JPH08321728A - 駆動回路 - Google Patents

駆動回路

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JPH08321728A
JPH08321728A JP12684795A JP12684795A JPH08321728A JP H08321728 A JPH08321728 A JP H08321728A JP 12684795 A JP12684795 A JP 12684795A JP 12684795 A JP12684795 A JP 12684795A JP H08321728 A JPH08321728 A JP H08321728A
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昌裕 雪田
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幸弘 蒔苗
Shoichi Hosoda
正一 細田
Masanori Ienaka
正憲 家中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オーディオ・パワーアンプ等の駆動回路にあ
って、外付けのスナバ回路に依存することなく、高出力
を得るために出力電圧を飽和レベルまで目一杯振幅させ
た場合でも、リンギング等の歪を効果的に抑制させる。 【構成】 駆動回路の出力動作が飽和する直前から動作
して出力端子から一定電流を引き抜く電流引抜回路を設
ける。 【効果】出力動作が飽和しても、出力端子から一定電流
を引き抜いて逆起電圧を吸収させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駆動回路、さらにはプ
ッシュプル方式の出力回路を有する駆動回路に適用して
有効な技術に関するものであって、たとえばオーディオ
・パワーアンプに利用して有効な技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】たとえばオーディオ・パワーアンプなど
を構成するプッシュプル方式の駆動回路では、スピーカ
等の負荷が接続される出力端子へ電流を押し出すプッシ
ュ動作と、その出力端子から電流を引き込むプル動作と
により、その出力端子に入力電圧に応じた出力電圧が現
れるような出力動作が行われる。これにより、負荷は入
力電圧に応じた出力電圧を与えられて低インピーダンス
駆動される。
【0003】なお、この種の駆動回路に関しては、たと
えばCQ出版社発行「最新リニアIC規格表’84」8
7ページなどにその回路例が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た技術には、次のような問題のあることが本発明者らに
よってあきらかとされた。
【0005】すなわち、この種の駆動回路では、スピー
カ等の誘導性負荷が出力端子に接続された場合、その出
力端子での電圧と電流の位相にずれが生じ、出力電圧に
対して逆極性の電流が流れることがある。つまり、出力
端子から負荷へ向けて順電流を送りむような極性の電圧
が出力されるときに、負荷から出力端子に向かう逆電流
が過渡的に生じることがある。
【0006】このとき、駆動回路の出力動作が飽和して
いなければ、その逆電流は、その駆動回路の出力動作に
より、その出力端子での電圧が入力電圧に応じた所定の
電圧となるべく吸収される。これにより、スピーカ等の
誘導性負荷からの逆起電圧も吸収される。
【0007】しかし、たとえばカーオーディオ・システ
ムのように、比較的低い電源電圧下で高出力を得ようと
するオーディオ・パワーアンプなどでは、高出力を得る
ために、出力回路をプッシュプル方式で構成するととも
に、プッシュ側およびプル側の各駆動部をそれぞれ出力
動作が飽和するまで目一杯振幅させることが行われる。
つまり、高出力を得るために、出力電圧を電源電圧で制
限される飽和出力レベルまで目一杯振幅させることが行
われる。
【0008】ここで、出力動作が飽和すると、その出力
動作が正常に機能しなくなることにより、上述した逆電
流の吸収が円滑に行われなくなる。この結果、出力端子
には大きな逆起電圧が現れ、これにより出力には激しい
リンギング歪が生じる。
【0009】この逆起電圧によるリンギング歪を抑制す
るために、従来においては、比較的大容量の容量素子と
比較的低抵抗値の抵抗素子とを組み合せてなるスナバ回
路あるいはダンピング用のダイオードを出力端子に接続
することが行われていた。しかし、比較的大容量の容量
素子と比較的低抵抗値の抵抗素子とを組み合せてなるス
ナバ回路は半導体集積回路化が困難であるために外付部
品とせざるを得ず、この外付部品の使用により実装コス
トおよび実装面積の増大を余儀なくされていた。
【0010】本発明の目的は、オーディオ・パワーアン
プ等の駆動回路にあって、スナバ回路等の外付回路に依
存することなく、高出力を得るために出力電圧を飽和レ
ベルまで目一杯振幅させた場合でも、リンギング等の歪
を効果的に抑制できるようにする、という技術を提供す
ることにある。
【0011】本発明の前記ならびにそのほかの目的と特
徴は、本明細書の記述および添付図面からあきらかにな
るであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0013】すなわち、オーディオ・パワーアンプ等の
駆動回路の出力動作が飽和する直前から動作してその駆
動回路の出力端子から一定電流を引き抜く電流引抜回路
を置く、というものである。
【0014】
【作用】上述した手段によれば、出力動作が飽和してス
ピーカ等の誘導性負荷による逆起電圧を吸収することが
できなくなった場合に、出力端子から一定電流を引き抜
いてその逆起電圧を吸収させることができる。
【0015】これにより、オーディオ・パワーアンプ等
の駆動回路にあって、スナバ回路等の外付回路に依存す
ることなく、高出力を得るために出力電圧を飽和レベル
まで目一杯振幅させた場合でも、リンギング等の歪を効
果的に抑制できるようにする、という目的が達成され
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面を参照し
ながら説明する。なお、図において、同一符号は同一あ
るいは相当部分を示すものとする。
【0017】図1は本発明の技術が適用された駆動回路
の一実施例を示す。同図に示す駆動回路はカーオーディ
オ・システム用のオーディオ・パワーアンプとして構成
されたものであって、比較的低い電源電圧(Vcc−G
ND=約12V)にて高出力を得るために、2つのアン
プ1A,1BによるBTL駆動方式を採用し、さらに各
アンプは1A,1Bはそれぞれプッシュプル方式の出力
回路12を有している。+Vi,−Viは互いに逆相の
入力電圧、21は出力端子、22は負荷としてのスピー
カ(SP)、Zfは負帰還インピーダンス(抵抗)であ
る。
【0018】上記出力回路12を駆動する前段回路13
は、入力電圧Viを差動増幅するとともに、位相分割お
よびレベルシフトを行って、出力回路12の一対のパワ
ー・バイポーラ・トランジスタQ2,Q1をプッシュプ
ル駆動する。トランジスタQ2とQ1は電源電位+Vc
cと基準電位(接地電位)GNDの間に直列に接続さ
れ、電源電位+Vcc側に接続されたトランジスタQ2
は出力端子21へ電流を押し出すプル側駆動部をなし、
基準電位GND側に接続されたトランジスタQ1は出力
端子21から電流を吸い込むプル側駆動部をなす。
【0019】上記出力回路12の出力端子21には電流
引抜回路3が接続されている。この電流引抜回路3は、
定電流回路31、電圧検出回路をなす比較回路32、こ
の比較回路32の出力を受けて上記定電流回路31を動
作させるスイッチ回路33により構成され、出力端子2
1での出力電圧Voが所定のしきい値電圧Vthを越え
ると、比較回路32を介してスイッチ回路33がオン動
作させられ、このスイッチ回路33のオン動作により定
電流回路31が動作して、上記出力端子21から一定電
流Icを引き抜くようになっている。
【0020】ここで、上記しきい値電圧Vthは比較回
路32の比較基準電圧をなすが、その電圧値(Vth)
は、駆動回路1A(1B)の出力動作が飽和する直前の
出力電圧値に設定されている。駆動回路の出力動作は、
出力電圧Voを電源電圧(Vcc−GND)付近まで大
振幅させた場合に飽和するが、この飽和に至る直前から
上記定電流回路31による出力端子21からの電流引き
抜きが行われるように、上記しきい値電圧Vthが設定
されている。
【0021】上述した駆動回路は半導体集積回路化され
ている。
【0022】なお、23は駆動回路が形成されている半
導体集積回路装置の外部に接続されるスナバ回路である
が、この発明の回路では必ずしも必要としていないの
で、省略することができる。
【0023】次に、動作について説明する。
【0024】図2は上述した駆動回路の要部における動
作概略を説明するための図であって、駆動回路1Aの出
力端子21にスピーカ等の誘導性負荷22が接続された
場合、同図(A)に示すように、出力端子21での出力
電圧Voと出力電流Ioの位相は必ずしも一致せず、出
力電圧Voに対して逆方向の電流Ioを生じることがあ
る。
【0025】ここで、同図(B)に示すように、出力電
圧Voに対して逆方向の電流Ioが生じる場合でも、そ
の出力電圧Voが電源電位Vccに対して余裕がある状
態ならば、つまり出力電圧Voが電源電位Vccに対し
てある程度以上低い電位(Vo<Vth<Vcc)にあ
るならば、駆動回路1Aの出力動作は、プッシュ側およ
びプル側のいずれの駆動部(Q2,Q1)も飽和するこ
となく正常に動作することができる。これにより、出力
電圧Voに対して逆方向の電流Ioが生じても、この逆
方向電流Ioはプル側駆動部(Q1)のプル駆動動作に
よって円滑に吸込むことができる。したがって、この場
合は、出力にリンギング等の激しい歪が生じるのを抑え
ることができる。
【0026】ところが、同図(C)に示すように、出力
電圧Voが電源電位Vcc近くまで上昇した場合(Vo
>Vth)、あるいは負荷22の逆起電力によって出力
電圧Voが電源電位Vccを越えるような状態が生じた
場合(Vo>Vcc)、駆動回路1Aの出力は飽和して
正常に動作できなくなる。これにより、出力電圧Voに
対して逆方向の電流Ioが生じても、その逆方向電流I
oを円滑に吸込むプル駆動動作が行われなくなってしま
う。この結果、出力にはリンギング等の激しい歪が生じ
てしまう。
【0027】しかし、上述した実施例の回路1A(1
B)では、出力電圧Voが所定のしきい値電圧Vthを
越えると、このときだけ、定電流回路31による出力端
子21からの一定電流Icの引き抜きが行われるように
なる。これにより、駆動回路1Aの出力動作による電流
吸込動作が正常に行われなくなる飽和状態でも、出力端
子21にて過渡的な異常電圧が発生するのが防止され、
外付けのスナバ回路に依存しなくても、出力にリンギン
グ等の激しい歪が生じるを抑えることができる。
【0028】この場合、上記定電流回路31による一定
電流Icの引き込み動作は、出力電圧Voが所定のしき
い値電圧Vthを越えたときだけ選択的に行われて、そ
れ以外の正常出力動作時には行われないため、駆動回路
1Aの正常な出力動作の妨げとはならない。また、上記
定電流回路31による定電流引き込みは定常的に行われ
るものでないため、それによる消費電流の増大もわずか
で済む。
【0029】以上のように、オーディオ・パワーアンプ
等の駆動回路の出力動作が飽和する直前から動作してそ
の駆動回路の出力端子から一定電流を引き抜く電流引抜
回路を置くことにより、出力動作が飽和してスピーカ等
の誘導性負荷による逆起電圧を吸収することができなく
なった場合に、出力端子から一定電流を引き抜いてその
逆起電圧を吸収させることができる。
【0030】これにより、オーディオ・パワーアンプ等
の駆動回路にあって、スナバ回路等の外付回路に依存す
ることなく、高出力を得るために出力電圧を飽和レベル
まで目一杯振幅させた場合でも、リンギング等の歪を効
果的に抑制することができる。
【0031】図3は上述した電流引抜回路3の詳細な実
施例を示す。同図に示す電流引抜回路3は、pnpバイ
ポーラ・トランジスタQ35、npnバイポーラ・トラ
ンジスタQ36,Q37,Q38、定電圧ダイオードZ
D1、抵抗R4などにより構成されている。
【0032】ここで、定電圧ダイオードZD1、抵抗R
4、トランジスタQ37,Q38は定電流回路31をな
し、定電圧ダイオードZD1の定電圧値と抵抗R4の抵
抗値により設定される一定電流を出力端子21から引き
抜く。トランジスタQ37とQ38はカレントミラーを
形成している。pnpバイポーラ・トランジスタQ35
は電圧検出回路32をなす。pnpバイポーラ・トラン
ジスタQ35は、そのエミッタに印加される出力電圧V
oがそのベースに印加される基準電圧V1よりも、その
トランジスタQ35のベース・エミッタ間電圧分以上高
くなったときにオン動作するが、この動作を利用して電
圧検出を行っている。pnpトランジスタQ36は一種
のスイッチ回路33をなし、トランジスタQ35がオン
動作したときにオン動作して抵抗R4およびトランジス
タQ37に電流を通じる。これにより、出力端子21で
の出力電圧Voが所定のしきい値電圧Vth(Vth=
上記基準電圧V1+Q35のベース・エミッタ間電圧)
を越えると、比較回路32を介してスイッチ回路33が
オン動作させられ、このスイッチ回路33のオン動作に
より定電流回路31が動作して、上記出力端子21から
一定電流Icが引き抜かれるようになっている。
【0033】図4は本発明の駆動回路1A(1B)のさ
らに詳細な実施例を示す。同図において、駆動回路1A
の前段回路13は、差動増幅回路131、pnpバイポ
ーラ・トランジスタQ11,Q14、npnバイポーラ
・トランジスタQ12,Q13,Q21,Q22,Q2
3、定電流回路I1,I2などにより構成されている。
駆動回路1Aの全体利得は、帰還インピーダンスZfを
介して行われている負帰還により1に制御されるように
なっている。
【0034】トランジスタQ21,Q22と定電流回路
I2は、出力回路12のプッシュ側駆動部を動作させる
ためのレベルシフト回路を形成する。トランジスタQ2
3は、プッシュ側駆動部をなすトランジスタQ2のベー
ス側にダーリントン接続されている。トランジスタQ1
1,Q12,Q13,Q14と定電流回路I1は、出力
回路12のプル側駆動部を動作させるめのローカル負帰
還ループを形成する。このローカル負帰還ループにおい
て、プル側駆動部をなすトランジスタQ1は、出力端子
21に現れる出力電圧Voが入力電圧Viに追従するよ
うに負帰還制御される。すなわち、出力端子21に現れ
る電圧Voが入力電圧Viに対して高くなると、トラン
ジスタQ1の導通動作による出力端子21からの電流吸
込が行われて、その出力端子21での出力電圧Voを入
力電圧Viに追従させるようなプル駆動が行われる。
【0035】駆動回路1Aの出力端子21に接続されて
いる電流引抜回路3は、基本的には図3に示したものと
同様の回路構成であるが、ここでは電源電圧依存性のあ
る基準電圧V1を使用し、この基準電圧V1に基づい
て、出力端子21での出力電圧Voが一定範囲を越えた
か否かの検出を行うようにしてある。
【0036】電源電圧依存性のある基準電圧V1は、そ
れぞれにダイオード接続されて直列接続されたトランジ
スタQ31〜Q33が形成する定電圧回路、抵抗R1に
よる電流制限回路、トランジスタQ34と抵抗R2およ
び一定の制御電圧源Vsが形成する定電流回路によって
生成される。この基準電圧V1は電源電位Vccに対し
て常に一定電圧分だけ低くなるよう、その電源電位Vc
cに追従する。このようにして生成される基準電圧V1
が、抵抗R3を介して、スイッチ回路33をなすpnp
バイポーラ・トランジスタQ35のベースに印加され
る。
【0037】ここで、駆動回路1Aのプル側駆動部は、
出力端子21での出力電圧Voが一定範囲内にあると
き、すなわち電源電位Vccよりも一定電圧以上低い場
合、上述したように、出力端子21での出力電圧Voを
入力電圧Viに追従させるべくプル駆動動作を行うが、
出力電圧Voが上記一定範囲を越えて上昇すると、その
プル側駆動部を形成するローカル負帰還ループが正常に
動作できなくなって、いわゆる飽和状態になってしま
う。この飽和状態になると、出力端子に逆起電圧が生じ
ても、これを吸収することができなくなって、そのまま
では、出力にリンギング等の激しい歪が生じてしまう。
【0038】しかし、そのときには、上述した電流引抜
回路3の定電流回路31が選択的に動作し、トランジス
タQ1によるプル側駆動部に代って、その定電流回路3
1が出力端子21からの電流引き抜きを行うようにな
る。これにより、駆動回路1Aの出力電圧Voが電源電
位Vccにより制約される飽和レベルまで目一杯振幅さ
せられる高出力時でも、外付けのスナバ回路に依存する
ことなく、出力にリンギング等の歪が生じるのを抑制す
ることができる。しかも、そのリンギング等の歪を抑制
するための電流引抜動作は、電源依存性のある基準電圧
V1に基づいて行われることにより、電源電圧Vccに
応じて常に必要最小限に最適化される。これにより、少
ない電流消費でもってリンギング等の歪を効率良く抑制
することができる。
【0039】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例にもとづき具体的に説明したが、本発明は上記実施
例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0040】たとえば、駆動回路1A,1Bはその一部
または全部をMOSトランジスタを用いて構成すること
もできる。
【0041】以上の説明では主として、本発明者によっ
てなされた発明をその背景となった利用分野であるオー
ディオ・パワーアンプに適用した場合について説明した
が、それに限定されるものではなく、たとえばモータの
駆動回路など、オーディオ用途以外にも適用できる。
【0042】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記のとおりで
ある。
【0043】すなわち、オーディオ・パワーアンプ等の
駆動回路にあって、スナバ回路等の外付回路に依存する
ことなく、高出力を得るために出力電圧を飽和レベルま
で目一杯振幅させた場合でも、リンギング等の歪を効果
的に抑制させることができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の技術が適用された駆動回路の一実施例
を示す回路図
【図2】図1の駆動回路の要部における動作概略を説明
するための図
【図3】図1の駆動回路に設けられている電流引抜回路
の詳細な回路実施例を示す図
【図4】本発明の技術が適用された駆動回路の詳細な回
路実施例を示す図
【符号の説明】
1A,1B 駆動回路 12 出力回路 13 前段回路 21 出力端子 22 負荷としてはスピーカ 23 スナバ回路 3 電流引抜回路 31 定電流回路 32 電圧検出回路としての比較回路 33 スイッチ回路 Zf 負帰還インピーダンス(抵抗) Vth しきい値電圧 V1 基準電圧 Vcc 電源電位 GND 基準電位(接地電位) +Vi,−Vi 入力電圧 Vo 出力電圧 Io 出力電流
フロントページの続き (72)発明者 細田 正一 埼玉県入間郡毛呂山町大字旭台15番地 日 立東部セミコンダクタ株式会社内 (72)発明者 家中 正憲 埼玉県入間郡毛呂山町大字旭台15番地 日 立東部セミコンダクタ株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動回路の出力動作が飽和する直前から
    動作して上記駆動回路の出力端子から一定電流を引き抜
    く電流引抜回路を備えたことを特徴とする駆動回路。
  2. 【請求項2】 電流引抜回路として、出力端子での出力
    電圧を検出する電圧検出回路と、この電圧検出回路が一
    定範囲を越える電圧を検出したときだけ動作する定電流
    回路とを有し、この定電流回路によって上記出力端子か
    ら一定電流を引き抜かせるようにしたことを特徴とする
    請求項1に記載の駆動回路。
  3. 【請求項3】 電流引抜回路として、出力端子での出力
    電圧を電源電圧依存性のある基準電圧と比較する比較回
    路と、この比較回路の出力を受けて上記出力端子から一
    定電流を引き抜く定電流回路を備えたことを特徴とする
    請求項1または2に記載の駆動回路。
  4. 【請求項4】 駆動回路は、出力端子へ電流を押し出す
    プッシュ側駆動部と、出力端子から電流を引き込むプル
    側駆動部とからなるプッシュプル方式の出力回路を有す
    ることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の
    駆動回路。
  5. 【請求項5】 プッシュプル方式の出力回路を有し、こ
    の出力回路のプル側駆動部が飽和する直前から動作して
    出力端子から一定電流を引き抜く電流引抜回路を備えた
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の駆
    動回路。
  6. 【請求項6】 負荷としてスピーカが接続されるオーデ
    ィオ・パワーアンプであって、出力動作が飽和する直前
    から動作して上記パワーアンプの出力端子から一定電流
    を引き抜く電流引抜回路を備えたことを特徴とするオー
    ディオ・パワーアンプ。
  7. 【請求項7】 電流引抜回路として、出力端子での出力
    電圧を検出する電圧検出回路と、この電圧検出回路が一
    定範囲を越える電圧を検出したときだけ動作する定電流
    回路とを有し、この定電流回路によって上記出力端子か
    ら一定電流を引き抜かせるようにしたことを特徴とする
    請求項6に記載のオーディオ・パワーアンプ。
  8. 【請求項8】 電流引抜回路として、出力端子での出力
    電圧を電源電圧依存性のある基準電圧と比較する比較回
    路と、この比較回路の出力を受けて上記出力端子から一
    定電流を引き抜く定電流回路を備えたことを特徴とする
    請求項6または7に記載のオーディオ・パワーアンプ。
  9. 【請求項9】 出力端子へ電流を押し出すプッシュ側駆
    動部と、出力端子から電流を引き込むプル側駆動部とか
    らなるプッシュプル方式の出力回路を有することを特徴
    とする請求項6から8のいずれかに記載のオーディオ・
    パワーアンプ。
  10. 【請求項10】 プッシュプル方式の出力回路を有し、
    この出力回路のプル側駆動部が飽和する直前から動作し
    て出力端子から一定電流を引き抜く電流引抜回路を備え
    たことを特徴とする請求項6から9のいずれかに記載の
    オーディオ・パワーアンプ。
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