JPH0832152A - 固体レーザ発振装置 - Google Patents
固体レーザ発振装置Info
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- JPH0832152A JPH0832152A JP15864794A JP15864794A JPH0832152A JP H0832152 A JPH0832152 A JP H0832152A JP 15864794 A JP15864794 A JP 15864794A JP 15864794 A JP15864794 A JP 15864794A JP H0832152 A JPH0832152 A JP H0832152A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】固体レーザ媒質及びフラッシュランプを均一に
冷却するとともに、ハウジング内にエアが溜まらないよ
うにして、冷却効率の良好な冷却系を備えた固体レーザ
発振装置を提供する。 【構成】水密構造のハウジング１と、該ハウジング１内
に支持された固体レーザ媒質２と、固体レーザ媒質２と
平行に上記ハウジング１内に配置され、固体レーザ媒質
２を光励起するためのフラッシュランプ３と、ハウジン
グ１内に冷却水を供給する冷却系とを備えた固体レーザ
発振装置において、前記固体レーザ媒質２及びフラッシ
ュランプ３は左右に並列に配置される一方、前記冷却系
は、ハウジング１の下部に冷却水の流入口７が、上部に
冷却水の流出口８がそれぞれ設けられるとともに、固体
レーザ媒質２とフラッシュランプ３とを個別に冷却する
冷却用通路５が上下方向にそれぞれ形成されてなる。
冷却するとともに、ハウジング内にエアが溜まらないよ
うにして、冷却効率の良好な冷却系を備えた固体レーザ
発振装置を提供する。 【構成】水密構造のハウジング１と、該ハウジング１内
に支持された固体レーザ媒質２と、固体レーザ媒質２と
平行に上記ハウジング１内に配置され、固体レーザ媒質
２を光励起するためのフラッシュランプ３と、ハウジン
グ１内に冷却水を供給する冷却系とを備えた固体レーザ
発振装置において、前記固体レーザ媒質２及びフラッシ
ュランプ３は左右に並列に配置される一方、前記冷却系
は、ハウジング１の下部に冷却水の流入口７が、上部に
冷却水の流出口８がそれぞれ設けられるとともに、固体
レーザ媒質２とフラッシュランプ３とを個別に冷却する
冷却用通路５が上下方向にそれぞれ形成されてなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、光励起型の固体レーザ
発振装置に関し、特に、冷却系の改良に関する。
発振装置に関し、特に、冷却系の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、水密構造のハウジング内に、固体
レーザ媒質及びフラッシュランプを支持し、冷却水を該
ハウジング内に流入することで、固体レーザ媒質及びフ
ラッシュランプの冷却を行う固体レーザ発振装置が種々
提供されている。
レーザ媒質及びフラッシュランプを支持し、冷却水を該
ハウジング内に流入することで、固体レーザ媒質及びフ
ラッシュランプの冷却を行う固体レーザ発振装置が種々
提供されている。
【０００３】例えば、特開昭６０−１９４５８９号公報
に見られるように、固体レーザ媒質及びフラッシュラン
プを上下に配置するとともに、冷却水の流入口及び流出
口をハウジングの左右に設けたものや、実開平４−７４
４７１号公報に見られるように、固体レーザ媒質及びフ
ラッシュランプを上下に配置するとともに、冷却水の流
入口及び流出口をハウジングの下部に設けたものや、特
開昭５５−８６１７７号公報に見られるように、固体レ
ーザ媒質及びフラッシュランプを左右に配置するととも
に、冷却水の流入口及び流出口をハウジングの一側部に
設けたものなどがある。
に見られるように、固体レーザ媒質及びフラッシュラン
プを上下に配置するとともに、冷却水の流入口及び流出
口をハウジングの左右に設けたものや、実開平４−７４
４７１号公報に見られるように、固体レーザ媒質及びフ
ラッシュランプを上下に配置するとともに、冷却水の流
入口及び流出口をハウジングの下部に設けたものや、特
開昭５５−８６１７７号公報に見られるように、固体レ
ーザ媒質及びフラッシュランプを左右に配置するととも
に、冷却水の流入口及び流出口をハウジングの一側部に
設けたものなどがある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のように、流入口及び流出口を、左右、下部、もしく
は一側部に設けたものでは、ハウジング内に冷却水を充
満させる際に、該ハウジング内の上部にエアが残り易
く、冷却水を円滑に充満させることが困難で、これが固
体レーザ媒質やフラッシュランプの冷却効率の低下を招
くという問題があった。また、ハウジング内にエアが残
っていれば、励起光の一部がそのエアを通過して反射板
により反射され、再び冷却水を通過して固体レーザ媒質
に至るため、励起効率の低下を招き、レーザ性能の低下
を招くことになる。
来のように、流入口及び流出口を、左右、下部、もしく
は一側部に設けたものでは、ハウジング内に冷却水を充
満させる際に、該ハウジング内の上部にエアが残り易
く、冷却水を円滑に充満させることが困難で、これが固
体レーザ媒質やフラッシュランプの冷却効率の低下を招
くという問題があった。また、ハウジング内にエアが残
っていれば、励起光の一部がそのエアを通過して反射板
により反射され、再び冷却水を通過して固体レーザ媒質
に至るため、励起効率の低下を招き、レーザ性能の低下
を招くことになる。
【０００５】また、実開昭６１−１０２０６４号公報に
見られるように、固体レーザ媒質及びフラッシュランプ
を上下に配置するとともに、冷却水の流入口をハウジン
グの一端下部に、流出口をハウジングの他端上部に設け
ることで、冷却水を充満させる際にエアが残らず冷却水
を容易に充満できるものもあるが、この実開昭６１−１
０２０６４号公報に記載のものは、同一水路中にフラッ
シュランプと固体レーザ媒質とが配置されているため、
フラッシュランプを冷却した冷却水がさらに固体レーザ
媒質を冷却することになり、両者を同一温度に保つこと
が困難で、しかも流入口付近と流出口付近とでは、明ら
かに温度差が発生してしまい、冷却能力の低下を招くと
いう問題があった。
見られるように、固体レーザ媒質及びフラッシュランプ
を上下に配置するとともに、冷却水の流入口をハウジン
グの一端下部に、流出口をハウジングの他端上部に設け
ることで、冷却水を充満させる際にエアが残らず冷却水
を容易に充満できるものもあるが、この実開昭６１−１
０２０６４号公報に記載のものは、同一水路中にフラッ
シュランプと固体レーザ媒質とが配置されているため、
フラッシュランプを冷却した冷却水がさらに固体レーザ
媒質を冷却することになり、両者を同一温度に保つこと
が困難で、しかも流入口付近と流出口付近とでは、明ら
かに温度差が発生してしまい、冷却能力の低下を招くと
いう問題があった。
【０００６】本発明は、上述した問題点に鑑みなされた
もので、固体レーザ媒質及びフラッシュランプを均一に
冷却するとともに、ハウジング内にエアが溜まらないよ
うにして、冷却効率の良好な冷却系を備えた固体レーザ
発振装置を提供することを目的とし、さらに、保守点検
が容易な固体レーザ発振装置を提供することを目的とす
るものである。
もので、固体レーザ媒質及びフラッシュランプを均一に
冷却するとともに、ハウジング内にエアが溜まらないよ
うにして、冷却効率の良好な冷却系を備えた固体レーザ
発振装置を提供することを目的とし、さらに、保守点検
が容易な固体レーザ発振装置を提供することを目的とす
るものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項１記
載の固体レーザ発振装置は、水密構造のハウジングと、
該ハウジング内に支持された固体レーザ媒質と、固体レ
ーザ媒質と平行に上記ハウジング内に配置され、固体レ
ーザ媒質を光励起するためのフラッシュランプと、ハウ
ジング内に冷却水を供給する冷却系とを備えた固体レー
ザ発振装置において、前記固体レーザ媒質及びフラッシ
ュランプは、略水平に且つ左右に並列に配置される一
方、前記冷却系は、ハウジングの下部に冷却水の流入口
が、上部に冷却水の流出口がそれぞれ設けられられると
ともに、前記固体レーザ媒質とフラッシュランプとを個
別に冷却する冷却用通路が上下方向にそれぞれ形成され
たものである。
載の固体レーザ発振装置は、水密構造のハウジングと、
該ハウジング内に支持された固体レーザ媒質と、固体レ
ーザ媒質と平行に上記ハウジング内に配置され、固体レ
ーザ媒質を光励起するためのフラッシュランプと、ハウ
ジング内に冷却水を供給する冷却系とを備えた固体レー
ザ発振装置において、前記固体レーザ媒質及びフラッシ
ュランプは、略水平に且つ左右に並列に配置される一
方、前記冷却系は、ハウジングの下部に冷却水の流入口
が、上部に冷却水の流出口がそれぞれ設けられられると
ともに、前記固体レーザ媒質とフラッシュランプとを個
別に冷却する冷却用通路が上下方向にそれぞれ形成され
たものである。
【０００８】本発明に係る請求項２記載の固体レーザ発
振装置は、水密構造のハウジングと、該ハウジング内に
支持された固体レーザ媒質と、固体レーザ媒質と平行に
上記ハウジング内に配置され、固体レーザ媒質を光励起
するためのフラッシュランプと、ハウジング内に冷却水
を供給する冷却系とを備えた固体レーザ発振装置におい
て、前記固体レーザ媒質及びフラッシュランプは、略水
平に且つ上下に並列に配置される一方、前記冷却系は、
ハウジングの左右の一方に冷却水の流入口が、他方に流
出口が設けられるとともに、前記固体レーザ媒質とフラ
ッシュランプとを個別に冷却する冷却用通路が左右方向
にそれぞれ形成され、さらに、ハウジングの上部にエア
抜き用配管が接続されたものである。
振装置は、水密構造のハウジングと、該ハウジング内に
支持された固体レーザ媒質と、固体レーザ媒質と平行に
上記ハウジング内に配置され、固体レーザ媒質を光励起
するためのフラッシュランプと、ハウジング内に冷却水
を供給する冷却系とを備えた固体レーザ発振装置におい
て、前記固体レーザ媒質及びフラッシュランプは、略水
平に且つ上下に並列に配置される一方、前記冷却系は、
ハウジングの左右の一方に冷却水の流入口が、他方に流
出口が設けられるとともに、前記固体レーザ媒質とフラ
ッシュランプとを個別に冷却する冷却用通路が左右方向
にそれぞれ形成され、さらに、ハウジングの上部にエア
抜き用配管が接続されたものである。
【０００９】本発明に係る請求項３記載の固体レーザ発
振装置は、ハウジングの下部には、水抜き用配管が接続
されている。
振装置は、ハウジングの下部には、水抜き用配管が接続
されている。
【００１０】
【作用】本発明の請求項１に記載の固体レーザ発振装置
によれば、ハウジング内に冷却水を充填させる際には、
冷却水は下部の流入口からハウジング内に入り、上部へ
と徐々に充填していくため、ハウジング内のエアは上部
の流出口から逃げることになり、ハウジング内にエアが
残らず容易に冷却水を充填させる。また、固体レーザ媒
質及びフラッシュランプの冷却は、冷却水が各冷却用通
路を流れることで固体レーザ媒質とフラッシュランプと
をそれぞれ個別に冷却する。
によれば、ハウジング内に冷却水を充填させる際には、
冷却水は下部の流入口からハウジング内に入り、上部へ
と徐々に充填していくため、ハウジング内のエアは上部
の流出口から逃げることになり、ハウジング内にエアが
残らず容易に冷却水を充填させる。また、固体レーザ媒
質及びフラッシュランプの冷却は、冷却水が各冷却用通
路を流れることで固体レーザ媒質とフラッシュランプと
をそれぞれ個別に冷却する。
【００１１】本発明の請求項２に記載の固体レーザ発振
装置によれば、冷却水を充填させる際には、冷却水は側
部の流入口からハウジング内に入り、下部から上部へと
徐々に充填し、ハウジング内のエアは上部のエア抜き用
配管を経て逃げることになり、ハウジング内にエアが残
らず容易に冷却水を充填させる。また、固体レーザ媒質
及びフラッシュランプの冷却は、冷却水が各冷却用通路
を流れることで固体レーザ媒質とフラッシュランプとを
それぞれ個別に冷却する。
装置によれば、冷却水を充填させる際には、冷却水は側
部の流入口からハウジング内に入り、下部から上部へと
徐々に充填し、ハウジング内のエアは上部のエア抜き用
配管を経て逃げることになり、ハウジング内にエアが残
らず容易に冷却水を充填させる。また、固体レーザ媒質
及びフラッシュランプの冷却は、冷却水が各冷却用通路
を流れることで固体レーザ媒質とフラッシュランプとを
それぞれ個別に冷却する。
【００１２】本発明の請求項３に記載の固体レーザ発振
装置によれば、ハウジング内の冷却水を抜く際には、ハ
ウジングの下部の水抜き用配管から容易に排出させる。
装置によれば、ハウジング内の冷却水を抜く際には、ハ
ウジングの下部の水抜き用配管から容易に排出させる。
【００１３】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
【００１４】図１は、本発明の請求項１に記載の固体レ
ーザ発振装置の概略構成を示している。
ーザ発振装置の概略構成を示している。
【００１５】図１において、１は、水密構造のハウジン
グで、該ハウジング１内には固体レーザ媒質２及びフラ
ッシュランプ３が配置されている。
グで、該ハウジング１内には固体レーザ媒質２及びフラ
ッシュランプ３が配置されている。
【００１６】前記固体レーザ媒質２は、上記ハウジング
１の略中心位置に図１における奥行き方向に配置され、
図示しない支持装置によりこの状態で支持されている。
この固体レーザ媒質２としては、ＹＡＧ、ガラス、ルビ
ー等が使用される。
１の略中心位置に図１における奥行き方向に配置され、
図示しない支持装置によりこの状態で支持されている。
この固体レーザ媒質２としては、ＹＡＧ、ガラス、ルビ
ー等が使用される。
【００１７】前記フラッシュランプ３は、前記固体レー
ザ媒質２を光励起するためのもので、固体レーザ媒質２
を挟んで左右に且つ平行に配置され、図示しない支持装
置によりこの状態で支持されている。
ザ媒質２を光励起するためのもので、固体レーザ媒質２
を挟んで左右に且つ平行に配置され、図示しない支持装
置によりこの状態で支持されている。
【００１８】前記固体レーザ媒質２とフラッシュランプ
３とは、ハウジング１内にそれぞれ形成されたレーザ媒
質室２ａ、ランプ室３ａに配置されており、これらレー
ザ媒質室２ａとランプ室３ａとはガラス板４で仕切られ
ている。
３とは、ハウジング１内にそれぞれ形成されたレーザ媒
質室２ａ、ランプ室３ａに配置されており、これらレー
ザ媒質室２ａとランプ室３ａとはガラス板４で仕切られ
ている。
【００１９】前記ランプ室３ａの側壁は金属板等からな
る反射板６が配設されている。
る反射板６が配設されている。
【００２０】また、前記レーザ媒質室２ａとランプ室３
ａには、レーザ媒質室２ａとランプ室３ａとを個別に挿
通する冷却用通路５が形成されており、これら冷却用通
路５を介してハウジング１の下部に形成された流入室７
ａとハウジング１の上部に形成された流出室８ａとが連
通されている。
ａには、レーザ媒質室２ａとランプ室３ａとを個別に挿
通する冷却用通路５が形成されており、これら冷却用通
路５を介してハウジング１の下部に形成された流入室７
ａとハウジング１の上部に形成された流出室８ａとが連
通されている。
【００２１】このハウジング１の下部には流入口７が形
成されるとともに、ハウジングの上部には流出口８が形
成されている。
成されるとともに、ハウジングの上部には流出口８が形
成されている。
【００２２】流入口７及び流出口８は、ハウジング１内
への冷却水の供給・排出を行うもので、これら流入口７
及び流出口８には冷却装置９、ポンプ１０を備えた循環
用配管１１が接続され、ハウジング１内へ冷却水を循環
供給可能に構成されている。
への冷却水の供給・排出を行うもので、これら流入口７
及び流出口８には冷却装置９、ポンプ１０を備えた循環
用配管１１が接続され、ハウジング１内へ冷却水を循環
供給可能に構成されている。
【００２３】前記循環用配管１１の流入口７側には第１
開閉弁１２が設けられるとともに、循環用配管１１の流
出口８側には第２開閉弁１３が設けられている。
開閉弁１２が設けられるとともに、循環用配管１１の流
出口８側には第２開閉弁１３が設けられている。
【００２４】次に、上述のように構成された固体レーザ
発振装置を冷却する場合の動作について説明する。
発振装置を冷却する場合の動作について説明する。
【００２５】第１開閉弁１２及び第１開閉弁１３を開放
した状態で、冷却装置９、ポンプ１０を作動させること
で、冷却装置９で冷却された冷却水は、流入口７からハ
ウジング１の流入室７ａ内に流入し、各冷却用通路５を
通って流出室８ａに流れ、流出口８から排出されて再び
冷却装置９に戻る。このように冷却水を循環させること
で、冷却水が冷却用通路５を通過する際に固体レーザ媒
質２とフラッシュランプ３との冷却を行う。
した状態で、冷却装置９、ポンプ１０を作動させること
で、冷却装置９で冷却された冷却水は、流入口７からハ
ウジング１の流入室７ａ内に流入し、各冷却用通路５を
通って流出室８ａに流れ、流出口８から排出されて再び
冷却装置９に戻る。このように冷却水を循環させること
で、冷却水が冷却用通路５を通過する際に固体レーザ媒
質２とフラッシュランプ３との冷却を行う。
【００２６】この際、各冷却用通路５は、ハウジング１
内への冷却水の流入・流出方向と同一方向であり、しか
も固体レーザ媒質２とフラッシュランプ３とは各冷却用
通路５に配置され各冷却用通路５ごとにそれぞれ個別に
冷却されているため、ハウジング１内における冷却水の
流れがスムースで、且つ固体レーザ媒質２とフラッシュ
ランプ３とを均一に冷却することができる。
内への冷却水の流入・流出方向と同一方向であり、しか
も固体レーザ媒質２とフラッシュランプ３とは各冷却用
通路５に配置され各冷却用通路５ごとにそれぞれ個別に
冷却されているため、ハウジング１内における冷却水の
流れがスムースで、且つ固体レーザ媒質２とフラッシュ
ランプ３とを均一に冷却することができる。
【００２７】また、冷却を開始する初期の段階でハウジ
ング１内に冷却水を充填させる際には、冷却水は下部の
流入口７からハウジング１内に入り、上部の流出室８ａ
へと徐々に充填していくため、ハウジング１内のエアは
上部の流出口８から逃げることになり、ハウジング１内
にエアが残らず容易に冷却水を充填させることができ
る。
ング１内に冷却水を充填させる際には、冷却水は下部の
流入口７からハウジング１内に入り、上部の流出室８ａ
へと徐々に充填していくため、ハウジング１内のエアは
上部の流出口８から逃げることになり、ハウジング１内
にエアが残らず容易に冷却水を充填させることができ
る。
【００２８】図２は、本発明の請求項２及び３に記載の
固体レーザ発振装置の概略構成を示している。なお、前
述した請求項１記載の固体レーザ発振装置と同部材には
同符号を付し、説明は省略する。
固体レーザ発振装置の概略構成を示している。なお、前
述した請求項１記載の固体レーザ発振装置と同部材には
同符号を付し、説明は省略する。
【００２９】この固体レーザ発振装置は、ハウジング１
の一側部（図示例では右側部）に流入口７が形成される
とともに、ハウジング１の他側部（図示例では左側部）
に流出口８が形成されている。
の一側部（図示例では右側部）に流入口７が形成される
とともに、ハウジング１の他側部（図示例では左側部）
に流出口８が形成されている。
【００３０】固体レーザ媒質２及びフラッシュランプ３
は、略水平に且つ固体レーザ媒質２を挟んで２つのフラ
ッシュランプ３が上下に配置されるとともに、冷却用通
路５は冷却水の流入・流出方向と同方向となる左右方向
に形成されている。
は、略水平に且つ固体レーザ媒質２を挟んで２つのフラ
ッシュランプ３が上下に配置されるとともに、冷却用通
路５は冷却水の流入・流出方向と同方向となる左右方向
に形成されている。
【００３１】また、ハウジング１の上部には、エア抜き
用の排出口２０が形成され、この排出口２０に第３開閉
弁２１を介してエア抜き用配管２２が接続されている。
用の排出口２０が形成され、この排出口２０に第３開閉
弁２１を介してエア抜き用配管２２が接続されている。
【００３２】さらに、ハウジング１の下部には、水抜き
用の排出口２３が形成され、この排出口２３に第４開閉
弁２４を介して水抜き用配管２５が接続されている。水
抜き用配管２５は冷却水循環用の循環用配管１１に連通
されている。
用の排出口２３が形成され、この排出口２３に第４開閉
弁２４を介して水抜き用配管２５が接続されている。水
抜き用配管２５は冷却水循環用の循環用配管１１に連通
されている。
【００３３】よって、冷却を開始する初期の段階でハウ
ジング１内に冷却水を充填させる際には、まず、第１開
閉弁１２と第３開閉弁２１とを開放させてポンプ１０を
作動させることで、冷却水は側部の流入口７からハウジ
ング１内に入り、下部から上部へと徐々に充填され、該
ハウジング１内を満たす。この際、ハウジング１内のエ
アは上部の排出口２０からエア抜き用配管２２を経て逃
げることになり、ハウジング１内にエアが残らず容易に
冷却水を充填させることができる。
ジング１内に冷却水を充填させる際には、まず、第１開
閉弁１２と第３開閉弁２１とを開放させてポンプ１０を
作動させることで、冷却水は側部の流入口７からハウジ
ング１内に入り、下部から上部へと徐々に充填され、該
ハウジング１内を満たす。この際、ハウジング１内のエ
アは上部の排出口２０からエア抜き用配管２２を経て逃
げることになり、ハウジング１内にエアが残らず容易に
冷却水を充填させることができる。
【００３４】また、ハウジング１内の水抜きを行う際に
は、第３開閉弁２１及び第４開閉弁２４を開放させるこ
とで、ハウジング１内の冷却水を排出口２３から容易に
排出させることができ、該ハウジング１内に冷却水が残
留することはない。
は、第３開閉弁２１及び第４開閉弁２４を開放させるこ
とで、ハウジング１内の冷却水を排出口２３から容易に
排出させることができ、該ハウジング１内に冷却水が残
留することはない。
【００３５】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項１に
記載の固体レーザ発振装置によれば、ハウジング内に冷
却水を充填させる際には、冷却水は下部の流入口からハ
ウジング内に入り、上部へと徐々に充填していくため、
ハウジング内のエアは上部の流出口から逃げることにな
り、ハウジング内にエアが残らず容易に冷却水を充填さ
せることができるとともに、冷却水が各冷却用通路を流
れ、固体レーザ媒質とフラッシュランプとをそれぞれ個
別に冷却することで、固体レーザ媒質及びフラッシュラ
ンプを均一に冷却することができ、冷却効率の良好な冷
却系を提供することができる。
記載の固体レーザ発振装置によれば、ハウジング内に冷
却水を充填させる際には、冷却水は下部の流入口からハ
ウジング内に入り、上部へと徐々に充填していくため、
ハウジング内のエアは上部の流出口から逃げることにな
り、ハウジング内にエアが残らず容易に冷却水を充填さ
せることができるとともに、冷却水が各冷却用通路を流
れ、固体レーザ媒質とフラッシュランプとをそれぞれ個
別に冷却することで、固体レーザ媒質及びフラッシュラ
ンプを均一に冷却することができ、冷却効率の良好な冷
却系を提供することができる。
【００３６】本発明の請求項２に記載の固体レーザ発振
装置によれば、冷却水を充填させる際には、冷却水は側
部の流入口からハウジング内に入り、下部から上部へと
徐々に充填し、ハウジング内のエアは上部のエア抜き用
配管を経て逃げることになり、ハウジング内にエアが残
らず容易に冷却水を充填させることができるとともに、
冷却水が各冷却用通路を流れ、固体レーザ媒質とフラッ
シュランプとをそれぞれ個別に冷却することで、固体レ
ーザ媒質及びフラッシュランプを均一に冷却することが
でき、冷却効率の良好な冷却系を提供することができ
る。
装置によれば、冷却水を充填させる際には、冷却水は側
部の流入口からハウジング内に入り、下部から上部へと
徐々に充填し、ハウジング内のエアは上部のエア抜き用
配管を経て逃げることになり、ハウジング内にエアが残
らず容易に冷却水を充填させることができるとともに、
冷却水が各冷却用通路を流れ、固体レーザ媒質とフラッ
シュランプとをそれぞれ個別に冷却することで、固体レ
ーザ媒質及びフラッシュランプを均一に冷却することが
でき、冷却効率の良好な冷却系を提供することができ
る。
【００３７】本発明の請求項３に記載の固体レーザ発振
装置によれば、ハウジング内の冷却水を抜く際には、ハ
ウジングの下部の水抜き用配管から容易に排出させるこ
とができ、該ハウジング内に冷却水が残留することがな
く、保守点検等を容易に行うことができる。
装置によれば、ハウジング内の冷却水を抜く際には、ハ
ウジングの下部の水抜き用配管から容易に排出させるこ
とができ、該ハウジング内に冷却水が残留することがな
く、保守点検等を容易に行うことができる。
【図１】本発明に係る請求項１記載の固体レーザ発振装
置を示す断面図である。
置を示す断面図である。
【図２】本発明に係る請求項２及び３記載の固体レーザ
発振装置を示す断面図である。
発振装置を示す断面図である。
１ ハウジング ２ 固体レーザ媒質 ３ フラッシュランプ ５ 冷却用通路 ７ 流入口 ８ 流出口 ２２ エア抜き用配管 ２５ 水抜き用配管
Claims (3)
- 【請求項１】 水密構造のハウジングと、該ハウジング
内に支持された固体レーザ媒質と、固体レーザ媒質と平
行に上記ハウジング内に配置され、固体レーザ媒質を光
励起するためのフラッシュランプと、ハウジング内に冷
却水を供給する冷却系とを備えた固体レーザ発振装置に
おいて、 前記固体レーザ媒質及びフラッシュランプは、略水平に
且つ左右に並列に配置される一方、前記冷却系は、ハウ
ジングの下部に冷却水の流入口が、上部に冷却水の流出
口がそれぞれ設けられられるとともに、前記固体レーザ
媒質とフラッシュランプとを個別に冷却する冷却用通路
が上下方向にそれぞれ形成されたことを特徴とする固体
レーザ発振装置。 - 【請求項２】 水密構造のハウジングと、該ハウジング
内に支持された固体レーザ媒質と、固体レーザ媒質と平
行に上記ハウジング内に配置され、固体レーザ媒質を光
励起するためのフラッシュランプと、ハウジング内に冷
却水を供給する冷却系とを備えた固体レーザ発振装置に
おいて、 前記固体レーザ媒質及びフラッシュランプは、略水平に
且つ上下に並列に配置される一方、前記冷却系は、ハウ
ジングの左右の一方に冷却水の流入口が、他方に流出口
が設けられるとともに、前記固体レーザ媒質とフラッシ
ュランプとを個別に冷却する冷却用通路が左右方向にそ
れぞれ形成され、さらに、ハウジングの上部にエア抜き
用配管が接続されたことを特徴とする固体レーザ発振装
置。 - 【請求項３】 ハウジングの下部には、水抜き用配管が
接続された請求項２記載の固体レーザ発振装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15864794A JPH0832152A (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 固体レーザ発振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15864794A JPH0832152A (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 固体レーザ発振装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0832152A true JPH0832152A (ja) | 1996-02-02 |
Family
ID=15676286
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15864794A Pending JPH0832152A (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 固体レーザ発振装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0832152A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100409510C (zh) * | 2006-08-15 | 2008-08-06 | 北京工业大学 | 一种大功率激光金属泵浦腔的冷却装置 |
| JP2019080006A (ja) * | 2017-10-26 | 2019-05-23 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 | レーザー増幅装置 |
| CN111313213A (zh) * | 2020-02-11 | 2020-06-19 | 中国工程物理研究院应用电子学研究所 | 一种基于分体式流道的直接液冷激光增益装置 |
| CN111403999A (zh) * | 2020-03-09 | 2020-07-10 | 中国工程物理研究院应用电子学研究所 | 可实现高功率结构光场激光输出的激光放大装置及激光器 |
| JP2022075955A (ja) * | 2017-10-26 | 2022-05-18 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 | レーザー増幅装置 |
-
1994
- 1994-07-11 JP JP15864794A patent/JPH0832152A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100409510C (zh) * | 2006-08-15 | 2008-08-06 | 北京工业大学 | 一种大功率激光金属泵浦腔的冷却装置 |
| JP2019080006A (ja) * | 2017-10-26 | 2019-05-23 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 | レーザー増幅装置 |
| JP2022075955A (ja) * | 2017-10-26 | 2022-05-18 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 | レーザー増幅装置 |
| CN111313213A (zh) * | 2020-02-11 | 2020-06-19 | 中国工程物理研究院应用电子学研究所 | 一种基于分体式流道的直接液冷激光增益装置 |
| CN111403999A (zh) * | 2020-03-09 | 2020-07-10 | 中国工程物理研究院应用电子学研究所 | 可实现高功率结构光场激光输出的激光放大装置及激光器 |
| CN111403999B (zh) * | 2020-03-09 | 2021-09-21 | 中国工程物理研究院应用电子学研究所 | 可实现高功率结构光场激光输出的激光放大装置及激光器 |
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