JPH0832385B2 - 同期タッピング機能を備えた数値制御装置 - Google Patents

同期タッピング機能を備えた数値制御装置

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JPH0832385B2
JPH0832385B2 JP2137858A JP13785890A JPH0832385B2 JP H0832385 B2 JPH0832385 B2 JP H0832385B2 JP 2137858 A JP2137858 A JP 2137858A JP 13785890 A JP13785890 A JP 13785890A JP H0832385 B2 JPH0832385 B2 JP H0832385B2
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JP
Japan
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spindle
load
command
tapping
synchronous
Prior art date
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JP2137858A
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Inventor
浩二 白石
亮三 竹谷
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オ−クマ株式会社
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、主軸の回転と送り軸を同期させてタッピン
グを行う同期タッピング機能を備えた数値制御装置に関
する。
(従来の技術) 第6図は従来の同期タッピング機能を備えた数値制御
装置の一例を示すグロック図である。
まず、プログラムが作成したパートプログラムがパー
トプログラム読込・解析部1に読込まれて解析され、同
期タッピング指令SSTが同期タッピング指令演算部2へ
送出される。同期タッピング指令SSTは、同期タッピン
グ指令演算部2に読込まれて演算され、同期動作制御指
令SSCが算出されて同期動作制御部3へ送出される。同
期動作制御指令SSCは、同期動作制御部3に読込まれ、
主軸の回転と送り軸の同期をとるための主軸駆動指令SM
D及び送り軸駆動指令SFDに変換されて主軸駆動部5及び
送り軸駆動部4へそれぞれ送出される。そして、主軸駆
動部5にて主軸駆動指令SMDに従い主軸の駆動が制御さ
れ、送り軸駆動部4にて送り軸駆動指令SFDに従い送り
軸の駆動が制御されるようになっている。
第7図は一般的な同期タッピングの概略動作を図示し
たものである。
まずタッピングの開始点(R点)レベルでタッパーを
タップ位置に位置決めして(1)、主軸の回転と送り軸
を同期させてタッピングの終了点(Z点)レベルまで送
り(2)、次にZ点レベルでのドゥエル指令があればそ
の指令に従ってタッパーをZ点レベルに留め(3)、主
軸の回転と送り軸を反転同期させてタッパーをR点レベ
ルまで戻し(4)、次のタップ位置にタッパーを位置決
めする(5)という動作を行う。
(発明が解決しようとする課題) 従来の同期タッピング機能を備えた数値制御装置でタ
ッピングを行う場合、切込んでいく途中でタッパーと切
粉との摩擦などによりタッパに掛かる負荷が増大してタ
ッパーの折損負荷を越え、タッパーが折損してしまう事
があった。
本発明は上述したような事情からなされたものであ
り、本発明の目的は、タッパーの折損を防止することが
できる同期タッピング機能を備えた数値制御装置を提供
する事にある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、主軸の回転と送り軸を同期させてタッピン
グを行う同期タッピング機能を備えた数値制御装置に関
するものであり、本発明の上記目的は、タッピング中の
前記主軸に掛る負荷を検出する検出手段と、タップサイ
ズに応じた負荷許容値を複数予め記憶する記憶手段と、
パートプログラムで指令されたタップサイズに従って、
前記記憶手段から負荷許容値を選択する許容値選択手段
と、前記検出手段により検出された主軸負荷が前記許容
値選択手段により選択された負荷許容値を越えて過負荷
となったか否かを監視する監視手段と、前記監視手段が
過負荷と判断したとき前記主軸の回転と送り軸を停止さ
せ、反転同期させてタッピングの開始点まで戻す制御手
段とを具備する事によって達成される。
(作用) 本発明によると、タッピング中にタッパに掛かる負荷
が増大してタッパーの負荷許容値を越えた場合でも、即
座にその過負荷を検知してタッパーの切込みを停止させ
てタッパーをタッピングの開始点まで戻すことがきでる
ので、タッパーの折損を未然に防止することができる。
(実施例) 第1図は本発明の同期タッピング機能を備えた数値制
御装置の一例を第6図に対応させて示すブロック図であ
り、同一構成箇所は同符号を付す。
先ず、プログラマが作成したパートプログラムがパー
トプログラム読込・解析部1に読込まれて解析され、同
期タッピング指令SST′が同期タッピング指令演算部2
へ送出される。同期タッピング指令SST′は、同期タッ
ピング指令演算部2に読込まれて演算され、同期動作制
御指令SSC及びタップサイズ識別指令STSが算出されて同
期動作制御部3及び許容値選択部9へそれぞれ送出され
る。同期動作制御指令SSCは、同期動作制御部3に読込
まれ、主軸の回転と送り軸の同期をとるための主軸駆動
指令SMD及び送り軸駆動指令SFDに変換されて主軸駆動部
5及び送り軸駆動部4へそれぞれ送出される。そして、
主軸駆動部5にて主軸駆動指令SMDに従って主軸モータ
6の駆動が制御され、送り軸駆動部4にて送り軸駆動指
令SFDに従って送り軸が制御される。そして、主軸モー
タ6に連結されている主軸負荷検出部7で主軸に掛かる
負荷SMLが検出されて主軸負荷監視部10に送出される。
胃報、許容値記憶部8にはタップサイズに応じた負荷許
容値が予め記憶されており、タップサイズ識別指令STS
が許容値選択部9に読込まれると、そのタップサイズ識
別指令STSに基づいた負荷許容値SLTが許容値記憶部8か
ら選択されて、主軸負荷監視部10へ送出される。そし
て、主軸負荷検出部7及び許容値選択部9から主軸負荷
監視部10に送出されて来る主軸負荷SML及び負荷許容値S
LTが比較されて過負荷となったか否かが監視され、過負
荷と判断された場合はアラーム発生信号SAGがアラーム
発生部11に送出されると同時に過負荷信号SOLが主軸戻
し制御部12に送出される。そして、同期戻し指令SSBが
主軸戻し制御部12から同期動作制御部3へ送出され、主
軸の回転と送り軸を停止させ、反転同期させてタッピン
グの開始点まで戻す同期戻し制御が行なわれるようにな
っている。
以上のような構成において、その動作例を第2図のフ
ローチャートに沿って説明する。
先ず、パートプログラム読込解析部1は、パートプロ
グラムを読込んで解析して(ステップS1)、同期タッピ
ング指令が存在するか否かを調べ(ステップS2)、同期
タッピング指令が存在する場合はその同期タッピング指
令を同期タッピング指令演算部2に送出し、同期タッピ
ング指令が存在しない場合は全ての処理を終了する。
ここで、第3図に同期タッピング指令1ステップ分の
一例を示す。各符号は以下に示す指令を表わす。
G284:同期タッピング指令Gコード X,Y :タップ位置指令 Z :タップ底面指令 R :R点位置指令 E :R点での主軸角度指令 F :タッパーのネジピッチ量 S :主軸回転数 TM :タップサイズ識別指令 同期タッピング指令演算部2は、パートプログラム読
込・解析部1から送出されて来た同期タッピング指令に
タップサイズ識別指令があるか否かを調べ(ステップS
3)、タップサイズ識別指令がある場合にはその指令を
許容値選択部9へ送出し、タップサイズ識別指令がない
場合にはデフォルト指令を許容値選択部9へ送出する。
許容値選択部9は、タップサイズ識別指令の場合はその
指令に基づいた負荷許容値を許容値記憶部8から選択し
て主軸負荷監視部10へ送出し(ステップS4)、デフォル
ト指令の場合はデフォルトとして予め設定された値を許
容値記憶部8から読出して、負荷許容値として主軸負荷
監視部10へ送出する(ステップS5)。ここで、負荷許容
値は例えば第4図に示すようにタップサイズ毎の設定・
変更が画面において可能であり、さらにこの例では検出
される主軸負荷が負荷許容値を越えても過負荷としない
許容時間も設定できるようにしてある。
一方、同期動作制御部3は、同期動作制御指令により
同期タッピングの制御を行なう(ステップS6)。そし
て、主軸負荷監視部10は、主軸負荷検出部7から主軸負
荷を読込み(ステップS7)、許容値選択部9から送出さ
れて来た負荷許容値と比較し(ステップS8)、過負荷と
なったか否かを監視する(ステップS9)。但し、このよ
うな主軸負荷の監視動作は所定時間のみ行なわれてお
り、その理由を以下で説明する。第5図はタッピング動
作1サイクル中の主軸回転数と主軸負荷との関係を示す
グラフであり、からまでが切込み工程で、が戻り
工程である。この1サイクル中、,及びの工程に
おいては主軸のイナーシャで過大な負荷がかかるのであ
って、タッパーに過負荷がかかるわけではないので、主
軸負荷を監視する必要はなく、の工程における主軸負
荷のみを監視すればよい事になる。それには、例えば主
軸回転数が指令値の90%を越えるまでは主軸負荷の監視
をせず(ステップS6からステップS7への処理の移行をし
ない)、主軸回転数が指令値の90%を越えた時に主軸負
荷の監視を開始し(ステップS6からステップS7への処理
の移行を行なう)、減速に入ったら主軸負荷の監視を終
了すれば良い(ステップS6からステップS7への処理の移
行をしない)。
主軸負荷監視部10は、過負荷でないと判断した場合に
は同期タッピングの制御と主軸負荷の監視を続け(ステ
ップS6〜ステップS8)、過負荷となったと判断した場合
にはアラーム発生信号をアラーム発生部11に送出してア
ラームを発生させると共に(ステップS10)、過負荷信
号を主軸戻し制御部12へ送出する。そして、主軸戻し制
御部12が同期戻し指令を同期動作制御部3へ送出する
と、同期動作制御部3は、主軸の回転と送り軸の停止及
び戻しの制御を行ない、(ステップS11)、全ての処理
を終了する。
(発明の効果) 以上のように本発明の同期タッピング機能を備えた数
値制御装置によれば、タッパーに合った負荷許容値を自
動的に選択して同期タッピング中の過負荷監視を行な
い、過負荷の場合にはタッピングを停止させてタッパー
をタッピングの開始点に戻すようにしているので、タッ
パの折損やタッパーの折損によるタップ穴の損傷を防止
して素材やタッパーの無駄を無くすことができると共
に、加工効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の同期タッピング機能を備えた数値制御
装置の一例を示すブロック図、第2図はその動作例を示
すフローチャート、第3図は本発明装置における負荷許
容値の設定画面の一例を示す図、第4図は本発明装置に
おける同期タッピング指令1ステップ分の一例を示す
図、第5図は一般的なタッピング動作1サイクル中の主
軸回転数と主軸負荷との関係を示す図、第6図は従来の
同期タッピング機能を備えた数値制御装置の一例を示す
ブロック図、第7図は一般的な同期タッピングの概略動
作を示す図である。 1……パートプログラム読込・解析部、2……同期タッ
ピング指令演算部、3……同期動作制御部、4……送り
軸駆動部、5……主軸駆動部、6……主軸モータ、7…
…主軸負荷検出部、8……許容値記憶部、9……許容値
選択部、10……主軸負荷監視部、11……アラーム発生
部、12……主軸戻し制御部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主軸の回転と送り軸を同期させてタッピン
    グを行なう同期タッピング機能を備えた数値制御装置に
    おいて、タッピング中の前記主軸に掛る負荷を検出する
    検出手段と、タップサイズに応じた負荷許容値を複数予
    め記憶する記憶手段と、パートプログラムで指令された
    タップサイズに従って、前記記憶手段から負荷許容値を
    選択する許容値選択手段と、前記検出手段により検出さ
    れた主軸負荷が前記許容値選択手段により選択された負
    荷許容値を越えて過負荷となったか否かを監視する監視
    手段と、前記監視手段が過負荷と判断したとき前記主軸
    の回転と送り軸を停止させ、反転同期させてタッピング
    の開始点まで戻す制御手段とを備えたことを特徴とする
    同期タッピング機能を備えた数値制御装置。
JP2137858A 1990-05-28 1990-05-28 同期タッピング機能を備えた数値制御装置 Expired - Lifetime JPH0832385B2 (ja)

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JPH0430910A JPH0430910A (ja) 1992-02-03
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