JPH08316958A - ネットワーク管理装置及びその方法 - Google Patents

ネットワーク管理装置及びその方法

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JPH08316958A
JPH08316958A JP7122726A JP12272695A JPH08316958A JP H08316958 A JPH08316958 A JP H08316958A JP 7122726 A JP7122726 A JP 7122726A JP 12272695 A JP12272695 A JP 12272695A JP H08316958 A JPH08316958 A JP H08316958A
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JP
Japan
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threshold value
value
log
threshold
Prior art date
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Application number
JP7122726A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuharu Yamada
康晴 山田
Kimita Motomura
公太 本村
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被管理装置の属性値を監視するためのしきい
値を自動的に適切に設定し得るネットワーク管理装置及
びその方法を提供する。 【構成】 属性値読出し手段1と、属性値・しきい値比
較手段7と、アラーム通知手段8と、属性値ログ蓄積部
2とを備えたネットワーク管理装置において、属性値ロ
グ蓄積部2から時系列の属性値ログを読出す属性値ログ
読出し手段3と、読出された時系列の属性値ログに対し
て統計処理を行う統計処理手段4と、該統計処理結果と
管理者より指定された属性値に対する余裕度5aとを利
用して適切なしきい値を決定するしきい値決定手段5
と、該決定したしきい値を、統計処理結果を示すグラフ
とともに表示して管理者確認の上で属性値・しきい値比
較手段に設定する管理者確認手段6とを具備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被管理装置の属性値を
しきい値と比較して監視するネットワーク管理装置及び
その方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ネットワーク管理装置はネットワークの
異常を監視するため、被管理装置から少なくとも1つの
属性値、例えば該被管理装置がモニタしたネットワーク
上のパケット数を読出し、これに対応して予め設定され
たしきい値と比較し、該しきい値を越えた場合にアラー
ムを発生する如くなっている。従って、前述したしきい
値の設定はネットワーク管理装置にとって重要である
が、従来は、該ネットワーク管理装置で収集されたデー
タや、プロトコルアナライザ等によってサンプリングさ
れたデータを画面にグラフ表示し、管理者がそのグラフ
を見て適切と思われるしきい値を経験的に判断して設定
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たように管理者の経験に頼ってしきい値を設定するので
は、ネットワークの利用状況やその利用状況の推移を考
慮した適切な値を設定することは困難であるという問題
があった。
【0004】本発明の目的は、被管理装置の属性値を監
視するためのしきい値を自動的に適切に設定し得るネッ
トワーク管理装置及びその方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では前記目的を達
成するため、被管理装置から属性値を定期的に読出す属
性値読出し手段と、該読出した属性値と予め設定された
しきい値とを比較する属性値・しきい値比較手段と、属
性値がしきい値を超過した場合は管理者にアラームを通
知するアラーム通知手段と、前記読出した属性値を属性
値ログとして蓄積する属性値ログ蓄積部とを備えたネッ
トワーク管理装置において、属性値ログ蓄積部から時系
列の属性値ログを読出す属性値ログ読出し手段と、読出
された時系列の属性値ログに対して統計処理を行う統計
処理手段と、該統計処理結果と管理者より指定された属
性値に対する余裕度とを利用して該属性値に対する適切
なしきい値を決定するしきい値決定手段と、該決定した
しきい値を、統計処理結果を示すグラフとともに表示し
て管理者確認の上で属性値・しきい値比較手段に設定す
る管理者確認手段とを具備したネットワーク管理装置を
提案する。
【0006】また、被管理装置から属性値を定期的に読
出し、該読出した属性値と予め設定されたしきい値とを
比較し、属性値がしきい値を超過した場合は管理者にア
ラームを通知するとともに、前記読出した属性値を属性
値ログとして蓄積するネットワーク管理方法において、
蓄積された時系列の属性値ログを読出し、これに対して
統計処理を行い、該統計処理結果と管理者より指定され
た属性値に対する余裕度とを利用して該属性値に対する
適切なしきい値を決定し、該決定したしきい値を、統計
処理結果を示すグラフとともに表示して管理者確認の上
で設定するネットワーク管理方法を提案する。
【0007】
【作用】本発明によれば、蓄積された時系列の属性値ロ
グが読出され、これに対して統計処理が行われ、その統
計処理結果と管理者より指定された属性値に対する余裕
度、つまり管理者のネットワークに対する信頼性への要
求度の違いを反映させるための値とから該属性値に対す
る適切なしきい値が決定され、さらに該決定されたしき
い値が、統計処理結果を示すグラフとともに表示され、
管理者確認を得た上で設定される。
【0008】
【実施例】図1は本発明のネットワーク管理装置の一実
施例を示すもので、図中、1は属性値読出し手段、2は
属性値ログ蓄積部、3は属性値ログ読出し手段、4は統
計処理手段、5はしきい値決定手段、6は管理者確認手
段、7は属性値・しきい値比較手段、8はアラーム通知
手段である。
【0009】属性値読出し手段1は被管理装置からその
監視対象である、少なくとも1つの属性値を定期的に読
出す。属性値ログ蓄積部2は属性値読出し手段1により
読出された属性値を属性値ログとして蓄積・保持する。
属性値ログ読出し手段3は属性値ログ蓄積部2に蓄積さ
れた属性値ログを読出す。統計処理手段4は属性値ログ
読出し手段3により読出された属性値ログに対して後述
するような統計処理を行う。
【0010】しきい値決定手段5は統計処理手段4によ
り統計処理された結果と、管理者から指定された属性値
に対する余裕度5aとを利用して属性値に対する適切な
しきい値を決定する。余裕度5aは管理者のネットワー
クに対する信頼性への要求度の違いを反映させるための
もので、管理者によって監視対象となる各属性値に対し
て指定される。
【0011】管理者確認手段6はしきい値決定手段5に
より決定されたしきい値を管理者の確認の上で属性値・
しきい値比較手段7にしきい値7aとして自動的に設定
する。属性値・しきい値比較手段7は属性値読出し手段
1から読出された属性値と、該属性値に対応するしきい
値7aとを比較し、その結果をアラーム通知手段8に出
力する。
【0012】アラーム通知手段8は属性値・しきい値比
較手段7における比較の結果、属性値がしきい値を超過
した時にアラームを発生し、ネットワーク管理者に異常
を通知する。
【0013】前述した属性値読出し手段1、属性値・し
きい値比較手段7及びアラーム通知手段8はしきい値監
視部9を構成し、また、属性値ログ読出し手段3、統計
処理手段4、しきい値決定手段5及び管理者確認手段6
はしきい値設定部10を構成する。
【0014】図2は前述したネットワーク管理装置を備
えたネットワークシステムの一例を示すもので、図中、
11は図1で説明したネットワーク管理装置、12はセ
グメントモニタ装置、13はルータ、14,15はネッ
トワークである。
【0015】図3は被管理装置が保持する管理情報の属
性及び属性値を示すテーブルの一例を示す図、図4は属
性値ログ蓄積部2に蓄積された時系列の属性値ログの一
例を示す図である。また、図5は前記しきい値監視部9
の動作を説明するフローチャート、図6は前記しきい値
設定部10の動作を説明するフローチャートである。ま
た、図7は本発明におけるしきい値設定のようすの一例
を示す説明図、図8は本発明におけるしきい値設定のよ
うすの他の例を示す説明図である。
【0016】次に、前述したシステムにおける動作を説
明するが、まず、第1の動作例としてセグメントモニタ
装置12を被管理装置とした場合について述べる。
【0017】ネットワーク管理装置11の属性値読出し
手段1はセグメントモニタ装置12に対し、属性を指定
してその属性値の取得要求を出す。セグメントモニタ装
置12は図3に示したような属性及び属性値の組をテー
ブルとして保持しており、前述した要求に対し、指定さ
れた属性の属性値を応答として返す。この操作によって
ネットワーク管理装置11はセグメントモニタ装置12
の属性値を収集することができる。
【0018】今、時刻t1 からtn において、ネットワ
ーク管理装置11の属性値読出し手段1により、セグメ
ントモニタ装置12の属性attr(p)の属性値va
lue(p)に対する収集操作が行われ(ステップS
1)、図4に示したような時系列の属性値ログが得られ
たものとする。この際、属性値・しきい値比較手段7に
おいて保持しているしきい値7aとの比較が行われ(ス
テップS2)、取得した属性値が該属性値に対するしき
い値7aを超過している場合には、アラーム通知手段8
よりネットワーク管理者に対して異常を知らせるアラー
ムが通知され(ステップS3)、また、取得された属性
値は属性値ログ蓄積部2に蓄積される(ステップS
4)。
【0019】以上がしきい値監視部9の動作である。本
動作例では、セグメントモニタ装置12がモニタしたネ
ットワーク15上のバケット数を属性値として収集する
ものとし、その収集は数分間隔で数日間という短期間に
亘って行われるものとする。
【0020】次に、前述した如くして得られた図4に示
すような属性値ログを属性値ログ読出し手段3により読
出し(ステップS5)、統計処理手段4により統計処理
を行う(ステップS6)。
【0021】本動作例における具体的なしきい値設定を
図7を参照しながら説明する。
【0022】まず、縦軸をセグメントモニタ装置12に
よりモニタされた毎秒のパケット数n、横軸を時間tと
して、得られた属性値ログをプロットし、統計処理手段
4によりvalue(p,t1 )〜value(p,t
n )の平均値vav及び標準偏差σを求める。これにより
ネットワーク15の短期的な利用傾向が得られる。これ
に基づいて、しきい値決定手段5により管理者から指定
された該当属性値に対する余裕度5aを利用してしきい
値を決定する(ステップS7)。
【0023】本例では、余裕度として毎秒のパケット数
nに対してCn パーセントという値を指定するものと
し、しきい値決定方法としては、平均値からのばらつき
の差を考慮するため、平均値vavに標準偏差σを加え、
それに平均値vavに余裕度Cnを乗じた値vav*(Cn
/100)を加えて、しきい値n1 =(1+Cn /10
0)*vav+σを決定する(ステップS7)ものとす
る。但し、このしきい値n1 はネットワーク15の容量
1 以下の範囲で決定する。
【0024】決定されたしきい値n1 に対して、管理者
確認手段6によりネットワーク管理者に確認をとり(ス
テップS8)、了解された時はしきい値n1 をしきい値
7aに設定する(ステップS9)。一方、決定されたし
きい値n1 が了解されない時は余裕度5aを再度指定し
て(ステップS10)、ステップS7及びS8を繰返
す。
【0025】以上がしきい値設定部10の動作である。
これにより、ネットワーク15の利用率を監視するため
の適切なしきい値、即ち利用量と利用傾向を反映したし
きい値を自動的に設定できる。
【0026】次に、第2の動作例としてルータ13を被
管理装置とした場合について述べる。
【0027】前述した第1の動作例と同様の処理を行い
(ステップS1〜S4)、図4に示すような属性値ログ
が得られたものとする。本動作例ではルータ13が中継
したパケット数を属性値として収集するものとし、その
収集は数十分から1時間程度の間隔で数ヶ月間という長
期間に亘って行われるものとする。
【0028】本動作例における具体的なしきい値設定例
を図8を参照しながら説明する。
【0029】まず、縦軸をルータ13により中継される
毎秒のパケット数n、横軸を時間tとして、得られた属
性値ログをプロットし、統計処理手段4により最小二乗
法を用いて直線n=a*t+b(傾きa、切片b)を求
める。得られた直線の傾きaにより、ネットワーク1
4,15間で中継されるトラヒックの長期的な増加傾向
が分かる。この直線に基づいて、ルータ13により中継
されるパケット数nがルータ13の中継能力の最大値N
2 に達する時期、即ちn=N2 となる時間Tを求める。
そして、この時間Tから管理者が指定する最大値N2
到達する時間に対する余裕度Ct を引いた時間T−Ct
を求め、時間T−Ct におけるnの値n2を求める。
【0030】このn2 が求められたしきい値であり、管
理者確認手段6によってネッワーク管理者の確認をとる
ことにより、ルータ13によって中継されるトラヒック
領域に対し、適切なしきい値を自動的に設定できる。
【0031】ネットワーク管理装置11はこのしきい値
を監視することによって、ルータ13によりパケット廃
棄が頻繁に行われるようになる前にネットワーク管理者
に対してアラームを通知し、ルータ13の変更時期又は
ネットワーク構成の変更時期についての判断材料を与え
ることができる。
【0032】なお、以上の説明では、しきい値を設定す
る属性値として通常の送受信パケット数のみを取り扱っ
たが、オクテット数、エラー数、コリジョン数、ブロー
ドキャスト数、マルチキャスト数、さらにサーバやルー
タのCPU負荷やハードディスクの空き容量等、各種の
属性値に対してしきい値を自動的に設定できることは明
かである。また、統計処理方法に関しても平均値、標準
偏差、最小二乗法を取り上げたが、回帰や相関による分
析で一般的に用いられている統計処理方法を利用できる
ことは明かである。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、被
管理装置の属性値を監視するためのしきい値を、統計処
理による属性値の傾向と管理者が指定した余裕度とを反
映させて自動的に設定することができ、これによってネ
ットワーク装置の変更時期やネットワーク構成の変更時
期についての判断材料を管理者に与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のネットワーク管理装置の一実施例を示
す構成図
【図2】本発明のネットワーク管理装置を備えたネット
ワークシステムの一例を示す説明図
【図3】被管理装置が保持する管理情報の属性及び属性
値を示すテーブルの一例を示す図
【図4】属性値ログ蓄積部に蓄積された属性値ログの一
例を示す図
【図5】しきい値監視部の動作を説明するフローチャー
【図6】しきい値設定部の動作を説明するフローチャー
【図7】本発明におけるしきい値設定のようすの一例を
示す説明図
【図8】本発明におけるしきい値設定のようすの他の例
を示す説明図
【符号の説明】
1…属性値読出し手段、2…属性値ログ蓄積部、3…属
性値ログ読出し手段、4…統計処理手段、5…しきい値
決定手段、5a…余裕度、6…管理者確認手段、7…属
性値・しきい値比較手段、7a…しきい値、8…アラー
ム通知手段、9…しきい値監視部、10…しきい値設定
部、11…ネットワーク管理装置、12…セグメントモ
ニタ装置、13…ルータ、14,15…ネットワーク。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被管理装置から属性値を定期的に読出す
    属性値読出し手段と、該読出した属性値と予め設定され
    たしきい値とを比較する属性値・しきい値比較手段と、
    属性値がしきい値を超過した場合は管理者にアラームを
    通知するアラーム通知手段と、前記読出した属性値を属
    性値ログとして蓄積する属性値ログ蓄積部とを備えたネ
    ットワーク管理装置において、 属性値ログ蓄積部から時系列の属性値ログを読出す属性
    値ログ読出し手段と、 読出された時系列の属性値ログに対して統計処理を行う
    統計処理手段と、 該統計処理結果と管理者より指定された属性値に対する
    余裕度とを利用して該属性値に対する適切なしきい値を
    決定するしきい値決定手段と、 該決定したしきい値を、統計処理結果を示すグラフとと
    もに表示して管理者確認の上で属性値・しきい値比較手
    段に設定する管理者確認手段とを具備したことを特徴と
    するネットワーク管理装置。
  2. 【請求項2】 被管理装置から属性値を定期的に読出
    し、該読出した属性値と予め設定されたしきい値とを比
    較し、属性値がしきい値を超過した場合は管理者にアラ
    ームを通知するとともに、前記読出した属性値を属性値
    ログとして蓄積するネットワーク管理方法において、 蓄積された時系列の属性値ログを読出し、これに対して
    統計処理を行い、 該統計処理結果と管理者より指定された属性値に対する
    余裕度とを利用して該属性値に対する適切なしきい値を
    決定し、 該決定したしきい値を、統計処理結果を示すグラフとと
    もに表示して管理者確認の上で設定することを特徴とす
    るネットワーク管理方法。
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