JPH08317285A - 編集システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望の複数の静止画または編集後の複数の静
止画を複数の編集装置で共用する。 【解決手段】 静止画ファイル手段１には任意のビデオ
信号の入力部１０１と出力部１０２が設けられると共
に、分離可能なメモリとしての例えば光磁気（ＭＯ）デ
ィスクのドライブ部１０３が設けられている。この静止
画ファイル手段１に対して、ワークステーション２のＣ
ＰＵ２０１が接続され、例えばＲＧＢのビデオ信号が静
止画ファイル手段１に供給され、この手段１からのビデ
オ信号がワークステーション２の高解像度のカラーディ
スプレイ２０２に供給される。さらに静止画ファイル手
段１のビデオ信号データが、ネットワーク５を構成する
ためのマトリックススイッチ５０１に供給されると共
に、ワークステーション２のＣＰＵ２０１の出力がネッ
トワーク５用のライン５０２に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、編集システムに関
し、特に静止画を利用した編集システムに関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術】例えばテレビジョン放送の放送局におい
て、静止画からなるテロップ等の送出をディジタルメモ
リを有する静止画ファイル装置で行うことが考えられて
いる。しかしながら従来のこの種の装置では、静止画の
取込や編集、保存、送出等に多くの手順が必要とされ、
作業に熟練を要するなど、使用者への負担が大きいもの
であった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】この出願はこのような
点に鑑みて成されたものであって、解決しようとする問
題点は、従来の装置では、静止画の取込や編集、保存、
送出等に多くの手順が必要とされるなど、使用者への負
担が大きかったというものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】このため本発明において
は、それぞれ表示手段に表示されている入力ビデオ信号
から所望の複数の静止画を選択し、さらに、編集後の複
数の静止画として、選択された上記複数の静止画から所
望の複数の静止画を選択すると共に、選択された上記所
望の複数の静止画及び外部から供給される複数の静止画
を記憶する記憶手段を有する複数の編集装置間で、上記
所望の複数の静止画または編集後の複数の静止画を相互
に伝送できるようにしたものであって、これによれば、
一方の編集装置で使用している上記所望の複数の静止画
または編集後の複数の静止画を他方の編集装置でも使用
することができるので、特に複数のオペレータが共同で
編集作業を行うときに、編集作業を容易に行うことがで
きる。

【０００５】

【発明の実施の形態】すなわち本発明においては、表示
手段に表示されている入力ビデオ信号から所望の複数の
静止画を選択し、さらに、編集後の複数の静止画とし
て、選択された上記複数の静止画から所望の複数の静止
画を選択する選択手段と、選択手段によって選択された
上記所望の複数の静止画及び外部から供給される複数の
静止画を記憶する記憶手段とをそれぞれ有する複数の編
集装置と、複数の編集装置と接続され、上記所望の複数
の静止画または編集後の複数の静止画を複数の編集装置
間で伝送する伝送装置とを有してなるものである。

【０００６】以下、図面を参照して本発明を説明する
に、図１は装置の全体の構成を示す。この図において、
１は静止画ファイル手段であって、この手段１には任意
のビデオ信号の入力部１０１と出力部１０２が設けられ
ると共に、分離可能なメモリとしての例えば光磁気（Ｍ
Ｏ）ディスクのドライブ部１０３が設けられている。

【０００７】この静止画ファイル手段１に対して、ワー
クステーション２のＣＰＵ２０１が接続されると共に、
このワークステーション２からの例えばＲＧＢのビデオ
信号が静止画ファイル手段１に供給され、この手段１か
らのビデオ信号がワークステーション２の高解像度のカ
ラーディスプレイ２０２に供給される。

【０００８】またワークステーション２のＣＰＵ２０１
には、キーボード２０３，マウス２０４が接続されると
共に、いわゆる３．５′フロッピーディスクのドライブ
部２０５が設けられる。さらにこのＣＰＵ２０１には、
データベースのバックアップを行うためのＭＯディスク
のドライブ部２０６等が接続されている。

【０００９】また静止画ファイル手段１には、ワークス
テーション２のＣＰＵ２０１の一部の機能を有するコン
トローラ３が接続されると共に、外部記憶用の例えばオ
ートチェンジャ付きのＭＯ、あるいはライトワンス（Ｗ
Ｏ）ディスクのドライブ装置４が接続される。

【００１０】さらに、静止画ファイル手段１のビデオ信
号データが、ネットワーク５を構成するためのマトリッ
クススイッチ５０１に供給されると共に、ワークステー
ション２のＣＰＵ２０１の出力がネットワーク５用のラ
イン５０２に供給される。このようにして装置の全体が
構成されている。

【００１１】この装置において、さらに静止画ファイル
手段１は、図２に示すように構成されている。

【００１２】図２において、１１はビデオバスであっ
て、このビデオバス１１は例えばＤ−１規格のコンポー
ネントディジタルビデオのデータがリアルタイムで転送
可能とされる。また１２は第１の制御バスであって、こ
のバス１２にはビデオ信号に付加されるリアルタイムの
制御データ等が転送される。さらに１３は第２の制御バ
スであって、このバス１３には通常の装置の制御データ
等が転送される。

【００１３】さらに、この内のビデオバス１１に対し
て、それぞれが静止画ビデオ信号の入出力を行う複数の
入出力回路１４ａ、１４ｂ、‥‥１４ｆが接続されると
共に、ネットワーク５のマトリックススイッチ５０１と
のインターフェース回路１５、さらにワークステーショ
ン２とのビデオ信号のインターフェース回路１６が接続
される。

【００１４】また、１７は静止画ファイル手段１の内部
を制御するＣＰＵであって、このＣＰＵ１７にはワーク
ステーション２のＣＰＵ２０１からのデータライン及び
コントローラ３からのデータラインが接続される。そし
てこのＣＰＵ１７のデータラインが制御バス１２に接続
されると共に、ＣＰＵ１７からの制御データが制御バス
１３に供給される。

【００１５】さらに１８はデータバスの接続回路であっ
て、この接続回路１８には例えばＳＣＳＩバス１９が接
続される。そしてこのバス１９に上述のドライブ装置１
０３が接続されると共に、内蔵メモリとしてのハードデ
ィスクドライブ装置あるいはＲＡＭ等のメモリ装置１Ａ
が接続される。なおこのＳＣＳＩバス１９にはさらに外
部のドライブ装置４等を接続される。

【００１６】そして、この接続回路１８は制御バス１２
及び１３にて制御され、この接続回路１８を通じてＳＣ
ＳＩバス１９とビデオバス１１とが接続される。

【００１７】また、制御バス１２がバスインタフェース
回路１Ｂに接続される。このインタフェース回路１Ｂに
基準信号源１Ｃからの同期信号が供給されることによっ
て、例えば垂直ブランキング期間内の所定の１水平期間
にビデオバス１１と制御バス１２とが接続される。

【００１８】そして、この静止画ファイル手段１及び全
体の装置において、まず静止画の取込は以下のようにさ
れる。

【００１９】すなわち入出力回路１４ａ〜１４ｆのいず
れかに供給されるビデオ信号が所定のＡ／Ｄ変換されて
ビデオバス１１に供給され、このビデオバス１１の信号
がインタフェース回路１６を通じて高解像度のカラーデ
ィスプレイ２０２に表示される。

【００２０】そしてこの状態で所望の画像の時にマウス
２０４等によって所定の指示を行うと、この指示がＣＰ
Ｕ２０１を通じて静止画ファイル手段１のＣＰＵ１７に
供給される。さらにこのＣＰＵ１７にて、入出力回路１
４ａ〜１４ｆのビデオバス１１への信号の供給を停止す
る制御データが形成され、次いでインタフェース回路１
６内の信号をビデオバス１１に読出しこの信号を接続回
路１８を通じてメモリ装置１Ａに書込むための制御デー
タが形成される。

【００２１】なおこれらの制御データは、ＣＰＵ１７か
ら接続回路１８へは制御バス１３を通じて供給されると
共に、入出力回路１４ａ〜１４ｆ及びインタフェース回
路１５、１６に対しては制御バス１２へ出力された制御
データをバスインターフェース回路１Ｂを介してビデオ
バス１１に供給し、ビデオ信号に重畳して各回路への供
給が行われる。

【００２２】すなわちこの場合に、各入出力回路１４ａ
〜１４ｆ及びインターフェース回路１５、１６にはそれ
ぞれ垂直ブランキング期間内の所定の水平期間が割当て
られる。そしてバスインターフェース回路１Ｂにて基準
信号源１Ｃからの同期信号に従って、それぞれ特定の水
平期間のタイミングで制御データを出力することによ
り、各回路への制御データの供給が行われる。

【００２３】このようにして静止画の取込が行われる。
なお取込後は入出力回路１４ａ〜１４ｆの停止を解除し
てビデオ信号をカラーディスプレイ２０２に表示する
か、メモリ装置１Ａに書込まれた静止画を表示するよう
にしてもよい。

【００２４】さらに上述のようにして複数の静止画が取
込まれた状態で、ワークステーション２からの指示によ
りメモリ装置１Ａからの静止画がカラーディスプレイ２
０２に表示される。そしてこの表示を用いて順番の並び
替え、不要な静止画の削除等の静止画の送出のための編
集が行われる。

【００２５】このようにして編集が行われ、これによっ
て送出用の静止画のパケットがメモリ装置１Ａに完成さ
れる。なおこのパケットはＭＯディスクのドライブ装置
１０３等に転送して保存することができ、またこのＭＯ
ディスクは取出して他の同様の装置で用いることもでき
る。

【００２６】そして上述のようにして編集された静止画
パケットを送出する場合には以下のようにされる。

【００２７】すなわち上述の装置において、例えば入出
力回路１４ａが送出用とされると共に、入出力回路１４
ｂにはモニタ受像機（図示せず）が接続される。さらに
上述の編集された静止画のパケットがメモリ装置１Ａに
記憶された状態で送出が行われる。

【００２８】そしてまずワークステーション２からの送
出の指示が出されるとパケットの最初の静止画が入出力
回路１４ａに転送されて送出が行われる。それと共に、
２番目の静止画が入出力回路１４ｂに転送されてモニタ
受像機に表示される。

【００２９】次にこの状態で再度ワークステーション２
からの送出の指示が出されるとパケットの２番目の静止
画が入出力回路１４ａに転送されて送出が行われると共
に、３番目の静止画が入出力回路１４ｂに転送されてモ
ニタ受像機に表示される。

【００３０】このようにして編集されたパケットの静止
画が順番に送出される。なおこの場合にモニタ受像機に
は次に送出される静止画が表示されており、この表示を
見て次の静止画が不要のときはワークステーション２か
らの指示によって次の静止画の削除等の処理を行うこと
もできる。

【００３１】また上述の装置において、入出力回路１４
ａ〜１４ｆにはそれぞれ静止画の２枚分のメモリが設け
られている。そこで例えば入出力回路１４ａ、１４ｂに
て静止画Ａ→Ｂ→Ｃ→Ｄの順で送出を行うには図３に示
すように、まず静止画Ａが回路１４ａのメモリ４０１ａ
に転送され、静止画Ｂが回路１４ａのメモリ４０２ａと
回路１４ｂのメモリ４０１ｂに転送され、静止画Ｃが回
路１４ｂのメモリ４０２ｂに転送される。

【００３２】さらに、回路１４ａに設けられたスイッチ
４０３ａにてメモリ４０１ａが選択されて静止画ＡがＤ
／Ａ変換機４０４ａを通じて送出される。また回路１４
ｂに設けられたスイッチ４０３ｂにてメモリ４０１ｂが
選択されて静止画ＢがＤ／Ａ変換機４０４ｂを通じてモ
ニタ受像機６ｂに表示される。なお回路１４ａから送出
される静止画を表示するためのモニタ受像機６ａを設け
てもよい。

【００３３】そして次の静止画Ｂを送出するには、スイ
ッチ４０３ａ、４０３ｂが切換られることによりメモリ
４０２ａ、４０２ｂが選択されて静止画Ｂが送出され、
静止画Ｃがモニタ受像機６ｂに表示されると共に、この
ときメモリ４０１ａに静止画Ｃが送出され、メモリ４０
１ｂに静止画Ｄが転送される。

【００３４】さらに上述の装置において、パケットの送
出時のワークステーション２からの指示は比較的簡単な
ものが多い。そこでそれらの送出用の機能のみを設けた
コントローラ３を設けて、送出のみの操作はワークステ
ーション２を用いずに行うことができる。

【００３５】すなわち図４はそのためのコントローラ３
の構成を示す。この図４において、内部のバス３１に対
してＣＰＵ３２、ＲＯＭ及びＲＡＭのメモリ３３、キー
ボード及びＩ／Ｏ回路３４が接続される。そしてキーボ
ード３４の操作がＲＯＭ３３のプログラムに従って所定
の制御データに変換され、シリアルＩ／Ｏ回路３５を通
じて静止画ファイル手段１のＣＰＵ１７に転送される。
これによってパケットの静止画の送出が行われる。

【００３６】なお上述の装置において、静止画ファイル
手段１にはビデオバス１１が設けられ、リアルタイムの
転送が可能とされていることから、メモリ装置１Ａから
入出力回路１４ａ〜１４ｆへの静止画の転送は、各回路
からの静止画の送出に比較して極めて短時間で行うこと
ができる。

【００３７】そこでメモリ装置１Ａに複数のパケットを
記憶しておき、これらのパケットを独立に入出力回路１
４ａ〜１４ｆに転送することが可能とされる。そしてそ
のためには、各パケット及び入出力回路１４ａ〜１４ｆ
に対してそれぞれコントローラ（図示せず）を設けてお
くと操作が容易になることから、上述の装置において拡
張用のＩ／Ｏ回路１Ｄが設けられ、例えば＃２〜＃５の
４個のコントローラが接続できるようにされている。

【００３８】こうして上述の装置によれば、それぞれ表
示手段に表示されている入力ビデオ信号から所望の複数
の静止画を選択し、さらに、編集後の複数の静止画とし
て、選択された上記複数の静止画から所望の複数の静止
画を選択すると共に、選択された上記所望の複数の静止
画及び外部から供給される複数の静止画を記憶する記憶
手段を有する複数の編集装置間で、上記所望の複数の静
止画または編集後の複数の静止画を相互に伝送できるも
のである。

【００３９】さらに上述の装置において、複数の静止画
ファイル手段１とワークステーション２を相互に接続し
てネットワークを構成することができる。すなわち図５
において例えば４組の静止画ファイル手段とワークステ
ーションがあった場合に、各静止画ファイル手段のビデ
オ信号がマトリックススイッチ５０１に接続されると共
に、各ワークステーションのＣＰＵ出力が例えばイーサ
ネット(ETHERNET)のライン５０２に接続される。そして
マトリックススイッチ５０１はホストとなる装置のワー
クステーションによって制御される。

【００４０】これによって各ワークステーション間でネ
ットワークが構成され、任意のワークステーションから
のホストのワークステーションへ制御データを送ること
によって任意の静止画ファイル手段のビデオバスが相互
に接続され、他の装置に保存された静止画をマトリック
ススイッチ５０１を介して転送して利用することができ
る。

【００４１】

【発明の効果】この発明によれば、それぞれ表示手段に
表示されている入力ビデオ信号から所望の複数の静止画
を選択し、さらに、編集後の複数の静止画として、選択
された上記複数の静止画から所望の複数の静止画を選択
すると共に、選択された上記所望の複数の静止画及び外
部から供給される複数の静止画を記憶する記憶手段を有
する複数の編集装置間で、上記所望の複数の静止画また
は編集後の複数の静止画を相互に伝送できるようになっ
た。

【００４２】これによって、一方の編集装置で使用して
いる上記所望の複数の静止画または編集後の複数の静止
画を他方の編集装置でも使用することができるので、特
に複数のオペレータが共同で編集作業を行うときに、編
集作業を容易に行うことができるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の全体の構成図。

【図２】静止画ファイル手段の構成図。

【図３】入出力回路の構成図。

【図４】コントローラの構成図。

【図５】ネットワークの説明のための図である。

【符号の説明】

１ 静止画ファイル手段、２ ワークステーション、３
コントローラ、１１，１２，１３ バス、１４ａ〜１
４ｆ 入出力回路、１７，３２，２０１ ＣＰＵ、５０
１ スイッチ、５０２ ネットワーク用のライン

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 表示手段に表示されている入力ビデオ信
   号から所望の複数の静止画を選択し、さらに、編集後の
   複数の静止画として、上記選択された上記複数の静止画
   から所望の複数の静止画を選択する選択手段と、上記選
   択手段によって選択された上記所望の複数の静止画及び
   外部から供給される複数の静止画を記憶する記憶手段と
   をそれぞれ有する複数の編集装置と、 上記複数の編集装置と接続され、上記所望の複数の静止
   画または上記編集後の複数の静止画を上記複数の編集装
   置間で伝送する伝送装置とを有することを特徴とする編
   集システム。