JPH08324267A - 作業用トラックの超低速走行機構 - Google Patents
作業用トラックの超低速走行機構Info
- Publication number
- JPH08324267A JPH08324267A JP15859295A JP15859295A JPH08324267A JP H08324267 A JPH08324267 A JP H08324267A JP 15859295 A JP15859295 A JP 15859295A JP 15859295 A JP15859295 A JP 15859295A JP H08324267 A JPH08324267 A JP H08324267A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydraulic
- transfer
- hydraulic motor
- truck
- propeller shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Motor Power Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 作業用トラックにおいて、当該トラックのエ
ンジンの回転数を上げても超低速走行ができる機構の提
供を目的とする。 【構成】 トラックのトランスミッションPTOより動
力を取り出し、油圧可変ポンプを駆動し発生した油圧に
より油圧モータを駆動し、この回転をトランスファに伝
達して動力を駆動輪に伝え作業走行するよう構成すると
共に、普通走行の場合は通常の機械駆動による走行が可
能に構成されている。
ンジンの回転数を上げても超低速走行ができる機構の提
供を目的とする。 【構成】 トラックのトランスミッションPTOより動
力を取り出し、油圧可変ポンプを駆動し発生した油圧に
より油圧モータを駆動し、この回転をトランスファに伝
達して動力を駆動輪に伝え作業走行するよう構成すると
共に、普通走行の場合は通常の機械駆動による走行が可
能に構成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】作業用トラックにおいて、トラッ
クのエンジンの回転数を上げても、なおかつ超低速走行
ができる機構を提供するものである。
クのエンジンの回転数を上げても、なおかつ超低速走行
ができる機構を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものにあっては、下記の
ようなものになっている。従来作業用トラックにおいて
は、トラックのエンジンから動力を取り出して作業機を
作動させる場合には、必要動力からエンジン回転数を上
げるため、超低速走行は無理であった。そこで、作業用
エンジンを別途搭載する場合や超低速走行にするために
ギヤ比を大きくする場合などがある。
ようなものになっている。従来作業用トラックにおいて
は、トラックのエンジンから動力を取り出して作業機を
作動させる場合には、必要動力からエンジン回転数を上
げるため、超低速走行は無理であった。そこで、作業用
エンジンを別途搭載する場合や超低速走行にするために
ギヤ比を大きくする場合などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
のにあっては、下記のような問題点を有していた。作業
用エンジンを搭載する場合は、スペースが大きな問題と
なり、更に重量的な問題により作業機本体の設置に多大
な影響がある。。また、超低速走行にするためにギヤ比
を大きくする場合は、車軸にかかるトルクが大きくなり
強度的に不利である。本願は、従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みなされたものであり、その目的とす
るところは、次のような事のできるものを提供しようと
するものである。一般トラックとして使用することに何
ら制約を与えることなく低速走行を可能とする油圧ポン
プ、油圧モータを組入れ、その低速走行時に、自動車用
変速機を中立にして超低速走行を可能とするものであ
る。
のにあっては、下記のような問題点を有していた。作業
用エンジンを搭載する場合は、スペースが大きな問題と
なり、更に重量的な問題により作業機本体の設置に多大
な影響がある。。また、超低速走行にするためにギヤ比
を大きくする場合は、車軸にかかるトルクが大きくなり
強度的に不利である。本願は、従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みなされたものであり、その目的とす
るところは、次のような事のできるものを提供しようと
するものである。一般トラックとして使用することに何
ら制約を与えることなく低速走行を可能とする油圧ポン
プ、油圧モータを組入れ、その低速走行時に、自動車用
変速機を中立にして超低速走行を可能とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は下記のようになるものである。トランスミ
ッションPTOにプロペラシャフトを連結し、油圧可変
ポンプを駆動し発生した油圧で油圧モータを駆動する。
油圧モータの回転をプロペラシャフトを介して、トラン
スファを駆動する。トランスファよりは、一般トラック
と同様に駆動輪を回転させ走行する。なお、油圧可変ポ
ンプ操作により速度の変換は無段階である。また、普通
走行の場合はトランスミッションのギヤチェンジにより
通常走行が可能である。
に、本発明は下記のようになるものである。トランスミ
ッションPTOにプロペラシャフトを連結し、油圧可変
ポンプを駆動し発生した油圧で油圧モータを駆動する。
油圧モータの回転をプロペラシャフトを介して、トラン
スファを駆動する。トランスファよりは、一般トラック
と同様に駆動輪を回転させ走行する。なお、油圧可変ポ
ンプ操作により速度の変換は無段階である。また、普通
走行の場合はトランスミッションのギヤチェンジにより
通常走行が可能である。
【0005】
【作用】本発明のものは下記のように作用する。本発明
による油圧駆動は、作業に最適な走行速度を維持でき、
さらに、普通走行の場合は油圧駆動には何ら影響がな
く、全く通常の機械駆動による走行が得られる。油圧駆
動走行の場合、トラックのトランスミッションを中立に
し、トランスミッションPTOのクラッチをONにす
る。また、普通走行の場合はトランスミッションPTO
とトランスファのクラッチをOFFにする。
による油圧駆動は、作業に最適な走行速度を維持でき、
さらに、普通走行の場合は油圧駆動には何ら影響がな
く、全く通常の機械駆動による走行が得られる。油圧駆
動走行の場合、トラックのトランスミッションを中立に
し、トランスミッションPTOのクラッチをONにす
る。また、普通走行の場合はトランスミッションPTO
とトランスファのクラッチをOFFにする。
【0006】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。作
業用トラックAのフレーム11の内側に固着した支持フ
レーム1に油圧可変ポンプ5及び油圧モータ4を配設
し、作業用トラックAのトランスミッション8のPTO
よりフランジボス3を介してプロペラシャフト6を連結
し、このプロペラシャフト6の他端を油圧可変ポンプ5
の入力軸に連結する。そして、この油圧可変ポンプ5を
駆動し発生した油圧で油圧モータ4を駆動し、油圧モー
タ4の軸回転をフランジボス2を介してプロペラシャフ
ト7に連結し、このプロペラシャフト7の他端をトラン
スファ10の入力軸に連結する。トランスファ10の出
力軸以降は通常の機械駆動システムにより駆動輪を回転
させて車両走行となる。
業用トラックAのフレーム11の内側に固着した支持フ
レーム1に油圧可変ポンプ5及び油圧モータ4を配設
し、作業用トラックAのトランスミッション8のPTO
よりフランジボス3を介してプロペラシャフト6を連結
し、このプロペラシャフト6の他端を油圧可変ポンプ5
の入力軸に連結する。そして、この油圧可変ポンプ5を
駆動し発生した油圧で油圧モータ4を駆動し、油圧モー
タ4の軸回転をフランジボス2を介してプロペラシャフ
ト7に連結し、このプロペラシャフト7の他端をトラン
スファ10の入力軸に連結する。トランスファ10の出
力軸以降は通常の機械駆動システムにより駆動輪を回転
させて車両走行となる。
【0007】この油圧駆動方式では、油圧可変ポンプの
作用により無段階回転が得られるため、作業に最適な走
行速度が維持できる。さらに、作業用トラックAが普通
走行する場合は、トランスミッションPTOとトランス
ファのクラッチをOFFにするだけで後は通常の運転操
作となる。プロペラシャフト9は、トランスミッション
の出力軸とトランスファの入力軸を連結しているもの
で、普通走行、つまり機械駆動時は不可欠なものであ
り、油圧駆動方式においては、トランスミッションを中
立にするため不要となる。
作用により無段階回転が得られるため、作業に最適な走
行速度が維持できる。さらに、作業用トラックAが普通
走行する場合は、トランスミッションPTOとトランス
ファのクラッチをOFFにするだけで後は通常の運転操
作となる。プロペラシャフト9は、トランスミッション
の出力軸とトランスファの入力軸を連結しているもの
で、普通走行、つまり機械駆動時は不可欠なものであ
り、油圧駆動方式においては、トランスミッションを中
立にするため不要となる。
【0008】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているの
で次に記載する効果を奏する。 1.作業用エンジンを別途搭載不要のためスペース及び
重量について余裕ができる。 2.車両の普通走行時は通常の機械駆動であり、作業時
のみ油圧駆動であり無段階変速が可能なため作業に最適
な速度を選択できる。 このように、本発明のものは、一般トラックを低速で走
行させることは困難とされてきたが、この問題を解消し
つつ、なおかつ、一般トラック部品を活用しながら低価
格で提供できる有用なものである。
で次に記載する効果を奏する。 1.作業用エンジンを別途搭載不要のためスペース及び
重量について余裕ができる。 2.車両の普通走行時は通常の機械駆動であり、作業時
のみ油圧駆動であり無段階変速が可能なため作業に最適
な速度を選択できる。 このように、本発明のものは、一般トラックを低速で走
行させることは困難とされてきたが、この問題を解消し
つつ、なおかつ、一般トラック部品を活用しながら低価
格で提供できる有用なものである。
【図1】作業用トラックに油圧駆動機構を配設した状態
の側面図である。
の側面図である。
【図2】作業用トラックに油圧駆動機構を配設した状態
の平面図である。
の平面図である。
【図3】作業用トラックに油圧駆動機構を配設した状態
の要部拡大側面図である。
の要部拡大側面図である。
【図4】作業用トラックのフレームの内側において、油
圧可変ポンプと油圧モータを配設した支持フレームの状
態図である。
圧可変ポンプと油圧モータを配設した支持フレームの状
態図である。
A 作業用トラック 1 支持フレーム 2,3 フランジボス 4 油圧モータ 5 油圧可変ポンプ 6,7,9 プロペラシャフト 8 トランスミッション 10 トランスファ 11 フレーム
Claims (1)
- 【請求項1】 トランスミッションPTOにプロペラシ
ャフトを連結し、油圧可変ポンプを駆動し発生した油圧
で油圧モータを駆動させ、この油圧モータの回転をプロ
ペラシャフトを介して、トランスファを駆動させ、トラ
ンスファよりは、一般トラックと同様に駆動輪を回転さ
せ走行するよう構成すると共に、普通走行の場合は、ト
ランスミッションのギヤチェンジにより通常走行を可能
としたことを特徴とする作業用トラックの超低速走行機
構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15859295A JPH08324267A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 作業用トラックの超低速走行機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15859295A JPH08324267A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 作業用トラックの超低速走行機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08324267A true JPH08324267A (ja) | 1996-12-10 |
Family
ID=15675059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15859295A Pending JPH08324267A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 作業用トラックの超低速走行機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08324267A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101997824B1 (ko) * | 2018-04-27 | 2019-07-08 | 이텍산업 주식회사 | 후륜구동차량용 저속주행장치 |
-
1995
- 1995-05-31 JP JP15859295A patent/JPH08324267A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101997824B1 (ko) * | 2018-04-27 | 2019-07-08 | 이텍산업 주식회사 | 후륜구동차량용 저속주행장치 |
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