JPH08323680A - マニピュレータ用油圧ポンプとそれを用いた油圧工具駆動装置 - Google Patents

マニピュレータ用油圧ポンプとそれを用いた油圧工具駆動装置

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JPH08323680A
JPH08323680A JP14968695A JP14968695A JPH08323680A JP H08323680 A JPH08323680 A JP H08323680A JP 14968695 A JP14968695 A JP 14968695A JP 14968695 A JP14968695 A JP 14968695A JP H08323680 A JPH08323680 A JP H08323680A
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hydraulic
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京二 矢野
Kenji Morita
賢二 守田
Masami Azetsu
正己 畔津
Shuichi Maki
秀一 牧
Takafumi Kondo
崇文 近藤
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NIPPON BURNDY KK
NISHI NIPPON DENSEN KK
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NISHI NIPPON DENSEN KK
Kyushu Electric Power Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 高圧絶縁油圧ホースを使用せずに油圧工具を
駆動できるようにするための油圧ポンプとそのポンプを
用いた油圧工具駆動装置。 【構成】 油圧ポンプ4が、マニピュレータ1の先に着
脱可能なポンプ筐体5と、油タンク6と、回転出力軸2
の回転により油タンク6内の油を汲み出し且つ加圧して
出力する加圧ポンプ7と、そこから出力される油を油圧
工具3を駆動する作動部8に送る油系路9とを備える。
油圧ポンプ4が、低圧ポンプ12と、低圧ポンプ12の
逆回転時に入出力ポート10に排出される油を高圧に加
圧する高圧ポンプ13とを備え、油系路9が低圧ポンプ
12の正回転時に入出力ポート11に排出される低圧油
を作動部8に送る低圧油系路14と、高圧ポンプ13か
ら排出される高圧油を作動部8に送る高圧油系路15と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は柱上作業の高圧配電作業
等に使われるマニピュレータに取り付けて工具を駆動す
るのに使用されるマニピュレータ用油圧ポンプと、マニ
ピュレータに前記油圧ポンプを取り付けた油圧工具駆動
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】柱上に架空されている高圧配電線等の作
業には、近年は図7(b)に示すように高所作業台車に
取付けたマニピュレータAが使用されている。マニピュ
レータAには圧縮ヘッドや皮剥器等の油圧工具Bを取り
付けて使用するが、この場合、油圧工具Bを駆動するた
めの油圧を、車両Cで発生した低圧の油圧をブームDに
沿って設けた高圧絶縁油圧ホースEにより空中無人作業
部Fに送り、同作業部F内の油圧ブースタ(図示されて
いない)で高圧にし、この高圧の油を高圧絶縁油圧ホー
スEでマニピュレータAの先の油圧工具Bに送って、油
圧工具Bを駆動するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の油圧工具駆動装
置には次のような問題があった。 .油圧工具Bに高圧絶縁油圧ホースEが接続されてい
るので、狭い空中無人作業部Fにおける油圧工具置場が
制約される。 .油圧工具Bの動きが高圧絶縁油圧ホースEの長さに
より規制され、またホースE自体がかなり硬いので油圧
工具Bの可動範囲が制限される。 .空中無人作業部Fに何本もの高圧絶縁油圧ホースE
が突き出して見映えが悪く、また清掃等もしにくい。
【0004】本発明の目的は高圧絶縁油圧ホースを使用
せずに油圧工具を駆動できるようにするためのマニピュ
レータ用油圧ポンプとそのポンプを用いた油圧工具駆動
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1の
マニピュレータ用油圧ポンプは図1〜6に示すように、
架空電線の工事に使用可能なマニピュレータ1の先に取
付けられ、マニピュレータ1の回転出力軸2の回転によ
り油圧が制御されて油圧工具3を駆動するマニピュレー
タ油圧ポンプ4であり、このマニピュレータ油圧ポンプ
4がマニピュレータ1の先に着脱可能なポンプ筐体5
と、その内部に設けられた油タンク6と、回転出力軸2
の回転により油タンク6内の油を汲み出し且つ加圧して
出力する加圧ポンプ7と、加圧ポンプ7から加圧出力さ
れる油を油圧工具3を駆動する作動部8に送る油系路9
とを備えてなることを特徴とするものである。
【0006】本発明のうち請求項2のマニピュレータ用
油圧ポンプは、油圧ポンプ4が、マニピュレータ1の回
転出力軸2に着脱可能に接続されて正逆回転可能であ
り、且つ正回転時に油タンク6内の油が一方の入出力ポ
ート10から導入されて他方の入出力ポート11に排出
され、逆回転時に油タンク6内の油が他方の入出力ポー
ト11から導入されて一方の入出力ポート10に排出さ
れる低圧ポンプ12と、低圧ポンプ12の逆回転時に他
方の入出力ポート11から導入されて一方の入出力ポー
ト10に排出される油を高圧に加圧する高圧ポンプ13
とを備え、油系路9が低圧ポンプ12の正回転時に一方
の入出力ポート10から導入されて他方の入出力ポート
11に排出される低圧油を作動部8に送る低圧油系路1
4と、高圧ポンプ13から排出される高圧油を作動部8
に送る高圧油系路15とを備えたことを特徴とするもの
である。
【0007】本発明のうち請求項3のマニピュレータ用
油圧ポンプは、前記油系路9に油圧解除系路16が設け
られ、同油圧解除系路16にそれを開いて作動部8に送
る油の油圧を解除する解除レバー17を設けてなること
を特徴とするものである。
【0008】本発明のうち請求項4のマニピュレータ用
油圧ポンプは、低圧油系路14にそれから油タンク6へ
の油の逆流を防止するタンク用逆止弁20と低圧ポンプ
12への油の逆流を防止するポンプ用逆止弁21が設け
られ、高圧油系路15にその内部の油が油タンク6へ逆
流するのを防止するタンク用逆止弁22と、低圧ポンプ
12へ逆流するのを防止する低圧ポンプ用逆止弁23
と、高圧ポンプ13へ逆流するのを防止する高圧ポンプ
用逆止弁24が設けられてなることを特徴とするもので
ある。
【0009】本発明のうち請求項5のマニピュレータ用
油圧ポンプは、低圧油系路14、高圧油系路15の夫々
に、作動部8に送る油の圧力を調整する低圧力調整弁2
5、高圧力調整弁26が設けられてなることを特徴とす
るものである。
【0010】本発明のうち請求項6のマニピュレータ用
油圧ポンプは、高圧油系路15にその内部の高圧油が所
定圧力になると開いて作動部8に送られる高圧油を外部
に排出し、これにより高圧油系路15内の油圧を低圧油
系路14内の油圧より低圧にする排出弁27を設け、こ
の排出弁27と低圧油系路14との間に、高圧油系路1
5内の油圧が低圧油系路14内の油圧より低圧になると
低圧油系路14からの油圧により開かれて排出弁27が
高圧油系路15内の油圧で閉じられるようにする制御弁
28を設けてなることを特徴とするものである。
【0011】本発明のうち請求項7のマニピュレータ用
油圧ポンプは、高圧油系路15に、低圧ポンプ12から
高圧ポンプ13に送る油を所定圧力に調節する圧力調節
弁29が設けられてなることを特徴とするものである。
【0012】本発明のうち請求項8の油圧工具駆動装置
は、架空電線の工事に使用可能なマニピュレータ1の先
に、請求項1乃至請求項7記載のいずれかのマニピュレ
ータ用油圧ポンプ4を着脱自在に取付けてなることを特
徴とするものである。
【0013】
【作用】本発明のうち請求項1のマニピュレータ用油圧
ポンプ4では、油タンク6と、マニピュレータ1の回転
出力軸2の回転で回転して油を加圧出力する加圧ポンプ
7と、加圧油を作動部8に送る油系路9を備えてなるの
で、マニピュレータ用油圧ポンプ4をマニピュレータ1
の先端に取り付けてその回転出力軸2の回転により加圧
ポンプ7を回転させると、加圧ポンプ7が油タンク6内
の油が汲み出されて加圧され、加圧油が油系路9に出力
されて作動部8に送られ、この加圧油により作動部8に
取り付けた油圧工具3が駆動される。
【0014】本発明のうち請求項2のマニピュレータ用
油圧ポンプでは、マニピュレータ1の回転出力軸2の正
逆回転により正逆回転する低圧ポンプ12と、高圧ポン
プ13と、低圧油系路14と、高圧油系路15とを備え
てなるので、マニピュレータ1の回転出力軸2により低
圧ポンプ12を回転して、油タンク6内の油を図1
(a)のように一方の入出力ポート10から導入して他
方の入出力ポート11に排出すると、低圧ポンプ12で
発生される低圧油が低圧油系路14を通って作動部8に
送られ、同作動部8が低圧動作される。またマニピュレ
ータ1の回転出力軸2により低圧ポンプ12を逆回転し
て油タンク6内の油を図1(b)のように他方の入出力
ポート11から導入して一方の入出力ポート10に排出
すると、低圧ポンプ12で発生される低圧油が高圧ポン
プ13に送られ、同ポンプ13で高圧にされた高圧油が
高圧油系路15を通って作動部8に送られ、同作動部8
が高圧動作される。
【0015】本発明のうち請求項3のマニピュレータ用
油圧ポンプでは、油系路9に油圧解除系路16と同油圧
解除系路16を開いて作動部8に送る油の油圧を解除す
る解除レバー17を備えてなるため、加圧ポンプ7の動
作中でも作動部8の油圧を解除することができる。
【0016】本発明のうち請求項4のマニピュレータ用
油圧ポンプでは、低圧油系路14にタンク用逆止弁20
とポンプ用逆止弁21が設けられ、高圧油系路15にタ
ンク用逆止弁22と低圧ポンプ用逆止弁23と、高圧ポ
ンプ用逆止弁24が設けられてなるので、低圧油系路1
4に送り出された低圧油がタンク用逆止弁20とポンプ
用逆止弁21により阻止されて油タンク6へ逆流せず、
確実に作動部8に送られる。また高圧油系路15に送り
出された高圧油がタンク用逆止弁22と低圧ポンプ用逆
止弁23と高圧ポンプ用逆止弁24とにより阻止されて
油タンク6へ逆流せず、確実に作動部8に送られる。
【0017】本発明のうち請求項5のマニピュレータ用
油圧ポンプでは、低圧油系路14、高圧油系路15の夫
々に、作動部8に送る油の圧力を調整する低圧力調整弁
25、高圧力調整弁26が設けられてなるので、低圧油
系路14に送り出された低圧油が低圧力調整弁25によ
り所定圧に調整されて作動部8に送られ、また高圧油系
路15に送り出された高圧油が高圧力調整弁26により
所定圧に調整されて作動部8に送られる。
【0018】本発明のうち請求項6のマニピュレータ用
油圧ポンプでは、高圧油系路15に高圧油が所定圧力に
なると開いて、高圧油系路15内の油圧を低圧油系路1
4内の油圧より低圧にする排出弁27を設け、排出弁2
7と低圧油系路14との間に高圧油系路15内の油圧が
低圧油系路14内の油圧より低圧になると排出弁27が
高圧油系路15内の油圧で閉じられるようにする制御弁
28を設けたので、高圧油系路15に送り出された高圧
油の圧が所定圧力になると排出弁27が開かれて作動部
8に送られる高圧油が外部に排出され、作動部8の油圧
が低下される。高圧油系路15内の油圧が低圧油系路1
4内の油圧より低圧になると、制御弁28の開放により
排出弁27が閉じられて再度、油が低圧油系路14を通
って作動部8へ送られるようになる。
【0019】本発明のうち請求項7のマニピュレータ用
油圧ポンプでは、高圧油系路15に、低圧ポンプ12か
ら高圧ポンプ13に送る油を所定圧力に調節する圧力調
節弁29を設けたので、高圧油系路15に送られる油の
油圧が圧力調節弁29により調整され、高圧ポンプ13
に必要以上の油圧の油が供給されない。
【0020】本発明のうち請求項8の油圧工具駆動装置
では、架空電線の工事に使用可能なマニピュレータ1の
先に、請求項1乃至請求項7記載のいずれかのマニピュ
レータ用油圧ポンプ4を着脱自在に取付けてなるので、
架空電線の工事に使用される油圧工具3がマニピュレー
タ1の先に取り付けられた油圧ポンプ4により直接駆動
され、しかも油圧工具3に供給される油圧がマニピュレ
ータ1の回転出力軸3の正逆回転の切替えにより制御さ
れる。
【0021】
【実施例1】図1、2は本発明のマニピュレータ用油圧
ポンプの第1の実施例であり、図3は前記油圧ポンプを
用いた油圧工具駆動装置の実施例である。以下にこのマ
ニピュレータ用油圧ポンプと油圧工具駆動装置の詳細な
説明を行なう。
【0022】図1に示す1はマニピュレータである。こ
のマニピュレータ1は図3に示すように、その先端に各
種工具を取り付け可能とするための工具接続部40が形
成されており、同工具接続部40には回転出力軸2が突
出されている。この回転出力軸2は図示されていないコ
ントローラにより正逆回転可能であると共に、その際の
回転数も任意に可変可能となっている。なお、このよう
なマニピュレータ1は従来からあり、例えば図7に示し
たマニピュレータAがそうである。このマニピュレータ
Aは、先端の油圧工具Bを取り付ける部分に正逆回転可
能な回転出力軸が突出されている。
【0023】図1に示す4はマニピュレータ用油圧ポン
プであり、5は同ポンプ4のポンプ筐体である。ポンプ
筐体5は図3に示すような円筒形状に形成されており、
同ポンプ筐体5の軸方向の一端には、マニピュレータ1
の工具接続部40に着脱される着脱部41が形成され、
他端には図4に示す圧縮工具(油圧工具)3や図5に示
す電線皮剥器(油圧工具)3を接続して作動するための
作動部8が形成されている。前記着脱部41の中央に
は、マニピュレータ1の回転出力軸2を差し込ませる回
転軸44が設けられており、回転出力軸2の回転により
回転軸44が回転される様になっている。
【0024】図1に示す6は油をためることができる油
タンクである。図1では複数の油タンク6が表示されて
いるが、実際にはこれらはつながっていて、ポンプ筐体
5内に一つだけ設けられている。
【0025】図1に示す12は低圧ポンプである。この
低圧ポンプ12は2つの入出力ポート10、11を有し
た回転式のポンプであり、例えば回転軸44が右回転さ
れると第1の入出力ポート10から油を吸入して第2の
入出力ポート11から油を出力し、回転軸44が左回転
されると第2の入出力ポート11から油を吸入して第1
の入出力ポート10から油を出力する。このような低圧
ポンプ12としては例えばギアポンプ、歯車ポンプがあ
る。このポンプ4は出力する油の油圧が低いが、送油量
は多いという特徴を有する。
【0026】図1に示す14は低圧油系路である。この
低圧油系路14は図1(a)に太線で示すように、低圧
ポンプ12の回転時に第1の入出力ポート10から導入
されて他方の入出力ポート11に排出される低圧油を作
動部8に送るための送油管である。
【0027】図1に示す13は高圧ポンプである。この
ポンプ13は入力ポート32、出力ポート33を有した
プランジャー式(ピストン式)のポンプであり、回転軸
44が右左どちらに回転されても入力ポート32から油
を吸入して出力ポート33から油を吐出する。このポン
プ13は出力する油の油圧を数百〜千Kgf/cm2
高圧にすることができる反面、送油量は少ないという特
徴を有する。
【0028】図1に示す15は高圧油系路である。この
高圧油系路15は図1(b)に極太線で示すように、高
圧ポンプ13から排出される高圧油を作動部8に送るた
めの送油管である
【0029】図1に示す20は低圧油系路14に設けら
れたタンク用逆止弁である。この逆止弁20は、図1
(a)のように低圧ポンプ12から低圧油系路14に油
が送出されると、同逆止弁20に組込まれたスプリング
の伸び力と低圧油系路14に生じる油圧とで自動的に閉
じられ、図1(b)のように低圧ポンプ12から高圧油
系路15に油が送出されると、低圧油系路14に生じる
負圧によりスプリングが圧縮されて自動的に開かれる。
【0030】図1に示す21は低圧油系路14に設けら
れたポンプ用逆止弁である。この逆止弁21は、図1
(a)のように低圧ポンプ12から低圧油系路14に油
が送出されると、同低圧油系路14に生じる油圧で逆止
弁21に組込まれたスプリングが圧縮されて自動的に開
かれ、図1(b)のように低圧ポンプ12から高圧油系
路15に油が送出されると、圧縮されたスプリングの復
元力と低圧油系路14に生じる負圧により自動的に閉じ
られる。
【0031】図1に示す22は高圧油系路15に設けら
れたタンク用逆止弁である。この逆止弁22は、図1
(a)のように低圧ポンプ12から低圧油系路14に油
が送出されると、高圧油系路15に生じる負圧により同
逆止弁22に組込まれたスプリングが圧縮されて自動的
に開かれ、図1(b)のように低圧ポンプ12から高圧
油系路15に油が送出されると、スプリングの復元力と
高圧油系路15に送り出される低圧油の油圧とにより自
動的に閉じられる。
【0032】図1に示す23は高圧油系路15に設けら
れた低圧ポンプ用逆止弁である。この逆止弁23は、図
1(a)のように低圧ポンプ12から低圧油系路14に
油が送出されると、同逆止弁23に組込まれたスプリン
グの伸び力と高圧油系路15に生じる負圧により自動的
に閉じられ、図1(b)のように低圧ポンプ12から高
圧油系路15に油が送出されると、高圧油系路15に送
り出される低圧油の油圧でスプリングが圧縮されて自動
的に開かれる。
【0033】図1に示す24は高圧油系路15に設けら
れた高圧ポンプ用逆止弁である。この逆止弁24は、図
1(a)のように低圧ポンプ12から低圧油系路14に
油が送出されると、同逆止弁24に組込まれたスプリン
グの伸び力により自動的に閉じられ、図1(b)のよう
に低圧ポンプ12から高圧ポンプ13を経て高圧油系路
15に油が送出されると、高圧ポンプ13から送り出さ
れる高圧油の油圧でスプリングが圧縮されて自動的に開
かれる。
【0034】図1に示す25は低圧ポンプ12から低圧
油系路14に送出される油の油圧を調整する低圧力調整
弁である。この圧力調整弁25は低圧油系路14に設け
られており、同低圧油系路14内の油圧が8Kgf/c
2 より高くなると自動的に弁25が開かれて低圧油系
路14内の油を油タンク6に逃がし、8Kgf/cm2
以下になると自動的に弁25が閉じられるような仕組み
になっている。
【0035】図1に示す29は低圧ポンプ12から高圧
油系路15に送出される油の油圧を調整する圧力調節弁
である。この圧力調節弁29は低圧ポンプ12と高圧ポ
ンプ13との間の高圧油系路15に設けられており、同
部分における高圧油系路15内の油圧が5Kgf/cm
2 より高くなると自動的に弁29が開かれて油を油タン
ク6に逃がし、5Kgf/cm2 以下になると自動的に
弁29が閉じられるような仕組みになっている。
【0036】図1に示す26は高圧ポンプ13から高圧
油系路15に送出される高圧油の油圧を調整する高圧力
調整弁である。この高圧力調整弁26は高圧ポンプ13
の先の高圧油系路15に設けられており、同部分におけ
る高圧油系路15内の油圧が700Kgf/cm2 より
高くなると図2(a)のように自動的に弁26が開かれ
て油を油タンク6に逃がすようになっている。なお、こ
の高圧力調整弁26は高圧油系路15の油圧が700K
gf/cm2 以下になると自動的に閉じられる。
【0037】図1に示す27は作動部8に送られる油を
油タンク6に排出するための排出弁である。この排出弁
27は、作動部8の直前の高圧油系路15に設けられて
おり、高圧力調整弁26が開いたときに、即ち高圧油系
路15の油圧が700Kgf/cm2 に達したときに、
同弁26からパイプ35を通じて送られる油圧により自
動的に開放される仕組みになっている。なお、この排出
弁27と高圧力調整弁26とをつなぐパイプ35の途中
には高圧力調整弁26への油戻りを防止する逆止弁36
が設けられているため、一旦排出弁27が開かれると、
以後低圧油系路14や高圧油系路15の油圧が下がって
も同排出弁27は継続して開かれた状態に保たれる。従
ってこの状態からは続けて高圧動作を行なうことができ
ないようになっている。
【0038】図1に示す28は開放された排出弁27を
閉じるための制御弁である。この制御弁28は、排出弁
27と高圧力調整弁26とをつなぐパイプ35に設けら
れており、図2(b)のように低圧ポンプ12の低圧油
が低圧油系路14に供給されると同系路15に分岐され
た分岐系路39を通じて送られる低圧油により開放され
る仕組みになっている。この制御弁28が開放されると
排出弁27を開かせていた油圧が解除され、同排出弁2
7が閉じられる。
【0039】図1に示す16は油圧解除系路である。こ
の油圧解除系路16は作動部8の直前の高圧油系路15
に設けられており、同高圧油系路15の途中に高圧油系
路15に流れる油を油タンク6に逃がす油圧解除弁45
が設けられている。この油圧解除弁45はポンプ筐体5
の外部に突き出して設けられている解除レバー17によ
り手動で開閉されるようになっている。この解除レバー
17は、図3に示すようにポンプ筐体5に固定されて設
けられている固定レバー47と、固定レバー47に対し
て回動可能に取り付けられた可動レバー46とからな
り、両レバー46、47を撮んで互いを引き寄せること
により油圧解除弁45を開かせることができるようにな
っている。また、可動レバー46には固定レバー47の
側方に突き出す突出部48も形成されており、この突出
部48をポンプ筐体5側に押込むことにより油圧解除弁
45を開かせることもできるようになっている。なお、
前記油圧解除弁45は、固定レバー47と可動レバー4
6とをつまんでいるか、可動レバー46の突出部48を
押している間だけ弁45が開かれるようになっており、
レバーのつまみや押しが解除されると、弁45に設けら
れたスプリングにより自動的に閉じられるようになって
いる。
【0040】
【図1のマニピュレータ用油圧ポンプの使用例】このマ
ニピュレータ用油圧ポンプ4は、例えば図7に示すよう
な柱上作業の高圧配電作業等に使われる作業車のマニピ
ュレータ1の先端に取り付けて使用する。この場合、油
圧ポンプ4の作動部8に図4に示す圧縮工具(油圧工
具)3や図5に示す電線皮剥器(油圧工具)3等を取り
付けるが、このような油圧工具3は始めから油圧ポンプ
4に一体化させて組立てておいてもよいし、或は各種油
圧工具3と油圧ポンプ4とを着脱できる形で組立て、こ
れらを使用時に組合わせるようにしてもよい。
【0041】マニピュレータ1に油圧ポンプ4を取り付
けた後、前記マニピュレータ1の回転出力軸2を正回転
させると(低圧ポンプ12の入出力ポート11から油が
出力される様にすると)、油圧回路内を油が図1(a)
に太線で示すように流れ、作動部8の油圧工具に低圧油
が供給され、油圧工具3が低圧作動する。具体的には、
低圧ポンプ12の作動により入出力ポート11側の逆止
弁22が開いて油タンク6内の油が同低圧ポンプ12に
吸入され、同ポンプ4により低圧加圧された油が入出力
ポート10から出力され、低圧力調整弁25により8K
gf/cm2 に調整された油が低圧油系路14を通じて
油圧工具と制御弁28とに送出される。この場合、高圧
ポンプ13には油が供給されないので同ポンプ13によ
る加圧はない。
【0042】またマニピュレータ1の回転出力軸2を逆
回転させると(低圧ポンプ12の入出力ポート10から
油が出力される様にすると)、油圧回路内を油が図1
(b)に極太線で示すように流れ、作動部8の油圧工具
に高圧油が供給され、同油圧工具3が高圧作動する。具
体的には、低圧ポンプ12の動作により入出力ポート1
0側の逆止弁20が開いて油タンク6内の油が同低圧ポ
ンプ12に吸入され、同ポンプ4により低圧加圧された
油が入出力ポート11から出力され、低圧力調節弁29
により5Kgf/cm2 に調整された油が高圧ポンプ1
3に送出され、同高圧ポンプ13で高圧に加圧された高
圧油が高圧油系路15を通じて油圧工具に送出される。
【0043】そして油圧工具3に送出される油の油圧が
700Kgf/cm2 に達すると、高圧力調整弁26が
開いてこれにより排出弁27が開き、油圧回路内の油が
図2(a)に示すように太線で示すように流れ、油圧工
具3に送出される高圧油が排出弁27を通して油タンク
6に排出される。そして油圧工具3の動作圧が0Kgf
/cm2 に自動的に戻される。
【0044】この後に再度油圧工具3を作動させる場合
は、マニピュレータ1の回転出力軸2を再び正回転す
る。すると油圧回路内を油が図2(b)に太線で示すよ
うに流れて、先ず低圧の油で制御弁28が開かれてこれ
により排出弁27が閉じられて油圧工具3に低圧油が供
給されるようになり、同油圧工具3が低圧動作する。
【0045】なお、油圧工具3を作動させている最中
に、何らかの事情で油圧工具3の動作を停止したい場合
は、ポンプ筐体5に設けられた解除レバー17を操作す
る。この解除レバー17の操作は、図7のマニピュレー
タの場合、もう一方のマニピュレータを用いて行なうこ
とができ、例えばマニピュレータの先に取り付けた他の
工具で可動レバー46と固定レバー47とをつまんだ
り、或は工具で可動レバー46の突出部48を押して行
なうことができる。
【0046】
【実施例2】図6は本発明のマニピュレータ用油圧ポン
プの第2の実施例である。この実施例は実施例1におけ
る高圧力調整弁26と排出弁27とをつなぐパイプ35
に残される高圧油を油タンク6に逃がし易くして排出弁
27が確実に閉じられるように改良したものである。こ
の例では排出弁27に逆止弁を用い、油圧工具3にかか
る油圧が700Kgf/cm2 に達して高圧力調整弁2
6が開くと、パイプ35を通じて供給される高圧油で排
出弁27の逆止弁が開かれ、これにより油圧工具3にか
かる油圧が0Kgf/cm2 になるようにしてある。ま
たさらに、高圧力調整弁26と排出弁27との間のパイ
プ35を逆止弁55を介して排出弁27の手前側に導通
させることにより、高圧油系路15内の油圧が降下する
と自動的に逆止弁55が開いてパイプ35内の油が油タ
ンク6に排除されるようにしてある。従ってパイプ35
内に高圧油が残されず、分岐系路56に供給される低圧
油で確実に制御弁28が開き、よって排出弁27が確実
に閉じられる。
【0047】
【発明の効果】本発明のマニピュレータ用油圧ポンプは
マニピュレータ用油圧ポンプが油タンクと、マニピュレ
ータの回転出力軸の回転で回転して油を加圧出力する加
圧ポンプと、加圧油を作動部に送る油系路を備えてなる
ので次の様な効果がある。 .本発明のマニピュレータ用油圧ポンプをマニピュレ
ータの先に取り付けて、同油圧ポンプにより油圧工具を
直接駆動して架空電線の工事を行うことができる。 .油圧工具を駆動するための油圧ホースがマニピュレ
ータに不要となるため、油圧工具を自由に動かすことが
できる。 .油圧ホースが無いため油圧工具の付け替えが容易で
ある。 .油圧ホースが無いため外観が煩雑にならず、体裁が
よい。
【0048】請求項2のマニピュレータ用油圧ポンプは
マニピュレータの回転出力軸の回転を正逆切替え回転さ
せるだけで油圧を低圧と高圧に切替えることができるの
で次の様な効果がある。 .油圧を低圧と高圧に切替えて、油圧工具の動きに幅
をもたせることができる。 .圧縮工具や電線皮剥器等の油圧工具を駆動すること
ができ、駆動できる油圧工具の種類が広がり、用途も広
がる。
【0049】請求項3のマニピュレータ用油圧ポンプは
油圧解除系路とそれを開いて作動部に送る油の油圧を解
除する解除レバーを設けてなるので、解除レバーを操作
して油圧工具の作動を非常停止させることができ、作業
の安全性が高まる。
【0050】請求項4のマニピュレータ用油圧ポンプは
低圧油系路と高圧油系路の夫々にタンク用逆止弁とポン
プ用逆止弁が設けられてなるので、低圧油系路に送り出
された低圧油が油タンクへ逆流するのを確実に防止で
き、高圧油系路に送り出された高圧油が油タンクへ逆流
するのを確実に防止できすることもできる。
【0051】請求項5のマニピュレータ用油圧ポンプは
低圧油系路と高圧油系路の夫々に、低圧力調整弁、高圧
力調整弁が設けられてなるので、作動部に送られる油圧
が所定圧に調整され、油圧工具を無理なく駆動させるこ
とができる。
【0052】請求項6のマニピュレータ用油圧ポンプは
高圧油系路に排出弁を設け、排出弁と低圧油系路との間
に制御弁を設けてなるので、高圧油の油圧が必要以上に
高くなって危険であるといったことがない。また、高圧
油の圧力が低下してからマニピュレータの回転出力軸を
逆回転させるだけで作動部に送られる油圧が低圧油に切
り替る。
【0053】請求項7のマニピュレータ用油圧ポンプは
高圧油系路に送られる油の圧力が圧力調節弁により調整
されるため、高圧ポンプに必要以上の圧力の油が供給さ
れず、高圧ポンプが円滑に作動する。
【0054】請求項8の油圧工具駆動装置では、油圧工
具をマニピュレータの先に取り付けた油圧ポンプで直接
駆動することができ、しかも油圧ホースが不要となるた
め油圧工具を動かし易く、油圧工具での作業がし易くな
り、油圧工具の付け替えも容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマニピュレータ用油圧ポンプの油圧回
路の一実施例を示した回路図であり、(a)は低圧動作
時の油の流れを示したもの、(b)は高圧動作時の油の
流れを示したものである。
【図2】本発明のマニピュレータ用油圧ポンプの油圧回
路の一実施例を示した回路図であり、(a)は油圧解除
時の油の流れを示したもの、(b)は再加圧時の油の流
れを示したものである。
【図3】本発明の油圧工具駆動装置の一実施例を示した
斜視図。
【図4】圧縮工具を取り付けたマニピュレータ用油圧ポ
ンプの一実施例を示した側面図。
【図5】電線皮剥器を取り付けたマニピュレータ用油圧
ポンプの一実施例を示した側面図。
【図6】本発明のマニピュレータ用油圧ポンプの油圧回
路の他の例を示した回路図。
【図7】電線工事に使用される作業車の従来例であり、
(a)は作業車のマニピュレータ部分を示したもの、
(b)は作業車全体を示したものである。
【符号の説明】
1 マニピュレータ 2 回転出力軸 3 油圧工具 4 油圧ポンプ 5 ポンプ筐体 6 油タンク 7 加圧ポンプ 8 作動部 9 油系路 10 入出力ポート 11 入出力ポート 12 低圧ポンプ 13 高圧ポンプ 14 低圧油系路 15 高圧油系路 16 油圧解除系路 17 解除レバー 20 タンク用逆止弁 21 ポンプ用逆止弁 22 タンク用逆止弁 23 低圧ポンプ用逆止弁 24 高圧ポンプ用逆止弁 25 低圧力調整弁 26 高圧力調整弁 27 排出弁 28 制御弁 29 圧力調整弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 守田 賢二 福岡県福岡市中央区渡辺通二丁目1番82号 九州電力株式会社内 (72)発明者 畔津 正己 大分県大分市大字駄原2899番地 西日本電 線株式会社内 (72)発明者 牧 秀一 大分県大分市大字駄原2899番地 西日本電 線株式会社内 (72)発明者 近藤 崇文 神奈川県川崎市川崎区駅前本町3番地1 日本バーンデイ株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】架空電線の工事に使用可能なマニピュレー
    タ(1)の先に取付けられ、マニピュレータ(1)の回
    転出力軸(2)の回転により油圧が制御されて油圧工具
    (3)を駆動するマニピュレータ油圧ポンプ(4)であ
    り、このマニピュレータ油圧ポンプ(4)がマニピュレ
    ータ(1)の先に着脱可能なポンプ筐体(5)と、その
    内部に設けられた油タンク(6)と、回転出力軸(2)
    の回転により油タンク(6)内の油を汲み出し且つ加圧
    して出力する加圧ポンプ(7)と、加圧ポンプ(7)か
    ら加圧出力される油を油圧工具(3)を駆動する作動部
    (8)に送る油系路(9)とを備えてなることを特徴と
    するマニピュレータ用油圧ポンプ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のマニピュレータ用油圧ポン
    プにおいて、油圧ポンプ(4)が、マニピュレータ
    (1)の回転出力軸(2)に着脱可能に接続されて正逆
    回転可能であり、且つ正回転時に油タンク(6)内の油
    が一方の入出力ポート(10)から導入されて他方の入
    出力ポート(11)に排出され、逆回転時に油タンク
    (6)内の油が他方の入出力ポート(11)から導入さ
    れて一方の入出力ポート(10)に排出される低圧ポン
    プ(12)と、低圧ポンプ(12)の逆回転時に他方の
    入出力ポート(11)から導入されて一方の入出力ポー
    ト(10)に排出される油を高圧に加圧する高圧ポンプ
    (13)とを備え、油系路(9)が低圧ポンプ(12)
    の正回転時に一方の入出力ポート(10)から導入され
    て他方の入出力ポート(11)に排出される低圧油を作
    動部(8)に送る低圧油系路(14)と、高圧ポンプ
    (13)から排出される高圧油を作動部(8)に送る高
    圧油系路(15)とを備えたことを特徴とするマニピュ
    レータ用油圧ポンプ。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2記載のマニピュレー
    タ用油圧ポンプにおいて、前記油系路(9)に油圧解除
    系路(16)が設けられ、同油圧解除系路(16)にそ
    れを開いて作動部(8)に送る油の油圧を解除する解除
    レバー(17)を設けてなることを特徴とするマニピュ
    レータ用油圧ポンプ。
  4. 【請求項4】請求項2又は請求項3記載のマニピュレー
    タ用油圧ポンプにおいて、低圧油系路(14)にそれか
    ら油タンク(6)への油の逆流を防止するタンク用逆止
    弁(20)と低圧ポンプ(12)への油の逆流を防止す
    るポンプ用逆止弁(21)が設けられ、高圧油系路(1
    5)にその内部の油が油タンク(6)へ逆流するのを防
    止するタンク用逆止弁(22)と、低圧ポンプ(12)
    へ逆流するのを防止する低圧ポンプ用逆止弁(23)
    と、高圧ポンプ(13)へ逆流するのを防止する高圧ポ
    ンプ用逆止弁(24)が設けられてなることを特徴とす
    るマニピュレータ用油圧ポンプ。
  5. 【請求項5】請求項3又は請求項4記載のいずれかのマ
    ニピュレータ用油圧ポンプにおいて、低圧油系路(1
    4)、高圧油系路(15)の夫々に、作動部(8)に送
    る油の圧力を調整する低圧力調整弁(25)、高圧力調
    整弁(26)が設けられてなることを特徴とするマニピ
    ュレータ用油圧ポンプ。
  6. 【請求項6】請求項3乃至請求項5記載のいずれかのマ
    ニピュレータ用油圧ポンプにおいて、高圧油系路(1
    5)にその内部の高圧油が所定圧力になると開いて作動
    部(8)に送られる高圧油を外部に排出し、これにより
    高圧油系路(15)内の油圧を低圧油系路(14)内の
    油圧より低圧にする排出弁(27)を設け、この排出弁
    (27)と低圧油系路(14)との間に、高圧油系路
    (15)内の油圧が低圧油系路(14)内の油圧より低
    圧になると低圧油系路(14)からの油圧により開かれ
    て排出弁(27)が高圧油系路(15)内の油圧で閉じ
    られるようにする制御弁(28)を設けてなることを特
    徴とするマニピュレータ用油圧ポンプ。
  7. 【請求項7】請求項3乃至請求項6記載のいずれかのマ
    ニピュレータ用油圧ポンプにおいて、高圧油系路(1
    5)に、低圧ポンプ(12)から高圧ポンプ(13)に
    送る油を所定圧力に調節する圧力調節弁(29)が設け
    られてなることを特徴とするマニピュレータ用油圧ポン
    プ。
  8. 【請求項8】架空電線の工事に使用可能なマニピュレー
    タ(1)の先に、請求項1乃至請求項7記載のいずれか
    のマニピュレータ用油圧ポンプ(4)を着脱自在に取付
    けてなることを特徴とする油圧工具駆動装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006056255A2 (de) * 2004-11-19 2006-06-01 Richard Bergner Verbindungstechnik Gmbh & Co. Kg Roboterhand mit einer hydraulikeinheit, deren speicherraum ein variierbares ausgleichsvolumen hat
CN113266617A (zh) * 2021-05-17 2021-08-17 浙江大学 一种面向流体驱动软体执行器的模块化机械式主端控制器

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CN113266617B (zh) * 2021-05-17 2022-11-11 浙江大学 一种面向流体驱动软体执行器的模块化机械式主端控制器

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