JPH08313515A - 水質計測装置 - Google Patents

水質計測装置

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JPH08313515A
JPH08313515A JP12412895A JP12412895A JPH08313515A JP H08313515 A JPH08313515 A JP H08313515A JP 12412895 A JP12412895 A JP 12412895A JP 12412895 A JP12412895 A JP 12412895A JP H08313515 A JPH08313515 A JP H08313515A
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JP
Japan
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water
water quality
sample
quality measuring
pipe
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Pending
Application number
JP12412895A
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English (en)
Inventor
Kenjiro Namikawa
憲二郎 浪川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 設置場所が容易に確保できるとともに、水質
計測のための消費水量を無くすことができる水質計測装
置を提供することを目的とする。 【構成】 上水道の管路網2の取水口3から取り込まれ
た試料水は、計測入口管路22の途中に介装された定量
ポンプ24の圧力によって、一定の流量で残留塩素計8
内に供給され水質が計測される。残留塩素計8による水
質計測後の試料水は、残留塩素計8から計測出口管路2
3を通じて、大気に触れることなく戻水口21から元の
管路網2に戻される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上水道における送配水
のための管路網内の水質を連続して監視する水質計測装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、上水道における送配水のため
の管路網は、管路網内の水量と水圧の確保を目的として
整備されてきたが、近年においては、水道水の異臭味、
有害化学物質に対する心配、トリハロメタンによる発ガ
ン問題など、国民からの水道水に対する不安感や不信感
が高まり、安全でおいしい水を飲みたいと言う要求が強
くなっている。
【0003】特にトリハロメタンについては、抜本的に
は水源水質の汚濁防止ならびに浄水処理方法の高度化等
が図られてきているが、送配水管レベルの対応として
は、塩素注入を必要な範囲内で可能な限り小量に抑える
ために、残留塩素濃度のコントロールシステムを導入す
る方向にある。
【0004】上水道における管路網内の残留塩素濃度を
コントロールするには、給水人口1万人当たり1ヵ所程
度の割合で、残留塩素濃度、電気伝導度、水温、水圧等
を計測する水質計測装置を常設し、当該の管路網内の水
質を連続して監視しなければならない。
【0005】以下、従来の水質計測装置について、図面
を参照しながら説明する。図2に従来の水質計測装置の
概略構成図を示す。図2において、入口弁1を開くこと
によって、上水道の管路網2の任意の点に設けられた取
水口3と試料水入口4との間に接続された取水管路5を
通じて、この管路網2内を流れる水道水の水質を計測す
るための試料水が取り込まれる。
【0006】取り込まれた試料水は、水圧計6により水
圧が計測され、水温計7により水温が計測され、その
後、水質計測手段として例えば残留塩素計8内で常に所
定の流量になるように、減圧弁9によって減圧調整され
ながら、流量計10を経由して残留塩素計8内に取り込
まれる。この減圧調整は、二次圧力計11の指示を見な
がら減圧弁9を調節することによって行われる。
【0007】残留塩素計8内に取り込まれた試料水は、
その中に含まれる塩素の濃度が所定の計測方法により計
測され、その後、排水口12に接続された排水管路13
を通じて、排水溝14(または下水路15)に排水され
る。
【0008】また、消火栓ボックス内に一時的に設置計
測するポータブルな水質計測装置においては、試料水
は、その消費水量を極端に少量にして、地中の中に浸透
させている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の水質計測装置では、設置スペースとして3m
2 以上を必要とし、また、設置の際には、排水溝14や
下水路15などが設けられた排水可能な場所や、水質計
測後の試料水の排水のための排水管路13などの排水設
備の工事が必要となり、市街地の中では設置場所の確保
が困難であるという問題点を有していた。
【0010】そこで、水質計測装置の設置場所として
は、一般的には公園や学校等の公共的なところが選ばれ
るが、水質を計測したいポイントと設置可能な場所とが
なかなか一致しないという問題点をも有していた。
【0011】また、水質計測後の試料水が排水溝14や
下水路15などに排水されるため、計測ポイントが多数
になると、水質計測のための消費水量が省資源の観点か
らも大きな損失になるという問題点を有していた。
【0012】以上のような問題点に対して、図3に示す
ように、水質計測後の試料水を、排水タンク16に一旦
貯溜しながら、排水戻し用ポンプ17によって、逆止弁
18および試料水出口19を介し戻水管路20を通じ
て、取水口3より下流側に設けられた戻水口21に戻す
ように構成することが考えられるが、この場合、排水タ
ンク16および排水戻し用ポンプ17などを装置内に設
ける必要があるため、装置が大型化するという問題点を
有していた。
【0013】本発明は、試料水の排水設備を設けること
なく従来に比べて小型化することができ大きな設置スペ
ースを必要とせず、設置場所を容易に確保することがで
きるとともに、水質計測のための消費水量を無くすこと
ができる水質計測装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の水質計測装置は、上水道の管路網から取り
込んだ試料水の水質を水質計測手段によって計測し、前
記管路網内の水質を連続して監視する水質計測装置にお
いて、前記試料水を前記管路網の上流側から取り込み、
その試料水を前記水質計測手段を経由して前記管路網の
下流側に戻す連通管を設け、前記連通管の途中に、前記
水質計測手段内に試料水を一定の流量で供給する定量ポ
ンプを介装した構成とする。
【0015】
【作用】上記の構成によると、上水道の管路網の上流側
から連通管に取り込まれた試料水を、連通管の途中に介
装された定量ポンプが、その圧力によって、一定の流量
で水質計測手段内に供給し、その試料水の水質を水質計
測手段が計測する。
【0016】水質計測手段による水質計測後の試料水
を、定量ポンプが、その圧力によって、水質計測手段か
ら連通管を通じて、大気に触れることなく元の管路網の
下流側に戻す。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例の水質計測装置につ
いて、図面を参照しながら説明する。なお、図2および
図3に示す従来例と同様の作用をなすものには同一の符
号を付し、詳しい説明を省略する。
【0018】図1は本実施例の水質計測装置の概略構成
図である。図1に示すように、本実施例の水質計測装置
は、上水道の管路網2から取り込んだ試料水の水質を、
水質計測手段として例えば残留塩素計8によって計測
し、管路網2内の水質を連続して監視するものであっ
て、上水道の管路網2の上流側に設けられた取水口3と
試料水入口4との間に接続された取水管路5と、試料水
入口4と残留塩素計8との間に接続された計測入口管路
22と、残留塩素計8と試料水出口19との間に接続さ
れた計測出口管路23と、試料水出口19と取水口3よ
り下流側に設けられた戻水口21との間に接続された戻
水管路20とによって、試料水を管路網2から取り込ん
で残留塩素計8を経由して元の管路網2に戻す連通管が
構成され、計測入口管路22の途中に、残留塩素計8内
に試料水を一定の流量で供給する定量ポンプ24が介装
され、計測出口管路23には、水質計測後の試料水の管
路網2への戻し量を調整する出口弁25が介装されてい
る。
【0019】また、計測入口管路22の途中には、従来
と同様の入口弁1,水圧計6および水温計7が介装さ
れ、それぞれ従来と同様に動作している。以上のように
構成された本実施例の水質計測装置について、その動作
を以下に説明する。
【0020】定量ポンプ24が駆動され入口弁1および
出口弁25が開けられると、上水道の管路網2の上流側
に設けられた取水口3から、取水管路5を通じて、試料
水入口4を介して水質計測のための試料水が取り込まれ
る。
【0021】この試料水は、従来と同様に、計測入口管
路22を通過中に、水圧計6により水圧が計測され水温
計7により水温が計測され、その後、定量ポンプ24に
より、一定の流量にされて残留塩素計8内に供給され
る。残留塩素計8は、従来と同様に、供給された試料水
の水質として残留塩素濃度を、所定の計測方法により計
測する。
【0022】水質計測後の試料水は、残留塩素計8から
計測出口管路23を通じて送り出され、さらに、試料水
出口19を介し戻水管路20を通じて、管路網2の下流
側に設けられた戻水口21から管路網2内に戻される。
【0023】このようにして、上水道の管路網2から取
水管路5および計測入口管路22を通じて取り込まれた
試料水を、定量ポンプ24が、その圧力によって、一定
の流量で残留塩素計8内に供給し、その試料水の水質と
して残留塩素濃度を残留塩素計8が計測し、水質計測後
の試料水を、定量ポンプ24が、その圧力によって、計
測出口管路23および戻水管路20を通じて、大気に触
れることなく元の管路網2に戻す。
【0024】以上の動作により、水質計測後の試料水の
排水設備を設けることなく従来に比べて小型化すること
ができ、大きな設置スペースを必要とせず、設置場所を
容易に確保することができるとともに、水質計測後の試
料水をそのまま管路網に戻すことができ、水質計測のた
めの消費水量を無くすことができる。
【0025】なお、上記の実施例では、説明を簡単にす
るため、試料水の水質として残留塩素濃度を計測する場
合についてのみ記載したが、実際には、電気伝導度、水
温、水圧などについても水質として計測される。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、上水道の
管路網の上流側から連通管に取り込まれた試料水を、連
通管の途中に介装された定量ポンプが、その圧力によっ
て、一定の流量で水質計測手段内に供給し、その試料水
の水質を水質計測手段が計測し、水質計測手段による水
質計測後の試料水を、定量ポンプが、その圧力によっ
て、水質計測手段から連通管を通じて、大気に触れるこ
となく元の管路網の下流側に戻すことができる。
【0027】そのため、水質計測後の試料水の排水設備
を設けることなく従来に比べて小型化することができ、
大きな設置スペースを必要とせず、設置場所を容易に確
保することができるとともに、水質計測後の試料水をそ
のまま管路網に戻すことができ、水質計測のための消費
水量を無くすことができる。
【0028】その結果、歩道内の地中にコンパクトに設
置して、上水道の管路網内の残留塩素濃度分布などの水
質の把握ができ、残留塩素濃度のコントロールの可能な
状態をより安易に構築することができる。
【0029】また、水質計測のための使用水量を実質ゼ
ロにでき省資源効果が得られるとともに、試料水の排水
のための下水料が不要となり経済的効果も得られる。さ
らに、試料水が大気に触れることなく元の管路網の下流
側に戻されるため、水道法上ならびに衛生法上において
も問題なく、上水道の管路網内の残留塩素濃度分布など
の水質の把握ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の水質計測装置の概略構成図
【図2】従来の水質計測装置の概略構成図
【図3】別の従来例の水質計測装置の概略構成図
【符号の説明】
5 取水管路 20 戻水管路 22 計測入口管路 23 計測出口管路 24 定量ポンプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上水道の管路網から取り込んだ試料水の
    水質を水質計測手段によって計測し、前記管路網内の水
    質を連続して監視する水質計測装置において、前記試料
    水を前記管路網の上流側から取り込み、その試料水を前
    記水質計測手段を経由して前記管路網の下流側に戻す連
    通管を設け、前記連通管の途中に、前記水質計測手段内
    に試料水を一定の流量で供給する定量ポンプを介装した
    水質計測装置。
JP12412895A 1995-05-24 1995-05-24 水質計測装置 Pending JPH08313515A (ja)

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JP12412895A JPH08313515A (ja) 1995-05-24 1995-05-24 水質計測装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6330943B1 (ja) * 2017-03-10 2018-05-30 栗田工業株式会社 バラスト水測定装置、バラスト水測定装置を備える船舶およびバラスト水測定方法

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WO2018163475A1 (ja) * 2017-03-10 2018-09-13 栗田工業株式会社 バラスト水測定装置、バラスト水測定装置を備える船舶およびバラスト水測定方法
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