JPH08322775A - 自動車等用ロ−ラ−ポリッシャ− - Google Patents

自動車等用ロ−ラ−ポリッシャ−

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JPH08322775A
JPH08322775A JP15676795A JP15676795A JPH08322775A JP H08322775 A JPH08322775 A JP H08322775A JP 15676795 A JP15676795 A JP 15676795A JP 15676795 A JP15676795 A JP 15676795A JP H08322775 A JPH08322775 A JP H08322775A
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rollers
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roller
fixed
polisher
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JP15676795A
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English (en)
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Sukenori Hiraiwa
助則 平岩
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】(A)剛性部材に固定されたモ−タ−、モ−タ−
の回転力を動力伝達機構を介して互いに内方向に回転す
る一対の回転軸に対して設けられた一対のロ−ラ−、
(B)一対の両ロ−ラ−に対応した双半円筒形状を有し、
その裾部が両ロ−ラ−の回転軸の位置の前後となるよう
に一対のロ−ラ−を被ったカバ−、(C)両ロ−ラ−間で
且つその軸方向に位置するカバ−の長方形開口に連結さ
れた長方形開口を備えた空気吸引部材、(D)剛性部材に
対し、一対のロ−ラ−の軸方向に対して直角〜ほぼ直角
に固定された操作用グリップを含む車両等用ロ−ラ−ポ
リッシャ−。 【効果】小型、軽量且つ簡便であり、被処理面を有効に
磨き、汚れやゴミ等をきわめて有効に除去し、しかも周
囲環境を害することがない。またその円筒状部材として
ブラシ、スポンジ、刷毛等その使用目的に応じて取替え
て使用でき、これらは被処理面の固着物やゴミ等の種類
その他諸条件如何に応じて適宜選べる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車や電車等の陸上
輸送機、旅客機等の航空機、ボ−ト、客船、輸送船等の
水上運搬船、或いはビル、工場、家屋等の建物等におけ
る室内外の諸表面を磨き、ワックス掛け、バフ掛け等を
行い、またそれら表面に固着又は付着している汚れや水
あかやゴミ等を除去し清浄にするためのロ−ラ−ポリッ
シャ−(roller polisher)に関し、よ
り具体的にはそれら自動車等のボデイやインテリア、ボ
−ト、ビルその他の外表面やフロア−や壁等の被磨き面
や被清浄面を傷つけることなく簡便で効率よく磨き、ワ
ックス掛けやバフ掛けを行い、また清浄にするための自
動車等用ロ−ラ−ポリッシャ−に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車のボディ(車体)や
窓、或いはインテリア等の諸表面を磨き、清浄するに際
しては、ブラシ、スポンジ、ハンドワイパ−、或いはセ
−ム皮等を使用して行われている。しかしこれら用具は
何れも被処理面に当接させ、押圧しながら使用されるも
のであるため、労力を要し、はなはだ非能率であるばか
りでなく時間を要する。それかといって、ガソリンスタ
ンドや自動車整備工場に見られるような洗車機などによ
るものでは、そのための設備がいきなり大がかりとなる
ばかりでなく、その操作時に汚れやあか等を含んだ水滴
やゴミ等が飛散して周囲環境を汚染し、また被処理面の
凹凸等の細部に至るまで必ずしも十分に清浄することは
できない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
現状に鑑みてなされたものであり、商業用車から自家用
車に至る各種自動車、電車、ボ−ト等船舶その他のボデ
ィや窓やインテリア、家屋、ビルその他各種表面を磨き
(polishing)、またワックス掛けやポリマ−
コ−ティング等を行い、さらには固着又は付着している
汚れ、水あか、ゴミ等を除去し清浄にするに際して、そ
れら作業を、それら被処理面を傷つけることなく、また
周囲環境を害することなく、簡単且つ素早く、効率よく
行うことができる自動車等用のロ−ラ−ポリッシャ−を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動車等用の
ロ−ラ−ポリッシャ−であって、下記(A)〜(D)の
構成を含んでなることを特徴とする自動車等用ロ−ラ−
ポリッシャ−を提供するものである。 (A) 剛性部材Sに固定されたモ−タ−M、モ−タ−
Mの回転力を動力伝達機構を介して互いに内方向に回転
する一対の回転軸(7、8)に対してそれぞれ設けられ
た一対のロ−ラ−(11、12)。 (B) 一対の両ロ−ラ−(11、12)に対応した双
半円筒形状を有し、その裾部が両ロ−ラ−(11、1
2)の回転軸(7、8)の位置の前後となるように一対
のロ−ラ−(11、12)を被ったカバ−(6)。 (C) 両ロ−ラ−(11、12)間で且つその軸方向
に位置するカバ−(6)の長方形開口13に連結された
長方形開口13を備えた空気吸引部材(2)。 (D) 剛性部材Sに対して、一対のロ−ラ−(11、
12)の軸方向に対して直角ないしほぼ直角に固定され
た操作用グリップ(4)。
【0005】以下、図面に従い、本発明のロ−ラ−ポリ
ッシャ−をさらに具体的に説明するが、本発明がこれら
態様に限定されないことは勿論である。図1〜図7は本
発明の構成態様の一例を示す図であり、図1は側面図、
図2は平面図(上方から見た図)、図3は横側面図(図
1との関連で云えば、その右横方向から見た図)、図4
は図3中A−A断面図、図5は他の側面図(図1と相対
する側の側面図)、図6は、図5中B−B断面図、図7
は図5中C−C断面図である。
【0006】図1〜図7において、1はその中にモ−タ
−Mを収容したケ−シング、2は空気吸引部材であり、
3は、空気吸引部材2における後述可撓性バイプ14に
対する円筒状の連結部である。また4は操作用グリップ
(把手、操作杆)、5は操作用グリップ4のための支持
板であり、7及び8は一対の回転軸、11及び12は一
対のロ−ラ−(すなわち磨き用兼ワックス掛け等用兼清
浄用円筒状部材)である。これら両ロ−ラ−11及び1
2は、両者間に所定間隔が置かれ、それぞれ円筒状支持
部材9及び10を介して回転軸7及び8に対してセット
され、回転自在に支持されている。なおこの場合、後述
のとおり両ロ−ラ−11及び12は回転軸7及び8に対
して適宜取り換え得るようにセット、支持されるもので
ある。
【0007】次に、図中6はロ−ラ−11及び12のた
めのカバ−である。図示のとおり、このカバ−6は、両
ロ−ラ−11、12の両端部を含めて、両ロ−ラ−1
1、12の円筒形状の外面に対応した双半円筒形状(す
なわち両ロ−ラ−11、12のそれぞれに対応した二つ
半円筒形状部分が連結された形状)に構成され、両ロ−
ラ−11、12に対して間隔を保持して両ロ−ラ−1
1、12を被うように配置され固定されている。
【0008】また図中(特に、図3参照)6′、6″
は、カバ−6における該両ロ−ラ−11、12の両端部
を被う部分である。なお後述のとおり、ロ−ラ−11、
12は適宜取替えて使用される。このため6′の部分
は、(図示してはいないが)半円筒形状のカバ−本体に
対してビス等により取外し取付け自在となるように構成
する。なお、カバ−6の材質としては特に制限はなく、
アルミ製等の軽量の材料で十分であり、この点ケ−シン
グ1等についても同様である。
【0009】上記カバ−6によってその両ロ−ラ−1
1、12を被う程度、すなわち双半円筒形状の半円筒の
程度をどの程度とするかは、両ロ−ラ−11、12の最
下面に至らない限度で適宜設定することができるが、好
ましくはカバ−6の下縁部(裾部)がこれら両ロ−ラ−
11及び12用の回転軸7及び8の位置の前後となるよ
うにする。図示の態様では、その一例としてカバ−6の
下縁部(裾部)が回転軸7及び8の位置より僅かに高い
位置となるようにしており、そしてこの点は図中6′、
6″として示す部分についても同じである。
【0010】また、カバ−6には空気吸引部材2がその
下方に長方形の開口13を有して固定されている。すな
わち空気吸引部材2は、特に図3から明らかなとおり、
上方から下方に向けて末広がり状に構成され、その内部
に吸引空気用の空間(空洞)すなわちその下方からの吸
引空気のための通路を有し、その末広がり状の下端部に
長方形の開口13を備えている。一方、カバ−6には空
気吸引部材2の該下端部開口13に対応した長方形の開
口が(ロ−ラ−11及び12の間で且つその軸方向に臨
むように)貫通穿設されており、両者はこの箇所で溶接
等の適宜の手法で強固に固定されている。
【0011】上記末広がり状の空気吸引部材2につい
て、その長方形開口13と相対する側がすなわち前記円
筒状の連結部3であり、ここに可撓性バイプ14が連結
され、このパイプ14は、適当な空気吸引装置(ブロア
−)に連結される。本ロ−ラ−ポリッシャ−において
は、モ−タ−Mによりロ−ラ−11及び12を図1中矢
印の方向に回転させることにより、磨く必要のある面を
磨き、ワックス掛けやバフ掛けやポリマ−コ−ティング
等を行い、また被清浄体に固着ないしは付着している水
あかや汚れやゴミ等を取り除くとともに、研磨粉(磨き
により取り除かれた粉)や取り除かれたあかや汚れやゴ
ミ等を空気吸引部材2により吸引除去するものである。
【0012】本ロ−ラ−ポリッシャ−の使用時、すなわ
ちその操作・作動中、両ロ−ラ−11及び12により被
清浄物ないし被磨き物からの取り除かれた研磨粉やあか
や汚れ等の固着物やゴミ等の付着物は、これらを随伴す
る空気とともに、ロ−ラ−11及び12を被ったカバ−
6、このカバ−6に設けられた上記長方形開口13、空
気吸引部材2(この空気吸引部材2は、上述のとおりカ
バ−6の上記長方形開口13に対応する長方形の開口1
3、末広がり状部及び連結部3からなる)及び可撓性バ
イプ14を介して排出される。
【0013】上記一対のロ−ラ−11及び12は、とも
にブラシ、スポンジ、メンバフ、羊毛バフ等のバフ或い
は刷毛等によって構成される。ここで、各ロ−ラ−11
及び12自体は、例えば円筒体の外周表面に硬質合成
樹脂製、鋼製等の繊維を植え付ける、円筒体の外周表
面に例えばポリウレタン製の所定厚みの円筒状スポンジ
を嵌め込んで固定する、円筒体の外周表面に羽毛、綿
毛、羊毛、或いは柔らかい合成樹脂製繊維等を植え付け
る等の適宜の態様で作製することができる。
【0014】これらロ−ラ−11及び12は、各ロ−ラ
−ポリッシャ−毎に専用とする(この場合にも適宜取り
替えて使用する)、すなわちブラシ用、スポンジ用又は
刷毛用等とすることはもちろん、本ロ−ラ−ポリッシャ
−の使用目的に応じて取り替えて使用するようにしても
よい。後述のとおり、ロ−ラ−11、12はそれぞれ円
筒状支持部材9、10に対して(これらを介して)取り
換え自在に固定支持するため、ロ−ラ−11、12自体
を構成する上記円筒体は、その内径が支持部材9、10
の外径より僅かに大きくしておく必要がある。
【0015】既述のとおり、これらは本ロ−ラ−ポリッ
シャ−の使用目的に応じて取り替えて使用されるが、ロ
−ラ−11、12として、ブラシやスポンジや刷毛等の
うち何れを使用するかは被清浄物や被磨き物すなわち被
処理面の形状や材質、また磨き又は取り除く必要がある
固着物やゴミ等の種類その他の条件如何に応じて適宜選
ぶことができる。例えば被清浄物面や被磨き物面上に
強固に又は比較的に強固に固着している固着物を剥離さ
せて取り除く必要がある場合には、好ましくは鋼製等の
硬質繊維で構成されたブラシを使用し、またゴミ等の
ように軽く付着している被清浄物の場合には、好ましく
は羽毛、羊毛等の柔らかい材質で構成された材料を用
い、また被処理面にワックス掛け等をする場合には、
好ましくはスポンジバフ等を使用する。
【0016】本発明のロ−ラ−ポリッシャ−において
は、ロ−ラ−11及び12を図1中矢印で示すとおりに
回転させるようにすることが必要不可欠であり、そして
この点は非常に重要である。すなわち図1で云えば、ロ
−ラ−11を時計の針方向とは逆に回転させ、他方ロ−
ラ−12が時計針方向に回転するように構成する。これ
により被処理面の固着物や付着物を両ロ−ラ−11及び
12間の内側に向けて取り除き、また向かわせるように
する。すなわち両ロ−ラ−11及び12を互いに内方向
に回転させるものである。なお本明細書中、ロ−ラ−1
1及び12について「互いに内方向への回転」、「互い
に内方向に回転する」、「互いに内方向に回転させる」
等と記載しているのは上記の内容を含めた意味である。
【0017】上記「互いに内方向への回転」時におい
て、カバ−6の作用、また吸引部材2を介してそれらの
付着物やゴミを吸引するようにしている点と相まち、被
処理面からロ−ラ−11及び12によって磨かれ、この
磨きで生じた研磨粉や掃引除去される付着物やゴミ等が
周囲に飛散することを確実に防止することができる。ま
た本ロ−ラ−ポリッシャ−を使用するに際しては、併わ
せてワックスやコ−ティング用ポリマ−やコンパウン
ド、また洗浄水(洗剤を併用する場合を含む)等を使用
することができるが、上記構成により使用済みの洗浄水
等を周囲に飛散させずに吸引することができるため、周
囲環境を汚染することがない。
【0018】さらにロ−ラ−11及び12はモ−タ−M
により駆動されるが、このモ−タ−Mとしては直流式、
交流式の何れも使用でき、このうち直流式の場合にはそ
のための電池をケ−シング1内の適宜の箇所に配置する
態様でセットすることができる。以下、特に図4〜7に
基づきこの駆動機構すなわち両ロ−ラ−11、12への
動力伝達機構について説明する。まずモ−タ−Mによる
動力(回転力)はロ−ラ−11の駆動軸7へ伝達され
る。
【0019】図(特に図6)中、15はモ−タ−Mの駆
動軸に取り付けられたプ−リ−、16は駆動軸7に取り
付けられたプ−リ−であり、これらを通じてモ−タ−M
の回転力はベルト(タイミングベルト)17により駆動
軸7へ伝達される。図6中、22は駆動軸7を回転自在
に支持する軸受であり、この軸受22は、保持部材2
3、ビス24により後述剛性部材Sに固定支持されてい
るが、この固定支持は、図示の態様とは限らず、適宜の
手段により行うことができる。
【0020】また図示のとおり、駆動軸7には歯車18
が設けられ、この歯車18と併置して順次中間歯車(遊
び歯車)19及び20、回転軸8用の歯車21が設けら
れている。これらによって駆動軸7の動力(回転力)が
回転軸8へ伝達される。図7は該中間歯車(遊び歯車)
19の設置態様を示しているが、この点中間歯車(遊び
歯車)20についても同様である。また図7中、Sは鋼
製厚板等の剛性部材であり、25は中間保持部材であ
る。この剛性部材Sには、前述カバ−6が取り付け固定
されている(剛性部材Sには、モ−タ−Mも取り付け固
定される)。
【0021】上記中間保持部材25は、剛性部材Sに対
して、図7に示す態様ではビス26により固定される
が、ビスとは限らず、例えば強力な接着剤により固定し
てもよく、また中間保持部材25が当接する剛性部材S
の部分を中間保持部材25の分だけ厚くし、中間保持部
材25を省くことも可能である。また図7中、27は植
込ボルトであり、この植込ボルト27には、軸受28を
介して歯29を備えた歯車19がセットしてあり、図7
中30として示すとおり、植込ボルト27の先端部に設
けられた雄ネジを予め中間保持部材25に設けられた雌
ネジ部にネジ込んで植え付け、これに軸受28を嵌挿し
た後、ナットで締め付けることで固定される。またその
間には円筒状の間隔保持部材31が介挿され、これによ
って歯車19が軸受28を介して回転自在に支持され
る。
【0022】そして上記の点は、中間歯車(遊び歯車)
20についても同様であり、また両中間歯車19、20
はその寸法、歯数等も同じくしてある。また円筒状部材
12用の駆動軸8にも上述駆動軸7に取り付けた歯車1
8と同様の歯車21が取り付けられ、両歯車18及び2
0の寸法も同じくし、歯数も同数に構成する。これらに
よって駆動軸7からの回転力は駆動軸21へ伝えられ、
ロ−ラ−11及び12が同じ回転数で、しかも図示のと
おり相互に逆方向に、すなわち両ロ−ラ−11及び12
を互いに内方向へ向けて且つ同一速度で回転させる。
【0023】このようにモ−タ−Mから駆動軸7へ伝え
られた動力(回転力)は、駆動軸7に対して円筒状支持
部材9を介して一体に固定されたロ−ラ−11を回転さ
せると同時に、以上の歯車機構18、19、20、21
を介することにより、駆動軸8に対して円筒状支持部材
10を介して一体に固定されたロ−ラ−12に対して
も、ロ−ラ−11と同じ回転数で、しかも逆方向に伝え
られる。また歯車機構18、19、20、21において
は、各歯車の径や歯数等の組合せを変えてセットするこ
とでロ−ラ−11、12の回転数を変えることもでき
る。
【0024】前述のとおりロ−ラ−11及び12は、ブ
ラシ、スポンジ、刷毛等で構成される。これらは被処理
面の性状等に対する本発明に係るロ−ラ−ポリッシャ−
(清浄磨掃機)の使用目的に応じて取り替えて使用され
るが、図6中、32はそれらの取付け及び取外しを簡便
且つ容易に行うためのプンジャ−部材である。ロ−ラ−
11は円筒状支持部材9を介して回転軸7に固定支持さ
れているが、プンジャ−部材32はその円筒状支持部材
9に設けられる。この部材32は、円筒状支持部材9の
複数箇所に穿設した円筒状孔部内に、その外方先端に剛
球を係止したバネを固定する形式で設置してある。この
バネの押圧力によりその剛球をロ−ラ−11の内筒の内
面に当接させることで、ロ−ラ−11を円筒状支持部材
9に対して固定し、また取付け及び取外し自在に固定さ
れる。
【0025】この場合、図示してはいないが、ロ−ラ−
11の内筒の内面には、上記剛球の設置位置(=プラン
ジャ−の設置位置)に対応してその剛球の一部を受け止
めるための凹部が設けられる。これによってロ−ラ−1
1を支持部材9に対して取付け及び取外し自在に固定す
るとともに、支持部材9を介して回転軸7に固定し、回
転軸7の回転力をそのままロ−ラ−11に伝えることが
できる。そしてこれらの点は、ロ−ラ−11と対をなす
ロ−ラ−12についても同様である。以上は一例である
が、本装置においては、上記のようなプランジャ−形式
とは限らず、そのように取付け及び取外し自在に固定で
きる従来知られた手法であれば適宜適用できるものであ
る。
【0026】本ロ−ラ−ポリッシャ−では、以上の構成
態様により、モ−タ−Mによりロ−ラ−11及び12を
回転させながら被磨き物の磨きや被清浄物の清浄やワッ
クス掛け等が必要な箇所にロ−ラ−11及び12の下面
を向け、当接させながら操作するが、この場合その必要
箇所への移動はグリップ(操作杆、把手)4を把持しな
がら行う。この操作グリップ4は、支持板5を介して剛
性部材Sに取り付けられる。図示(特に図2参照)のと
おり、支持板5はその下部を直角に折り曲げた板状固定
部材33を備え、この板状固定部材33により剛性部材
Sに対して固定される。また支持板5には板面と直角方
向に支持杆34が固定されており、操作グリップ4の端
部をこの支持杆34に設けられた孔部に嵌挿した後、ネ
ジ35をネジ込むことで固定される。
【0027】さらに上記剛性部材Sには、モ−タ−Mが
固定される。図6中、36、37はそのための金属製又
は木製の厚板状固定部材であり、この両固定部材65、
37にはそれぞれモ−タ−Mの外周断面に相当する孔が
設けられている。そして両固定部材65、37を溶接や
強力接着剤等により剛性部材Sに固定し、モ−タ−Mを
上記両孔に嵌め込むことでモ−タ−Mが取り付け固定さ
れる。この場合この固定に当たり、上記孔と併用する
か、またはこに代えて、その種固定に用いる周知ないし
公知の固定締め付け具を使用しても差し支えない。
【0028】本発明に係るロ−ラ−ポリッシャ−(清浄
兼磨き兼ワックス掛け機)は、適宜の大きさで構成する
ことができるが、例えばロ−ラ−11、12について、
その長さを150mm、直径を100mmφとし、回転
軸7と回転軸8との間隔を120mm(この場合ロ−ラ
−11とロ−ラ−12との間隔は20mmとなる)、全
体としての長さ(図3で云えば、ケ−シング1の右端か
らカバ−6の左端までの長さ)260mm、全体として
の幅(図1で云えば、ケ−シング1の左端からカバ−6
の右端までの長さ)265mm、全体としての高さ(図
1で云えば、ケ−シング1の上端からロ−ラ−11、1
2の下端までの長さ)200mm程度で構成することが
できる。これはその一例であるが、全体としての大きさ
を適宜設定できるほか、ロ−ラ−の大きさや種類を変え
ることにより、用途に応じて幅広い作業に適用すること
ができる。
【0029】次に、本ロ−ラ−ポリッシャ−を例えば自
動車車体の清掃、磨き(polishing)に使用す
る場合の態様について述べると、モ−タ−M及び可撓性
バイプ14に連結した空気吸引装置を作動させながら、
一対のロ−ラ−11、12の下面を自動車車体面の清
掃、磨きが必要な箇所に移動させ、当接させる(当接の
程度は被処理面の状態や処理目的、すなわち清掃を主と
するか、磨きを主とするか、ワックス掛けであるか等に
より加減して調節する)。この移動や当接操作はグリッ
プ4を把持して行うが、本ロ−ラ−ポリッシャ−は小
型、軽量且つ簡便であり、その操作に別途熟練を要する
ことなく、それら操作を自由自在に行うことができる。
【0030】また上記磨き(polishing)の一
環として、或いはその磨きに引き続いてワックス掛け等
をする場合には、ロ−ラ−11、12として好ましくは
スポンジを使用し、(a)このスポンジに予めワックス
を施した後、本ロ−ラ−ポリッシャ−を車体等の必要面
に当接させて操作する、(b)車体等の必要面に予めワ
ックスを施した後、本ロ−ラ−ポリッシャ−により操作
する、(c)、(a)及び(b)を併せて行う、等適宜
の手法により行うことができる。
【0031】
【発明の効果】以上のとおり、本発明に係るロ−ラ−ポ
リッシャ−は、互いに内方向に回転する一対のロ−ラ
−、空気吸引部材等を備えることにより、自動車等の被
処理面における磨き、ワックス掛けやバフ掛け、また固
着又は付着している水あかや汚れやゴミ等の清掃除去操
作をきわめて有効に行うことができ、しかもこれらによ
る研磨粉や除去物が周囲に飛散することがない。
【0032】また、本発明のロ−ラ−ポリッシャ−は、
小型、軽量且つ簡便であり、別途熟練を要することなく
操作でき、またその両ロ−ラ−としてブラシ、スポン
ジ、バフ、刷毛等その使用目的に応じて取り替えて使用
でき、被磨き面やワックス掛け等が必要な面や被清浄面
の形状や材質、或いは取り除く必要がある固着物やゴミ
等の種類その他の条件如何に応じて適宜選ぶことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロ−ラ−ポリッシャ−の一例を示
す側面図。
【図2】同上平面図(上方から見た図)。
【図3】同横側面図(図1を右横方向から見た図)。
【図4】図3中A−A断面図。
【図5】同上他の側面図(図1と相対する側の側面
図)。
【図6】図5中B−B断面図。
【図7】図5中C−C断面図。
【符号の説明】
1 モ−タ−Mを収容したケ−シング 2 空気吸引部材 3 空気吸引部材2における可撓性バイプ14に対する
連結部 4 操作用グリップ(把手) 5 グリップ4用の支持板 6 カバ− 6′、6″ ロ−ラ−11、12の両端部分を被う部分 7、8 一対の回転軸 9、10 円筒状支持部材 11、12 一対のロ−ラ− 13 カバ−6の長方形開口 14 可撓性バイプ 15、16 プ−リ− 17 タイミングベルト 18 歯車 19〜21 歯車 22 軸受 23 保持部材 24 ビス 25 中間保持部材 26 ビス 27 植込ボルト 28 軸受 29 歯車 30 歯車部 31 間隔保持部材 32 プランジャ−部材 33 板状固定部材 34 支持杆 35 ネジ 36、37 金属製等の厚板状固定部材 M モ−タ− S 剛性部材(鋼製厚板等)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車等用のロ−ラ−ポリッシャ−であっ
    て、下記(A)〜(D)の構成を含んでなることを特徴
    とする自動車等用ロ−ラ−ポリッシャ−。 (A) 剛性部材Sに固定されたモ−タ−M、モ−タ−
    Mの回転力を動力伝達機構を介して互いに内方向に回転
    する一対の回転軸(7、8)に対してそれぞれ設けられ
    た一対のロ−ラ−(11、12)。 (B) 一対の両ロ−ラ−(11、12)に対応した双
    半円筒形状を有し、その裾部が両ロ−ラ−(11、1
    2)の回転軸(7、8)の位置の前後となるように一対
    のロ−ラ−(11、12)を被ったカバ−(6)。 (C) 両ロ−ラ−(11、12)間で且つその軸方向
    に位置するカバ−(6)の長方形開口13に連結された
    長方形開口13を備えた空気吸引部材(2)。 (D) 剛性部材Sに対して、一対のロ−ラ−(11、
    12)の軸方向に対して直角ないしほぼ直角に固定され
    た操作用グリップ(4)。
  2. 【請求項2】上記両ロ−ラ−(11、12)が、ブラ
    シ、スポンジ、バフ又は刷毛で構成されてなる請求項1
    記載の自動車等用ロ−ラ−ポリッシャ−。
  3. 【請求項3】上記両ロ−ラ−(11、12)が、回転軸
    (7、8)に固定された円筒状支持部材(9、10)対
    して取付け、取外し自在に取り付けられてなる請求項1
    又は2記載の自動車等用ロ−ラ−ポリッシャ−。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009045171A (ja) * 2007-08-17 2009-03-05 Samansa Japan Kk 走行式ワックス塗布乾燥装置
JP2014512246A (ja) * 2011-04-29 2014-05-22 アイロボット コーポレイション ロボット掃除機
CN113500512A (zh) * 2021-09-10 2021-10-15 南通市东海船舶有限公司 一种船体维修用粗糙面抛光处理装置

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