JPH08324905A - エレベータ用秤装置の検定装置 - Google Patents

エレベータ用秤装置の検定装置

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JPH08324905A
JPH08324905A JP7132152A JP13215295A JPH08324905A JP H08324905 A JPH08324905 A JP H08324905A JP 7132152 A JP7132152 A JP 7132152A JP 13215295 A JP13215295 A JP 13215295A JP H08324905 A JPH08324905 A JP H08324905A
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JP
Japan
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elevator
load
bolt
support frame
bracket
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Application number
JP7132152A
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English (en)
Inventor
Keiichi Senda
圭一 仙田
Takeyoshi Ando
武喜 安藤
Shoji Yagawa
昌二 矢川
Shohei Ashida
昌平 芦田
Akihiko Numata
明彦 沼田
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Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 正確に秤装置の検定を行なうことができると
共に、床枠や支持枠に美観を損なう穴を形成する必要の
ないエレベータ用秤装置の検定装置を提供する。 【構成】 略C字形のブラケット1の一端に、特殊ナッ
ト1cによってボルト1dと共に移動可能な油圧シリン
ダ2aおよびプランジャ2bとから成る流体圧装置2を
設け、床枠9aと支持枠13a間に設置された防振ゴム
10の真上と真下をブラケット1の他端とプランジャ2
bで挟み込むように配置し、圧力を発生できる油圧ポン
プ6からホース4を介して各負荷発生器20A,20
B,20C,20Dの各油圧シリンダ2aに圧力を作用
させて、各防振ゴム10に負荷を発生させるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は模擬負荷を与えて秤装置
の動作を検定するエレベータ用秤装置の検定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般にエレベータは、図8の正面図に示
すようにエレベータの床枠9cと支持枠13cとの間
に、四隅に配置した防振ゴム10と、中央部に配置した
秤装置12cを有して構成されている。この秤装置12
cは、乗かご15に所定以上の荷重、例えば定員以上の
人間が乗り込むと、防振ゴム10の変位によって作動す
るように設定され、この秤装置12cの性能を維持する
ため動作検定を実施している。
【0003】従来のエレベータ用秤装置の検定は、同図
に示すように乗かご15内に定格積載荷重の110%程
度の実負荷、例えば9人乗りのエレベータでは660キ
ロのおもり16を搬入して実施していた。しかし、おも
り16の輸送や乗かご15内への搬入、搬出作業に多大
な労力を要するだけでなく、おもり16の搬入および搬
出作業中に、乗かご15の側壁や顧客ビルを損傷させた
り、落下による作業者あるいは第三者に危害を及ぼす危
険等があった。
【0004】そこで、これらの危険を回避するために、
図9に示すようなエレベータ用秤装置の検定装置が特公
昭63−13139号公報で提案されている。この検定
装置17は、ブラケット17aの上端を秤装置12cの
近傍に位置する床枠9cの床梁9dに引っかけ、ブラケ
ット17aの下端と支持枠13c間にボルト等の負荷装
置17bを設け、変位計17dで確認しながら負荷装置
17bにより模擬負荷を与えてブラケット17aと支持
枠13c間に離反する力を与え、これによって床枠9c
と支持枠13c間の防振ゴム10を変位させて秤装置1
2cの動作を検定するように構成されていた。また、図
10に示す別の検定装置18は、床枠9cの中央に設け
た穴19にボルト18aを通し、ボルト18aの下端は
支え板18bを介して支持枠13cに連絡し、また上端
は乗りかご15内で支え板18bを介して荷重計18c
を配置した後、ナット18dにより締め付けて構成さ
れ、ナット18dを締めることにより床枠9cと支持枠
13c間の防振ゴム10を変位させて秤装置12cの動
作を検定するように構成されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
エレベータ用秤装置の検定装置は、図9および図10に
示すいずれの場合も、床枠9cと支持枠13cの中央部
に模擬負荷を集中的に加えるため、床枠9cと支持枠1
3cがそれぞれ変位してしまい、実際の床枠9c上の全
体に乗客が乗り込んだ場合とは異なり、秤装置12cの
動作を正確に検定できなかった。また図9に示した検定
装置17は、床枠9cや支持枠13cの形状および寸法
が異なる場合、種類毎に異なる構成にしなければなら
ず、また図10に示す検定装置18も、検定のために床
枠9cおよび支持枠13cの中央部分に美観を損なう穴
19を設ける必要があった。
【0006】本発明の目的とするところは、正確に秤装
置の検定を行なうことができると共に、床枠や支持枠に
美観を損なう穴を形成する必要のないエレベータ用秤装
置の検定装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、エレベータの床枠を複数の弾性体を介して
支持枠に支持し、上記床枠と上記支持枠間に積載荷重を
計量する秤装置を設けて成り、上記各弾性体に変位を与
えて上記秤装置の動作を検定するエレベータ用秤装置の
検定装置において、上記各弾性体の真上および真下に力
の作用点を有して上記各弾性体に変位を与える負荷発生
器をそれぞれ設けたことを特徴とする。
【0008】また本発明は上記目的を達成するために、
エレベータの床枠を複数の弾性体を介して支持枠に支持
し、上記床枠と上記支持枠間に積載荷重を計量する秤装
置を設けて成り、上記各弾性体に変位を与えて上記秤装
置の動作を検定するエレベータ用秤装置の検定装置にお
いて、上記各弾性体の近傍に、共通の流体駆動源によっ
て動作して上記各弾性体にそれぞれ変位を与える流体圧
装置を有する負荷発生器をそれぞれ設けたことを特徴と
する。
【0009】
【作用】本発明によるエレベータ用秤装置の検定装置
は、上述の如く各防振ゴムの真上および真下に力の作用
点を持つ負荷発生器を各防振ゴムごとにそれぞれ配置
し、それぞれ各防振ゴムを直接的に変位するようにした
ため、従来のように床枠や支持枠を防振ゴムから外れた
位置で力を作用させて変位することなく、また床板や支
持枠に美観を損なう穴を形成したりすることなく、正確
に高精度の検定を行なうことができる。
【0010】また本発明によるエレベータ用秤装置の検
定装置は、各防振ゴムの近傍にそれぞれ流体圧装置を配
置し、共通の流体駆動源からそれぞれ各防振ゴムに所定
の検定圧を加えるようにしたため、各防振ゴムにほぼ均
等な検定圧を作用させることができ、従来のように床枠
や支持枠に美観を損なう穴を形成したり、床枠や支持枠
を防振ゴムから外れた位置で力を作用させて変位するこ
となく、正確に高精度の検定を行なうことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面によって説明す
る。図1は本発明の一実施例によるエレベータ用秤装置
の検定装置を示す正面図である。図示しない床枠と支持
枠間の四隅にそれぞれ配置される防振ゴム等の弾性体に
それぞれ対応する四つの負荷発生器20A,20B,2
0C,20Dを有し、各負荷発生器20A,20B,2
0C,20Dはそれぞれホース4および分配器5を介し
て共通の流体圧源である油圧ポンプ6に連結されてい
る。これら各負荷発生器20A,20B,20C,20
Dは同一構成であるから、ここでは負荷発生器20Aに
ついて細述し、他の負荷発生器については同等物に同一
符号を付して説明を省略する。
【0012】負荷発生器20Aは、略C字形をしたブラ
ケット1を有し、このブラケット1の一方の端部に油圧
シリンダ2aおよびプランジャ2bから成る流体圧装置
2を取り付けて構成されている。油圧シリンダ2aに対
して上下動するプランジャ2bの上部に当て部材である
押し板3が取り付けられ、油圧シリンダ2aにはホース
4および分配器5を介して流体駆動源である油圧ポンプ
6が連結され、この油圧ポンプ6は手動ハンドル6aの
操作によって圧力を発生させることが可能で、この発生
圧力は、油圧ポンプ6に取り付けられた負荷検出器7に
よって目視しながら、ホース4および分配器5を介して
各油圧シリンダ2aに伝達される。
【0013】負荷発生器20Aのブラケット1の詳細を
図2および図3に示している。ブラケット本体1aの一
方の端部には当て部材である押し板1bが取り付けら
れ、またブラケット本体1aの他方の端部には特殊ナッ
ト1cが取り付けられ、この特殊ナット1cのねじ部に
はボルト1dが位置調整可能に螺合している。この特殊
ナット1cにはON,OFFの機能が備えられており、
ON状態ではボルト1dのねじ部と特殊ナット1cのね
じ部がかみ合い、シリンダ台1eが下方向にはスライド
しなくなるが、OFF状態ではボルト1dのねじ部と特
殊ナット1cのねじ部のかみ合いが外れ、シリンダ台1
eが上下にスライド可能となる。ボルト1dの先端には
図1に示した流体圧装置2を設置するための切欠きを有
する円筒状のシリンダ台1eが固定されている。このシ
リンダ台1eは流体圧装置2の油圧シリンダ2aの外形
寸法に合わせた円筒形となっていると共に、周方向の一
部に切欠きが設けられて油圧シリンダ2aの脱着が容易
にできるようになっている。ボルト1dの先端と流体圧
装置2の取付け部にはガイド1fの一端が固定され、ま
たガイド1fの他端はブラケット本体1aの直線部分に
移動可能に係合しているため、ボルト1dを動かすと、
ガイド1fによってシリンダ台1eおよび流体圧装置2
はブラケット本体1aの両端間を結ぶ線上を案内されて
移動する。また、ブラケット本体1aにはガイド1fと
衝突しない位置にリング1gが取り付けられ、リング1
gには結束手段である帯または紐状のバンド1hが取り
付けられている。このバンド1hを、例えば両面マジッ
クテープ等で構成することにより、容易に乗かごに固定
してブラケット1の落下を防止することができる。
【0014】次に、上述した負荷発生器20A,20
B,20C,20Dを有するエレベータ用秤装置の検定
装置を用いて秤装置の検定を行なう場合について説明す
る。図4の正面図と図5の側面図に示すように、シリン
ダ台1eに流体圧装置2を設置しており、この流体圧装
置2の油圧シリンダ2aに対して上下動するプランジャ
2bの上部に当て部材である押し板3を設置し、防振ゴ
ム10の上部に設置された床枠9aの上部に押し板1b
を接触させてブラケット1を設置する。このとき、各負
荷発生器20A,20B,20C,20Dのブラケット
1の両端は、それぞれ四隅に配置されている防振ゴム1
0の投影面内に力の作用点が位置するように、それぞれ
各防振ゴム10の真上と真下に配置させる。その後、油
圧シリンダ2aと図示しない分配器5と油圧ポンプ6を
ホース4で接続し、図示しない負荷検出器7を油圧ポン
プ6の出力部に取り付ける。さらに、ブラケット本体1
aにリング1gを介して取り付けられたバンド1hを乗
かごに取り付けられたタイロッド14に巻き付け落下を
防止する。この状態で、油圧シリンダ2aの上部に設置
された押し板3が支持枠13aに接触するまでボルト1
dを上方向にスライドさせるが、上方向のスライドは特
殊ナット1cをON状態のまま行なう。
【0015】その後、油圧ポンプ6を手動で操作して圧
力を発生させ、この発生圧力はホース4を介して分配器
5に伝達され、分配器5ではこの圧力が複数の負荷発生
器20A,20B,20C,20Dの各油圧シリンダ2
aに等しく分配している。すると、プランジャ2bの上
部に設置された押し板3が防振ゴムの真下の支持枠13
aと、押し板1bを介して防振ゴムの真上の床枠9a間
に圧力を加え、こうして複数の防振ゴム10に真上およ
び真下からそれぞれ等しい圧力を加えることができる。
このため防振ゴム10は油圧シリンダ2aの圧力に屈し
変位して、秤装置12aを作動させるので、秤装置12
aが作動したときに防振ゴム10に加えられた負荷を油
圧ポンプ6の出力端に取り付けた負荷検出器7により検
出して秤装置12aの検定を行なうことができる。検定
終了後は、ブラケット本体1aに取り付けられた特殊ナ
ット1cをOFF状体にして油圧シリンダ2aを下方向
にスライドさせてブラケット1を取り外す。
【0016】上述の説明から分かるように、各防振ゴム
10の近傍にそれぞれ流体圧装置2を配置し、共通の流
体駆動源からそれぞれ各防振ゴム10に所定の検定圧を
加えるようにしたため、各防振ゴム10にほぼ均等に検
定圧を作用させることができ、従来のように床枠9aや
支持枠13aに美観を損なう穴を形成したり、床枠9a
や支持枠13aを防振ゴム10から外れた位置で力を作
用させて変位することなく、正確に高精度の検定を行な
うことができる。また上述の実施例においては、各防振
ゴム10の真上および真下、すなわち各防振ゴム10の
投影面に力の作用点を有する各負荷発生器20A,20
B,20C,20Dを用いたため、各防振ゴム10にほ
ぼ均等検定圧を作用させることができ、従来のように床
枠9aや支持枠13aに美観を損なう穴を形成したり、
床枠9aや支持枠13aを防振ゴム10から外れた位置
で力を作用させて変位することなく、正確に高精度の検
定を行なうことができる。
【0017】図6および図7は本発明の他の実施例によ
るエレベータ用秤装置の検定装置を示す正面図で、先の
実施例との同等物には同一符号を付けている。この実施
例は、床枠9bと支持枠13bの形状や寸法が先の実施
例と異なる乗りかごに適用した場合を示しており、先の
実施例では、乗りかご床8を支持する床枠9aにおける
防振ゴム10の真上が外側に凸に成され、また支持枠1
3aにおける防振ゴム10の真下が外側に凸に成され
て、負荷発生器20A,20B,20C,20Dによる
力の作用点が防振ゴム10の上下部へ多少隔てられてい
るのに対し、図6および図7に示す実施例は、乗りかご
床8を支持する床枠9aにおける防振ゴム10の真上が
外側に凹部が形成されるように成され、また支持枠13
aにおける防振ゴム10の真下が外側に凹部が形成され
るように成され、負荷発生器20A,20B,20C,
20Dによる力の作用点が防振ゴム10の上下部でより
近傍になっている。
【0018】今、負荷発生器20A,20B,20C,
20Dを用いて秤装置12bの検定を行なう場合、各シ
リンダ台1eに取り付けた各油圧シリンダ2aの上部に
押し板3を設置し、防振ゴム10の上部に設置された床
枠9bの上部に押し板1bを接触させてブラケット1を
設置する。この状態で、負荷発生器20A,20B,2
0C,20Dにおける各油圧シリンダ2aの位置が図4
のままで、図6に示す床枠9bおよび支持枠13bの乗
りかごに設置した場合、押し板3と支持枠13b間が離
れてしまう。そこで、油圧シリンダ2aの上部に設置し
た押し板3が支持枠13bに接触するまでボルト1dを
上方向にスライドさせるが、上方向へのスライドは特殊
ナット1cをON状態のまま行なう。この操作を各負荷
発生器20A,20B,20C,20Dごとに行なった
後、図1に示した油圧ポンプ6を手動で操作して圧力を
発生させ、図4および図5に示した実施例の場合と同様
に秤装置12aの検定を行なうことができる。
【0019】このように負荷発生器20A,20B,2
0C,20Dは、略C字状のブラケット1の一方の端に
他方の端に対して接離するボルト1dを螺合させて特殊
ナット1cで位置調整可能に支持し、このボルト1dの
上記他方の端側に油圧シリンダ2aを取付け、ボルト1
dによる油圧シリンダ2aの移動をブラケット1に沿っ
て案内するガイド1fを設けたため、床枠9aおよび支
持枠13aの形状や寸法が異なる機種であっても、一種
類のエレベータ用秤装置の検定装置で油圧シリンダ2a
の位置を特殊ナット1cおよびボルト1dを調整するこ
とによって、油圧シリンダ2aのストロークが不足する
ことなく検定が可能となる。
【0020】尚、上述した各実施例では、ブラケット1
へボルト1dを位置調整可能に支持する支持手段として
特殊ナット1cを用いたが、通常のナットで位置調整可
能に支持しても良い。また油圧ポンプ6に負荷検出器7
を取り付けてその発生圧力を表示するようにしたが、各
油圧シリンダ2aの近傍にそれぞれ負荷検出器を取り付
けて、各油圧シリンダ2aごとに負荷圧力を表示するよ
うにしてもよい。また負荷発生器20A,20B,20
C,20Dは、各防振ゴムの真上および真下にそれぞれ
力の作用点を持つものであれば他の構成のものを用いて
も良いが、各負荷発生器20A,20B,20C,20
Dへ検定用の力を与える共通駆動源によって動作する油
圧シリンダ2aなどの流体圧装置2を用いれば、各防振
ゴムごとにそれぞれ流体圧装置2を配置しても共通の流
体駆動源から所定の検定用の力を付与できるので取扱い
が簡単になる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるエレベ
ータ用秤装置の検定装置は、各防振ゴムの真上および真
下に力の作用点を持つ負荷発生器を各防振ゴムごとにそ
れぞれ配置し、それぞれ各防振ゴムを直接的に変位する
ようにしたため、従来のように床枠や支持枠を防振ゴム
から外れた位置で力を作用させて変位することなく、ま
た床枠や支持枠に美観を損なう穴を形成したりすること
なく、正確に高精度の検定を行なうことができる。
【0022】また本発明によるエレベータ用秤装置の検
定装置は、各防振ゴムの近傍にそれぞれ流体圧装置を配
置し、共通の流体駆動源からそれぞれ各防振ゴムに所定
の検定圧を加えるようにしたため、各防振ゴムにほぼ均
等な検定圧を作用させることができ、従来のように床枠
や支持枠に美観を損なう穴を形成したり、床枠や支持枠
を防振ゴムから外れた位置で力を作用させて変位するこ
となく、正確に高精度の検定を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるエレベータ用秤装置の
検定装置の正面図である。
【図2】図1の要部である負荷発生器を拡大して示す正
面図である。
【図3】図2の負荷発生器の側面図である。
【図4】図1に示したエレベータ用秤装置の検定装置の
使用状態を示す正面図である。
【図5】図4に示したエレベータ用秤装置の検定装置の
側面図である。
【図6】本発明の他の実施例によるエレベータ用秤装置
の検定装置の使用状態を示す正面図である。
【図7】図6に示したエレベータ用秤装置の検定装置の
側面図である。
【図8】従来のエレベータ用秤装置の検定装置を示す正
面図である。
【図9】従来の他のエレベータ用秤装置の検定装置を示
す正面図である。
【図10】従来のさらに他のエレベータ用秤装置の検定
装置を示す正面図である。
【符号の説明】
1 ブラケット 1b 押し板 1c 特殊ナット 1d ボルト 1e シリンダ台 1f ガイド 2 流体圧装置 2a 油圧シリンダ 2b プランジャ 3 押し板 6 油圧ポンプ 9a 床枠 10 防振ゴム 12a 秤装置 13a 支持枠 20A〜20D 負荷発生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芦田 昌平 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内 (72)発明者 沼田 明彦 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 日 立多賀エンジニアリング株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータの床枠を複数の弾性体を介し
    て支持枠に支持し、上記床枠と上記支持枠間に積載荷重
    を計量する秤装置を設けて成り、上記各弾性体に変位を
    与えて上記秤装置の動作を検定するエレベータ用秤装置
    の検定装置において、上記各弾性体の真上および真下に
    力の作用点を有して上記各弾性体に変位を与える負荷発
    生器をそれぞれ設けたことを特徴とするエレベータ用秤
    装置の検定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、上記各負
    荷発生器は、その対向する両端をそれぞれ上記各弾性体
    の真上および真下に位置させた略C字状のブラケット
    と、このブラケットの一端に螺合したボルトと、上記ブ
    ラケットの他端に対向して上記ボルトに取り付けた流体
    圧装置と、上記ボルトを位置調整可能に保持するナット
    とから構成したことを特徴とするエレベータ用秤装置の
    検定装置。
  3. 【請求項3】 エレベータの床枠を複数の弾性体を介し
    て支持枠に支持し、上記床枠と上記支持枠間に積載荷重
    を計量する秤装置を設けて成り、上記各弾性体に変位を
    与えて上記秤装置の動作を検定するエレベータ用秤装置
    の検定装置において、上記各弾性体の近傍に、共通の流
    体駆動源によって動作して上記各弾性体にそれぞれ変位
    を与える流体圧装置を有する負荷発生器をそれぞれ設け
    たことを特徴とするエレベータ用秤装置の検定装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のものにおいて、上記各負
    荷発生器は、略C字状のブラケットと、このブラケット
    の一端に螺合したボルトと、上記ブラケットの他端に対
    向して上記ボルトに取り付けられ上記流体駆動源によっ
    て操作される流体圧装置と、上記ボルトを位置調整可能
    に保持するナットとから構成したことを特徴とするエレ
    ベータ用秤装置の検定装置。
  5. 【請求項5】 請求項2および4記載のものにおいて、
    上記油圧シリンダの位置を上記ブラケットの直線部分に
    沿って自由にスライド可能にしたことを特徴とするエレ
    ベータ用秤装置の検定装置。
  6. 【請求項6】 請求項2および4記載のものにおいて、
    上記ナットは、上記ボルトのねじ部とかみ合う状態と、
    かみ合いが外れる状態とを切り替え可能な特殊ナットと
    したことを特徴とするエレベータ用秤装置の検定装置。
JP7132152A 1995-05-30 1995-05-30 エレベータ用秤装置の検定装置 Pending JPH08324905A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005194028A (ja) * 2004-01-06 2005-07-21 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータ装置
CN105253738A (zh) * 2015-10-23 2016-01-20 嘉兴市特种设备检验检测院 一种电梯超载保护装置的检测方法

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