JPH08322873A - 内耳蝸牛殻移植を含む補聴器 - Google Patents

内耳蝸牛殻移植を含む補聴器

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JPH08322873A
JPH08322873A JP8136912A JP13691296A JPH08322873A JP H08322873 A JPH08322873 A JP H08322873A JP 8136912 A JP8136912 A JP 8136912A JP 13691296 A JP13691296 A JP 13691296A JP H08322873 A JPH08322873 A JP H08322873A
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JP
Japan
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hearing aid
electrodes
energy
electrode
pulse
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Application number
JP8136912A
Other languages
English (en)
Inventor
Michel Gustave Jules Fardeau
ミシエル、ジスターブ、シユール フアルド
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Bertin Technologies SAS
Original Assignee
Bertin et Cie SA
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Filing date
Publication date
Application filed by Bertin et Cie SA filed Critical Bertin et Cie SA
Publication of JPH08322873A publication Critical patent/JPH08322873A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N1/00Electrotherapy; Circuits therefor
    • A61N1/18Applying electric currents by contact electrodes
    • A61N1/32Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents
    • A61N1/36Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents for stimulation
    • A61N1/36036Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents for stimulation of the outer, middle or inner ear
    • A61N1/36038Cochlear stimulation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R25/00Deaf-aid sets, i.e. electro-acoustic or electro-mechanical hearing aids; Electric tinnitus maskers providing an auditory perception
    • H04R25/50Customised settings for obtaining desired overall acoustical characteristics
    • H04R25/505Customised settings for obtaining desired overall acoustical characteristics using digital signal processing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 音響スペクトルの複数の異なる周波数帯域
を、脳によって識別できるように選定された異なる点に
おける蝸牛殻に移植される複数の電極を含む補聴器を提
供する。 【解決手段】 マイクロホン(6)が周波数帯域におけ
る音響信号の瞬時エネルギーを測定するための手段
(7,8)に接続されている。手段(3,4,15)
が、各周波数帯域において測定されたエネルギーの函数
として、周期的に電極(e1 乃至en )を作動する。更
に、手段(9)が周波数帯域の各々におけるエネルギー
の音響信号内で時分割を決定し、手段(14)がこの時
分割に相当する順序で各周期において電極(e1 乃至e
n )を励起する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内耳蝸牛殻移植を
含む種類の補聴器に関する。このような補聴器は、多数
の非破損聴覚線を有する感覚神経性難聴者のリハビリテ
ーションに主として使用され、このため蝸牛殻の鼓室唇
に移植されている電極を備えている。
【0002】
【従来の技術】これらの補聴器の原理は、一方におい
て、その技術、特に電子部分に関してフランス特許第2
383657号に、また他方において、定期刊行誌「科
学」(「Pour la Science 」)、1985年4月号、3
2〜39頁に発表されているゼラルド ロエブ(Gerald
Loeb )による論文に、特に記述されてきた。この論文
は、装置の移植に関する問題と、聴覚神経と有用な信号
をそれに連絡するための電極との結合に関して出会う困
難とを主に例示している。従って、これら二つの文書
は、この種の補聴器の最新技術について更に詳細に言及
すべきである。
【0003】要約すると、現在の蝸牛殻移植による補聴
器は、内耳に移植されるモジュールと一般に帰納的に連
絡する外部モジュールから本質的になっているものとみ
なしてよく、この外部モジュールは周辺音響スペクトル
を明示する信号を発生して内部モジュールに伝達し、自
動電源用に内部モジュールによって使用されるあらゆる
補助信号を伴っている。
【0004】内部モジュールは、一束にして外科医によ
って鼓室唇に挿入される一群のn個の電極(現在、一般
にnは8又はそれ以上)からなっている。内部モジュー
ルは、また、その構造により、同時に逆電位になる一対
の電極か又は他の電極群と異なる電位になる単一電極と
共に、二極モードで前記電極群を作動するための回路を
備えている。更に、内部モジュールは皮下インダクター
と同様それ自身の電源を有する回路も備えている。電極
の数は、鼓室唇において利用できる場所と、電極間のク
ロストークの問題とに関係があるということに留意すべ
きである。従って、これは外科移植プロトコールのみな
らず構成技術によっても決まる。
【0005】補聴器の外部モジュールは、周辺音響スペ
クトルを捕えて音響キュー信号を送り出すためのマイク
ロホンと、この音響キュー信号を音響スペクトルの所定
の可聴周波数帯域を表わす複数の周波数信号に分解する
ための回路と、これらの周波数信号を、一方において耳
の一般的な生理機能に関し、他方において患者の耳及び
その移植された電極の特性に関するパラメーターに割当
てることができる手段と、前記パラメーターに割当てら
れた周波数信号に基づいて、前記周波数帯域の各々に含
まれるエネルギーを表わし、且つ移植モジュールのイン
ダクターと連絡するインダクターを通して電極の各々に
選択的に適用されることになるパルスを発生するための
手段とを含んでいる。
【0006】電極は、一般に、電極の周期制御を行って
一つの電極を続けて、又は二つの電極を同時に励起する
ことができるフレーム信号により周期的に作動される。
【0007】補聴器が小型化に関して近年受けてきたか
なりの技術的進歩と、音響信号のフィルタリングに関し
て特に適合したソフトウェアで作動する集積回路の使用
とにもかかわらず、補聴器は、まだ問題になっている深
在性難聴の処置に集中的に使用されて多くの技術的欠陥
を受け続けている。
【0008】確かに最初は、補聴器を装着した患者間で
得られる結果には大きな相違が見られ、ある患者では読
唇せずに良好な会話が得られ、他の患者では音響環境が
明確に回復しているのにもかかわらず殆ど良い結果が得
られていない。
【0009】音声信号は、多数の音素又は音韻を、一つ
の音韻から他の音韻へ渡る経過的状態と同様に含んでい
ることが知られている。こうして、先ず、広義で言え
ば、和音を励起することによって生じる連続音を示し、
従って、例えばフランス語の 等の音声を含む「母音」を区別することができる。母音
は、実際には、和音によって構成される発生器により励
起される音道の各種空洞の共鳴に相当する「フォルマン
ト」と称する数周波数の重ね合わせからなっている。
【0010】又、舌の急激で且つ特定な動きや、話し手
の空気の流速の急激な変化、或いは空気が声道を通過す
る際の音の弱化に相当する「歯擦音」、「口蓋歯茎摩擦
音」、「摩擦音」等のような各種部類に一般に分けられ
る「子音」もある。
【0011】従って、瞬時周波数のスペクトルを非常に
多く且つ急激に変化することが子音の特徴である。この
変化はすぐ前の音声と後読する音声によって決まるので
ある。
【0012】フランス語の話し手による「CHAT」と
いう語の発音を例にとると、「CH」という子音はホワ
イトノイズやマイクロホンにおける周辺大気の「ホイッ
スリング」のスペクトルに匹敵する非常に豊富な周波数
スペクトルを生じるが、一方、「A」という母音は和音
の基本周波数によって変調された二つの相対的に十分限
定された周波数によって表わされる。
【0013】従って、瞬時音響スペクトルの極端な複雑
性のために、蝸牛殻移植による補聴器の計画時に遭遇す
る困難の一つは、補聴器の移植モジュールの電極を適切
な作動に合わせるように、できるだけ忠実に常用周波数
信号に受け入れられる瞬時音響スペクトルを音声信号で
表わすことにあることがわかる。
【0014】しかし、この点における従来技術の主張す
る解決法は、スペクトル分析が行われる方法によって
は、次の二つの理由のために本質的に不満足なものであ
る。
【0015】一方において、音響スペクトルの分解のた
めに使用される電子フィルターが十分速やかに作動しな
い。これは、フィルターがその通過帯域に入る入力信号
に反応するためにある時間を必要とし、しかも入力信号
の周波数がフィルターの通過帯域を出るにつれて徐々に
減衰するからである。その結果、フィルターが発生する
瞬時周波数の表示は全く忠実なものでなくなり、実際に
蝸牛殻移植補聴器に一連のフィルターを使用するには、
一般に各フィルターの出力からの読取りを多重化する必
要があり、しかもこのような周波数の発生の検出が更に
不正確になる。
【0016】他方において、高速フーリエ変換、即ちF
FTにより分解を実施するごく最近の構成法では、限定
タイムウィンドウが考慮されているので、平均スペクト
ルは、このタイムウィンドウにおける入力信号のスペク
トルの変化に無関係に、このウィンドウを通して編集さ
れる。
【0017】「音波の理論」として一般に知られている
ものを使用している信号分解技術が最近発達してきた。
この技術は、定期刊行誌「IEE SP Magazine 」,199
1年10月号,14〜38頁に発表されている、オー,
リオル(O. Rioul)及びエム、ベテルリ(M. Vetterli
)による論文に記述されている。この論文は、特にそ
の5.4図に関して、スペクトル内の周波数が高くなれ
ばなるほど大きくなるテンポラル ファインネス(temp
oral fineness )による「音波変換」を通して音響スペ
クトルを周波数成分に分解することができるということ
を証明している。これは、音波変換を実施する分析シス
テムの出力にて得られる信号が1周波数又は1周波数帯
域当りのエネルギーのキューのみならず、1周波数又は
1周波数帯域当りの時間キューをも含んでいるというに
等しい。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、通常の聞き手と同じような聞き易さではなく、少な
くとも聞き手を取り巻く瞬時音響スペクトルの知覚作用
をより良くすることにより、患者が装着して、適用され
る瞬時音響スペクトルにより忠実に対応する音響キュー
を内耳に供給することができる、前記種類の補聴器を提
供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】従って、本発明の主題
は、受け入れられる音響スペクトルの複数の異なる周波
数帯域を脳によって識別できるように選定されたn個の
異なる点における蝸牛殻に移植せしめられるn個の電極
を含む種類の補聴器であって、前記補聴器は、マイクロ
ホンと、前記周波数帯域における音響信号の瞬時エネル
ギーを測定するための手段と、各周波数帯域において測
定されたエネルギーの函数としての前記n個の電極を周
期的に作動するための手段とを含み、更に、前記周波数
帯域の各々におけるエネルギーの音響信号内で時分割を
決定するための手段と、前記時分割にほぼ相当する各周
期において前記電極を励起するための手段とを備えてい
る。
【0020】これらの特徴から、耳の鼓室唇内に分配さ
れた電極は、電極が受け入れるエネルギー、即ちこのよ
うな電極が割当てられる周波数帯域に特有なエネルギー
の函数としてばかりではなく、励起の瞬間を、受け入れ
られる音響スペクトルに含まれる一時的現象に合わすこ
とができる時間キューの函数として作動され得るという
ことになる。
【0021】本発明の他の特徴によれば、時分割を決定
するための前記手段は前記音響スペクトルに音波変換を
適用するように構成されている。
【0022】
【発明の実施の形態】図2に本発明による補聴器の一実
施例の概略図が示されている。図2において、この補聴
器は外部モジュール1と内部又は移植可能モジュール2
を含んでおり、これら二つのモジュール間の連絡は、患
者の皮膚5の外に位置する伝達インダクター3と皮膚5
の下に移植されている受け入れインダクター4を経て行
われる。
【0023】外部モジュール1は周辺音響スペクトルを
捕えることができるように患者が装着するマイクロホン
6を備えている。このマイクロホンの出力端はアナログ
/デジタル変換器7に接続されており、好ましくは、こ
の変換器は(例えば、少なくとも8kHz台の)比較的
高いサンプリング周波数で作動する。勿論、自動又は手
動音量調整装置(図示せず)をマイクロホン6と変換器
7との間に設けてもよい。
【0024】変換器7の出力端は、例えば周辺集積回路
(記憶装置、シーケンサー等)を有する信号プロセッサ
ー型のマイクロプロセッサー8に接続されている。その
内部プログラムを通して、このマイクロプロセッサー
は、今説明している、適当な矩形で図2に符号によって
表わされた機能を果たすことができるようにする手段を
含んでいる。当業者は、これらの機能の以下に示す素子
によりマイクロプロセッサー8を制御するための適正な
プログラムを記述することができるであろう。
【0025】変換器7によって体系化されたデジタル信
号は、まず符号9で示された装置において、リオル及び
ベテルリによる前記論文で説明された教示に従って音波
変換による分析を受ける。この分析は、音響スペクトル
の各試験周波数帯域において本質的に二つのキューif
及びit即ち一方において試験周波数帯域のエネルギー
含有量を明示する周波数キューと、他方において周波数
帯域相互のエネルギーキューの相対的な一時位置を明示
する時間キューとを発生する。
【0026】音波変換による分析手段は周波数の函数と
して変化する継続時間のタイムウィンドウを使用し、且
つ、本発明の特徴によれば、二つの分析タイムウィイン
ドウは時間内に連続的に移動せしめられ、所定の時間内
に得られた分析の結果はマイクロプロセッサー8で次の
処理を受け、後続する分析ウィンドウで符号9に示され
た装置において新しい分析を受けながらモジール2に伝
達されることに留意すべきである。
【0027】この作用方式は、確かに音響スペクトルの
素子の患者の聴神経への伝達に遅延をもたらすが、この
遅延はほぼ一定で僅かであるので、会話の動作を乱すよ
うなことはない。この遅延は多くて数十分の一秒程度の
ものであり、これはある長距離衛星電話回線で遭遇する
遅延に匹敵している。
【0028】周波数キューifと時間キューitは次に
符号10において、音響スペクトルの周辺ノイズを識別
して、伝達されたキューから除去することができる所謂
「ステーショナリティ」の処理を受ける。
【0029】この識別は、信号がデジタル化後マイクロ
プロセッサー8に適用される補助マイクロホン(図示せ
ず)を提供することにより、多分容易に行うことがで
き、その連結は図2において破線11によって示されて
いる。更に、この機能の実施に際しては、患者自身が耳
へ伝達されるキューへの適用を制御できるようにして調
整可能になっているので、周辺ノイズに属する周波数を
除去することにより信号/ノイズ比を向上させることが
できる。
【0030】矩形12によって示されている手段は、通
常の聴覚を有する人に基づく内耳のモデル全体のデータ
の、機能手段9及び10を用いて体系化した周波数キュ
ー及び時間キューへの適用を実施する。これらのデータ
は、分析される周波数帯域の各々に相当する音響レベル
と通常の聴覚を有する個人の蝸牛殻の相当する位置にお
いて理論的に測定可能な電気パルスとの間の瞬時トラン
スコーディングの結果に相当する。従って、本発明によ
り、このモデルは、蝸牛殻の音圧、即ち蝸牛殻の各部と
可聴音の範囲を構成する各周波数との間の連絡のみなら
ず、蝸牛殻の一時的作用、即ち、例えば音響信号の各瞬
時周波数成分の、特に持続時間が短い、通常の聞き手の
聴神経への伝達の際に遭遇する時間のずれをも考慮して
いる。
【0031】矩形13によって示されている機能手段
は、補聴器を装着した患者が観察できる移植電極の個人
専用モデルに関するアナログデータの適用を表わしてい
る。
【0032】手段12及び13は、例えばマイクロプロ
セッサーの記憶装置における等価表を記憶することによ
って実施され、時間内の振幅,周波数及び生起の補正を
各基本周波数帯域に関する瞬時データに割当てることが
できるということに留意すべきである。
【0033】マイクロプロセッサー8に含まれる制御手
段14も手段12及び13によって体系化されたパラメ
ーターによって補正された周波数キュー及び時間キュー
を形成するように意図されていて、これらキューを患者
の鼓室唇内に配列された電極e1 ,e2 ,・・・・,en
伝達できるようになっている。従って、これらの制御手
段により、各電極に対し、エネルギー,再起化及び周期
化に関するキューをまとめるエネルギー信号を構成する
ことができ、この最後のキューは任意の電極に関する信
号と他の電極の信号との時間比を表わしている。
【0034】外部モジュール1の制御手段14は、本質
的には二つの実行モードに基づいて構成されてもよい。
手段14は、トランスミッター3及び移植可能モジュー
ル2の各ユニット、即ちレシーバー4と制御回路15と
を経て電極e1 〜en に周期フレームの形で適用される
べき繰り返しパルス列を発生する。制御回路15はトラ
ンスミッター3及びレシーバー4を経て伝達されるエネ
ルギーを使用して、電極及び内部モジュール2の他の回
路に電源を提供する。
【0035】各フレームは、関連電極におけるパルスの
再起周波数と伝達フレームの周波数との比に関するキュ
ーを含んでいる。このフレームは関連パルスと時間基準
間における周期のギャップに関するキューも含んでい
て、後者に関しては電極すべてに対して同一にすること
ができる。例えば、この時間基準は各フレームの最初の
パルスの出発点であってよい。
【0036】これらの各キューは、伝達された信号の各
変調を組み合わせることによって、例えば振幅,周波数
及び/又は位相の変調によって伝達される。
【0037】他の実行モードは、各々幾つかの電極、適
用されるべきパルスの振幅、各電極用パルスの再起周波
数及び/又は基準値に関する周期化ギャップを含む連続
した二進ワードを発生することにある。
【0038】移植可能モジュール2内にある制御回路1
5は、トランスミッター3及びレシーバー4を通って到
達するキューのすべてを復調するように構成されてい
る。従って、モジュール2は制御手段15を経て到達す
る命令に従って電極を作動させるためのシーケンスを生
じる。
【0039】図3a乃至3cは、電極がトランスミッタ
ー3からレシーバー4に伝達される搬送波の周波数変調
を通して制御パルスを受け入れる場合の、本発明による
補聴器の動作を示す。これらの図を簡略にするために、
補聴器は5対の電極e1 〜e 5 のみを有するものとす
る。更に、この例はフランス語の話し手によって発音さ
れる「ALICE 」という語の知覚作用に関するものであっ
て、図1aに時間tの函数としてマイクロホン6から出
る波形を示す。図1bの図表は周波数に応じて異なるタ
イムウィンドウにより、多数のサンプリング点と57チ
ャンネルに渡って行われた音波変換による分析を示して
いる。図1bの図表は、各周波数帯域のエネルギー含有
量を非常に明瞭に示している(ここでは周波数を縦座標
にとっている)。例えば、この語の発音の始まりである
「A」という母音はこの母音による連続した「黒点」で
示されている。
【0040】すでに指摘したように、補聴器は5個の相
当する周波数帯域に各々割当てられた5個の電極を含む
ものとしている。図3aの図表は、電極e1 〜e5 間の
これら周波数帯域の分布を表わしており、最も高い周波
数帯域は電極e1 に、最も低い周波数帯域は電極e5
割当てられている。
【0041】更に、「ALICE 」という語を構成するため
に、最下段の二つの周波数帯域はどのテルテールキュー
をも含まないものとし、このキューを電極e4 及びe5
に伝達することは不必要であるものと考えられる。それ
故、図3bにおいて、電極e 4 及びe5 に相当する線は
なくなっている。
【0042】従って、図3bは主要な電極e1 ,e2
びe3 に相当する信号のみを示している。更に、電極に
対して限定されているキューを後者に伝達するフレーム
の周期化が線「tr」の符号で表わされている。このた
め、各フレームは信号線によって表わされている。
【0043】この例の始めで、第一の情報キューx1
考えた場合、このキューを転記するためには三つのフレ
ームtr1 が必要であることがわかるが、最初のフレー
ムはx1 のスタートに同期されている。これらのフレー
ムは時間的(時間t)に均一に離間せしめられていて、
電極e2 のみに関係している。第二の情報キューx2
電極e1 の一部と電極e2 の一部を含んでいる。このキ
ューは、均一に離間されていて、且つキューx2 のスタ
ートに同期されている四つのフレームtr1 によって転
記されることができる。こうして、情報が稠密でなくな
るまで転記はフレームtr1 を通して続けられる。この
位相(キューx3 )の終了直前に、三つの電極e1 ,e
2 及びe3 がすべて含まれていることがわかる。
【0044】キューx4 以降は、伝達されるべき情報キ
ューの密度が減少する。これはフレーム(これ以後に付
されたtr2 )を離間するのに十分なものであって、各
フレーム又はフレーム群のスタートは関連する電極の情
報キューの出現と同期したままになっている。
【0045】フレームtr3 は電極c1 及びc3 に割当
てられたキューと交互に対応している。従って、これら
フレームはこれらのキューの出現と共に現われ同期化さ
れる。
【0046】情報キューx5 も二つの電極e1 及びe3
に関係しているが、この場合、これらキューはフレーム
よりも小さな持続期間だけ離間されている。しかし、フ
レームtr4 は電極e1 に割当てられたキューが特に電
極e3 のキューよりも遅く現われるようになっている。
この時間的関係は、本発明、特に音波変換を用いる分析
方法によって考慮されており、関連する電極を制御する
ために使用することができる。
【0047】これは、これら電極の制御手順の動作を示
す図3cに、時間の尺度を拡大して表わされている。こ
の図表は、まず図3bの最後のフレームtr4 を示して
いる。フレームは同期化パルスで始まり、次いで電極e
1 乃至e5 に各々関係する五つのパルスが示されてい
る。各フレームは電極の各々に対して一つの電極キュー
を必ず含み、各電極に関して有用なキューを一時的に位
置することができるようになっていることがわかる。従
って、表わされているフレームにおいて、電極e 1 に関
するキューが重要で、幅がこの電極に伝達されるのに必
要なエネルギーを示すパルスに相当している。一方、電
極e2 はこのフレーム中に含まれていないので、フレー
ムはこの電極に関する短い指令パルスのみを含んでい
る。次に、電極e3 に対応すべきキューは同様にエネル
ギーパルスによって表わされ、これに対して電極e4
びe5 はその指令パルスのみによって表わされている。
【0048】各フレーム(この特定フレームtr4 か又
は他のフレームtr1 ,tr2 又はtr3 の何れか)は
こうして、電極e1 及びe3 に対応すべきパルス(ずれ
Td及び出現の順序)間の必要な時間的関係を表わす位
相キューを伴ってトランスミッター3とレシーバー4間
に伝達される。
【0049】従って、図3cの例では、電極e1 乃至e
n が、関連するフレームのスタートに関し、マイクロプ
ロセッサーが必要とする計算時間により、幾らか遅延し
て作動される。上記の指令キュー(図示せず)によれ
ば、フレームtr4 と合同して電極e3 は電極e1 の前
に励起されることになる。従って、電極e3 がまず励起
されてから電極e1 が電極e3 に関して上記の遅延Td
後励起される。
【0050】伝達は、例えばオン/オフ振幅変調がエネ
ルギーパルスに相当し、且つ例えば各電極に対応すべき
キュー間の時間的関係に関して変調された周波数又は位
相であり得る搬送波によって行われる。このような変調
された搬送波の復調は内部モジュール2に組み込まれて
いる制御回路15において行われる。
【0051】この回路へのキューの伝達と復調は、図3
cの他の場所で見られるように各フレームの内容の作成
に関して非常に僅かな時間ギャップで行われことがわか
る。しかし、任意のフレームの作成は、予め作成したフ
レームを伝達して復調し、音響スペクトルの知覚作用が
中断されないようにしながら行ってもよい。
【0052】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、複数の電極
を蝸牛殻に移植せしめることにより、複数の周波数帯域
を識別して聞き手を取り巻く音響スペクトルの知覚作用
を向上させ得るこの種の補聴器を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はフランス語の話し手が「ALICE」
という語を発音する場合にマイクロホンから出る音の波
形を示す図で、(b)は(a)における音響スペクトル
の時間に対する周波数の図表である。
【図2】本発明による補聴器の基本的構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】(a)は本発明による補聴器の時間を函数とし
た作動を示す図表、(b)は本発明による補聴器の作動
を示す図表、(c)は本発明による補聴器の作動を示す
更に他の図表である。
【符号の説明】
1 外部モジュール 2 内部モジュール 3 トランスミッター 4 レシーバー 5 皮膚 6 マイクロホン 7 アナログ/デジタル変換器 8 マイクロプロセッサー 9,10,12,13,14 機能手段 15 制御回路 if 周波数キュー it 時間キュー e1 ,e2 ,e3 ,e4 ,e5 電極 x1 ,x2 ,x3 ,x4 ,x5 情報キュー tr1 ,tr2 ,tr3 ,tr4 フレーム
フロントページの続き (71)出願人 596081555 59 rue Pierre Curie, Z. I. des Gatines, 78373 PLAISIR, FRANC E

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受け入れられる音響スペクトルの複数の
    異なる周波数帯域を脳によって識別できるように選定さ
    れたn個の異なる点における蝸牛殻に移植せしめられる
    n個の電極(e1 乃至en )を含む種類の補聴器におい
    て、マイクロホン(6)と、前記周波数帯域における音
    響信号の瞬時エネルギーを測定するための手段(7,
    9)と、各周波数帯域において測定されたエネルギーの
    函数としての前記n個の電極(e1 乃至en )を周期的
    に作動するための手段(3,4,15)とを含み、更に
    前記周波数帯域の各々におけるエネルギーの音響信号内
    で時分割を決定するための手段(9)と、前記時分割に
    ほぼ相当する各周期において前記電極(e1 乃至en
    を励起するための手段(14)とを備えていることを特
    徴とする補聴器。
  2. 【請求項2】 前記時分割を決定するための前記手段
    (9)が音波変換を前記音響スペクトルに適用するよう
    に構成されている、請求項1に記載の補聴器。
  3. 【請求項3】 前記電極を励起するための前記手段
    (4)がフレーム(tr 1 乃至tr4 )を構成する数列
    の連続パルスを発生するように構成されていて、前記パ
    ルスが前記エネルギー及び前記時分割の函数として限定
    されている、請求項1又は2に記載の補聴器。
  4. 【請求項4】 前記電極を励起するための前記手段(1
    4)が前記パルスをその持続時間、繰り返し周波数及び
    /又は相対的パルスにより限定するように構成されてい
    る、請求項3に記載の補聴器。
  5. 【請求項5】 前記時分割が前記フレーム(tr1 乃至
    tr4 )の各々の最初のパルスの出発点のような時間基
    準に対して限定されている、請求項4に記載の補聴器。
  6. 【請求項6】 前記電極を励起するための前記手段(1
    4)が、前記電極の作動、適用されるパルスの振幅及び
    /又は前記パルスに含まれるのに必要なエネルギーのた
    めの命令キューを含んでいる連続する二進ワードを発生
    するように構成されている、請求項1又は2に記載の補
    聴器。
  7. 【請求項7】 通常の聞き手の耳及び/又は患者の内耳
    に移植される電極の生理学的作用を明示する少なくとも
    一つのパラメーターを、前記周波数帯域におけるエネル
    ギーのキューに割当てるための手段(12,13)を更
    に備えている、請求項1乃至6の何れか一つに記載の補
    聴器。
  8. 【請求項8】 周辺ノズルを考慮した少なくとも一つの
    パラメーターを、前記周波数帯域におけるエネルギーの
    キューに割当てるための手段(10)を更に備えてい
    る、請求項1乃至7の何れか一つに記載の補聴器。
JP8136912A 1995-05-31 1996-05-30 内耳蝸牛殻移植を含む補聴器 Pending JPH08322873A (ja)

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