JPH08313021A - 加湿器 - Google Patents

加湿器

Info

Publication number
JPH08313021A
JPH08313021A JP7123838A JP12383895A JPH08313021A JP H08313021 A JPH08313021 A JP H08313021A JP 7123838 A JP7123838 A JP 7123838A JP 12383895 A JP12383895 A JP 12383895A JP H08313021 A JPH08313021 A JP H08313021A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
herb
water
passage
steam passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7123838A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3123392B2 (ja
Inventor
Nobumi Kumamura
信美 熊村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Original Assignee
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tiger Vacuum Bottle Co Ltd filed Critical Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Priority to JP07123838A priority Critical patent/JP3123392B2/ja
Publication of JPH08313021A publication Critical patent/JPH08313021A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3123392B2 publication Critical patent/JP3123392B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Humidification (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハーブの早期劣化を防止しながらこれからの
香り成分や薬効成分の適度な発散を伴い加湿ができるよ
うにする。 【構成】 供給された水1を貯留しながらヒータ2によ
り加熱し、これにより発生する蒸気を蒸気通路9を通じ
て外部に放出させるもので、蒸気通路9の一部にハーブ
44を収容するハーブ室41を設け、このハーブ室41
は蒸気通路9に通じて放出蒸気の一部を導入して外部に
向け排出するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加湿器に関し、詳しく
は、水を加熱して蒸発させ、これを外部に放出させるこ
とによりまわりの空間に加湿を行う加湿器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この種の加湿器は、加湿のために水を大
気圧下で蒸発させて取り扱うタイプのものであるので、
超音波にて水を霧化させると云った、水を常温から中温
域にて取り扱う他のタイプのもので起こり勝ちな、雑菌
の繁殖を抑えやすく、環境衛生の点で有利である。
【0003】水を蒸発させて加湿するタイプの加湿器は
通常、本発明の実施例を示す図1を参照して、供給され
た水1を貯留しながらヒータ2により加熱し、加熱によ
り発生する蒸気を蒸気通路9を通じて外部に放出させる
ようになっている。放出される蒸気は外気中に発散して
これを加湿するので、健康や衛生に好適な気候を住空間
内に形成することができる。
【0004】一方、近時では香り成分や薬効成分を発散
させるハーブも住空間内の環境を改善し、心身をリラッ
クスさせるものとして利用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ハーブは住空
間内に置くだけでは香り成分や薬効成分の発散は弱い。
【0006】そこで、ハーブ専用の、あるいは空気清浄
機等の空気の流れを作る機器に組み込み、ハーブが流れ
る空気に触れることにより香り成分や薬効成分が旺盛に
発散して住空間内に十分に持ち運ばれるようにすること
が行われる。
【0007】このハーブを加湿器にも適用することが考
えられる。しかし、本発明者等の研究によると、前記の
ように水1をヒータ2により加熱して生じる蒸気を発散
させる加湿器の場合、ハーブに触れる蒸気が高温である
ために、香り成分や薬効成分の発散が過剰でしかもハー
ブの寿命が短いと云った問題が生じる。
【0008】本発明は、このような新たな問題をも解消
しながら、ハーブからの香り成分や薬効成分の発散を伴
い加湿ができる新規な加湿器を提供することを目的とす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の加湿器は上記の
ような目的を達成するために、供給された水を貯留しな
がらヒータにより加熱し、これにより発生する蒸気を蒸
気通路を通じて外部に放出させる加湿器において、蒸気
通路の一部にハーブを収容するハーブ室を設け、このハ
ーブ室は蒸気通路に通じて放出蒸気の一部を導入して外
部に向け排出するようにしたことを主たる特徴とするも
のである。
【0010】ハーブ室の蒸気を導入する導入口は蒸気通
路内に蒸気の放出方向で見た上流側に向けて開口してい
るのが好適である。
【0011】ハーブ室は蒸気通路の外気に近い部分に設
けられているのも好適である。
【0012】蒸気通路は途中に外気を導入する外気導入
口を持っているのも好適である。
【0013】ハーブ室は蒸気通路の蒸気放出口に施され
る保護カバーの一部に設けてあるのが有利であり、蒸気
放出口の中央に位置しているのが好適である。
【0014】
【作用】本発明の加湿器の主たる特徴の上記構成では、
水を加熱して発生する蒸気が蒸気通路を通じ外部に放出
されて、まわりの空間を加湿するのに併せ、蒸気通路を
通る放出蒸気の一部が蒸気通路に通じたハーブ室に導入
されて、ハーブ室内に収容されているハーブと接触して
香り成分および薬効成分を発散させながら随伴させ、こ
れが外部に向け排出されて最終的に前記加湿対象空間に
発散するので、まわりの空間の加湿とハーブ成分発散と
による環境の改善を図ることができる。
【0015】しかも、蒸気通路を通る放出蒸気の一部が
ハーブ室内に導入されてハーブと接触するので、蒸気が
高温であってもハーブに含まれる香り成分や薬効成分が
過剰に発散されるのを防止することができ、却って不快
になったり、ハーブの寿命が短くなったりするようなこ
とを回避することができる。
【0016】ハーブ室の放出蒸気を導入する導入口が蒸
気通路の蒸気の放出方向で見た上流側に向けて開口して
いる構成では、蒸気通路を通じて外部に放出される蒸気
の流れに対し導入口がカウンタ方向に向いていることに
より、蒸気をこれが外部に向かう流れだけで迎え入れら
れるので、特別な圧力差を持たせたりしなくてよく、構
造が簡単で機能の安定したものとなる。
【0017】ハーブ室が蒸気通路の外気に近い部分に設
けられている構成では、ハーブ室を通る蒸気の温度が外
気の影響で低下しているので、蒸気温度が高いためにハ
ーブが早期に熱劣化したり、香り成分や薬効成分の発散
が過剰になるようなことを抑止することができる。
【0018】蒸気通路が途中に外気の導入口を持ってい
る構成では、蒸気通路への導入口を通じた外気の導入に
より、蒸気通路を通じて外部に放出される蒸気を、導入
した外気により冷却し温度を下げられるので、蒸気が高
温のまま外部に放出される危険を回避することができる
し、高温蒸気によりハーブが早期に熱劣化したりハーブ
の香り成分や薬効成分の発散が過剰になったりするのを
防止することができる。
【0019】ハーブ室が蒸気通路の蒸気放出口に施され
る保護カバーの一部に設けられている構成では、ハーブ
室を特別な部材や支持構造なしに蒸気通路の蒸気放出口
部分に設けることができる。
【0020】ハーブ室が蒸気放出口の中央に位置してい
る構成では、蒸気を蒸気放出口から偏りのない拡がりを
持って放出させられるので、蒸気の広域への発散を促進
して加湿効率を向上することができる。しかも、ハーブ
室は蒸気通路を流れてくる蒸気の中央部に位置すること
によって、蒸気を導入口から受入れやすくなるので、小
さな導入口を通じて蒸気をハーブに設定通りに確実に接
触させることができる。
【0021】
【実施例】以下本発明の加湿器の図に示す一実施例につ
き具体的に説明する。本実施例の加湿器は、図1に示す
ように供給された水1を貯留しながらヒータ2により加
熱し、これにより発生する蒸気を蒸気通路9を通じて外
部に発散させる蒸気発生容器3と、この蒸気発生容器3
と底部どうしを図1、図4に示すように給水管路4によ
り連絡されるとともに、給水タンク5の給水口6が蒸気
発生容器3での上限水位7とほぼ同じ高さまで上方から
臨むように装着される給水容器8とを備えている。
【0022】給水容器8は給水タンク5から供給される
水1を給水管路4を通じて蒸気発生容器3に給水容器8
内と同一水位になるまで自然流入させる。このとき給水
容器8では、給水タンク5の給水口6が臨む高さ位置ま
で給水タンク8内の水が流入すると、給水タンク5内が
外部との連通を絶たれて空気の補給を受けられずそれ以
上の水1が流出するのを阻止し、給水口6よりも水位が
下がると給水タンク5内に外気が補給されるのでこれを
吸入しながら水1を流出させる。以降このようなことが
繰り返され、給水容器8での水位を給水口6の高さに保
つようにしながら、消費された量に見合う水1を常時補
給する。
【0023】しがたって、給水容器8から水を供給され
る蒸気発生容器3では受入れた水1をヒータ2により加
熱して蒸発させ消費しながら給水容器8と同じ給水口6
の高さとなる上限水位7を常時保ち、常に一定の温度お
よび量の蒸気を発生させることができる。
【0024】給水容器8および蒸気発生容器3は器体の
胴部11に設けられている。胴部11は合成樹脂製の底
部材20とこれに被さる状態でねじ12を用いた複数箇
所での結合により一体化されて器体21を形成してい
る。給水容器8は胴部11の途中高さ位置に一体形成し
た給水容器8からの溢れ水等を溜める大きな溜り部22
を形成する中底部23に一体成形されているのに対し、
蒸気発生容器3は単独で耐熱性を有する金属製部材等か
らなる成形品とし、中底部23に形成した開口23aの
口縁にシールパッキング13を介して下方より当てが
い、ねじ14により複数箇所にて取付けられ、底部にヒ
ータ2を内蔵したものとしている。底部材20には前記
ねじ止め部に利用する上方への突出部20aと連続して
下方に突出する脚部20bも一体形成してある。胴部1
1の上端には合成樹脂製のカバー24が着脱できるよう
に嵌め付けられている。
【0025】給水容器8および蒸気発生容器3の底部に
は下方に突出する流出口8aおよび導入口3aが一体成
形され、これらを給水管路4により接続して双方の底部
間を連絡している。
【0026】胴部11の中底部23にはまた、給水容器
8の開口部が中底よりも立ち上がって給水タンク5を受
載する環状の受載周壁25gが形成され、この受載周壁
25にこれの周りの溜り部22と給水容器8とを連絡さ
せる図3に示すような連絡スリット26を設け、溜り部
22へ万一にも溢れた水1は連絡スリット26を通って
給水容器8に戻れるようにしてある。中底部23の開口
23aにもこれより前記溜り部22に立ち上がる環状周
壁27が形成され、この環状周壁27に合成樹脂製の筒
口部材28を嵌め込んでねじ29にてねじ止めすること
により、前記シールパッキング13を介して蒸気発生容
器3と密に接続されて、溜り部22に万一にも溜まった
水1が蒸気発生容器3内に流入するのを前記環状周壁2
7によって防止するようにしてある。したがって、溜り
部22にて許容できる水1の溜り量は一応環状周壁27
の高さまでである。もっとも、これをさらに高くするこ
ともできるが、実際上そこまで溜まることはないので必
要ない。
【0027】蒸気通路9は、筒口部材28の上端内周設
けたねじ28aに下端をねじ合わせた合成樹脂製の基部
管31、この基部管31の上端に被せてこれの外周のね
じ31aに中間部をねじ合わせて取り付けられ下方に広
がるラッパ状カバー32aを持ったカバー部材32、お
よびカバー部材32の上端の外周に設けたねじ32bに
下端部をねじ合わせて取り付けられた上部管33、およ
びこの上部管33の上端の外周に弾性嵌合部34にて着
脱できるように嵌め付けられて蒸気放出口35を形成し
ている蒸気放出口保護カバー36の組み合わせからな
り、蒸気放出口35はカバー24の天井部に一方へ偏っ
て設けた開口24aを通じて外部に臨むようにしてあ
る。
【0028】基部管31のラッパ状カバー32aに覆わ
れる部分には外気導入口31bが形成され、蒸気発生容
器3にて発生する蒸気が蒸気通路9を蒸気放出口35に
向け自然上昇するときの負圧によって外気を吸引し導入
するようにしている。ラッパ状カバー32aは基部管3
1のまわりの微塵が蒸気通路9内に侵入するのを防止し
ている。
【0029】また、上部管33はカバー部材32の上端
から上方に向けまわりに広がる漏斗状の底部33aの外
周部数カ所に上向きに突出する外気導入筒32bが一体
形成され、この底部33aの外周部には下方に延びて前
記外気導入筒32bの下端が開口している部分を囲うカ
バー周壁33cが一体形成され、ここでも前記上昇蒸気
による負圧によって外気導入筒32bを通じ外気を吸引
し導入しながら、カバー周壁33cによりまわりの微塵
が蒸気通路9内に侵入しないようにしている。
【0030】しかし、器体21の以上のような各種構造
は適宜どのようにも設計することができ、要は供給され
た水1を貯留しながらヒータ2により加熱し、これによ
り発生する蒸気を蒸気通路9を通じて外部に放出させる
構成を満足すればよい。
【0031】蒸気放出口保護カバー36は図1、図2、
図5に示すように、簀の子状格子部36aと、この格子
部36aの中央部にあって蒸気放出口35の中央部に位
置して蒸気通路9に通じて放出蒸気の一部を導入して外
部に向け排出させるハーブ室41とを一体形成したもの
とされ、ハーブ室41の上端にはこれの外周に形成した
ねじ41aにねじ合わせた蓋体42が着脱できるように
装着されている。蓋体42は上端部にまわりへ同心的に
張り出して蒸気放出口35を蒸気放出口保護カバー36
の上端外径にほぼ等しい外径で覆うカバー部42aが一
体形成されている。
【0032】なお、上部管33の上端内周には漏斗状の
集水皿43が嵌め付けられ、上部管33の内周に設けた
リブ33dと前記放出口部材36との間で挟持するよう
にしている。この集水皿43は前記カバー部42bおよ
び蒸気放出口35の各部に結露した結露水が落ちてくる
のを中央下端部に案内してここに設けた滴下孔43aか
ら蒸気通路9の中央部に落下させる一方、蒸気発生容器
3から蒸気通路9を上昇してくる蒸気を、集水皿43の
外周部多数カ所に形成した放射状のスリット43bを通
じて蒸気放出口35に向けスムーズに上昇できるように
している。
【0033】ハーブ室41は前記放出蒸気の一部が通る
室内にハーブ44を収容するもので、内面にはハーブ4
4をまわりから所定間隔浮かせて支持する支持リブ41
bを一体形成するとともに、これの蒸気通路9の一部に
臨む一端部である底部に蒸気通路9内を通る蒸気の一部
を導入する導入口45を有し、導入した蒸気を前記所定
間隔分の蒸気抜け通路46を通じて他端部となる蓋体4
2の中央部に設けた蒸気出口47から外部に向け排出す
るようにしてある。
【0034】蒸気放出口35は図1、図2に示すよう
に、カバー24の上面とほぼ同じ高さに位置している
が、カバー24の開口24aの口縁は蒸気放出口35よ
りも少し低く位置して、蒸気放出口35のまわりに集水
皿24bを形成し、蒸気放出口35の外回りに結露して
付着する結露水が器体21内の溜り部22内に流れ落ち
回収されるようにしている。またカバー部42aは蒸気
放出口35から放出される蒸気を周囲に万遍なく拡散さ
せてまわりの空間への加湿効率を高める一方、放出され
る蒸気が真上に吹き出て高温状態のまま人に触れたりす
るのを防止することができる。このような働きからカバ
ー部42aの下面にも蒸気が結露して結露水が付着す
る。しかし、この結露水をカバー部42aの下面をドー
ム形状にしてあることによって外周部へ伝わせ、外周部
に一体形成した下向きの環状な水切りリブ42bに沿っ
て下部に落下し、蒸気放出口35の外周りを濡らすよう
なことがないようにしている。本実施例では特に、水切
りリブ42bの内径を蒸気放出口35の内径よりも小さ
く設定して、水切りリブ42bに沿って落下する結露水
は蒸気通路9内に戻され、蒸気通路9の外周りに及ぶよ
うなことがないようにしている。
【0035】本実施例では、以上のような構成によって
水1を加熱して発生する蒸気が蒸気通路9を通じ外部に
放出されて、まわりの空間を加湿するのに併せ、蒸気通
路9を通る放出蒸気の一部がハーブ室41内に導入され
てこれを蒸気抜け通路46部で通過することによって、
ハーブ室41内に収容されているハーブ44と接触し、
香り成分および薬効成分を発散させながら随伴させ、こ
れが蒸気出口47から外部に向け排出されて最終的に前
記加湿対象空間に発散するので、まわりの空間の加湿と
ハーブ44の成分発散とによる環境の改善を図ることが
できる。
【0036】しかも、蒸気通路9からハーブ室41内に
導入されてハーブと接触する蒸気は蒸気通路9を通る放
出蒸気の一部であるので、蒸気が高温であってもハーブ
に含まれる香り成分や薬効成分が過剰に発散されるのを
防止することができ、却って不快になったり、ハーブの
寿命が短くなったりするようなことを回避することがで
きる。ハーブ室41を通る放出蒸気の量は導入口45の
大きさや形状、あるいは通気構造と云った種々の設計変
更によって自由に設定きる。
【0037】また、必須ではないが導入口45が蒸気通
路9の蒸気の放出方向で見た上流側に向けて、つまり上
昇する蒸気に対して下向きに開口していることによっ
て、導入口45は蒸気通路9を通じて外部に放出される
蒸気の流れに対しカウンタ方向に向くことになり、蒸気
を外部に向かう流れだけで迎え入れられる。したがっ
て、ハーブ室41に蒸気を導入するために特別な圧力差
をつける必要はなく、構造が簡単で性能の安定したもの
となる。
【0038】また、これも必須ではないがハーブ室41
が蒸気通路9の外気に近い部分に設けられていることに
より、ハーブ室41を通る蒸気の温度が外気の影響によ
って低下しているので、蒸気温度が高いためにハーブ4
1が早期に熱劣化したり、香り成分や薬効成分の発散が
過剰になるようなことを抑止することができる。
【0039】さらに本実施例では蒸気通路9が途中に外
気の導入口である外気導入口31b、外気導入筒33b
を持っていると、蒸気通路9への導入口31b、外気導
入筒33bを通じた外気の導入により、蒸気通路9を通
じて外部に放出される蒸気を、導入した外気により冷却
し温度を下げられるので、蒸気が高温のまま外部に放出
される危険を回避することができるし、高温蒸気により
ハーブ44が早期に熱劣化したりハーブ44の香り成分
や薬効成分の発散が過剰になったりするのを防止するこ
とができる。
【0040】また、ハーブ室41が蒸気通路9の蒸気放
出口35に施した蒸気放出口保護カバー36の一部に設
けていることによっては、ハーブ室41を特別な部材や
支持構造なしに蒸気通路9の蒸気放出口部分に設けるこ
とができる。
【0041】また、ハーブ室41が蒸気放出口35の中
央に位置していることによっては、蒸気を蒸気放出口3
5から偏りのない拡がりを持って放出させられるので、
蒸気の広域への発散を促進して加湿効率を向上すること
ができる。しかも、ハーブ室41は蒸気通路9を流れて
くる蒸気の中央部に位置して、蒸気を導入口45から受
入れやすくなるので、小さな導入口45を通じて蒸気を
ハーブに設定通りに確実に接触させることができる。
【0042】なお、胴部11には図1に示すように給水
タンク5の液量を透視する液量表示窓51が形成され、
液量表示窓51の一側部に設けた液量目盛り52によっ
て給水タンク5の液量を判定できるようにしてあるので
便利であるし、液量表示窓51の他側部に設けた液量に
対応する残り使用時間目盛り53によって、水1の残量
に応じた残り使用時間を知ることもできるのでさらに便
利である。
【0043】給水タンク5は前記液量表示のために透明
容器にしたり、液量表示窓51に対応する部分だけ透明
な液量表示窓としたりすればよく、そのための構造は任
意である。また給水タンク5の上部には持ち運びのため
の取手55が一体形成されている。
【0044】
【発明の効果】本発明の加湿器の主たる特徴によれば、
水を加熱して発生する蒸気が蒸気通路を通じ外部に放出
されて、まわりの空間を加湿するのに併せ、蒸気通路を
通る蒸気の一部がハーブ室に導入されてこれを通過し、
ハーブ室内に収容されているハーブと接触して香り成分
および薬効成分を発散させながら随伴させ、これが蒸気
出口から外部に向け排出されて最終的に前記加湿対象空
間に発散するので、まわりの空間の加湿とハーブ成分発
散とによる環境の改善を図ることができる。
【0045】しかも、蒸気通路からハーブ室内に導入さ
れてハーブと接触する蒸気は、放出蒸気の一部であるの
で、蒸気が高温であってもハーブに含まれる香り成分や
薬効成分が過剰に発散されるのを防止することができ、
却って不快になったり、ハーブの寿命が短くなったりす
るようなことを回避することができる。
【0046】ハーブ室の蒸気を導入する導入口が蒸気通
路の蒸気の放出方向で見た上流側に向けて開口している
構成のものによれば、蒸気通路を通じて外部に放出され
る蒸気の流れに対し導入口がカウンタ方向に向いている
ことにより、蒸気をこれが外部に向かう流れだけで迎え
入れられるので、特別な圧力差を持たせたりしなくてよ
く、構造が簡単で機能の安定したものとなる。
【0047】ハーブ室が蒸気通路の外気に近い部分に設
けられている構成のものによれば、ハーブ室を通る蒸気
の温度が外気の影響で低下しているので、蒸気温度が高
いためにハーブが早期に熱劣化したり、香り成分や薬効
成分の発散が過剰になるようなことを抑止することがで
きる。
【0048】蒸気通路が途中に外気の導入口を持ってい
る構成のものによれば、蒸気通路への導入口を通じた外
気の導入により、蒸気通路を通じて外部に放出される蒸
気を、導入した外気により冷却し温度を下げられるの
で、蒸気が高温のまま外部に放出される危険を回避する
ことができるし、高温蒸気によりハーブが早期に熱劣化
したりハーブの香り成分や薬効成分の発散が過剰になっ
たりするのを防止することができる。
【0049】ハーブ室が蒸気通路の蒸気放出口に施され
る保護カバーの一部に設けられている構成のものによれ
ば、ハーブ室を特別な部材や支持構造なしに蒸気通路の
蒸気放出口部分に設けることができる。
【0050】ハーブ室が蒸気放出口の中央に位置してい
る構成のものによれば、蒸気を蒸気放出口から偏りのな
い拡がりを持って放出させられるので、蒸気の広域への
発散を促進して加湿効率を向上することができる。しか
も、ハーブ室は蒸気通路を流れてくる蒸気の中央部に位
置することによって、蒸気を導入口から受入れやすくな
るので、小さな導入口を通じて蒸気をハーブに設定通り
に確実に接触させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す加湿器の全体構成を示
す縦断面図である。
【図2】図1の加湿器の蒸気通路およびハーブ室部の拡
大断面図である。
【図3】図1の加湿器の胴部の平面図である。
【図4】図1の加湿器の胴部の底面図である。
【図5】図1の加湿器の平面図である。
【符号の説明】
1 水 2 ヒータ 3 蒸気発生容器 4 給水管路 5 給水タンク 8 給水容器 9 蒸気通路 31b 外気導入口 33b 外気導入筒 35 蒸気放出口 36 蒸気放出口保護カバー 41 ハーブ室 42 蓋体 44 ハーブ 45 導入口 47 蒸気出口

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給された水を貯留しながらヒータによ
    り加熱し、これにより発生する蒸気を蒸気通路を通じて
    外部に放出させる加湿器において、 蒸気通路の一部にハーブを収容するハーブ室を設け、こ
    のハーブ室は蒸気通路に通じて放出蒸気の一部を導入し
    これを外部に向け排出するようにしたことを特徴とする
    加湿器。
  2. 【請求項2】 ハーブ室の蒸気を導入する導入口は蒸気
    通路内に蒸気の放出方向で見た上流側に向けて開口して
    いる請求項1に記載の加湿器。
  3. 【請求項3】 ハーブ室は蒸気通路の外気に近い部分に
    設けられている請求項1、2のいずれかに記載の加湿
    器。
  4. 【請求項4】 蒸気通路は途中に外気を導入する外気導
    入口を持っている請求項1〜3のいずれかに記載の加湿
    器。
  5. 【請求項5】 ハーブ室は蒸気通路の蒸気放出口に施さ
    れる保護カバーの一部に設けてある請求項3のいずれか
    に記載の加湿器。
  6. 【請求項6】 ハーブ室は蒸気放出口の中央に位置して
    いる請求項5に記載の加湿器。
JP07123838A 1995-05-23 1995-05-23 加湿器 Expired - Fee Related JP3123392B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07123838A JP3123392B2 (ja) 1995-05-23 1995-05-23 加湿器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07123838A JP3123392B2 (ja) 1995-05-23 1995-05-23 加湿器

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000081177A Division JP2000291986A (ja) 2000-01-01 2000-03-23 加湿器
JP2000081178A Division JP2000297952A (ja) 2000-01-01 2000-03-23 加湿方法と加湿器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08313021A true JPH08313021A (ja) 1996-11-29
JP3123392B2 JP3123392B2 (ja) 2001-01-09

Family

ID=14870640

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07123838A Expired - Fee Related JP3123392B2 (ja) 1995-05-23 1995-05-23 加湿器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3123392B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1024333A2 (en) * 1999-01-29 2000-08-02 Earlex Limited Diffuser
JP2000281585A (ja) * 1999-03-30 2000-10-10 Kunikazu Suzuki 室内空間加湿用雰囲気療法剤
CN108266831A (zh) * 2018-04-26 2018-07-10 南京吐纳健康科技有限公司 空气提香机

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1024333A2 (en) * 1999-01-29 2000-08-02 Earlex Limited Diffuser
EP1024333A3 (en) * 1999-01-29 2002-06-26 Earlex Limited Diffuser
JP2000281585A (ja) * 1999-03-30 2000-10-10 Kunikazu Suzuki 室内空間加湿用雰囲気療法剤
CN108266831A (zh) * 2018-04-26 2018-07-10 南京吐纳健康科技有限公司 空气提香机

Also Published As

Publication number Publication date
JP3123392B2 (ja) 2001-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5943473A (en) Heated cartridge humidifier
US5859952A (en) Humidifier with UV anti-contamination provision
US9372008B2 (en) Combination warm and cool mist humidifier
TW558451B (en) Evaporative humidifier
KR101949395B1 (ko) 개선된 가열 발향 장치를 갖는 가습기
RU2395755C2 (ru) Увлажнитель воздуха
US7350773B2 (en) Vortex humidifier
US5611967A (en) Combination evaporative/warm mist humidifier
CN104019515B (zh) 一种加湿器
JP2024028308A (ja) 液体を収容する呼吸補助装置
CN111481721A (zh) 一种加热雾化的香薰机
JP3123392B2 (ja) 加湿器
JPH11178908A (ja) 加湿方法および加湿器
JP2000297952A (ja) 加湿方法と加湿器
JP2007032942A (ja) 加湿器
JP3104574B2 (ja) 加湿器
JP2000291986A (ja) 加湿器
US6431118B1 (en) Apparatus and method for providing humidified air to a terrarium
SU1549470A3 (ru) Инкубатор дл ухода за цыпл тами
WO2001064256A1 (fr) Procede permettant de dissiper des composants volatils et appareil correspondant
KR100286058B1 (ko) 가습기를 겸한 훈증기
JP3139526B2 (ja) 加湿器
JPH11351619A (ja) 加湿器
US9855399B2 (en) Air humidifier with boil-over protection
US4480786A (en) Humidifier, vaporizer and room freshener

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071027

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081027

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081027

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091027

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees