JPH08321563A - 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法

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JPH08321563A
JPH08321563A JP7126134A JP12613495A JPH08321563A JP H08321563 A JPH08321563 A JP H08321563A JP 7126134 A JP7126134 A JP 7126134A JP 12613495 A JP12613495 A JP 12613495A JP H08321563 A JPH08321563 A JP H08321563A
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JP
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forming
gate
insulating film
floating gate
film
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Application number
JP7126134A
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English (en)
Inventor
Hirobumi Saito
博文 齊藤
Takayuki Kaida
孝行 海田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】優れたデータ消去特性を有するスプリットゲー
ト型メモリセルを提供する。 【構成】p型単結晶シリコン基板52上にドレイン領域
53およびソース領域54が形成されている。ドレイン
領域53とソース領域54の間にチャネル領域55が形
成されている。各領域54,55上にゲート酸化膜56
を介して浮遊ゲート2が形成されている。浮遊ゲート2
上にシリコン酸化膜3を介して制御(選択)ゲート4の
一部が形成されている。各領域53,55上にゲート酸
化膜60を介して制御(選択)ゲート4の他の一部が形
成されている。制御(選択)ゲート4と浮遊ゲート2の
間にはシリコン酸化膜61が形成されている。浮遊ゲー
ト2の上縁部両端にはサイドウォールスペーサから成る
突起部2aが形成されている。制御(選択)ゲート4は
浮遊ゲート2の一方の突起部2aを覆うように形成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は不揮発性半導体記憶装置
およびその製造方法に係り、詳しくは、スプリットゲー
ト型メモリセルおよびその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、FRAM(Ferro-electric Rando
m Access Memory)、EPROM(Erasable and Programm
able Read Only Memory),EEPROM(Elecctrical E
rasable and Programmable Read Only Memory)などの不
揮発性半導体記憶装置が注目されている。EPROMや
EEPROMでは、浮遊ゲートに電荷を蓄積し、電荷の
有無による閾値電圧の変化を制御ゲートによって検出す
ることで、データの記憶を行うようになっている。ま
た、EEPROMには、チップ全体あるいはブロック単
位でデータの消去を行うフラッシュEEPROMがあ
る。
【0003】フラッシュEEPROMを構成するメモリ
セル(メモリセルトランジスタ)は、スタックトゲート
型とスプリットゲート型に大きく分類される。スタック
トゲート型メモリセルには、データ消去時に浮遊ゲート
から電荷を引き抜く際、電荷を過剰に抜き過ぎると、そ
のメモリセルが常に導通状態になって破壊されるという
問題、いわゆる過剰消去の問題がある。過剰消去を防止
するには、消去手順に工夫が必要で、メモリデバイスの
周辺回路で消去手順を制御するか、またはメモリデバイ
スの外部回路で消去手順を制御する必要がある。
【0004】このようなスタックトゲート型メモリセル
における過剰消去の問題を回避するために開発されたの
が、スプリットゲート型メモリセルである。スプリット
ゲート型メモリセルでは、ディスターブ(誤書き込み、
誤消去)を防ぐ方法の一つとして、FN(Fowler Nordh
eim )トンネル電流に方向性をもたせる方法が用いられ
ている。
【0005】図10に、従来のスプリットゲート型メモ
リセル(スプリットゲート型トランジスタ)51の断面
構造を示す。p型単結晶シリコン基板52上にドレイン
領域53およびソース領域54が形成されている。ドレ
イン領域53とソース領域54の間の基板52上にチャ
ネル領域55が形成されている。ソース領域54および
チャネル領域55の上にゲート酸化膜56を介して浮遊
ゲート57が形成されている。浮遊ゲート57上にシリ
コン酸化膜58を介して制御(選択)ゲート59の一部
が形成されている。ドレイン領域53およびチャネル領
域55の上にゲート酸化膜60を介して制御(選択)ゲ
ート59の他の一部が形成されている。つまり、制御
(選択)ゲート59は、浮遊ゲート57およびチャネル
領域55のそれぞれの一部を覆うように形成されてい
る。制御(選択)ゲート59と浮遊ゲート57の間には
シリコン酸化膜61が形成されている。
【0006】このように構成されたスプリットゲート型
メモリセル51において、データを書き込むときには、
ドレイン領域53とソース領域54との間に電圧を印加
し(例えば、ドレイン領域53に0V、ソース領域54
に12V)、チャネル領域55にチャネル電流を流すこ
とにより、浮遊ゲート57に電子を注入して蓄積させ
る。また、データを消去するときには、ドレイン領域5
3およびソース領域54に電圧を印加しないで制御(選
択)ゲート59に電圧(例えば、14〜15V)を印加
することにより、浮遊ゲート57に蓄積されている電子
を、トンネル効果を用いて制御(選択)ゲート59へ移
動させる。
【0007】ここで、制御(選択)ゲート59とゲート
酸化膜60とドレイン領域53とソース領域54とで、
個々のメモリセル51自身を選択するための選択トラン
ジスタ62が構成される。そのため、選択トランジスタ
62によってメモリセル51の導通・非導通を制御する
ことができ、過剰消去を防止することができる。
【0008】また、浮遊ゲート57の上縁部には突起5
7aが形成されている。データ消去時に浮遊ゲート57
から電荷を引き抜く際には、図中の矢印Aに示すよう
に、この突起57aから制御(選択)ゲート59へ電子
が流れる。FNトンネル電流は、その電子の流れと反対
方向に流れる。すなわち、従来のスプリットゲート型メ
モリセル51では、浮遊ゲート57の上縁部に突起57
aを設けることで、FNトンネル電流に方向性をもたせ
ている。
【0009】図11に、図10に示す従来のスプリット
ゲート型メモリセル51の製造工程を示す。 工程1(図11(a)参照);熱酸化法を用い、p型単
結晶シリコン基板52上にゲート酸化膜56となるシリ
コン酸化膜71を形成する。次に、減圧CVD法を用
い、シリコン酸化膜71上に浮遊ゲート57となるドー
プドポリシリコン膜72を形成する。続いて、CVD法
を用い、ドープドポリシリコン膜72上にシリコン窒化
膜73を形成する。次に、シリコン窒化膜73をパター
ニングし、浮遊ゲート57に対応する位置に開口部73
aを形成する。
【0010】工程2(図11(b)参照);シリコン窒
化膜73を酸化防御膜として用いるLOCOS法によ
り、開口部73aから露出したドープドポリシリコン膜
72を選択酸化することで、シリコン酸化膜58を形成
する。このとき、シリコン窒化膜73の端部にシリコン
酸化膜58の端部が侵入し、バーズビーク74が形成さ
れる。
【0011】工程3(図11(c)参照);シリコン窒
化膜73を除去する。次に、異方性エッチング法を用
い、シリコン酸化膜58をエッチング用マスクとしてド
ープドポリシリコン膜72をエッチングすることで、浮
遊ゲート57を形成する。浮遊ゲート57下のシリコン
酸化膜71がゲート酸化膜56となる。このとき、シリ
コン酸化膜58の端部にはバーズビーク74が形成され
ているため、浮遊ゲート57の上縁部はバーズビーク7
4の形状に沿って尖鋭になり、突起57aが形成され
る。続いて、シリコン酸化膜58および浮遊ゲート57
をイオン注入用マスクとして、基板52にn型不純物
(ヒ素、リンなど)をイオン注入することで、n型のソ
ース領域54を形成する。次に、熱酸化法を用いてデバ
イスの全面にシリコン酸化膜を形成し、そのシリコン酸
化膜上にCVD法を用いてシリコン酸化膜を形成する。
これらのシリコン酸化膜によってゲート酸化膜60およ
びシリコン酸化膜61が構成される。
【0012】工程4(図10参照);減圧CVD法を用
いてデバイスの全面にドープドポリシリコン膜を形成
し、そのドープドポリシリコン膜をパターニングするこ
とで、制御(選択)ゲート59を形成する。その後、制
御(選択)ゲート59とシリコン酸化膜58および浮遊
ゲート57をイオン注入用マスクとして、基板52にn
型不純物(ヒ素、リンなど)をイオン注入することで、
n型のドレイン領域53を形成する。
【0013】ちなみに、このようなスプリットゲート型
メモリセル51を用いたフラッシュEEPROMは、U
SP−5029130に開示されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】スプリットゲート型メ
モリセル51では、LOCOS法を用いるために製造工
程が複雑化するという問題がある。また、シリコン酸化
膜58の端部に形成されるバーズビーク74の形状には
バラツキが生じやすいことから突起57aの形状にもバ
ラツキが生じやすくなり、その結果、各メモリセル51
間におけるデータ消去特性のバラツキが大きくなるとい
う問題がある。
【0015】そこで、浮遊ゲート電極を形成する際にド
ープドポリシリコン膜のエッジ形状を利用する方法や、
浮遊ゲート電極となるドープドポリシリコン膜中の不純
物濃度を提言して表面アスペリティーを増加させる方法
が提案されている(「フラッシュメモリ技術ハンドブッ
ク」株式会社サイエンスフォーラム,1993 年発行,pp39
-52.参照)。しかし、これらの方法では、上記した浮遊
ゲート57に突起57aを設ける方法に比べて、FN電
流の方向性を十分に確保するのが難しいという問題があ
る。
【0016】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、優れたデータ消去特性
を有するスプリットゲート型メモリセルを備えた不揮発
性半導体記憶装置を提供することにある。また、本発明
の別の目的は、そのような不揮発性半導体記憶装置の簡
単かつ容易な製造方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、浮遊ゲートの上縁部に突起を設けたスプリットゲー
ト型メモリセルを備えたことをその要旨とする。
【0018】請求項2に記載の発明は、浮遊ゲートの側
壁に導電性のサイドウォールスペーサを設けたスプリッ
トゲート型メモリセルを備えたことをその要旨とする。
請求項3に記載の発明は、浮遊ゲートの側壁に一体化し
て形成された導電性のサイドウォールスペーサを備え、
そのサイドウォールスペーサの上端部は浮遊ゲートより
突出した形状を成したスプリットゲート型メモリセルを
備えたことをその要旨とする。
【0019】請求項4に記載の発明は、浮遊ゲートの側
壁に一体化して形成された導電性のサイドウォールスペ
ーサを備え、そのサイドウォールスペーサの上端部は浮
遊ゲートより突出した形状を成し、制御ゲートは当該サ
イドウォールスペーサの上端部を絶縁膜を介して覆うよ
うに形成されたスプリットゲート型メモリセルを備えた
ことをその要旨とする。
【0020】請求項5に記載の発明は、請求項3または
請求項4に記載の不揮発性半導体記憶装置において、浮
遊ゲートに対して制御ゲートと対称な位置に形成された
ソース配線を備えたことをその要旨とする。
【0021】請求項6に記載の発明は、半導体基板上に
ゲート絶縁膜、第1の導電膜、第1の絶縁膜、第1の絶
縁膜とはエッチングレートの異なる第2の絶縁膜を順次
形成する工程と、浮遊ゲートに対応する部分を残して第
1および第2の絶縁膜をパターニングする工程と、半導
体基板上にソース領域を形成する工程と、上記の工程で
形成されたデバイスの全面に第2の導電膜を形成する工
程と、第2の絶縁膜をエッチング用マスクとする異方性
エッチング法を用い、第2の導電膜からサイドウォール
スペーサを形成すると共に、第1の導電膜から浮遊ゲー
トを形成する工程と、第2の絶縁膜を除去する工程と、
上記の工程で形成されたデバイスの全面に第3の絶縁膜
を形成する工程と、上記の工程で形成されたデバイスの
全面に第3の導電膜を形成し、第3の導電膜をパターニ
ングすることで制御ゲートを形成する工程と、半導体基
板上にドレイン領域を形成する工程とを備えたことをそ
の要旨とする。
【0022】請求項7に記載の発明は、半導体基板上に
ゲート絶縁膜、第1の導電膜、第1の絶縁膜、第1の絶
縁膜とはエッチングレートの異なる第2の絶縁膜を順次
形成する工程と、第1の導電膜および第1の絶縁膜をパ
ターニングすることで、第1の導電膜から浮遊ゲートを
形成する工程と、半導体基板上にソース領域を形成する
工程と、上記の工程で形成されたデバイスの全面に第2
の導電膜を形成する工程と、第2の絶縁膜をエッチング
用マスクとする異方性エッチング法を用い、第2の導電
膜からサイドウォールスペーサを形成する工程と、第2
の絶縁膜を除去する工程と、上記の工程で形成されたデ
バイスの全面に第3の絶縁膜を形成する工程と、上記の
工程で形成されたデバイスの全面に第3の導電膜を形成
し、第3の導電膜をパターニングすることで制御ゲート
を形成する工程と、半導体基板上にドレイン領域を形成
する工程とを備えたことをその要旨とする。
【0023】請求項8に記載の発明は、半導体基板上に
ゲート絶縁膜、第1の導電膜、第1の絶縁膜を順次形成
する工程と、第1の導電膜および第1の絶縁膜をパター
ニングすることで、第1の導電膜から浮遊ゲートを形成
する工程と、半導体基板上にソース領域を形成する工程
と、上記の工程で形成されたデバイスの全面に第2の導
電膜を形成する工程と、異方性エッチング法を用い、第
2の導電膜からサイドウォールスペーサを形成する工程
と、上記の工程で形成されたデバイスの全面に第3の絶
縁膜を形成する工程と、上記の工程で形成されたデバイ
スの全面に第3の導電膜を形成し、第3の導電膜をパタ
ーニングすることで制御ゲートを形成する工程と、半導
体基板上にドレイン領域を形成する工程とを備えたこと
をその要旨とする。
【0024】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、データ消去時
に浮遊ゲートから電荷を引き抜く際に、浮遊ゲートの上
縁部に設けられた突起から制御ゲートへ電子が流れる。
FNトンネル電流は、その電子の流れと反対方向に流れ
る。従って、FNトンネル電流に方向性が与えられる。
【0025】請求項2〜4のいずれか1項に記載の発明
によれば、データ消去時に浮遊ゲートから電荷を引き抜
く際に、浮遊ゲートの側壁に設けられた導電性のサイド
ウォールスペーサの上端部から制御ゲートへ電子が流れ
る。FNトンネル電流は、その電子の流れと反対方向に
流れる。従って、FNトンネル電流に方向性が与えられ
る。
【0026】請求項3または請求項4に記載の発明によ
れば、導電性のサイドウォールスペーサが浮遊ゲートの
側壁に一体化して形成されている。そして、サイドウォ
ールスペーサの上端部が浮遊ゲートより突出しているた
め、その上端部から制御ゲートへ確実に電子が流れる。
【0027】請求項4に記載の発明によれば、制御ゲー
トがサイドウォールスペーサの上端部を覆うように形成
されている。そのため、サイドウォールスペーサの上端
部から制御ゲートへの電子の流れには強い方向性が与え
られる。従って、FNトンネル電流の方向性を極めて強
くすることができる。
【0028】請求項5に記載の発明によれば、ソース配
線を設けてソース領域を裏打ちすることにより、ソース
領域のシート抵抗を低減することができる。請求項6〜
8のいずれか1項に記載の発明によれば、請求項1〜4
のいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置を、一
般的な技術を用いて簡単かつ容易に製造することができ
る。また、サイドウォールスペーサの形成に用いられる
異方性エッチング法の制御性は極めて高いため、サイド
ウォールスペーサの上端部の形状にはほとんどバラツキ
が生じない。従って、不揮発性半導体記憶装置の各スプ
リットゲート型メモリセル間におけるデータ消去特性の
バラツキを小さくすることが可能になり、優れたデータ
消去特性を得ることができる。
【0029】
【実施例】
(第1実施例)以下、本発明を具体化した第1実施例を
図面に従って説明する。尚、本実施例において、図10
および図11に示した従来例のスプリットゲート型メモ
リセル(スプリットゲート型トランジスタ)51と同じ
構成部材については符号を等しくする。
【0030】図1に、本実施例のスプリットゲート型メ
モリセル(スプリットゲート型トランジスタ)1の断面
構造を示す。p型単結晶シリコン基板52上にドレイン
領域53およびソース領域54が形成されている。ドレ
イン領域53とソース領域54の間の基板52上にチャ
ネル領域55が形成されている。ソース領域54および
チャネル領域55の上にゲート酸化膜56を介して浮遊
ゲート2が形成されている。浮遊ゲート2上にシリコン
酸化膜3を介して制御(選択)ゲート4の一部が形成さ
れている。ドレイン領域53およびチャネル領域55の
上にゲート酸化膜60を介して制御(選択)ゲート4の
他の一部が形成されている。つまり、制御(選択)ゲー
ト4は、浮遊ゲート2およびチャネル領域55のそれぞ
れの一部を覆うように形成されている。制御(選択)ゲ
ート4と浮遊ゲート2の間にはシリコン酸化膜61が形
成されている。
【0031】浮遊ゲート2の上縁部両端には、後記する
ようにサイドウォールスペーサ15aから成る突起部2
aが形成されている。そして、シリコン酸化膜3は、浮
遊ゲート2における突起部2aの間の凹部内に形成され
ている。制御(選択)ゲート4は、浮遊ゲート2の一方
の突起部2aを覆うように形成されている。つまり、浮
遊ゲート2の突起部2a(サイドウォールスペーサ15
aの上端部)は、シリコン酸化膜3下に形成された浮遊
ゲート2の平坦部から突出した形状を成している。
【0032】このように構成されたスプリットゲート型
メモリセル1において、データを書き込むときには、ド
レイン領域53とソース領域54との間に電圧を印加し
(例えば、ドレイン領域53に0V、ソース領域54に
12V)、チャネル領域55にチャネル電流を流すこと
により、浮遊ゲート2に電子を注入して蓄積させる。ま
た、データを消去するときには、ドレイン領域53およ
びソース領域54に電圧を印加しないで制御(選択)ゲ
ート4に電圧(例えば、14〜15V)を印加すること
により、浮遊ゲート2に蓄積されている電子を、トンネ
ル効果を用いて制御(選択)ゲート4へ移動させる。
【0033】ここで、制御(選択)ゲート4とゲート酸
化膜60とドレイン領域53とソース領域54とで、個
々のメモリセル1自身を選択するための選択トランジス
タ5が構成される。そのため、選択トランジスタ5によ
ってメモリセル1の導通・非導通を制御することがで
き、過剰消去を防止することができる。
【0034】また、データ消去時に浮遊ゲート2から電
荷を引き抜く際には、図中の矢印Aに示すように、浮遊
ゲート2の突起部2aから制御(選択)ゲート4へ電子
が流れる。FNトンネル電流は、その電子の流れと反対
方向に流れる。すなわち、スプリットゲート型メモリセ
ル1では、浮遊ゲート2に突起部2aを設けることで、
FNトンネル電流に方向性をもたせている。
【0035】ここで、制御(選択)ゲート4は浮遊ゲー
ト2の突起部2aを覆うように形成されているため、突
起部2aから制御(選択)ゲート4への電子の流れには
強い方向性が与えられる。従って、FNトンネル電流の
方向性を極めて強くすることができる。
【0036】また、制御(選択)ゲート4と浮遊ゲート
2との間にはシリコン酸化膜3が設けられているため、
各ゲート4,2間の静電容量を低減することができる。
次に、図1に示すスプリットゲート型メモリセル1の第
1の製造方法を、図5〜図7に示す概略断面図に従って
順次説明する。
【0037】工程1(図5(a)参照);熱酸化法を用
い、p型単結晶シリコン基板52上にゲート酸化膜56
となるシリコン酸化膜71を形成する。次に、減圧CV
D法を用い、シリコン酸化膜71上に浮遊ゲート2とな
るドープドポリシリコン膜11を形成する。続いて、C
VD法を用い、ドープドポリシリコン膜11上にシリコ
ン酸化膜3とシリコン窒化膜12とを順次形成する。
【0038】工程2(図5(b)参照);浮遊ゲート2
に対応する部分を残して各膜12,3をパターニングす
る。 工程3(図5(c)参照);デバイス表面におけるドレ
イン領域53およびチャネル領域55に対応する部分を
レジストマスク13で覆う。次に、レジストマスク13
をイオン注入用マスクとして、基板52にn型不純物
(ヒ素、リンなど)をイオン注入することで、不純物注
入領域14を形成する。
【0039】工程4(図5(d)参照);アニールを行
って不純物注入領域14を活性化させることで、n型の
ソース領域54を形成する。 工程5(図6(a)参照);減圧CVD法を用い、デバ
イスの全面にドープドポリシリコン膜15を形成する。
【0040】工程6(図6(b)参照);異方性エッチ
ング法を用い、シリコン窒化膜12をエッチング用マス
クとしてドープドポリシリコン膜15をエッチングする
ことで、各膜12,3の側壁にサイドウォールスペーサ
15aを形成する。
【0041】工程7(図6(c)参照);工程6から引
き続き各ドープドポリシリコン膜15,11をエッチン
グすることで、サイドウォールスペーサ15aから成る
突起部2aを形成すると共に、ドープドポリシリコン膜
11から浮遊ゲート2を形成する。浮遊ゲート2下のシ
リコン酸化膜71がゲート酸化膜56となる。
【0042】工程8(図6(d)参照);エッチング法
を用いてシリコン窒化膜12を除去する。 工程9(図7(a)参照);熱酸化法を用いてデバイス
の全面にシリコン酸化膜を形成し、そのシリコン酸化膜
上にCVD法を用いてシリコン酸化膜を形成する。これ
らのシリコン酸化膜によってゲート酸化膜60およびシ
リコン酸化膜61が構成される。
【0043】工程10(図7(b)参照);減圧CVD
法を用いてデバイスの全面にドープドポリシリコン膜を
形成し、そのドープドポリシリコン膜をパターニングす
ることで、制御(選択)ゲート4を形成する。
【0044】工程11(図1参照);制御(選択)ゲー
ト4とシリコン酸化膜3および浮遊ゲート2をイオン注
入用マスクとして、基板52にn型不純物(ヒ素、リン
など)をイオン注入することで、不純物注入領域(図示
略)を形成する。次に、アニールを行って当該不純物注
入領域を活性化させることで、n型のドレイン領域53
を形成する。
【0045】続いて、図1に示すスプリットゲート型メ
モリセル1の第2の製造方法を、図8に示す概略断面図
に従って順次説明する。工程1(図8(a)参照);第
1の製造方法の工程1(図5(a)参照)と同じであ
る。
【0046】工程2(図8(b)参照);各膜12,
3,11をパターニングすることで、浮遊ゲート2を形
成する。浮遊ゲート2下のシリコン酸化膜71がゲート
酸化膜56となる。次に、第1の製造方法と同様にし
て、ソース領域54を形成する。
【0047】工程3(図8(c)参照);減圧CVD法
を用い、デバイスの全面にドープドポリシリコン膜15
を形成する。 工程4(図8(d)参照);異方性エッチング法を用
い、シリコン窒化膜12をエッチング用マスクとしてド
ープドポリシリコン膜15をエッチングすることで、各
膜12,3および浮遊ゲート2の側壁にサイドウォール
スペーサ15aから成る突起部2aを形成する。
【0048】その後、第1の製造方法と同様にして、ゲ
ート酸化膜60、シリコン酸化膜61、制御(選択)ゲ
ート4、ドレイン領域53を順次形成する。このよう
に、本実施例の第1および第2の製造方法によれば、一
般的な技術を用いて簡単かつ容易に浮遊ゲート2の突起
部2aを形成することが可能になり、図1に示す構造の
スプリットゲート型メモリセル1を製造することができ
る。
【0049】また、突起部2aの形成に用いられる異方
性エッチング法の制御性は極めて高いため、突起部2a
の形状にはほとんどバラツキが生じない。従って、各メ
モリセル1間におけるデータ消去特性のバラツキを小さ
くすることが可能になり、優れたデータ消去特性を得る
ことができる。
【0050】(第2実施例)以下、本発明を具体化した
第2実施例を図面に従って説明する。尚、本実施例にお
いて、第1実施例のスプリットゲート型メモリセル1と
同じ構成部材については符号を等しくしてその説明を省
略する。
【0051】図2に、本実施例のスプリットゲート型メ
モリセル(スプリットゲート型トランジスタ)21の断
面構造を示す。スプリットゲート型メモリセル21で
は、スプリットゲート型メモリセル1に比べてシリコン
酸化膜3が厚く形成されており、制御(選択)ゲート4
は浮遊ゲート2の突起部2aを覆わないようになってい
る。
【0052】従って、スプリットゲート型メモリセル2
1においては、突起部2aから制御(選択)ゲート4へ
の電子の流れに方向性が与えられるものの、その方向性
はスプリットゲート型メモリセル1のそれに比べると若
干弱いものとなる。しかし、FNトンネル電流の方向性
については十分に確保することができる。
【0053】また、シリコン酸化膜3が厚いため、各ゲ
ート4,2間の静電容量をさらに低減することができ
る。次に、図2に示すスプリットゲート型メモリセル2
1の製造方法を、図9に示す概略断面図に従って順次説
明する。
【0054】工程1(図9(a)参照);熱酸化法を用
い、p型単結晶シリコン基板52上にゲート酸化膜56
となるシリコン酸化膜71を形成する。次に、減圧CV
D法を用い、シリコン酸化膜71上に浮遊ゲート2とな
るドープドポリシリコン膜11を形成する。続いて、C
VD法を用い、ドープドポリシリコン膜11上にシリコ
ン酸化膜3を形成する。
【0055】工程2(図9(b)参照);各膜3,11
をパターニングすることで、浮遊ゲート2を形成する。
浮遊ゲート2下のシリコン酸化膜71がゲート酸化膜5
6となる。次に、第1実施例と同様にして、ソース領域
54を形成する。
【0056】工程3(図9(c)参照);減圧CVD法
を用い、デバイスの全面にドープドポリシリコン膜15
を形成する。 工程4(図9(d)参照);異方性エッチング法を用
い、ドープドポリシリコン膜15をエッチングすること
で、シリコン酸化膜3および浮遊ゲート2の側壁にサイ
ドウォールスペーサ15aから成る突起部2aを形成す
る。
【0057】工程5(図9(e)参照);熱酸化法を用
いてデバイスの全面にシリコン酸化膜を形成し、そのシ
リコン酸化膜上にCVD法を用いてシリコン酸化膜を形
成する。これらのシリコン酸化膜によってゲート酸化膜
60およびシリコン酸化膜61が構成される。
【0058】その後、第1実施例と同様にして、制御
(選択)ゲート4、ドレイン領域53を順次形成する。
このように、本実施例の製造方法においても、第1実施
例と同様の作用および効果を得ることができる。
【0059】(第3実施例)以下、本発明を具体化した
第3実施例を図面に従って説明する。尚、本実施例にお
いて、第1実施例のスプリットゲート型メモリセル1と
同じ構成部材については符号を等しくしてその説明を省
略する。
【0060】図3に、本実施例のスプリットゲート型メ
モリセル(スプリットゲート型トランジスタ)31の断
面構造を示す。スプリットゲート型メモリセル31にお
いて、スプリットゲート型メモリセル1と異なるのは、
浮遊ゲート2およびシリコン酸化膜3に対して制御(選
択)ゲート4と対称な位置にソース配線32が形成され
ている点だけである。ソース配線32は図示しないコン
タクトホールを介してソース領域54と接続されてい
る。つまり、ソース領域54をソース配線32で裏打ち
することにより、ソース領域54のシート抵抗を低減す
ることができる。尚、ソース配線32は、スプリットゲ
ート型メモリセル1の製造方法において、制御(選択)
ゲート4と同一工程で形成すればよい。
【0061】(第4実施例)以下、本発明を具体化した
第4実施例を図面に従って説明する。尚、本実施例にお
いて、第2実施例のスプリットゲート型メモリセル21
と同じ構成部材については符号を等しくしてその説明を
省略する。
【0062】図4に、本実施例のスプリットゲート型メ
モリセル(スプリットゲート型トランジスタ)41の断
面構造を示す。スプリットゲート型メモリセル41にお
いて、スプリットゲート型メモリセル21と異なるの
は、浮遊ゲート2およびシリコン酸化膜3に対して制御
(選択)ゲート4と対称な位置にソース配線42が形成
されている点だけである。ソース配線42は図示しない
コンタクトホールを介してソース領域54と接続されて
いる。つまり、ソース領域54をソース配線42で裏打
ちすることにより、ソース領域54のシート抵抗を低減
することができる。尚、ソース配線42は、スプリット
ゲート型メモリセル21の製造方法において、制御(選
択)ゲート4と同一工程で形成すればよい。
【0063】尚、上記各実施例は以下のように変更して
もよく、その場合でも同様の作用および効果を得ること
ができる。 (1)各ゲート酸化膜56,60および各シリコン酸化
膜3,61をそれぞれ、他の適宜な絶縁膜(シリコン窒
化膜など)や、複数の絶縁膜の積層構造から成る膜に置
き代える。
【0064】(2)各ゲート2,4の材質をそれぞれ、
ドープドポリシリコン以外の適宜な導電材料(高融点金
属を含む各種金属、シリサイドなど)に置き代える。 (3)導電性のサイドウォールスペーサ15aを浮遊ゲ
ート2とは別の材質で形成する。
【0065】(4)シリコン窒化膜12を、シリコン酸
化膜3とはエッチングレートの異なる他の適宜な膜に置
き代える。 (5)p型単結晶シリコン基板52をp型ウェルに置き
代える。
【0066】(6)p型単結晶シリコン基板52をn型
単結晶シリコン基板またはn型ウェルに置き代え、ドレ
イン領域53およびソース領域54を形成するために注
入する不純物イオンとしてp型不純物イオン(ホウ素、
イリジウムなど)を用いる。
【0067】以上、各実施例について説明したが、各実
施例から把握できる請求項以外の技術的思想について、
以下にそれらの効果と共に記載する。 (イ)請求項6〜8のいずれか1項に記載の不揮発性半
導体記憶装置の製造方法において、制御ゲートの形成と
同時に、第3の導電膜をパターニングすることでソース
領域と接続されるソース配線を形成する不揮発性半導体
記憶装置の製造方法。
【0068】このようにすれば、請求項5に記載の不揮
発性半導体記憶装置を簡単かつ容易に製造することがで
きる。 (ロ)請求項6〜8のいずれか1項に記載の不揮発性半
導体記憶装置の製造方法において、浮遊ゲートをイオン
注入用マスクとして基板に不純物を注入することでソー
ス領域を形成する不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
【0069】このようにすれば、ソース領域を浮遊ゲー
トに対して自己整合的に形成することができる。 (ハ)請求項6〜8のいずれか1項に記載の不揮発性半
導体記憶装置の製造方法において、制御ゲートをイオン
注入用マスクとして基板に不純物を注入することでドレ
イン領域を形成する不揮発性半導体記憶装置の製造方
法。
【0070】このようにすれば、ドレイン領域を制御ゲ
ートに対して自己整合的に形成することができる。とこ
ろで、本明細書において、発明の構成に係る部材は以下
のように定義されるものとする。
【0071】(a)半導体基板とは、単結晶シリコン基
板だけでなくウェルをも含むものとする。 (b)絶縁膜とは、シリコン酸化膜だけでなく、シリコ
ン窒化膜などのあらゆる絶縁膜をも含むものとする。
【0072】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、優
れたデータ消去特性を有するスプリットゲート型メモリ
セルを備えた不揮発性半導体記憶装置を提供することが
できる。また、そのような不揮発性半導体記憶装置の簡
単かつ容易な製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の概略断面図。
【図2】第2実施例の概略断面図。
【図3】第3実施例の概略断面図。
【図4】第4実施例の概略断面図。
【図5】第1実施例の製造工程を説明するための概略断
面図。
【図6】第1実施例の製造工程を説明するための概略断
面図。
【図7】第1実施例の製造工程を説明するための概略断
面図。
【図8】第1実施例の製造工程を説明するための概略断
面図。
【図9】第2実施例の製造工程を説明するための概略断
面図。
【図10】従来例の概略断面図。
【図11】第1実施例の製造工程を説明するための概略
断面図。
【符号の説明】
1,21,31,41…スプリットゲート型メモリセル 2…浮遊ゲート 3…第1の絶縁膜としてのシリコン酸化膜 4…制御(選択)ゲート 11…第1の導電膜としてのドープドシリコン膜 12…第2の絶縁膜としてのシリコン窒化膜 15…第2の導電膜としてのドープドシリコン膜 15a…サイドウォールスペーサ 32,42…ソース配線 52…p型単結晶シリコン基板 53…ドレイン領域 54…ソース領域 56…ゲート絶縁膜としてのゲート酸化膜 60…第3の絶縁膜から成るゲート酸化膜 61…第3の絶縁膜から成るシリコン酸化膜

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浮遊ゲートの上縁部に突起を設けたスプ
    リットゲート型メモリセルを備えた不揮発性半導体記憶
    装置。
  2. 【請求項2】 浮遊ゲートの側壁に導電性のサイドウォ
    ールスペーサを設けたスプリットゲート型メモリセルを
    備えた不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 浮遊ゲートの側壁に一体化して形成され
    た導電性のサイドウォールスペーサを備え、そのサイド
    ウォールスペーサの上端部は浮遊ゲートより突出した形
    状を成したスプリットゲート型メモリセルを備えた不揮
    発性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 浮遊ゲートの側壁に一体化して形成され
    た導電性のサイドウォールスペーサを備え、そのサイド
    ウォールスペーサの上端部は浮遊ゲートより突出した形
    状を成し、制御ゲートは当該サイドウォールスペーサの
    上端部を絶縁膜を介して覆うように形成されたスプリッ
    トゲート型メモリセルを備えた不揮発性半導体記憶装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載の不揮発
    性半導体記憶装置において、浮遊ゲートに対して制御ゲ
    ートと対称な位置に形成されたソース配線を備えた不揮
    発性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 半導体基板上にゲート絶縁膜、第1の導
    電膜、第1の絶縁膜、第1の絶縁膜とはエッチングレー
    トの異なる第2の絶縁膜を順次形成する工程と、 浮遊ゲートに対応する部分を残して第1および第2の絶
    縁膜をパターニングする工程と、 半導体基板上にソース領域を形成する工程と、 上記の工程で形成されたデバイスの全面に第2の導電膜
    を形成する工程と、 第2の絶縁膜をエッチング用マスクとする異方性エッチ
    ング法を用い、第2の導電膜からサイドウォールスペー
    サを形成すると共に、第1の導電膜から浮遊ゲートを形
    成する工程と、 第2の絶縁膜を除去する工程と、 上記の工程で形成されたデバイスの全面に第3の絶縁膜
    を形成する工程と、 上記の工程で形成されたデバイスの全面に第3の導電膜
    を形成し、第3の導電膜をパターニングすることで制御
    ゲートを形成する工程と、 半導体基板上にドレイン領域を形成する工程とを備えた
    不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 半導体基板上にゲート絶縁膜、第1の導
    電膜、第1の絶縁膜、第1の絶縁膜とはエッチングレー
    トの異なる第2の絶縁膜を順次形成する工程と、 第1の導電膜および第1の絶縁膜をパターニングするこ
    とで、第1の導電膜から浮遊ゲートを形成する工程と、 半導体基板上にソース領域を形成する工程と、 上記の工程で形成されたデバイスの全面に第2の導電膜
    を形成する工程と、 第2の絶縁膜をエッチング用マスクとする異方性エッチ
    ング法を用い、第2の導電膜からサイドウォールスペー
    サを形成する工程と、 第2の絶縁膜を除去する工程と、 上記の工程で形成されたデバイスの全面に第3の絶縁膜
    を形成する工程と、 上記の工程で形成されたデバイスの全面に第3の導電膜
    を形成し、第3の導電膜をパターニングすることで制御
    ゲートを形成する工程と、 半導体基板上にドレイン領域を形成する工程とを備えた
    不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 半導体基板上にゲート絶縁膜、第1の導
    電膜、第1の絶縁膜を順次形成する工程と、 第1の導電膜および第1の絶縁膜をパターニングするこ
    とで、第1の導電膜から浮遊ゲートを形成する工程と、 半導体基板上にソース領域を形成する工程と、 上記の工程で形成されたデバイスの全面に第2の導電膜
    を形成する工程と、 異方性エッチング法を用い、第2の導電膜からサイドウ
    ォールスペーサを形成する工程と、 上記の工程で形成されたデバイスの全面に第3の絶縁膜
    を形成する工程と、 上記の工程で形成されたデバイスの全面に第3の導電膜
    を形成し、第3の導電膜をパターニングすることで制御
    ゲートを形成する工程と、 半導体基板上にドレイン領域を形成する工程とを備えた
    不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
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WO1999043030A1 (de) * 1998-02-20 1999-08-26 Infineon Technologies Ag Speicherzelle mit mos-transistor und verfahren zu ihrer herstellung

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1999043030A1 (de) * 1998-02-20 1999-08-26 Infineon Technologies Ag Speicherzelle mit mos-transistor und verfahren zu ihrer herstellung
US6316315B1 (en) 1998-02-20 2001-11-13 Infineon Technologies Ag Method for fabricating a memory cell having a MOS transistor

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