JPH08313772A - 自己支持型光ケーブルの製造方法 - Google Patents

自己支持型光ケーブルの製造方法

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JPH08313772A
JPH08313772A JP7121313A JP12131395A JPH08313772A JP H08313772 A JPH08313772 A JP H08313772A JP 7121313 A JP7121313 A JP 7121313A JP 12131395 A JP12131395 A JP 12131395A JP H08313772 A JPH08313772 A JP H08313772A
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optical cable
wheel
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JP7121313A
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English (en)
Inventor
Hiroki Ishikawa
弘樹 石川
Shigeru Tanaka
茂 田中
Kazuhiro Hamada
一弘 濱田
Yoshiyuki Suetsugu
義行 末次
Junichi Ota
順一 太田
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 支持線に対して光ケーブル本体が弛みを持つ
自己支持型光ケーブルの製造方法を提供する。 【構成】 ホイール6は、1本の軸7を共有し互いに一
体化された、実質的に外径の異なる2つのホイール6
a,6bを有している。支持線1は、支持線側ホイール
6aの周囲に、また、光ケーブル本体3は、光ケーブル
本体側ホイール6bの周囲に、巻き付けられた後、押出
機8に導入される。この時、ホイール6の支持線側ホイ
ール6aと光ケーブル本体側ホイール6bの外径の比率
を設定することによって、光ケーブル本体3の弛み量を
任意に選ぶことができる。支持線1および光ケーブル本
体3は、押出機8において、被覆材料である合成樹脂が
一括被覆され、自己支持型光ケーブル9となって押出機
8から取り出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自己支持型光ケーブル
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自己支持型光ケーブルは、支持線
と光ケーブル本体が一体化されており、これを架空に懸
架する際には、支持線の両端を電柱に固定することで、
光ケーブル本体部を保持する。このケーブルの利点は、
支持線と光ケーブル本体が一体化されているために支持
線を単独で架渉する必要がなく、架渉作業が1回で済む
という作業効率の良さにある。しかし、自己支持型光ケ
ーブルが懸架された状態では、支持線にかかる張力は数
百kgfになり、その伸び率は0.2%程度になる。光
ファイバ心線に0.2%程度の伸びが常時加わること
は、長期信頼性の観点から大きな問題となる。
【0003】図9は、第1の従来技術の説明図である。
図中、21は支持線、22は光ケーブル本体、23は共
通シースである。図示された第1の従来技術は、実公昭
60−14243号公報に記載のものである。上述した
問題を解決するため、第1の従来技術では、支持線21
および光ケーブル本体22に共通シース23を施す際
に、支持線21のみに懸架時と同等の張力を加えること
により自己支持型光ケーブルを製造している。張力が除
かれた状態では、光ケーブル22本体が実質的に圧縮さ
れている。
【0004】図10は、第2の従来技術の説明図であ
る。図中、図9と同様な部分には同じ符号を用い説明を
省略する。図示された第2の従来技術は、実開昭62−
81913号公報に記載のものである。第2の従来技術
では、支持線21と光ケーブル本体22に共通シース2
3を施す際に、支持線21に懸架時と同等以上の張力を
加えながら、支持線21に光ケーブル本体22を首部に
より間欠的に一体化することにより、自己支持型光ケー
ブルを製造している。張力が除かれた状態では、光ケー
ブル本体22が長手方向に間欠的にたわみを有し、弛み
をもって一体化されている。
【0005】図11は、第3の従来技術の説明図であ
る。図中、31は支持線、32はケーブルコア、33は
共通被覆、34はニップルおよびダイスである。図示さ
れた第3の従来技術は、特開平5−203849号公報
に記載のものである。支持線31と光ケーブル本体32
に共通シース33を施す際に、左右交互に揺動するニッ
プルおよびダイス34により、撚線に1次被覆が施され
た支持線31に対し、光ケーブル本体であるケーブルコ
ア32を、左右交互に周期的に撚り方向を反転させるこ
とにより、自己支持型光ケーブルを製造している。この
ケーブルコア32は、支持線31に対して撚り方向が周
期的に反転されて撚り掛けられ、弛みをもって一体化さ
れている。
【0006】上述した第1の従来技術においては、支持
線のサプライ張力を架渉時の張力に相当する数百kgf
まで上げる必要があり、サプライ設備の大型化、設備費
の増大を招き、さらに作業中の安全面からも高度な注
意、管理を必要とするために製造性を上げることができ
ないという問題がある。また、光ケーブル本体22の軸
方向が固定されたままで圧縮応力が加わるために、光フ
ァイバ心線が光ケーブル本体22内で蛇行し、伝送損失
の増加の原因となるという問題がある。
【0007】また、第2の従来技術においては、共通シ
ース23を施す際に、首部に窓を開けるための設備の制
約から、一括被覆工程の線速を上げることができないと
いう問題がある。
【0008】第3の従来技術においては、光ケーブル本
体であるケーブルコア32を支持線31の周囲で捻回さ
せるために、押出機のクロスヘッドを回転式とする必要
があるために、設備費の増大を招き、かつ回転速度と捻
回ピッチの関係から、一括被覆工程の線速を上げること
ができないという問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、支持線に対して光ケーブル
本体が弛みを持つ自己支持型光ケーブルを、設備費の増
大や一括被覆工程の線速低下等を招くことなく製造する
ことができる、自己支持型光ケーブルの製造方法を提供
することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1に記
載の発明においては、光ファイバ心線が収納された光ケ
ーブル本体および支持線が一括被覆された自己支持型光
ケーブルの製造方法において、前記支持線の繰り出し速
度を前記光ケーブル本体の繰り出し速度よりも遅くして
一括被覆し、前記光ケーブル本体が前記支持線に対して
弛みを持つように一体化されることを特徴とするもので
ある。
【0011】請求項2に記載の発明においては、請求項
1に記載の自己支持型光ケーブルの製造方法において、
前記支持線を第1のホイールの外周に巻き付け、前記光
ケーブル本体を、前記第1のホイールと同一の回転速度
で回転し実質的に外径が異なる第2のホイールの外周に
巻き付けて、前記支持線および前記光ケーブル本体を、
一括被覆押出機に供給することを特徴とするものであ
る。
【0012】請求項3に記載の発明においては、請求項
1に記載の自己支持型光ケーブルの製造方法において、
前記支持線を第1のホイールの外周に巻き付け、前記光
ケーブル本体を、前記第2のホイールの外周に巻き付け
て、前記支持線および前記光ケーブル本体を、一括被覆
押出機に供給するとともに、前記第1のホイールと前記
第2のホイールの回転速度を異ならしめたことを特徴と
するものである。
【0013】請求項4に記載の発明においては、請求項
2または3に記載の自己支持型光ケーブルの製造方法に
おいて、前記ホイールは、外周に滑り止め部材を有する
ことを特徴とするものである。
【0014】請求項5に記載の発明においては、請求項
1ないし4のいずれか1項に記載の自己支持型光ケーブ
ルの製造方法において、一括被覆押出機の後に、被覆さ
れた前記支持線に対する被覆された前記光ケーブル本体
の位置を規制するガイド部材を設け、被覆された前記光
ケーブル本体の蛇行の振幅を制限することを特徴とする
ものである。
【0015】請求項6に記載の発明においては、請求項
5に記載の自己支持型光ケーブルの製造方法において、
前記ガイド部材は、被覆された前記光ケーブル本体の両
側および下側に設けられた回転ローラ列であることを特
徴とするものである。
【0016】請求項7に記載の発明においては、光ファ
イバ心線が収納された光ケーブル本体および支持線が一
括被覆された自己支持型光ケーブルの製造方法におい
て、前記支持線と前記光ケーブル本体とを一括被覆した
後、表面部分を冷却させ、前記支持線と前記光ケーブル
本体とが異なる径を通るよう半径が設定された部分を有
するホイールに巻き付け、このホイールを通過後に被覆
を内部まで冷却させることを特徴とするものである。
【0017】請求項8に記載の発明においては、請求項
7に記載の自己支持型光ケーブルの製造方法において、
前記支持線の繰り出し速度を前記光ケーブル本体の繰り
出し速度よりも遅くして一括被覆することを特徴とする
ものである。
【0018】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、自己支持型光
ケーブルの製造方法において、支持線の繰り出し速度を
光ケーブル本体の繰り出し速度よりも遅くして一括被覆
されるものであるから、光ケーブル本体が支持線に対し
て弛みを持つように一体化させることができる。
【0019】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の自己支持型光ケーブルの製造方法において、支
持線を第1のホイールの外周に巻き付け、光ケーブル本
体を、第1のホイールと同一の回転速度で回転し実質的
に外径が異なる第2のホイールの外周に巻き付けて、支
持線および光ケーブル本体を、一括被覆押出機に供給す
るものであるから、光ケーブル本体と支持線の各繰り出
し速度に正確な微少差をつけ、光ケーブル本体に弛みを
持たせることができるため、設備費の増大や、線速上昇
の制限を最小限に抑えることができる。
【0020】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
に記載の自己支持型光ケーブルの製造方法において、支
持線を第1のホイールの外周に巻き付け、光ケーブル本
体を、第2のホイールの外周に巻き付けて、支持線およ
び光ケーブル本体を、一括被覆押出機に供給するととも
に、第1のホイールと第2のホイールの回転速度を異な
らしめたことにより、光ケーブル本体と支持線の各繰り
出し速度に正確な微少差をつけ、光ケーブル本体に弛み
を持たせることができる。第1のホイールと第2のホイ
ールの回転速度は、変速機を用いて連動させ、回転比を
制御したり、あるいは、それぞれを別個の回転駆動装置
で駆動し、その回転速度を制御することにより、調整す
ることができ、所望の余長率を与えることができる。し
たがって、外径の異なる複数種類のホイールを準備する
必要もなく、設備費の増大を最小限に抑えることができ
る。
【0021】請求項4に記載の発明によれば、請求項2
または3に記載の自己支持型光ケーブルの製造方法にお
いて、ホイールがその外周に滑り止め部材を有するもの
であるから、ホイールの外径比通りに繰り出し速度差を
つけることができる。
【0022】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
ないし4のいずれか1項に記載の自己支持型光ケーブル
の製造方法において、一括被覆押出機の後に、被覆され
た支持線に対する被覆された光ケーブル本体の位置を規
制するガイド部材を設けるものであるから、被覆された
光ケーブル本体の蛇行の振幅を制限し、被覆された光ケ
ーブル本体が被覆された支持線から遠ざかり、両者をつ
なぐ首部が切れるおそれがないようにすることができ
る。
【0023】請求項6に記載の発明によれば、請求項5
に記載の自己支持型光ケーブルの製造方法において、ガ
イド部材は、被覆された光ケーブル本体の両側および下
側に設けられた回転ローラ列であるから、被覆された光
ケーブル本体の外被に傷が付くのを防ぐことができる。
【0024】請求項7に記載に発明によれば、光ファイ
バ心線が収納された光ケーブル本体および支持線が一括
被覆された自己支持型光ケーブルの製造方法において、
前記支持線と前記光ケーブル本体とを一括被覆した後、
表面部分を冷却させ、前記支持線と前記光ケーブル本体
とが異なる径を通るよう半径が設定された部分を有する
ホイールに巻き付け、このホイールを通過後に被覆を内
部まで冷却させることにより、光ケーブル本体が支持線
に対して弛みを持つように一体化させることができる
【0025】請求項8に記載の発明によれば、請求項7
に記載の自己支持型光ケーブルの製造方法において、前
記支持線の繰り出し速度を前記光ケーブル本体の繰り出
し速度よりも遅くして一括被覆することにより、一括被
覆を行なう前に、光ケーブル本体が支持線に対して弛み
を持つような、長さの差を与えることができる。
【0026】
【実施例】図1は、本発明の自己支持型光ケーブルの製
造方法の第1の実施例の説明図である。図中、1は支持
線、2は支持線サプライ、3は光ケーブル本体、4は光
ケーブル本体サプライ、5はガイドローラ、6はホイー
ル、6aは支持線側ホイール、6bは光ケーブル本体側
ホイール、7は回転軸、8は押出機、9は自己支持型光
ケーブル、9aは支持線部、9bは光ケーブル本体部、
9cは首部、10は第1のガイド部材、11は第2のガ
イド部材である。支持線1および光ケーブル本体3は、
公知の種々のものを用いることができる。例えば、支持
線1として、鋼撚り線を用いることができる。ケーブル
本体3として、SZ撚りの1または複数の溝を外周面に
刻まれた溝付きスペーサを有し、この溝に単心光ファイ
バ心線または光ファイバテープが1または複数本収納さ
れ、スペーサの外周面に押さえ巻き等が施されたものを
用いることができる。
【0027】自己支持型光ケーブルの製造装置の一括被
覆工程において、支持線1は、支持線サプライ2から、
光ケーブル本体3は、光ケーブル本体サプライ4からガ
イドローラ5を経て、両者が平行に繰り出される。これ
らの装置の直後において、ホイール6が設置されてお
り、このホイール6は、1本の軸7を共有し、かつ互い
に一体化された、実質的に外径の異なる支持線側ホイー
ル6aおよび光ケーブル本体側ホイール6bを有してい
る。支持線1は、実質的に外径の小さな支持線側ホイー
ル6aの周囲に、また、光ケーブル本体3は、実質的に
外径の大きな光ケーブル本体側ホイール6bの周囲に、
それぞれ所定角度巻き付けられた後に、押出機8に導入
される。この時、ホイール6の支持線側ホイール6aと
光ケーブル本体側ホイール6bの外径の実質的な比率を
設定することによって、光ケーブル本体3の弛み量を任
意に選ぶことができる。
【0028】支持線側ホイール6aと支持線1との間、
および、光ケーブル本体側ホイール6bと光ケーブル本
体3との間に滑りがあると、支持線側ホイール6aと光
ケーブル本体側ホイール6bの外径比通りに繰り出し速
度差がつかず、光ケーブル本体3に弛みをつけることが
できないという不具合が発生する。そのため、ホイール
6の周囲にゴムベルトを巻き付けるなどして、支持線1
および光ケーブル本体3との摩擦力を大きくすることに
より、滑ることなく繰り出し速度を制御する。なお、ホ
イール6と同一の物をさらにホイール6に隣接して設
け、支持線1をこれら2つのホイールの支持線側ホイー
ルにS字状に掛け渡し、光ケーブル本体3を光ケーブル
本体側ホイールにS字状に掛け渡すようにしてもよい。
【0029】ホイール6は、支持線1と光ケーブル本体
3のそれぞれの繰り出し速度に正確な微少差を付け、光
ケーブル本体に弛みを持たせることができるため、設備
費の増大や、線速上昇の制限を最小限に抑えることがで
きる。
【0030】上述した説明では、支持線側ホイール6a
と光ケーブル本体側ホイール6bが、軸7を共有するこ
とにより、繰り出し速度差をつけていた。しかし、支持
線側ホイール6aと光ケーブル本体側ホイール6bを個
別の回転駆動装置に連結し、支持線側ホイール6aと光
ケーブル本体側ホイール6bが同じ回転速度で回転する
ように回転駆動装置を制御してもよい。また、支持線側
ホイール6aと光ケーブル本体側ホイール6bを同径と
し、それぞれを個別の回転駆動装置に連結し、支持線側
ホイール6aと光ケーブル本体側ホイール6bが異なる
回転速度となるよう、それぞれの回転軸を適宜の連動機
構で連動させたり、異なる回転駆動装置で回転駆動させ
たりして、繰り出し速度が所定の比率になるようにして
もよい。
【0031】支持線1および光ケーブル本体3は、押出
機8において、被覆材料である合成樹脂が一括被覆さ
れ、自己支持型光ケーブル9となって押出機8から取り
出される。以後の説明では、自己支持型光ケーブル9に
おいて、被覆された支持線1の部分を支持線部9aと呼
び、光ケーブル本体3が被覆された光ケーブル本体部9
bと呼び、両者をつなぐ部分を首部9cと呼ぶ。
【0032】押出機8の直後に設けられた図示しない冷
却水槽中において、被覆がまだ軟化状態である光ケーブ
ル本体部9bの左右の両側の位置に、一対の第1のガイ
ド部材10が、また、下部の位置に第2のガイド部材1
1が設けられている。これらのガイド部材は、例えば、
回転可能な棒状のローラが、自己支持型光ケーブル9の
進行方向に、複数連続して設置されたローラ列である。
第1のガイド部材10は、図示上下方向を軸として回転
するものであり、第2のガイド部材11は、紙面に垂直
な方向を軸として回転するものである。
【0033】図2は、本発明の製造方法を不適切な条件
で実施した場合の不具合例を説明する説明図である。図
中、図1と同様な部分には同じ符号を用いて説明を省略
する。押出機8を出た後、光ケーブル本体部9bが自由
な軌跡をとり得る場合、光ケーブル本体部9bが支持線
部9aから遠ざかり、支持線と光ケーブル本体を繋ぐ首
部9cが切れてしまうおそれがある。そのため、押出機
8の直後において、被覆が冷却硬化する前の状態におい
て、第1,第2のガイド部材10,11が設けられ、光
ケーブル本体部9bの軌跡を支持線部9aから一定距離
以上離れないように制限している。
【0034】ローラ列を構成する各ローラの位置は、光
ケーブル本体部9bが取りうる軌跡に合わせて、自己支
持型光ケーブル9の進行方向に、若干位置を異ならせて
もよい。各ローラは、光ケーブル本体部9bが当接した
とき、受動的に回転するものでも、図示しない回転駆動
装置により能動的に回転するものでもよく、両者を混在
させてもよい。第1のガイド部材10,第2のガイド部
材11として、ローラ列の代わりに、単なる棒状の枠材
を自己支持型光ケーブル9の進行方向に、複数連続して
設置したものでもよい。しかし、自己支持型光ケーブル
9の外被に傷が付くのを防ぐ意味から、ローラ列が望ま
しい。また、自己支持型光ケーブル9の進行方向に延び
る1または複数のベルトを用いてもよい。このベルトに
ついても、受動的にベルトが移動するものでも、図示し
ない駆動装置により能動的に移動するものでもよい。
【0035】図3は、本発明の自己支持型光ケーブルの
製造方法の第2の実施例の説明図である。図中、1は支
持線、2は支持線サプライ、3は光ケーブル本体、4は
光ケーブル本体サプライ、9は自己支持型光ケーブル、
12は押出槽、13はクロスヘッド、14は第1冷却
槽、15a,15b,15cはホイール、16は第2冷
却槽、17はキャプスタン、18は巻取機である。支持
線1および光ケーブル本体3は、第1の実施例と同様
に、公知の種々のものを用いることができる。支持線サ
プライ2と光ケーブル本体サプライ4から、押出槽12
とクロスヘッド13を有する押出機に送り込まれ、支持
線1と光ケーブル本体3は、クロスヘッド13におい
て、被覆材料である熱可塑性樹脂によって一括被覆さ
れ、自己支持型光ケーブル9となって、第1冷却槽14
において冷却される。しかし、第1冷却槽14における
冷却は、被覆した樹脂が完全に硬化するまで冷却が行な
われるものではなく、ホイール15a,15b,15c
の表面に付着しない程度に、表面が硬化すればよい。ホ
イール15a,15b,15cは、支持線と光ケーブル
本体との長さの関係を規制するために設けたものであ
る。支持線に対して光ケーブル本体が長くなるように長
さの関係が規制された自己支持型光ケーブル9は、第2
冷却槽16において、冷却されて硬化され、キャプスタ
ン17を通して巻取機18に巻き取られる。
【0036】図5は、図3におけるホイール15a,1
5b,15cにおける長さの規制方法の説明図である。
図中、図1と同様な部分には同じ符号を付して説明を省
略する。15はホイール、20はガイド部材である。図
5(A),(B)は、自己支持型光ケーブルの断面図で
ある。自己支持型光ケーブル9においては、支持線1を
被覆する支持線部9aと光ケーブル本体部3を被覆する
光ケーブル本体部9bとが首部9cで一体的に連結され
るように一括被覆が施されていることは図1で説明し
た。図5(A)は、首部9cが支持線部9aと光ケーブ
ル本体部9bとの中心位置に形成された実施例であり、
図5(B)は、首部9cが支持線部9aと光ケーブル本
体部9bとの一方側に偏って形成され、首部9cの外側
の面は、支持線部9aと光ケーブル本体部9bに接する
ように偏らせた実施例である。
【0037】図5(C)は、図5(A)のホイールの説
明図である。ホイール15は、図3で説明したホイール
15a,15b,15cである。自己支持型光ケーブル
9が接するホイール15の側面には、段差が形成されて
おり、支持線部9aと光ケーブル本体部9bとが巻き付
けられる部分の半径が異なっている。この段差は、支持
線1および光ケーブル本体3とが、それぞれ支持線部9
aおよび光ケーブル本体部9bの中心にあるとした場合
に、ホイール15の中心線に対する支持線部9aの中心
線の半径R1 と、光ケーブル本体部9bの中心線の半径
2 との比が、支持線部9aと光ケーブル本体部9bと
の長さの比となるように設定される。支持線部9aの長
さを光ケーブル本体部9bの長さより短くする本願発明
においては、R1 <R2 であるが、ホイール15の段差
は、上述した半径R1 ,R2 と、支持線部9aと光ケー
ブル本体部9bの半径とによって決まり、必ずしも図の
ように、光ケーブル本体部9b側が段差の低い部分とな
るものではなく、光ケーブル本体部9b側が段差の高い
部分となる場合もあり、また、場合によっては、支持線
部9a側と光ケーブル本体部9b側とが同じ半径となる
こともある。
【0038】このように、ホイール15によって支持線
1と光ケーブル本体3との長さが規制されるが、この状
態においては、支持線1および光ケーブル本体3の近傍
の樹脂は十分に硬化していないので、樹脂に対して移動
可能であり、この規制によって、支持線1と光ケーブル
本体3がクロスヘッド13に送り込まれる速度が決定さ
れることになる。
【0039】ホイール15を用いるにあたって、実施例
では、3個を用いたが、その数は適宜でよい。また、ホ
イールへの導入側と導出側との角度は、実施例では90
゜としたが、これに限られるものではない。例えば、こ
の角度を90゜より大きくしてS字状に支持線部と光ケ
ーブル本体部がホールを通過するようにしてもよい。
【0040】図5(D)は、ホイールの他の実施例であ
る。この実施例においては、ホイールの側面は斜面に形
成されており、図5(C)と同様に、ホイール15の中
心線に対する支持線部9aの中心線の半径R1 と、光ケ
ーブル本体部9bの中心線の半径R2 との比を、支持線
部9aと光ケーブル本体部9bとの長さの比となるよう
に設定することができる。この実施例のように、ホイー
ル15の側面が斜面の場合は、図5(B)で説明したよ
うに、首部が偏った自己支持型光ケーブルに適してい
る。なお、ホイール15における自己支持型光ケーブル
9の位置決めのために、自己支持型光ケーブル9の一方
側または両側のガイド部材20を設けるのがよい。ガイ
ド部材20は、ホイール15上に鍔状に設けてもよい。
ガイド部材20の位置を変更することによって、半径R
1 と半径R2 の比を変更することができ、支持線部9a
と光ケーブル本体部9bとの長さの比を所望の値に設定
することができる。
【0041】図4は、本発明の自己支持型光ケーブルの
製造方法の第3の実施例の説明図である。図中、図3と
同様な部分には同じ符号を付して説明を省略する。19
は段付きホイールである。この実施例では、クロスヘッ
ド13の前に段付きホイール19を設けて、支持線1と
光ケーブル本体3との長さの比に応じた速度で支持線1
と光ケーブル本体3をクロスヘッド13に送り込むよう
にした。第1の実施例と同様に、支持線1および光ケー
ブル本体3は、製造する光ケーブルにおける支持線と光
ケーブル本体との長さに応じた速度で送り込まれる。し
たがって、支持線11の繰り出し速度を、光ケーブル本
体13の繰り出し速度よりも遅くしている。段付きホイ
ール19は、第1の実施例と同様な構成のものでよい
が、この実施例では、図6に示す段付きホイールを用い
た。
【0042】図6において、19は段付きホイール、1
9aは支持線巻き付け部、19bは光ケーブル本体巻き
付け部、19cは鍔部である。支持線巻き付け部19a
と光ケーブル本体巻き付け部19bとは鍔部で囲まれ、
支持線巻き付け部19aの半径が光ケーブル本体巻き付
け部19bの半径より小さくなっている。半径の比は、
支持線部9aと光ケーブル本体部9bとの長さの比とな
るように設定されている。支持線巻き付け部19aと光
ケーブル本体巻き付け部19bにおいて、支持線1と光
ケーブル本体3は、1周にわたって巻き付けるようにし
たが1周分より少なくても、あるいは、多くてもよい。
【0043】この実施例においては、クロスヘッドへ導
入される支持線1と光ケーブル本体3との導入速度が規
制されているから、ホイール15a,15b,15c
は、設けなくてもよい。また、導入速度の規制は、第1
の実施例で説明したように、別個のホイールで独立に駆
動してもよい。
【0044】図7は、無張力状態における本発明の自己
支持型光ケーブルの実施例を説明する説明図であり、図
7(A)は、下側から見たものであり、図7(B)は、
A−A’断面であり、図7(C)は、B−B’断面であ
る。図中、図1と同様な部分には同じ符号を用いて説明
を省略する。図7(A)に示される無張力状態におい
て、光ケーブル本体部9bは、支持線部9aに対して弛
みを持っている。したがって、図7(B)に示されるよ
うに、A−A’断面では、光ケーブル本体部9bが支持
線部9aの真下に位置するが、図7(C)に示されるよ
うに、B−B’断面では、首部9cが曲がり、光ケーブ
ル本体部9bが支持線部9aの左または右に偏位する。
その結果、光ケーブル本体部9bは、支持線部9aの周
囲に蛇行している。
【0045】図8は、張力印加状態における本発明の自
己支持型光ケーブルの実施例を説明する説明図であり、
図8(A)は、下側から見たものであり、図8(B)
は、C−C’断面である。図中、図1と同様な部分には
同じ符号を用いて説明を省略する。図8(A)に示され
る張力印加状態において、光ケーブル本体部9bの軌跡
は、直線状態に近づく。このとき光ケーブル本体3の支
持線1に対する余長率が支持線1の伸び率以上であれ
ば、張力印加の前後において、光ケーブル本体3の中心
軸の長さは変化しない。即ち光ケーブル本体3に伸び歪
みが生じることはない。
【0046】本発明の具体例について説明する。支持線
1の外径を6mm、光ケーブル本体3の外径を9mmと
した。ホイール6の直径を約1mとし、支持線側ホイー
ル6a,光ケーブル本体側ホイール6bの外径にわずか
な差を持たせ、実質的に0.3%の速度差を与えること
ができた。このような送り出し速度を与えて製造した自
己支持型光ケーブル9を、その支持線1に数百kgfの
張力をかけて懸架した。このとき、支持線1は、約0.
2%伸び、光ケーブル本体部3には支持線1と一体とな
って伸びようとする力が働く。しかし、光ケーブル本体
部3が支持線1に対して余長を持っているために、張力
印加状態では、図8のように光ケーブル本体部9bの軌
跡が直線状態に近づいた。支持線1に懸架時の張力に相
当する800kgfまで張力をかけても、光ケーブル本
体部9b内の光ファイバ心線の伸びは誤差範囲内で認め
られなかった。
【0047】
【発明の効果】本発明によると、支持線に対して光ケー
ブル本体が弛みを持つ自己支持型光ケーブルを、設備費
の増大や一括被覆工程の線速低下等を招くことなく製造
することができるという効果があり、高い架渉張力で布
設される自己支持型光ケーブルの製造に用いると有用で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自己支持型光ケーブルの製造方法の第
1の実施例の説明図である。
【図2】本発明の製造方法を不適切な条件で実施した場
合の不具合例を説明する説明図である。
【図3】本発明の自己支持型光ケーブルの製造方法の第
2の実施例の説明図である。
【図4】本発明の自己支持型光ケーブルの製造方法の第
3の実施例の説明図である。
【図5】図3におけるホイール15a,15b,15c
における長さの規制方法の説明図である。
【図6】段付きホイールの一例の説明図である。
【図7】無張力状態における本発明の自己支持型光ケー
ブルの実施例の説明図であり、図7(A)は、下側から
見たものであり、図7(B)は、A−A’断面図であ
り、図7(C)は、B−B’断面図である。
【図8】張力印加状態における本発明の自己支持型光ケ
ーブルの実施例の説明図であり、図8(A)は、下側か
ら見た図であり、図8(B)は、C−C’断面図であ
る。
【図9】第1の従来技術の説明図である。
【図10】第2の従来技術の説明図である。
【図11】第3の従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1…支持線、2…支持線サプライ、3…光ケーブル本
体、4…光ケーブル本体サプライ、5…ガイドローラ、
6…ホイール、7…回転軸、8…押出機、9…自己支持
型光ケーブル、10…第1のガイド部材、11…第2の
ガイド部材、12…押出槽、13…クロスヘッド、14
…第1冷却槽、15,15a,15b,15c…ホイー
ル、16…第2冷却槽、17…キャプスタン、18…巻
取機、19…段付きホイール、20…ガイド部材、34
…ニップルおよびダイス。
フロントページの続き (72)発明者 末次 義行 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 太田 順一 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ心線が収納された光ケーブル
    本体および支持線が一括被覆された自己支持型光ケーブ
    ルの製造方法において、前記支持線の繰り出し速度を前
    記光ケーブル本体の繰り出し速度よりも遅くして一括被
    覆し、前記光ケーブル本体が前記支持線に対して弛みを
    持つように一体化されることを特徴とする自己支持型光
    ケーブルの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記支持線を第1のホイールの外周に巻
    き付け、前記光ケーブル本体を、前記第1のホイールと
    同一の回転速度で回転し実質的に外径が異なる第2のホ
    イールの外周に巻き付けて、前記支持線および前記光ケ
    ーブル本体を、一括被覆押出機に供給することを特徴と
    する請求項1に記載の自己支持型光ケーブルの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記支持線を第1のホイールの外周に巻
    き付け、前記光ケーブル本体を、前記第2のホイールの
    外周に巻き付けて、前記支持線および前記光ケーブル本
    体を、一括被覆押出機に供給するとともに、前記第1の
    ホイールと前記第2のホイールの回転速度を異ならしめ
    たことを特徴とする請求項1に記載の自己支持型光ケー
    ブルの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記ホイールは、外周に滑り止め部材を
    有することを特徴とする請求項2または3に記載の自己
    支持型光ケーブルの製造方法。
  5. 【請求項5】 一括被覆押出機の後に、被覆された前記
    支持線に対する被覆された前記光ケーブル本体の位置を
    規制するガイド部材を設け、被覆された前記光ケーブル
    本体の蛇行の振幅を制限することを特徴とする請求項1
    ないし4のいずれか1項に記載の自己支持型光ケーブル
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記ガイド部材は、被覆された前記光ケ
    ーブル本体の両側および下側に設けられた回転ローラ列
    であることを特徴とする請求項5に記載の自己支持型光
    ケーブルの製造方法。
  7. 【請求項7】 光ファイバ心線が収納された光ケーブル
    本体および支持線が一括被覆された自己支持型光ケーブ
    ルの製造方法において、前記支持線と前記光ケーブル本
    体とを一括被覆した後、表面部分を冷却させ、前記支持
    線と前記光ケーブル本体とが異なる径を通るよう半径が
    設定された部分を有するホイールに巻き付け、このホイ
    ールを通過後に被覆を内部まで冷却させることを特徴と
    する自己支持型光ケーブルの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記支持線の繰り出し速度を前記光ケー
    ブル本体の繰り出し速度よりも遅くして一括被覆するこ
    とを特徴とする請求項7に記載の自己支持型光ケーブル
    の製造方法。
JP7121313A 1995-05-19 1995-05-19 自己支持型光ケーブルの製造方法 Pending JPH08313772A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013033093A (ja) * 2011-08-01 2013-02-14 Hitachi Cable Ltd 吊線付き光ファイバケーブル製造装置
CN106024191A (zh) * 2016-07-05 2016-10-12 浙江汉信光电股份有限公司 一种自承式通信线缆质量控制装置

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