JPH08319802A - 金属とセラミックの接合方法、接合構造およびこの接合構造を備えたガスタービン - Google Patents

金属とセラミックの接合方法、接合構造およびこの接合構造を備えたガスタービン

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JPH08319802A
JPH08319802A JP15094995A JP15094995A JPH08319802A JP H08319802 A JPH08319802 A JP H08319802A JP 15094995 A JP15094995 A JP 15094995A JP 15094995 A JP15094995 A JP 15094995A JP H08319802 A JPH08319802 A JP H08319802A
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哲男 巽
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】真空密封する工程を要することなく熱間浄水加
圧(HIP)処理を行って金属とセラミックの両部材を
接合できる方法、その接合方法による回転軸とタービン
の接合構造およびこの接合構造を備えたガスタービンを
提供する。 【構成】金属製の第1の部材10とセラミック製の第2
の部材11とこれら部材10,11の間に介挿した緩衝
材14とを、それらの接触面に介在させたろう材18を
真空中で溶融することによりろう付けして密着する。つ
ぎに、ろう材18が再溶融しない雰囲気で熱間静水加圧
処理を行って緩衝材14と第1および第2の部材10,
11との界面に拡散接合層を形成させる。また、第1の
部材10の有底嵌合孔17と、この嵌合孔17に挿入し
た第2の部材11の嵌合突部13との間にすき間を形成
し、上記ろう付けおよびHIPを含む一連の工程によ
り、すき間により焼ばめ部を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属製の部材とセラミ
ック製の部材とを高い結合強度で接合できる金属とセラ
ミックの接合方法、この接合方法を用いて得られる金属
製の回転軸とセラミック製のタービンロータとの接合構
造およびこの回転軸とタービンロータの接合構造を備え
たガスタービンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、セラミックの成形、焼成技術の急
速な進展によって、各種耐熱構造部品や高い精度を要求
される内燃機関ピストンなどの作動部品といった種々の
部品がセラミックで製作できるようになり、ガスタービ
ンにおいても、セラミック製部品の採用によって熱効率
のより一層の向上を図る試みがなされている。たとえ
ば、ガスタービンのノズル、タービンブレードおよびタ
ービンディスクなどをセラミックで製作して、燃焼室か
らの高温の燃焼ガスを、冷却せずにそのままセラミック
製スクロール内を通してノズルからタービンブレードに
導くようにしたガスタービンが提案されている。このガ
スタービンは、タービン入口温度の向上や前述の燃焼ガ
スの無冷却化などの種々の利点によって、タービン熱効
率を大幅に高めることが可能になった。
【0003】しかし、セラミックを用いて製作可能な部
品には大きさや形状などに制約があるため、ガスタービ
ンでは、高温の燃焼ガスと直接接触する箇所にのみセラ
ミック製部品が使用されている。たとえば、比較的外径
の小さいガスジェネレータタービンのタービンロータは
セラミックで一体的に製造できるようになったが、この
タービンロータを取り付けるためのロータ軸は、その形
状からセラミックで製作するのに無理があるため、現在
では金属材料で製作されている。そこで、セラミック製
のタービンロータと金属製のロータ軸の先端部を一体に
結合する必要があるが、この両部材を単にろう付けした
だけでは所要の結合強度が得られない。一方、両部品を
焼ばめで結合した場合には、その結合部が使用中に高温
の燃焼ガスとの接触あるいは燃焼ガス雰囲気中で加熱さ
れたときに、セラミックと金属との熱膨張差によって結
合状態に緩みが生じ、或る温度以上になると結合強度が
急激に低下してしまう。
【0004】上記のような問題の解消を図ったものとし
て、金属製ロータ軸における先端の結合軸部のみを、高
強度、低膨張率および低ヤング率の特殊合金により別途
形成し、結合軸部とセラミック製のタービンロータとを
焼ばめなどの手段で結合したタービンが提案されている
(実開昭64−36601号公報参照)。このタービン
は、ロータ軸の結合軸部が低膨張率であって加熱されて
も膨張しにくいことから、高温にさらされたときの結合
強度の低下を防止できるものである。しかし、ロータ軸
の一部である結合軸部を高価な特殊合金で別途形成する
ことからコスト高となり、また、タービンロータと結合
軸部との接合の他に結合軸部とロータ軸の軸基部との接
合を必要とし、さらに、結合軸部は高い寸法精度を必要
とするなどの問題を残しており、実用化には不向きであ
る。
【0005】そこで、現在では、金属製ロータ軸とセラ
ミック製タービンロータの接合には以下のような方法が
一般に採用されている。すなわち、図6に示すように、
セラミックで一体成形したタービンロータ1のロータ軸
部2と金属製ロータ軸3とを、各々の接触面の間にろう
材4を挟み込んだ状態で金属製チューブ6内に挿入し
て、吸引口7からチューブ6内を真空引きする。この状
態を保持して、吸引口7を潰すか、あるいは電子ビーム
溶接により吸入口7に蓋板を溶着するかして、吸引口7
を密閉する。つぎに、金属チューブ6内に真空密封した
タービンロータ1とロータ軸3を高温、高圧ガス(例え
ば1000℃、200〜1000気圧)の作用する熱間
静水炉内に入れて熱間静水加圧〔以下、HIP(hot is
ostaticpressing)という〕処理を行う。それにより、
ろう材4が溶融するとともに高圧ガス圧が作用して、収
縮変形する金属チューブ6の圧縮力を受けて、ロータ軸
部2とロータ軸3とがろう付けされ、かつ、ろう材4と
ロータ軸部2およびロータ軸3との各界面に拡散接合層
が形成され、相互に高い結合強度で接合できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記接
合方法では、タービンロータ1とロータ軸3とをろう材
4を挟み込んだ状態で金属チューブ6内に真空密封する
のが困難であり、非常に面倒な作業を行わなければなら
ない。しかも、上述の真空密封するのが困難であること
から、タービンロータ1とロータ軸3とを常に同一の圧
着力および位置関係で密接させることができず、結合強
度にばらつきが生じる。また、タービンロータ1の外周
部に一体形成されている多数のタービンブレード5は、
金属に比較して脆いセラミックで成形されていることか
ら、HIPの高圧ガス圧により収縮変形する金属チュー
ブ6の不均一な圧縮力を受けて、尖った部分などが欠損
され易い。
【0007】なお、上述の種々の問題はいずれも真空密
封する工程に起因しているが、もしも、上記接合方法に
おいて真空密封する工程を省略してHIP処理すると、
以下のような問題が生じる。すなわち、タービンロータ
1のロータ軸部2とロータ軸3とを、それらの間にろう
材4を介在して接触させただけの状態、つまり完全に密
接されていない状態でHIP処理した場合には、HIP
処理炉内の高圧ガスが、ロータ軸部2およびロータ軸3
とろう材4との各間に存在する僅かなすき間に浸入して
しまい、ろう材18は溶融しても、タービンロータ1と
ロータ軸3の接触面を相互に押し付けあう圧力は殆ど加
わらず、ろう材を介した拡散接合を行えない結果とな
る。
【0008】そこで本発明は、真空密封する工程を要す
ることなくHIP処理を行って金属とセラミックを接合
できる方法、その接合方法によって得られる回転軸とタ
ービンロータの接合構造およびこの接合構造を備えたガ
スタービンを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決しようとするための手段】上記目的を達成
するために、本発明の請求項1に係る金属とセラミック
の接合方法は、金属製の第1の部材と、セラミック製の
第2の部材と、これら部材の間に介挿されて前記金属と
セラミックの中間の熱膨張係数を持つ緩衝材とを、それ
らの接触面に介在させたろう材を真空中で溶融すること
によりろう付けし、つづいて、前記ろう材が再溶融しな
い雰囲気で熱間静水加圧処理を行って前記緩衝材と前記
第1および第2の部材との界面に拡散接合層を形成する
ようにした。
【0010】また、本発明の請求項2に係る金属とセラ
ミックの接合方法は、金属製の第1の部材に有底嵌合孔
を形成し、この嵌合孔に、セラミック製の第2の部材の
嵌合突部を挿入し、前記嵌合孔の底面と前記嵌合突部の
先端面との間に、前記金属とセラミックの中間の熱膨張
係数を持つ緩衝材を介挿し、これら第1および第2の部
材と前記緩衝材とをそれらの接触面に介在させたろう材
を真空中で溶融することによりろう付けし、つづいて、
前記ろう材が再溶融しない雰囲気で熱間静水加圧処理を
行って前記緩衝材と前記第1および第2の部材との界面
に拡散接合層を形成させるようにした。
【0011】請求項3に係る金属とセラミックの接合方
法は、請求項2における前記嵌合孔に前記嵌合突部を挿
入するにあたり、前記嵌合孔の内周面の少なくとも一部
と前記嵌合突部の対応する部分との間にすき間を形成し
ておき、前記拡散接合層形成後の冷却に伴う前記第1の
部材の収縮によって、前記嵌合孔の前記少なくとも一部
と前記嵌合突部との間に焼ばめを形成するようにした。
【0012】請求項4に係る回転軸とタービンロータの
接合構造は、請求項2の接合方法によって、第1の部材
である金属製の回転軸の端部に、第2の部材であるセラ
ミック製のタービンロータを接合した構造であって、前
記回転軸の端部に形成された有底嵌合孔に、前記タービ
ンロータのロータ軸部が挿入されて接合されている。
【0013】さらに、本発明の請求項5に係る回転軸と
タービンロータの接合構造は、請求項3の接合方法によ
って、第1の部材である金属製の回転軸の端部に、第2
の部材であるセラミック製のタービンロータを接合した
構造であって、前記回転軸の端部に形成された有底嵌合
孔に、前記タービンロータのロータ軸部が挿入されてろ
う付けされ、前記嵌合孔と前記ロータ軸部との間に焼き
ばめが形成されている。
【0014】請求項6に係るガスタービンは、回転軸に
装着された圧縮機とタービンを有し、圧縮機から供給さ
れた圧縮空気を燃焼室で燃焼させて、タービンに供給す
るガスタービンであって、請求項4または5の回転軸と
タービンロータの接合構造を備え、前記回転軸を支持す
る軸受に潤滑油を供給する潤滑油通路を備え、前記回転
軸と前記タービンロータとの接合部が、前記潤滑油通路
の近傍に配置されている。
【0015】
【作用および効果】請求項1の金属とセラミックの接合
方法では、HIP処理に先立って、金属製の第1の部材
とセラミック製の第2の部材とこれら部材の間に介在さ
せた緩衝材とを、それらの接触面の間にろう材を介在さ
せて互いに接触させ、この状態において真空中でろう材
を溶融させることにより、緩衝材と第1の部材および第
2の部材とをそれぞれろう付けする。ここで、ろう付け
を真空中で行っていることにより、緩衝材と第1の部材
および第2の部材との各間は、溶融したろう材がボイド
をつぶしながら埋めつくすので、空気の存在しない完全
な密着状態となる。
【0016】つぎに、緩衝材を介してろう付けで結合し
た第1および第2の部材をHIP処理炉内に入れ、この
炉内を、ろう付けが既に終了していることから、ろう材
が再溶融しない雰囲気に調整して、HIP処理を行う。
ここで、第1および第2の部材は緩衝材を介してろう付
けで密着されているため、第1および第2の部材と緩衝
材とは、高圧ガスの圧力を各々の接触面が互いに圧接す
る方向に受けて、徐々に加圧されていく。その結果、緩
衝材と第1および第2の部材との界面はろう材を介在し
て拡散接合されるので、緩衝材と第1および第2の部材
とが互いに高い結合強度で接合される。
【0017】この金属とセラミックの接合方法によれ
ば、従来の接合方法における金属とセラミックとの両部
材を金属チューブ内に真空密封することによって密接さ
せる工程が不要となり、この工程に伴う問題を一挙に解
消できる。すなわち、真空密封の面倒な作業を解消で
き、この困難な作業に伴い生じていた結合強度のばらつ
きがなくなり、さらに、金属チューブ6を介さずにHI
Pの高いガス圧を負荷させることができるため、脆いセ
ラミックで形成された第2の部材にはこれの一部を欠損
させるような不均一な圧力が加わらない。また、第1お
よび第2の部材間にこれらの中間の熱膨張係数を持つ緩
衝材を介挿しているので、第1および第2の部材間にこ
れらの熱膨張差により作用しようとする引っ張り応力を
緩衝材で吸収することができ、脆いセラミック製の第2
の部材にダメージを与えたり、ろう材が破壊されたりす
るのを防止できる。
【0018】請求項2の金属とセラミックの接合方法で
は、第1の部材の有底嵌合孔内に、緩衝材をその両面側
にろう材を付着させて挿入したのちに、第2の部材の嵌
合突部を挿入して、嵌合孔の底面と嵌合突部の先端面と
の間に緩衝材を挟み込んで保持する。この状態で真空中
においてろう材を溶融させることによって、第1および
第2の部材と緩衝材とをそれぞれろう付けし、つぎに、
請求項1の接合方法と同様の条件でHIP処理して、第
1および第2の部材と緩衝材との界面に拡散接合層を形
成することにより、これらを相互に高い結合強度で接合
する。したがって、この接合方法によれば、請求項1と
同様の効果が得られる他に、第1および第2の部材のろ
う付けに際して、第2の部材の嵌合突部と緩衝材とろう
材とを第1の部材の嵌合孔内に安定して保持できる利点
がある。
【0019】請求項3の金属とセラミックの接合方法で
は、真空中でろう材を溶融させてろう付けを行うとき
に、溶融したろう材が、嵌合孔の内周面の少なくとも一
部と嵌合突部の対応する部分との間のすき間に浸入し
て、すき間を埋める。つづいて、HIP処理を行って拡
散接合層を形成したのちに、時間の経過に伴ってHIP
処理炉内が常温に戻るときに、高熱膨張係数の第1の部
材は、冷えて徐々に収縮する。この第1の部材の嵌合孔
はその内径が縮小するよう収縮していき、嵌合孔の内周
面が嵌合突部の対応する部分にろう材を介して圧着し、
この部分に焼ばめが形成される。
【0020】この接合方法によれば、第1および第2の
部材はろう付けと焼ばめの異なる接合手段で接合され
る。ろう付けは、結合強度の絶対値がさほど大きくない
が、結合強度が温度上昇に伴って直線的に徐々に低下す
る特性を有しており、一方、金属とセラミックとの焼ば
めは、或る温度以上の高温下における両者の熱膨張差に
よって結合強度が急激に低下するが、低温下での結合強
度の絶対値が大きい特性を有する。したがって、この接
合方法によって接合された金属とセラミックは、温度変
化に対して2種類の結合手段の特長が互いに補間しあう
とともに、拡散接合層によって強固に接合されているの
で、安定して結合状態を保持できる。
【0021】また、焼ばめの形成時、第1の部材の収縮
による圧力は、すき間に介在したろう材の緩衝作用によ
り吸収されて、第2の部材に直接加わらない。そのた
め、脆いセラミック製の第2の部材は割れや破損が生じ
ないよう保護される。さらに、第1および第2の部材間
に形成する環状のすき間を、たとえば、嵌合孔の開口部
付近の内周面と嵌合突部の基端部分との間の箇所に設定
しておけば、焼ばめ部は、嵌合孔の底面と嵌合突部の先
端面の間に形成されるろう付け部に対し離間した箇所に
形成されることになる。このように、第1および第2の
部材の結合部は、離間した2箇所でろう付け部と焼ばめ
部とで接合されることによって、特に曲げ荷重を受けた
ときに高い強度を示す。
【0022】請求項4の回転軸とタービンロータの接合
構造では、回転軸の端部に形成した嵌合孔の底面と、タ
ービンロータのロータ軸部(嵌合突部)の先端面とが、
緩衝材を介在したろう付けで接合され、かつ、ろう材と
第1および第2の部材との間に拡散接合層が形成されて
いる。
【0023】この回転軸とタービンロータの接合構造に
よれば、これらを金属チューブ内で真空密封する工程を
省いて接合できるので、脆いセラミックで一体成形され
て周囲に多数のタービンブレードが配設されたタービン
ロータに、タービンブレードの壊れやすい尖った箇所な
どが欠損するといった不都合が生じない。また、タービ
ンの運転中に高温の燃焼ガスとの接触あるいは燃焼ガス
雰囲気中で加熱されても、回転軸とタービンロータと
は、ろう付けの他に拡散接合層により強固に結合されて
いるから、安定して結合状態を保持できる。さらに、回
転軸とタービンロータ間にこれらの熱膨張差により作用
しようとする引っ張り応力は、金属とセラミックの中間
の熱膨張係数を持つ緩衝材で吸収することができ、ター
ビンロータにダメージを与えたり、ろう材が破壊された
りするのを確実に防止できる。
【0024】また、請求項5の回転軸とタービンロータ
の接合構造によれば、ろう材を介在した拡散接合によっ
て回転軸とタービンが強固に結合されるのに加えて、ろ
う付けと焼ばめとの2種類の接合手段で接合されている
ので、タービンの運転中に加熱されても、ろう付け部と
焼ばめ部の各々の長所が互いに補間し合って、安定して
結合状態を保持する。また、焼ばめ部をろう付け部に対
し可及的に離間した箇所に形成すれば、回転軸とタービ
ンロータの接合部は特に曲げ荷重を受けたときに高い強
度を示すので、タービンロータは回転軸に安定に支持さ
れる。
【0025】請求項6のガスタービンによれば、請求項
4または請求項5の回転軸とタービンロータの接合構造
を備えているので、上述と同様の効果を得られる他に、
回転軸とタービンロータとの接合部が、回転軸を支持す
る軸受に対し潤滑油を供給する潤滑油通路の近傍に配置
されているため、ろう付け部またはこれと焼ばめ部は、
高温の燃焼ガスとの接触などにより温度が上昇しようと
するのを潤滑油による冷却効果によって抑制される。し
たがって、ろう付け部の温度上昇に伴う結合強度の低下
を阻止でき、あるいは、金属とセラミックとの熱膨張差
によって焼ばめの結合状態に緩みが生じるのを防止でき
る。
【0026】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面を
参照しながら説明する。図1〜図3は本発明の一実施例
に係る金属とセラミックの接合方法を工程順に示した縦
断面図であり、図1(a)〜(c)はろう付け工程、図
2はHIP処理工程、図3は接合完了状態をそれぞれ示
す。図1(a)において、金属製部材として、たとえば
Ni基耐熱超合金により軸状に形成した第1の部材10
を用いる。一方、セラミック製部材として、たとえばS
iN4 系セラミックにより基体12の一面から軸状の嵌
合突部13が突出する形状に一体成形した第2の部材1
1を用いる。この両部材10,11の間に介在させる緩
衝材14は、金属とセラミックの中間の低い熱膨張係数
を持つ、たとえばタングステン合金により円板状に形成
されている。
【0027】上記第1の部材10には、第2の部材11
との接合側の端部に、軸心に沿った有底嵌合孔17が形
成されており、この嵌合孔17は底面側の小径孔部17
aと開口側の大径孔部17bとからなり、小径孔部17
aにおける底面近傍の周面に環状の逃げ溝17cが形成
されている。上記緩衝材14は小径孔部17aに嵌合す
る径を有する円板形になっている。一方、第2の部材1
1の嵌合突部13は、嵌合孔17の小径孔部17aに嵌
合する径を有する小径軸部13aと、大径孔部17bに
挿入時にこれの内周面との間に環状のすき間を形成でき
る径を有する軸基部13bとが形成されており、小径軸
部13aの先端面は、後述するろう材18との間で拡散
接合を容易に行わせるために、メタライズ処理されてい
る。また、緩衝材12の両面側には、嵌合孔17への挿
入に先立ってろう材18が付着される。このろう材18
には、ろう付けの影響によるセラミックの残留応力をで
きるだけ小さくするために、比較的ろう付け温度の低い
金属、たとえばAgの合金が用いられている。
【0028】嵌合孔17内に緩衝材14および第2の部
材11の嵌合突部13を挿入して、嵌合孔17の底面と
嵌合突部13の先端面との間に緩衝材14を挟み込む。
したがって、緩衝材14およびろう材18を両部材1
0,11の間に介在させて保持するのが容易となり、か
つ所要の位置に安定に保持できる。また、上述の嵌合孔
17に嵌合突部13を挿入したときに、嵌合孔17の大
径孔部17bの内周面と嵌合突部13の軸基部13bの
外周面との間に、(b)に示すような断面リング状の小
幅のすき間19が形成される。
【0029】つぎに、上記のように組み合わせた両部材
10,11を真空炉20に入れて内部を真空引きしたの
ちに、真空炉20内をヒーティングコイル(図示せず)
などにより加熱しながら両部材10,11にこれらが互
いに近接する方向に加圧手段(図示せず)で圧力を加え
る。両部材10,11における嵌合孔17の底面と嵌合
突部13の先端面との間の接合箇所の空気は、上記の真
空引きによって嵌合孔17の小径孔部17aと嵌合突部
13の小径軸部13aとの間の僅かな空隙を通って上記
すき間19からほぼ完全に排出される。さらに、真空炉
20内が上記の加熱によりろう材18の溶融温度以上の
高温雰囲気になると、緩衝材14と嵌合孔17の底面お
よび嵌合突部13の先端面とが、溶融したろう材18に
より真空中でそれぞれろう付けされる。
【0030】(c)はろう付けが終了した状態を示す。
上記のろう付け時に、溶融したろう材18がボイドを潰
しながら第1および第2の部材10,11における上記
接合箇所内に充満していくので、この接合箇所の空気は
完全に排出される。すなわち、緩衝材14と第1および
第2の部材10,11との各間は、ろう付け部18aを
介して密着される。また、両部材10,11の熱膨張差
によって、嵌合孔17の小径孔部17aと嵌合突部13
の小径軸部13aとの間に僅かな環状の空隙ができるの
で、ろう材18は、逃げ溝17cに入り込んだのちに、
上記空隙内を通ってすき間19に入り込む。
【0031】つぎに、上記のろう付け部18aで接合し
た第1および第2の部材10,11を、図2に示すよう
に、HIP処理炉21内に入れて、アルゴンのような不
活性ガス22を封入してヒーティングコイル23により
加熱した高温・高圧ガスの雰囲気にさらしてHIP処理
を行う。HIP処理炉21内は、上記図1(a)〜
(c)の工程によりろう付けが終了していることから、
ろう材が再溶融しない雰囲気(例えば、800〜900
℃、1000〜2000気圧)に調整する。第1および
第2の部材10,11は、矢印で示すように高温、高圧
ガスにより周囲から均一な高圧力を受けるが、この両部
材10,11間は、緩衝材14を介在したろう付け部1
8aで完全に密着されていて、高温・高圧ガスが侵入し
ないため、両部材10,11が互いに近接する方向に徐
々に加圧されていく。その結果、HIP処理の完了状態
を示す図3のように、緩衝材14と第1および第2の部
材10,11との界面に、ろう材18とこれに接触する
部材10,11,14とが互いに拡散して一体化した拡
散接合層24が形成されて、第1および第2の部材1
0,11は緩衝材14を介して相互に高い結合強度で接
合される。
【0032】上記HIP処理が終了したのちに、時間の
経過に伴ってHIP処理炉21内が常温にもどるとき
に、高い熱膨張率を有する第1の部材10は冷えて徐々
に収縮していき、この第1の部材10の先端部分は、大
径孔部17bの孔径を縮小させるように収縮して、その
内周面が嵌合突部13の基軸部13bにろう材18を介
して接合し、この部分に、焼ばめ部27が自然に形成さ
れる。ここで、焼ばめ部27はろう材18を介在して形
成されるため、第1の部材10の収縮力は、ヤング率の
低いろう材18の塑性変形による緩衝効果により吸収さ
れて、第2の部材11に直接的に作用しない。それによ
り、脆いセラミック製の第2の部材11を破損しないよ
う保護できる。なお、上記実施例では嵌合孔17の小径
孔部17aと嵌合突部13の小径軸部13aとの間にも
ろう材18を介在した補助的な焼ばめ部が形成される。
【0033】上記の金属とセラミックの接合方法では、
HIP処理に先立って真空中でろう付けを行うことによ
って、図1(c)の第1および第2の部材10,11を
緩衝材14を介在したろう付け部18aによって完全に
密着するようにしたので、従来の接合方法における金属
とセラミックとの両部材を金属チューブ内に真空密封す
ることによって密接させる工程が不要となり、この工程
に起因する種々の不都合を解消できる。すなわち、金属
チューブに封入する困難で面倒な作業を解消でき、この
作業に伴う結合強度のばらつきがなくなり、さらに、脆
いセラミックで形成された第2の部材11の一部が欠損
するといった不都合は生じない。
【0034】図4は上記の接合方法によって接合したタ
ービンロータ31と回転軸30の結合構造を備えたガス
タービンを示す要部の縦断面図である。まず、タービン
ロータ31と回転軸30の接合構造について説明する。
上記接合方法での第1の部材10に相当する回転軸30
は、その金属製軸本体32の先端部に金属製継手軸33
をねじ結合により一体回転するよう連結して構成されて
いる。継手軸33には、上記接合方法で設けたと同じ小
径孔部17aと大径孔部17bからなる有底嵌合孔17
が形成されている。一方、上記接合方法での第2の部材
11に相当するタービンロータ31は、円盤状のタービ
ンディスク34と、このタービンディスク34の周囲に
多数設けられたタービンブレード37と、タービンディ
スク34から突出したロータ軸部38とが、セラミック
により一体成形されている。ロータ軸部38は、上記接
合方法での嵌合突部13と同等のものであって、軸基部
38bの先端に小径軸部38aが形成されている。
【0035】回転軸30の継手軸33とタービンロータ
31とは上記の接合方法によって予め接合されている。
すなわち、継手軸33に設けた嵌合孔17にタービンロ
ータ31のロータ軸部38を挿入して、嵌合孔17の底
面とロータ軸部38の先端面との間に緩衝材14を介挿
し、継手軸33およびロータ軸部38と緩衝材14と
を、それらの接触面に介在させたろう材18を真空中で
溶融することによりろう付けして接合する。つづいて、
ろう材18が再溶融しない雰囲気でHIP処理を行って
緩衝材14と継手軸33およびロータ軸部38との界面
に拡散接合層24を形成させるとともに、嵌合孔17の
大径孔部17bとロータ軸部38の軸基部38bとの間
に焼ばめ部27を形成させる。この接合過程には従来の
ような金属チューブ内に密封する工程が存在しないこと
から、円盤状のタービンディスク34の周囲に多数形成
されたタービンブレード37は、壊れやすい尖った部分
を有しているにもかかわらず、上記接合過程において欠
損されるおそれが全くない。
【0036】こうしてタービンロータ31に接合された
継手軸33を、軸本体32にねじ結合することにより、
回転軸30に組み付ける。この回転軸30の後部は以下
のように支持されている。すなわち、回転軸30の継手
軸33は、スリーブ39に対し挿入され、かつスプライ
ン40を介して噛み合うことにより、一体回転するよう
に結合されている。一方、回転軸30の軸本体32は、
圧縮機41の羽根車42に隙間を存して挿入されてお
り、羽根車42と上記スリーブ39とがフェース歯車4
3で噛み合って結合されている。回転軸30を挿入させ
た羽根車42およびスリーブ39は、軸本体32の前端
部(図の左側)に螺合されたナット(図示せず)の締め
付けによって、ロータ軸部31の近傍に配したスペーサ
44およびラビリンスリング51を介して、継手軸33
の外周面に突出したつば状係止部33aに押し付けられ
て固定されている。それにより、回転軸30にタービン
ロータ31と圧縮機41の羽根車42とが一体回転する
よう装着されている。
【0037】上記タービンロータ31から羽根車42に
及ぶ回転系は、圧縮機41側の軸受(図示せず)とター
ビンロータ31側の軸受47とによって回転自在に支持
されており、タービンロータ31側の軸受47は、スリ
ーブ39の外周面に固定されたインナーレース47aと
ケーシングC側に固定されたアウターレース47cとの
間でローラ47bが転動して、上記回転系を回転自在に
支持する。この軸受47には、潤滑油供給管48からケ
ーシングC内の潤滑油通路49を介して潤滑油OLが供
給されており、供給された潤滑油OLは、ラビリンスシ
ール52で封止されていることによって軸受48の周囲
に充満される。回転軸30の嵌合孔17とタービンロー
タ31のロータ軸部38との接合部は、潤滑油通路49
に近接して配置されていることにより、スリーブ39を
介して潤滑油OLで冷却される。
【0038】次に図4のガスタービンの作用について説
明する。圧縮機41から供給される圧縮空気Aを燃焼室
(図示せず)で燃焼させ、それにより発生する高温、高
圧の燃焼ガスGは、セラミック製スクロール53内のガ
ス通路を経てセラミック製ノズル54からセラミック製
タービンブレード37に導かれる。
【0039】金属製回転軸30とセラミック製タービン
ロータ31はろう付け部18aと焼ばめ部27との2種
の接合手段で接合されている。この金属とセラミックの
接合おいて、ろう付け部18aは、図5のPの特性曲線
で示すように、温度上昇に伴って溶融点温度Tnに至る
まで接合強度が直線的に徐々に低下する温度特性を有
し、焼ばめ部27は、同図のQの特性曲線で示すよう
に、低温領域においてろう付け部18aよりも大きな結
合強度を維持するとともに、700〜800℃程度にな
ると、金属とセラミックの熱膨張差によって結合が緩ん
で結合強度が急激に低下する温度特性を有している。し
たがって、上記回転軸30とタービンロータ31の結合
構造では、比較的低い温度領域でのろう付け部18aの
みでは不足する結合強度を焼ばめ部27で補足するとと
もに、700℃付近での焼ばめ部27の結合強度の低下
をろう付け部18aで補足しており、さらに、ろう付け
部18a付近は、強固な接合手段である拡散接合層24
によって結合強度が強化されている。
【0040】しかも、ろう付け部18aは、スリーブ3
9の潤滑油通路49の近傍に位置しているので、潤滑油
OLによる冷却で温度上昇を抑制されて結合強度の低下
が防止される。一方、焼ばめ部27は、スリーブ39に
おける潤滑油OLとの接触箇所の近傍に形成されている
ことから、燃焼ガスGによる温度上昇を抑制される。し
たがって、回転軸30とタービンロータ31の接合構造
は、ろう付け部18aと焼ばめ部27との異なる接合手
段による相互の補間作用と、ろう付け部18aと焼ばめ
部27の潤滑油OLによる冷却と、拡散接合層24の形
成とにより、ガスタービンの一般的な駆動温度である7
00℃付近でも常に安定した結合強度を維持する。
【0041】さらに、ろう付け部18aと焼ばめ部27
とは、嵌合孔17とロータ軸部38との嵌合部分の両端
であって互いに離間した箇所に形成されている。そのた
め、継手軸33とロータ軸部38の接合部は特に曲げ荷
重に対して高い強度を持っているので、タービンロータ
31は回転軸30の先端部に安定して保持される。ま
た、金属製継手軸33とセラミック製ロータ軸部38と
は、金属とセラミックの中間の熱膨張係数を有する緩衝
材14を介在して、ろう材18でろう付けされているた
め、温度上昇や急激な温度変化における継手軸33の熱
膨張や収縮に伴う変形力を、緩衝材14やろう材18で
吸収または緩和させることができ、タービンロータ31
のロータ軸部38を割れなどが生じないよう保護でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る金属とセラミックの接
合方法におけるろう付け工程を示す縦断面図で、(a)
は金属製の第1の部材とセラミック製の第2の部材を互
いに接触させる前の状態、(b)は両部材をろう付けす
る状態、(c)はろう付け完了状態をそれぞれ示す。
【図2】ろう付け工程に続くHIP処理工程を示す縦断
面図である。
【図3】上記HIP処理工程の終了による接合完了状態
を示す縦断面図である。
【図4】本発明の一実施例に係るタービンと回転軸の接
合構造を備えたガスタービンを示す要部の縦断面図であ
る。
【図5】金属とセラミックとにおけるろう付けおよび焼
ばめの温度と結合強度との関係を示す特性図である。
【図6】従来の金属とセラミックの接合方法の一工程を
示す縦断面図である。
【符号の説明】
10…第1の部材、11…第2の部材、14…緩衝材、
17…有底嵌合孔、18…ろう材、18a…ろう付け
部、19…すき間、24…拡散接合層、27…焼ばめ
部、30…回転軸、31…タービン、34…ディスク、
37…ブレード、38…ロータ軸部、41…圧縮機、4
9…潤滑油通路、A…圧縮空気,G…燃焼ガス、OL…
潤滑油。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の第1の部材と、セラミック製の
    第2の部材と、これら部材の間に介挿されて前記金属と
    セラミックの中間の熱膨張係数を持つ緩衝材とを、それ
    らの接触面に介在させたろう材を真空中で溶融すること
    によりろう付けし、 つづいて、前記ろう材が再溶融しない雰囲気で熱間静水
    加圧処理を行って前記緩衝材と前記第1および第2の部
    材との界面に拡散接合層を形成する金属とセラミックの
    接合方法。
  2. 【請求項2】 金属製の第1の部材に有底嵌合孔を形成
    し、 この嵌合孔に、セラミック製の第2の部材の嵌合突部を
    挿入し、 前記嵌合孔の底面と前記嵌合突部の先端面との間に、前
    記金属とセラミックの中間の熱膨張係数を持つ緩衝材を
    介挿し、 これら第1および第2の部材と前記緩衝材とをそれらの
    接触面に介在させたろう材を真空中で溶融することによ
    りろう付けし、 つづいて、前記ろう材が再溶融しない雰囲気で熱間静水
    加圧処理を行って前記緩衝材と前記第1および第2の部
    材との界面に拡散接合層を形成させる金属とセラミック
    の接合方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記嵌合孔に前記嵌
    合突部を挿入するにあたり、前記嵌合孔の内周面の少な
    くとも一部と前記嵌合突部の対応する部分との間にすき
    間を形成しておき、 前記拡散接合層形成後の冷却に伴う前記第1の部材の収
    縮によって、前記嵌合孔の前記少なくとも一部と前記嵌
    合突部との間に焼ばめを形成する金属とセラミックの接
    合方法。
  4. 【請求項4】 請求項2の接合方法によって、第1の部
    材である金属製の回転軸の端部に、第2の部材であるセ
    ラミック製のタービンロータを接合した構造であって、 前記回転軸の端部に形成された有底嵌合孔に、前記ター
    ビンロータのロータ軸部が挿入されて接合されている回
    転軸とタービンの接合構造。
  5. 【請求項5】 請求項3の接合方法によって、第1の部
    材である金属製の回転軸の端部に、第2の部材であるセ
    ラミック製のタービンロータを接合した構造であって、 前記回転軸の端部に形成された有底嵌合孔に、前記ター
    ビンロータのロータ軸部が挿入されてろう付けされ、 前記嵌合孔と前記ロータ軸部との間に焼きばめが形成さ
    れている回転軸とタービンロータの接合構造。
  6. 【請求項6】 回転軸に装着された圧縮機とタービンを
    有し、圧縮機から供給された圧縮空気を燃焼室で燃焼さ
    せて、タービンに供給するガスタービンであって、 請求項4または5の回転軸とタービンロータの接合構造
    を備え、 前記回転軸を支持する軸受に潤滑油を供給する潤滑油通
    路を備え、 前記回転軸と前記タービンロータとの接合部が、前記潤
    滑油通路の近傍に配置されているガスタービン。
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