JPH08314631A - 防塵マウス - Google Patents

防塵マウス

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JPH08314631A
JPH08314631A JP7116788A JP11678895A JPH08314631A JP H08314631 A JPH08314631 A JP H08314631A JP 7116788 A JP7116788 A JP 7116788A JP 11678895 A JP11678895 A JP 11678895A JP H08314631 A JPH08314631 A JP H08314631A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust
housing
ball
mouse
outside
Prior art date
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Pending
Application number
JP7116788A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Shoji
哲也 庄司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PFU Ltd
Original Assignee
PFU Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、筐体内部に侵入した塵がボールの
回転検出部に影響を与えないようにした防塵マウスに関
し、簡単な構成で塵による回転検出の精度の低下を防ぐ
ことを目的とする。 【構成】 筐体1の内部に、剥離手段3と移送手段4と
収容手段5とを設け、ボール2に付着して筐体1内に侵
入した塵をボール2表面から除去し、収容手段5まで移
送し、そこに蓄積するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばコンピュータの
ディスプレイ装置等において、表示画面上での位置情報
や、向きと距離など画面上での移動に関する情報等の入
力装置として利用される、マウスあるいはトラックボー
ルと呼ばれるXY座標入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のマウスは、本体底面に円形の穴を
設け、そこからボールを露出させる構造になっていて、
操作平面上を転がるボールの回転量を検出していた。ボ
ールが操作平面と接している時は、ボールは本体底面の
穴とは接触しておらず、隙間が開いている。そのため、
外部の塵がボールに付着してマウス内部に入りこみ、回
転量の検出精度を低下させたり、検出自体を不可能にす
ることがあった。
【0003】また、別の形態の入力装置として、筐体上
面の穴から露出するボールを手で回転させて移動情報を
入力する、いわゆるトラックボールあるいはサムマウス
と呼ばれるものもある。これらの装置も上記の構造のマ
ウスと同様の問題を持ち、防塵対策が必要であった。
【0004】塵の侵入を防ぐ第一の従来技術として、図
4に示したとおりポリエステルフィルムのような柔軟な
防塵用部材9でボール2と筐体1との間の隙間を塞ぐと
ともに、ボール2に付着した塵が内部に入らないよう
に、防塵用部材9でボール2の表面から塵を削り落とす
もの(実開昭61−196342)があった。
【0005】また、第二の従来技術として、図5に示す
ようにボール2の露出部近辺に塵が侵入するのを防ぐ塵
除去部材10を備えたものがあった。これは例えば、マ
ウスカバー底面に塵除去部材10を有するもの(実開平
4−20135)や、ボール露出部の周囲を囲むように
フェルト状部材(実開平5−23247)、または脱着
式吸塵板(実開平5−30945)を配置したものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記第一の従来技術で
は、マウス筐体を密閉するために防塵用部材9が常時ボ
ール2と接触している必要があった。そのために、防塵
用部材9をボール2に押しつけることになり、回転を検
出するローラ等の回転部分や防塵部材9自体に過度の負
担がかかるおそれがあった。さらに、ボール2表面から
剥がされた塵は再び操作平面上のボール2近傍に落下
し、マウス内部へ侵入しやすい位置に塵を集める結果と
なった。
【0007】前記第二の従来技術では、フェルト状部材
や吸塵板が過度に塵を吸着した場合には、それらの部材
から剥がれた塵がボール2近傍に集まってしまうことに
なったり、防塵性能が低下したりする可能性があった。
そのため部材の汚れ具合を常時監視し、適宜貼り代える
等しなければならず、その作業のための交換部材を常備
しておく必要もあった。
【0008】また、遠くまでマウスを移動させると扱い
にくいとか、操作平面の広さに物理的な制限があるなど
の理由から、実際の操作においてはマウスを持ち上げて
手近な位置に下ろし、そこから移動を続けるという操作
が頻繁に行われる。このようにマウスを持ち上げてしま
った場合、操作平面にマウスを接触させて移動すること
により、所定位置にボールが達する前にその位置の塵を
払い退け、あるいは吸着させて塵をなくしておくという
第二の従来技術は、原理的にその防塵機能を果たし得な
い。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の原理構成
を図示する。図中、1は本発明の防塵マウスであり、2
はマウスの移動情報を入力するためのボール、3はボー
ル2に付着して内部に侵入した塵をボール表面から剥離
させる剥離手段、4はボール2から剥離した塵を移送す
る移送手段、5は移送されてきた塵を収容する収容手段
である。
【0010】また、マウス類似のXY座標入力装置とし
てトラックボールやサムマウスと呼ばれるものがある。
トラックボールは机上等の所定位置に設置され、それ自
体は動くことなく、筐体上面から露出させたボールを手
で回転させて座標入力する。サムマウスは、片手で握る
ようにして保持し、トラックボール同様に筐体上面から
露出させたボールを親指で回転させることから、このよ
うに呼ばれる。以下では筐体1の底面にボール2を露出
させる構造のマウスのみについて説明するが、本発明の
防塵構造はトラックボール等においても同様に有効であ
り、特に明記しない限り、それらも含めてマウスと総称
することにする。
【0011】
【作用】上記の各手段により、操作中にボール2に付着
した塵がマウス内部に侵入しても、剥離手段によりボー
ル2から引き離され、所定位置の収容手段5に蓄積され
るため、ボールの回転を検出するローラ等の機能を、外
部から侵入した塵に妨げるおそれはなくなる。
【0012】本願発明では、剥離手段はボール表面から
塵を引き離せられる程度に接していれば足り、ボールに
押しつけて密着させる必要もないため、回転検出部への
負担も非常に少なくてすむ。また、剥離させた塵を収容
手段に保持するため、剥離手段に汚れが蓄積したり剥離
した塵が再び操作平面上に落下したりして、防塵機能を
低下させることもない。
【0013】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図2は本発明による防塵マウスの第一の実施例の概
略構成図である。図において、本実施例によるマウス
は、図示しない回転検出手段によりボール2の回転を検
出し、マウスカーソルの移動方向および移動量を入力す
るものである。
【0014】本例のマウスでは、このボール2に付着し
て筐体1内部に侵入した塵が、ボール2の回転で生ずる
相対的移動により、刷毛32で払い落とされる。払い落
とされた塵は傾斜路42に沿って滑り落ち、収容箱52
に蓄積される。収容箱52には筐体1外部から開閉可能
な扉6が設けられ、蓄積された塵を適宜筐体1外部へ投
棄できるようになっている。
【0015】ボール2は所定の軸を中心として一定の回
転をするということはなく、縦横自在に回転する。この
ため刷毛32を一箇所だけに設けて構造を簡単にし、製
造も容易とすることができる。反対にボールの周囲を取
り囲むように刷毛32を配置して、ボール表面から塵を
より確実に除去できるようにしても良い。
【0016】また、扉6の構造としては、筐体に開けた
貫通孔に柔軟な材質の栓をすることで密閉度を高めても
良いし、密閉度はやや低下するものの筐体と同一材質の
スライド式の扉を使うことでコストを抑えることにして
も良い。
【0017】図3は、本発明による第二の実施例の概略
構成図である。マウスカーソル移動の入力方法は第一の
実施例の場合と同じである。本実施例のマウスは、上部
筐体1aと下部筐体1bとからなり、マウスを持ち上げ
る操作を行なったとき、自重により下部筐体1bが下に
引っ張られ、わずかながら筐体1の高さが変わる構造に
なっている。
【0018】第二の実施例では収容箱52は、上部筐体
1aの上面から垂直に垂れ下がる周壁と、下部筐体1b
の底面から垂直に立ち上がる周壁とが、入れ子状に組み
合わさって構成される。また、移送手段は、マウス外部
と筐体1内部とを結ぶ第一の通風路42aと、収容箱5
2の周壁に設けられた貫通孔と、収納箱52から筐体1
外部へと通じる第二の通風路42bからなる。
【0019】このような構造のため、マウスが持ち上げ
られると筐体内の容積が増え、第一の通風路42aから
筐体外の空気を吸い込む。このとき外部に存在する塵
は、第一のフィルター8aにより筐体1内部への侵入を
阻止される。同時に、収容箱52の容積も増え、貫通孔
から筐体1内部の塵を含んだ空気を吸い込む。ここで、
第一の通風路42aと貫通孔にはそれぞれ第一の弁7a
および第二の弁7bが設けられ、筐体1外部から内部を
通って収容箱52へと流入する方向のみに、空気の流れ
を制限する。
【0020】一方、マウスが操作平面に押しつけられた
ときには、収納箱52内の空気は第二の通風路42bを
通って外部へ放出される。このとき、第二の通風路42
b内に設けられた第二のフィルター8bにより、収納箱
52に蓄積された塵が空気とともにマウス外部へ洩れ出
るのを防止する。
【0021】このとき、収容箱52内部の空気がマウス
外部へ流出することによって、筐体1内部の圧縮された
空気との間に圧力差が生じる。この圧力により第二の弁
7bが開き、筐体1内部の塵を含んだ空気が収容箱52
内に流れ込むことになり、塵は収容箱52に蓄積され
る。
【0022】
【発明の効果】以上述べたとおり、本発明によれば、マ
ウス外部の塵等が筐体内部に侵入しても、ボールの回転
を検出するローラ等に付着するのを抑えることができ、
高い検出精度を維持できる優れた防塵マウスを提供する
ことができる。第一の実施例においては、きわめて簡単
な構造により防塵機能を実現でき、第二の実施例におい
ては、通常頻繁に行なわれるマウスを持ち上げる操作を
利用して塵を吸引するため、余分な動力等を用いること
なしに防塵能力を向上させることができる。
【0023】以上、筐体底面からボールを露出する形態
のマウスのみについて述べたが、本発明はトラックボー
ル等にも適用可能である。第二の実施例におけるマウス
を持ち上げるという操作は、トラックボールの場合は筐
体全体を設置面へ押圧することで、サムマウスの場合は
保持する手で筐体を圧迫することで同様の操作が可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図。
【図2】本発明の第一の実施例を示す図。
【図3】本発明の第二の実施例を示す図。
【図4】第一の従来技術を示す図。
【図5】第二の従来技術を示す図。
【符号の説明】
1 筐体 1a 上部筐体 1b 下部筐体 2 ボール 3 剥離手段 32 刷毛 4 移送手段 42 傾斜面 42a 第一の通風路 42b 第二の通風路 5 収容手段 52 収容箱 6 扉 7 弁 7a 第一の弁 7b 第二の弁 7c 第三の弁 8 フィルター 8a 第一のフィルター 8b 第二のフィルター 9 防塵用部材 10 塵除去部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体の一面に設けられた穴からボールを
    露出させ、該ボールの回転を検出することで移動の方向
    と距離とを入力するマウスにおいて、 筐体内部に、塵をボール表面から剥離させる剥離手段
    と、剥離した塵を収容する収容手段と、剥離手段から収
    容手段へと塵を移送する移送手段とを備えたことを特徴
    とする防塵マウス。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の防塵マウスにおいて、 剥離手段は、前記ボールに接触するよう配置された刷毛
    であり、 収容手段は、外部へ通じる開閉自在な扉を有する収容箱
    であり、 移送手段は、刷毛から収容箱へと塵を導く傾斜面である
    ことを、 特徴とする防塵マウス。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の防塵マウスにおいて、 筐体は、複数の部分から構成された伸縮自在なものであ
    り、 剥離手段は、前記ボールに接触するよう配置された刷毛
    であり、 収容手段は、筐体の伸縮に応じて容積が変わるととも
    に、外部へ通じる開閉自在な扉を有する収容箱であり、 移送手段は、筐体外部と通じ、塵の通過を阻む第一のフ
    ィルタとともに筐体内側に開く第一の弁とを設けた第一
    の通風路と、筐体内部と収容箱とを結び、収容箱内側に
    開く第二の弁を設けた貫通孔と、収納箱から外部へと通
    じ、塵の通過を阻む第二のフィルタとともに、筐体外側
    に開く第三の弁とを設けた第二の通風路とからなること
    を、 特徴とする防塵マウス。
JP7116788A 1995-05-16 1995-05-16 防塵マウス Pending JPH08314631A (ja)

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JP7116788A JPH08314631A (ja) 1995-05-16 1995-05-16 防塵マウス

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ID=14695719

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JP7116788A Pending JPH08314631A (ja) 1995-05-16 1995-05-16 防塵マウス

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JP (1) JPH08314631A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6068708B1 (ja) * 2015-10-20 2017-01-25 株式会社Susa Inc. マウス
CN107305441A (zh) * 2016-04-22 2017-10-31 苏萨有限公司 鼠标

Cited By (4)

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US10318021B2 (en) 2016-04-22 2019-06-11 Susa, Inc. Sterilizable optical mouse
CN107305441B (zh) * 2016-04-22 2020-03-03 苏萨有限公司 鼠标

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