JPH08312236A - 貯蔵庫 - Google Patents

貯蔵庫

Info

Publication number
JPH08312236A
JPH08312236A JP14521095A JP14521095A JPH08312236A JP H08312236 A JPH08312236 A JP H08312236A JP 14521095 A JP14521095 A JP 14521095A JP 14521095 A JP14521095 A JP 14521095A JP H08312236 A JPH08312236 A JP H08312236A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
closed position
coil spring
open position
front door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14521095A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Tamura
裕 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP14521095A priority Critical patent/JPH08312236A/ja
Publication of JPH08312236A publication Critical patent/JPH08312236A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 低いコストで、全ての回動位置において
自閉することができる貯蔵庫を提供する。 【構 成】 扉(2)は、貯蔵庫本体(1)に対して
相対的に上下動可能に取り付けられているとともに、前
記貯蔵庫本体の開口を閉塞する閉位置と、この閉位置か
ら略90°回転した全開位置との間を回動することが可
能なように取り付けられている。そして、下側のヒンジ
装置(4)には、閉位置から全開位置方向の途中までは
扉が回動するにしたがって扉を段々と上昇させるカム
(15,31)が設けられている。一方、上側のヒンジ
装置(3)には、扉が全開位置にある際には扉を閉位置
方向へ付勢するとともに、扉が閉位置にある際には閉位
置方向へほとんど付勢していないコイルバネ(51)が
設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貯蔵庫本体に上下一対
のヒンジ装置により回動自在に取り付けられている扉を
備えるとともに、この扉が開位置から閉位置に自動的に
回動する貯蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の貯蔵庫は、たとえば特開平
5−33547号公報(E05F1/12)などに記載
されており、扉を自動的に開位置から閉位置に回動させ
るすなわち自閉させるためにトーションバーが設けられ
ている。このトーションバーは、扉の回動軸に沿って配
設された細長いバネ材で、一端が扉に、他端が貯蔵庫本
体側に固定されている。したがって、扉を閉位置から開
位置に回動すると、トーションバーが捩じれて元の閉位
置に復帰しようとする。このトーションバーの復帰しよ
うとする力すなわち付勢力により、扉を自閉している。
【0003】また、トーションバー以外の自閉装置とし
ては、エレベータヒンジが知られている。このエレベー
タヒンジには、閉位置から全開位置方向の途中までは扉
が回動するにしたがって扉を段々と上昇させるカムが設
けられている。したがって、閉じている扉を開位置方向
に手で回動し、その回動途中において、手を扉から放す
と、扉の自重により扉が降下し、カムの作用により自動
的に扉が閉じる方向に回動する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記トーションバー
は、閉位置から開位置に回動するにしたがって、その付
勢力が強くなり、全ての回動位置で自閉することが可能
である。しかしながら、トーションバーは高価であり、
貯蔵庫の製造コストが増大する。
【0005】一方、エレベータヒンジは、扉を貯蔵庫本
体に対して上下動させる必要があるので、その上下動の
スペースが必要であり、扉の上下動があまり大きいと、
そのスペースの確保が困難となる。また、扉を支持する
強度を確保することも困難となる。したがって、閉位置
から全開位置までの全ての回動角度において自閉するよ
うにカムを形成すると、扉の上下動が大きくなりすぎる
ので、一般的には、閉位置から約15°程度回動した位
置までの間の回動角度において、自閉できるようにカム
の形状は設定されている。その結果、約15°を越えた
回動角度においては、扉は自閉できない。
【0006】ところで、トーションバーに代えて、他の
バネたとえばコイルバネを採用することも考えられる
が、扉が微小角度開いた場合にも扉が自閉するために
は、扉が閉じている状態において、バネは扉を閉じる方
向に付勢している必要がある。したがって、扉が閉位置
にある時に、コイルバネに付勢力が発生するように、扉
が閉じているときにコイルバネは開いた状態となるよう
に取り付ける必要がある。そのため、扉の全開位置を閉
位置から90°の回動位置に設定すると、扉が全開した
際には、コイルバネは90°よりも大きく開くことにな
る。ところが、コイルバネは、その特性として約90°
よりも大きく開くと塑性変形をし、バネとしての機能が
消失する。さらに、コイルバネは閉じたり、約90°を
越えて大きく開いたりすることを繰り返すと、耐久性に
問題が生じる。したがって、コイルバネは、扉の自閉手
段としては一般的には採用されることはなかった。な
お、コイルバネの開く角度は、他から力が加わっていな
い自然な状態の時を0°として計測している。
【0007】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、低いコストで、全ての回動位置において自
閉することができる貯蔵庫を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の貯蔵庫の扉(2)は、貯蔵庫本体(1)に
対して相対的に上下動可能に取り付けられているととも
に、前記貯蔵庫本体の開口を閉塞する閉位置と、この閉
位置から略90°回転した全開位置との間を回動するこ
とが可能なように取り付けられている。そして、下側の
ヒンジ装置(4)には、閉位置から全開位置方向の途中
までは扉が回動するにしたがって扉を段々と上昇させる
カム(15,31)が設けられている。一方、上側のヒ
ンジ装置(3)には、扉が全開位置にある際には扉を閉
位置方向へ付勢するとともに、扉が閉位置にある際には
閉位置方向へほとんど付勢していないコイルバネ(5
1)が設けられている。
【0009】
【作 用】扉は貯蔵庫本体の開口を閉塞する閉位置
と、この閉位置から略90°回転した全開位置との間を
回動する。そして、扉が閉位置から開位置の途中までの
範囲にある場合には、下側のヒンジ装置のカムにより、
扉は自閉する。一方、扉が開位置の途中から全開位置ま
での範囲にある場合には、コイルバネにより、扉は自閉
する。
【0010】
【実 施 例】次に、本発明における貯蔵庫の一実施例
を図1ないし図7を用いて説明する。図1は本発明にお
ける貯蔵庫の一実施例の斜視図である。図2は下側ヒン
ジ装置の組み立て分解斜視図である。図3は貯蔵庫の下
側ヒンジ装置を構成する部材の平面図で、(a)が上部
材の平面図、(b)が下部材の平面図である。図4は扉
の下側部分の側面図および正面図で、(a)は扉が閉位
置の状態における側面図、(b)は同正面図、(c)は
扉が45°回動した状態における側面図、(d)は同正
面図、(e)は扉が全開位置の状態における側面図、
(f)は同正面図である。図5は上側ヒンジ装置の組み
立て分解斜視図である。図6は扉が全開した状態におけ
る貯蔵庫の上部の斜視図である。図7は貯蔵庫の上側部
分の側面図および正面図で、(a)は扉が閉位置の状態
における側面図、(b)は同正面図、(c)は扉が全開
位置の状態における側面図、(d)は同正面図である。
【0011】図1において、冷凍食品、冷蔵食品やビー
ルなどの缶飲料などを収納する貯蔵庫としての冷凍冷蔵
ショーケ−スであるリーチインショーケースの本体1
は、一面が開口した断熱箱にて形成され、内部に貯蔵室
を有しており、この貯蔵室は図示しない冷却装置により
冷却されている。そして、貯蔵庫本体としてのショーケ
ース本体1には、断熱性のガラス扉である左右一対の前
面扉2が、略垂直な回動軸としての上下一対のヒンジ装
置3,4で回動自在に取り付けられている。この前面扉
2はショーケース本体1の略垂直な開口を閉塞する閉位
置と、この閉位置から略90°回動した全開位置との間
を回動することができる。
【0012】図2ないし図4において、下側のヒンジ装
置4の取り付けブラケット6はショーケース本体1にネ
ジ止めにより取り付けられている。この取り付けブラケ
ット6は、ショーケース本体1に取り付けられる略垂直
な取り付け部7と、略水平な支持部8とからなり、この
支持部8に下側のヒンジ装置4の下部材10がネジによ
り固定されている。この下部材10は取り付けブラケッ
ト6の支持部8に支持される鍔部11と、鍔部11から
略垂直に上方に突出している中空のシャフト12とを具
備しており、鍔部11の上面には、シャフト12の周囲
に一対の円弧状の突起15が略点対称となるように形成
されている。この突起15の頂部すなわち上面は略水平
かつ平坦に形成されている。そして、突起15の周方向
の両端は、垂直ではなく、傾斜面16が形成されてい
る。
【0013】一方、前面扉2の下面には、ストッパー2
1が取り付けられている。このストッパー21は、前面
扉2の下面に取り付けられる略水平な取り付け部22
と、この取り付け部22に対して略垂直に折れ曲がって
形成されている略直角三角形形状のストッパー部23と
からなっている。このストッパー部23の下端部23a
は、前面扉2が全開位置すなわち閉位置から略90°回
動した位置にある時に、取り付けブラケット6の係止部
6aに当接する。また、取り付け部22にはカラー用の
穴24とネジ用の孔25が形成されている。このストッ
パー21の下方には下側のヒンジ装置4の上部材27が
配置されている。この上部材27は略水平な鍔部28
と、この鍔部28から略垂直に上方に突出しているカラ
ー29とを備えており、このカラー29の内部は中空で
下側に開放している。このカラー29をストッパー21
の穴24および前面扉2の下面の孔2aに通して、カラ
ー29を前面扉2の内部に突出させる。一方、鍔部28
にはネジ用の孔28aが形成されており、ネジをこの孔
28aおよびストッパー21の孔25に通して、前面扉
2の下面にねじ込む。このネジによりストッパー21と
上部材27とが前面扉2の下端部に取り付けられる。
【0014】そして、鍔部28の下面には一対の円弧状
の突起31が略点対称となるように下方に突出して形成
されている。この突起31の頂部すなわち下面は略水平
かつ平坦に形成されている。また、突起31の円弧の両
端は、垂直ではなく、傾斜面32が形成されている。そ
して、前述の下部材10の突起15と上部材27の突起
31とでカムが形成されており、突起15の傾斜面16
と突起31の傾斜面32とが当接して摺動すると、下部
材10と上部材27とは互いに離れる方向または近づく
方向に移動する。この摺動が滑らかに行われるように、
下部材10と上部材27とはポリアミド樹脂などの滑り
易い材料で形成されている。また、突起15の頂部と突
起31の頂部とが摺動している際には、下部材10と上
部材27とは回動軸方向には相対変位しない。
【0015】この様にして、下側のヒンジ装置4の下部
材10がショーケース本体1に固定され、一方、上部材
27が前面扉2に固定されると、上部材27のカラー2
9の下側に開放した内部空間に、下部材10のシャフト
12が挿入されるようにして、前面扉2の下部をショー
ケース本体1に回動自在に取り付ける。
【0016】この様にして、組み立てられた下側のヒン
ジ装置4の作動は図4に図示されており、図4(a)お
よび図4(b)に図示する前面扉2が閉位置にある場合
には、下部材10の突起15と上部材27の突起31と
は噛み合っており、突起15の傾斜面16と突起31の
傾斜面32とは互いに対向している。そして、前面扉2
を開位置方向に回動すると、傾斜面32が傾斜面16上
を摺動し、傾斜面32を具備する上部材27が上方に段
々変位する。この上部材27の上方への変位にともなっ
て、前面扉2も上方に変位する。そして、前面扉2が閉
位置から約15°の範囲で、傾斜面32と傾斜面16と
が摺動するように設定されている。そして、この約15
°の範囲を過ぎると、突起31の頂部と突起15の頂部
とが当接している。したがって、図4(c)および図4
(d)に図示する閉位置から45°回動した位置、また
図4(e)および図4(f)に図示する閉位置から約9
0°回動した全開位置においては、突起31の頂部と突
起15の頂部とが当接している。したがって、前面扉2
が閉位置から約15°の範囲を越して開方向に回動して
も上部材27は上方には変位しない。
【0017】下側のヒンジ装置4がこのように構成され
ているので、前面扉2が閉位置から約15°の範囲で、
前面扉2の自重により、突起31の傾斜面32が突起1
5の傾斜面16に沿って摺動し、上部材27が下部材1
0に対して回動しながら降下する。この上部材27が回
動しながら降下することにより、上部材27と一体に動
作する前面扉2も回動しながら降下する。この降下が前
面扉2の閉位置まで行われるので、前面扉2は自閉する
ことができる。
【0018】次に、図5ないし図7において、上側のヒ
ンジ装置3の取り付けブラケット41はショーケース本
体1にネジ止めにより取り付けられている。この平板状
の取り付けブラケット41の下面には、ヒンジシャフト
42が固定されている。このヒンジシャフト42が嵌ま
るカラー43は、円筒状の筒部44とこの筒部44の上
端に形成された鍔部45とからなっている。また、コイ
ルバネ51は一端がショーケース本体1に、他端が前面
扉2の上面にビス止めにより固定されている。このコイ
ルバネ51は、前面扉2が閉位置にある場合には、付勢
力が発生しない状態で、すなわちほとんど前面扉2を閉
方向に付勢しないように取り付けられている。そして、
前面扉2を大きく開けると、コイルバネ51の付勢力が
発生し、前面扉2を閉方向に付勢する。さらに、前面扉
2の上面には、カラー43の筒部44が挿入される円形
の孔53が形成されている。そして、前述のカラー43
の筒部44は、コイルバネ51に挿入され、かつその先
端は前面扉2の孔53に挿入されている。したがって、
コイルバネ51のコイルの中心軸はカラー43の中心軸
およびヒンジシャフト42の中心軸と略同軸に、すなわ
ち前面扉2の回動軸と略同軸に配置される。また、カラ
ー43の鍔部45はコイルバネ51のコイル部に載置さ
れた状態となっている。前述のように、下側のヒンジ装
置4により、前面扉2は上下動するので、コイルバネ5
1およびカラー43も上下動することがあるが、カラー
43はヒンジシャフト42に対して回動方向だけではな
く上下方向にも相対変位可能であるので、前面扉2の上
下動を妨げることはない。
【0019】この様に上側のヒンジ装置3が構成されて
いるので、前面扉2を全開位置にすると、コイルバネ5
1の付勢力により、前面扉2は閉位置方向に付勢され、
自閉する。そして、前面扉2が閉じるにしたがって、コ
イルバネ51の付勢力は減少し、閉位置から10°程度
開いた位置付近で、コイルバネ51の付勢力だけでは自
閉不可能となる。
【0020】そして、前面扉2は前述の上下一対のヒン
ジ装置3,4でショーケース本体1に回動可能に支持さ
れているが、上側のヒンジ装置3にはコイルバネ51が
設けられ、一方、下側のヒンジ装置4には下部材10の
突起15および上部材27の突起31からなるカムが形
成されて、エレベータヒンジが構成されている。したが
って、前面扉2が閉位置から開位置方向の途中までたと
えば10°程度回動した際には、下側のヒンジ装置4の
カムの作用により自閉する。また、前面扉2が閉位置か
ら開位置方向へ大きく回動した際には、上側のヒンジ装
置3のコイルバネ51の作用により自閉する。そして、
約10°から約15°までの範囲では、コイルバネ51
の付勢力および下側のヒンジ装置4のカムの作用力は、
各々前面扉2を自閉する強さを有しており、コイルバネ
51による自閉範囲と、下側のヒンジ装置4による自閉
範囲とは一部が重なるように構成されている。その結
果、この両ヒンジ装置3,4により、前面扉2は回動範
囲全域にわたって自閉することができる。また、コイル
バネ51は錆などにより損傷して、付勢力が弱くなるこ
とがあるが、コイルバネ51による自閉範囲と、下側の
ヒンジ装置4による自閉範囲とはその一部が重なってい
るので、コイルバネ51の付勢力が多少減衰しても前面
扉2は自閉することができる。
【0021】ところで、従来の前面扉2の回動範囲は種
々あるが、一般的には180°程度開くものが多い。こ
の前面扉2の回動範囲は大きければ大きいほど、便利で
はあるが、前面扉2が少なくとも90°開けば、ショー
ケース本体1内の商品の搬入搬出に支障をきたすことは
少ない。そこで、本実施例では前面扉2の回動範囲をス
トッパー21で略90°にし、前面扉2が閉位置から全
開位置に回動した際に、この回動によりコイルバネ51
が開く角度を略90°としている。
【0022】しかも、下側のヒンジ装置4は、エレベー
タヒンジとなっているので、前面扉2が閉位置から微小
角度回動した場合には、このエレベータヒンジの作用に
より自閉可能である。したがって、コイルバネ51は、
閉位置から微小角度回動した前面扉2を閉位置方向に付
勢する必要がないので、前面扉2が閉位置においては閉
位置方向に付勢力が発生しない状態で取り付けることが
できる。すなわち、前面扉2が閉位置にある際には、コ
イルバネ51はほとんど開いていない状態とすることが
できる。その結果、前面扉2が全開しても、コイルバネ
51の開く角度は最大略90°で収めることができる。
【0023】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求
の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変
更を行うことが可能である。本発明の変更実施例を下記
に例示する。 (1)コイルバネ51は、その材質、コイルの巻き数、
太さなどは適宜変更可能である。
【0024】(2)実施例においては、前面扉2の全開
位置は、ストッパー21の下端部23aと、取り付けブ
ラケット6の係止部6aとが当接することにより規定さ
れているが、ストッパーの構造や取り付け場所は適宜変
更可能である。 (3)エレベータヒンジは、扉が閉位置から開位置方向
へ途中まで回動された時に扉が自閉できるならば、その
カムの形状などは適宜変更可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、扉の回動範囲を略90
°としているので、扉の開閉にともなってコイルバネが
開閉する角度を略90°の範囲とすることができる。し
かも、下側のヒンジ装置には、カムが設けられているの
で、扉が閉位置から開位置の途中までの範囲にある場合
には、このカムの作用により自閉可能である。したがっ
て、コイルバネは、閉位置から開位置の途中までの範囲
では、扉を閉位置方向に付勢する必要がない。そのた
め、扉が閉位置においては閉位置方向に付勢力が発生し
ない状態でコイルバネを取り付けることができる。その
結果、扉が全開しても、コイルバネの開く角度は最大略
90°で収めることができる。
【0026】このように安価なコイルバネを用いてコス
トを下げることができるとともに、コイルバネの開く角
度は最大約90°を越えることがないので、コイルバネ
は塑性変形をすることがなく、バネとしての機能を維持
することができる。さらに、コイルバネの耐久性に問題
が生じることも防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明における貯蔵庫の一実施例の斜視
図である。
【図2】図2は下側ヒンジ装置の組み立て分解斜視図で
ある。
【図3】図3は貯蔵庫の下側ヒンジ装置を構成する部材
の平面図で、(a)が上部材の平面図、(b)が下部材
の平面図である。
【図4】図4は扉の下側部分の側面図および正面図で、
(a)は扉が閉位置の状態における側面図、(b)は同
正面図、(c)は扉が45°回動した状態における側面
図、(d)は同正面図、(e)は扉が全開位置の状態に
おける側面図、(f)は同正面図である。
【図5】図5は上側ヒンジ装置の組み立て分解斜視図で
ある。
【図6】図6は扉が全開した状態における貯蔵庫の上部
の斜視図である。
【図7】図7は貯蔵庫の上側部分の側面図および正面図
で、(a)は扉が閉位置の状態における側面図、(b)
は同正面図、(c)は扉が全開位置の状態における側面
図、(d)は同正面図である。
【符号の説明】
1 ショーケース本体(貯蔵庫本体) 2 扉 3 上側のヒンジ装置 4 下側のヒンジ装置 15 突起(カム) 31 突起(カム) 51 コイルバネ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を具備する貯蔵庫本体と、この貯
    蔵庫本体に上下一対のヒンジ装置により回動自在に取り
    付けられている扉とを備えた貯蔵庫において、 前記扉は前記貯蔵庫本体に対して相対的に上下動可能に
    取り付けられているとともに、前記貯蔵庫本体の開口を
    閉塞する閉位置と、この閉位置から略90°回転した全
    開位置との間を回動することが可能なように取り付けら
    れており、 かつ、前記下側のヒンジ装置には、閉位置から開位置方
    向の途中までは扉が回動するにしたがって扉を段々と上
    昇させるカムが設けられており、 一方、前記上側のヒンジ装置には、扉が全開位置にある
    際には扉を閉位置方向へ付勢するとともに、扉が閉位置
    にある際には閉位置方向へほとんど付勢していないコイ
    ルバネが設けられていることを特徴とする貯蔵庫。
JP14521095A 1995-05-22 1995-05-22 貯蔵庫 Pending JPH08312236A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14521095A JPH08312236A (ja) 1995-05-22 1995-05-22 貯蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14521095A JPH08312236A (ja) 1995-05-22 1995-05-22 貯蔵庫

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08312236A true JPH08312236A (ja) 1996-11-26

Family

ID=15379935

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14521095A Pending JPH08312236A (ja) 1995-05-22 1995-05-22 貯蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08312236A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006118858A (ja) * 2004-07-12 2006-05-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷蔵庫
JP2006118859A (ja) * 2004-07-12 2006-05-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷蔵庫
EP2023064A2 (en) 2007-07-26 2009-02-11 Sanyo Electric Co., Ltd. Storage
CN103851862A (zh) * 2014-03-24 2014-06-11 海信容声(广东)冰箱有限公司 一种冰箱
CN105135800A (zh) * 2015-09-11 2015-12-09 安徽康佳同创电器有限公司 一种冰箱及其门体的自锁结构
CN111256420A (zh) * 2018-12-03 2020-06-09 北京京东尚科信息技术有限公司 一种箱门的开合控制装置以及冰箱
JP2022532956A (ja) * 2020-03-18 2022-07-20 広州地鉄設計研究院股▲分▼有限公司 高速鉄道および地下鉄トンネルの単一扉のコンクリート構造防火防護密閉扉

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006118858A (ja) * 2004-07-12 2006-05-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷蔵庫
JP2006118859A (ja) * 2004-07-12 2006-05-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷蔵庫
EP2023064A2 (en) 2007-07-26 2009-02-11 Sanyo Electric Co., Ltd. Storage
US8220888B2 (en) 2007-07-26 2012-07-17 Sanyo Electric Co., Ltd. Storage with a symmetric hinge assembly
CN103851862A (zh) * 2014-03-24 2014-06-11 海信容声(广东)冰箱有限公司 一种冰箱
CN105135800A (zh) * 2015-09-11 2015-12-09 安徽康佳同创电器有限公司 一种冰箱及其门体的自锁结构
CN111256420A (zh) * 2018-12-03 2020-06-09 北京京东尚科信息技术有限公司 一种箱门的开合控制装置以及冰箱
CN111256420B (zh) * 2018-12-03 2022-11-08 北京京东尚科信息技术有限公司 一种箱门的开合控制装置以及冰箱
JP2022532956A (ja) * 2020-03-18 2022-07-20 広州地鉄設計研究院股▲分▼有限公司 高速鉄道および地下鉄トンネルの単一扉のコンクリート構造防火防護密閉扉

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5901415A (en) Dual pivot hinge assembly
US4560128A (en) Drink holder
US7178202B2 (en) Door setting device
US5497534A (en) Double arm hinge for a refrigerator door
RU2429333C2 (ru) Мебельная петля
US5158503A (en) Double-pivot door hinge for appliance doors
KR20040080070A (ko) 오일댐퍼를 적용한 홈바도어를 구비하는 냉장고
US11746580B2 (en) Multi-link hinge
JP5478994B2 (ja) 貯蔵庫
JPH08312236A (ja) 貯蔵庫
US5373609A (en) Four-bar linkage hinge with improved opening mechanism
JPH0933162A (ja) 貯蔵庫
KR20190091704A (ko) 냉장고
KR100781601B1 (ko) 냉장고 도어의 자동닫힘 장치
KR20210003235A (ko) 리드 탄지 구조
JP5745963B2 (ja) 制動ヒンジ機構
US7779508B2 (en) Refrigerator door closer and method
KR100461641B1 (ko) 냉장고용 힌지조립체
KR100453011B1 (ko) 김치 냉장고의 도어 힌지장치
JP3874404B2 (ja) 扉の開閉制御装置
KR200253511Y1 (ko) 힌지장치
CN218347161U (zh) 铰链组件及具有其的冰箱
JPS5912369Y2 (ja) ヒンジ
KR101272414B1 (ko) 냉장고용 홈바
KR200144980Y1 (ko) 쇼케이스