JPH08323763A - 金型温度制御装置 - Google Patents
金型温度制御装置Info
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- JPH08323763A JPH08323763A JP29892395A JP29892395A JPH08323763A JP H08323763 A JPH08323763 A JP H08323763A JP 29892395 A JP29892395 A JP 29892395A JP 29892395 A JP29892395 A JP 29892395A JP H08323763 A JPH08323763 A JP H08323763A
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- molding
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 上下型の循環路に溜まったドレン水を排除す
ることができ、上下型の温度を所定の成形温度に制御す
ることができる金型温度制御装置を提供する。 【構成】 上下型1,4に形成した蒸気の循環路3,6
を蒸気発生源に循環可能に循環回路を接続して同上下型
を加熱して成形品を加圧成形する成形型において、この
上下型の循環回路の出口配管9a,9b,10a,10
b側に三方弁14を介して蒸気発生源S側と真空ドレン
回収装置20に切替え可能に設けるとともに、同上下型
1,4より循環される蒸気温度を出口配管9a,9b,
10a,10bに配設した温度センサー11a,11
b,12a,12bにより、上下型の成形温度の設定値
以下で同出口配管に配設された三方弁14を真空ドレン
回収装置20側に切替えて、上下型内に発生したドレン
水と蒸気を吸引排出する。
ることができ、上下型の温度を所定の成形温度に制御す
ることができる金型温度制御装置を提供する。 【構成】 上下型1,4に形成した蒸気の循環路3,6
を蒸気発生源に循環可能に循環回路を接続して同上下型
を加熱して成形品を加圧成形する成形型において、この
上下型の循環回路の出口配管9a,9b,10a,10
b側に三方弁14を介して蒸気発生源S側と真空ドレン
回収装置20に切替え可能に設けるとともに、同上下型
1,4より循環される蒸気温度を出口配管9a,9b,
10a,10bに配設した温度センサー11a,11
b,12a,12bにより、上下型の成形温度の設定値
以下で同出口配管に配設された三方弁14を真空ドレン
回収装置20側に切替えて、上下型内に発生したドレン
水と蒸気を吸引排出する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばバルクモール
ディングコンパウンド成形法における金型温度制御装置
に係り、詳しくは蒸気による金型温度制御装置に関す
る。
ディングコンパウンド成形法における金型温度制御装置
に係り、詳しくは蒸気による金型温度制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のバルクモールディングコ
ンパウンド成形法における上型1と下型4とからなる成
形金型の温度制御としては、図2および図3に示すよう
に、上型1の成形面2の近接した内部側の所定の位置に
は図示のように所定の間隔で図示波型状の循環路3が形
成され、また、下型4の成形面5に近接した内部側の所
定の位置には図示のように所定の間隔で波型状の循環路
6が形成され、この各循環路3,6の複数箇所が蒸気発
生源Sに接続され、また、複数箇所より排出するように
構成されるとともに、この蒸気の供給により上下型1,
4が所定の温度に加熱され、同成形面2,5間には成形
材料BMCが供給されて圧縮成形するように設けられて
いる。また、この成形にあたっては、上型1においては
温度はほぼ120〜140℃、蒸気圧は1.0 〜2.6Kgf/
cm2 、また、下型4においては温度はほぼ100〜12
0℃、蒸気圧は0.2 〜1.0Kgf/cm2の範囲で、温度差およ
び蒸気圧差をもたせて加熱・成形することにより成形製
品に艶を与えるように設けられるとともに、上下型1,
4の温度を比較的低くすることで成形能率を上げるよう
に設定されていた。
ンパウンド成形法における上型1と下型4とからなる成
形金型の温度制御としては、図2および図3に示すよう
に、上型1の成形面2の近接した内部側の所定の位置に
は図示のように所定の間隔で図示波型状の循環路3が形
成され、また、下型4の成形面5に近接した内部側の所
定の位置には図示のように所定の間隔で波型状の循環路
6が形成され、この各循環路3,6の複数箇所が蒸気発
生源Sに接続され、また、複数箇所より排出するように
構成されるとともに、この蒸気の供給により上下型1,
4が所定の温度に加熱され、同成形面2,5間には成形
材料BMCが供給されて圧縮成形するように設けられて
いる。また、この成形にあたっては、上型1においては
温度はほぼ120〜140℃、蒸気圧は1.0 〜2.6Kgf/
cm2 、また、下型4においては温度はほぼ100〜12
0℃、蒸気圧は0.2 〜1.0Kgf/cm2の範囲で、温度差およ
び蒸気圧差をもたせて加熱・成形することにより成形製
品に艶を与えるように設けられるとともに、上下型1,
4の温度を比較的低くすることで成形能率を上げるよう
に設定されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに上型1と下型4とからなる成形金型を蒸気により加
熱する温度制御においては、成形加熱温度、蒸気圧が低
い場合には、例えば成形材料BMCを固化するために蒸
気の供給を中断、すなわち冷却するため、それぞれの循
環路3,6にドレン水が溜まりやすく、このため上下型
1,4の温度が低下して次の成形において蒸気を供給し
た場合、このドレン水により上下型1,4の成形面2,
5に温度むらを生じて成型製品に割れ等を生ずる問題点
があり、また、このドレン水を排除して上下型1,4を
成形温度にむらなく蒸気により加熱するためには必要以
上の時間を要して成形能率を低下する問題点があった。
うに上型1と下型4とからなる成形金型を蒸気により加
熱する温度制御においては、成形加熱温度、蒸気圧が低
い場合には、例えば成形材料BMCを固化するために蒸
気の供給を中断、すなわち冷却するため、それぞれの循
環路3,6にドレン水が溜まりやすく、このため上下型
1,4の温度が低下して次の成形において蒸気を供給し
た場合、このドレン水により上下型1,4の成形面2,
5に温度むらを生じて成型製品に割れ等を生ずる問題点
があり、また、このドレン水を排除して上下型1,4を
成形温度にむらなく蒸気により加熱するためには必要以
上の時間を要して成形能率を低下する問題点があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解決すべく
なされたもので、蒸気の供給を中断して、それぞれの上
下型1,4の循環路3,6にドレン水が溜まり上下型
1,4の温度が低下しても、次位成形においてこのドレ
ン水を排除することができ、上下型1,4の温度を所定
の成形温度に制御することができて製品の品質を確保す
ることができ、生産能率を向上することのできる金型温
度制御装置を提供することを目的とするものである。
なされたもので、蒸気の供給を中断して、それぞれの上
下型1,4の循環路3,6にドレン水が溜まり上下型
1,4の温度が低下しても、次位成形においてこのドレ
ン水を排除することができ、上下型1,4の温度を所定
の成形温度に制御することができて製品の品質を確保す
ることができ、生産能率を向上することのできる金型温
度制御装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術課題
を解決するため、上下型に形成した蒸気の循環路を蒸気
発生源に循環可能に循環回路を接続して同上下型を加熱
して成形品を加圧成形する成形型において、この上下型
の循環回路の出口配管側に三方弁を介して蒸気発生源側
と真空ドレン回収装置に切替え可能に設けるとともに、
同上下型より循環される蒸気温度を出口配管に配設した
温度センサーにより上下型の成形温度の設定値以下で同
出口配管に配設された三方弁を真空ドレン回収装置側に
切替えて上下型内に発生したドレン水と蒸気を吸引排出
する構成としたことであり、さらに、この真空ドレン回
収装置は貯水タンクとエゼクターおよび真空ポンプとで
循環形成されるとともに、このエゼクターの吸引室には
前記出口配管に配設された三方弁の一方の分岐管側を接
続する構成とした金型温度制御装置である。
を解決するため、上下型に形成した蒸気の循環路を蒸気
発生源に循環可能に循環回路を接続して同上下型を加熱
して成形品を加圧成形する成形型において、この上下型
の循環回路の出口配管側に三方弁を介して蒸気発生源側
と真空ドレン回収装置に切替え可能に設けるとともに、
同上下型より循環される蒸気温度を出口配管に配設した
温度センサーにより上下型の成形温度の設定値以下で同
出口配管に配設された三方弁を真空ドレン回収装置側に
切替えて上下型内に発生したドレン水と蒸気を吸引排出
する構成としたことであり、さらに、この真空ドレン回
収装置は貯水タンクとエゼクターおよび真空ポンプとで
循環形成されるとともに、このエゼクターの吸引室には
前記出口配管に配設された三方弁の一方の分岐管側を接
続する構成とした金型温度制御装置である。
【0006】
【作用】上記のように構成したことにより、上下型に溜
まるドレン水を容易に排出して上下型の温度を成形温度
に即座に維持することができて、成型工数を短縮するこ
とができる。
まるドレン水を容易に排出して上下型の温度を成形温度
に即座に維持することができて、成型工数を短縮するこ
とができる。
【0007】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明すると、図1は従来と同様のバルクモールディング
コンパウンド成形法における上型1と下型4とからなる
成形金型と真空ドレン回収装置20との配管図を示すも
ので、上型1の成形面2の近接した内部側の所定の位置
には図2,図3に示すように所定の間隔で波型状の循環
路3が形成され、また、下型4の成形面5に近接した内
部側の所定の位置には図示のように所定の間隔で波型状
の循環路6が形成され、この各循環路3,6の複数箇所
にそれぞれ蒸気入口3a,3b,6a,6b(上下型そ
れぞれ2か所で例示した)が設けられ、この蒸気入口3
a,3b,6a,6bはボイラ等の蒸気発生源Sに蒸気
配管7a,7bを介して接続され、同蒸気配管7a,7
bには温度調整ユニット8が介装されている。また、こ
の循環路3,6には複数箇所の蒸気出口3c,3d,6
c,6dが形成され、この蒸気出口3c,3d,6c,
6dにはそれぞれ出口配管9a,9b,10a,10b
が接続されている。
説明すると、図1は従来と同様のバルクモールディング
コンパウンド成形法における上型1と下型4とからなる
成形金型と真空ドレン回収装置20との配管図を示すも
ので、上型1の成形面2の近接した内部側の所定の位置
には図2,図3に示すように所定の間隔で波型状の循環
路3が形成され、また、下型4の成形面5に近接した内
部側の所定の位置には図示のように所定の間隔で波型状
の循環路6が形成され、この各循環路3,6の複数箇所
にそれぞれ蒸気入口3a,3b,6a,6b(上下型そ
れぞれ2か所で例示した)が設けられ、この蒸気入口3
a,3b,6a,6bはボイラ等の蒸気発生源Sに蒸気
配管7a,7bを介して接続され、同蒸気配管7a,7
bには温度調整ユニット8が介装されている。また、こ
の循環路3,6には複数箇所の蒸気出口3c,3d,6
c,6dが形成され、この蒸気出口3c,3d,6c,
6dにはそれぞれ出口配管9a,9b,10a,10b
が接続されている。
【0008】この各出口配管9a,9b,10a,10
bにはそれぞれ上型温度センサー11a,11bおよび
下型温度センサー12a,12b、手動バルブ13およ
び分岐口14a,14bを有する三方弁14が配設され
て、各三方弁14の一方の分岐口14aには蒸気発生源
S側に接続される循環配管15が配設されて、また、他
方の分岐口14bには逆止弁16が接続されるととも
に、この各出口配管9a,9b,10a,10bは排出
配管17を介して真空ドレン回収装置20に接続されて
いる。また、この三方弁14は常時には分岐口14a側
に接続されており、この上型1の出口配管9a,9bの
三方弁14はそれぞれ上型温度センサー11a,11b
に電気的に継電されており、また、下型4の出口配管1
0a,10bの三方弁14は下型温度センサー12a,
12bと電気的に継電されて、上型1および下型4が成
形温度より所定の温度以下になると分岐口14aより分
岐口14bに切り替え可能に設けられている。また、手
動弁13と三方弁14との間にはメンテナンス用の側方
手動弁18が介装されている。
bにはそれぞれ上型温度センサー11a,11bおよび
下型温度センサー12a,12b、手動バルブ13およ
び分岐口14a,14bを有する三方弁14が配設され
て、各三方弁14の一方の分岐口14aには蒸気発生源
S側に接続される循環配管15が配設されて、また、他
方の分岐口14bには逆止弁16が接続されるととも
に、この各出口配管9a,9b,10a,10bは排出
配管17を介して真空ドレン回収装置20に接続されて
いる。また、この三方弁14は常時には分岐口14a側
に接続されており、この上型1の出口配管9a,9bの
三方弁14はそれぞれ上型温度センサー11a,11b
に電気的に継電されており、また、下型4の出口配管1
0a,10bの三方弁14は下型温度センサー12a,
12bと電気的に継電されて、上型1および下型4が成
形温度より所定の温度以下になると分岐口14aより分
岐口14bに切り替え可能に設けられている。また、手
動弁13と三方弁14との間にはメンテナンス用の側方
手動弁18が介装されている。
【0009】真空ドレン回収装置20は、貯水タンク2
1とエゼクター29と真空ポンプ34とより構成される
もので、この貯水タンク21には、給水口21aと供給
口21bが設けられ、この給水口21aは水道管等の給
水源22に給水配管23を介して接続され、同給水配管
23には手動弁24と操作弁25が配設されている。ま
た、貯水タンク21には圧力計26と液面計27とが附
設され、この液面計27は給水配管23の操作弁25に
電気的に継電されて貯水タンク21の水位により操作弁
25を開閉するように設けられている。
1とエゼクター29と真空ポンプ34とより構成される
もので、この貯水タンク21には、給水口21aと供給
口21bが設けられ、この給水口21aは水道管等の給
水源22に給水配管23を介して接続され、同給水配管
23には手動弁24と操作弁25が配設されている。ま
た、貯水タンク21には圧力計26と液面計27とが附
設され、この液面計27は給水配管23の操作弁25に
電気的に継電されて貯水タンク21の水位により操作弁
25を開閉するように設けられている。
【0010】また、貯水タンク21の供給口21bには
供給配管28が接続され、この供給配管28にはエゼク
ター29が配設されるとともに、同エゼクター29の吸
引室30には成形型側の排出配管17が接続され、同排
出配管17には流速計31が配設されている。また、こ
のエゼクター29の下流側にはT字管32が配設され、
このT字管32の分岐管32aには貯水タンク21に接
続されるタンク循環配管33が接続され、同タンク循環
配管33には真空ポンプ34が配設され、その上流側に
は圧力計35が配設されている。また、T字管32の分
岐管32bには排水配管36が接続され、この排水配管
36には操作弁37と逆止弁38が配設され、この操作
弁37は貯水タンク21の液面計27と電気的に継電さ
れて開閉可能に設けられている。
供給配管28が接続され、この供給配管28にはエゼク
ター29が配設されるとともに、同エゼクター29の吸
引室30には成形型側の排出配管17が接続され、同排
出配管17には流速計31が配設されている。また、こ
のエゼクター29の下流側にはT字管32が配設され、
このT字管32の分岐管32aには貯水タンク21に接
続されるタンク循環配管33が接続され、同タンク循環
配管33には真空ポンプ34が配設され、その上流側に
は圧力計35が配設されている。また、T字管32の分
岐管32bには排水配管36が接続され、この排水配管
36には操作弁37と逆止弁38が配設され、この操作
弁37は貯水タンク21の液面計27と電気的に継電さ
れて開閉可能に設けられている。
【0011】このように配設された真空ドレン回収装置
20の真空ポンプ34は常時回転されており、貯水タン
ク21の水は供給配管28,エゼクター29およびT字
管32,タンク循環配管33より貯水タンク21へ循環
されている。また、この排水配管36は例えば排水ピッ
ト39あるいはドレン処理槽40に接続され、このドレ
ン処理槽40で処理された処理水は蒸気発生源S側へ循
環される。
20の真空ポンプ34は常時回転されており、貯水タン
ク21の水は供給配管28,エゼクター29およびT字
管32,タンク循環配管33より貯水タンク21へ循環
されている。また、この排水配管36は例えば排水ピッ
ト39あるいはドレン処理槽40に接続され、このドレ
ン処理槽40で処理された処理水は蒸気発生源S側へ循
環される。
【0012】本例金型温度制御装置は上記のように構成
されたものであるから、成形材料BMCを固化するため
に蒸気の供給を中断して冷却固化し、これにより例えば
下型4の循環路6においてドレン水が溜まり、このため
成形が再開されて再び蒸気が供給されると、このドレン
水は同蒸気に混入されてゆき、蒸気の温度は低下され、
この温度低下した蒸気を出口配管10a,10bに配設
された下型温度センサー12a,12bの何れかあるい
は両方がこれを検知すると、この下型温度センサー12
a,12bに継電された同出口配管10a,10bに配
設された三方弁14は分岐管14aより分岐管14bに
切替え作動されて、出口配管10a,10bの何れか一
方あるいは両方は真空ドレン回収装置20のエゼクター
29の吸引室30に接続された排出配管17に連通され
る。
されたものであるから、成形材料BMCを固化するため
に蒸気の供給を中断して冷却固化し、これにより例えば
下型4の循環路6においてドレン水が溜まり、このため
成形が再開されて再び蒸気が供給されると、このドレン
水は同蒸気に混入されてゆき、蒸気の温度は低下され、
この温度低下した蒸気を出口配管10a,10bに配設
された下型温度センサー12a,12bの何れかあるい
は両方がこれを検知すると、この下型温度センサー12
a,12bに継電された同出口配管10a,10bに配
設された三方弁14は分岐管14aより分岐管14bに
切替え作動されて、出口配管10a,10bの何れか一
方あるいは両方は真空ドレン回収装置20のエゼクター
29の吸引室30に接続された排出配管17に連通され
る。
【0013】この真空ドレン回収装置20の真空ポンプ
34は常時回転されており、これにより同エゼクター2
9の供給配管28側に設けられたノズル(図示せず)よ
り常にジェット水流が噴出されていることから吸引室3
0は負圧となっており、これにより同排出配管17に連
通された下型4内のドレン水および蒸気は一気に出口配
管10a,10bを介して真空ドレン回収装置20側へ
吸引排出され、後続の蒸気により下型4の温度が安定さ
れたことが下型温度センサー12a,12bにより検知
されると、再び三方弁14は分岐管14a側に接続され
て下型4は所定の成形温度に維持され、上型1とにより
成形材料BMCを成形することができる。なお、上記実
施例では下型について例示したが上型においても同様で
あり、また、上型1あるいは下型4の出口配管9a,9
b,10a,10bに配設された温度センサー11a,
11b,12a,12bの何れか一方の温度センサーが
検知することにより即座に真空ドレン回収装置20に連
通されて、上型1の循環路3および下型4の循環路6に
溜まったドレン水を瞬時に強制排出することができて、
ドレン水による上下型1,4の温度むらを解消して所定
の成形温度に保持することができ、製品品質を確保する
ことができるとともに、上下型の成形温度への時間が短
縮されて成形能率を向上することができる。以上の金型
温度制御装置は、バルクモールディングコンパウンド成
形法の他、シートモールディングコンパウンド成形法、
シックモールディングコンパウンド成形法、その他、熱
可塑性樹脂の成形法にも適用できる。
34は常時回転されており、これにより同エゼクター2
9の供給配管28側に設けられたノズル(図示せず)よ
り常にジェット水流が噴出されていることから吸引室3
0は負圧となっており、これにより同排出配管17に連
通された下型4内のドレン水および蒸気は一気に出口配
管10a,10bを介して真空ドレン回収装置20側へ
吸引排出され、後続の蒸気により下型4の温度が安定さ
れたことが下型温度センサー12a,12bにより検知
されると、再び三方弁14は分岐管14a側に接続され
て下型4は所定の成形温度に維持され、上型1とにより
成形材料BMCを成形することができる。なお、上記実
施例では下型について例示したが上型においても同様で
あり、また、上型1あるいは下型4の出口配管9a,9
b,10a,10bに配設された温度センサー11a,
11b,12a,12bの何れか一方の温度センサーが
検知することにより即座に真空ドレン回収装置20に連
通されて、上型1の循環路3および下型4の循環路6に
溜まったドレン水を瞬時に強制排出することができて、
ドレン水による上下型1,4の温度むらを解消して所定
の成形温度に保持することができ、製品品質を確保する
ことができるとともに、上下型の成形温度への時間が短
縮されて成形能率を向上することができる。以上の金型
温度制御装置は、バルクモールディングコンパウンド成
形法の他、シートモールディングコンパウンド成形法、
シックモールディングコンパウンド成形法、その他、熱
可塑性樹脂の成形法にも適用できる。
【0014】
【発明の効果】このように本発明は、上下型に形成した
蒸気の循環路を蒸気発生源に循環可能に循環回路を接続
して同上下型を加熱して成形品を加圧成形する成形型に
おいて、この上下型の循環回路の出口配管側に三方弁を
介して蒸気発生源側と真空ドレン回収装置に切替え可能
に設けるとともに、同上下型より循環される蒸気温度を
出口配管に配設した温度センサーにより上下型の成形温
度の設定値以下で同出口配管に配設された三方弁を真空
ドレン回収装置側に切替えて上下型内に発生したドレン
水と蒸気を吸引排出する構成としたものであるから、上
下型により製品の加圧成形過程において、上下型の循環
路に発生するドレン水による上下型の成形温度の温度む
らを解消して所定の成形温度に保持することができ、製
品品質を確保することができるとともに、上下型の成形
温度への時間が短縮されて成形能率を向上することがで
きる。
蒸気の循環路を蒸気発生源に循環可能に循環回路を接続
して同上下型を加熱して成形品を加圧成形する成形型に
おいて、この上下型の循環回路の出口配管側に三方弁を
介して蒸気発生源側と真空ドレン回収装置に切替え可能
に設けるとともに、同上下型より循環される蒸気温度を
出口配管に配設した温度センサーにより上下型の成形温
度の設定値以下で同出口配管に配設された三方弁を真空
ドレン回収装置側に切替えて上下型内に発生したドレン
水と蒸気を吸引排出する構成としたものであるから、上
下型により製品の加圧成形過程において、上下型の循環
路に発生するドレン水による上下型の成形温度の温度む
らを解消して所定の成形温度に保持することができ、製
品品質を確保することができるとともに、上下型の成形
温度への時間が短縮されて成形能率を向上することがで
きる。
【図1】成形型と真空ドレン回収装置との配管図であ
る。
る。
【図2】上下型の斜視図である。
【図3】上下型の水平断面図である。
1 上型 3,6 循環路 4 下型 9a,9b,10a,10b 出口配管 11a,11b,12a,12b 温度センサー 14 三方弁 14a,14b 分岐管 17 排出配管 20 真空ドレン回収装置 21 貯水タンク 29 エゼクター 30 吸引室 34 真空ポンプ
Claims (2)
- 【請求項1】 上下型に形成した蒸気の循環路を蒸気発
生源に循環可能に循環回路を接続して同上下型を加熱し
て成形品を加圧成形する成形型において、この上下型の
循環回路の出口配管側に三方弁を介して蒸気発生源側と
真空ドレン回収装置に切替え可能に設けるとともに、同
上下型より循環される蒸気温度を出口配管に配設した温
度センサーにより上下型の成形温度の設定値以下で同出
口配管に配設された三方弁を真空ドレン回収装置側に切
替えて上下型内に発生したドレン水と蒸気を吸引排出す
る構成とした金型温度制御装置。 - 【請求項2】 前記真空ドレン回収装置は貯水タンクと
エゼクターおよび真空ポンプとで循環形成されるととも
に、このエゼクターの吸引室には前記出口配管に配設さ
れた三方弁の一方の分岐管側を接続する構成とした請求
項1の金型温度制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29892395A JPH08323763A (ja) | 1995-03-24 | 1995-10-23 | 金型温度制御装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9177495 | 1995-03-24 | ||
JP7-91774 | 1995-03-24 | ||
JP29892395A JPH08323763A (ja) | 1995-03-24 | 1995-10-23 | 金型温度制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08323763A true JPH08323763A (ja) | 1996-12-10 |
Family
ID=26433213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29892395A Pending JPH08323763A (ja) | 1995-03-24 | 1995-10-23 | 金型温度制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08323763A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100621511B1 (ko) * | 2005-11-14 | 2006-09-14 | 부여템프콘(주) | 금형의 온도제어장치 |
KR100698965B1 (ko) * | 2006-06-20 | 2007-03-23 | 주식회사 해동 | 금형의 온도제어장치 |
-
1995
- 1995-10-23 JP JP29892395A patent/JPH08323763A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100621511B1 (ko) * | 2005-11-14 | 2006-09-14 | 부여템프콘(주) | 금형의 온도제어장치 |
KR100698965B1 (ko) * | 2006-06-20 | 2007-03-23 | 주식회사 해동 | 금형의 온도제어장치 |
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