JPH08312616A - 拡開アンカ - Google Patents

拡開アンカ

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JPH08312616A
JPH08312616A JP8089918A JP8991896A JPH08312616A JP H08312616 A JPH08312616 A JP H08312616A JP 8089918 A JP8089918 A JP 8089918A JP 8991896 A JP8991896 A JP 8991896A JP H08312616 A JPH08312616 A JP H08312616A
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    • F16B13/00Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose
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  • Dowels (AREA)
  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 亀裂の存在する受け物質中でも十分な固定値
を実現できるよう改良が施された拡開アンカを提案する
ことにある。特に、固定箇所に欠陥を発生しかねない拡
開アンカの拡開圧力低下を防止可能とするものである。 【解決手段】 本発明の拡開アンカは、長手方向スリッ
ト(3)又は破断溝が設けられた拡開領域(5)を有す
ると共に、装着方向にテーパ形状を有する中心孔(4)
を有する円筒形状の拡開スリーブ(2)を具えている。
中心孔(4)は拡開部材(6)を支持する形状とする。
拡開部材(6)における装着方向とは反対側の端面(6
a)に、拡開部材の軸線方向変位を阻止する固定素子(1
1)を隣接配置する。拡開部材は外周にテーパ形状領域
を有し、装着方向に前進可能なピン(7)によって拡大
可能である。拡開部材(6)は、ピン(7)における少
なくとも装着方向側端部領域(9)を支持する形状とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、円筒形状の拡開スリーブを具
え、該拡開スリーブは長手方向スリット又は破断溝が設
けられた拡開領域を有し、かつ、拡開部材を受けるべく
装着方向に向けてテーパ形状を有する中心孔が形成され
ている拡開アンカに関するものである。
【0002】
【背景技術】上述した構成の拡開アンカは、広く普及し
ている。それらの拡開アンカは岩石、コンクリート、壁
等の受け物質に使用される。例えば、ドイツ連邦共和国
特許出願公開第4305381号公報に開示された拡開
アンカは、 半径方向に変形可能な拡開部材を有する。 こ
の方法により、 拡開スリーブの拡開時における受け物質
の過負荷に対応することが可能である。 拡開部材の孔内
に挿入可能なピンは、拡開部材の半径方向における変形
度を制限する機能を有している。
【0003】上述した構成の拡開アンカは、完全な受け
物質内では極めて良好な固定値を示す反面、その固定値
は亀裂発生における静荷重の作用下で著しく低下する可
能性がある。特に、例えば、コンクリート等の受け物質
内に線形の亀裂がある場合、受け物質の反力が弱まり、
拡開スリーブにおける円錐形状の拡開部材が装着方向と
は反対側に向けて変位することもある。その結果、拡開
アンカの拡開圧力が低減し、固定値が明らかに低下する
と共に最悪の場合には固定箇所に欠陥を発生させること
も有り得る。
【0004】
【発明の開示】本発明の課題は、亀裂のある受け物質中
でも十分な固定値を実現できるよう改良が施された拡開
アンカを提案することにある。特に、固定箇所に欠陥を
発生しかねない拡開アンカの拡開圧力低下を防止可能と
するものである。
【0005】この課題を解決するため、本発明は、円筒
形状の拡開スリーブを具え、該拡開スリーブは長手方向
スリット又は破断溝が設けられた拡開領域を有し、か
つ、拡開部材を受けるべく装着方向に向けてテーパ形状
を有する中心孔が形成されている拡開アンカにおいて、
拡開部材における装着方向とは反対側の端面に拡開部材
の軸線方向変位を阻止する固定素子を隣接配置し、拡開
部材の外周にテーパ形状領域を設けて、装着方向に打ち
込まれるピンによって固定素子を拡大可能とし、さら
に、拡開部材はピンにおける装着方向側端部領域の少な
くとも一部を支持する形状としたことを特徴とするもの
である。すなわち、本発明によれば、拡開部材における
装着方向とは反対側の端面に、軸煽方向変位を阻止する
固定素子に隣接配置し、この固定素子の外周を、円錐形
状領域を有すると共に装着方向に進入可能なピンによっ
て拡大させるものである。拡開部材は、ピンにおける少
なくとも装着方向側端部領域を受ける形状とする。本発
明による拡開アンカは、拡開部材に隣接する固定素子を
具えるため、拡開部材を軸線方向に固定可能である。固
定素子は、少なくとも一部が円錐形状であるピンによ
り、拡開アンカの装着プロセスを通じて外周において拡
開可能である。外周の拡大により、固定素子は拡開スリ
ーブの中心孔内で拡がる。その際、拡開部材は少なくと
もピンの装着方向側端部領域を受ける形状とされてい
る。このようにして、固定素子は拡開部材の装着方向と
は反対側の端面に隣接した状態を確実に保持することと
なる。拡開した固定素子は、拡開部材が拡開スリーブ内
で拡開圧力の低下方向に変位するのを阻止する。したが
って、例えば、受け物質中に開放後に閉鎖する長手方向
亀裂が存在する場合であっても、十分な固定値を達成す
ることきできる。拡開圧力の損失は極く僅かであり、固
定箇所における欠陥の発生は確実に防止されるものであ
る。
【0006】本発明の好適な実施例では、固定素子を拡
開リングとして構成し、その非拡開状態における直径を
隣接する拡開部材の端面における直径に等しく又は僅か
に小とし、さらに、前記拡開リングは外周に沿って予定
破断箇所又はスリットを有する。拡開リングの直径と拡
開部材の直径とはほぼ一致する。したがって、両部材は
拡開アンカの装着に際して一緒に拡開スリーブの中心孔
内に進入させることができる。その結果、拡開リングは
拡開部材に隣接した状態を保ち、その場所で最終的に拡
開する。そして、拡開部材は拡開スリーブに固定され、
装着方向とは逆向きの変位を防止することが可能とな
る。
【0007】本発明の特に有利な実施例において、拡開
部材は、固定素子に隣接する端面から長手方向延長部の
一部分を通じて装着方向に向けて延在する受け孔を具え
る。このような受け孔の代わりに、貫通孔を拡開部材に
設けることもできる。受け孔又は貫通孔は、少なくとも
ピンの端部領域を支持するものであり、拡開リングはピ
ンによって拡開する。その結果、拡開リングは拡開部材
から押し出されず、隣接状態に保持される。
【0008】拡開部材における受け孔又は貫通孔及びピ
ンの配置に関しては、ピンの紛失を防止すべく、ピンが
受け孔又は貫通孔内に保持されるように構成する。その
結果、ピンの紛失を心配せずに、常に準備完了状態で拡
開アンカを使用することができる。
【0009】拡開アンカの装着プロセスにおいて、拡開
部材の固定素子が早期に拡開するのを確実に防止すると
共にピンの変位を確保するために、拡開スリーブの拡開
プロセスが終了する段階で初めてピンが最終位置まで前
進することを可能ならしめる手段を具えるのが望まし
い。本発明の有利な実施例において、前記手段は拡開ス
リーブの中心孔に設けられた段部を具え、該段部には拡
開プロセスの終了時に拡開部材を当接させる。その結
果、拡開リングが早期に拡開するのを確実に防止すると
共にピンは打ち込み工具を一層前進させる際に装着方向
に向けて確実に変位させることが可能となる。
【0010】拡開スリーブの孔に段部の有無に拘わら
ず、ピン及び受け孔又は貫通孔における端部領域の直径
を相互に関連させて設定することにより、ピンと受け孔
又は貫通孔の内壁との間の摩擦抵抗値を、装着プロセス
の大部分を通じて拡開スリーブの内壁と拡開部材との間
の摩擦抵抗値より大とする。特に、摩擦抵抗比は装着プ
ロセスの終了時に初めて逆転するように寸法を選択す
る。
【0011】拡開部材による拡開作用が更に強まるか、
又は、特に貫通孔を具える実施例においては分配も可能
であり、ピンを受け孔又は貫通孔内に挿入することによ
り拡開部材は拡開可能となる。その結果、受け物質に対
する過度の拡開圧力を減少させるためにある程度まで好
ましい拡開部材の半径方向変形を抑制することが可能と
なり、受け物質を適切に養生すれば依然として十分な拡
開圧力を得ることができる。
【0012】拡開力を拡開スリーブと受け物質とに対し
て可能な限り均等に伝えるため、ピン及び受け孔又は貫
通孔は拡開部材に対して中心に配置するのが望ましい。
【0013】本発明による拡開アンカは、拡開部材、固
定素子及びピンノ少なくとも一部がプラスチックから形
成される、いわゆるプラスチックアンカとしても原理的
には適している。しかしながら、全ての素子を最良の保
持値が得られる金属製とする実施例が有利である。
【0014】
【最良の実施形態】以下、図示実施例につき本発明を一
層具体的に説明する。
【0015】図1及び図2は本発明の一実施例を示すも
のであり、この実施例による拡開アンカは全体を参照数
字1で表されている。拡開アンカ1は円筒形状の拡開ス
リーブ2を具え、この拡開スリーブ2は長手方向スリッ
ト3又は破断溝が設けられた拡開領域5を有する。拡開
スリーブ2は、矢印Sで示す装着方向に向けて内径が漸
減するテーパ形状の中心孔4を有する。すなわち、中心
孔4は、切頭円錐形状の拡開部材6を圧入し得る形状と
されている。拡開部材6における装着方向とは反対側の
後前端面6aに拡開リング11を隣接配置する。拡開リング
11はピン7により半径方向に拡開可能である。そのた
め、ピン7は円錐形状領域8を有する。ピン7は、円錐
形状前記領域8が装着方向Sとは反対側に向けて直径が
漸増するため、拡開リング11の中心孔内に挿入される際
に拡開リング11を拡開させる。 非拡開状態では、 拡開リ
ング11の外径が拡開部材6の隣接端面6aの直径にほぼ等
しく、又は僅かに小となる。拡開リング11は、その外周
に長手方向スリット12を有する。スリット12を設けたこ
とにより、ピン7を装着方向Sに挿入する際に拡開リン
グ11は拡開させることが可能となる。スリットの代わり
に予定破断箇所を拡開リング11の外周に設けることも可
能である。
【0016】拡開部材6は、ピン7における少なくとも
装着方向端部領域9を挿入し得る貫通孔10を具える。ピ
ン7の端部領域9及び貫通孔10の寸法は、ピン7が貫通
孔10内に保持されて紛失が防止できるように設定する。
特に、貫通孔10の直径とピン7の端部領域9の直径とを
互いに関連させて調整することにより、装着プロセスの
大部分を通じて貫通孔10の内壁とピン7との間の摩擦抵
抗値が、拡開スリーブ2の内壁と拡開部材6との接触面
が拡開部材6の装着方向Sへの変位に抗する抵抗値より
大とする。かくして、装着プロセスの終了時に初めてピ
ン7が最終位置まで前進する。
【0017】図2に示す本発明による拡開アンカ1は、
例えばコンカリート等の受け物質Aにおけるドリル孔B
内に装着した状態にある。拡開部材6は、完全に拡開し
た最終位置まで前進している。拡開スリーブ2の拡開領
域5は拡開してドリル孔Bの内壁に対して押圧される。
図示のように、拡開リング11は拡開部材6の隣接する端
部よりも大きな外径を有する。したがって、装着方向S
とは反対方向の、拡開圧力が減少する方向に変位しない
ように拡開部材6が固定される。拡開リング11から軸線
方向前方に向けて突出するピン7の部分は、貫通孔10に
よって支持する。拡開部材6における貫通孔10は、 装着
方向Sに向けて内径が漸減するテーパ形状とする。ピン
7の少なくとも部分領域8を円錐形状とすることによ
り、ピン7が貫通孔10内に進入する際に拡開部材6を僅
かに拡開させることができる。装着方向Sとは反対側の
端部領域で拡開スリーブ2に係止手段を設け、この係止
手段は例えば図示実施例における内ねじ13とする。
【0018】図3は本発明による拡開アンカの他の実施
例を示し、この拡開アンカは全体が参照数字21で表され
ている。本実施例は前記実施例と基本的に同一であり、
主たる相違点は拡開部材6が貫通孔10の代わりに一端閉
鎖形状の受け孔14を有することにある。 受け孔14は、ピ
ン7の装着方向側端部領域9を受ける形状とする。他の
相違点として、拡開スリーブ2の中心孔4は拡開スリー
ブ2の最前部領域に段部15を有する。 装着プロセスに際
して、 拡開部材6は拡開リング11及びピン7と共に打ち
込み工具によって打ち込まれる。装着プロセスの終了時
には、拡開部材6が段部15に当接し、段部より前方への
変位を阻止する。その結果、ピン7が前進して拡開リン
グ11を拡開させる。
【0019】以下、 硬度の異なるコンクリートが受け物
質Aである実施例につき、本発明による拡開アンカ1,
21の装着プロセスを説明する。硬度の低いコンクリート
に拡開アンカを装着する場合、ピン11の位置を変えるこ
となく、打ち込み工具によって拡開部材6をほぼ完全に
拡開した最終位置まで移動させることができる。ピン7
は、拡開プロセスの終了段階で初めて貫通孔10又は受け
孔14内に進入する。 この進入は、 拡開部材6が段部15に
当接するため、又は摩擦抵抗比が逆転するために可能と
なる。その際に拡開リング11が拡開して、拡開スリーブ
2の中心孔4内壁に対して押圧される。内壁は、拡開状
態での拡開リング11の固着を一層強化するために、所要
のプロファイルを有する形状に形成することができる。
【0020】硬度の高いコンクリートの場合、拡開部材
6は打ち込み工具を用いて、コンクリート強度に応じた
完全に拡開した最終位置の上方位置まで前進する。この
プロセスの間に、ピンは既に僅かながら受け孔14又は貫
通孔10内に進入可能である。したがって、拡開リング11
は既に僅かながら拡開するが、拡開部材6の進入をさら
に阻止することはない。拡開部材6が最終位置に達した
後、ピン7は初めて受け孔14又は貫通孔10内でさらに前
進する。そのとき初めて、拡開リング11は所望の拡開を
生じる。受け孔14を具える拡開部材6においては、最初
にピン7の装着方向側端部領域9が受け孔14内に進入
し、受け孔14の底部で停止する。次に、拡開リング11か
ら軸線方向に向けて突出するピン7の領域8が変形し、
打ち込み工具の肩部は拡開スリーブのフランジに接す
る。
【0021】本発明による拡開アンカは、完全に金属製
とするのが有利である。
【0022】本発明による拡開アンカは、拡開部材の意
に反しての軸線方向変位を防止する固定素子を具え、こ
れにより拡開スリーブ内部で拡開部材が拡開圧力の低下
する方向に向けて変位するのを防止することが可能であ
る。その結果、例えば、開放後に再び閉鎖する長手方向
の亀裂等を有する受け物質の場合でも十分な固定値を達
成することができる。また、拡開圧力の損失は極めて僅
かであり、固定箇所における欠陥の発生を確実に防止す
ることが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例による拡開アンカを
不使用状態で示す縦断面図である。
【図2】図2は、図1に示した拡開アンカの使用状態を
示す縦断面図である。
【図3】図3は、本発明の他の実施例による拡開アンカ
を不使用状態で示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 拡開アンカ 2 拡開スリーブ 3 長手方向スリット 4 中心孔 5 拡開領域 6 拡開部材 6a 端面 7 ピン 8 円錐形状領域 9 装着方向端部領域 10 貫通孔 11 拡開リング 14 受け孔 A 受け物質 B ドリル孔 S 装着方向

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形状の拡開スリーブ(2)を具え、
    該拡開スリーブは長手方向スリット(3)又は破断溝が
    設けられた拡開領域(5)を有し、かつ、拡開部材
    (6)を受けるべく装着方向(S)に向けてテーパ形状
    を有する中心孔(4)が形成されている拡開アンカにお
    いて、拡開部材(6)における装着方向(S)とは反対
    側の端面(6a)に拡開部材(6)の軸線方向変位を阻止
    する固定素子(11)を隣接配置し、拡開部材(6)の外
    周にテーパ形状領域(8)を設けて、装着方向(S)に
    打ち込まれるピン(7)によって固定素子(11)を拡大
    可能とし、さらに、拡開部材(6)はピン(7)におけ
    る装着方向側端部領域(9)の少なくとも一部のを支持
    する形状としたことを特徴とする拡開アンカ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の拡開アンカにおいて、前
    記固定素子を拡開リング(11)として構成し、その非拡
    開状態における直径は隣接する拡開部材(6)の端面
    (6a)における直径に等しく又は僅かに小とし、さら
    に、前記拡開リングは外周に沿って予定破断箇所又はス
    リット(12)を有することを特徴とする拡開アンカ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の拡開アンカにお
    いて、拡開部材(6)は固定素子(11)に隣接する端面
    (6a)から長手方向延長部の一部を通じて装着方向
    (S)に連なる受け孔(14)又は貫通孔(10)を具える
    ことを特徴とする拡開アンカ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の拡開アンカにおいて、ピ
    ン(7)は受け孔(14)又は貫通孔(10)内に紛失不可
    能として保持することを特徴とする拡開アンカー。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の拡開アンカーにおいて、
    拡開スリーブ(2)の拡開終了時点で初めてピン(7)
    を最終位置まで進ませる手段を具えることを特徴とする
    拡開アンカー。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の拡開アンカーにおいて、
    前記手段は拡開スリーブ(2)の中心孔(4)に設けら
    れた段部(15)を具え、該段部に対して拡開部材(6)
    が拡開プロセスの終了時に当接することを特徴とする拡
    開アンカー。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6に記載の拡開アンカーに
    おいて、ピン(7)の端部領域(8)の直径及び受け孔
    (14)又は貫通孔(10)の直径を互いに関連させて設定
    することにより、装着プロセスの大部分に亙り、ピン
    (7)と受け孔(14)又は貫通孔(10)の内壁との間に
    おける摩擦抵抗値を、拡開スリーブ(2)の内壁と拡開
    部材(6)との間における摩擦抵抗値より大とし、さら
    に、摩擦抵抗値の比を装着プロセスの終了時に逆転させ
    ることを特徴とする拡開アンカー。
  8. 【請求項8】 請求項3〜7のいずれか一項に記載の拡
    開アンカーにおいて、拡開部材(6)はピン(7)が受
    け孔(14)又は貫通孔(10)内に進入することによって
    拡開可能とされることを特徴とする拡開アンカー。
  9. 【請求項9】 請求項3〜8のいずれか一項に記載の拡
    開アンカーにおいて、ピン(7)及び受け孔(14)又は
    貫通孔(10)は拡開部材(6)に対して中心に配置しこ
    とを特徴とする拡開アンカー。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか一項に記載の拡
    開アンカーにおいて、拡開スリーブ(2)、拡開部材
    (6)、固定素子(11)及びピン(7)は、いずれも金
    属製であることを特徴とする拡開アンカー。
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