対向する部分の側面のいずれか一方に引き戸１，１間を
密閉する摺動可能な弾性シール材が設けられていること
を特徴とする請求項１乃至請求項４いずれか記載の引き
戸装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13308395A JPH08326440A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 引き戸装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13308395A JPH08326440A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 引き戸装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08326440A true JPH08326440A (ja) | 1996-12-10 |
Family
ID=15096460
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13308395A Withdrawn JPH08326440A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 引き戸装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08326440A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110645793A (zh) * | 2019-11-15 | 2020-01-03 | 恒天重工股份有限公司 | 适用于烘燥机隔热门的自重安装压紧密封装置 |
-
1995
- 1995-05-31 JP JP13308395A patent/JPH08326440A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110645793A (zh) * | 2019-11-15 | 2020-01-03 | 恒天重工股份有限公司 | 适用于烘燥机隔热门的自重安装压紧密封装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020806 |