JPH08311984A - 管継手及び排水桝 - Google Patents

管継手及び排水桝

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Publication number
JPH08311984A
JPH08311984A JP7116954A JP11695495A JPH08311984A JP H08311984 A JPH08311984 A JP H08311984A JP 7116954 A JP7116954 A JP 7116954A JP 11695495 A JP11695495 A JP 11695495A JP H08311984 A JPH08311984 A JP H08311984A
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JP
Japan
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pipe joint
annular step
step surface
pressing piece
annular
Prior art date
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Pending
Application number
JP7116954A
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English (en)
Inventor
Hideo Takeuchi
英夫 竹内
Teruo Hashimoto
照雄 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebata Corp
Original Assignee
Ebata Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部配管の位置ずれを吸収すると共に、管継
手自体の構造及び組み込み構造を簡素化する。 【構成】 第2の環状段面212は第1の環状段面21
1の内径よりも大きな内径を有し、第1の環状段面21
1の外側に連なる。押え片22は第2の環状段面に連な
り、内径を縮小し、外側に突出する方向に傾斜する。押
え片22はスリット8を有し、スリット8は押え片22
の開口部面に開口している。環状パッキン3は第2の環
状段面212に嵌め込まれ、一端31が環状段面21
1、212を繰り広げることによって生じる段差により
支えられ、他端側から軸方向の一端側に向って、内径を
縮小する方向に折返された環状自由端32を有し、折り
返し部33が押え片22によって押えられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、管継手及び排水桝に関
する。
【0002】
【従来の技術】管継手には、地中に埋設されて使用され
るものと、埋設されないで使用されるものの2種類があ
る。地中に埋設されて使用されるものの代表例として、
マンホール等の排水桝がある。
【0003】マンホール等の排水桝に外部から排水流入
管もしくは流出管等の筒状体を接続する場合、マンホー
ルに設けられた取付孔に対する筒状体の敷設位置ずれ、
管接続後の地盤沈下等による位置ずれに対する対応策と
して、ゴム等の弾性材料で構成された管継手を用いて筒
状体を排水桝に接続することは、従来より知られてい
る。そのうちで、本発明に最も近い先行技術例として、
特開平4ー62240号公報に開示された管継手を挙げ
ることができる。この管継手は、排水桝接続部と、管接
続部と、可撓部とを有し、弾力性のある同一部材により
全体が筒状に形成されている。可撓部は排水桝接続部と
管接続部との間の径差によって生じるリング状間隔内に
おいて、径方向に仮想された面を往復するように屈曲さ
れたリング状ヒダを有し、ヒダの両端部を排水桝接続部
の一端と管接続部の一端とにそれぞれ連続させてある。
【0004】上記構成の管継手は、可撓部は排水桝接続
部と管接続部との間の径差によって生じるリング状間隔
内において、径方向に仮想された面を往復するように屈
曲されたリング状ヒダを有しているから、同軸上に配置
された排水桝接続部と管接続部との間に、径方向への可
撓範囲及び可撓性の極めて高い可撓部が形成できる。し
かも、可撓部は排水桝接続部と管接続部との間の径差に
よって生じるリング状間隔内において、径方向に仮想さ
れた面を往復するように屈曲されたリング状ヒダを有し
ているから、土圧の加わる可撓部の距離が実質的に短く
なり、土圧による位置ずれ、破損等の事故を生じにくく
なる。
【0005】また、合成樹脂で形成された一般的な管継
手においては、管接続部の外周部分に断面円形状の凹溝
を設け、その凹溝に環状パッキンを配置したものが知ら
れている。凹溝は、先に管体を形成した後に、その管体
を加熱成形する熱形成法によって形成される。環状パッ
キンは、一般的にはOリングでなり、流入管等に密着し
て管継手に流入管等を固定すると共に、シール作用をす
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、上記
先行技術文献に記載された管継手は、それ自体の構造及
び桝本体等に対する組み込み構造及び工程が複雑であ
り、コスト高になる。
【0007】また、熱形成法を用いた管継手は、製造工
程が多く、しかも製造装置が複雑となるので、高価とな
る。
【0008】更に、土圧の加わる可撓部の距離を零にす
るものではないから、土圧による位置ずれ、破損等の事
故を皆無にすることはできない。
【0009】本発明の課題は、筒状体との間の位置ずれ
吸収作用に優れた管継手及び排水桝を提供することであ
る。
【0010】本発明のもう一つの課題は、それ自体の構
造及び桝本体に対する組み込み構造を簡素化した管継手
及び排水桝を提供することである。
【0011】本発明のもう一つの課題は、製造が容易で
安価な管継手及び排水桝を提供することである。
【0012】本発明のもう一つの課題は、製造工程にお
ける押え片の破損が少ない管継手及び排水桝を提供する
ことである。
【0013】本発明のもう一つの課題は、開口部内に筒
状体を挿入する際に、筒状体の挿入が容易な管継手及び
排水桝を提供することである。
【0014】本発明のもう一つの課題は、土中に埋設し
て使用した場合に、土圧受面積を最小にでき、耐久性に
富む管継手及び排水桝を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明に係る管継手は、管接続部と、環状パッキン
とを含む。管接続部は、筒状体を受ける開口部を有して
いる。前記開口部は、第1の環状段面と、第2の環状段
面と、押え片とを有し、前記環状段面のそれぞれが繰り
広げられた内周面を有し、前記第2の環状段面が前記第
1の環状段面の内径よりも大きな内径を有し、前記第1
の環状段面の外側に連なって設けられ、前記押え片が前
記第2の環状段面に連なり、内径を縮小し、かつ、外側
に突出する方向に傾斜して設けられ、スリットを有して
いる。前記スリットは前記押え片の開口部面に開口して
いる。前記環状パッキンは、前記第2の環状段面に嵌め
込まれ、軸方向の一端が前記二つの環状段面を繰り広げ
ることによって生じる段差によって支えられ、軸方向の
他端側から軸方向の一端側に向って、内径を縮小する方
向に折返された環状自由端を有し、折り返し部が前記押
え片によって押えられている。
【0016】好ましい例では、前記スリットは、間隔を
隔てて複数個備えられている。
【0017】別の好ましい例では、前記傾斜角度θは、
軸方向に対して15°≦θ<90°の範囲である。
【0018】別の好ましい例では、前記折返し部の先端
部分が前記押え片の内側に位置している。
【0019】別の好ましい例では、前記段差部は、内周
側部分から外側に向かって突出する突起を有している。
【0020】更に別の好ましい例では、前記管接続部
は、合成樹脂でなる。
【0021】本発明に係る排水桝は桝本体を含む。前記
桝本体は管継手を有しており、前記管継手は、上記記載
のものでなる。
【0022】前記桝本体が、底部の底面に流路を有して
いる一般的構成において、前記開口部は、前記流路に連
なっていることがある。
【0023】或いは、前記開口部は、底部と対向する上
面側に設けられていることもある。
【0024】好ましくは、前記桝本体は、合成樹脂でな
り、更に好ましくは、ポリプロピレン、ポリエチレンま
たはこれらを混合した合成樹脂でなる。このような場
合、塩化ビニル系合成樹脂でなる筒状体と組合せて用い
られる場合が多い。
【0025】
【作用】管接続部は、筒状体を受ける開口部を有してい
る。開口部は、第1の環状段面と、第2の環状段面とを
有し、環状段面のそれぞれが繰り広げられた内周面を有
している。第2の環状段面は、第1の環状段面の内径よ
りも大きな内径を有し、第1の環状段面の外側に連なっ
て設けられている。この構造により、筒状体を挿入する
と、第1の環状段面に位置決めし、筒状体を管継手に接
続できる。このため、管継手自体の構造を簡素化でき
る。桝本体が同様の管継ぎ手を有することにより、桝本
体に対する組み込み構造を簡素化できる。
【0026】押え片は、第2の環状段面に連なり、内径
を縮小する方向に傾斜しているから、環状パッキンを第
2の環状段面に容易に装着できる。
【0027】環状パッキンは、第2の環状段面に嵌め込
まれ、軸方向の他端側から軸方向の一端側に向って、内
径を縮小する方向に折返された環状自由端を有してい
る。この環状自由端は、開口部内に挿入された筒状体、
例えば排水流入管またはアジャスタ等の全周に密着する
と共に、筒状体に対する全方向への可撓性部として機能
する。従って、筒状体に対する位置ズレ吸収作用が極め
てスムーズに行なわれる。
【0028】環状パッキンは、軸方向の一端が二つの環
状段面を繰り広げることによって生じる段差によって支
えられ、折り返し部が押え片によって押えられている。
この構造により、環状パッキンを第2の環状段面に装着
すると、環状パッキンが段差及び押え片によって必然的
に支持される。このため、環状パッキンの組込み固定構
造が簡単化される。
【0029】押え片は、第2の環状段面に連なり、内径
を縮小し、かつ、外側に突出する方向に傾斜しているか
ら、射出成形によって一体的に形成できる。このため、
製造工程が減少し、安価な管継手製造工程が減少し、安
価な管継手が得られる。
【0030】また、押え片は、押え片の開口部面に開口
しているスリットを有するから、射出成形した直後に型
を取り外す場合、押え片に無理な力が加わらず、押え片
が元の角度に復元され、型通りの形状が維持される。こ
のため、製造工程における押え片の破損を減らすことが
できる。
【0031】押え片は、スリットがあるため、開口部内
に筒状体を挿入する際に押え片に力が加わっても、押え
片は簡単に拡がる。このため、筒状体の挿入が容易にな
る。
【0032】環状パッキンは第2の環状段面に嵌め込ま
れているから、土中に埋設されて使用された場合に、環
状パッキンに土圧が直接的に加わることがなくなり、土
圧による位置ずれ、破損等の事故がほぼ完全に防止され
る。
【0033】折返し部の先端部分が押え片の内側に位置
している例では、押え片の先端部分で筒状体の挿入位置
決めがなされ、環状パッキンを巻き込むことなく開口部
内に筒状体を挿入できる。
【0034】段差部がその内周側部分から外側に向かっ
て突出する突起を有する例では、筒状体を開口部から引
き抜く際に、環状パッキンの軸方向の一端が突起に当っ
て、環状パッキンが抜け止められる。
【0035】桝本体は管継手を有し、管継手は上記本発
明に係るものでなるから、上記管継手の利点の全てを有
する排水桝を得ることができる。
【0036】
【実施例】図1は本発明に係る管継手の一例を示す正面
図、図2は図1のA 2−A 2線上における断面図、図4
は図1乃至図3に示した管継手に筒状体を接続した状態
を示す部分断面図、図3は図1のA 3−A 3線上におけ
る断面図、である。本発明に係る管継手Aは、管接続部
2と、環状パッキン3とを含む。管接続部2は、管継手
Aの流路構成に従って必要な数だけ設けられるが、説明
の都合上、一つの管接続部に限定して図示してある。
【0037】管接続部2は、筒状体4を受ける開口部2
1を有している。開口部21は、第1の環状段面211
と、第2の環状段面212と、押え片22とを有してい
る。第1環状段面211は、流路23となる面との間に
段差を有するように繰り広げられている。第2環状段面
212は、第1環状段面211よりも外側において、第
1環状段面211との間に段差を有するように、第1の
環状段面211よりも大きい内径を有して繰り広げられ
ている。押え片22は、第2環状段面212に連なり、
内径を縮小し、かつ、外側に突出する方向に傾斜して設
けられている。スリット8は、押え片22の開口部面に
開口している。好ましくは、スリット8は複数個備えら
れる。実施例では4つ設けられている。傾斜角度θは、
軸方向に対して15°≦θ<90°の範囲が好ましく、
実施例では30°となっている。
【0038】環状パッキン3は、第2環状段面212に
嵌め込まれ、軸方向Xの一端31が第1環状段面211
と第2環状段面212との間に生じる段差によって支え
られている。環状パッキン3は、更に、軸方向Xの他端
側から軸方向Xの一端側に向って、内径を縮小する方向
に折返された環状自由端32を有し、折返し部33が押
え片22によって押えられている。環状パッキン3は、
例えば、ゴム等の弾力性のある材料によって構成され
る。
【0039】一般的には、管継手は、ポリプロピレン、
ポリエチレンまたはこれらを混合した合成樹脂でなり、
塩化ビニル系合成樹脂でなる筒状体4と組合せて用いら
れる。
【0040】上述のように、管接続部2は、流路23に
連なる位置に開口部21を有しているから、管接続部2
に筒状体4を接続することにより、流路23に筒状体4
を連通させ得る管継手が得られる。
【0041】開口部21は、第1環状段面211と、第
2環状段面212とを有している。第1環状段面211
は、流路23となる面との間に段差を有するように繰り
広げられている。従って、第1環状段面211に筒状体
4の一端を挿入して位置決めし、筒状体4を流路23に
接続することができる。
【0042】第2環状段面212は、第1環状段面21
1よりも外側において、第1環状段面211との間に段
差を有するように、第1の環状段面211よりも大きい
内径を有して繰り広げられている。この構造により、筒
状体4を挿入すると、第1の環状段面211に位置決め
し、筒状体4を管継手Aに接続できる。このため、管継
手自体の構造を簡素化できる。
【0043】押え片22は、第2の環状段面212に連
なり、内径を縮小する方向に傾斜しているから、環状パ
ッキン3を第2の環状段面212に容易に装着できる。
【0044】環状パッキン3は、第2環状段面212に
嵌め込まれ、軸方向Xの他端側から軸方向Xの一端側に
向って、内径を縮小する方向に折返された環状自由端3
2を有している。この環状自由端32は、開口部21内
に挿入された筒状体4、例えば排水流入管またはアジャ
スタ等の全周に密着すると共に、筒状体4に対する全方
向への可撓性部として機能する。従って、筒状体4に対
する位置ズレ吸収作用が極めてスムーズに行なわれる。
【0045】環状パッキン3は、軸方向Xの一端31が
第1の環状段面211及び第2の環状段面212を繰り
広げることによって生じる段差によって支えられ、折り
返し部33が押え片22によって押えられている。この
構造により、環状パッキン3を第2の環状段面212に
装着すると、環状パッキン3が段差及び押え片22によ
って必然的に支持される。このため、環状パッキンの組
込み固定構造が簡単化される。
【0046】環状パッキン3は第2の環状段面212に
嵌め込まれているから、土中に埋設されて使用された場
合に、環状パッキン3に土圧が直接的に加わることがな
くなり、土圧による位置ずれ、破損等の事故がほぼ完全
に防止される。
【0047】実施例では、折返し部33の先端部分33
1が押え片22の内側に位置している。環状自由端32
の最内径は、第1環状段面211の最内径よりよりも小
さくなっている。この例では、押え片22の先端部分2
21で筒状体4の挿入位置決めがなされ、折返し部33
の先端部分331が筒状体4の端面41に当ることがな
い。しかも、環状自由端32が内径を縮小する方向に傾
斜して形成されているので、筒状体4の挿入につれて、
環状パッキン3が徐々に筒状体4に押圧を加えるように
なる。このため、筒状体4をスムーズに挿入でき、環状
パッキン3を巻き込むこともない。
【0048】また、押え片22はスリット8があるた
め、開口部内に筒状体4を挿入する際に押え片22に力
が加わっても、押え片22は簡単に拡がる。このため、
筒状体4の挿入が容易になる。
【0049】図5は本発明に係る管継手の別の実施例を
示す断面図、図6は図5に示す管継手に筒状体を接続し
た状態を示す部分断面図である。図において、図1乃至
図3と同一参照符号は同一性ある構成部分を示してい
る。参照符号24は突起である。突起24は、第1環状
段面211と第2環状段面212とにより形成される段
差の内周側部分から外側に向かって突出している。環状
パッキン3は、一端側31が第2環状段面212と突起
24とによって挟まれている。
【0050】この実施例では、筒状体4を開口部21か
ら引き抜く際に環状パッキン3の軸方向Xの一端が突起
24に当って、環状パッキン3が抜け止められる。
【0051】図7及び図8は図1乃至図3に示す管継手
の製造工程の一部を示すA 2−A 2線上における断面
図、図9及び図10は図1乃至図3に示す管継手の製造
工程の一部を示すA 3−A 3線上における断面図であ
る。図7、図9は射出成形直後の状態を示し、図8、図
10は射出成形後に側型を抜いた状態を示している。図
において、図1乃至図3と同一参照符号は同一性ある構
成部分を示している。参照符号5は側型、6は外型、7
は中型である。側型5は、先端部分が第1環状段面21
1、第2環状段面212及び押え片22に応じた形状と
なっている。側型5は、シリンダ51によってa方向及
びb方向に移動可能になっている。外型6は、管継手の
外形に応じた形状となっている。中型7は、流路23に
応じた形状となっている。
【0052】押え片22は、第2の環状段面212に連
なり、内径を縮小し、かつ、外側に突出する方向に傾斜
しているから、射出成形によって一体的に形成できる。
これにより、製造工程が減少し、安価な管継手が得られ
る。
【0053】また、図9に示すように、押え片22はス
リット8を有するから、射出成形した直後に側型5を取
り外す場合、押え片22に無理な力が掛らず、押え片2
2が元の角度に復元され、型通りの形状が維持される。
このため、製造工程における押え片の破損を減らすこと
ができる。
【0054】図11及び図12は本発明に係る排水桝の
一例を示す断面図である。図において、図1乃至図3と
同一参照符号は同一性ある構成部分を示している。本発
明に係る排水桝は桝本体1を有している。桝本体1は、
底部11と、筒部12とを有し、底部11が底面に流路
13を有し、筒部12が底部11の周囲に立設して設け
られている。流路3は図示では1本だけであるが、3方
流路または4方流路として形成されることもある。参照
符号14は開口部を示している。桝本体1は管継手Aを
有し、管継手Aは上記本発明に係るものでなる。
【0055】上述のように、桝本体1は管継手Aを有
し、管継手Aは上記本発明に係るものでなるから、上記
管継手Aの利点の全てを有する排水桝を得ることができ
る。
【0056】開口部21は、図12に示すように、底部
11と対向する上面側に設けられることもできる。この
場合、筒状体4は深さ調整のために用いられるものであ
り、通常はアジャスタと呼ばれる。管接続部2に対する
環状パッキン3は省略することも可能である。
【0057】桝本体1及び管接続部2がポリプロピレ
ン、ポリエチレンまたはこれらを混合した合成樹脂でな
り、筒状体4が塩化ビニル系合成樹脂でなる場合は、両
者の接着が困難である。その解決手段として、従来は、
管接続部2に塩化ビニル系合成樹脂でなる受部を形成
し、この受部に筒状体4を接着する構造を取っていた。
このため、管接続部2と筒状体4との接続構造が複雑化
し、更に両者の接着により、前述した位置ズレ上の問題
点を生じていた。これに対し、本発明においては、環状
パッキン3を用いて筒状体4を接続するので、桝本体1
及び管接続部2がポリプロピレン、ポリエチレンまたは
これらを混合した合成樹脂でなり、筒状体4が塩化ビニ
ル系樹脂でなる一般的な条件下で生じ得る問題点を全て
回避できる。
【0058】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
のような効果が得られる。 (a)筒状体との間の位置ずれ吸収作用に優れた管継手
及び排水桝を提供することができる。 (b)それ自体の構造及び桝本体に対する組み込み構造
を簡素化した管継手及び排水桝を提供することができ
る。 (c)製造が容易で容易な安価な管継手及び排水桝を提
供することができる。 (d)製造工程における押さえ片の破損が少ない管継手
及び排水桝を提供することができる。 (e)開口部内に筒状体を挿入する際に、筒状体の挿入
が容易な管継手及び排水桝を提供することができる。 (f)土中に埋設して使用した場合に、土圧受面積を最
小にでき、耐久性に富む管継手及び排水桝を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る管継手の一例を示す正面図であ
る。
【図2】図1のA2−A2線上における断面図である。
【図3】図1のA3−A3線上における断面図である。
【図4】図1乃至図3に示した管継手に筒状体を接続し
た状態を示す部分断面図である。
【図5】本発明に係る管継手の別の実施例を示す断面図
である。
【図6】図3に示した管継手に筒状体を接続した状態を
示す部分断面図である。
【図7】図1乃至図3に示した管継手の製造工程の一部
を示す断面図であって、図1のA2−A2線上における
断面図である。
【図8】図1乃至図3に示した管継手の製造工程の一部
を示す断面図であって、図1のA2−A2線上における
断面図に対応している。
【図9】図1乃至図3に示した管継手の製造工程の一部
を示す断面図であって、図1のA3−A3線上における
断面図に対応している。
【図10】図1乃至図3に示した管継手の製造工程の一
部を示す断面図であって、図1のA3−A3線上におけ
る断面図に対応している。
【図11】本発明に係る排水桝の一例を示す部分断面図
である。
【図12】本発明に係る排水桝の別の例を示す部分断面
図である。
【符号の説明】
1 桝本体 2 管接続部 3 環状パッキン 8 スリット 11 底部 12 筒部 13 流路 21 開口部 211 第1環状段面 212 第2環状段面 22 押え片 24 突起 31 軸方向の一端 32 環状自由端 33 折り返し部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管接続部と、環状パッキンとを含む管継
    手であって、 前記管接続部は、筒状体を受ける開口部を有しており、
    前記開口部は、第1の環状段面と、第2の環状段面と、
    押え片とを有しており、 前記環状段面のそれぞれが繰り広げられた内周面を有
    し、 前記第2の環状段面が前記第1の環状段面の内径よりも
    大きな内径を有し、前記第1の環状段面の外側に連なっ
    て設けられ、 前記押え片は、前記第2の環状段面に連なり、内径を縮
    小し、かつ、外側に突出する方向に傾斜して設けられ、
    スリットを有しており、 前記スリットは前記押え片の開口部面に開口しており、 前記環状パッキンは、前記第2の環状段面に嵌め込ま
    れ、軸方向の一端が前記二つの環状段面を繰り広げるこ
    とによって生じる段差によって支えられ、軸方向の他端
    側から軸方向の一端側に向って、内径を縮小する方向に
    折返された環状自由端を有し、折り返し部が前記押え片
    によって押えられている管継手。
  2. 【請求項2】 前記スリットは、間隔を隔てて複数個備
    えられている請求項1に記載の管継手。
  3. 【請求項3】 前記傾斜角度θは、軸方向に対して15
    °≦θ<90°の範囲を満たすものである請求項1に記
    載の管継手。
  4. 【請求項4】 前記折返し部は、先端部分が前記押え片
    の内側に位置している請求項1に記載の管継手。
  5. 【請求項5】 前記段差部は、内周側部分から外側に向
    かって突出する突起を有している請求項1乃至4に記載
    の管継手。
  6. 【請求項6】 前記管接続部は、合成樹脂でなる請求項
    1乃至5に記載の管継手。
  7. 【請求項7】 桝本体を含む排水桝であって、 前記桝本体は、管継手を有しており、 前記管継手は、請求項1〜6に記載のいずれかのもので
    なる排水桝。
  8. 【請求項8】 前記桝本体は、底部の底面に流路を有し
    ており、 前記開口部は、前記流路に連なっている請求項7に記載
    の排水桝。
  9. 【請求項9】 前記桝本体は、合成樹脂でなる請求項7
    に記載の排水桝。
  10. 【請求項10】 塩化ビニル系合成樹脂でなる筒状体と
    組合せて用いられる請求項7に記載の排水桝。
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