JPH08314768A - 監視制御システムにおけるイベントデータの管理方式 - Google Patents

監視制御システムにおけるイベントデータの管理方式

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JPH08314768A
JPH08314768A JP12326495A JP12326495A JPH08314768A JP H08314768 A JPH08314768 A JP H08314768A JP 12326495 A JP12326495 A JP 12326495A JP 12326495 A JP12326495 A JP 12326495A JP H08314768 A JPH08314768 A JP H08314768A
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JP12326495A
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Hideya Iwase
秀哉 岩瀬
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 イベントデータの管理に関する機能の充実を
図り、かつソフトウェアの流用率を向上させるとともに
拡張性を高めるようにした。 【構成】 図示破線で囲んだ部分がイベントデータ管理
サブシステムであり、このサブシステムはイベントデー
タ管理プロセス1とイベントデータの管理のために構築
されたデータベース2からなり、データベース2はイベ
ントデータファイル2Aとイベントファイルアクセス用
データ2Bからなる。一般アプリケーションプロセス3
は登録要求受付用(キューターミナルQ1)に接続さ
れ、また一般アプリケーション4は検索、追加、イニシ
ャライズ、バックアップ要求受付用(キューターミナル
Q2)に接続される。イベントデータ受け渡し用ファイ
ル5は一般アプリケーション4に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、様々な運転業務の効
率化と系統の安定した運用を目的として制御所等に配置
される計算機システムからなる監視制御システムにおけ
るイベントデータの管理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】監視制御システムには次に述べるような
2大機能がある。
【0003】(1)監視制御機能:テレコン等の伝送装
置を経由して、管轄地区に散在する各種の機器を監視す
る。
【0004】(2)ロギング機能:イベントデータ記
録、帳票記録等を作成する。なお、イベントデータとは
次のような記録データのことである。機器の操作メッセ
ージ、機器の故障メッセージ、事故のメッセージ、監視
機能からのメッセージ、システムの異常メッセージ等で
ある。
【0005】監視制御システムにおけるイベントデータ
記録は、機器の操作内容等のイベントデータ(メッセー
ジ)をリアルタイムに専用プリンタに印字したり、CR
T画面に表示を行うものである。また、蓄積されたイベ
ントデータの中から、オペレータの指定した日付けおよ
び種別(機器操作、機器故障等の)の条件に合ったイベ
ントデータを印字または画面表示させることも可能であ
る。これらの機能を実現するために、イベントデータが
どのように管理されているかの方式を図34により述べ
る。なお、図34は現行のイベントデータ管理方式の概
念図で、この図34において、34a,34bは一般ア
プリケーションプロセス、34cはプリンタ、34dは
CRT、34eはイベントデータ登録プロセス、34f
はイベントデータファイルである。まず、機能に付いて
述べる。
【0006】(1)機能:イベントデータの管理に関し
ては次の2つの機能がある。ただし、検索機能はイベン
トデータの検索を必要とする一般アプリケーションプロ
セスが独自に行っている。なお、プロセスとは、計算機
におけるソフトウェアの最小実行単位のことである。
【0007】(a)登録機能:一定件数または期間のイ
ベントデータを保存する。
【0008】(b)検索機能:日付けおよび種別の指定
により、条件に一致したイベントデータを検索する。
【0009】(2)プロセス間コミュニケーションデー
タ:前述のように、イベントデータの検索を必要とする
一般アプリケーションプロセスは、直接イベントデータ
を参照(READ ONLY)し、指定された条件に一致したデ
ータを検索している。従って、イベントデータ管理に関
するプロセス間コミュニケーションデータは、登録要求
だけである。
【0010】(a)登録要求:イベントデータの登録を
必要とする一般アプリケーションプロセス34aは、イ
ベントデータ登録プロセス34eに対して登録要求を行
う。
【0011】(b)検索要求:なし。
【0012】(3)データ:イベントデータは次のデー
タによって管理されている。イベントデータファイル3
4fは、実際のイベントデータが蓄積されるデータ部と
そのデータ部をコントロールする管理部から構成されて
いて、管理部には図35(データフォーマット)に示す
ようにデータ部内における最古および最新イベントデー
タのレコード番号(位置)等の管理情報が格納されてい
る。なお、最古イベントデータのレコード番号はイベン
トデータファイルのデータ部において、最も古いイベン
トデータが格納されているレコード番号、また、最新イ
ベントデータのレコード番号は最も新しいイベントデー
タが格納されているレコード番号である。
【0013】データ部にはイベントデータが図35に示
すように登録(発生)順に格納されていて、そのイベン
トデータには発生時刻、種別、その他の固有情報が格納
されている。なお、データ部に空きがなくなった場合に
は最古イベントデータから削除され、サイクリックに使
用される。
【0014】(4)処理は次に示すように登録処理と検
索処理からなり、図36、図37はそれぞれのフローチ
ャートである。
【0015】(a)登録処理:一般アプリケーションプ
ロセスから登録要求を受けたイベントデータ登録プロセ
スの処理は図36に示すように行われる。図36におい
て、ステップS1はイベントデータファイル(データ
部)の空きレコード番号を求めるものである。次にイベ
ントデータファイル(データ部)に空きレコード番号が
あるかをステップS2で判定し、空きがあるときには、
イベントデータファイル(管理部)の最古レコード番号
=0、空きレコード番号=イベントデータファイル(管
理部)の最新レコード番号=1とし、前記イベントデー
タファイル(データ部)に空きがないときには、イベン
トデータファイル(管理部)の最古レコード番号≠0、
空きレコード番号=イベントデータファイル(管理部)
の最古レコード番号とする。
【0016】ステップS2で空きレコード番号があると
判定されたとき、ステップS3に進んで、指定されたイ
ベントデータを前述のようにして求められたイベントデ
ータファイル(データ部)の空きレコード番号に登録す
る。その後、ステップS4でイベントデータファイル
(管理部)のレコード番号を更新する。
【0017】前記ステップS2で空きレコード番号がな
いときには、ステップS5の処理を行う。ステップS5
の処理は最古レコード番号にイベントデータを登録す
る。その後、ステップS4の処理を行う。ステップS4
の処理において、イベントデータファイル(データ部)
に空きがあるとき、管理部の最古レコード番号=0であ
ると、最新レコード番号≠最大イベントデータ数とな
り、最古レコード番号=1であると、最新レコード番号
=最大イベントデータ数となる。
【0018】また、イベントデータファイル(データ
部)に空きがないとき、管理部の最古レコード番号≠0
であると、最古レコード番号=最古レコード番号+1に
なって、最新レコード番号≠最大イベントデータ数とな
り、最古レコード番号=1であると、最新レコード番号
=最大イベントデータ数となる。
【0019】(b)検索処理:イベントデータの検索を
必要とする一般アプリケーションプロセスが図37に示
すように行われる。図37において、S11はイベント
データファイル(管理部)から最古レコード番号を取得
するステップで、このステップS11で取得したレコー
ド番号が最新レコード番号であるかをステップS12で
判定する。判定の結果「YES」のときには、処理を終
了し、「NO」のときには、イベントデータファイル
(データ部)からイベントデータをステップS13で取
得する。取得されたイベントデータは検索条件に一致す
るかをステップS14で判定し、検索条件に、一致「Y
ES」したなら、当該イベントデータをステップS15
でセーブする。セーブ後、次の検索イベントデータをス
テップS16で取得し、再び、ステップS12から処理
を行う。なお、ステップS14で検索条件が一致しない
ならステップS16の処理に移る。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来のイベントデータ管理方式では次に述べるような
問題がある。
【0021】(1)イベントデータの管理に関する機能
は登録機能と検索機能があるが、クライアントの要望お
よびイベントデータ関連の障害に対するメーカーの対応
方法等を考慮すると、追加機能、削除機能といった他の
機能も必要になってくるが、それらはそれぞれ別々のプ
ロセスで実行されるために、イベントデータ関連機能が
貧弱である。
【0022】(2)監視制御システムにおけるロギング
機能、取り分けイベントデータ記録はシステムにとって
必要不可欠な機能である。一方、ソフトウェアの見地か
ら見ると、登録処理は専用のプロセスが、検索処理は一
般アプリケーションプロセスが実行しており、イベント
データの管理に関する処理は独立していない。従って、
同等のシステムへの流用を除き、新たにシステムを開発
するような場合は、一般アプリケーションの処理だけで
なく、イベントデータの管理に関する処理も開発しなけ
ればならなくなる。このため、ソフトウェアの流用率が
低下する問題がある。
【0023】(3)イベントデータの管理に関する機能
の追加や変更、また、保存するイベントデータ数等のシ
ステムレベルの定数を変更するような場合、従来の方式
では、イベントデータの管理に関する処理が他の一般ア
プリケーション処理と関連を持ってしまっているため、
ちょっとした変更でも大掛かりな作業になってしまい、
拡張性に乏しい問題がある。
【0024】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、イベントデータの管理に関する機能の充実を図
り、かつソフトウェアの流用率を向上させるとともに拡
張性を高めるようにした監視制御システムにおけるイベ
ントデータの管理方式を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段および作用】この発明は、
上記の目的を達成するために、第1発明は、監視制御シ
ステムにおける機器の操作、機器の故障、事故等のメッ
セージからなるイベントデータを、登録処理機能および
検索処理機能プログラムを有するコンピュータにより管
理する方法において、前記2つの処理機能の他に追加処
理、削除処理、イニシャライズ処理およびバックアップ
処理機能プログラムを有するイベントデータ管理サブシ
ステムを形成し、このサブシステムにイベントデータ管
理プログラムを設け、この管理プログラムのためのデー
タべースを構築して、前記登録処理機能プログラムから
のイベントデータ登録要求に対してデータベースを元に
そのデータの登録処理を行い、検索処理機能プログラム
からのイベントデータ検索要求に対してデータベースを
元にその検索処理を行うとともに、イベントデータ追
加、削除、イニシャライズおよびバックアップ処理要求
に対してもデータベースを元にそれらデータ処理を要求
により順次行うようにしたことを特徴とすものである。
【0026】第2発明は、前記データベースには前記登
録、検索処理機能プログラムに対して指定されたイベン
トデータをデータベースに保存するとともに、指定され
た検索条件と一致するイベントデータをデータベースの
中から検索し、しかも、イベントデータの追加があった
ときにはデータベースに追加を行い、前以て検索された
イベントデータの中から指定されたイベントデータをデ
ータベースから削除するようにしたことを特徴とするも
のである。
【0027】第3発明は、前記データベースはイベント
データファイルとイベントファイルアクセス用データか
ら構築されているものである。
【0028】第4発明は、前記イベントデータファイル
アクセス用データは時間ルートインデックス用データと
種別ルートインデックス用データからなることを特徴と
するものである。
【0029】
【実施例】以下この発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1はこの発明の実施例を示すイベントデータ管
理サブシステムの概念図で、図1において、図示破線で
囲んだ部分がイベントデータ管理サブシステムであり、
このサブシステムはイベントデータ管理プロセス1とイ
ベントデータの管理のために構築されたデータベース2
からなり、データベース2は後述するイベントデータフ
ァイル2Aとイベントファイルアクセス用データ2Bか
らなる。3、4は一般アプリケーションプロセス、5は
イベントデータ受け渡し用ファイルである。
【0030】上記のように構成されたサブシステムにお
いては、データベース2を元に一般アプリケーションプ
ロセス3、4に対して次のような6つの機能を持ってい
る。以下各機能に付いて述べる。
【0031】(a)登録機能:指定されたイベントデー
タを実施例のサブシステムのデータベース2に一定件数
または一定期間保存する機能、 (b)検索機能:指定された検索条件と一致するイベン
トデータをサブシステムのデータベース2の中から検索
する機能、 (c)追加機能:指定されたイベントデータをサブシス
テムのデータベース2の所定の位置に追加する機能、 (d)削除機能:前以て検索されたイベントデータの中
から、指定されたイベントデータをサブシステムのデー
タベース2から削除する機能、 (e)イニシャライズ機能:サブシステムの保守機能の
ひとつで、ディスク上にセーブしてあるイベントデータ
アクセス用セーブデータをメモリ上に展開する第1のイ
ニシャライズ処理機能と、イベントデータ保存用データ
を元にイベントデータアクセス用データを再構築する第
2のイニシャライズ処理機能、 (f)バックアップ機能:サブシステムの保守機能のひ
とつで、メモリ上のイベントデータアクセス用データを
ディスク上にセーブする機能である。
【0032】次にプロセス間コミュニケーションデータ
の授受についてのべる。上記実施例のサブシステムの機
能を必要とする一般アプリケーションプロセス3、4は
各処理要求をサブシステム専用の受信用キューターミナ
ルQ1,Q2に対して発行する。このとき、必要に応じ
てイベントデータ受け渡し用ファイル5も使用する。ま
た、同期を取る必要のある処理要求に対して、サブシス
テムは処理終了応答を専用の処理終了応答キューターミ
ナルQaから一般アプリケーションプロセス4に通知す
る。
【0033】以下この実施例の受信用キューターミナル
Q1,Q2の処理シーケンス、処理要求データ(I/F
データ、イベントデータ受け渡し用データ等)について
説明する。なお、受信用キューターミナルQ1,Q2
は、それぞれ処理の優先順位がQ1>Q2に設定されて
いる。
【0034】キューターミナルQ1は登録要求を受け付
け、イベントデータ受け渡し用ファイル5は使用しな
い。このときの処理シーケンスは図2に示すように一般
アプリケーションプロセス3とは非同期に処理される。
すなわち、一般アプリケーションプロセス3からの登録
要求をイベントデータ管理プロセス1が受け付け、その
後データベース2との間で登録を処理する。
【0035】I/Fデータ:本キューターミナルQ1を
介して通知される処理要求データには次のものがある。
【0036】登録要求データ:一般アプリケーションプ
ロセス3がイベントデータ管理サブシステムに対してイ
ベントデータの登録要求を行うときに使用するキュータ
ーミナルQ1のI/Fデータフォーマットを図3に示
す。図3において、種別にはI/Fデータを識別するた
めに、本サブシステムで定めた値が格納され、要求元プ
ロセス番号には本サブシステムに対して処理要求を行っ
た一般アプリケーションプロセス3のプロセス番号が格
納され、データ部サイズにはデータサイズが格納されて
いて、データ部には処理要求の対象となるイベントデー
タが図示のように格納されている。
【0037】次にキューターミナルQ2について述べ
る。キューターミナルQ2は検索、追加、削除、イニシ
ャライズ、バックアップの各要求を受け付ける。なお、
検索、追加、イニシャライズ、バックアップ受け渡し用
ファイルを使用してイベントデータの授受を行う。この
ときの処理シーケンスは図4に示すように行われる。
【0038】まず、一般アプリケーションプロセス4と
同期を取って次のようなシーケンス処理を行う。なお、
図4に示す符号〔1〕〜〔7〕は処理順序である。
【0039】〔1〕イベントデータ受け渡し用ファイル
5に処理対象データが設定される(検索要求、追加要
求、削除要求の場合)、〔2〕一般アプリケーションプ
ロセス4からの検索要求、追加要求、削除要求などの処
理要求をイベントデータ管理プロセス1が受信し、
〔3〕イベントデータ受け渡し用ファイル5をイベント
データ管理プロセス1が読み込む(検索要求、追加要
求、削除要求の場合)、〔4〕管理プロセス1が処理要
求に対する処理を行い、〔5〕管理プロセス1がイベン
トデータ受け渡し用ファイル5に処理結果データを設定
し(検索要求の場合)、〔6〕イベントデータ管理プロ
セス1から一般アプリケーションプロセス4に処理要求
に対する応答を返し、〔7〕検索要求の場合、イベント
データ受け渡し用ファイル5が一般アプリケーションプ
ロセス4に読み込まれてシーケンスが終わる。
【0040】I/Fデータ:本キューターミナルQ2を
介して通知される処理要求データには次のものがある。
【0041】a.検索要求データ:一般アプリケーショ
ンプロセス4がイベントデータ管理サブシステムに対し
てイベントデータの検索要求を行うときに使用するキュ
ーターミナルQ2のI/Fデータ(イベントデータ受け
渡し用ファイル使用)フォーマットを図5に示す。な
お、検索条件はイベントデータ受け渡し用ファイル5に
設定しておく。図5において、種別にはI/Fデータを
識別するために、本管理サブシステムで定めた値が格納
され、要求元プロセス番号にはサブシステムに対して処
理要求を行った一般アプリケーションプロセスのプロセ
ス番号が格納され、ファイル番号、レコード番号および
データサイズには処理要求の対象となるデータが設定さ
れているイベントデータ受け渡し用ファイルのファイル
番号、レコード番号およびデータサイズが格納されてい
る。
【0042】b.追加要求データ:一般アプリケーショ
ンプロセス4が本サブシステムに対してイベントデータ
の追加要求を行うときに使用するキューデータフォーマ
ットを図5に示す。なお、追加したいイベントデータは
イベントデータ受け渡し用ファイル5に設定しておく。
【0043】c.削除要求データ:上記a,bと同様に
イベントデータの削除要求を行うときに使用するキュー
データフォーマット(図5)である。なお、削除したい
イベントデータの情報はイベントデータ受け渡し用ファ
イル5に設定しておく。
【0044】d.イニシャル要求データ:一般アプリケ
ーションプロセス4が本サブシステムに対してイベント
データのイニシャル要求を行うときに使用するキュータ
ーミナルQ2のI/Fデータ(イベントデータ受け渡し
用ファイル未使用)フォーマットを図6に示す。なお、
図6はイベントデータ受け渡し用ファイルには使用しな
い。
【0045】e.バックアップ要求データ:上記と同様
にイベントデータのバックアップ要求を行うときに使用
するキューデータフォーマット(図6)である。なお、
図6はイベントデータ受け渡し用ファイルには使用しな
い。図6における種別、要求元プロセス番号は図5の場
合と同様である。
【0046】次に処理終了応答の場合のI/Fデータと
して、本キューターミナルQ2を介して通知する処理要
求応答データには次のa〜eがある。
【0047】a.検索要求応答データ:一般アプリケー
ションプロセスからの検索要求に対してサブシステムが
要求元プロセスに通知する処理終了応答I/Fデータ
(イベントデータ受け渡し用ファイル使用)フォーマッ
トを図7に示す。なお、検索結果はイベントデータ受け
渡し用ファイルに設定される。
【0048】b.追加要求応答データ:一般アプリケー
ションプロセスからの追加要求に対してサブシステムが
要求元プロセスに通知する応答I/Fデータ(イベント
データ受け渡し用ファイル未使用)フォーマットを図8
に示す。なお、イベントデータ受け渡し用ファイルは使
用しない。
【0049】c.削除要求応答データ:一般アプリケー
ションプロセスからの削除要求に対してサブシステムが
要求元プロセスに通知するデータフォーマットを図8に
示す。なお、イベントデータ受け渡し用ファイルは使用
しない。
【0050】d.イニシャル要求応答データ:一般アプ
リケーションプロセスからのイニシャル要求に対してサ
ブシステムが要求元プロセスに通知するデータフォーマ
ットを図8に示す。なお、応答時は、イベントデータ受
け渡し用ファイルは使用しない。
【0051】e.バックアップ要求応答データ:一般ア
プリケーションプロセスからのバックアップ要求に対し
てサブシステムが要求元プロセスに通知するデータフォ
ーマットを図8に示す。なお、イベントデータ受け渡し
用ファイルは使用しない。
【0052】一般アプリケーションプロセスがイベント
データ管理サブシステムへの処理要求時に設定するイベ
ントデータ受け渡し用データには次のa〜cがある。
【0053】a.検索要求受け渡し用データフォーマッ
トは、図9に示すように、一般アプリケーションプロセ
スがイベントデータ検索要求時に検索条件を設定するも
ので、次のような属性を指定する。
【0054】(イ)検索順:イベントデータの古い方か
ら検索するのか、新しい方から検索するのかを指定す
る。
【0055】(ロ)検索数:本属性を除いた条件で検索
されたイベントデータの中で、何番目(開始番号)から
何番目(終了番号)までを転送するかを指定する。本サ
ブシステムでは、検索要求によって検索されたイベント
データ(ただし、検索数属性を除く)を“EQID(Event Q
ueue ID)”というシーケンシャル番号で管理し、本属性
ではこのEQIDを指定する。なお、EQIDはイベントデータ
の削除要求時にも使用される。
【0056】(ハ)検索条件(時間):検索したいイベ
ントデータの時刻の範囲を指定する。
【0057】本サブシステムでは、イベントデータの種
別と種別内容を1条件(最小単位)とし、サブストッパ
ーまでの全条件のANDを取ったものを1つのAND条件グル
ープとする。同様に全サブストッパーまでのAND条件グ
ループとストッパーまでのAND条件グループの全てのOR
を取ったものが検索条件(種別)に一致したイベントデ
ータとなる。イベントデータの種別と種別内容の例を次
表に示す。
【0058】
【表1】
【0059】b.追加要求受け渡し用データフォーマッ
トは、図10に示すような、一般アプリケーションプロ
セスがイベントデータ追加要求時に追加したいイベント
データを設定するものである。
【0060】c.削除要求受け渡し用データフォーマッ
トは、図11に示すような、一般アプリケーションプロ
セスがイベントデータ削除要求時に削除したいイベント
データのEQIDを設定するものである。
【0061】図12はイベントデータ応答受け渡し用デ
ータの検索要求応答受け渡し用のデータフォーマット
で、このフォーマットはイベントデータ検索要求に対す
る検索結果が設定されているものである。図12のデー
タフォーマットにおいて、継続データ有無には、本サブ
システムによって検索されたイベントデータは、検索条
件に設定されたイベントデータ受け渡し用ファイルと同
じファイル番号、同じコード番号から書き込まれる(図
7参照)。従って、検索されたイベントデータ数が多く
指定されたバッファに入り切らないような場合は継続デ
ータ有無を「有」に設定する。
【0062】図13は本イベントデータ管理サブシステ
ムに使用されるデータベース概念図で、本イベントデー
タ管理サブシステムにデータベースが使用されるのは、
イベントデータの保存およびイベントデータの高速アク
セスのためである。このため、図13に示すようなイベ
ントデータ管理サブシステムデータベース13aが構築
される。この図13において、イベントデータ保存用デ
ータ13bはイベントデータを保存しておくためのデー
タで、次に示すようなものがある。
【0063】図14はイベントデータフォーマットで、
そのフォーマットにはイベントデータが保存されてい
る。本サブシステムでは、イベントデータファイル内の
イベントデータの格納位置(レコード番号)を“EVID
(Event ID)”で表現する。なお、イベントデータファ
イル内の並びはイベントデータの登録(発生)時刻順と
は限らない。
【0064】なお、前記図13において、13cはイベ
ントデータアクセス用データで、このデータはイベント
データ保存用データを効率良くアクセスするためのもの
で、時間ルートインデックス用データ13dと種別ルー
トインデックス用データ13eがある。
【0065】前者の時間ルートインデックス用データ1
3dはイベントデータの時間ルートを管理するためのデ
ータで、インデックスデータはイベントデータの登録
(発生)時刻順を管理するデータである。このデータは
イベントデータファイルと対応しており、時間的に最も
古いイベントデータから最も新しいイベントデータデー
タまでがEVIDのチェーンで繋がっている。また、イベン
トデータファイル内の未使用のEVIDも図15(インデッ
クスデータフォーマット)に示すようにチェーンで繋ぎ
管理している。また、日付けインデックスデータは、図
16(日付けインデックスデータフォーマット)に示す
ように一日の一番最後に登録された(発生した)イベン
トデータおよびイベントデータファイル内の一番新しい
イベントデータの日付けを管理するデータである。
【0066】後者の種別ルートインデックス用データ1
3eはイベントデータの種別ルートを管理するためのデ
ータで、このデータの中にはポインターデータ、種別内
容データおよび種別データがある。
【0067】ポインターデータは、図17(ポインター
データフォーマット)に示すように、イベントデータを
種別毎に管理するデータで、このデータは種別毎にイベ
ントデータファイルと対応しており、各種別の種別内容
がEVIDのチェーンで繋がる。なお、チェーンの先頭、最
後のEVIDの管理は種別内容データで行う。図17におい
て、前EVIDは当該EVIDの1つ前に登録されたイベントデ
ータのEVIDが格納されている。「0」で先頭EVIDとな
る。また、後EVIDは当該EVIDの1つ後に登録されたイベ
ントデータのEVIDが格納されている。「0」で最後EVI
Dとなる。
【0068】種別内容データは、図18(種別内容デー
タフォーマット)に示すように、ポインターデータにお
ける各種別の種別内容毎のチェーンの先頭と最後を管理
するデータである。なお、種別内容位置(レコード番
号)は、種別データより求める(種別内容オフセット+
種別内容)。図18において、先頭EVIDには当該種別内
容位置(種別および種別内容により一意に決まる)を持
つイベントデータの中で先頭のイベントデータのEVIDが
格納されている。また、最後EVIDには当該種別内容位置
(種別および種別内容により一意に決まる)を持つイベ
ントデータの中で最後のイベントデータのEVIDが格納さ
れている。
【0069】種別データは、図19(種別データフォー
マット)に示すように、イベントデータの種別毎の固有
の情報(種別数、種別内容数他)を管理するデータであ
る。図19において、種別内容数には当該種別の種別内
容数が格納され、種別内容オフセットには当該種別の種
別内容オフセットが格納され、イベントデータ内オフセ
ットには当該種別のイベントデータオフセット(当該種
別の内容がイベントデータ内のどの位置に設定されてい
るか)が格納され、イベントデータ内サイズには当該種
別のイベントデータ内サイズがそれぞれ格納されてい
る。なお、図20、図21は上記のデータ関連を表した
データ関連説明図である。
【0070】13fは前記図13に示したイベントデー
タアクセス用セーブデータで、このデータ13fはメモ
リ上のイベントデータアクセス用データをセーブしてお
くためのディスクデータであり、インデックスデータ、
日付けインデックスデータ、ポインターデータ、種別内
容データおよび種別をセーブするデータがある。
【0071】次に前述した各機能の処理概要について述
べる。まず、図22のフローチャートにより登録処理に
ついて述べる。図22の登録処理において、ステップS
21でイベントデータファイルにおける空きEVIDを求め
る。EVIDがあるかどうかをステップS22で判定し、空
きの先頭EVID=0(空きEVID無し)のときは、ステップ
S23の処理でインデックスデータ(管理部)の最古EV
IDの削除処理を行う。一方、ステップS22で空きの先
頭EVID≠0(空きEVID有り)のときには、ステップS2
4の処理を行う。この処理はステップS23の削除処理
の後も行う。
【0072】ステップS24の処理はイベントデータを
ステップS21で求めたイベントデータファイルの空き
EVIDに登録する。その後、ステップS25でインデック
スデータを更新する。この更新処理においては、図23
(インデックスデータの更新処理説明図)に示すよう
に、インデックスデータ(管理部)の最新EVIDを参照
し、インデックスデータ(データ部)における時間順チ
ェーンの最新EVIDの後に今回登録したイベントデータの
EVIDを繋げる。その後、インデックスデータ(管理部)
の空きの先頭EVIDを参照し、インデックスデータ(デー
タ部)における空きのEVIDのチェーンを繋ぎかえる。そ
して、インデックスデータ(管理部)の最新EVIDと空き
の先頭EVIDを図示AブロックからBブロックに示すよう
に更新する。
【0073】上記ステップS25の処理の後、ステップ
S26で日付けインデックスデータを更新する。このス
テップS26では、登録したイベントデータから発生時
刻を取り出し、その日付けの日付けインデックスデータ
(データ部)を参照し、当該日の最終登録EVIDを取得す
る。インデックスデータ(データ部)から上記で取得し
たEVIDの発生時刻を取得する。登録したイベントデータ
の発生時刻と上記で取得した発生時刻を比較し、日付け
インデックスデータ(データ部)を更新する。その後、
日付けインデックスデータ(管理部)の最終登録日付け
を更新する。
【0074】ステップS26の処理が終了したなステッ
プS27のポインターデータを更新する処理を図24
(種別内容データ、ポインターデータの更新処理説明
図)に示すように行う。この処理では、まず、登録した
イベントデータから種別と種別内容を取り出し、種別デ
ータを参照し、上記で取り出した種別の種別内容オフセ
ットを求め、種別内容データにおける種別内容位置を計
算する(種別内容オフセット+種別内容)。計算した種
別内容位置の種別内容データを取得する。取得した最後
EVIDを元にポインターデータの当該種別/種別内容のチ
ェーンの後に、今回登録したイベントデータのEVIDを繋
げ、登録したイベントデータの全種別について上記の処
理を繰り返す。すなわち、図24に示すAブロックをB
ブロックのように更新する。
【0075】ステップS27の処理が終了したならステ
ップS28の種別内容データを更新する処理を行う。こ
の処理は、登録したイベントデータの全種別について上
記で取得した種別内容データを更新する。その後、上記
の処理を登録要求データ内の全イベントデータについて
行う。
【0076】次に検索処理について図25のフローチャ
ートにより述べる。ステップS31で検索条件(種別)
に一致したイベントデータのEVIDを求める。この検索条
件の内容は次のように行われる。
【0077】a.検索要求受け渡し用データ内の検索条
件(種別)の1条件の種別と種別内容から種別データの
種別内容オフセットを取り出し、種別内容データにおけ
る種別内容位置を計算する。
【0078】b.上記aで求めた種別内容位置の種別内
容データを参照し、ポインターデータの先頭EVIDから最
終EVIDまでのチェーンをたどっていくことにより当該1
条件に一致するEVIDを取得する。
【0079】c.上記a.bの処理をサブストッパーま
たはストッパーが現れるまで繰り返し、各条件で取得し
たEVIDのANDを取ったAND条件グループを作成する。
【0080】d.上記cで求めたAND条件グループのOR
を取ったものが、検索条件(種別)に一致するEVIDとな
る。
【0081】ステップS31の処理が終了したなら、ス
テップS32の検索条件(時間)の検索方向を求める。
これには検索要求受け渡し用データ内の検索順を参照す
る。その後、検索条件に一致したイベントデータのEVID
をステップS33で求める。そのEVIDはステップS32
で求めた検索方向を元に、検索条件(時間)の先頭のEV
IDと最後のEVIDである。上記で求めた先頭のEVIDから最
後のEVIDまでのインデックスデータ(データ部)のチェ
ーンをたどって行き、各EVIDについてステップS31で
求めたEVIDと一致するEVIDが検索条件(種別)と検索条
件(時間)に一致したEVIDとなる。この処理がステップ
S34である。この処理の後、ステップS35で検索数
に一致したイベントデータのEVIDを求める。この場合、
上記ステップS34で求めたEVIDとEQIDを関連付け、検
索要求受け渡し用データ内の検索数に一致したEVIDを取
得し、その後、検索要求受け渡し用データに求めたイベ
ントデータを設定する。
【0082】次に追加処理について図26のフローチャ
ートにより述べる。図26において、ステップS41か
らステップS43までは登録処理のステップS21から
ステップS23と同様の処理であり、ステップS43の
処理の後、ステップS44でイベントデータのインデッ
クスデータにおける追加位置を求める。その後、ステッ
プS45のインデックスデータを更新する。この更新に
は追加したイベントデータから発生時刻を取り出し、そ
の日付けの日付けインデックスデータ(データ部)を参
照し、当該日の最終登録EVIDを取得する。この取得した
EVIDを元にインデックスデータ(データ部)のチェーン
をたどって行き、追加したイベントデータが時間的にど
のEVIDとEVIDの間に追加されるのか求め、チェーンを繋
ぎ替える。すなわち、図27(インデックスデータの更
新処理説明図)の図示AブロックからBブロックに替え
る。その後のステップS46からステップS48の処理
は登録処理のステップS26からステップS28と同じ
である。
【0083】次に削除処理について図28のフローチャ
ートにより説明する。まず、ステップS50で、削除要
求受け渡し用データのEQIDを変換して、削除するイベン
トデータのEVIDを求める。次に、求めたEVIDからイベン
トデータファイルを参照して、ステップS51でこのデ
ータファイルから削除するイベントデータを取得する。
この削除するイベントデータからステップS52ではま
ず、種別と種別内容を取り出し、その種別データを参照
し、上記で取り出した種別の種別内容オフセットを求
め、種別内容データにおける種別内容位置を計算する。
そして、計算した種別内容位置の種別内容データを取得
する。取得したEVIDを元に当該種別のポインターデータ
の当該種別内容のチェーンをたどっていき、削除するイ
ベントデータの前後のEVIDを繋げる。その後、削除する
イベントデータの全種別について上記処理を繰り返して
図29(種別内容データ、ポインターデータの更新処理
説明図)の図示AブロックからBブロックに示すように
種別内容データ、ポインターデータを更新する。
【0084】その後、削除するイベントデータの全種別
について上記ステップS52で取得した種別内容データ
をステップS53で更新した後、ステップS51で取得
したイベントデータから発生時刻を取り出し、その日付
けの日付けインデックスデータ(データ部)を参照し、
当該日の最終登録EVIDを取得する。また、前記ステップ
S53で取得したEVIDを元にインデックスデータ(デー
タ部)のチェーンをたどっていき、削除するイベントデ
ータのEVIDの前後を繋げて、ステップS54でインデッ
クスデータを更新する。この更新処理を図30(インデ
ックスデータの更新処理説明図)に示す。図30におい
て、図示AブロックからBブロックのように更新する。
この更新の後、ステップS54で取り出した日付けの日
付けインデックスデータ(データ部)をステップS55
で更新し、ステップS56でステップS51で取得した
イベントデータをイベントデータファイルから削除し
て、上記処理を削除要求受け渡し用データの全EQIDにつ
いて行う。
【0085】図31はイニシャライズ1処理のフローチ
ャートで、ステップS60でバックアップ処理終了の認
識になっているかを判定し、処理可能の場合には、ステ
ップS61によりバックアップ処理によりセーブされた
イベントアクセスセーブデータの最新登録日付インデッ
クスデータ(管理部)の最新登録日付けが一致している
かを判定する。一致していた場合には、ステップS62
でバックアップ処理によりセーブされたイベントアクセ
スデータをメモリ上にロードする。なお、ステップS6
0とステップS61で判定処理が「NO」の場合、すな
わち処理不能の場合にはステップS63で次に述べるイ
ニシャライズ2処理を行う。
【0086】図31はイニシャライズ2処理のフローチ
ャートで、ステップS64はイベントデータアクセス用
データ(種別内容データ、ポインターデータ、インデッ
クスデータ、日付けインデックスデータ)を初期化する
処理で、この処理の後、イベントデータファイルのイベ
ントデータを読み込んで、イベントデータアクセス用デ
ータを更新し、全イベントデータについて上記処理を行
って、ステップS65でイベントデータアクセス用デー
タを再構築する。
【0087】図33はバックアップ処理のフローチャー
トで、図33において、ステップS70で登録処理、検
索処理などの他の処理中の場合は、その処理が終了して
からバックアップ処理が可能かを判定し、可能の場合に
は、ステップS71でバックアップ処理中の認識をし
て、イベントデータアクセス用データをメモリ上からデ
ィスク上にステップS72で書き込み、セーブする。前
記バックアップ処理中に登録要求が発生した場合には、
ステップS73でバックアップ処理を中断し、ステップ
S72に戻り登録処理を行う。バックアップ処理は登録
処理が終了次第、初めからやり直す。ステップS73で
登録要求がない場合には、ステップS74でバックアッ
プ処理終了の認識をする。
【0088】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
イベントデータの管理方式をサブシステム化することに
より、以下のような効果が得られる。
【0089】(1)イベントデータの管理に関する機能
が充実する利点がある。これは従来の登録機能、検索機
能に加え、削除機能、追加機能があるため、一般的に考
えられるイベントデータの管理に関する機能が全て揃う
ことになり、新たな機能追加の必要がない。
【0090】(2)ソフトウェア流用率が向上する利点
がある。これはイベントデータに関する処理を必要とす
る他の一般アプリケーションプロセスは、提供されたI
/Fを使用してサービスを受けることになる。従って、
新たに別のシステムを開発するような場合においても、
本サブシステムが使用しているキューサービスやファイ
ルサービスを新システムにインストールされているもの
に置き換えたり、本サブシステムのジェネレーションを
行うだけで、新システムに対応することができる利点が
ある。
【0091】(3)拡張性に優れている利点がある。イ
ベントデータの管理に関する機能を追加、変更するよう
な場合、一般にアプリケーションプロセスに対するI/
Fの追加、変更や本システムのデータベースの追加、変
更を行うことで対応が可能となる。また、保存するイベ
ントデータ数の拡張といったシステムレベルの定数変更
も、本サブシステムの再ジェネレーションにより、機械
的に対応することができる。
【0092】(4)イベントデータの管理に関する処理
の系統化ができる。イベントデータとそれをアクセスす
るためのデータをそれぞれに共通なEVIDという概念で管
理し、さらに、個々のイベントデータを時間ルート、種
別ルートのチェーンで関係付けることにより、今まで実
現されていなかった削除機能、追加機能を容易に可能に
することができる。また、登録機能、検索機能といった
既存の機能に関してもチェーンの繋ぎ替えを行うことで
簡単に実現することができる。その結果、障害の解析、
メンテナンス、機能改造、変更といった事象に対して柔
軟に対応できるようになる。
【0093】(5)検索機能の柔軟性がある。イベント
データに関する処理の基幹となるのは登録機能と検索機
能である。このうち、検索機能には多様性が求められて
いる。本サブシステムではイベントデータに新たな種別
を追加するような場合でも、種別に関するデータに定数
を追加するだけで対応することができる。しかも、変更
となるのはデータだけでプログラム本体には全く依存し
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に実施例を示すイベントデータ管理サ
ブシステムの概念図。
【図2】実施例におけるキューターミナル1の処理シー
ケンス説明図。
【図3】キューターミナルQ1のI/Fデータフォーマ
ット。
【図4】キューターミナルQ2の処理シーケンス説明
図。
【図5】キューターミナルQ2にI/Fデータ(イベン
トデータ受け渡し用ファイル使用)フォーマット。
【図6】キューターミナルQ2にI/Fデータ(イベン
トデータ受け渡し用ファイル未使用)フォーマット。
【図7】処理終了応答I/Fデータ(イベントデータ受
け渡し用ファイル使用)フォーマット。
【図8】応答I/Fデータ(イベントデータ受け渡し用
ファイル未使用)フォーマット。
【図9】検索要求受け渡し用データフォーマット。
【図10】追加要求受け渡し用データフォーマット。
【図11】削除要求受け渡し用データフォーマット。
【図12】検索要求応答受け渡し用データフォーマッ
ト。
【図13】イベントデータ管理サブシステムデータベー
ス概念図。
【図14】イベントデータフォーマット。
【図15】インデックスデータフォーマット。
【図16】日付けインデックスデータフォーマット。
【図17】ポインターデータフォーマット。
【図18】種別内容データフォーマット。
【図19】種別データフォーマット。
【図20】データ関連説明図。
【図21】データ関連説明図。
【図22】イベントデータ管理サブシステムの登録処理
フローチャート。
【図23】インデックスデータの更新処理説明図。
【図24】種別内容データ、ポインターデータの更新処
理説明図。
【図25】イベントデータ管理サブシステムの検索処理
フローチャート。
【図26】イベントデータ管理サブシステムの追加処理
フローチャート。
【図27】インデックスデータの更新処理説明図。
【図28】イベントデータ管理サブシステムの削除処理
フローチャート。
【図29】種別内容データ、ポインターデータの更新処
理説明図。
【図30】インデックスデータの更新処理説明図。
【図31】イベントデータ管理サブシステムのイニシャ
ライズ1処理のフローチャート。
【図32】イベントデータ管理サブシステムのイニシャ
ライズ2処理のフローチャート。
【図33】イベントデータ管理サブシステムのバックア
ップ処理フローチャート。
【図34】現行のイベントデータ管理方式の概念図。
【図35】現行のイベントデータ管理方式のデータフォ
ーマット。
【図36】現行のイベントデータ管理方式の登録処理フ
ローチャート。
【図37】現行のイベントデータ管理方式の検索処理フ
ローチャート。
【符号の説明】
1…イベントデータ管理プロセス 2…データベース 3、4…一般アプリケーションプロセス 5…イベントデータ受け渡し用ファイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視制御システムにおける機器の操作、
    機器の故障、事故等のメッセージからなるイベントデー
    タを、登録処理機能および検索処理機能プログラムを有
    するコンピュータにより管理する方式において、 前記2つの処理機能の他に追加処理、削除処理、イニシ
    ャライズ処理およびバックアップ処理機能プログラムを
    有するイベントデータ管理サブシステムを形成し、この
    サブシステムにイベントデータ管理プログラムを設け、
    この管理プログラムのためのデータべースを構築して、
    前記登録処理機能プログラムからのイベントデータ登録
    要求に対してデータベースを元にそのデータの登録処理
    を行い、検索処理機能プログラムからのイベントデータ
    検索要求に対してデータベースを元にその検索処理を行
    うとともに、イベントデータ追加、削除、イニシャライ
    ズおよびバックアップ処理要求に対してもデータベース
    を元にそれらデータ処理を要求により順次行うようにし
    たことを特徴とする監視制御システムにおけるイベント
    データの管理方式。
  2. 【請求項2】 前記データベースには前記登録、検索処
    理機能プログラムに対して指定されたイベントデータを
    データベースに保存するとともに、指定された検索条件
    と一致するイベントデータをデータベースの中から検索
    し、しかも、イベントデータの追加があったときにはデ
    ータベースに追加を行い、前以て検索されたイベントデ
    ータの中から指定されたイベントデータをデータベース
    から削除するようにしたことを特徴とする請求項1記載
    の監視制御システムにおけるイベントデータの管理方
    式。
  3. 【請求項3】 前記データベースはイベントデータファ
    イルとイベントデータファイルアクセス用データから構
    築されている請求項1記載の監視制御システムにおける
    イベントデータの管理方式。
  4. 【請求項4】 前記イベントデータファイルアクセス用
    データは時間ルートインデックス用データと種別ルート
    インデックス用データからなることを特徴とする請求項
    3記載の監視制御システムにおけるイベントデータの管
    理方式。
JP12326495A 1995-05-23 1995-05-23 監視制御システムにおけるイベントデータの管理方式 Pending JPH08314768A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005332398A (ja) * 2004-05-18 2005-12-02 General Electric Co <Ge> データを取得するための製造のシステム、方法、及び物品

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005332398A (ja) * 2004-05-18 2005-12-02 General Electric Co <Ge> データを取得するための製造のシステム、方法、及び物品

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