JPH08323548A - パートプログラム作成装置 - Google Patents

パートプログラム作成装置

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JPH08323548A
JPH08323548A JP12996695A JP12996695A JPH08323548A JP H08323548 A JPH08323548 A JP H08323548A JP 12996695 A JP12996695 A JP 12996695A JP 12996695 A JP12996695 A JP 12996695A JP H08323548 A JPH08323548 A JP H08323548A
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JP
Japan
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value
maximum
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taper
allowable
Prior art date
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Pending
Application number
JP12996695A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Takegahara
隆史 竹ケ原
Shigetoshi Takagi
成年 高木
Koji Suzuki
康治 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Publication date
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Publication of JPH08323548A publication Critical patent/JPH08323548A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
  • Numerical Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】パートプログラム作成時に許容最大テーパ値を
求め、テーパ値に対するチェックの時間を短縮する。 【構成】 最大テーパ値計算手段1は、全工程にわたっ
てワークの上面と下面の加工形状から、上ガイド位置と
下ガイド位置の最大偏差量により最大テーパ値を計算す
る。また、許容テーパ値選択手段2は最大テーパ仕様値
2aと加工最大テーパ値2bとノズル最大テーパ値2c
とから許容テーパ値を選択する。そしてテーパ値判断手
段3によって最大テーパ値と許容テーパ値とを比較し、
最大テーパ値が許容テーパ値を越えたときアラームを発
することにより、テーパ値に対するチェックを加工前に
容易に行うことができ、チェックの時間を短縮すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワイヤカット放電加工機
のパートプログラムを作成するパートプログラム作成装
置に関し、特にテーパ加工用パートプログラムを作成す
る機能をもつパートプログラム作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワイヤ放電加工機において加工をおこな
う場合、ワイヤカット放電加工機が許容する最大テーパ
値を越えたワークの加工であるかどうかをチェックする
必要がある。この場合、ワイヤカット放電加工機を実際
に操作し加工してみることによって、ワイヤカット放電
加工機がもつテーパ値の許容値を越えるかどうかを判断
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ワイヤカット
放電加工機が許容する最大テーパ値を越えた加工である
かどうかを判断する段階で、ワイヤカット放電加工機を
実際に操作してチェックしていたのでは、ワイヤカット
放電加工機をその時間占有することになり、加工効率の
低下を招く。
【0004】また、加工前に行われるチェックとして今
までは、ワークの2次元の輪郭形状値とワイヤカット放
電加工機の設定値が正しいかどうかというチェックが主
に行われているのみで、テーパ値に対するチェックは加
工前に事前に行われていない。
【0005】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、事前にパートプログラムの最大テーパ値が、
ワイヤカット放電加工機が許容できる最大テーパ値を越
えていないかどうかをチェックする機能を有するパート
プログラム作成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、ワイヤカット放電加工機のテーパ加工用
パートプログラムを作成するパートプログラム作成装置
において、パートプログラムからワークの最大テーパ値
を計算する最大テーパ値計算手段と、ワイヤカット放電
加工機の最大テーパ仕様値、制御軸として、下ガイド位
置を指令するX軸、Y軸と下ガイド位置からの偏差を指
令するU軸、V軸があるが、このうちのU軸及びV軸の
最大ストローク値とワークの板厚から計算される加工最
大テーパ値及びノズルの形状から規定されるノズル最大
テーパ値から最小のテーパ値を選択する許容テーパ値選
択手段と、前記最大テーパ値と前記許容テーパ値とを比
較して、前記最大テーパ値が前記許容テーパ値を越えた
ときはアラームを発するテーパ値判断手段と、を有する
ことを特徴とするパートプログラム作成装置が、提供さ
れる。
【0007】
【作用】最大テーパ値計算手段は、全工程にわたってワ
ークの上面と下面の加工形状からU軸及びV軸のストロ
ーク値により、最大テーパ値を計算する。また、許容テ
ーパ値選択手段は最大テーパ仕様値と加工最大テーパ値
とノズル最大テーパ値の最小のテーパ値を許容テーパ値
として選択する。そしてテーパ値判断手段によって最大
テーパ値と許容テーパ値とを比較し、最大テーパ値が許
容テーパ値を越えたときアラームを発することにより、
テーパ値に対するチェックを加工前に容易に行うことが
できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明によるパートプログラム作成装置
の構成を示す図である。パートプログラム作成装置はま
ず、加工するワークの最大テーパ値の算出を行う最大テ
ーパ値計算手段1と、ワイヤカット放電加工機が許容で
きる許容テーパ値の選択を行う許容テーパ値選択手段2
と、最大テーパ値と許容テーパ値とを比較し、最大テー
パ値が許容テーパ値を越えたときアラームを発するテー
パ値判断手段3とから構成されている。
【0009】最大テーパ値計算手段1は、パートプログ
ラム1aからワークの形状情報等を得て、加工するワー
クの最大テーパ値を算出する。許容テーパ値選択手段2
は、ワイヤカット放電加工機の仕様で定められた最大テ
ーパ仕様値2aとワークの板厚値と最大U軸及びV軸ス
トローク値との関係から定められる加工最大テーパ値2
bと、ノズルの形状から定められるノズル最大テーパ値
2cから最小のテーパ値を選択する。すなわち、最大テ
ーパ仕様値2a、加工最大テーパ値2b、ノズル最大テ
ーパ値2cのいずれかの値を越えるような加工はできな
いので、この3つのテーパ値の最小値が許容テーパ値と
なる。また、テーパ値判断手段3は、最大テーパ値と許
容テーパ値とを比較し、最大テーパ値が許容テーパ値を
越えたときアラームを発する。
【0010】次に、最大テーパ値計算手段1と許容テー
パ値選択手段2とテーパ値判断手段3についてそれぞれ
詳しく説明する。図2は、U軸及びV軸のストローク値
とテーパ値の関係を示す図である。ワーク11のテーパ
値は、上面形状12と下面形状13によって決まる。一
方、ワーク11をテーパ加工する場合は、図に示すよう
に下部ノズル22は固定であり、上部ノズル21が図示
されていないU軸及びV軸によって移動する。従って、
パートプログラム中のU軸及びV軸の最大移動量Lsを
求め、このときの上部ノズル21と下部ノズル22の距
離Laからワーク11の最大テーパ値θwが以下の
(1)式から求められる。
【0011】
【数1】θw=tan-1(Ls/La) ・・・(1) 図3は、最大テーパ値計算手段1の処理手順を示す全体
のフローチャートである。 〔S1〕最大テーパ値計算手段1はパートプログラム1
aからワークの上面及び下面形状の情報を読みだす。 〔S2〕最大テーパ値計算手段1においてワークの各形
状におけるU軸及びV軸のストローク値を求め、そのス
トローク値に対応するテーパ値を算出する。 〔S3〕最大テーパ値計算手段1は最大テーパ値を決定
する。
【0012】図4は、最大テーパ値計算手段1が最大テ
ーパ値を決定する処理の詳細なフローチャートである。 〔S11〕ワークの各形状におけるテーパ値に番号をつ
けてその番号を表す変数をIとして1と設定する。 〔S12〕最大テーパ値を表す変数をMAXとして0を
設定する。 〔S13〕テーパ値を表す変数をTとしてMAXがTと
等しい、または大きい場合はステップ15にいき、そう
でない場合はステップ14にいく。 〔S14〕MAXをTと設定する。 〔S15〕テーパ値の件数を表す変数をnとしてI=n
かどうかを判断する。I=nの場合は終了する。I≠n
の場合はステップ16にいく。 〔S16〕Iに1をインクリメントした値をIと設定す
る。
【0013】このようにして最大テーパ値計算手段1で
は、与えられたワークの形状をもとにU軸及びV軸のス
トローク値から最大テーパ値を算出する。許容テーパ値
選択手段2において、図5は、ワイヤカット放電加工機
が許容することができるテーパ値を決める場合の構成要
素を表す図である。
【0014】最大テーパ仕様値2aは、ワイヤカット放
電加工機の機種毎に定められた最大テーパ値である。加
工最大テーパ値2bは、最大U軸及びV軸ストローク値
Lmとワークの板厚の値tとの関係から算出される最大
テーパ値である。すなわち、ワーク11と上部ノズル2
1とのクリアランスrとすれば,上部ノズル21と下部
ノズル22からできるワイヤ14の許容テーパ値θa
は、以下の(2)式から求められる。
【0015】
【数2】 θa=tan-1〔Lm/(t+r)〕 ・・・(2) ノズル最大テーパ値2cはノズルの傾斜角度θnであ
る。
【0016】よって、最大テーパ仕様値2aと加工最大
テーパ値2bとノズル最大テーパ値2cといった最大テ
ーパ値の中から最小のテーパ値を選択し、それをワイヤ
カット放電加工機が許容できる許容テーパ値θaとす
る。
【0017】図6は、テーパ値判断を行うフローチャー
トである。 〔S21〕テーパ値判断手段3は、最大テーパ値計算手
段1で算出されたテーパ値Aを読みだす。 〔S22〕テーパ値判断手段3は、許容テーパ値計算手
段2で算出されたテーパ値Bを読みだす。 〔S23〕A>Bの場合はステップ24にいき、そうで
ない場合は終了する。 〔S24〕アラームを発する。
【0018】図7は、本発明が適用されるハードウェア
の概略構成を示す図である。プロセッサ(CPU)31
はパートプログラム作成装置の基本機能を制御する。読
み取り専用記憶装置(ROM)32にはシステム制御用
プログラムが格納されている。ランダムアクセスメモリ
(RAM)33には、作成されたパートプログラムや、
シーケンスプログラムなどが格納されている。グラフィ
ック制御回路34は、プロセッサ31からの表示データ
を表示信号に変換し、表示装置35に送る。表示装置3
5はこの表示信号を受けて画面表示を行う。この表示装
置35には、CRT、液晶表示装置などが使用される。
キーボード36は、データ入力に使用される操作キー
や、ファンクションキーなどを備えている。ハードディ
スクドライブ(HDD)37は、作成されたパートプロ
グラムなど、電源遮断後も保存すべきデータが格納され
る。フロッピーディスクドライブ(FDD)38は、フ
ロッピーディスク38aを駆動させて入力データなどを
読み出したり、作成または編集されたパートプログラム
をフロッピーディスク38aに書き込むことができる。
入力データとしてはワークの加工形状情報や、ワイヤカ
ット放電加工機の最大U,V軸のストローク値や、ノズ
ルの傾斜角度や、ワークの板厚値などがある。また、作
成されたパートプログラムはプロッタ40、プリンタ/
紙テープパンチャ(PTP)39に出力することもでき
る。なお、これらの構成要素はバス30によって互いに
結合されている。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、テーパ
加工用パートプログラムで作成されたワーク加工に必要
な最大テーパ値とワイヤカット放電加工機が許容できる
許容テーパ値を比較することにより、加工できるかでき
ないかを判断する機能をパートプログラム作成装置に設
けることにより、チェックにワイヤカット放電加工機を
使わずに短時間で行うことができ、ワイヤカット放電加
工機の稼働率も上がる。
【0020】また、チェックした結果加工できないとわ
かった場合は、テーパ加工用パートプログラムを再作成
する必要があるが、実際のワイヤカット放電加工機を使
用したチェックではないので効率良く作業を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパートプログラム作成装置の構成
を示す図である。
【図2】U軸及びV軸のストローク値によりできる、ワ
ークのテーパ値θwを示す図である。
【図3】最大テーパ値計算手段1の処理手順を示す全体
のフローチャートである。
【図4】最大テーパ値を決定する処理の詳細なフローチ
ャートである。
【図5】ワイヤカット放電加工機が許容することができ
るテーパ値を決める場合の構成要素を表す図である。
【図6】テーパ値判断を行うフローチャートである。
【図7】本発明が適用されるハードウェアの概略構成を
示す図である。
【符号の説明】
1 最大テーパ値計算手段 1a パートプログラム 2 許容テーパ値選択手段 2a 最大テーパ仕様値 2b 加工最大テーパ値 2c ノズル最大テーパ値 3 テーパ値判断手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤカット放電加工機のテーパ加工用
    パートプログラムを作成するパートプログラム作成装置
    において、 パートプログラムからワークの最大テーパ値を計算する
    最大テーパ値計算手段と、 ワイヤカット放電加工機の最大テーパ仕様値、上ガイド
    位置と下ガイド位置の最大偏差量とワークの板厚から計
    算される加工最大テーパ値及びノズルの形状から規定さ
    れるノズル最大テーパ値から最小のテーパ値を選択する
    許容テーパ値選択手段と、 前記最大テーパ値と前記許容テーパ値とを比較して、前
    記最大テーパ値が前記許容テーパ値を越えたときはアラ
    ームを発するテーパ値判断手段と、 を有することを特徴とするパートプログラム作成装置。
  2. 【請求項2】 前記最大テーパ値計算手段は、上ガイド
    位置と下ガイド位置の最大偏差量により前記ワークの最
    大テーパ値を求めることを特徴とする請求項1記載のパ
    ートプログラム作成装置。
JP12996695A 1995-05-29 1995-05-29 パートプログラム作成装置 Pending JPH08323548A (ja)

Priority Applications (1)

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JP12996695A JPH08323548A (ja) 1995-05-29 1995-05-29 パートプログラム作成装置

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JPH08323548A true JPH08323548A (ja) 1996-12-10

Family

ID=15022841

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JP12996695A Pending JPH08323548A (ja) 1995-05-29 1995-05-29 パートプログラム作成装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015047675A (ja) * 2013-09-03 2015-03-16 ファナック株式会社 ワイヤ放電加工機用のプログラム作成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015047675A (ja) * 2013-09-03 2015-03-16 ファナック株式会社 ワイヤ放電加工機用のプログラム作成装置
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040615