JPH0832553A - スペクトル拡散通信装置 - Google Patents

スペクトル拡散通信装置

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JPH0832553A
JPH0832553A JP6167209A JP16720994A JPH0832553A JP H0832553 A JPH0832553 A JP H0832553A JP 6167209 A JP6167209 A JP 6167209A JP 16720994 A JP16720994 A JP 16720994A JP H0832553 A JPH0832553 A JP H0832553A
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JP
Japan
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frequency
outputs
signal
band
nyquist
Prior art date
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Pending
Application number
JP6167209A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Takakusaki
草 木 恵 二 高
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH0832553A publication Critical patent/JPH0832553A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速周波数ホッピングスペクトル拡散変調を
行なう装置において、従来広い周波数帯域を占有してい
た各チップ信号の占有周波数帯域を狭くし、その間に生
じた空き帯域に他の通信回線を収容して周波数利用効率
を向上させる。 【構成】 ホッピングパターン発生器13は、各周波数
スロットに対応したパターンを出力し、これらをナイキ
ストフィルタ14〜17を通してナイキストパルスに整
形する。一方、送信情報信号11をPSK、FSK等の
狭帯域変調器12で変調し、その狭帯域変調信号と各ナ
イキストフィルタ14〜17の出力とを乗算器18〜2
1で乗算した後、それらに各周波数スロットに対応した
周波数のシンセサイザ22〜25の出力を乗算して、そ
れぞれの周波数の片側帯域変調を施してスペクトルをシ
フトし、最後に各信号を加算器30を用いて加算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル移動無線通
信装置において、高速周波数ホッピングスペクトル拡散
変調を行なうスペクトル拡散通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高速周波数ホッピングスペクトル拡散
(以下、FFHSSと略す。)方式は、通常の狭帯域信
号を時間的に細かく切り分けて多くの周波数スロットに
拡散して送信するものである。このようなFFHSS方
式は、ある周波数帯域が干渉波に侵されていたり、周波
数選択性フェージングによって受信電力が落ち込んでい
るような場合、その帯域のみを使用している狭帯域通信
路は、通信不可能になってしまうが、他の周波数帯域に
存在する信号は、それらの障害を免れている場合が多々
あり、多くの周波数帯域に信号を拡散するFFHSS方
式を用いることにより、良質な受信信号を得ることがで
きる。
【0003】図6に示すFFHSS信号の例は、1シン
ボルの信号を4個のチップ信号C1、C2、C3、C4
に切り分け、4本の周波数スロットf1 、f2 、f3
4に拡散する場合を示している。この例では、チップ
周期Tcはシンボル周期Tsの1/4に等しい。
【0004】図7は従来のFFHSS変調器の構成を概
略的に示している。送信情報信号1をPSK、FSK等
の狭帯域変調器2により変調した後、チップ周期ごとに
出力周波数の切り変わるホッピングシンセサイザ3の出
力信号を乗算器4で乗算するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
FFHSS変調器では、ホッピングシンセサイザを用い
て連続した狭帯域信号を切り分けて拡散させるため、各
周波数スロットに現れる各チップ信号C1、C2、C
3、C4は、その立ち上がりと立ち下がりが急峻とな
り、その結果、図8に示すように、各チップ信号C1、
C2、C3、C4のスペクトルは非常に広い周波数帯域
幅を占有し、周波数利用効率の低下を招くという問題が
あった。
【0006】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、周波数利用効率を向上させることのでき
るFFHSS変調器を備えたスペクトル拡散通信装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のスペクトル拡散通信装置におけるFFHS
S変調器は、各周波数スロットに現れるチップ信号の時
間波形をナイキストパルスに整形して狭帯域化する手段
を備えたものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、ナイキストパルスに整形され
たチップ信号は、時間的に前後にサイドローブを持ち、
これらのサイドローブはチップ信号の帯域を狭くするほ
ど大きくなり、隣接するチップ信号に干渉を与えること
になる。しかしながら、移動無線通信環境で通信路が多
重遅延伝搬路となる場合は、チップ信号の元の波形がサ
イドローブを持っていなくても、隣接するチップ信号に
干渉を与えることに変わりはない。そこで、チップ信号
が時間的に隣接するチップに与える干渉は容認するもの
として、スペクトルの狭帯域化を優先することにより、
周波数軸上に新たな空き帯域を生じさせ、それらの空き
帯域に他の通信回線を収容することにより、周波数利用
効率を向上させることができる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例におけるFFHSS
変調器の構成を示すものである。図1において、11は
送信情報信号、12は送信情報信号11を狭帯域に変調
する狭帯域変調器、13はホッピングパターン発生器、
14、15、16、17はホッピングパターン発生器1
3からの出力P1、P2、P3、P4を入力するナイキ
ストフィルタ、18、19、20、21は各ナイキスト
フィルタ14〜17の出力に狭帯域変調器12の出力を
乗算する第1の乗算器、22、23、24、25は各周
波数スロットf1 、f2 、f3 、f4 に対応した周波数
を発生するシンセサイザ、26、27、28、29は各
乗算器18〜21の出力に各シンセサイザ22〜25の
出力を乗算する第2の乗算器、30は各乗算器26〜2
9の出力を加算する加算器である。
【0010】次に上記実施例の動作について説明する。
ホッピングパターン発生器13は、各周波数スロットf
1 、f2 、f3 、f4 に対応したパターンP1、P2、
P3、P4を出力する。これらのパターンの信号波形
は、図2に示すように、ホッピングパターンに応じたイ
ンパルス列であり、これらの信号はすべてディジタル的
に発生される。またサンプリング周波数は、チップ周波
数の4倍から8倍程度とする。チップ周期Tcはシンボ
ル周期Tsの1/4に等しい。
【0011】次に、これらのインパルス列をそれぞれナ
イキストフィルタ14〜17に入力し、図3に示すよう
なナイキストパルス列を発生する。ナイキストフィルタ
14〜17は、ディジタルFIRフィルタを用い、タッ
プ係数を変更することによりチップ信号の帯域の広さを
自由に変えることができる。チップ信号の時間軸上での
サイドローブが大きくなりすぎないように、チップ信号
の帯域は必要以上に狭くしてはならない。
【0012】次に、送信情報信号11をPSK、FSK
等の狭帯域変調器12で変調し、その狭帯域変調信号と
各ナイキストフィルタ14〜17の出力とを、ディジタ
ル乗算用LSIである第1の乗算器18〜21により乗
算する。狭帯域変調信号は、PSK変調の場合は、送信
情報信号11に±1の信号であり、FSK送信機では送
信情報信号に応じた周波数の正弦波である。
【0013】さらに、各乗算器18〜21の出力に、各
周波数スロットに対応した周波数のシンセサイザ22〜
25の出力を第2の乗算器26〜29により乗算して、
それぞれの周波数の片側帯域変調を施してスペクトルを
シフトする。各シンセサイザ22〜25は、ROMテー
ブルからの読み出しによる簡素なディジタルシンセサイ
ザである。
【0014】最後に、加算器30を用いて、各乗算器2
6〜29の出力を加算し、D/A変換を施して出力を得
る。この出力は、その後、RF回路に送出され、搬送波
帯域までアップコンバートされてアンテナから送信され
る。
【0015】以上のように、本実施例によれば、各周波
数に現れるチップ信号の時間波形をナイキストパルスと
することにより、図4に示すように、占有する周波数帯
域の狭いチップ信号を得ることができ、これにより周波
数軸上に新たに空き帯域ができるので、図5に示すよう
に、それらの空き帯域に他の通信回線を収容することに
より高密度のチャネル配置ができ、周波数の利用効率を
向上させることができる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、上記実施例から明らかなよう
に、各周波数スロットに現れるチップ信号の時間波形を
ナイキストパルスに整形して狭帯域化する手段を備えて
いるので、各チップ信号が占有する周波数帯域を狭くす
ることができ、これにより生じた空き帯域に他の通信回
線を収容することにより、周波数の利用効率を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるFFHSS変調器の
構成を示す概略ブロック図
【図2】実施例におけるホッピングパターン発生器の出
力信号の概略波形図
【図3】実施例におけるナイキストフィルタの出力信号
の概略波形図
【図4】実施例における加算器の出力信号の概略波形図
【図5】実施例における高密度にチャネル配置した場合
の概略波形図
【図6】従来例におけるFFHSS信号の概略波形図
【図7】従来例におけるFFHSS変調器の構成を示す
概略ブロック図
【図8】従来例におけるFFHSS信号のパワースペク
トル概略波形図
【符号の説明】
11 送信情報信号 12 狭帯域変調器 13 ホッピングパターン発生器 14、15、16、17 ナイキストフィルタ 18、19、20、21 乗算器 22、23、24、25 シンセサイザ 26、27、28、29 乗算器 30 加算器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各周波数スロットに現れるチップ信号の
    時間波形をナイキストパルスに整形して狭帯域化する手
    段を備えたスペクトル拡散通信装置。
  2. 【請求項2】 送信情報信号を狭帯域に変調する狭帯域
    変調器と、各周波数スロットに対応したパターンを発生
    するホッピングパターン発生器と、前記ホッピングパタ
    ーン発生器からの出力をそれぞれナイキストパルスに整
    形して出力する複数のナイキストフィルタと、前記各ナ
    イキストフィルタの出力に前記狭帯域変調器の出力を乗
    算する複数の第1の乗算器と、前記各周波数スロットに
    対応した周波数を発生する複数のシンセサイザと、前記
    各第1の乗算器の出力にそれぞれ前記各シンセサイザの
    出力を乗算する複数の第2の乗算器と、前記各第2の乗
    算器の出力を加算する加算器とを備えたスペクトル拡散
    通信装置。
JP6167209A 1994-07-19 1994-07-19 スペクトル拡散通信装置 Pending JPH0832553A (ja)

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JP6167209A Pending JPH0832553A (ja) 1994-07-19 1994-07-19 スペクトル拡散通信装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6996157B2 (en) 2000-02-02 2006-02-07 Nec Corporation Pattern generation circuit, multi-path detection circuit employing the same and multi-path detection method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6996157B2 (en) 2000-02-02 2006-02-07 Nec Corporation Pattern generation circuit, multi-path detection circuit employing the same and multi-path detection method

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