JPH08312962A - ガスタービンの燃焼器 - Google Patents

ガスタービンの燃焼器

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JPH08312962A
JPH08312962A JP11736195A JP11736195A JPH08312962A JP H08312962 A JPH08312962 A JP H08312962A JP 11736195 A JP11736195 A JP 11736195A JP 11736195 A JP11736195 A JP 11736195A JP H08312962 A JPH08312962 A JP H08312962A
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JP
Japan
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liner
dome
gas turbine
combustor
combustion chamber
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Application number
JP11736195A
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English (en)
Inventor
東作 ▲たか▼村
Tousaku Takamura
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08312962A publication Critical patent/JPH08312962A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23RGENERATING COMBUSTION PRODUCTS OF HIGH PRESSURE OR HIGH VELOCITY, e.g. GAS-TURBINE COMBUSTION CHAMBERS
    • F23R3/00Continuous combustion chambers using liquid or gaseous fuel
    • F23R3/42Continuous combustion chambers using liquid or gaseous fuel characterised by the arrangement or form of the flame tubes or combustion chambers
    • F23R3/60Support structures; Attaching or mounting means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23RGENERATING COMBUSTION PRODUCTS OF HIGH PRESSURE OR HIGH VELOCITY, e.g. GAS-TURBINE COMBUSTION CHAMBERS
    • F23R3/00Continuous combustion chambers using liquid or gaseous fuel
    • F23R3/007Continuous combustion chambers using liquid or gaseous fuel constructed mainly of ceramic components

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Combustion Of Fluid Fuel (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 セラミック製ライナを備えるガスタービンの
燃焼器において、ライナの強度向上をはかるとともに、
生産性の向上をはかる。 【構成】 燃焼室11を画成する筒形をしたセラミック
製ライナ1と、ライナ1の基端部に連結される椀形をし
た金属製ドーム2とを備えるガスタービンの燃焼器にお
いて、ライナ1の基端部に一体形成されてラッパ状に拡
がる拡径部12と、拡径部12の外周面に弾性復元力に
より押し付けられてライナ1をドーム2に締結する複数
の弾性フック27とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミック製ライナを
備えるガスタービンの燃焼器の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】高温雰囲気の中で使用されるライナ(燃
焼筒)をセラミック材により形成したガスタービンにあ
っては、脆性材料であるセラミック材に応力が集中する
ことを避けなければならない。
【0003】従来のガスタービンの燃焼器として、例え
ば図6に示すようなものがある(特開昭56−7452
8号公報、参照)。
【0004】これについて説明すると、ガスタービンの
燃焼器は、燃焼室50を画成する筒形をしたセラミック
製ライナ51と、ライナ51の基端側に連結される椀形
をしたセラミック製ドーム52とを備える。
【0005】図7にも示すように、ドーム52の先端フ
ランジ部53がライナ51の内周面に嵌合し、両者は複
数の金属製クランプ54を介して締結される。
【0006】ドーム52の先端フランジ部53とライナ
51には機械加工により穴55,56が形成される。各
穴55,56に挿入されるピン56を介してドーム52
に対するライナ51の回転が係止される。
【0007】ガスタービンの運転時、ドーム52とライ
ナ51は高温雰囲気の中で使用されるために、各部材の
間に熱膨張差が生じるが、この熱膨張差に対して各クラ
ンプ54が弾性変形するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のガスタービンの燃焼器にあっては、ドーム5
2の先端フランジ部53とライナ51には機械加工によ
り形成された穴55,56に応力が集中するため、十分
な強度を確保することが難しい。
【0009】また、セラミック材に機械加工を施すこと
により、大幅な生産コストアップを招く。
【0010】セラミック製ドーム52はその先端フラン
ジ部53で肉厚を大きく変化しているため、ドーム52
の成形、焼成中に割れや変形が生じやすく、生産性を高
めることが難しい。
【0011】本発明は上記の問題点を解消し、セラミッ
ク製ライナを備えるガスタービンの燃焼器において、ラ
イナの強度向上をはかるとともに、生産性の向上をはか
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のガスタ
ービンの燃焼器は、燃焼室を画成する筒形をしたセラミ
ック製ライナと、ライナの基端部に連結される椀形をし
た金属製ドームと、を備えるガスタービンの燃焼器にお
いて、ライナの基端部に一体形成されてラッパ状に拡が
る拡径部と、拡径部の外周面に弾性復元力により押し付
けられてライナをドームに締結する複数の弾性フック
と、を備える。
【0013】請求項2に記載のガスタービンの燃焼器
は、請求項1に記載の発明において、前記ライナとドー
ムの間に介装される環状をしたカップリングフランジ
と、カップリングフランジに一体形成される複数の弾性
フックと、ドームに一体形成されて各弾性フックを内径
方向に折曲る複数のタブと、を備える。
【0014】請求項3に記載のガスタービンの燃焼器
は、請求項2に記載の発明において、前記カップリング
フランジにドームの燃焼室壁とライナの燃焼室壁を結ぶ
内周円筒部を一体形成する。
【0015】請求項4に記載のガスタービンの燃焼器
は、請求項1または2に記載の発明において、前記ドー
ムに拡径部の内側に差し込まれてライナの燃焼室壁に連
接する筒状をした先端部を一体形成する。
【0016】
【作用】請求項1に記載のガスタービンの燃焼器におい
て、各弾性フックがラッパ状に拡がった拡径部に押し付
けられることにより、ライナがドームに対してその軸方
向と径方向について弾性的に支持され、ライナとドーム
の締結が行われる。
【0017】ガスタービンの運転時、ドームとカップリ
ングフランジおよびライナは高温雰囲気の中で使用され
るために、ドームおよびカップリングフランジに対する
ライナの熱膨張差が生じるが、この熱膨張差は各弾性フ
ックが弾性変形することにより吸収される。これによ
り、金属製ドーム等に永久変形が起きることを防止でき
るとともに、セラミック製ライナに応力集中が発生して
破損を招くことを防止できる。
【0018】拡径部がラッパ状に拡がっていることによ
り、拡径部に押し付けられる各弾性フックは、拡径部を
ドーム側に押し付ける軸方向の力を付与し、燃焼室の密
封性が確保される。
【0019】セラミック製ライナは単純な筒形に形成さ
れ、機械加工が施されなく、断面形が急激に変化する部
位を持っていないため、ガスタービンの運転時に応力集
中が発生して破損を招くことを防止するとともに、ライ
ナの成形、焼成中に割れや変形が生じることが抑えら
れ、生産性を高められ、製品のコストダウンがはかれ
る。
【0020】請求項2に記載のガスタービンの燃焼器に
おいて、ガスタービンの組立時に、カップリングフラン
ジを介してライナとドームを組付けた後、各タブを内径
方向に折曲るカシメを行うことにより、弾性フックはタ
ブを介して内径方向に折曲られてその先端部を拡径部に
押し付ける。
【0021】このようにして、各弾性フックがラッパ状
に拡がった拡径部に押し付けられることにより、ライナ
がドームに対してその軸方向と径方向について弾性的に
支持され、ライナとドームの締結が行われる。
【0022】請求項3に記載のガスタービンの燃焼器に
おいて、カップリングフランジの内周円筒部は、拡径部
に画成される楔形断面をした凹部を塞ぎ、燃焼室を画成
する壁面を平滑に連続させることにより、燃焼室におけ
るガスの流れがドームとライナの結合部で剥離すること
を防止し、燃焼性を高められる。
【0023】請求項4に記載のガスタービンの燃焼器に
おいて、拡径部の内側に差し込まれるドームの先端部
は、拡径部に画成される楔形断面をした凹部を塞ぎ、燃
焼室を画成する壁面を平滑に連続させることにより、燃
焼室におけるガスの流れがドームとライナの結合部で剥
離することを防止し、燃焼性を高められる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0025】図1、図2に示すように、ガスタービンの
燃焼器は、燃焼室11を画成する筒形をしたセラミック
製ライナ1と、ライナ1の基端側に連結される椀形をし
た金属製ドーム2とを備える。
【0026】ドーム2の基端部に筒形をしたスワラー3
が接続される。図示しないコンプレッサから圧送される
吸気は、熱交換器を通過した後、ライナ1およびドーム
2の外側に画成される流路を通ってスワラー3に導か
れ、スワラー3に開口した各スリット7から燃焼室11
に旋回しながら流入する。
【0027】スワラー3の内側には図示しない燃料噴射
弁が配設される。燃料噴射弁から燃焼室11に噴射され
た燃料はスワラー3から導入される吸入空気と混合して
拡散炎を形成するようになっている。
【0028】スワラー3の基端部に図示しないエンジン
ケーシングに対する接合フランジ4が拡がる。接合フラ
ンジ4はそのボルト穴6を挿通する図示しないボルトを
介してエンジンケーシングに締結される。
【0029】セラミック製ライナ1の基端部はラッパ状
に拡がる拡径部12が一体形成される。拡径部12の断
面は円弧状に湾曲して形成される。ライナ1はその中心
線Lについて軸対称な筒形に形成され、その肉厚を均一
にして形成される。
【0030】ドーム2の先端部に拡径部12を締結する
締結フランジ8が一体形成される。締結フランジ8は、
ライナ1の中心線Lに対して直交する円盤状をした円盤
部15と、ライナ1の中心線Lと同心な円筒状をした円
筒部16と、円筒部16の先端部から帯状に突出する4
つのタブ17を有する。
【0031】本実施例では、ドーム2の締結フランジ8
と拡径部12の間に環状をした金属製カップリングフラ
ンジ5が介装される。カップリングフランジ5は、ライ
ナ1の中心線Lに対して直交する円盤状をした円盤部2
5と、ライナ1の中心線Lと同心的な円筒状をした内周
円筒部28と外周円筒部66とを有するコの字形をした
断面形を持ち、外周円筒部26の先端部から帯状に突出
する4つの弾性フック27を有する。
【0032】カップリングフランジ5の円盤部25と外
周円筒部26は、締結フランジ8の円盤部15と円筒部
16にそれぞれ接合する。
【0033】拡径部12の基端がカップリングフランジ
5の円盤部25を介してドーム2の円盤部15に当接す
ることにより、ライナ1の軸方向の位置決めが行われ
る。
【0034】拡径部12の基端がカップリングフランジ
5の外周円筒部26を介してドーム2の円筒部16に当
接することにより、ライナ1の径方向の位置決めが行わ
れる。
【0035】カップリングフランジ5の内周円筒部28
の内周面は、ライナ1の燃焼室壁19およびドーム2の
燃焼室壁29と同一径で形成され、これらにより燃焼室
11を直円柱状の空間として画成するようになってい
る。
【0036】カップリングフランジ5の弾性フック27
の先端部はJ字形断面となるように湾曲して形成され
る。弾性フック27はその基端部がタブ17に接合し、
その先端部が弾性復元力により拡径部12に押し付けら
れる。
【0037】4つのタブ17および弾性フック27は、
互いに重なり合い、周方向に均等な間隔を持って配置さ
れる。
【0038】ガスタービンの組立時に、図4に示すよう
に、カップリングフランジ5を拡径部12を組付けた
後、図3に示すように、カップリングフランジ5にドー
ム2を組付けて、図2に示すように、各タブ17を内径
方向に折曲るカシメを行うことにより、弾性フック27
はタブ17を介して内径方向に折曲られてその先端部を
拡径部12に押し付ける。
【0039】なお、カップリングフランジ5とドーム2
をスポット溶接により固着して、両者を一体化して、組
立性を改善することも可能である。
【0040】このようにして各タブ17のカシメ固定が
行われた組立後の状態で、各弾性フック27が弾性復元
力により拡径部12に押し付けられる。
【0041】各弾性フック27は拡径部12をドーム2
側に押し付ける軸方向の力を付与する。この軸方向の付
勢力により、拡径部12とカップリングフランジ5およ
び締結フランジ8の接合部に隙間が空くことがなく、燃
焼室11の密封性が確保される。
【0042】各弾性フック27は、拡径部12を中心線
L方向に四方から押し付ける径方向の力を付与する。こ
の径方向の付勢力により、ドーム2に対してライナ1が
同心的に支持される。
【0043】すなわち、各弾性フック27が拡径部12
に押し付けられることにより、ライナ1がドーム2に対
してその軸方向と径方向について弾性的に支持され、ラ
イナ1とドーム2の締結が行われる。
【0044】ガスタービンの運転時、ドーム2とカップ
リングフランジ5およびライナ1は高温雰囲気の中で使
用されるために、ドーム2およびカップリングフランジ
5に対するライナ1の熱膨張差が生じるが、この熱膨張
差は各弾性フック27が弾性変形することにより吸収さ
れる。これにより、金属製ドーム2等に永久変形が起き
ることを防止できるとともに、セラミック製ライナ1に
応力集中が発生して破損を招くことを防止できる。
【0045】セラミック製ライナ1はその中心線Lにつ
いて軸対称な筒形に形成され、その肉厚を均一にして形
成され、機械加工が施されなく、断面形が急激に変化す
る部位を持っていないため、ガスタービンの運転時に応
力集中が発生して破損を招くことを防止できる。
【0046】また、セラミック製ライナ1は均一な肉厚
を持つ筒形に形成されているため、ライナ1の成形、焼
成中に割れや変形が生じることが抑えられ、生産性を高
められ、製品のコストダウンがはかれる。
【0047】カップリングフランジ5の内周円筒部28
は、ドーム2の燃焼室壁29とライナ1の燃焼室壁19
を段差無く結び、拡径部12と円筒部26の間に画成さ
れる楔形断面をした凹部20を塞ぐ。このように燃焼室
11を画成する壁面29,19が内周円筒部28を介し
て平滑にされることにより、燃焼室11におけるガスの
流れがドーム2とライナ1の結合部で剥離することを防
止し、燃焼性を高められる。
【0048】次に、図5に示す他の実施例について説明
する。なお、図1等との対応部分には同一符号を用いて
説明する。
【0049】直円筒形をした燃焼室壁19およびドーム
2の燃焼室壁29と同一径で形成される。
【0050】ドーム2の筒形をした先端部38は、ライ
ナ1のラッパ状に拡がった拡径部12の内側に差し込ま
れ、ドーム2の燃焼室壁29がライナ1の燃焼室壁19
に段差無く連続する。すなわち、ドーム2の燃焼室壁2
9とライナ1の燃焼室壁19により燃焼室11を直円柱
状の空間として画成するようになっている。
【0051】ドーム2の外周に環状をしたカップリング
フランジ40が溶接により固着される。カップリングフ
ランジ40は、ライナ1の中心線Lに対して直交する円
盤状をした円盤部45と、ライナ1の中心線Lと同心な
円筒状をした円筒部46とを有するL字形をした断面形
を持ち、円筒部46の先端部から帯状に突出する4つの
弾性フック47を有する。
【0052】拡径部12の基端がカップリングフランジ
40の円盤部45に当接することにより、ライナ1の軸
方向の位置決めが行われる。
【0053】拡径部12の基端がカップリングフランジ
40の円筒部46に当接することにより、ライナ1の径
方向の位置決めが行われる。
【0054】カップリングフランジ40の弾性フック4
7の先端部はJ字形断面となるように湾曲して形成され
る。
【0055】ガスタービンの組立時に、カップリングフ
ランジ5をカップリングフランジ40とドーム2の先端
部38の間に差し込んで組付けた後、各弾性フック47
を内径方向に折曲るカシメを行うことにより、各弾性フ
ック47はその先端部を拡径部12の外周面に押し付け
る。
【0056】各弾性フック47は拡径部12をカップリ
ングフランジ40側に押し付ける軸方向の力を付与す
る。この軸方向の付勢力により、拡径部12とカップリ
ングフランジ40の接合部に隙間が空くことがなく、燃
焼室11の密封性が確保される。
【0057】各弾性フック47は、拡径部12を中心線
L方向に四方から押し付ける径方向の力を付与する。こ
の径方向の付勢力により、ドーム2に対してライナ1が
同心的に支持される。
【0058】すなわち、各弾性フック7ー47が拡径部
12の外周面に押し付けられることにより、ライナ1が
ドーム2に対してその軸方向と径方向について弾性的に
支持され、ライナ1とドーム2の締結が行われる。
【0059】ドーム2の先端部38は、ドーム2の燃焼
室壁29とライナ1の燃焼室壁19を段差無く結び、拡
径部12と円筒部26の間に画成される楔形断面をした
凹部20を塞ぐ。このように燃焼室11を画成する壁面
29,19が平滑に連続することにより、燃焼室11に
おけるガスの流れがドーム2とライナ1の結合部で剥離
することを防止し、燃焼性を高められる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載のガ
スタービンの燃焼器は、各弾性フックがラッパ状に拡が
った拡径部に押し付けられることにより、ライナがドー
ムに対してその軸方向と径方向について弾性的に支持さ
れ、ガスタービンの運転時にセラミック製ライナに応力
集中が発生して破損を招くことを防止できる。ライナに
機械加工等を施す必要が無く、生産性を高めて、製品の
コストダウンがはかれる。
【0061】請求項2に記載のガスタービンの燃焼器に
おいて、ガスタービンの組立時に、カップリングフラン
ジを介してライナとドームを組付けた後、各タブを内径
方向に折曲るカシメを行うことにより、弾性フックはタ
ブを介して内径方向に折曲られてその先端部を拡径部に
押し付けて、ライナとドームの締結が行われる。
【0062】請求項3に記載のガスタービンの燃焼器に
おいて、カップリングフランジの内周円筒部は、拡径部
に画成される楔形断面をした凹部を塞ぎ、燃焼室を画成
する壁面を平滑に連続させることにより、燃焼室におけ
るガスの流れがドームとライナの結合部で剥離すること
を防止し、燃焼性を高められる。
【0063】請求項4に記載のガスタービンの燃焼器に
おいて、拡径部の内側に差し込まれるドームの先端部
は、拡径部に画成される楔形断面をした凹部を塞ぎ、燃
焼室を画成する壁面を平滑に連続させることにより、燃
焼室におけるガスの流れがドームとライナの結合部で剥
離することを防止し、燃焼性を高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す燃焼器の平面図。
【図2】同じく燃焼器の断面図。
【図3】同じく組立時における燃焼器の断面図。
【図4】同じく組立時における燃焼器の断面図。
【図5】他の実施例を示す燃焼器の断面図。
【図6】従来例を示す燃焼器の断面図。
【図7】同じく図6のA部を拡大した断面図。
【符号の説明】
1 ライナ 2 ドーム 3 スワラー 5 カップリングフランジ 8 締結フランジ 11 燃焼室 12 拡径部 17 タブ 19 燃焼室壁 27 弾性フック 28 内周円筒部 29 燃焼室壁 38 先端フランジ部 40 カップリングフランジ 47 弾性フック

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃焼室を画成する筒形をしたセラミック製
    ライナと、 ライナの基端部に連結される椀形をした金属製ドーム
    と、 を備えるガスタービンの燃焼器において、 ライナの基端部に一体形成されてラッパ状に拡がる拡径
    部と、 拡径部の外周面に弾性復元力により押し付けられてライ
    ナをドームに締結する複数の弾性フックと、 を備えたことを特徴とするガスタービンの燃焼器。
  2. 【請求項2】前記ライナとドームの間に介装される環状
    をしたカップリングフランジと、 カップリングフランジに一体形成される複数の弾性フッ
    クと、 ドームに一体形成されて各弾性フックを内径方向に折曲
    る複数のタブと、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載のガスタービ
    ンの燃焼器。
  3. 【請求項3】前記カップリングフランジにドームの燃焼
    室壁とライナの燃焼室壁を結ぶ内周円筒部を一体形成し
    たことを特徴とする請求項2に記載のガスタービンの燃
    焼器。
  4. 【請求項4】前記ドームに拡径部の内側に差し込まれて
    ライナの燃焼室壁に連接する筒状をした先端部を一体形
    成したことを特徴とする請求項1または2に記載のガス
    タービンの燃焼器。
JP11736195A 1995-05-16 1995-05-16 ガスタービンの燃焼器 Pending JPH08312962A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008032379A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 United Technol Corp <Utc> 燃焼器セクション
FR2998039A1 (fr) * 2012-11-09 2014-05-16 Snecma Chambre de combustion pour une turbomachine
EP1777461B1 (en) * 2005-10-20 2019-11-13 United Technologies Corporation Attachement of a ceramic combustor can

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