JPH08315593A - ビットシフト出力回路 - Google Patents

ビットシフト出力回路

Info

Publication number
JPH08315593A
JPH08315593A JP7116777A JP11677795A JPH08315593A JP H08315593 A JPH08315593 A JP H08315593A JP 7116777 A JP7116777 A JP 7116777A JP 11677795 A JP11677795 A JP 11677795A JP H08315593 A JPH08315593 A JP H08315593A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
output circuit
level
stage
push
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7116777A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Kawamura
一裕 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP7116777A priority Critical patent/JPH08315593A/ja
Publication of JPH08315593A publication Critical patent/JPH08315593A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Logic Circuits (AREA)
  • Shift Register Type Memory (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】P形FET3とN形FET4を直列接続したC
MOS出力回路02を複数1列に並べ、その出力P1,
P2,・・・がクロックCLKに同期し夫々高インピー
ダンス状態→L→H→高インピーダンス状態に変化する
動作を順送りで繰返す回路を小形化する。 【構成】Dフリップフロップ1を各出力回路02に対応
して縦続接続したシフトレジスタ(SR)01を設け、
例えば出力P1の出力回路02では、N形FET4のゲ
ート(A点)へSRの対応段の出力Q1を2段のバッフ
ァ2を介して与え、P形FET3のゲート(B点)へS
Rの次段の出力Q2を1段のバッファ2を介して与え
る。SRの入力データSINにはクロック1周期巾のH
レベルのパルスを与える。出力P1は夫々Q1=Q2=
Lで高インピーダンス状態、Q1=H,Q2=LでL、
Q1=L,Q2=HでHとなる。出力P2,P3はクロ
ック1周期分ずつ遅れて出力P1と同じ動作をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラズマディスプレ
イ,プリントヘッド等を駆動する半導体集積回路であっ
て、複数の1列に並ぶ各出力ビットを順次1ビットずつ
シフト動作させるような駆動を行うビットシフト出力回
路に関する。なお、以下各図において同一の符号は同一
もしくは相当部分を示す。
【0002】
【従来の技術】図7はこの種のビットシフト出力回路の
従来の構成例を示し、図8は図7の各部の動作波形を示
す。図7において1は縦続接続されて全体としてシフト
レジスタ01を構成するDフリップフロップ(D−F/
Fとも略記する)、2はD−F/F1の各段の出力端子
Q1,Q2,Q3,・・・に接続されたバッファインバ
ータ、02はシフトレジスタ01の各段のバッファイン
バータ2の出力端に設けられたCMOS出力回路(プッ
シュプル出力回路とも呼ぶ)、3はこのCMOS出力回
路02を構成するP形MOSFET(単にP形FETと
も呼ぶ)、4は同じくN形MOSFET(単にN形FE
Tとも呼ぶ)、P1,P2,P3,・・・は各CMOS
出力回路02の出力端子、VDDはこのICの電源の正極
側、GNDはこの電源の負極側としてのグランドであ
る。
【0003】なお、図7の例ではCMOS出力回路02
の2つのFET3,4のゲートは共通に接続され、この
CMOS出力回路02はいわゆるCMOSインバータを
形成している。次にCLKはシフトレジスタ01の各段
のD−F/F1に共通に入力されるクロック、SINは
シフトレジスタの1段目のD−F/F1に入力されるデ
ータである。
【0004】次に図7を参照しつつ図8を説明する。い
ま図7のシフトレジスタ01の1段目のD−F/F1に
図8のようにクロックCLKの1周期の時間巾TだけH
レベルであるような波形の入力データSINを与える
と、この入力データSINはクロックCLKの立上りご
とに読込まれ、1段目のD−F/F1の出力Q1は、入
力データSINからクロックCLKの半周期分遅れた位
相の、入力データSINと同様な波形となって出力され
る。
【0005】この1段目のD−F/F1の出力Q1は次
段のD−F/F1に読込まれ、その出力Q2は、前段の
D−F/F出力Q1よりクロックCLKの1周期T分の
位相遅れの同様な波形となって出力される。同様に3段
目のD−F/F1の出力Q3は前段の同出力Q2よりク
ロックCLKの1周期T分の位相遅れの波形となる。
【0006】このようにしてシフトレジスタ01内で
は、各段のD−F/F1の出力(シフトレジスタの並列
データ出力ともいう)Q1,Q2,Q3,・・・のうち
1ビットのみHレベルとなる信号が順次初段のD−F/
F1から終段のD−F/F1(図外)へ向けてシフトさ
れて行く。一方、CMOS出力回路02の出力、例えば
P1については、シフトレジスタの並列データ出力Q1
がLレベルの時、この1段目のCMOS出力回路02の
2つのFET3,4のゲートはLレベルであり、P形F
ET3はオン、N形FET4はオフであり、出力P1は
Hレベルである。
【0007】他方、シフトレジスタの並列データ出力Q
1がHレベルになると、1段目のCMOS出力回路02
の2つのFET3,4のゲートはHレベルとなり、P形
FET3はオフ、N形FETは4はオンとなり、出力P
1はLレベルとなる。これにより各段のCMOS出力回
路02の出力P1,P2,P3,・・・は全段の出力が
Hレベルになっている状態から、まず1ビット目(1段
目)の出力P1がLレベル状態となり次に2ビット目
(2段目)の出力P2がLレベル状態へ変わる。2ビッ
ト目の出力P2がLレベル状態へ変わると同時に、1ビ
ット目の出力P1は再びHレベル状態へと戻る。このよ
うな動作が順送りに、各段のCMOS出力回路02ごと
に繰返される。
【0008】次に上述のような出力動作とは別に、CM
OS出力回路02の各出力端子P1,P2,P3,・・
・が各々高インピーダンス状態から、夫々所定時間のL
レベル及びHレベルの状態を経て再び高インピーダンス
状態に戻るような、3ステートメント状態の出力動作を
順次前記所定時間ずつの位相差で順送りに繰返すことが
必要とされる場合がある。図9はこのような3ステート
メント状態の出力を発生する従来回路の構成例を示し、
図10は図9の各部の動作波形を示す。
【0009】図9において1′は全体として新たなシフ
トレジスタ01′を構成するDフリップフロップであ
り、この新たなシフトレジスタ01′のD−F/F1′
の各段の出力Q1′,Q2′,Q3′,・・・は、夫々
対応する1段のバッファインバータ2を介して同じく対
応するCMOS出力回路02のP形FET3のゲートに
接続されており、またシフトレジスタ01のD−F/F
1の各段の出力Q1,Q2,Q3,・・・は、夫々対応
する2段のバッファインバータ2を介して同じく対応す
るCMOS出力回路02のN形FET4のゲートに接続
されている。なお、クロックCLKは新たなシフトレジ
スタ01′のD−F/F1′にも共通に入力される。ま
た、図9では2つのシフトレジスタ01,01′の1段
目のD−F/F1及び1′には夫々データSIN1,S
IN2が入力されるものとする。
【0010】図9のような回路が用いられる理由は、C
MOS出力回路02の出力、例えばP1の高インピーダ
ンス状態を作るには、P形FET3とN形FET4を個
別に動作させる必要があるためである。即ち出力P1を
Lレベルとするには、A点電位(つまりN形FET4の
ゲートの電位),B点電位(つまりP形FET3のゲー
トの電位)を共にHレベルとし、FET4をオン,FE
T3をオフにすればよく、出力P2をHレベルとするに
は、A点電位,B点電位を共にLレベルとし、FET3
をオン,FET4をオフにすればよいが、出力P1を高
インピーダンス状態にするにはA点電位はLレベルに、
B点電位はHレベルとし、FET3,4共にオフにする
必要がある。このような動作をさせるために、シフトレ
ジスタへの入力データをSIN1とSIN2の2系統入
力することになり、シフトレジスタも2系統分必要とな
る。2系統の入力データSIN1,SIN2としては図
10に示すように、共にクロックCLKの1周期Tの期
間Hレベルであるような信号であって互いにクロック1
周期分の位相差を持つような信号を入力するようにす
る。
【0011】この場合、時点t1,t4では、シフトレ
ジスタ01,01′の1段目のD−F/F1,1′の出
力Q1,Q1′は共にLレベル、従って対応するCMO
S出力回路02のA点電位はLレベル、B点レベルはH
レベル、従って出力P1は高インピーダンスとなる。ま
た、時点t2では、D−F/F出力Q1,Q1′は夫々
Hレベル,Lレベル、従って対応するA点電位,B点電
位は共にHレベルとなり、出力P1はLレベルとなる。
【0012】また、時点t3では、D−F/F出力Q
1,Q1′は夫々Lレベル,Hレベル、従って対応する
A点電位,B点電位は共にLレベルとなり、出力P1は
Hレベルとなる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら1列に並
ぶ複数のCMOS出力回路の各出力端子P1,P2,P
3,・・・が夫々前述の3ステートメントの状態の出力
動作を配列の順番に繰返すようにするためには、図9の
回路ではシフトレジスタ部が2つ必要になり、ICのチ
ップサイズとしてはかなりの大きさとなる。また、入力
信号も2信号必要となり、使用する側からしても面倒で
あるという問題がある。
【0014】そこで本発明はこのような問題を解消でき
るビットシフト出力回路を提供することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1のビットシフト出力回路では、P形FE
T(3)とN形FET(4)のドレインを共通接続して
出力端子(P1,P2,・・・)とし、この2つのFE
Tのソース間にP形FETのソースを正極とする直流電
圧(VDD)を印加してなるプッシュプル出力回路(CM
OS出力回路02)を複数個、1列に並べ、個別のプッ
シュプル出力回路の2つのFETのゲートを夫々駆動し
て、その出力端子を高インピーダンス状態から、所定時
間(T)ずつのL(H)レベル及びH(L)レベルの状
態を経て再び高インピーダンス状態に戻す動作を、前記
の各プッシュプル出力回路ごとに、その配列順に、前記
所定時間の位相差で行わせるビットシフト出力回路にお
いて、前記所定時間に等しい周期を持つ共通のクロック
(CLK)で動作する、前記プッシュプル出力回路の個
数よりも多い個数のDフリップフロップ(1)を縦続接
続してなるシフトレジスタ(01)を設け、前記の各プ
ッシュプル出力回路をその配列順に、この縦続接続順の
各Dフリップフロップに1対1に対応させ、このシフト
レジスタ内の1つのDフリップフロップのみが有意の信
号(Hレベルなど)を出力するようなデータ(入力デー
タSIN)をこのシフトレジスタの初段のDフリップフ
ロップに入力しつつ、このシフトレジスタに前記クロッ
クを与えて、前記有意の信号出力をこのシフトレジスタ
の初段のDフリップフロップから順次、終段のDフリッ
プフロップに向けてシフトして行わせ、個別のプッシュ
プル出力回路の2つのFETを、前記有意の信号出力の
シフトに基づく、シフトレジスタのこのプッシュプル出
力回路に対応する段及びその次段の夫々のDフリップフ
ロップの出力信号を用いて駆動するようにする。
【0016】また、請求項2のビットシフト出力回路で
は、請求項1に記載のビットシフト出力回路において、
前記プッシュプル出力回路の出力端子がL(H)レベル
からH(L)レベルへ切換わる際、この切換わり前にオ
ンしていたこのプッシュプル出力回路のFETをオフと
する駆動信号の存在を確認して、この切換わり後にオン
すべき、このプッシュプル出力回路のFETをオンとす
る駆動信号を有効にする論理演算手段(NORゲート5
など)を設けるようにする。
【0017】また、請求項3のビットシフト出力回路で
は、請求項1又は2に記載のビットシフト出力回路は、
半導体集積回路からなるものであるようにする。
【0018】
【作用】
1)請求項1に関わる発明について:CMOS出力回路
の個数よりも多い並列データ出力点(D−F/Fの出力
端子)を持つシフトレジスタ1系統を用意し、例えばC
MOS出力回路のN形FETのゲート用信号にはこのC
MOS出力回路に対応する段のシフトレジスタの並列デ
ータ出力を用い、CMOS出力回路のP形FETのゲー
ト用信号には次段のシフトレジスタの並列データ出力を
用いることにより、CMOS出力回路の出力端子の目的
とする高インピーダンス→Lレベル→Hレベル→高イン
ピーダンス状態の出力動作を実現する。シフトレジスタ
の初段のD−F/Fへの入力信号は、CMOSインバー
タ出力のH→L→Hレベル動作で必要となる図7の信号
(つまりクロック1周期分の期間TだけHレベルとなる
信号)SINそのままでよい。
【0019】2)請求項2に関わる発明について:前記
1)項のように、CMOS出力回路のP形FETのゲー
ト用信号にシフトレジスタの次段の並列データ出力をそ
のまま用いる構成では、データの伝達遅延時間の差など
により、CMOS出力回路の出力端子がLレベル→Hレ
ベルに移る瞬間等では、N形FETが未だ完全にオフし
ていない状態で、P形FETがオン状態になることが考
えられる。このようになると、貫通電流が流れ消費電流
を大きくする原因となる。
【0020】このような貫通電流を防ぐため、前記の
1)項の例に対しては、次段のシフトレジスタの並列デ
ータ出力と、CMOS出力回路のN形FETのゲート用
信号との論理演算結果をP形FETのゲート用信号とし
て使用することにより、N形FETがオフ信号を得てか
らP形FETがオンするようにする。
【0021】
【実施例】以下図1ないし図6に基づいて本発明の実施
例を説明する。図1は請求項1に関わる発明の第1の実
施例としての構成を示し、図2は図1の各部の動作波形
を示す。図1は図9に対しシフトレジスタとして01の
みを用い、且つシフトレジスタ01の各段のD−F/F
1に対応するCMOS出力回路02のP形FET3のゲ
ート(B点)の信号をシフトレジスタ01の次段の並列
データ出力から1段のバッファインバータ2を介して取
込むようにした点が異なる。
【0022】次に図1を参照しつつ図2を説明する。シ
フトレジスタ01への(初段のD−F/F1への)入力
データSINとしては、図2のようにシフトレジスタ0
1の並列データ出力の1ビットのみHレベルとする信号
(つまりクロックCLKの1周期T分の巾のHレベルの
矩形波パルス信号)を入力する。この入力データSIN
はクロックCLKの立上りごとにシフトレジスタ01の
初段のD−F/F1に読込まれ、順次、終段のD−F/
F1に向けてシフトされ、シフトレジスタ01の並列デ
ータ出力Q1,Q2,Q3は図8の場合と同様に、入力
データSINに順送りにクロック1周期分ずつの位相差
を持たせた波形となる。
【0023】ここで時点t1,t4のQ1=Q2=Lレ
ベルの時は、A点(N形FET4のゲート)=Lレベ
ル,B点(P形FET3のゲート)=Hレベルとなって
CMOS出力回路02の出力P1は高インピーダンスと
なる。また、時点t2のQ1=Hレベル,Q2=Lレベ
ル時は、A点=B点=Hレベルとなって出力P1はLレ
ベルとなり、時点t3のQ1=Lレベル,Q2=Hレベ
ル時は、A点=B点=Lレベルとなって出力P1はHレ
ベルとなる。
【0024】このようにしてCMOS出力回路02の出
力P1は、高インピーダンスの状態からクロック1周期
ずつのLレベル,Hレベルの状態を経て高インピーダン
ス状態に戻る。出力P2は、出力P1と同じ状態変化を
クロック1周期分遅れて繰返す。このような動作がCM
OS出力回路02の各段の出力1ビットごとに順送りで
繰返される。
【0025】図3は請求項1に関わる発明の第2の実施
例としての構成を示し、図4は図3の各部の波形を示
す。図3においては図1に対しCMOS出力回路02の
N形FET4のゲート(A点)にはシフトレジスタ01
の次段の並列データ出力(D−F/F1の出力)が直接
入力され、CMOS出力回路02のP形FET3のゲー
ト(B点)にはシフトレジスタ01の対応する段の並列
データ出力(D−F/F1の出力)が1段のバッファイ
ンバータ2を介して入力される。シフトレジスタ01へ
の入力データ信号SINは図1と同じである。
【0026】この図3の構成では図4に示すようにCM
OS出力回路02の出力P1,P2,・・・は夫々、高
インピーダンスの状態からクロックCLK1周期の期間
ずつのHレベル,Lレベルの状態を経て高インピーダン
ス状態に戻る動作をクロックCLK1周期ずつの位相差
で順送りに繰返す。図5は請求項2に関わる発明の第1
の実施例としての構成を示し、この図は図1に対応して
いる。図5においては図1に対し、CMOS出力回路0
2のB点に、シフトレジスタ01の次段の並列データ出
力を1段のバッファインバータ2を通して(つまりC点
の出力を)直ちに与える代わりに、CMOS出力回路0
2のA点と上記のC点のレベルを入力とするNORゲー
ト5と、その出力を反転するバッファインバータ2を介
して与えるようにした点が異なる。
【0027】NORゲート5とその出力反転用のバッフ
ァインバータ2は、CMOS出力回路02のP形FET
3とN形FET4に与える信号がバッファの段数の違い
等によってズレを生じ、まだN形FET4がオフしきっ
ていない状態で、P形FET3がオンしかけ大きな貫通
電流が流れることを防ぐために設けられたものである。
【0028】この図5の回路は基本的には図1と同様な
動作を行うが、例えばCMOS出力回路02の出力P1
がLレベル→Hレベルに変化する瞬間では、C点電位が
いち早くH→Lレベルに変化したとしても、NORゲー
ト5とその出力反転インバータ2の存在によってN形F
ET4のゲート電位(A点電位)がH→Lレベルになっ
て初めて、P形FETのゲート電位(B点電位)がLレ
ベルになることになり、できるだけP形,N形FET
3,4の同時オン期間を小さくし、貫通電流を小さくす
ることができる。
【0029】図6は請求項2に関わる発明の第2の実施
例としての構成を示し、この図は図3に対応している。
図6は図3に対し、CMOS出力回路02のA点へシフ
トレジスタ01の次段の並列データ出力を直接入力する
代わりに、シフトレジスタ01の対応する段の並列デー
タ出力と、次段の並列データ出力を1段のバッファイン
バータ2に通した出力(C点の出力)とを入力とするN
ORゲート5を介して与えるようにした点が異なる。
【0030】この図6は基本的には図3と同じ動作をす
るが、図6のNORゲート5はCMOS出力回路02の
出力、例えばP1がH→Lレベルに変化するときの貫通
電流を抑制する役割を持つ。即ちシフトレジスタ01の
並列データ出力Q1=Hレベル,Q2=Lレベル(従っ
てB点=A点=Lレベルで、出力P1=Hレベル)の状
態からQ1=Lレベル,Q2=Hレベルに変化したと
き、C点電位がいち早くH→Lレベルに変化したとして
も、NORゲート5の存在によって、Q1がH→Lレベ
ルとなりB点電位がHレベル(従ってP形FET3がオ
フ)となって初めてA点電位がHレベル(従ってN形F
ET4がオン、出力P1=Lレベル)となる。
【0031】
【発明の効果】現在、全ての半導体IC製品に対して、
低消費電流化,低価格化が求められている。請求項1に
関わる発明によれば、外部の負荷駆動用のCMOS出力
回路を複数1列に並べ、その各1ビットの出力端子が高
インピーダンスの状態からクロックに同期してL(H)
レベルとH(L)レベルの状態を経て高インピーダンス
の状態に戻る動作をCMOS出力回路の配列順に順送り
に繰返すようにしたビットシフト出力回路において、C
MOS出力回路に夫々対応する段を持つ1系列のシフト
レジスタを設け、各CMOS出力回路のP形FETとN
形FETを夫々シフトレジスタの対応する段と次段の並
列データ出力を用いて駆動するようにしたので、ビット
シフト出力回路のICのロジックサイズが大きくなるの
を防ぎ、入力信号も簡単にすることができる。
【0032】さらに請求項2に関わる発明によれば、C
MOS出力回路の出力端子がL→Hレベルに変化する
際、N形FETのオフのゲート信号を検出してP形FE
Tをオンするゲート信号を有効とするロジック回路、又
はCMOS出力回路の出力端子がH→Lレベルに変化す
る際、P形FETのオフのゲート信号を検出してN形F
ETをオンするゲート信号を有効とするロジック回路を
付加するようにしたので、より貫通電流の小さい集積回
路が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に関わる発明の第1の実施例としての
構成を示す回路図
【図2】図1の各部の動作波形を示す図
【図3】請求項1に関わる発明の第2の実施例としての
構成を示す回路図
【図4】図3の各部の動作波形を示す図
【図5】請求項2に関わる発明の第1の実施例としての
構成を示す回路図
【図6】請求項2に関わる発明の第2の実施例としての
構成を示す回路図
【図7】従来回路の一例を示す図
【図8】図7の各部の動作波形を示す図
【図9】図1に対応する従来の回路図
【図10】図9の各部の動作波形を示す図
【符号の説明】
01 シフトレジスタ 02 CMOS出力回路 1 Dフリップフロップ(D−F/F) Q1,Q2,・・・ Dフリップフロップの並列デー
タ出力 2 バッファインバータ 3 P形FET 4 N形FET 5 NORゲート P1,P2,・・・ CMOS出力回路の出力端子 SIN 入力データ CLK クロック

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】P形FETとN形FETのドレインを共通
    接続して出力端子とし、この2つのFETのソース間に
    P形FETのソースを正極とする直流電圧を印加してな
    るプッシュプル出力回路を複数個、1列に並べ、 個別のプッシュプル出力回路の2つのFETのゲートを
    夫々駆動して、その出力端子を高インピーダンス状態か
    ら、所定時間ずつのL(H)レベル及びH(L)レベル
    の状態を経て再び高インピーダンス状態に戻す動作を、
    前記の各プッシュプル出力回路ごとに、その配列順に、
    前記所定時間の位相差で行わせるビットシフト出力回路
    において、 前記所定時間に等しい周期を持つ共通のクロックで動作
    する、前記プッシュプル出力回路の個数よりも多い個数
    のDフリップフロップを縦続接続してなるシフトレジス
    タを設け、 前記の各プッシュプル出力回路をその配列順に、この縦
    続接続順の各Dフリップフロップに1対1に対応させ、 このシフトレジスタ内の1つのDフリップフロップのみ
    が有意の信号を出力するようなデータをこのシフトレジ
    スタの初段のDフリップフロップに入力しつつ、このシ
    フトレジスタに前記クロックを与えて、前記有意の信号
    出力をこのシフトレジスタの初段のDフリップフロップ
    から順次、終段のDフリップフロップに向けてシフトし
    て行わせ、 個別のプッシュプル出力回路の2つのFETを、前記有
    意の信号出力のシフトに基づく、シフトレジスタのこの
    プッシュプル出力回路に対応する段及びその次段の夫々
    のDフリップフロップの出力信号を用いて駆動するよう
    にしたことを特徴とするビットシフト出力回路。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のビットシフト出力回路に
    おいて、 前記プッシュプル出力回路の出力端子がL(H)レベル
    からH(L)レベルへ切換わる際、この切換わり前にオ
    ンしていたこのプッシュプル出力回路のFETをオフと
    する駆動信号の存在を確認して、この切換わり後にオン
    すべき、このプッシュプル出力回路のFETをオンとす
    る駆動信号を有効にする論理演算手段を設けたことを特
    徴とするビットシフト出力回路。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載のビットシフト出力
    回路は、半導体集積回路からなるものであることを特徴
    とするビットシフト出力回路。
JP7116777A 1995-05-16 1995-05-16 ビットシフト出力回路 Pending JPH08315593A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7116777A JPH08315593A (ja) 1995-05-16 1995-05-16 ビットシフト出力回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7116777A JPH08315593A (ja) 1995-05-16 1995-05-16 ビットシフト出力回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08315593A true JPH08315593A (ja) 1996-11-29

Family

ID=14695467

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7116777A Pending JPH08315593A (ja) 1995-05-16 1995-05-16 ビットシフト出力回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08315593A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100419842C (zh) * 2002-06-21 2008-09-17 奇景光电股份有限公司 一种驱动平面显示装置的驱动装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100419842C (zh) * 2002-06-21 2008-09-17 奇景光电股份有限公司 一种驱动平面显示装置的驱动装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4737627B2 (ja) スタティッククロックパルス発生器およびディスプレイ
JPH0132532B2 (ja)
US6617902B2 (en) Semiconductor memory and holding device
KR101468897B1 (ko) 도미도 로직 회로 및 파이프라인 도미노 로직 회로
US6417790B1 (en) Low-power data serializer
KR100329320B1 (ko) 디지털신호전송회로
US6005418A (en) Low power consuming logic circuit
JP2005348296A (ja) 半導体集積回路
JPH08315593A (ja) ビットシフト出力回路
JPH0690161A (ja) 入力回路、及び半導体集積回路
US6617882B2 (en) Clocked half-rail differential logic
US6239622B1 (en) Self-timed domino circuit
US6639429B2 (en) Method for clock control of half-rail differential logic
JPS63155822A (ja) Mos論理回路
US20040017878A1 (en) Shift-register circuit
JP2004080591A (ja) 電流セル回路及びdaコンバータ
US6630846B2 (en) Modified charge recycling differential logic
JP3683695B2 (ja) ラッチ回路およびdff回路
JP4077786B2 (ja) パルス回路
JP2569750B2 (ja) 同期型ドライバ回路
US20050116743A1 (en) Single ended controlled current source
JP2001127251A (ja) シフトレジスタ及び液晶ドライバ
US20030117177A1 (en) Method for clocking charge recycling differential logic
KR100401530B1 (ko) 데이타 출력 버퍼 회로
JPH0619701B2 (ja) 半加算回路