JPH08315754A - ビデオ表示装置のカラーコントラストを増強する表面コーティングとその調製及び塗布方法 - Google Patents

ビデオ表示装置のカラーコントラストを増強する表面コーティングとその調製及び塗布方法

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JPH08315754A
JPH08315754A JP8027043A JP2704396A JPH08315754A JP H08315754 A JPH08315754 A JP H08315754A JP 8027043 A JP8027043 A JP 8027043A JP 2704396 A JP2704396 A JP 2704396A JP H08315754 A JPH08315754 A JP H08315754A
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チュン ユウ ユウ
Ming-Yu Hsu
ユウ スウ ミン
Wang Kuo-Chu
チュウ ウォン クオ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 陰極線管(CRT)などの自己発光カラー表
示装置における使用を対象として、隣接する2つの原
色、即ち赤色と緑色、及び/又は緑色と青色の間のカラ
ースペクトルのオーバーラップを減少させることで、カ
ラー純度又はカラーコントラストを増大させる。 【構成】 表示画面40上の反射防止/静電防止の外側
コーティング44の内側静電防止層46又は外側反射防
止層48(これらの層はシランを含む)に、有機染料が
加えられる。染料は、隣接する原色間に該当する波長範
囲の光、すなわち主として赤色と緑色の間の460〜5
00nm、緑色と青色の間の560〜600nmの波長
の光のみを吸収するカラーフィルターとして機能する。
シラン結合剤は、この有機染料とシランとを繋ぐ結合剤
の役目を果たし、有機染料が外側コーティング44から
分離及び離散するのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、概して陰極線管
(以下、CRTと称する)タイプなどの自己発光カラー
ビデオ表示装置に係わり、特にカラー分離及びカラーコ
ントラストの向上を図ることができるカラービデオ表示
装置の表示画面の外表面用コーティングに関する。
【0002】
【従来の技術】CRTタイプなどの自己発光表示装置
は、装置の表示画面の内表面に配置された蛍光体素子に
活性な電子が衝突することによってビデオイメージを発
生する。蛍光体素子は三つのグループに分けられ、各グ
ループは活性な電子の衝撃によって、赤、緑、青の原色
の内の一つを発生する。最良のカラー純度を得るには、
三つのグループの蛍光体が、隣接するスペクトル成分の
間でオーバーラップしない、三つの離散的なスペクトル
で特長づけられる光を放出する必要がある。しかし、実
際には、隣接する原色蛍光体、すなわち赤と緑、緑と青
の間のカラースペクトルは、常にある程度オーバーラッ
プする。赤と緑の間でのスペクトルのオーバーラップ範
囲は、普通は460〜500nmの波長範囲に該当する
一方、緑と青の間でのスペクトルのオーバーラップは、
普通560〜600nmの波長範囲に該当する。原色間
でのスペクトルのオーバーラップは、例外なくビデオイ
メージのカラー純度及びカラーコントラストを悪化させ
る。
【0003】イトウらの米国特許第4,987,338
号には、単一層の形態をとる静電防止/グレア防止コー
ティングへの有機染料の添加が開示されている。この方
法は、水又はアルコールを含んだ濡れた布で画板を拭く
と、有機染料がコーティングから脱出するので、それほ
ど好ましい方法ではない。より最近では、カワムラらの
米国特許第5,291,097号に、CRTの画板の外
表面上に施された二層の反射防止/静電防止コーティン
グの内側静電防止層へ有機染料を添加することが述べら
れている。有機染料を含有する内側静電防止層は、その
後外側反射防止層で覆われる。内側静電防止層が外側の
反射防止層で保護されるこのような方法においてさえ、
有機染料が内側静電防止層から外側反射防止層を通して
外方へ拡散することが観察されており、乾いた布又は濡
れた布のいずれかで繰り返し画板を拭くことによって、
最終的には有機染料が画板上の反射防止/静電防止コー
ティングから抜けてしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、表面コーテ
ィングから染料が脱出するのを防止するにあたり、外側
反射防止層又は内側静電防止層のいずれかのシランに有
機染料を恒久的に結合させることによって、前述の従来
の技術の限界に取り組むものである。有機染料が二つの
隣り合う原色蛍光体の間でカラースペクトルフィルター
として機能するので、原色のオーバーラップを大幅に減
少させ、その結果カラーコントラストとカラー純度を増
進させる。
【0005】従って、本発明の一つの目的は、CRTタ
イプなどの自己発光表示装置の外表面用の表面コーティ
ングを提供し、もってその表示装置に表示されるビデオ
イメージのカラーコントラストを向上させることであ
る。
【0006】本発明のもう一つの目的は、ビデオイメー
ジのカラー分離を向上させ、そうすることによってカラ
ーコントラストを増大させるCRT画板の外表面用の静
電防止又は反射防止コーティングを提供することであ
る。
【0007】本発明の更にもう一つの目的は、コーティ
ングから染料が脱出することを防止し、かつ経時的な劣
化がなく、広範囲に使用できるカラーフィルターとして
も機能できるコーティング素材に染料を恒久的に結合さ
せることによって、CRTの静電防止コーティング又は
反射防止コーティングに色吸収有機染料を導入すること
にある。
【0008】本発明の更なる目的は、三原色のスペクト
ルのオーバーラップを大幅に減少させるカラーフィルタ
ーを表示装置の画板外表面に恒久的に結合することによ
って、自己発光表示装置のビデオイメージのカラーコン
トラストを増大させることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的及び他の目的
を達成するために、本発明は、ガラス画板の内表面に蛍
光体コーティングを有し、該蛍光体コーティングはそれ
に入射する活性な電子に反応して赤、緑、青の三原色を
発生する自己発光表示装置の前記ガラス画板の外表面に
使用するためのコーティングであって、前記画板の外表
面に配置されかつシランを含む反射防止又は静電防止層
と、前記反射防止又は静電防止層の中に加えられて二つ
の隣接する原色間の光を吸収する少なくとも一種類の有
機染料と、前記反射防止又は静電防止層の中に加えられ
て前記少なくとも一種類の有機染料を前記反射防止又は
静電防止層内のシランに結合させるシラン結合剤とを備
えたコーティングを提供する。
【0010】前記少なくとも一種類の有機染料は、それ
ぞれ酸性置換基を有するアゾ染料、トリアリールメタン
染料、又はアントラキノン染料であることが好ましく、
酸性置換基としては、ニトロ酸、カルボン酸、又はスル
ホン酸が好適である。
【0011】また、前記シラン結合剤が以下の一般式
【化5】 (ただし、Mは官能基、R、R' 及びR''はアルキル
基)を有することが好ましく、前記官能基としては、ア
ミノ基(‐NH2 )又はエポキシ基
【化6】 がよい。
【0012】さらに、前記少なくとも一種類の有機染料
の好適な含有量は0.1乃至25重量パーセント、前記
シラン結合剤については0.1乃至20重量パーセント
である。
【0013】また、本発明は、このようなコーティング
を調製及び塗布する方法であって、シランを含むコーテ
ィング溶液に有機染料及びシラン結合剤を添加して、前
記有機染料と前記シランとの間に結合を生成し、前記コ
ーティング溶液から前記有機染料が脱出することを防止
し、もって前記有機染料が二つの隣接する原色間の光を
吸収して、スペクトル分離を増進するステップと、前記
ビデオ表示パネルを第一の温度まで予熱するステップ
と、前記有機染料とシラン結合剤との混合物を含む前記
コーティング溶液を前記ビデオ表示パネルの外表面に塗
布するステップと、前記コーティング溶液を塗布したビ
デオ表示パネルを、第二の温度で所定の時間加熱するス
テップと、前記ビデオ表示パネルを室温まで空気冷却す
るステップとを備えたことを特徴とする。
【0014】前記の方法は、第一の静電防止コーティン
グ溶液又は第二の反射防止コーティング溶液に、前記有
機染料とシラン結合剤との混合物を加えるステップと、
引き続き前記ビデオ表示パネルを予熱するステップと、
前記第一の静電防止コーティング溶液を前記ビデオ表示
パネルの外表面に塗付するステップと、前記第二の反射
防止コーティング溶液を前記第一の静電防止コーティン
グ溶液に適用するステップとをさらに備えてもよい。
【0015】また、前記第一の温度としては40〜45
℃の範囲が好適であり、前記第二の温度は110〜18
0℃の範囲、前記所定の時間は20〜40分間であるこ
とが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の考え方に従っ
て、静電防止/反射防止コーティング32を取り入れた
カラーCRT10の断面図である。以下の説明中の用
語、「表示画面」、「表示パネル」及び「画板」は、そ
れぞれ互いに言い替えても差し支えない。CRT10
は、前方画板又は表示画面14と、後方ネック部分18
と、中間ロート部分16とを備えた密封ガラスエンベロ
ープ12を有している。ガラス画板14の内表面に配置
されているのは、複数の離散型蛍光体デポジット又は素
子を含む蛍光画面24である。この蛍光画面24は、そ
れに電子ビームが入射すると光を放出し、画板上にビデ
オイメージを作り出す。カラーCRT10は、CRTの
ガラス画板14の方向へ向けられ、そのガラス画板上に
収束される3本の電子ビーム22を含んでいる。
【0017】CRTのガラスエンベロープ12のネック
部分18に配置された複数の電子銃20は、蛍光画面2
4の方向へ電子ビーム22を指向させるため、通常一列
に配列されている。電子ビーム22は、磁界偏向ヨーク
(簡略化のため図示を略す)によって、蛍光画面24を
横切って垂直方向及び水平方向に一斉に偏向される。蛍
光画面24から間隔を置いて配置されているのがシャド
ーマスク26であり、それは一定の間隔を持った複数の
電子ビーム通過穴26aと周縁のスカート部分28とか
らなる。シャドーマスクのスカート部分28は、シャド
ーマスクの周縁でシャドーマスク取付具30に固定され
る。CRTのガラスエンベロープ12の内表面に接着さ
れているシャドーマスク取付具30は、マスク取付枠及
び取付スプリングなど(簡略化のため図示を略す)、従
来の取付及び位置決め構造を含むことがある。シャドー
マスク取付具30はCRTガラスエンベロープ12の内
表面に、シャドーマスク26は前記取付具に、それぞれ
溶接物又はガラスベースのフリットなどの従来の手段に
よって固定すればよい。
【0018】図2に、ガラス表示パネル又は画板40の
一部分を部分断面図によって示す。このガラス表示パネ
ル又は画板40は、その内表面上に蛍光層42を、その
外表面上に本発明によるコーティング44を有する。本
発明は湾曲した表示画面又は平板な表示画面のいずれに
も適用することができるので、図2のガラス表示パネル
40は平板状のものとして示されている。また、ここま
では、本発明をCRTの表示パネルの外表面に適用する
場合について説明してきたが、本発明の適用はこの種の
表示装置だけに限定されるものではない。例えば、本発
明の外表面コーティングは、事実上あらゆる種類の自己
発光カラー表示装置、すなわち、蛍光体が高エネルギー
の電子の入射により活性化されることによってビデオイ
メージを作り出す装置の表示パネルの外表面にも同様に
使用することができる。ガラス表示画面40の内表面上
にある蛍光層42は、多数の離散型のドット又はストラ
イプの形態をとることがある。外側コーティング44
は、通常内側静電防止層46と外側反射防止層48とを
含む。これについては以下に詳しく説明する。導体50
は、内側静電防止層46又は表示画面40の外表面部分
に接続される場合がある。この場合、導体50は、表示
画面を中性接地電位へ電気的に接続する。
【0019】図3に、本発明に従って、カラーCRTの
表示画面上に外側コーティング44を形成する、内側静
電防止層46及び外側反射防止層48の混合層を形成す
る過程のフローチャートを示す。有機染料とシラン結合
剤とを静電防止溶液へ加えるステップ52、又は有機染
料とシラン結合剤とを反射防止溶液へ加えるステップ5
4のどちらかのステップで、処理が開始される。従っ
て、有機染料とシラン結合剤との混合物は、CRT画板
の外表面に施される内側静電防止層又は外側反射防止層
のどちらかへ加えることができる。普通、静電防止溶液
は、アンチモン(Sb)がドープされたSnO2 、イン
ジウム(In)がドープされたSnO2等の導電性金属
酸化物と、TCS(テトラクロロシラン)又はTES
(テトラエトキシシラン)などのシランと、水分とを含
む。外側の層としてCRT画板の外表面に塗付される反
射防止溶夜は、普通はTCS、TESなどのシラン、水
分、その他からなる。静電防止溶液又は反射防止溶液に
加えられる結合剤は、有機染料とシランとを繋ぐ結合剤
として働く。有機染料としては、ニトロ酸、カルボン
酸、あるいはスルホン酸などの酸性置換基を有するアゾ
染料、トリアリールメタン染料、又はアントラキノン染
料を採用することができる。一方、シラン結合剤は、以
下の一般式
【化7】 を持つ。ここで、Mはアミノ基(‐NH2 )、エポキシ
【化8】 等の官能基であり、R、R' 及びR''はアルキル基であ
る。
【0020】有機染料及びシラン結合剤が、シラン(ハ
ロゲン化したシラン又はアルコキシルシランのいずれ
か)を含む静電防止溶液又は反射防止溶液に加えられる
と、以下の反応が起きる。
【0021】
【化9】 この反応によって、シラン結合剤の架橋を介して、有機
染料がシラン化合物に結合される。このようにして、有
機染料は静電防止層又は反射防止層のいずれかに含まれ
る他のコーティング物質に恒久的に結合される。有機染
料が静電防止層又は反射防止層の中のシラン化合物に恒
久的に結合されると、染料がCRTのガラス画板表面の
内側又は外側のどちらの層に加えられても、CRTの外
側コーティングからの染料の脱出が防止される。
【0022】静電防止溶液又は反射防止溶液に加えられ
る有機染料の範囲は0.1〜25重量パーセント、シラ
ン結合溶剤は0.1〜20重量パーセントの範囲であ
る。上述のように、典型的な静電防止溶液は、導電性金
属酸化物、シラン、及び水分を含む一方、典型的な反射
防止溶液も、シラン、水分、及びその他のアルコールベ
ースの溶媒混合物を含む。ステップ56で画板が40〜
45℃の範囲の温度に予備加熱されたあと、ステップ5
8で、画板の外表面が静電防止溶液で覆われて静電防止
層が形成される。そのあと、この画板のコーティングさ
れた外表面は、ステップ60でその内側静電防止層の上
に更に反射防止溶液で覆われ、外側の反射防止層が形成
される。静電防止層及び反射防止層は、従来のスピン法
又は噴霧法のいずれかで塗付すればよい。内側静電防止
層及び外側反射防止層が形成された画板は、ステップ6
2で110〜180℃の温度で20〜40分間焼成され
たあと、ステップ64で室温まで空気冷却される。
【0023】
【実施例】本発明の一例として、前記の有機染料0.5
重量パーセントを反射防止溶液に加えた。その有機染料
が、580〜600nmの範囲の光の吸収体として機能
し、赤色と緑色のスペクトル間のオーバーラップを取り
除いた。シラン結合剤0.1重量パーセントを、テトラ
エトキシルシラン1.0重量パーセント及びその他の溶
媒を含む1リットルの反射防止溶液に加えた。その後、
CRTの画板を温度40℃まで加熱し、アンチモンがド
ープされたスズ酸化物1.0重量パーセント及びその他
の溶媒を含む静電防止溶液一層をスピン塗付した。この
静電防止層が施された画板を乾燥した後、再び40℃に
加熱し、さらに内側静電防止層の上に上述の溶液で反射
防止層をスピン塗付した。画板を180℃で20分間焼
成し、空気冷却した。
【0024】図4に、光吸収染料を含有する内側静電防
止層と外側反射防止層とでコーティングされたCRT画
板のカラースペクトルを示す。これは、典型的なカラー
CRT画板上で表示される色のスペクトルを表わすCI
E色度図である。破線で描かれた三角形の頂点がシフト
していることは、光を吸収する有機染料とシラン結合剤
との混合層を持たないCRT画板と比べると、赤色及び
緑色が明らかにより純粋になることを示している。図4
のデータを記録した後、コーティングされた画板を煮沸
した熱湯に5分間漬けたところ、その漬けた水の色に変
化がなかったこと、及び洗浄剤として水とエタノールの
両方を使用した従来の布拭きによるテストにより、染料
の脱出が発生した形跡はなかった。図4に示す結果は、
テトラエトキシルシラン及びその他の溶媒を含む1リッ
トルの反射防止溶液に、0.5重量パーセントのナフト
ール暗赤色染料(CI−12555)とY−アミノプロ
ピルトリエトキシルシラン0.1重量パーセントとを加
えることで得られた。
【0025】図5は、本発明の他の側面による光吸収染
料を含有する内側静電防止層及び外側反射防止層で覆わ
れたCRT画板のカラースペクトルを示している。これ
は、典型的なカラーCRT画板に表示される色のスペク
トルを表わすCIE色度図である。図5に示されている
結果は、テトラエトキシルシラン及びその他の溶媒を含
む反射防止溶液1リットルに対して、ナフトール黄色S
染料(CI−10316)0.5重量パーセントとY−
アミノプロピルトリエトキシルシラン0.1重量パーセ
ントとを加えた場合についてのものである。図5に実線
の三角形で示されている光吸収有機染料及びシラン結合
剤の混合物を有しないCRT画板と比較すると、同図に
破線で描かれた三角形の頂点が移動していることは、明
らかに緑色及び青色の純度が増大したことを示す。上記
の580〜600nmの範囲の光フィルター用として有
機染料を使用した場合と同様、コーティングした画板を
沸騰した湯に浸しかつ洗浄剤を用いたふき取りテストを
したが、図5に示す波長が480〜550nmの範囲の
光を吸収するのに使用されたコーティングの反射防止層
から有機染料が脱出した形跡はなかった。ここで注目す
べき点は、赤色と緑色の蛍光体間、及び緑色と青色の蛍
光体間の光をそれぞれ吸収する前記二種類の有機染料を
両方共、反射防止コーティングあるいは静電防止コーテ
ィングのいずれかに加えることができることである。
【0026】以上、活性な電子の入射に反応して光を放
出する蛍光体コーティングを採用したCRTなどの、自
己発光カラー表示装置について、カラーコントラストを
増強する表面コーティングについて示した。そのコーテ
ィングは、CRTの外表面上の反射防止層又は静電防止
層、あるいはその組合せの形態であって、表示画面で生
成される原色の間の光、すなわち赤色と緑色の間、及び
緑色と青色の間の光を除去するものである。有機染料
は、反射防止層又は静電防止層のいずれかに含まれるシ
ランに有機染料を結合させるシラン結合剤と組合せてコ
ーティング層に加えられる。染料は、例えば青と緑のカ
ラースペクトル間の460〜500nmの範囲内の波
長、又は緑と赤のカラースペクトル間の560〜600
nmの範囲内の波長など、隣接する原色間の波長範囲内
の光だけを吸収するカラーフィルターとして機能する。
シラン結合剤は、有機染料とシランとを繋ぐ結合剤とし
て働き、かつ表示画面上の外側コーティングのどちらの
層からも有機染料が分離及び散逸しないように防止する
働きをする。
【0027】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明の
表面コーティングによれば、次のような優れた効果を奏
するものである。
【0028】(1)CRTタイプなどの自己発光表示装
置にあって、隣接する原色間に存在するカラースペクト
ルのオーバーラップを除去し、表示されるビデオイメー
ジのカラー分離を向上させ、それによってカラーコント
ラストを増大させる。
【0029】(2)CRTタイプなどの自己発光表示装
置の静電防止コーティング又は反射防止コーティングに
導入されたカラーフィルターとしての有機染料を結合剤
を用いてコーティング素材に恒久的に結合することによ
り、有機染料の脱出を防止するとともに、コーティング
の経時的な劣化を防ぐ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による反射防止又は静電防止コーティン
グを取り入れたCRTの縦断面図である。
【図2】本発明の内側静電防止層及び外側反射防止層か
らなる外表面コーティングを有する平坦な画板の部分断
面図である。
【図3】本発明により、自己発光表示装置の画板の外表
面に、静電防止及び反射防止コーティングの混合層を形
成する過程を示すフローチャートである。
【図4】通常のCRT表示画面上で得られる色の範囲を
示すCIE色度図であり、本発明の一実施例により56
0〜600nmの波長範囲の光を除去する場合を示す図
である。
【図5】通常のCRT表示画面上で得られる色の範囲を
示すCIE色度図であり、本発明の他の実施例により4
60〜500nmの波長範囲の光を除去する場合を示す
図である。
【符号の説明】
10 カラーCRT 12 ガラスエンベロープ 14 (ガラス)画板(表示パネル又は表示画面) 16 ロート部分 18 ネック部分 20 電子銃 22 電子ビーム 24 蛍光画面 26 シャドーマスク 26a 電子ビーム通過穴 28 シャドーマスクスカート 30 シャドーマスク取付具 32 静電防止/反射防止コーティング 40 ガラス表示パネル 42 蛍光層 44 外側コーティング 46 内側静電防止層 48 外側反射防止層 50 接地導体
フロントページの続き (72)発明者 クオ チュウ ウォン 台湾・タイペイ・ベイトー ディストリク ト チイ チャン ストリート シェーン 120・ルーン 15・3 エフ・#23

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス画板の内表面に蛍光体コーティン
    グを有し、該蛍光体コーティングはそれに入射する活性
    な電子に反応して赤、緑、青の三原色を発生する自己発
    光表示装置の前記ガラス画板の外表面に使用するための
    コーティングであって、 前記画板の外表面に配置されかつシランを含む反射防止
    又は静電防止層と、 前記反射防止又は静電防止層の中に加えられて二つの隣
    接する原色間の光を吸収する少なくとも一種類の有機染
    料と、 前記反射防止又は静電防止層の中に加えられて前記少な
    くとも一種類の有機染料を前記反射防止又は静電防止層
    内のシランに結合させるシラン結合剤とを備えたコーテ
    ィング。
  2. 【請求項2】 前記少なくとも一種類の有機染料は、そ
    れぞれ酸性置換基を有するアゾ染料、トリアリールメタ
    ン染料、又はアントラキノン染料である請求項1に記載
    のコーティング。
  3. 【請求項3】 前記酸性置換基は、ニトロ酸、カルボン
    酸、又はスルホン酸である請求項2に記載のコーティン
    グ。
  4. 【請求項4】 前記シラン結合剤が以下の一般式 【化1】 (ただし、Mは官能基、R、R' 及びR''はアルキル
    基)を有する請求項3に記載のコーティング。
  5. 【請求項5】 前記官能基が、アミノ基(‐NH2 )又
    はエポキシ基 【化2】 である請求項4に記載のコーティング。
  6. 【請求項6】 前記少なくとも一種類の有機染料を0.
    1乃至25重量パーセント含んでいる請求項5に記載の
    コーティング。
  7. 【請求項7】 前記シラン結合剤を0.1乃至20重量
    パーセント含んでいる請求項6に記載のコーティング。
  8. 【請求項8】 前記有機染料が、480乃至500nm
    の波長範囲の光を吸収するナフトール黄色S染料(CI
    −10316)又は580乃至600nmの波長範囲の
    光を吸収するナフトール暗赤色染料(CI−1235
    5)を含み、かつ前記シラン結合剤がY−アミノプロピ
    ルトリエトキシルシランを含んでいる請求項7に記載の
    コーティング。
  9. 【請求項9】 前記反射防止又は静電防止コーティング
    内に原色の赤と緑の間、及び原色の緑と青の間の光を吸
    収するための第一及び第二の有機染料を含む請求項1に
    記載のコーティング。
  10. 【請求項10】 前記反射防止又は静電防止コーティン
    グがそれぞれシランを含んだ内側静電防止層と外側反射
    防止層とからなり、前記有機染料と前記シラン結合剤と
    が前記内側静電防止層又は前記外側反射防止層のいずれ
    かに含まれる請求項1に記載のコーティング。
  11. 【請求項11】 原色の赤と緑、及び原色の緑と青の間
    の光を吸収するための第一及び第二の有機染料を含む請
    求項10に記載のコーティング。
  12. 【請求項12】 原色である赤、緑、及び青が表示され
    るビデオ表示パネル外表面に適用されてカラーコントラ
    ストを増強させるコーティングの調製及び塗布方法であ
    って、 シランを含むコーティング溶液に有機染料及びシラン結
    合剤を添加して、前記有機染料と前記シランとの間に結
    合を生成し、前記コーティング溶液から前記有機染料が
    脱出することを防止し、もって前記有機染料が二つの隣
    接する原色間の光を吸収して、スペクトル分離を増進す
    るステップと、 前記ビデオ表示パネルを第一の温度まで予熱するステッ
    プと、 前記有機染料とシラン結合剤との混合物を含む前記コー
    ティング溶液を前記ビデオ表示パネルの外表面に塗布す
    るステップと、 前記コーティング溶液を塗布したビデオ表示パネルを、
    第二の温度で所定の時間加熱するステップと、 前記ビデオ表示パネルを室温まで空気冷却するステップ
    とを備えたことを特徴とするコーティングの調製及び塗
    布方法。
  13. 【請求項13】 前記有機染料は、それぞれ酸性置換基
    を有するアゾ染料、トリアリールメタン染料、又はアン
    トラキノン染料を含む請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記酸性置換基は、ニトロ酸、カルボ
    ン酸、又はスルホン酸を含む請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記シラン結合剤が、次の一般式 【化3】 (ただし、Mは官能基、R、R´及びR''はアルキル
    基)を有している請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記官能基が、アミノ基(−NH2
    又はエポキシ基 【化4】 である請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記有機染料は、480〜500nm
    の波長範囲の光を吸収するナフトール黄色S染料(CI
    −10316)、又は580〜600nmの波長範囲の
    光を吸収するナフトール暗赤色染料(CI−1235
    5)を含み、前記シラン結合剤はY−アミノプロピルト
    リエトキシルシランである請求項14に記載の方法。
  18. 【請求項18】 第一の静電防止コーティング溶液又は
    第二の反射防止コーティング溶液に、前記有機染料とシ
    ラン結合剤との混合物を加えるステップと、引き続き前
    記ビデオ表示パネルを予熱するステップと、前記第一の
    静電防止コーティング溶液を前記ビデオ表示パネルの外
    表面に塗付するステップと、前記第二の反射防止コーテ
    ィング溶液を前記第一の静電防止コーティング溶液に適
    用するステップとをさらに備えた請求項12に記載の方
    法。
  19. 【請求項19】 前記第一の温度が40〜45℃の範囲
    である請求項13に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記第二の温度が110〜180℃の
    範囲であり、前記所定の時間が20〜40分間である請
    求項19に記載の方法。
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