JPH08313264A - 移動体旋回角度算出装置 - Google Patents

移動体旋回角度算出装置

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JPH08313264A
JPH08313264A JP12474295A JP12474295A JPH08313264A JP H08313264 A JPH08313264 A JP H08313264A JP 12474295 A JP12474295 A JP 12474295A JP 12474295 A JP12474295 A JP 12474295A JP H08313264 A JPH08313264 A JP H08313264A
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JP
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rotation
angular velocity
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turning
moving body
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JP12474295A
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English (en)
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Eiji Iwata
栄司 岩田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動体の停車や直進条件に捕われずに、旋回
角速度センサのオフセットを常時キャンセルして、移動
体の旋回角度を検出することが可能な移動体旋回角度検
出装置を提供する。 【構成】 据え付け手段により、検出軸回転手段2の回
転軸方向及び回転同期出力手段3の出力時の回転位置が
設定され、移動体の旋回角速度が、旋回角速度検出手段
1により検出され、検出軸回転手段2により、旋回角速
度検出手段1が検出軸と直交する軸回りに回転され、こ
の回転位置に同期して、180°回転毎に検出極性が逆
になる検出値が、回転同期出力手段3により出力され、
旋回角速度演算手段4の出力オフセットをキャンセルし
た旋回角速度が出力され、旋回角度演算手段5により、
旋回角速度演算手段4の出力が積分演算され移動体の旋
回角度が算出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体の旋回角度を算
出する移動体旋回角度算出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両などの移動体で使用されるナ
ビゲーション装置の推測航法を行うために用いられる旋
回角速度検出手段の出力による旋回角度算出装置では、
通常の移動体は、比較的水平姿勢からの傾斜が少ないこ
とから、旋回角度の検出軸を移動体に固定するストラッ
プダウン型推航法により、旋回角度に対応するヨー角の
みを検出している。
【0003】また、旋回角速度検出手段における出力オ
フセットが変動して、旋回角度の誤差が累積しないよう
に、移動体停車時や直進時にのみ検出値が零となること
を利用して、出力オフセットを逐次補正している。さら
に、補正後の旋回角速度の積分値である旋回角度出力
に、補正残差などから発生する旋回角度の誤差が大きく
なる場合には、地磁気センサ、GPS(Grobal
PositionigSystem)などの方位検出手
段、またはマップマッチングにより方位を修正しながら
推測航法用の自立方位として旋回感度を用いている。
【0004】図6は従来の旋回角度検出装置の構成を示
すブロツク図であり、旋回角速度検出手段21には、オ
フセット補正手段24とオフセット算出手段23とが、
互いに並列に接続され、停車(直進)検出手段22の検
出信号がオフセット算出手段23に接続されている。
【0005】停車(直進)検出手段22で、停車状態ま
たは直進状態が検出されている間は、旋回角速度検出手
段21の出力は零であり、旋回角速度検出手段21に含
まれるオフセット量が、オフセット算出手段23で算出
される。オフセット算出手段23で算出されたオフセッ
ト量信号は、オフセット算出手段23に接続されたオフ
セット補正手段24に入力され、旋回角速度検出手段2
1から旋回角速度信号がオフセット補正手段24に入力
されると、オフセット補正手段24により、オフセット
算出手段23からのオフセット量信号によってオフセッ
トが補正される。そして、オフセットが補正された旋回
角速度信号が、オフセット補正手段24に接続された旋
回角度演算手段25に入力され、積分演算が施されて旋
回角度が演算される。
【0006】このようにして、従来の旋回角度検出装置
によると、停車状態または直進状態が検出されると、旋
回角速度検出手段21に含まれるオフセットを補正して
旋回角度が算出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来の
旋回角度検出装置では、旋回角速度検出手段におけるオ
フセットを、移動体の停車時や直進時に補正しているた
めに、停車や直進走行の少ない山岳路や高速道路などで
は、オフセットの補正ができず、走行時間が長くなる
と、オフセット変化によって、旋回角速度の積分値であ
る旋回角度における誤差が増大する。また、ピッチ角や
ロール角が比較的大きい場合には、ヨー角における見か
け上の検出感度が変化して旋回角度の精度が低下する。
【0008】このように、従来の旋回角度検出装置で
は、停車や直進走行が少ない状況や、ピッチ角やロール
角が比較的大きい状況では、旋回角度の検出値を自立方
位の検出手段として使うことが困難であった。また、旋
回角度に頼らずに方位検出手段を別に設けて、適切な方
位へ修正し続けることにより、オフセットの補正や感度
の補正を行わないで自立方位とすることも考えられる
が、現状では、十分な精度の方位を常時検出することは
不可能で、特に電波の届かない所や、地磁気が乱れるよ
うな環境では、正しい方位を検出する手段がなく、補正
を行わないでいると、旋回角度算出値の誤差がすぐに拡
大してしまう。よって、旋回角度を常時利用するために
は、オフセットの除去並びに、ピッチ角やロール角の検
出によって、ヨー角における見かけ上の検出感度の補正
をしておくことが必要になる。
【0009】本発明は、前述した従来の問題を解決する
ものであり、その第1の目的は、移動体の停車や直進条
件に捕われずに、旋回角速度センサのオフセットを常時
キャンセルして、移動体の旋回角度を検出することが可
能な移動体旋回角度検出装置を提供することにある。
【0010】本発明の第2の目的は、一つの旋回角速度
センサにより、ヨー角以外のピッチ角やロール角の検出
を行って、移動体の高精度の旋回角度を検出することが
可能な移動体旋回角度検出装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るために、請求項1記載の発明は、移動体の旋回角度を
算出する移動体旋回角度算出装置において、前記移動体
の旋回角速度を検出する旋回角速度検出手段と、該旋回
角速度検出手段を検出軸と直交する軸回りに回転する検
出軸回転手段と、該検出軸回転手段の回転位置に同期し
て、180°回転毎に検出極性が逆になる検出値を出力
する回転同期出力手段と、該回転同期出力手段の正負の
出力に基づいて、前記旋回角速度検出手段の出力オフセ
ットをキャンセルした旋回角速度を出力する旋回角速度
演算手段と、該旋回角速度演算手段の出力を積分演算す
ることにより、旋回角度を出力する旋回角度演算手段
と、前記検出軸回転手段の回転軸方向及び前記回転同期
出力手段の出力時の回転位置を設定する据え付け手段と
を有することを特徴とするものである。
【0012】前記第2の目的を達成するために、請求項
2記載の発明は、移動体の旋回角度を算出する移動体旋
回角度算出装置において、前記移動体の旋回角速度を検
出する旋回角速度検出手段と、該旋回角速度検出手段を
検出軸と直交する軸回りに回転する検出軸回転手段と、
該検出軸回転手段の回転位置に同期して、1回転中に9
0°異なる回転位置で検出される2軸分の旋回角速度検
出値を出力する回転同期出力手段と、該回転同期出力手
段の2軸分の出力を積分演算することにより、2軸分の
旋回角度を出力する旋回角度演算手段と、前記検出軸回
転手段の回転軸方向及び前記回転同期出力手段の出力時
の回転位置を設定する据え付け手段とを有することを特
徴とするものである。
【0013】同様に前記第2の目的を達成するために、
請求項3記載の発明は、移動体の旋回角度を算出する移
動体旋回角度算出装置において、前記移動体の旋回角速
度を検出する旋回角速度検出手段と、該旋回角速度検出
手段を検出軸と直交する軸回りにし所定速度で回転する
検出軸回転手段と、該検出軸回転手段の回転位置に同期
して、旋回角速度検出値を出力する回転同期出力手段
と、該回転同期出力手段の出力間隔の変化により、前記
検出軸回転手段の回転軸に対する前記移動体の角速度を
検出する回転軸角速度検出手段と、前記回転同期手段及
び前記回転軸角速度検出手段による2軸分の旋回角速度
検出値を積分演算して、前記移動体の2軸分の旋回角度
を出力する旋回角度演算手段と、前記検出軸回転手段の
回転軸方向及び前記回転同期出力手段の出力時の回転位
置を設定する据え付け手段とを有することを特徴とする
ものである。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明では、据え付け手段によっ
て、検出軸回転手段の回転軸方向及び回転同期出力手段
の出力時の回転位置が設定され、移動体の旋回角速度
が、旋回角速度検出手段により検出され、検出軸回転手
段によって、旋回角速度検出手段が検出軸と直交する軸
回りに回転される。この状態で、検出軸回転手段の回転
位置に同期して、180°回転毎に検出極性が逆になる
検出値が、回転同期出力手段により出力される。
【0015】そして、旋回角速度演算手段によつて、回
転同期出力手段の正負の出力に基づいて、旋回角速度検
出手段の出力オフセットをキャンセルした旋回角速度が
出力され、旋回角度演算手段によって、旋回角速度演算
手段の出力が積分演算され、移動体の旋回角度が算出出
力される。
【0016】請求項2記載の発明では、据え付け手段に
よって、検出軸回転手段の回転軸方向及び回転同期出力
手段の出力時の回転位置が設定され、移動体の旋回角速
度が、旋回角速度検出手段により検出され、検出軸回転
手段によって、旋回角速度検出手段が検出軸と直交する
軸回りに回転される。この状態で、検出軸回転手段の回
転位置に同期して、1回転中に90°異なる回転位置で
検出される2軸分の旋回角速度検出値が、回転同期出力
手段により出力される。
【0017】そして、旋回角速度演算手段によつて、2
軸分の出力が積分演算されることにより、移動体の2軸
分の旋回角度が算出出力される。
【0018】請求項3記載の発明では、据え付け手段に
よって、検出軸回転手段の回転軸方向及び回転同期出力
手段の出力時の回転位置が設定され、移動体の旋回角速
度が、旋回角速度検出手段により検出され、検出軸回転
手段によって、旋回角速度検出手段が検出軸と直交する
軸回りに所定速度で回転される。
【0019】この状態で、回転同期出力手段によって、
検出軸回転手段の回転位置に同期して、移動体の旋回角
速度検出値が出力され、回転軸角速度検出手段によっ
て、回転同期出力手段の出力間隔の変化により、検出軸
回転手段の回転軸に対する移動体の角速度が検出され
る。
【0020】そして、旋回角度演算手段によって、回転
同期手段及び回転軸角速度検出手段による2軸分の旋回
角速度検出値が積分演算され、移動体の2軸分の旋回角
度が演算出力される。
【0021】
【実施例】
(実施例1)本発明の実施例1を、図1及び図2を参照
して説明する。
【0022】図1は本実施例の構成を示すブロツク図、
図2は本実施例のオフセットキャンセル動作の説明図で
ある。
【0023】図1において、1は振動ジャイロ、光ファ
イバジャイロ、ガスレーザジャイロなどを備えた旋回角
速度検出手段であり、この旋回角速度検出手段1は、検
出軸回転手段2によつて、検出軸と直交する軸を中心に
回転自在に構成されている。この検出軸回転手段2に
は、旋回角速度検出手段1への電源電圧を回転状態で供
給するために、スリップリング機構或いは電圧の電磁波
伝達機構が設けられている。旋回角速度検出手段1に
は、検出軸回転手段2の回転位置に同期して、180°
回転毎に検出極性が逆になる検出値を出力する回転同期
出力手段3が接続されている。そして、検出軸回転手段
2と回転同期出力手段3とは、検出軸回転手段2の回転
軸方向及び回転同期出力手段3の出力時の回転位置を設
定する据え付け手段6に取り付けられ、検出軸回転手段
6の回転軸は、移動体の直進方向に平行に設定されてい
る。
【0024】この回転同期出力手段3は、図2に示すよ
うに、回転する旋回角速度検出手段1の上下に、磁石が
取り付けられ、固定したホール素子によって同期検出を
行い、同時に旋回角速度検出手段1で検出される電圧の
入力も行うように構成されている。この場合、旋回角速
度検出手段1において検出される電圧の入力を行うため
に、スリップリング機構或いは電圧の電磁波伝達機構が
採用されている。
【0025】回転同期出力手段3には、回転同期出力手
段3からの正負の出力に基づいて、旋回角速度検出手段
1の出力オフセットをキャンセルした旋回角速度を演算
する旋回角速度演算手段4が接続されている。この旋回
角速度演算手段4には、旋回角速度演算手段4からの旋
回角速度信号を積分演算して、移動体の旋回角度を演算
する旋回角度演算手段5が接続されている。
【0026】このような構成の本実施例の動作を説明す
る。本実施例は、図2に示すように、検出軸回転手段2
によって、旋回角速度検出手段1の検出軸が回転し続
け、垂直上向きと垂直下向きに180°異なる回転位置
に同期して、回転同期出力手段3からは、逆極性で時計
回り(CW)と反時計回り(CCW)の移動体のヨー角
速度が出力される。
【0027】一方、旋回角速度検出手段1は、単一で出
力オフセットは同極性となり、両者を減算すれば出力オ
フセットはキャンセルされ検出値は2倍になる。
【0028】この場合、検出軸の回転周期はサンプリン
グ定理から、対象となるヨー角速度及び出力オフセット
の変化に比して、短いことが必要になるが、回転周期の
下限は、旋回角速度検出手段1の周波数特性によって制
限される。
【0029】また回転位置での出力同期が取れていれ
ば、回転周期は一定でなくてもよく、特に走行開始時に
は、移動体のヨー角速度は殆ど発生しないために、検出
軸の回転数を急激に早めなくてもよい。さらに、車載の
場合には、5Km/h以下の低速走行や、60Km/h
以上の高速走行時には、ヨー角速度は小さいので、検出
軸の回転数も下げてよい。
【0030】このようにして、本実施例によると、例え
ば停車や直進走行のない走行状態で、出力オフセットが
大きい場合や変動する場合でも、常に出力オフセットを
キャンセルして、移動体の旋回角度を高精度で算出する
ことが可能になる。
【0031】(実施例2)本発明の実施例2を、図3及
び図4を参照して説明する。
【0032】図3は本実施例の構成を示すブロツク図、
図4は本実施例の旋回角度算出動作の説明図である。
【0033】本実施例の基本構成は、図3に示すよう
に、すでに説明した実施例1と同一であるが、回転同期
出力手段3が、検出軸回転手段2の回転位置に同期し
て、1回転中に90°異なる回転位置で検出値を出力し
ている。図3では、実施例1と組合せて4つの回転同期
出力が利用される構成となっているが、1回転中に90
°異なる2回の出力値を利用する構成にすることも可能
である。
【0034】回転同期出力手段3には、回転同期出力手
段3の正負の出力を演算して、旋回角速度検出手段1の
出力オフセットをキャンセルした旋回角速度信号を出力
する旋回角速度演算手段4が、角軸に対応して2軸分接
続され、各旋回角速度演算手段4には、旋回角速度演算
手段4の出力を積分演算して旋回角度を出力する旋回角
度演算手段5がそれぞれ接続されている。
【0035】本実施例のその他の部分の構成は、すでに
説明した実施例1と同一である。このような構成の本実
施例の動作を説明する。
【0036】本実施例では、図4に示すように、検出軸
回転手段2によつて、旋回角速度検出手段1の検出軸が
回転し続け、垂直上向きと90°回転した水平方向の回
転位置に同期して、回転周期出力手段3から出力される
2つの検出値は、それぞれ移動体におけるヨー角速度と
ピッチ角速度となる。
【0037】本実施例のように、各180°回転位置が
異なる出力を利用すれば、実施例1手で説明したオフセ
ットキャンセルも可能である。
【0038】また、水平面からのピッチ角度θp が比較
的大きい場合には、ヨー各速度の感度がcosθp に比
例して低下するが、本実施例では、θp が得られるの
で、検出したヨー角度を1/cosθp 倍することによ
り、低下した感度を補正することが可能である。
【0039】さらに、ピッチ角検出は傾斜計としても利
用可能であり、据え付け手段6によって、移動体の直進
方向に対して直角で、且つ水平面内に検出軸回転手段6
の回転軸を固定すれば、ピッチ角の代わりにロール角検
出に利用することも可能である。
【0040】このように、本実施例によると、移動体の
2軸分の旋回角度を高精度で算出することが可能にな
る。
【0041】(実施例3)本発明の実施例3を、図5を
参照して説明する。
【0042】図5は本実施例の旋回角度算出動作の説明
図である。本実施例の基本構成は、すでに説明した実施
例1と同一であり、本実施例では、検出軸回転手段3の
回転角速度ωc を一定にして、回転同期出力手段3の
回転位置に同期した出力の時間間隔の変化を検出して、
検出軸の回転方向の旋回角度を検出する。そして、回転
同期出力手段3からの出力時間間隔を検出し、前回との
変化時間tdを求め、検出軸の回転方向の旋回角度をθp
=ωc×tdで求める。
【0043】なお、回転同期出力間隔は、移動体の旋回
角度の変化が検出できる程度に短くすることが必要であ
り、回転角速度ωc が速くできない場合は、1回転当た
りの回転同期出力数を増やしてもよい。
【0044】本実施例は、すでに説明した実施例1或い
は実施例2と組合せることも可能であり、最大3軸分の
回転角度を算出することができる。
【0045】このように、本実施例によると、移動体の
第3の軸の回りの旋回速度を高精度で算出することが可
能になる。
【0046】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、移動体の
旋回角速度が、旋回角速度検出手段により検出され、検
出軸回転手段により、旋回角速度検出手段が検出軸と直
交する軸回りに回転された状態で、検出軸回転手段の回
転位置に同期して、180°回転毎に検出極性が逆にな
る検出値が、回転同期出力手段により出力され、旋回角
速度演算手段により、回転同期出力手段の正負の出力に
基づいて、旋回角速度検出手段の出力オフセットをキャ
ンセルした旋回角速度が出力され、旋回角度演算手段に
より、旋回角速度演算手段の出力が積分演算され、移動
体の旋回角度が算出出力されるので、出力オフセットが
大きい場合や変動する場合でも、常に出力オフセットを
キャンセルして、移動体の旋回角度を高精度で算出する
ことが可能になる。
【0047】請求項2記載の発明によると、移動体の旋
回角速度が、旋回角速度検出手段により検出され、検出
軸回転手段により、旋回角速度検出手段が検出軸と直交
する軸回りに回転された状態で、検出軸回転手段の回転
位置に同期して、1回転中に90°異なる回転位置で検
出される2軸分の旋回角速度検出値が、回転同期出力手
段により出力され、旋回角速度演算手段によつて、2軸
分の出力が積分演算され、移動体の2軸分の旋回角度が
算出出力されるので、移動体の互いに直交する2軸分の
旋回角度を高精度で算出することが可能になる。
【0048】請求項3記載の発明によると、移動体の旋
回角速度が、旋回角速度検出手段により検出され、検出
軸回転手段により、旋回角速度検出手段が検出軸と直交
する軸回りに所定速度で回転された状態で、回転同期出
力手段により、検出軸回転手段の回転位置に同期して、
移動体の旋回角速度検出値が出力され、回転軸角速度検
出手段により、回転同期出力手段の出力間隔の変化に基
づいて、検出軸回転手段の回転軸に対する移動体の角速
度が検出され、旋回角度演算手段により、回転同期手段
及び回転軸角速度検出手段による2軸分の旋回角速度検
出値が積分演算され、移動体の2軸分の旋回角度が演算
出力されるので、移動体の互いに直交する2軸以外の第
3の軸の回りの旋回速度を高精度で算出することが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の構成を示すブロツク図
【図2】同実施例のオフセットキャンセル動作の説明図
【図3】本発明の実施例2の構成を示すブロツク図
【図4】同実施例の旋回角度算出動作の説明図
【図5】本発明の実施例3の旋回角度算出動作の説明図
【図6】従来の移動体旋回角度算出装置の構成を示すブ
ロツク図
【符号の説明】
1 旋回角速度検出手段 2 検出軸回転手段 3 回転同期出力手段 4 旋回角速度演算手段 5 旋回角度演算手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体の旋回角度を算出する移動体旋回
    角度算出装置において、前記移動体の旋回角速度を検出
    する旋回角速度検出手段と、該旋回角速度検出手段を検
    出軸と直交する軸回りに回転する検出軸回転手段と、該
    検出軸回転手段の回転位置に同期して、180°回転毎
    に検出極性が逆になる検出値を出力する回転同期出力手
    段と、該回転同期出力手段の正負の出力に基づいて、前
    記旋回角速度検出手段の出力オフセットをキャンセルし
    た旋回角速度を出力する旋回角速度演算手段と、該旋回
    角速度演算手段の出力を積分演算することにより、旋回
    角度を出力する旋回角度演算手段と、前記検出軸回転手
    段の回転軸方向及び前記回転同期出力手段の出力時の回
    転位置を設定する据え付け手段とを有することを特徴と
    する移動体旋回角度算出装置。
  2. 【請求項2】 移動体の旋回角度を算出する移動体旋回
    角度算出装置において、前記移動体の旋回角速度を検出
    する旋回角速度検出手段と、該旋回角速度検出手段を検
    出軸と直交する軸回りに回転する検出軸回転手段と、該
    検出軸回転手段の回転位置に同期して、1回転中に90
    °異なる回転位置で検出される2軸分の旋回角速度検出
    値を出力する回転同期出力手段と、該回転同期出力手段
    の2軸分の出力を積分演算することにより、2軸分の旋
    回角度を出力する旋回角度演算手段と、前記検出軸回転
    手段の回転軸方向及び前記回転同期出力手段の出力時の
    回転位置を設定する据え付け手段とを有することを特徴
    とする移動体旋回角度算出装置。
  3. 【請求項3】 移動体の旋回角度を算出する移動体旋回
    角度算出装置において、前記移動体の旋回角速度を検出
    する旋回角速度検出手段と、該旋回角速度検出手段を検
    出軸と直交する軸回りに所定速度で回転する検出軸回転
    手段と、該検出軸回転手段の回転位置に同期して、旋回
    角速度検出値を出力する回転同期出力手段と、該回転同
    期出力手段の出力間隔の変化により、前記検出軸回転手
    段の回転軸に対する前記移動体の角速度を検出する回転
    軸角速度検出手段と、前記回転同期手段及び前記回転軸
    角速度検出手段による2軸分の旋回角速度検出値を積分
    演算して、前記移動体の2軸分の旋回角度を出力する旋
    回角度演算手段と、前記検出軸回転手段の回転軸方向及
    び前記回転同期出力手段の出力時の回転位置を設定する
    据え付け手段とを有することを特徴とする移動体旋回角
    度算出装置。
JP12474295A 1995-05-24 1995-05-24 移動体旋回角度算出装置 Pending JPH08313264A (ja)

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JP (1) JPH08313264A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002518249A (ja) * 1998-06-25 2002-06-25 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 転倒に至るクリティカルな車両角度位置の検出方法

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JP2002518249A (ja) * 1998-06-25 2002-06-25 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 転倒に至るクリティカルな車両角度位置の検出方法

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