JPH08316494A - 静電誘導トランジスタ及びその製造方法 - Google Patents

静電誘導トランジスタ及びその製造方法

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JPH08316494A
JPH08316494A JP14517995A JP14517995A JPH08316494A JP H08316494 A JPH08316494 A JP H08316494A JP 14517995 A JP14517995 A JP 14517995A JP 14517995 A JP14517995 A JP 14517995A JP H08316494 A JPH08316494 A JP H08316494A
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潤一 西澤
Kaoru Mototani
薫 本谷
Akira Ito
彰 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高耐圧化を図ると共に大電流の可能なリセス
ゲート型(サイドゲート型も含む)SITとその製造方
法を提供することである。 【構成】 リセスゲート型SITは、互いに平行となる
ように配置されたpゲート領域17及びnソース領
域19と、pゲート領域17の周囲に配置された帯状
のpガードリング領域13と、各pゲート領域17
上に設けられたゲート電極配線部20と、各nソース
領域19上に設けられたソース電極配線部21とからな
り、それらゲート電極配線部20及びソース電極配線部
21に各々接続されたゲート及びソース電極用パッド2
3,24をpドリング領域上にのみ配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は静電誘導トランジスタ
(以下、SITとする)及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術によるSITを図14を用い
て説明する。同図(a)に示されるリセスゲート型SI
Tはnドレイン領域101と、その上に設けられたn
エピタキシャル層102と、該nエピタキシャル層に溝
部103を設け、該溝部103の底部からnエピタキシ
ャル層102に拡散等により形成されたpゲート領域
104と、nエピタキシャル層102に設けられたn
ソース領域105とからなる。同様にサイドゲート型S
ITは、nエピタキシャル層102に設けられた溝部1
06の両隅部にpゲート領域107を形成する(同図
(b))。
【0003】次いで、これらSITにおけるゲート電極
及びソース電極の構造を模式的に図15(a)より説明
する。破線で囲まれた領域(以下、素子部120)内に
ゲート領域及びnソース領域は互いに平行となる
ように設けられ、pゲート領域及びnソース領域上
にゲート電極108及びソース電極109とが形成され
る。素子部120以外の領域にゲート電極用Alパッド
110及びソース電極用Alパッド111は素子部以外
の領域に形成される。なお明示的に、ゲート電極用Al
パッド110と各ゲート電極108との各接続部分11
2には右上がりの斜線を施し、ソース電極用Alパッド
111と各ソース電極109との各接続部分113には
左上がりの斜線を施す。また、同図(b)に示される様
に、ゲート電極用Alパッド110はnエピタキシャル
層102上の酸化膜114上に形成される。図示しない
が同様に、ソース電極用Alパッド111も酸化膜11
4上に形成される。
【0004】また、SITは1つの素子部から構成され
る。ドレイン電流は全ソース長に比例するので、ドレイ
ン電流を増大するには素子部120を大面積化して全ソ
ース長を長くすればよい。しかしながら、大面積化に伴
いソースやゲートの抵抗とインダクタンスが大きくな
り、とりわけSITをマイクロ波帯で使用する際はそれ
ら抵抗とインダクタンスの影響が大きくなるため大面積
化には限界がある。
【0005】更に、このようなSITにおけるゲート・
ドレイン耐圧BVgdは、理論的にはゲート・ドレインの
平面接合部分で決定される。しかしながら、実際にはp
ゲート領域の最外周部にできる球状接合部分あるいは
円筒接合部分で耐圧が低下してしまい、理論耐圧を得る
ことは難しい。また、各Alパッド下の酸化膜の耐圧は
その厚さおよび品質にもよるが、200〜300V程度
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高耐
圧化を図ると共に大電流の可能なリセスゲート型(サイ
ドゲート型等も含む)SITとその製造方法を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるSITは、
ドレイン領域と、前記nドレイン領域上に設けら
れたn型のチャンネル領域と、前記チャンネル領域に設
けられた複数のnソース領域と、前記チャンネル領域
に設けられた複数の溝部と、前記各溝部の底部もしくは
底部の一部から前記チャンネル領域に設けられた複数の
ゲート領域と、前記各pゲート領域に接続すると
共に前記複数のpゲート領域の周囲に配置されかつ前
記チャンネル領域に設けられたpガードリング領域
と、前記複数のnソース領域上の各々に設けられたソ
ース電極と、前記複数のpゲート領域上の各々にゲー
ト電極用と、前記pガードリング領域上に絶縁膜を介
して各々設けられた前記ソース電極に接続されたソース
用ボンディング部及びゲート電極に接続されたゲート用
ボンディング部とからなる。また、前記SITにおい
て、前記nソース領域と前記pゲート領域とからな
る素子部を複数個設け、それら各素子部毎に取り囲みか
つ連続する帯状のpガードリング領域を配置すること
もできる。
【0008】本発明によるSITの製造方法は、ドレイ
ン領域となるn半導体基板の表面上にn型のチャンネ
ル領域を形成する工程と、前記チャンネル領域に帯状の
ガードリング領域を形成する工程と、前記チャンネ
ル領域に複数の溝部を前記pガードリング領域の内側
に平行となるように形成する工程と、前記溝部の底部か
ら前記チャンネル領域に設けられ前記pガードリング
領域と接続するように形成された複数のpゲート領域
と、前記pガードリン領域の内側かつ前記複数のp
ゲート領域と互い違いに配置された複数のnソース領
域を前記チャンネル領域に形成する工程と、前記複数の
ゲート領域上及び前記複数のnソース領域上にそ
れぞれゲート電極及びソース電極を形成する工程と、前
記n半導体基板の裏面上にドレイン電極を形成する工
程と、前記ゲート電極及び前記ソース電極に各々接続さ
れた各ボンディング部を前記pガードリング領域上に
絶縁膜を介して形成する工程とからなる。
【0009】
【作用】本発明のSITによれば、前記pゲート領域
と接続するようにその周囲にpガードリング領域を設
けることにより、ゲート・ドレイン耐圧がpゲート領
域の平面接合部分で決定される。また、前記ゲート及び
ソース用ボンディング部をpガードリング領域上に形
成することにより、素子部を複数個設けることも可能で
あるため、容易に全ソース長を長くし、ドレイン電流を
大きくすることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明による実施例を図面を参照して
説明する。
【0011】図1に示される様に、リセスゲート型SI
Tは複数のpゲート領域17(17a,17bを含
む)と複数のnソース領域19と、pゲート領域1
7を取り囲むように配置された帯状のpガードリング
領域(図中、破線で囲まれた部分)13と、pガード
リング領域13の外周囲に配置されたpフローティン
グ領域14と、各pゲート領域17上に設けられると
共にp+ガードリング領域上でそれぞれ接続するゲート
電極配線部20と、各nソース領域19上に設けられ
ると共にp+ガードリング領域上でそれぞれ接続するソ
ース電極配線部21と、ゲート電極配線部20上に設け
られたゲート電極用パッド(ボンディング部)23と、
ソース電極配線部21上に設けられたソース電極用パッ
ド(ボンディング部)24とを有する。
【0012】ゲート電極配線部20はpゲート領域上
に各々設けられた複数のゲート電極とそれらを互いに接
続する配線とからなり、図中明示的に左上がりの斜線を
施した部分である。同様に、ソース電極配線部21も複
数のソース電極とそれらを互いに接続する配線とからな
り、図中右上がり斜線を施した部分である。ゲート及び
ソース電極配線部20,21として、例えばボロンを添
加した多結晶Siを、ゲート及びソース電極用パッド2
3,24としてAlまたはAl−Si等の金属を用い
る。
【0013】それらpゲート領域17とnソース領
域19とは互い違いに平行となるように配置される。最
外側に設けられたpゲート領域17aはpガードリ
ング領域に接続され、nソース領域19に挟まれたp
ゲート領域17bはその端部においてpガードリン
グ領域に接続される。pガードリング領域13の隅部
は電界集中を緩和するように丸くされる。また、ゲート
電極配線部20とソース電極配線部21とは指間(inte
rdigital)電極構造を有する。更に、ゲート電極用パッ
ド23とソース電極用パッド24とは各々pガードリ
ング領域13上に配置される。
【0014】図2を参照して、リセスゲート型SITの
断面を説明する。同図は図1のA−A´を示す断面図で
ある。リセスゲート型SITは、nドレイン領域(n
基板)11と、該nドレイン領域11上に設けられ
た高抵抗なチャンネル領域であるnエピタキシャル層1
2と、nエピタキシャル層12に設けられた溝部15
a,bと、nエピタキシャル層12上の絶縁膜16と、
溝部15a,bの底部からnエピタキシャル層12に形
成されたpゲート領域17a,bと、nエピタキシャ
ル層12にpゲート領域17の外周囲部において接続
するように設けられたpガードリング領域13と、n
エピタキシャル層12に設けれたpフローティング領
域14と、nエピタキシャル層12に設けられたn
ース領域19と、pゲート領域17及びnソース領
域19上に各々設けられたゲート電極配線部20及びソ
ース電極配線部21と、nドレイン領域11上に設け
られたドレイン電極配線部22とからなる。絶縁膜16
として、SiO膜、SiN膜、PSG膜、ポリイミド
樹脂あるいはそれらの複合膜を用いることができる。図
3(a)に示される様に、pゲート領域17とp
ードリング領域13とは接続しており、ゲート電極配線
部20はpゲート領域17上に形成される共にp
ードリング領域13上に絶縁膜16を介して形成され、
ゲート電極配線部用パッド23はpガードリング領域
13上のゲート電極配線部20上に形成される。また、
同図(b)に示される様に、ソース電極配線部21はn
ソース領域19上に形成されると共にpガードリン
グ領域13上に絶縁膜16を介して形成され、ソース電
極用パッド24はpガードリング領域13上のソース
電極配線部21上に形成される。
【0015】このようにゲート及びソース電極用パッド
23,24は、いずれもpガードリング領域13上の
みに形成される。仮に、パッド23´をpガードリン
グ領域13とpフローティング領域14との間まで形
成すると、丸印部分Aにおいて耐圧が低下する(図4
(a))。また、パッド23”をpフローティング領
域14に達するかそれ以上に形成すると、pガードリ
ング領域13とnエピタキシャル層12とpフローテ
ィング領域14とからなる寄生MOSトランジスタが形
成される。そのため、ゲート・ドレイン耐圧BVgdが例
えば最初600V程度であっても、時間とともに300
V程度に低下してしまう(同図(b))。以上より、ゲ
ート及びソース電極用パッド23,24は、pガード
リング領域13上にのみ形成することが望ましいことは
明らかである。
【0016】また、pゲート領域17の最外周部はp
ガードリング領域13に接続されており、ゲート・ド
レイン間耐圧BVgdはpゲート領域17の平面接合部
分で決定されるため、BVgdをほぼ理論耐圧まで向上す
ることができる。しかしながら、ゲート及びソース電極
用パッド23,24をpガードリング領域13上以外
に配置すると、上述したように耐圧の低下を招くことに
なる。それゆえ、リセスゲート型SITの高耐圧化を図
るには、pガードリング領域13を設けると共にp
ガードリング領域13上にゲート及びソース電極用パッ
ド23,24を形成する必要がある。
【0017】例えば、nエピタキシャル層12の厚みを
35〜55μm、溝部15の深さを1〜1.5μm、溝
部15の間隔を7〜10μm、pガードリング領域1
3の幅(マスクレベルで)を30〜50μm、pガー
ドリング領域13の拡散深さを5μm程度としたときの
リセスゲート型SITは、ゲート・ドレイン耐圧BVgd
を300〜600V程度、電力利得を10MHzで20
〜25dB、100MHzで10〜15dBとする特性
が得られる。
【0018】更に、図5に示されるように、pフロー
ティング領域14の外周囲部にn領域25を設けても
よい。D−D´に沿う線で素子を切断する場合にリーク
電流の発生と増加を防ぐことができる。n領域25の
拡散深さは少なくともpガードリング領域13よりも
深い方が望ましい。
【0019】図6を参照して、図1に示されるようにゲ
ート領域及びソース領域を形成する領域(以下、素子部
30)を2ケ並列接続したSITを説明する。尚、同図
において素子部30の詳細は省略してある。pガード
リング領域13(図中、斜線部分)は各素子部30a,
b内のゲート領域に連続すると共に各素子部30a,b
を取り囲む様に帯状に配置される。素子部30a内のソ
ース領域用にソース電極用パッド24aと、素子部30
a及びb内のゲート領域用にゲート電極用パッド23
と、素子部30b内のソース領域用にソース電極用パッ
ド24bとをそれぞれpガードリング領域13上に配
置する。
【0020】また、図7は素子部30を4ケ並列接続し
たSITである。この場合も各素子部30内のゲート領
域に連続すると共に各素子部30の周囲に帯状のp
ードリング領域13を形成する。ソース電極用パッド2
4とゲート電極用パッド23とは交互にpガードリン
グ領域13上に形成される。
【0021】このように、pガードリング領域13上
にゲート及びソース電極用パッド23,24を配置する
ことにより、多数の素子部30の並列化を容易に行うこ
とができる。これらパッドは電流容量及び抵抗等を考え
れば、各場所において2個以上設けても良い。これらパ
ッド下部のpガードリング領域13の形状は任意でよ
い。チャンネルが高抵抗なので素子部内は容易に空乏層
化され平面接合部分となるからである。また、ゲートの
配線抵抗が例えばpゲート領域17の拡散領域だけで
良い場合(ゲートの金属配線が不用のとき)は、ソース
領域19とpガードリング領域13は同一平面状にあ
るので電極配線は容易に行うことができる。
【0022】SITをHF帯以上のVHF帯あるいはU
HF帯で使用する場合、ソースやゲートのインダクタン
スの影響は無視できない。しかしながら、小面積の素子
部30を並列接続させた素子であると、大面積の素子部
30を1つとする素子の構造に比べてインダクタンスを
低減化することができ、さらに素子を均一に動作させる
ことにも効果的である。
【0023】次に、本発明によるSITの製造方法を図
8乃至図13及び図2を参照して説明する。尚、それら
の図は図1のA−A´断面を示す図である。
【0024】まず、不純物密度が1×1018cm−3
以上、(100)或いは(111)面を有するドレイン
領域となるn基板11(以下、nドレイン領域とす
る)を準備する。その上にSiClとHによる気相
成長法により成長させた高抵抗なnエピタキシャル層1
2を形成する。該nエピタキシャル層12の不純物濃度
は1×1013〜1×1014cm−3とする。この不
純物密度は耐圧等の条件によりこの値に限らない。ま
た、ジャストピンチオフ特性を得るため、nエピタキシ
ャル層12のうち基板側の下部を不純物濃度1×10
13cm−3とし、上部の2〜3μmを基板側よりも不
純物密度の高い5×1014〜1×1015cm−3
度としても良く、設計に応じて均一不純物密度または不
均一不純物密度分布の層としても良いことは言うまでも
ない。その後、図示しないSiO等をマスクに用いて
イオン注入法等によりpガードリング領域13、p
フローティング領域14を形成する(図8)。
【0025】次いで、nエピタキシャル層12上に図示
しないSiO膜等をマスクとして、nエピタキシャル
層12にリセスゲートとなる複数の溝部15a,bとを
RIE法により形成する。最外側部の溝部15aは長手
方向にpガードリング領域13と部分的に重なるよう
に形成され、溝部15bは図示しない端部でpガード
リング領域13と重なるように形成される。溝部15
a,b幅はそれぞれ2μm,1μmで深さは1〜1.5
μmとし、隣接する溝部15の間隔は例えば3〜7μm
とする。RIEはSFとOガスの混合プラズマを用
いることができる(図9)。
【0026】その後、絶縁膜16、例えば0.5〜1μ
m程度の厚い酸化膜をnエピタキシャル層12の全面を
水蒸気中で酸化して形成する。CFあるいはCF
CHFの混合ガスによるRIEにより溝部15a,b
の底部にのみ窓明けを行い、nエピタキシャル層12を
露出させる。続いて、それら窓明けをした領域へボロン
による拡散、又はイオン注入法によりpゲート領域1
7a,bを形成する。この工程によりpガードリング
領域13とpゲート領域17aとが接続される。尚、
ゲート領域17bも同様に、その図示しない端部で
ガードリング領域13に接続される。pゲート部
の拡散深さは0.5μm程度である(図10)。
【0027】次いで、全面にレジスト等のマスクパター
ン18を形成し、ソース領域となる部分の絶縁膜16を
RIE法等により除去してnエピタキシャル層12を露
出させる(図11)。前記露出したnエピタキシャル層
12にイオン注入法によりリンあるいは砒素を打込み、
ソース領域19を形成する。その後マスクパターン
18を除去する。尚マスクパターン18としてSiO
等を用いた場合、nソース領域19をn型不純物を添
加した多結晶Siからの拡散によっても形成できる(図
12)。
【0028】次いで、全面にボロンを添加した多結晶S
iをCVD法等により形成後、RIE法を用いてp
ート領域17及びnソース領域19上にそれぞれゲー
ト電極配線部20及びソース電極配線部21を形成す
る。ドレイン領域11上にドレイン電極配線部22を形
成する(図13)。その後、ゲート及びソース電極側の
全面に、AlまたはAl−Si合金等をEB蒸着或いは
スパッタ法等により厚さ1μm程度形成し、RIE法を
用いてゲート電極用パッド23及びソース電極用パッド
24をそれぞれ形成する。(図2)。
【0029】また、図5に示した実施例中のn領域2
5は、所定の領域へP(リン)等による選択拡散工程で
形成される。pフローティング領域14は2重以上設
けても良い。
【0030】尚、リセスゲート型SITに関して説明し
たが、サイドゲート型SITに関しても同様である。ま
た、Siを材料としたSITのみならず、他のGaA
s,InP等の化合物半導体についても適用できること
はいうまでもない。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、pゲート領域の最外
囲部と接続するようにpガードリング領域を設け、そ
のpガードリング領域上にゲート及びソース電極用パ
ッドを設ける。それにより、素子耐圧が向上し、高周波
特性の良好なSITを得ることができる。更に、小面積
の素子部の並列化が容易になり、ソース長を増大するこ
とができ大電流化とボンディングによるインダクタンス
の低減化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるSITを模式的に示す平面図であ
る。
【図2】図1中のA−A´に沿った断面図である。
【図3】(a)は図1中のB−B´に沿った断面図、
(b)は図1中のC−C´に沿った断面図である。
【図4】(a)はパッドがガードリング領域とフローテ
ィング領域との間まで形成された際の断面図、(b)は
パッドがフローティング領域に達するまで形成された際
の断面図である。
【図5】ダイシング領域となるn領域を有するSIT
を示す断面図である。
【図6】2つの素子部を有するSITを模式的に示す平
面図である。
【図7】4つの素子部を有するSITを模式的に示す平
面図である。
【図8】本発明によるSITの製造方法の第1の工程を
示す断面図である。
【図9】本発明によるSITの製造方法の第2の工程を
示す断面図である。
【図10】本発明によるSITの製造方法の第3の工程
を示す断面図である。
【図11】本発明によるSITの製造方法の第4の工程
を示す断面図である。
【図12】本発明によるSITの製造方法の第5の工程
を示す断面図である。
【図13】本発明によるSITの製造方法の第6の工程
を示す断面図である。
【図14】(a)は従来のリセスゲート型SITを模式
的に示す断面図、(b)は従来のサイドゲート型SIT
を模式的に断面図である。
【図15】(a)は従来のSITを模式的に示す平面
図、(b)は同図(a)中のE−E´を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
11…n基板(nドレイン領域)、12…nエピタ
キシャル層 13…pガードリング領域、14…pフローティン
グ領域 15a,b…溝部、16…絶縁膜、17a,b…p
ート領域 18…マスクパターン、19…nソース領域 20…ゲート電極配線部、21…ソース電極配線部 22…ドレイン電極配線部 23…ゲート電極用パッド(ボンディング部) 24…ソース電極用パッド(ボンディング部) 25…n領域、30…素子部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年5月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項10
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】 更に、このようなSITにおけるゲート
・ドレイン耐圧BVgdは、理論的にはゲート・ドレイ
ンの平面接合部分で決定される。しかしながら、実際に
はpゲート領域の最外周部にできる球状接合部分ある
いは円筒接合部分で耐圧が低下してしまい、理論耐圧を
得ることは難しい。また、このようなパッドの構造にお
いては、各Alパッド下の酸化膜の厚さおよび品質にも
よるが、ゲート・ドレイン領域間の降伏電圧は200〜
300V程度である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】 例えば、nエピタキシャル層12の厚み
を35〜55μm、溝部15の深さを1〜1.5μm、
溝部15の間隔を7〜10μm、pガードリング領域
13の幅(マスクレベルで)を30〜50μm、p
ードリング領域13の拡散深さを5μm程度としたとき
のリセスゲート型SITは、ゲート・ドレイン耐圧BV
gdを300〜600V程度、電力利得を10MHzで
20〜25dB、100MHzで10〜15dBとする
特性が得られ
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】 このように、pガードリング領域13
上にゲート及びソース電極用パッド23,24を配置す
ることにより、多数の素子部30の並列化を容易に行う
ことができる。これらパッドは電流容量及び抵抗等を考
えれば、各場所において2個以上設けても良い。これら
パッド下部のpガードリング領域13の形状は任意で
よい。また、チャンネルが高抵抗なので素子部内は容易
に空乏層化され

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一導電型のドレイン領域と、前記ドレイ
    ン領域上に設けられた一導電型のチャンネル領域と、前
    記チャンネル領域に設けられた一導電型の複数のソース
    領域と、前記チャンネル領域に設けられた複数の溝部
    と、前記各溝部の底部もしくは底部の一部から前記チャ
    ンネル領域に設けられた反対導電型の複数のゲート領域
    と、前記各ゲート領域に接続すると共に前記複数のゲー
    ト領域の周囲に配置されかつ前記チャンネル領域に設け
    られた反対導電型のガードリング領域と、前記複数のソ
    ース領域上の各々に設けられたソース電極と、前記複数
    のゲート領域上の各々に設けられたゲート電極とからな
    り、前記ソース電極に接続されたソース用ボンディング
    部と前記ゲート電極に接続されたゲート用ボンディング
    部とはそれぞれ前記ガードリング領域上に絶縁膜を介し
    て設けられることを特徴とする静電誘導トランジスタ。
  2. 【請求項2】 前記ソース電極と前記ゲート電極とは指
    間電極構造を有することを特徴とする請求項1記載の静
    電誘導トランジスタ。
  3. 【請求項3】 前記ソース領域と前記ゲート領域とは互
    いに平行となるように配置されたことを特徴とする請求
    項1記載の静電誘導トランジスタ。
  4. 【請求項4】 前記ソース用ボンディング部と前記ゲー
    ト用ボンディング部とは、対向する位置に配置されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の静電誘導トランジスタ。
  5. 【請求項5】 前記ガードリング領域の外周囲部に配置
    され、前記チャンネル領域に設けられた少なくとも1重
    以上からなる反対導電型のフローティング領域を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の静電誘導トランジス
    タ。
  6. 【請求項6】 前記ガードリング領域あるいは前記フロ
    ーティング領域の最外囲部に配置され、前記チャンネル
    領域に設けられた一導電型の半導体領域を有することを
    特徴とする請求項5記載の静電誘導トランジスタ。
  7. 【請求項7】 一導電型のドレイン領域と、前記ドレイ
    ン領域上に設けられた一導電型のチャンネル領域と、前
    記チャンネル領域に設けられた一導電型の複数のソース
    領域及び反対導電型の複数のゲート領域からなる少なく
    とも2つ以上の素子部と、前記各素子部毎に設けられた
    前記複数のソース領域上のソース電極及び前記複数のゲ
    ート領域上のゲート電極とを含み、 前記各素子部内に設けられた前記各ゲート領域に接続す
    ると共に前記各素子部の周囲に配置されかつ前記チャン
    ネル領域に設けられた帯状の反対導電型のガードリング
    領域を有することを特徴とする静電誘導トランジスタ。
  8. 【請求項8】 前記ソース電極に接続されたソース用ボ
    ンディング部及び前記ゲート電極に接続されたゲート用
    ボンディング部は、それぞれ前記ガードリング領域上に
    絶縁膜を介して設けられることを特徴とする請求項7記
    載の静電誘導トランジスタ。
  9. 【請求項9】 前記隣接する素子部において、前記ソー
    ス用ボンディング部或いは前記ゲート用ボンディング部
    の一方は、前記隣接する素子部に共通して用いられるこ
    と特徴とする請求項7記載の静電誘導トランジスタ。
  10. 【請求項10】 ドレイン領域となる一導電型の半導体
    基板を用意する工程と、 前記半導体基板の表面上にチャンネル領域となる一導電
    型の半導体層を形成する工程と、 前記半導体層に帯状の反対導電型のガードリング領域を
    形成する工程と、 前記半導体層に複数の溝部を前記ガードリング領域の内
    側に平行となるように形成する工程と、 前記溝部の底部から前記半導体層に設けられ前記ガード
    リング領域と接続するように形成された反対導電型の複
    数のゲート領域と、 前記ガードリングの内側かつ前記複数のゲート領域と互
    い違いに配置された一導電型の複数のソース領域を前記
    半導体層に形成する工程と、 前記複数のゲート領域上及び前記複数のソース領域上に
    それぞれゲート電極及びソース電極を形成する工程と、 前記半導体基板の裏面上にドレイン電極を形成する工程
    と、 前記ゲート電極及び前記ソース電極に各々接続された前
    記ゲート用ボンディング部及びソース用ボンディング部
    を前記ガードリング領域上に絶縁膜を介して形成する工
    程とを具備することを特徴とする静電誘導トランジスタ
    の製造方法。
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US6750477B2 (en) 1998-09-30 2004-06-15 Hitachi, Ltd. Static induction transistor
JP2006108217A (ja) * 2004-10-01 2006-04-20 Hitachi Ltd 炭化珪素半導体装置

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