JPH08316494A - 静電誘導トランジスタ及びその製造方法 - Google Patents
静電誘導トランジスタ及びその製造方法Info
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- JPH08316494A JPH08316494A JP14517995A JP14517995A JPH08316494A JP H08316494 A JPH08316494 A JP H08316494A JP 14517995 A JP14517995 A JP 14517995A JP 14517995 A JP14517995 A JP 14517995A JP H08316494 A JPH08316494 A JP H08316494A
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Abstract
ゲート型(サイドゲート型も含む)SITとその製造方
法を提供することである。 【構成】 リセスゲート型SITは、互いに平行となる
ように配置されたp+ゲート領域17及びn+ソース領
域19と、p+ゲート領域17の周囲に配置された帯状
のp+ガードリング領域13と、各p+ゲート領域17
上に設けられたゲート電極配線部20と、各n+ソース
領域19上に設けられたソース電極配線部21とからな
り、それらゲート電極配線部20及びソース電極配線部
21に各々接続されたゲート及びソース電極用パッド2
3,24をp+ドリング領域上にのみ配置する。
Description
(以下、SITとする)及びその製造方法に関する。
て説明する。同図(a)に示されるリセスゲート型SI
Tはn+ドレイン領域101と、その上に設けられたn
エピタキシャル層102と、該nエピタキシャル層に溝
部103を設け、該溝部103の底部からnエピタキシ
ャル層102に拡散等により形成されたp+ゲート領域
104と、nエピタキシャル層102に設けられたn+
ソース領域105とからなる。同様にサイドゲート型S
ITは、nエピタキシャル層102に設けられた溝部1
06の両隅部にp+ゲート領域107を形成する(同図
(b))。
及びソース電極の構造を模式的に図15(a)より説明
する。破線で囲まれた領域(以下、素子部120)内に
p+ゲート領域及びn+ソース領域は互いに平行となる
ように設けられ、p+ゲート領域及びn+ソース領域上
にゲート電極108及びソース電極109とが形成され
る。素子部120以外の領域にゲート電極用Alパッド
110及びソース電極用Alパッド111は素子部以外
の領域に形成される。なお明示的に、ゲート電極用Al
パッド110と各ゲート電極108との各接続部分11
2には右上がりの斜線を施し、ソース電極用Alパッド
111と各ソース電極109との各接続部分113には
左上がりの斜線を施す。また、同図(b)に示される様
に、ゲート電極用Alパッド110はnエピタキシャル
層102上の酸化膜114上に形成される。図示しない
が同様に、ソース電極用Alパッド111も酸化膜11
4上に形成される。
る。ドレイン電流は全ソース長に比例するので、ドレイ
ン電流を増大するには素子部120を大面積化して全ソ
ース長を長くすればよい。しかしながら、大面積化に伴
いソースやゲートの抵抗とインダクタンスが大きくな
り、とりわけSITをマイクロ波帯で使用する際はそれ
ら抵抗とインダクタンスの影響が大きくなるため大面積
化には限界がある。
ドレイン耐圧BVgdは、理論的にはゲート・ドレインの
平面接合部分で決定される。しかしながら、実際にはp
+ゲート領域の最外周部にできる球状接合部分あるいは
円筒接合部分で耐圧が低下してしまい、理論耐圧を得る
ことは難しい。また、各Alパッド下の酸化膜の耐圧は
その厚さおよび品質にもよるが、200〜300V程度
である。
圧化を図ると共に大電流の可能なリセスゲート型(サイ
ドゲート型等も含む)SITとその製造方法を提供する
ことである。
n+ドレイン領域と、前記n+ドレイン領域上に設けら
れたn型のチャンネル領域と、前記チャンネル領域に設
けられた複数のn+ソース領域と、前記チャンネル領域
に設けられた複数の溝部と、前記各溝部の底部もしくは
底部の一部から前記チャンネル領域に設けられた複数の
p+ゲート領域と、前記各p+ゲート領域に接続すると
共に前記複数のp+ゲート領域の周囲に配置されかつ前
記チャンネル領域に設けられたp+ガードリング領域
と、前記複数のn+ソース領域上の各々に設けられたソ
ース電極と、前記複数のp+ゲート領域上の各々にゲー
ト電極用と、前記p+ガードリング領域上に絶縁膜を介
して各々設けられた前記ソース電極に接続されたソース
用ボンディング部及びゲート電極に接続されたゲート用
ボンディング部とからなる。また、前記SITにおい
て、前記n+ソース領域と前記p+ゲート領域とからな
る素子部を複数個設け、それら各素子部毎に取り囲みか
つ連続する帯状のp+ガードリング領域を配置すること
もできる。
ン領域となるn+半導体基板の表面上にn型のチャンネ
ル領域を形成する工程と、前記チャンネル領域に帯状の
p+ガードリング領域を形成する工程と、前記チャンネ
ル領域に複数の溝部を前記p+ガードリング領域の内側
に平行となるように形成する工程と、前記溝部の底部か
ら前記チャンネル領域に設けられ前記p+ガードリング
領域と接続するように形成された複数のp+ゲート領域
と、前記p+ガードリン領域の内側かつ前記複数のp+
ゲート領域と互い違いに配置された複数のn+ソース領
域を前記チャンネル領域に形成する工程と、前記複数の
p+ゲート領域上及び前記複数のn+ソース領域上にそ
れぞれゲート電極及びソース電極を形成する工程と、前
記n+半導体基板の裏面上にドレイン電極を形成する工
程と、前記ゲート電極及び前記ソース電極に各々接続さ
れた各ボンディング部を前記p+ガードリング領域上に
絶縁膜を介して形成する工程とからなる。
と接続するようにその周囲にp+ガードリング領域を設
けることにより、ゲート・ドレイン耐圧がp+ゲート領
域の平面接合部分で決定される。また、前記ゲート及び
ソース用ボンディング部をp+ガードリング領域上に形
成することにより、素子部を複数個設けることも可能で
あるため、容易に全ソース長を長くし、ドレイン電流を
大きくすることができる。
説明する。
Tは複数のp+ゲート領域17(17a,17bを含
む)と複数のn+ソース領域19と、p+ゲート領域1
7を取り囲むように配置された帯状のp+ガードリング
領域(図中、破線で囲まれた部分)13と、p+ガード
リング領域13の外周囲に配置されたp+フローティン
グ領域14と、各p+ゲート領域17上に設けられると
共にp+ガードリング領域上でそれぞれ接続するゲート
電極配線部20と、各n+ソース領域19上に設けられ
ると共にp+ガードリング領域上でそれぞれ接続するソ
ース電極配線部21と、ゲート電極配線部20上に設け
られたゲート電極用パッド(ボンディング部)23と、
ソース電極配線部21上に設けられたソース電極用パッ
ド(ボンディング部)24とを有する。
に各々設けられた複数のゲート電極とそれらを互いに接
続する配線とからなり、図中明示的に左上がりの斜線を
施した部分である。同様に、ソース電極配線部21も複
数のソース電極とそれらを互いに接続する配線とからな
り、図中右上がり斜線を施した部分である。ゲート及び
ソース電極配線部20,21として、例えばボロンを添
加した多結晶Siを、ゲート及びソース電極用パッド2
3,24としてAlまたはAl−Si等の金属を用い
る。
域19とは互い違いに平行となるように配置される。最
外側に設けられたp+ゲート領域17aはp+ガードリ
ング領域に接続され、n+ソース領域19に挟まれたp
+ゲート領域17bはその端部においてp+ガードリン
グ領域に接続される。p+ガードリング領域13の隅部
は電界集中を緩和するように丸くされる。また、ゲート
電極配線部20とソース電極配線部21とは指間(inte
rdigital)電極構造を有する。更に、ゲート電極用パッ
ド23とソース電極用パッド24とは各々p+ガードリ
ング領域13上に配置される。
断面を説明する。同図は図1のA−A´を示す断面図で
ある。リセスゲート型SITは、n+ドレイン領域(n
+基板)11と、該n+ドレイン領域11上に設けられ
た高抵抗なチャンネル領域であるnエピタキシャル層1
2と、nエピタキシャル層12に設けられた溝部15
a,bと、nエピタキシャル層12上の絶縁膜16と、
溝部15a,bの底部からnエピタキシャル層12に形
成されたp+ゲート領域17a,bと、nエピタキシャ
ル層12にp+ゲート領域17の外周囲部において接続
するように設けられたp+ガードリング領域13と、n
エピタキシャル層12に設けれたp+フローティング領
域14と、nエピタキシャル層12に設けられたn+ソ
ース領域19と、p+ゲート領域17及びn+ソース領
域19上に各々設けられたゲート電極配線部20及びソ
ース電極配線部21と、n+ドレイン領域11上に設け
られたドレイン電極配線部22とからなる。絶縁膜16
として、SiO2膜、SiN膜、PSG膜、ポリイミド
樹脂あるいはそれらの複合膜を用いることができる。図
3(a)に示される様に、p+ゲート領域17とp+ガ
ードリング領域13とは接続しており、ゲート電極配線
部20はp+ゲート領域17上に形成される共にp+ガ
ードリング領域13上に絶縁膜16を介して形成され、
ゲート電極配線部用パッド23はp+ガードリング領域
13上のゲート電極配線部20上に形成される。また、
同図(b)に示される様に、ソース電極配線部21はn
+ソース領域19上に形成されると共にp+ガードリン
グ領域13上に絶縁膜16を介して形成され、ソース電
極用パッド24はp+ガードリング領域13上のソース
電極配線部21上に形成される。
23,24は、いずれもp+ガードリング領域13上の
みに形成される。仮に、パッド23´をp+ガードリン
グ領域13とp+フローティング領域14との間まで形
成すると、丸印部分Aにおいて耐圧が低下する(図4
(a))。また、パッド23”をp+フローティング領
域14に達するかそれ以上に形成すると、p+ガードリ
ング領域13とnエピタキシャル層12とp+フローテ
ィング領域14とからなる寄生MOSトランジスタが形
成される。そのため、ゲート・ドレイン耐圧BVgdが例
えば最初600V程度であっても、時間とともに300
V程度に低下してしまう(同図(b))。以上より、ゲ
ート及びソース電極用パッド23,24は、p+ガード
リング領域13上にのみ形成することが望ましいことは
明らかである。
+ガードリング領域13に接続されており、ゲート・ド
レイン間耐圧BVgdはp+ゲート領域17の平面接合部
分で決定されるため、BVgdをほぼ理論耐圧まで向上す
ることができる。しかしながら、ゲート及びソース電極
用パッド23,24をp+ガードリング領域13上以外
に配置すると、上述したように耐圧の低下を招くことに
なる。それゆえ、リセスゲート型SITの高耐圧化を図
るには、p+ガードリング領域13を設けると共にp+
ガードリング領域13上にゲート及びソース電極用パッ
ド23,24を形成する必要がある。
35〜55μm、溝部15の深さを1〜1.5μm、溝
部15の間隔を7〜10μm、p+ガードリング領域1
3の幅(マスクレベルで)を30〜50μm、p+ガー
ドリング領域13の拡散深さを5μm程度としたときの
リセスゲート型SITは、ゲート・ドレイン耐圧BVgd
を300〜600V程度、電力利得を10MHzで20
〜25dB、100MHzで10〜15dBとする特性
が得られる。
ティング領域14の外周囲部にn+領域25を設けても
よい。D−D´に沿う線で素子を切断する場合にリーク
電流の発生と増加を防ぐことができる。n+領域25の
拡散深さは少なくともp+ガードリング領域13よりも
深い方が望ましい。
ート領域及びソース領域を形成する領域(以下、素子部
30)を2ケ並列接続したSITを説明する。尚、同図
において素子部30の詳細は省略してある。p+ガード
リング領域13(図中、斜線部分)は各素子部30a,
b内のゲート領域に連続すると共に各素子部30a,b
を取り囲む様に帯状に配置される。素子部30a内のソ
ース領域用にソース電極用パッド24aと、素子部30
a及びb内のゲート領域用にゲート電極用パッド23
と、素子部30b内のソース領域用にソース電極用パッ
ド24bとをそれぞれp+ガードリング領域13上に配
置する。
たSITである。この場合も各素子部30内のゲート領
域に連続すると共に各素子部30の周囲に帯状のp+ガ
ードリング領域13を形成する。ソース電極用パッド2
4とゲート電極用パッド23とは交互にp+ガードリン
グ領域13上に形成される。
にゲート及びソース電極用パッド23,24を配置する
ことにより、多数の素子部30の並列化を容易に行うこ
とができる。これらパッドは電流容量及び抵抗等を考え
れば、各場所において2個以上設けても良い。これらパ
ッド下部のp+ガードリング領域13の形状は任意でよ
い。チャンネルが高抵抗なので素子部内は容易に空乏層
化され平面接合部分となるからである。また、ゲートの
配線抵抗が例えばp+ゲート領域17の拡散領域だけで
良い場合(ゲートの金属配線が不用のとき)は、ソース
領域19とp+ガードリング領域13は同一平面状にあ
るので電極配線は容易に行うことができる。
HF帯で使用する場合、ソースやゲートのインダクタン
スの影響は無視できない。しかしながら、小面積の素子
部30を並列接続させた素子であると、大面積の素子部
30を1つとする素子の構造に比べてインダクタンスを
低減化することができ、さらに素子を均一に動作させる
ことにも効果的である。
8乃至図13及び図2を参照して説明する。尚、それら
の図は図1のA−A´断面を示す図である。
以上、(100)或いは(111)面を有するドレイン
領域となるn+基板11(以下、n+ドレイン領域とす
る)を準備する。その上にSiCl4とH2による気相
成長法により成長させた高抵抗なnエピタキシャル層1
2を形成する。該nエピタキシャル層12の不純物濃度
は1×1013〜1×1014cm−3とする。この不
純物密度は耐圧等の条件によりこの値に限らない。ま
た、ジャストピンチオフ特性を得るため、nエピタキシ
ャル層12のうち基板側の下部を不純物濃度1×10
13cm−3とし、上部の2〜3μmを基板側よりも不
純物密度の高い5×1014〜1×1015cm−3程
度としても良く、設計に応じて均一不純物密度または不
均一不純物密度分布の層としても良いことは言うまでも
ない。その後、図示しないSiO2等をマスクに用いて
イオン注入法等によりp+ガードリング領域13、p+
フローティング領域14を形成する(図8)。
しないSiO2膜等をマスクとして、nエピタキシャル
層12にリセスゲートとなる複数の溝部15a,bとを
RIE法により形成する。最外側部の溝部15aは長手
方向にp+ガードリング領域13と部分的に重なるよう
に形成され、溝部15bは図示しない端部でp+ガード
リング領域13と重なるように形成される。溝部15
a,b幅はそれぞれ2μm,1μmで深さは1〜1.5
μmとし、隣接する溝部15の間隔は例えば3〜7μm
とする。RIEはSF6とO2ガスの混合プラズマを用
いることができる(図9)。
m程度の厚い酸化膜をnエピタキシャル層12の全面を
水蒸気中で酸化して形成する。CF4あるいはCF4と
CHF3の混合ガスによるRIEにより溝部15a,b
の底部にのみ窓明けを行い、nエピタキシャル層12を
露出させる。続いて、それら窓明けをした領域へボロン
による拡散、又はイオン注入法によりp+ゲート領域1
7a,bを形成する。この工程によりp+ガードリング
領域13とp+ゲート領域17aとが接続される。尚、
p+ゲート領域17bも同様に、その図示しない端部で
p+ガードリング領域13に接続される。p+ゲート部
の拡散深さは0.5μm程度である(図10)。
ン18を形成し、ソース領域となる部分の絶縁膜16を
RIE法等により除去してnエピタキシャル層12を露
出させる(図11)。前記露出したnエピタキシャル層
12にイオン注入法によりリンあるいは砒素を打込み、
n+ソース領域19を形成する。その後マスクパターン
18を除去する。尚マスクパターン18としてSiO2
等を用いた場合、n+ソース領域19をn型不純物を添
加した多結晶Siからの拡散によっても形成できる(図
12)。
iをCVD法等により形成後、RIE法を用いてp+ゲ
ート領域17及びn+ソース領域19上にそれぞれゲー
ト電極配線部20及びソース電極配線部21を形成す
る。ドレイン領域11上にドレイン電極配線部22を形
成する(図13)。その後、ゲート及びソース電極側の
全面に、AlまたはAl−Si合金等をEB蒸着或いは
スパッタ法等により厚さ1μm程度形成し、RIE法を
用いてゲート電極用パッド23及びソース電極用パッド
24をそれぞれ形成する。(図2)。
5は、所定の領域へP(リン)等による選択拡散工程で
形成される。p+フローティング領域14は2重以上設
けても良い。
たが、サイドゲート型SITに関しても同様である。ま
た、Siを材料としたSITのみならず、他のGaA
s,InP等の化合物半導体についても適用できること
はいうまでもない。
囲部と接続するようにp+ガードリング領域を設け、そ
のp+ガードリング領域上にゲート及びソース電極用パ
ッドを設ける。それにより、素子耐圧が向上し、高周波
特性の良好なSITを得ることができる。更に、小面積
の素子部の並列化が容易になり、ソース長を増大するこ
とができ大電流化とボンディングによるインダクタンス
の低減化を図ることができる。
る。
(b)は図1中のC−C´に沿った断面図である。
ィング領域との間まで形成された際の断面図、(b)は
パッドがフローティング領域に達するまで形成された際
の断面図である。
を示す断面図である。
面図である。
面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
を示す断面図である。
を示す断面図である。
を示す断面図である。
を示す断面図である。
的に示す断面図、(b)は従来のサイドゲート型SIT
を模式的に断面図である。
図、(b)は同図(a)中のE−E´を示す断面図であ
る。
キシャル層 13…p+ガードリング領域、14…p+フローティン
グ領域 15a,b…溝部、16…絶縁膜、17a,b…p+ゲ
ート領域 18…マスクパターン、19…n+ソース領域 20…ゲート電極配線部、21…ソース電極配線部 22…ドレイン電極配線部 23…ゲート電極用パッド(ボンディング部) 24…ソース電極用パッド(ボンディング部) 25…n+領域、30…素子部
・ドレイン耐圧BVgdは、理論的にはゲート・ドレイ
ンの平面接合部分で決定される。しかしながら、実際に
はp+ゲート領域の最外周部にできる球状接合部分ある
いは円筒接合部分で耐圧が低下してしまい、理論耐圧を
得ることは難しい。また、このようなパッドの構造にお
いては、各Alパッド下の酸化膜の厚さおよび品質にも
よるが、ゲート・ドレイン領域間の降伏電圧は200〜
300V程度である。
を35〜55μm、溝部15の深さを1〜1.5μm、
溝部15の間隔を7〜10μm、p+ガードリング領域
13の幅(マスクレベルで)を30〜50μm、p+ガ
ードリング領域13の拡散深さを5μm程度としたとき
のリセスゲート型SITは、ゲート・ドレイン耐圧BV
gdを300〜600V程度、電力利得を10MHzで
20〜25dB、100MHzで10〜15dBとする
特性が得られた。
上にゲート及びソース電極用パッド23,24を配置す
ることにより、多数の素子部30の並列化を容易に行う
ことができる。これらパッドは電流容量及び抵抗等を考
えれば、各場所において2個以上設けても良い。これら
パッド下部のp+ガードリング領域13の形状は任意で
よい。また、チャンネルが高抵抗なので素子部内は容易
に空乏層化される。
Claims (10)
- 【請求項1】 一導電型のドレイン領域と、前記ドレイ
ン領域上に設けられた一導電型のチャンネル領域と、前
記チャンネル領域に設けられた一導電型の複数のソース
領域と、前記チャンネル領域に設けられた複数の溝部
と、前記各溝部の底部もしくは底部の一部から前記チャ
ンネル領域に設けられた反対導電型の複数のゲート領域
と、前記各ゲート領域に接続すると共に前記複数のゲー
ト領域の周囲に配置されかつ前記チャンネル領域に設け
られた反対導電型のガードリング領域と、前記複数のソ
ース領域上の各々に設けられたソース電極と、前記複数
のゲート領域上の各々に設けられたゲート電極とからな
り、前記ソース電極に接続されたソース用ボンディング
部と前記ゲート電極に接続されたゲート用ボンディング
部とはそれぞれ前記ガードリング領域上に絶縁膜を介し
て設けられることを特徴とする静電誘導トランジスタ。 - 【請求項2】 前記ソース電極と前記ゲート電極とは指
間電極構造を有することを特徴とする請求項1記載の静
電誘導トランジスタ。 - 【請求項3】 前記ソース領域と前記ゲート領域とは互
いに平行となるように配置されたことを特徴とする請求
項1記載の静電誘導トランジスタ。 - 【請求項4】 前記ソース用ボンディング部と前記ゲー
ト用ボンディング部とは、対向する位置に配置されるこ
とを特徴とする請求項1記載の静電誘導トランジスタ。 - 【請求項5】 前記ガードリング領域の外周囲部に配置
され、前記チャンネル領域に設けられた少なくとも1重
以上からなる反対導電型のフローティング領域を有する
ことを特徴とする請求項1記載の静電誘導トランジス
タ。 - 【請求項6】 前記ガードリング領域あるいは前記フロ
ーティング領域の最外囲部に配置され、前記チャンネル
領域に設けられた一導電型の半導体領域を有することを
特徴とする請求項5記載の静電誘導トランジスタ。 - 【請求項7】 一導電型のドレイン領域と、前記ドレイ
ン領域上に設けられた一導電型のチャンネル領域と、前
記チャンネル領域に設けられた一導電型の複数のソース
領域及び反対導電型の複数のゲート領域からなる少なく
とも2つ以上の素子部と、前記各素子部毎に設けられた
前記複数のソース領域上のソース電極及び前記複数のゲ
ート領域上のゲート電極とを含み、 前記各素子部内に設けられた前記各ゲート領域に接続す
ると共に前記各素子部の周囲に配置されかつ前記チャン
ネル領域に設けられた帯状の反対導電型のガードリング
領域を有することを特徴とする静電誘導トランジスタ。 - 【請求項8】 前記ソース電極に接続されたソース用ボ
ンディング部及び前記ゲート電極に接続されたゲート用
ボンディング部は、それぞれ前記ガードリング領域上に
絶縁膜を介して設けられることを特徴とする請求項7記
載の静電誘導トランジスタ。 - 【請求項9】 前記隣接する素子部において、前記ソー
ス用ボンディング部或いは前記ゲート用ボンディング部
の一方は、前記隣接する素子部に共通して用いられるこ
と特徴とする請求項7記載の静電誘導トランジスタ。 - 【請求項10】 ドレイン領域となる一導電型の半導体
基板を用意する工程と、 前記半導体基板の表面上にチャンネル領域となる一導電
型の半導体層を形成する工程と、 前記半導体層に帯状の反対導電型のガードリング領域を
形成する工程と、 前記半導体層に複数の溝部を前記ガードリング領域の内
側に平行となるように形成する工程と、 前記溝部の底部から前記半導体層に設けられ前記ガード
リング領域と接続するように形成された反対導電型の複
数のゲート領域と、 前記ガードリングの内側かつ前記複数のゲート領域と互
い違いに配置された一導電型の複数のソース領域を前記
半導体層に形成する工程と、 前記複数のゲート領域上及び前記複数のソース領域上に
それぞれゲート電極及びソース電極を形成する工程と、 前記半導体基板の裏面上にドレイン電極を形成する工程
と、 前記ゲート電極及び前記ソース電極に各々接続された前
記ゲート用ボンディング部及びソース用ボンディング部
を前記ガードリング領域上に絶縁膜を介して形成する工
程とを具備することを特徴とする静電誘導トランジスタ
の製造方法。
Priority Applications (5)
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---|---|---|---|
JP14517995A JP2700870B2 (ja) | 1995-05-22 | 1995-05-22 | 静電誘導トランジスタ及びその製造方法 |
US08/651,851 US5663582A (en) | 1995-05-22 | 1996-05-21 | High frequency static induction transistor having high output |
TW085105977A TW295701B (ja) | 1995-05-22 | 1996-05-21 | |
CN96110070A CN1087504C (zh) | 1995-05-22 | 1996-05-22 | 高输出功率的高频静态感应晶体管 |
KR1019960017381A KR100389184B1 (ko) | 1995-05-22 | 1996-05-22 | 정전유도트랜지스터 |
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JPH08316494A true JPH08316494A (ja) | 1996-11-29 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14517995A Expired - Lifetime JP2700870B2 (ja) | 1995-05-22 | 1995-05-22 | 静電誘導トランジスタ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2700870B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000019541A1 (fr) * | 1998-09-30 | 2000-04-06 | Hitachi, Ltd. | Transistor a induction electrostatique |
US6750477B2 (en) | 1998-09-30 | 2004-06-15 | Hitachi, Ltd. | Static induction transistor |
JP2006108217A (ja) * | 2004-10-01 | 2006-04-20 | Hitachi Ltd | 炭化珪素半導体装置 |
-
1995
- 1995-05-22 JP JP14517995A patent/JP2700870B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2000019541A1 (fr) * | 1998-09-30 | 2000-04-06 | Hitachi, Ltd. | Transistor a induction electrostatique |
US6750477B2 (en) | 1998-09-30 | 2004-06-15 | Hitachi, Ltd. | Static induction transistor |
JP2006108217A (ja) * | 2004-10-01 | 2006-04-20 | Hitachi Ltd | 炭化珪素半導体装置 |
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JP2700870B2 (ja) | 1998-01-21 |
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