JPH08315916A - 高速伝送用コネクタ - Google Patents
高速伝送用コネクタInfo
- Publication number
- JPH08315916A JPH08315916A JP7123882A JP12388295A JPH08315916A JP H08315916 A JPH08315916 A JP H08315916A JP 7123882 A JP7123882 A JP 7123882A JP 12388295 A JP12388295 A JP 12388295A JP H08315916 A JPH08315916 A JP H08315916A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact
- contacts
- section
- speed transmission
- ground
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高密度で、高速伝送特性に優れ、各コンタク
ト間のショート防止を図れるコネクタを提供する。 【構成】 信号用コンタクト6a〜6dとグラウンド用
コンタクト7a〜7dは、交互にハウジング4に圧入固
定され、各コンタクト半田リード部10に整列板5が組
み込まれる。開口部は、2列の接続構造であり、各コン
タクトは、両面に接触面を有するフレキシブル回路板2
に接触し、したがって弾力性を有するコンタクト接点部
8は、4列の構造である。各コンタクトは、コンタクト
接点部8とコンタクト圧入部9においては2種類に分か
れており、これによりコンタクト圧入部9において4列
の構造が8列の構造に変換される。コンタクト圧入部9
から回路板3の取付穴までのコンタクト半田リード部1
0は、斜めに電気長を短くされているため、高速伝送に
有利である。コンタクト半田リード部10において、各
コンタクト間に樹脂シート11が組み込まれる。
ト間のショート防止を図れるコネクタを提供する。 【構成】 信号用コンタクト6a〜6dとグラウンド用
コンタクト7a〜7dは、交互にハウジング4に圧入固
定され、各コンタクト半田リード部10に整列板5が組
み込まれる。開口部は、2列の接続構造であり、各コン
タクトは、両面に接触面を有するフレキシブル回路板2
に接触し、したがって弾力性を有するコンタクト接点部
8は、4列の構造である。各コンタクトは、コンタクト
接点部8とコンタクト圧入部9においては2種類に分か
れており、これによりコンタクト圧入部9において4列
の構造が8列の構造に変換される。コンタクト圧入部9
から回路板3の取付穴までのコンタクト半田リード部1
0は、斜めに電気長を短くされているため、高速伝送に
有利である。コンタクト半田リード部10において、各
コンタクト間に樹脂シート11が組み込まれる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コネクタに関し、特に
回路板に取付けられて使用される高速伝送用コネクタに
関するものである。
回路板に取付けられて使用される高速伝送用コネクタに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコネクタでは、図11及び図12
に示すように、信号用コンタクトとグラウンド用コンタ
クトの区別がなく、ハウジング21と整列板22にほぼ
同一形状のコンタクト23が複数配列され、特に高速信
号を伝送することは配慮されておらず、コネクタのユー
ザーがピンアサインを選択すること等により高速伝送に
対処している。
に示すように、信号用コンタクトとグラウンド用コンタ
クトの区別がなく、ハウジング21と整列板22にほぼ
同一形状のコンタクト23が複数配列され、特に高速信
号を伝送することは配慮されておらず、コネクタのユー
ザーがピンアサインを選択すること等により高速伝送に
対処している。
【0003】また、機器が小型化、高密度化する傾向に
伴い、コネクタの高密度化及びコネクタの回路板の取付
穴(スルーホール)の高密度化が進んでいる。従来の回
路板用コネクタは、各コンタクトにかん合部及び半田リ
ード部を個別に備えており、したがって、かん合部の数
に等しい数の半田リード部を備えているため、コネクタ
の高密度化が直接コネクタ用回路板の取付穴の高密度化
につながる。
伴い、コネクタの高密度化及びコネクタの回路板の取付
穴(スルーホール)の高密度化が進んでいる。従来の回
路板用コネクタは、各コンタクトにかん合部及び半田リ
ード部を個別に備えており、したがって、かん合部の数
に等しい数の半田リード部を備えているため、コネクタ
の高密度化が直接コネクタ用回路板の取付穴の高密度化
につながる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
のコネクタは、高速伝送を配慮しておらず、コンタクト
の形状がほぼ均一化されており、また、各コンタクトに
かん合部及び半田リード部を個別に備えているので、次
の欠点を有する。
のコネクタは、高速伝送を配慮しておらず、コンタクト
の形状がほぼ均一化されており、また、各コンタクトに
かん合部及び半田リード部を個別に備えているので、次
の欠点を有する。
【0005】(1)各コンタクトの回路定数(インダク
タンスL、キャパシタンスC、レジスタンスR)を制御
することができず、特性インピーダンス(Z)を制御す
ることができないため、高速伝送に適さない。
タンスL、キャパシタンスC、レジスタンスR)を制御
することができず、特性インピーダンス(Z)を制御す
ることができないため、高速伝送に適さない。
【0006】(2)従来のコネクタで前記回路定数を制
御する場合、グラウンドコンタクトの占有率が高くなる
上に精密に制御することが不可能である。
御する場合、グラウンドコンタクトの占有率が高くなる
上に精密に制御することが不可能である。
【0007】(3)回路板の取付穴の高密度化により、
スルーホール間の配線が高密度化する。
スルーホール間の配線が高密度化する。
【0008】そこで、本発明は、前記従来のコネクタの
欠点を改良し、高密度で、高速伝送特性に優れたコネク
タを提供し、また、各コンタクト間のショート防止を図
るものである。
欠点を改良し、高密度で、高速伝送特性に優れたコネク
タを提供し、また、各コンタクト間のショート防止を図
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、まず、各コ
ンタクトを信号用コンタクトとグラウンド用コンタクト
に分けて、コンタクト半田リード部においてグラウンド
用コンタクトを板状(又は幅広)にし、この板に対して
直角方向に向かって信号用コンタクトとグラウンド用コ
ンタクトを交互(信号、グラウンド、信号、グラウン
ド、・・・)に配列することにより、擬似的にストリッ
プラインを形成する。ここで信号用コンタクト及びグラ
ウンド用コンタクトは、グラウンド用コンタクトの板に
対して平行方向に複数配列可能である。また、グラウン
ド用コンタクトは、その板に対して平行方向のコンタク
トが一体になっている。
ンタクトを信号用コンタクトとグラウンド用コンタクト
に分けて、コンタクト半田リード部においてグラウンド
用コンタクトを板状(又は幅広)にし、この板に対して
直角方向に向かって信号用コンタクトとグラウンド用コ
ンタクトを交互(信号、グラウンド、信号、グラウン
ド、・・・)に配列することにより、擬似的にストリッ
プラインを形成する。ここで信号用コンタクト及びグラ
ウンド用コンタクトは、グラウンド用コンタクトの板に
対して平行方向に複数配列可能である。また、グラウン
ド用コンタクトは、その板に対して平行方向のコンタク
トが一体になっている。
【0010】本発明は、この構造を採用することによ
り、各コンタクトの回路定数を、信号用コンタクトのリ
ード幅、信号用コンタクトとグラウンド用コンタクトと
の距離、各コンタクト間の材料の誘電率の選択により容
易に制御することができる。各コンタクト間の誘電率の
調整方法としては、間に何も挿入しない場合には無論誘
電率は1.0であり、樹脂を充填する場合にはその樹脂
の誘電率に従い、また、樹脂シートを挿入することによ
っても誘電率を調整することができる。樹脂シートを挿
入する方法は、製造上も容易であり、また、樹脂シート
の厚さや樹脂の種類を変えることにより、回路定数の微
調整も行えるので、有利である。
り、各コンタクトの回路定数を、信号用コンタクトのリ
ード幅、信号用コンタクトとグラウンド用コンタクトと
の距離、各コンタクト間の材料の誘電率の選択により容
易に制御することができる。各コンタクト間の誘電率の
調整方法としては、間に何も挿入しない場合には無論誘
電率は1.0であり、樹脂を充填する場合にはその樹脂
の誘電率に従い、また、樹脂シートを挿入することによ
っても誘電率を調整することができる。樹脂シートを挿
入する方法は、製造上も容易であり、また、樹脂シート
の厚さや樹脂の種類を変えることにより、回路定数の微
調整も行えるので、有利である。
【0011】更に、本発明は、グラウンド用コンタクト
を前記のような形状に構成されるので、回路定数整合の
ためにグラウンド用コンタクトの占有率は、増加しな
い。また、グラウンド用コンタクトをコネクタから回路
板へ接続する際、共通化されたグラウンド用コンタクト
が分岐して回路板へ接続されるので、必ずしもコンタク
トかん合部の数だけコンタクト半田リード部を必要とし
ないため、コンタクト半田リード部をコンタクトかん合
部に対して少なくすることにより、回路板のグラウンド
用コンタクト取付穴を減少することができ、したがっ
て、配線密度が低減する。
を前記のような形状に構成されるので、回路定数整合の
ためにグラウンド用コンタクトの占有率は、増加しな
い。また、グラウンド用コンタクトをコネクタから回路
板へ接続する際、共通化されたグラウンド用コンタクト
が分岐して回路板へ接続されるので、必ずしもコンタク
トかん合部の数だけコンタクト半田リード部を必要とし
ないため、コンタクト半田リード部をコンタクトかん合
部に対して少なくすることにより、回路板のグラウンド
用コンタクト取付穴を減少することができ、したがっ
て、配線密度が低減する。
【0012】
【実施例】次に、本発明の2つの実施例について図1〜
図10を参照して説明する。
図10を参照して説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例のコネクタが回
路板に搭載された状態の全体の斜視図である。コネクタ
1は、回路板3に半田で接続され、回路板3の水平方向
には、相手側コネクタのかん合部のための開口部が設け
られ、本実施例の開口部は、2列の接続構造になってい
る。また、相手側回路板としては、対コネクタ接触面を
有するフレキシブル回路板(FPC)2が、代表的なも
のである。
路板に搭載された状態の全体の斜視図である。コネクタ
1は、回路板3に半田で接続され、回路板3の水平方向
には、相手側コネクタのかん合部のための開口部が設け
られ、本実施例の開口部は、2列の接続構造になってい
る。また、相手側回路板としては、対コネクタ接触面を
有するフレキシブル回路板(FPC)2が、代表的なも
のである。
【0014】図2(a)及び(b)は、本発明の一実施
例のコネクタの断面図である。信号用コンタクト6a〜
6dとグラウンド用コンタクト7a〜7dは、ハウジン
グ4に圧入固定され、各コンタクト半田リード部10に
整列板5が組み込まれる。信号用コンタクトとグラウン
ド用コンタクトとは、下から順番に交互に配置されてい
る。開口部は、2列の接続構造になっており、フレキシ
ブル回路板2は、両面に接触面を有し、各コンタクト
は、このフレキシブル回路板2の両面に接触し、したが
って弾力性を有するコンタクト接点部8は、4列の構造
になっている。図2(a)及び(b)に示すように、各
コンタクトは、コンタクト接点部8とコンタクト圧入部
9においては2種類に分かれており、これによりコンタ
クト圧入部9において、4列の構造が8列の構造に変換
される。一部の信号用コンタクト及び一部のグラウンド
用コンタクトのコンタクト接点部8とコンタクト圧入部
9との間には、クランク状の曲げ部15が設けられ、そ
の他の信号用コンタクト及びその他のグラウンド用コン
タクトには、そのような曲げ部が設けられていない。コ
ンタクト圧入部9から回路板3の取付穴までのコンタク
ト半田リード部10は、斜めにされて電気長を短くされ
ている。これは、高速伝送に有利である。また、コンタ
クト半田リード部10においても、8列の構造になって
いる(図8参照)。
例のコネクタの断面図である。信号用コンタクト6a〜
6dとグラウンド用コンタクト7a〜7dは、ハウジン
グ4に圧入固定され、各コンタクト半田リード部10に
整列板5が組み込まれる。信号用コンタクトとグラウン
ド用コンタクトとは、下から順番に交互に配置されてい
る。開口部は、2列の接続構造になっており、フレキシ
ブル回路板2は、両面に接触面を有し、各コンタクト
は、このフレキシブル回路板2の両面に接触し、したが
って弾力性を有するコンタクト接点部8は、4列の構造
になっている。図2(a)及び(b)に示すように、各
コンタクトは、コンタクト接点部8とコンタクト圧入部
9においては2種類に分かれており、これによりコンタ
クト圧入部9において、4列の構造が8列の構造に変換
される。一部の信号用コンタクト及び一部のグラウンド
用コンタクトのコンタクト接点部8とコンタクト圧入部
9との間には、クランク状の曲げ部15が設けられ、そ
の他の信号用コンタクト及びその他のグラウンド用コン
タクトには、そのような曲げ部が設けられていない。コ
ンタクト圧入部9から回路板3の取付穴までのコンタク
ト半田リード部10は、斜めにされて電気長を短くされ
ている。これは、高速伝送に有利である。また、コンタ
クト半田リード部10においても、8列の構造になって
いる(図8参照)。
【0015】図3は、図2(b)の矢視Aの上面図であ
る。グラウンド用コンタクト7a〜7dは、図3中の矢
印方向に一体構造の板状となっており、各コンタクト端
に接点部及び半田リード部を有する。また、回路板配線
を確保するために、半田リード部は、接点部に対し2倍
のピッチで設けられている。一方、信号用コンタクト6
a〜6dは、従来と同様に接点部と半田リード部が同一
数であるが、やはり回路板配線を確保するために、前記
2種類については圧入部から半田リード部にかけてピッ
チ変換が行われている。
る。グラウンド用コンタクト7a〜7dは、図3中の矢
印方向に一体構造の板状となっており、各コンタクト端
に接点部及び半田リード部を有する。また、回路板配線
を確保するために、半田リード部は、接点部に対し2倍
のピッチで設けられている。一方、信号用コンタクト6
a〜6dは、従来と同様に接点部と半田リード部が同一
数であるが、やはり回路板配線を確保するために、前記
2種類については圧入部から半田リード部にかけてピッ
チ変換が行われている。
【0016】図4は、図2(b)の矢視Bの側面図であ
る。グラウンド用コンタクト7a〜7dについても圧入
組立ができるように、コンタクト圧入部の肩16を押せ
るスペースが確保されている。
る。グラウンド用コンタクト7a〜7dについても圧入
組立ができるように、コンタクト圧入部の肩16を押せ
るスペースが確保されている。
【0017】図5は、本発明の一実施例における図2
(b)の矢視Aの上面図に相当する本発明の他の実施例
の図である。グラウンド用コンタクト7a〜7dは、信
号用コンタクト6a〜6dに比べ幅広の板状をなしてお
り、各コンタクト端に接点部及び半田リード部を有す
る。他の実施例のグラウンド用コンタクトは、一実施例
のグラウンド用コンタクトより板が幅狭である。また、
他の実施例の信号用コンタクトは、直線状であるのに対
し、一実施例の信号用コンタクトは、折曲状である。
(b)の矢視Aの上面図に相当する本発明の他の実施例
の図である。グラウンド用コンタクト7a〜7dは、信
号用コンタクト6a〜6dに比べ幅広の板状をなしてお
り、各コンタクト端に接点部及び半田リード部を有す
る。他の実施例のグラウンド用コンタクトは、一実施例
のグラウンド用コンタクトより板が幅狭である。また、
他の実施例の信号用コンタクトは、直線状であるのに対
し、一実施例の信号用コンタクトは、折曲状である。
【0018】図6は、本発明の一実施例における図2
(b)の矢視Bの側面図に相当する本発明の他の実施例
の図である。グラウンド用コンタクト7a〜7dについ
ても圧入組立ができるように、コンタクト圧入部の肩1
6を押せるスペースが確保されている。
(b)の矢視Bの側面図に相当する本発明の他の実施例
の図である。グラウンド用コンタクト7a〜7dについ
ても圧入組立ができるように、コンタクト圧入部の肩1
6を押せるスペースが確保されている。
【0019】図7は、図2(b)のコンタクト接点部に
おけるC−C線による断面図である。図示のとおり4列
の構造で、コンタクトは、縦列、横列ともに「信号、グ
ラウンド、信号、グラウンド、・・・」と交互配列され
ており、隣接信号間の漏話特性に優れている。
おけるC−C線による断面図である。図示のとおり4列
の構造で、コンタクトは、縦列、横列ともに「信号、グ
ラウンド、信号、グラウンド、・・・」と交互配列され
ており、隣接信号間の漏話特性に優れている。
【0020】図8は、図2(b)のコンタクト圧入部に
おけるD−D線による断面図である。図示のとおり8列
の構造で、この断面においてもやはり、コンタクトは、
「信号、グラウンド、信号、グラウンド、・・・」と交
互配列されており、隣接信号間の漏話特性に優れてい
る。また、図から判明するとおり、各コンタクトは、横
方向に一直線上に設けられているので、一体化が可能で
ある。
おけるD−D線による断面図である。図示のとおり8列
の構造で、この断面においてもやはり、コンタクトは、
「信号、グラウンド、信号、グラウンド、・・・」と交
互配列されており、隣接信号間の漏話特性に優れてい
る。また、図から判明するとおり、各コンタクトは、横
方向に一直線上に設けられているので、一体化が可能で
ある。
【0021】図9は、図2(b)のコンタクト半田リー
ド部におけるE−E線による断面図である。D−D線に
よる断面において個別であったグラウンド用コンタクト
7を各列ごとに一体の板状にし、信号用コンタクト6を
挟み込み、擬似的にストリップラインを形成する。信号
用コンタクト6の幅Wと両コンタクト間の距離hは、自
由に設定が可能である。これにより、この断面において
は、特に精密に回路定数を設定することができ、高周波
特性に優れたストリップラインを得ることができる。ま
た、両コンタクト間に樹脂シート11が、組み込まれて
いる。これは、回路定数の調整及び両コンタクト間のシ
ョート防止に役立つ。
ド部におけるE−E線による断面図である。D−D線に
よる断面において個別であったグラウンド用コンタクト
7を各列ごとに一体の板状にし、信号用コンタクト6を
挟み込み、擬似的にストリップラインを形成する。信号
用コンタクト6の幅Wと両コンタクト間の距離hは、自
由に設定が可能である。これにより、この断面において
は、特に精密に回路定数を設定することができ、高周波
特性に優れたストリップラインを得ることができる。ま
た、両コンタクト間に樹脂シート11が、組み込まれて
いる。これは、回路定数の調整及び両コンタクト間のシ
ョート防止に役立つ。
【0022】図10は、本発明の一実施例のコネクタの
回路板における信号用コンタクト取付穴12とグラウン
ド用コンタクト取付穴13の一部の平面図である。図3
について説明したように、グラウンド用コンタクトの穴
ピッチは、信号用コンタクトの穴ピッチの2倍であるか
ら、図示のとおり一定ピッチで回路配線14の配線可能
領域が広い箇所が得られるので、各スルーホール間の配
線密度低減につながる。
回路板における信号用コンタクト取付穴12とグラウン
ド用コンタクト取付穴13の一部の平面図である。図3
について説明したように、グラウンド用コンタクトの穴
ピッチは、信号用コンタクトの穴ピッチの2倍であるか
ら、図示のとおり一定ピッチで回路配線14の配線可能
領域が広い箇所が得られるので、各スルーホール間の配
線密度低減につながる。
【0023】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明は、信号
用コンタクトとグラウンド用コンタクトを分けて、前記
両コンタクトを交互に配列し、コネクタ配列を変換しな
がらグラウンド用コンタクトを板状に一体化したから、
次の効果を奏する。
用コンタクトとグラウンド用コンタクトを分けて、前記
両コンタクトを交互に配列し、コネクタ配列を変換しな
がらグラウンド用コンタクトを板状に一体化したから、
次の効果を奏する。
【0024】(1)高密度で、高速伝送特性に優れたコ
ネクタを得ることができる。
ネクタを得ることができる。
【0025】(2)信号用コンタクトとグラウンド用コ
ンタクトとの間に樹脂シートを組み込むことにより、両
コンタクトの回路定数を設計段階及び製造段階において
調整することができ、また、両コンタクト間のショート
防止にも役立つ。
ンタクトとの間に樹脂シートを組み込むことにより、両
コンタクトの回路定数を設計段階及び製造段階において
調整することができ、また、両コンタクト間のショート
防止にも役立つ。
【0026】(3)グラウンド用コンタクトを一体化す
ることにより、コンタクト接点部に対してコンタクト半
田リード部を少なくすることが可能となり、したがっ
て、グラウンド用コンタクト取付穴を削減することがで
き、また、回路板の配線密度を低減することができる。
ることにより、コンタクト接点部に対してコンタクト半
田リード部を少なくすることが可能となり、したがっ
て、グラウンド用コンタクト取付穴を削減することがで
き、また、回路板の配線密度を低減することができる。
【図1】本発明の一実施例のコネクタを回路板に設置し
た状態の斜視図である。
た状態の斜視図である。
【図2】本発明の一実施例のコネクタの断面図であり、
(a)は、一つの断面を示し、(b)は、他の一つの断
面を示す。
(a)は、一つの断面を示し、(b)は、他の一つの断
面を示す。
【図3】図2(b)の矢視Aの上面図である。
【図4】図2(b)の矢視Bの側面図である。
【図5】本発明の一実施例における図2(b)の矢視A
の上面図に相当する本発明の他の実施例の図である。
の上面図に相当する本発明の他の実施例の図である。
【図6】本発明の一実施例における図2(b)の矢視B
の側面図に相当する本発明の他の実施例の図である。
の側面図に相当する本発明の他の実施例の図である。
【図7】図2(b)のC−C線による断面図である。
【図8】図2(b)のD−D線による断面図である。
【図9】図2(b)のE−E線による断面図である。
【図10】本発明の一実施例のコネクタ搭載用回路板に
おける信号用コンタクト取付穴とグラウンド用コンタク
ト取付穴の一部の平面図である。
おける信号用コンタクト取付穴とグラウンド用コンタク
ト取付穴の一部の平面図である。
【図11】従来のコネクタの断面図である。
【図12】図11の矢視Fの側面図である。
1 コネクタ 2 フレキシブル回路板 3 回路板 4 ハウジング 5 整列板 6,6a〜6d 信号用コンタクト 7,7a〜7d グラウンド用コンタクト 8 コンタクト接点部 9 コンタクト圧入部 10 コンタクト半田リード部 11 樹脂シート 12 信号用コンタクト取付穴 13 グラウンド用コンタクト取付穴 14 回路配線 15 曲げ部 16 肩
フロントページの続き (72)発明者 岸本 亨 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 海津 勝美 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 複数のコンタクトを有する高速伝送用コ
ネクタ内において、信号用コンタクトとグラウンド用コ
ンタクトとを区別し、グラウンド用コンタクトは同列に
おいては板状に一体の部分を有し、信号用コンタクトは
前記グラウンド用コンタクトの板状の部分の間に配置す
ることを特徴とする高速伝送用コネクタ。 - 【請求項2】 前記グラウンド用コンタクトの板状の部
分に圧入用の肩部を設けることを特徴とする請求項1記
載の高速伝送用コネクタ。 - 【請求項3】 一部のコンタクトにはコンタクト接点部
とコンタクト圧入部の間にクランク状の曲げ部を設け、
その他のコンタクトにはクランク状の曲げ部を設けず、
一部のコンタクトとその他のコンタクトをコンタクト板
厚方向に交互にハウジングに組み込んだ状態において、
各コンタクトの接点部と圧入部とがコンタクト板厚方向
の配列を交換することを特徴とする高速伝送用コネク
タ。 - 【請求項4】 コンタクト半田リード部において各コン
タクト間に樹脂シートを組み込むことを特徴とする高速
伝送用コネクタ。 - 【請求項5】 板状に一体のコンタクトが一端には接点
部を有し、他端には半田リード部を有し、前記接点部と
半田リード部の個数及びピッチが違うことを特徴とする
高速伝送用コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7123882A JP2896868B2 (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | 高速伝送用コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7123882A JP2896868B2 (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | 高速伝送用コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08315916A true JPH08315916A (ja) | 1996-11-29 |
JP2896868B2 JP2896868B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=14871707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7123882A Expired - Fee Related JP2896868B2 (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | 高速伝送用コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2896868B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6322372B1 (en) | 1998-06-19 | 2001-11-27 | Nec Corporation | Connector unit having signal transmitted therethrough |
WO2013153839A1 (ja) * | 2012-04-13 | 2013-10-17 | タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 | 電気コネクタ |
CN104134881A (zh) * | 2013-05-15 | 2014-11-05 | 中航光电科技股份有限公司 | 差分连接器传输模块及使用该模块的差分连接器 |
US9437988B2 (en) | 2014-10-17 | 2016-09-06 | Tyco Electronics Corporation | Electrical connector |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02256184A (ja) * | 1988-10-17 | 1990-10-16 | Amp Inc | 電気コネクタ装置 |
JPH04294076A (ja) * | 1990-12-20 | 1992-10-19 | Amp Inc | 電気コネクタ |
-
1995
- 1995-05-23 JP JP7123882A patent/JP2896868B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02256184A (ja) * | 1988-10-17 | 1990-10-16 | Amp Inc | 電気コネクタ装置 |
JPH04294076A (ja) * | 1990-12-20 | 1992-10-19 | Amp Inc | 電気コネクタ |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6322372B1 (en) | 1998-06-19 | 2001-11-27 | Nec Corporation | Connector unit having signal transmitted therethrough |
US6464540B1 (en) | 1998-06-19 | 2002-10-15 | Nec Corporation | Connector unit having signal paths substantially equal to one another in delay time of signals transmitted therethrough |
WO2013153839A1 (ja) * | 2012-04-13 | 2013-10-17 | タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 | 電気コネクタ |
JP2013222539A (ja) * | 2012-04-13 | 2013-10-28 | Tyco Electronics Japan Kk | 電気コネクタ |
CN104205520A (zh) * | 2012-04-13 | 2014-12-10 | 泰科电子日本合同会社 | 电连接器 |
US9306339B2 (en) | 2012-04-13 | 2016-04-05 | Tyco Electronics Japan G.K. | Electrical connector with two signal and two grounding contact ends alternately positioned in two rows |
CN104205520B (zh) * | 2012-04-13 | 2016-08-24 | 泰科电子日本合同会社 | 电连接器 |
CN104134881A (zh) * | 2013-05-15 | 2014-11-05 | 中航光电科技股份有限公司 | 差分连接器传输模块及使用该模块的差分连接器 |
US9437988B2 (en) | 2014-10-17 | 2016-09-06 | Tyco Electronics Corporation | Electrical connector |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2896868B2 (ja) | 1999-05-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7310875B2 (en) | Connector for high-speed communications | |
JP4862796B2 (ja) | 高速伝送用高密度コネクタ | |
US5664968A (en) | Connector assembly with shielded modules | |
US6435913B1 (en) | Header connector having two shields therein | |
JP3399979B2 (ja) | 曲げ型または直角型の電気コネクタ,電気レセプタクル,電気ヘッダおよび導電性シールド | |
JP3108239B2 (ja) | インピーダンス整合型電気コネクタ | |
US6641438B1 (en) | High speed, high density backplane connector | |
US6808419B1 (en) | Electrical connector having enhanced electrical performance | |
JP3194225B2 (ja) | 改良された半田テールを有する端子を備えたカードエッジ電気コネクタ | |
US6186836B1 (en) | Modular connector having means for optimizing crosstalk characteristics | |
US6592407B2 (en) | High-speed card edge connector | |
US6464540B1 (en) | Connector unit having signal paths substantially equal to one another in delay time of signals transmitted therethrough | |
US5709568A (en) | Connection device for use with memory card connector apparatus | |
JPH04272676A (ja) | 電気コネクタ | |
US5860814A (en) | Electric connector for printed circuit board | |
JP2806580B2 (ja) | 表面実装コネクタ | |
US6981898B2 (en) | Connector | |
KR20150031199A (ko) | 전기 커넥터 | |
US6910922B2 (en) | Connector in which occurrence of crosstalk is suppressed by a ground contact | |
US6830461B2 (en) | Electrical contact and electrical connection device using same | |
US20070099507A1 (en) | Electric connector | |
US7988462B2 (en) | Electrical connector having high density contacts for miniaturization | |
JPH08315916A (ja) | 高速伝送用コネクタ | |
US6663445B1 (en) | Electrical connector with staggered contacts | |
US7524193B2 (en) | Connector excellent in high-frequency characteristics |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990203 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |