JPH0831105A - 符号化方法 - Google Patents

符号化方法

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JPH0831105A
JPH0831105A JP16705094A JP16705094A JPH0831105A JP H0831105 A JPH0831105 A JP H0831105A JP 16705094 A JP16705094 A JP 16705094A JP 16705094 A JP16705094 A JP 16705094A JP H0831105 A JPH0831105 A JP H0831105A
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JP
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frame
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JP16705094A
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Inventor
Masaaki Isozaki
正明 五十崎
Masahito Mori
正仁 森
Jieremii Bureirii
ジェレミー ブレイリー
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 全ての種類のデータ列の処理を最小編集単位
で完結させる。 【構成】 入力端子1からのディジタル化された映像信
号が、圧縮等の処理回路2と同期分離回路3に供給さ
れ、画像データの圧縮等の処理が行われる。また入力端
子5からのディジタル化された音声信号が、サブバンド
フィルタ6を通じて再量子化回路7に供給されてブロッ
ク符号化が行われ、この信号がメモリ8に供給される。
さらに同期発生回路4からのフレームパルスがカウンタ
9に供給されてフレーム番号が形成される。このフレー
ム番号がメモリ8に供給されると共にメモリ制御回路1
0に供給され、各フレームごとに1632データ分の符
号化されたデータが取り出される。それと共に、各フレ
ームの間で32データ分のオーバーラップ期間が設けら
れ、さらにフレーム番号が#19から#0に変化するフ
レームの間ではオーバーラップ期間が“0”となるよう
に制御が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばディジタルVT
Rにおける映像のデータ列と音声のデータ列のように、
複数の種類のデータ列が伝送される場合に適用される符
号化方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばディジタルVTRにおける映像の
データ列においては、いわゆるPAL/SECAM方式
と呼ばれるフレーム周波数が25Hzの方式と、NTS
C方式と呼ばれるフレーム周波数が約29.97Hzの
方式が採用されている。これに対して音声のデータ列に
おいては、これらの方式に共通の例えば48kHzのサ
ンプリング周波数が採用されている。
【0003】このようなディジタルVTRにおいて、例
えば編集の最小単位をフレーム単位とした場合には、映
像のデータ列の処理がフレーム単位で完結されている必
要がある。またこのような映像のデータ列に音声のデー
タ列を同期させて編集を行う場合には、音声のデータ列
も同じフレーム単位で処理が完結されている必要があ
る。
【0004】この場合に上述のPAL/SECAM方式
においては、フレーム周波数が25Hzとされている。
このためサンプリング周波数が例えば48kHzの音声
のデータ列においては、1フレーム当たりのデータの数
が1920となり、これを例えば32のデータをブロッ
クとして処理を行うことによって、フレーム単位で処理
を完結させることができるものである。
【0005】ところが上述のNTSC方式においては、
カラー化に際してフレーム周波数が約29.97Hzと
されている。このためサンプリング周波数が例えば48
kHzの音声のデータ列においては、1フレーム当たり
のデータの数が1601.6となり、このような端数を
生じる場合には、処理をフレーム単位で完結させること
はできない。
【0006】そこで従来のディジタルVTRにおいて
は、例えばNTSC方式の音声のデータ列は5フレーム
分の8008のデータを単位として完結されるように処
理が行われていた。しかしながらこのような処理を行っ
た場合には、例えば変速再生で1フレームごとに再生さ
れた信号をつなぎ合わせると、音声のデータ列の連続性
が保たれなくなる。
【0007】このため上述の装置では、例えばNTSC
方式の変速再生時には、音声信号の再生ができなくなっ
てしまっていた。これは特に、PAL/SECAM方式
では再生が可能であるのに対して、映像信号の方式がN
TSC方式の場合にのみ生じる問題であることから、P
AL/SECAM方式とNTSC方式との間で差別が生
じることになり、運用上好ましくないものであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この出願はこのような
点に鑑みて成されたものであって、解決しようとする問
題点は、従来の方法では複数の種類のデータ列を伝送す
る場合に、特定の種類のデータ列の方式によって、他の
種類のデータ列の再生が制限されてしまうというもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の手段
は、複数の種類のデータ列を伝送する場合に、一の種類
の上記データ列の最小編集単位における他の種類の上記
データ列のデータの数を、ブロック符号化を行う際のブ
ロック単位の整数倍とすると共に、上記最小編集単位の
間で上記他の種類のデータ列のデータに同じデータのオ
ーバーラップ期間を設けるようにされた符号化方法であ
る。
【0010】本発明による第2の手段は、第1の手段記
載の符号化方法において、上記オーバーラップ期間の長
さは、上記ブロック符号化を行う際のブロック単位とす
ると共に、上記最小編集単位の所定数ごとに、上記オー
バーラップ期間を“0”とする処理を行うようにされた
符号化方法である。
【0011】本発明による第3の手段は、第2の手段記
載の符号化方法において、上記最小編集単位に実際に含
まれる上記他の種類のデータ列のデータの範囲が、上記
所定数の最小編集単位の中の順位によって予め定められ
るようにされた符号化方法である。
【0012】本発明による第4の手段は、第3の手段記
載の符号化方法において、上記予め定められるデータの
範囲を用いて、変速処理時の上記最小編集単位のつなぎ
目における上記他の種類のデータ列のオーバーラップ期
間の長さを求めるようにされた符号化方法である。
【0013】本発明による第5の手段は、第4の手段記
載の符号化方法において、上記求められたオーバーラッ
プ期間のデータの一方を削除、若しくは両方を平均化あ
るいはクロスフェードして取り出すようにされた符号化
方法である。
【0014】
【作用】これによれば、一の種類のデータ列の最小編集
単位における他の種類のデータ列のデータの数を、ブロ
ック符号化を行う際のブロック単位の整数倍とすると共
に、最小編集単位の間で他の種類のデータ列のデータに
同じデータのオーバーラップ期間を設けることによっ
て、全ての種類のデータ列の処理を最小編集単位で完結
させることができる。
【0015】さらに、オーバーラップ期間の長さは、ブ
ロック符号化を行う際のブロック単位とすると共に、最
小編集単位の所定数ごとに、オーバーラップ期間を
“0”とする処理を行うことによって、連続した最小編
集単位の他の種類のデータ列の処理を良好に行うことが
できる。
【0016】また、最小編集単位に実際に含まれる他の
種類のデータ列のデータの範囲が、所定数の最小編集単
位の中の順位によって予め定められることによって、全
ての種類のデータ列の処理を円滑に行うことができる。
【0017】さらに予め定められるデータの範囲を用い
て、変速処理時の最小編集単位のつなぎ目における他の
種類のデータ列のオーバーラップ期間の長さを求めるこ
とによって、良好なつなぎ目の処理を行うことができ
る。
【0018】さらに求められたオーバーラップ期間のデ
ータの一方を削除、若しくは両方を平均化あるいはクロ
スフェードして取り出すことによって、変速処理時等に
も全ての種類のデータ列の処理を良好に行うことができ
る。
【0019】
【実施例】図1は、本発明による符号化方法をディジタ
ルVTRに適用した場合の装置の一例を示す構成図であ
る。
【0020】すなわちこの実施例においては、一の種類
のデータ列は例えばディジタル化されたNTSC方式の
映像信号であり、他の種類のデータ列は例えば48kH
zサンプリングでディジタル化された音声信号である。
そして以下の説明では、映像信号の最小編集単位を約2
9.97Hzのフレーム単位とし、ブロック符号化を行
う際のブロックを32データ単位とした例について説明
する。
【0021】この図1において、1は上述の一の種類の
データ列、例えばディジタル化されたNTSC方式の映
像信号の供給される入力端子である。この入力端子1か
らの信号が、画像データの圧縮等の処理を行う処理回路
2に供給される。さらに入力端子1からの信号が同期分
離回路3に供給され、分離された同期信号が同期発生回
路4を通じて処理回路2に供給されて、上述の画像デー
タの圧縮等の処理が行われる。
【0022】また、5は上述の他の種類のデータ列、例
えば48kHzサンプリングでディジタル化された音声
信号の供給される入力端子である。この入力端子5から
の信号が、サブバンドフィルタ6を通じて再量子化回路
7に供給されて、例えばブロックを32データ単位とし
たブロック符号化が行われる。この再量子化回路7から
の信号がメモリ8に供給される。
【0023】さらに同期発生回路4からの記録される映
像信号に同期したフレームパルスがカウンタ9に供給さ
れて、例えば#0〜#19のフレーム番号が記録される
各フレームに同期して連続且つ循環して形成される。こ
のカウンタ9からのフレーム番号がメモリ8に供給され
ると共に、メモリ8の書き込み読み出しを制御するメモ
リ制御回路10に供給される。
【0024】これによってメモリ8からは、映像信号の
各フレームごとに例えば1632データ(51ブロッ
ク)分の符号化されたデータが、上述の#0〜#19の
フレーム番号を付加されて取り出される。それと共に、
各フレームの間で、例えば32データ(1ブロック)分
のオーバーラップ期間が設けられ、同じデータが繰り返
して取り出される。さらにフレーム番号が#19から#
0に変化するフレームの間では、上述のオーバーラップ
期間が“0”となるようにメモリ8の制御が行われる。
【0025】すなわち、図2に示すように映像信号の各
フレームごとに例えば1632データ分の符号化された
データが、各フレームの間で例えば32データ分のオー
バーラップ期間が設けられて取り出される。従ってこの
取り出されるデータの数は、1フレーム当たり1600
データ分となる。一方、上述のように記録されるべきデ
ータの数は、1フレーム当たり1601.6データ分で
ある。
【0026】そこでこれらを20フレーム分で計算する
と、取り出されるデータの数は32000データ分とな
り、一方記録されるべきデータの数は32032データ
分となる。従って20フレームで32データ分が不足す
ることになり、上述のようにフレーム番号が#19から
#0に変化するフレームの間でオーバーラップ期間が
“0”となるように制御を行うことによって、この不足
分が調整される。
【0027】こうして上述の装置によれば、一の種類の
データ列の最小編集単位における他の種類のデータ列の
データの数を、ブロック符号化を行う際のブロック単位
の整数倍とすると共に、最小編集単位の間で他の種類の
データ列のデータに同じデータのオーバーラップ期間を
設けることによって、全ての種類のデータ列の処理を最
小編集単位で完結させることができるものである。
【0028】さらに、オーバーラップ期間の長さは、ブ
ロック符号化を行う際のブロック単位とすると共に、最
小編集単位の所定数ごとに、オーバーラップ期間を
“0”とする処理を行うことによって、連続した最小編
集単位の他の種類のデータ列の処理を良好に行うことが
できるものである。
【0029】そこで上述の図1において、処理回路2か
らの映像信号が誤り訂正符号の付加回路11に供給され
る。またメモリ8からの音声信号が誤り訂正符号の付加
回路12に供給される。そしてこれらの誤り訂正符号の
付加された信号が合成回路13で合成される。この合成
された信号が記録再生切り換えスイッチ14を通じて磁
気ヘッド15に供給されて、記録テープ16に記録され
る。なお記録される音声信号は、メモリ8で時間軸が圧
縮されて、映像信号に合成される。
【0030】さらに、記録テープ16に記録された信号
が磁気ヘッド15で再生され、記録再生切り換えスイッ
チ14を通じて分離回路17に供給される。この分離回
路17で分離された映像信号が誤り訂正回路18に供給
されて、上述の誤り訂正符号を用いた誤り訂正が行われ
る。また分離回路17で分離された音声信号が誤り訂正
回路19に供給されて、上述の誤り訂正符号を用いた誤
り訂正が行われる。
【0031】この誤り訂正回路18からの映像信号の再
生信号と誤り訂正処理の情報信号が、処理回路20に供
給される。さらに同期回路21からの基準の同期信号が
処理回路20に供給される。これによってこの同期回路
21では、上述の処理回路2で行われた画像データの圧
縮等の復元処理が行われると共に、誤り訂正が不能だっ
た部分の修復処理等が行われる。この復元処理等の行わ
れた映像信号が出力端子22に取り出される。
【0032】また、誤り訂正回路19からの音声信号の
再生信号がサブバンドフィルタ23を通じて再量子化回
路24に供給される。これによってこのサブバンドフィ
ルタ23及び再量子化回路24では、上述のサブバンド
フィルタ6及び再量子化回路7で行われた例えばブロッ
クを32データ単位としたブロック符号化の復号が行わ
れる。この再量子化回路24からの信号がメモリ25、
26に供給される。
【0033】さらに、誤り訂正回路19からの信号がフ
レーム番号の検出回路27に供給されて、上述の音声信
号に付加された#0〜#19のフレーム番号が取り出さ
れる。このフレーム番号がメモリ25、26の書き込み
読み出しを制御するメモリ制御回路28に供給される。
これによってメモリ25、26には、各フレームごとの
音声信号の再生信号が交互に書き込まれると共に、この
メモリ25、26から、各フレームごとに交互に音声信
号の再生信号が読み出される。
【0034】すなわち通常の再生では、各フレームの間
で32データ分がオーバーラップするようにメモリ2
5、26が交互に読み出される。さらにフレーム番号が
#19から#0に変化するフレームの間では、オーバー
ラップ期間が“0”となるようにメモリ25、26が交
互に読み出される。これによって、記録された音声信号
が、上述の図2に示すような元の時間軸で読み出され
る。
【0035】さらにこの読み出された信号がオーバーラ
ップ制御回路29に供給されてオーバーラップ期間の処
理が行われる。すなわち通常の再生では、オーバーラッ
プ期間にはいずれか一方のデータが削除されて取り出さ
れる。また、例えば誤り訂正回路19でいずれか一方の
データの誤り訂正が不能だった場合には、他方のデータ
を取り出すことによってオーバーラップ期間の誤りが解
消される。そしてこのオーバーラップ制御回路29から
の音声信号が出力端子30に取り出される。
【0036】このようにして、映像信号の1フレームに
おける音声信号のデータの数を、ブロック符号化を行う
際のブロック単位(32データ)の整数倍(1632デ
ータ=51ブロック)とすると共に、各フレームの間に
ブロック単位(32データ)のオーバーラップ期間を設
けた符号化による記録が行われ、さらにこのように記録
された音声信号の再生が行われる。
【0037】なお、上述の説明では通常の1倍速の再生
を行う場合について述べたが、これは−1倍速で逆転再
生を行う場合にも、フレーム番号が#0から#19に変
化するフレームの間で、オーバーラップ期間が“0”と
なるようにメモリ25、26の読み出しを制御すること
によって、同様の再生を行うことができることは自明で
ある。
【0038】ところで上述の説明において、映像信号の
フレームと音声信号のデータの数の関係は、映像信号の
5フレームで音声信号のデータの数が8008となっ
て、端数が解消されている。そこで図2の上部に示すよ
うに、8008のデータをフレームごとに、例えば16
01、1602、1601、1602、1602のよう
に5フレーム(m=0〜4)で循環させて振り分けるこ
とが行われている。
【0039】このような振り分けに対して、上述の各フ
レームにおける音声信号の1632データを当てはめる
と、図2に示すように、#0のフレームでは、先端のデ
ータはフレームの始端に一致している。ここでこのフレ
ームの振り分けられたデータの数が上述の1601(m
=0)であるとすると、この#0のフレームでは後端の
1632−1601=31データ分がフレームの終端か
らはみ出していることになる。
【0040】次に、#1のフレームでは、#0のフレー
ムと32データ分がオーバーラップしており、従って先
端の32−31=1データ分がフレームの始端からはみ
出していることになる。ここでこのフレームの振り分け
られたデータの数が上述の1602(m=1)であると
すると、この#1のフレームでは後端の1632−16
02−1=29データ分がフレームの終端からはみ出し
ていることになる。
【0041】さらに#2のフレームでは、#1のフレー
ムと32データ分がオーバーラップしており、従って先
端の32−29=3データ分がフレームの始端からはみ
出していることになる。ここでこのフレームの振り分け
られたデータの数が上述の1601(m=2)であると
すると、この#2のフレームでは後端の1632−16
01−3=28データ分がフレームの終端からはみ出し
ていることになる。
【0042】また、#3のフレームでは、#2のフレー
ムと32データ分がオーバーラップしており、従って先
端の32−28=4データ分がフレームの始端からはみ
出していることになる。ここでこのフレームの振り分け
られたデータの数が上述の1602(m=3)であると
すると、この#3のフレームでは後端の1632−16
02−4=26データ分がフレームの終端からはみ出し
ていることになる。
【0043】さらに#4のフレームでは、#3のフレー
ムと32データ分がオーバーラップしており、従って先
端の32−26=6データ分がフレームの始端からはみ
出していることになる。ここでこのフレームの振り分け
られたデータの数が上述の1602(m=4)であると
すると、この#2のフレームでは後端の1632−16
02−6=24データ分がフレームの終端からはみ出し
ていることになる。
【0044】以下、同様にして、#5〜#9のフレーム
では、図3に示すように、それぞれ先端の8、9、1
1、12、14データ分がフレームの始端からはみ出し
ていることになる。また#10〜#14のフレームで
は、図4に示すように、それぞれ先端の16、17、1
9、20、22データ分がフレームの始端からはみ出し
ていることになる。#15〜#19のフレームでは、図
5に示すように、それぞれ先端の24、25、27、2
8、30データ分がフレームの始端からはみ出している
ことになる。
【0045】さらに、この音声信号のデータの先端でフ
レームの始端からはみ出すデータの数(OFFSET)
は、上述の5フレームの循環(m=0〜4)との位相関
係で変化する。すなわち各フレームに振り分けられるデ
ータの数が、1601のフレームと、1602のフレー
ムがある。このため、#0のフレームがm=0で始まる
場合と、m=1、2、3、4で始まる場合では、それぞ
れフレームの始端からはみ出すデータの数が、正方向の
再生では次の表1(Forward)に示すように変わ
ってくることになる。また逆方向の再生では表2(Re
verse)に示すように変わってくることになる。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】そこで正方向の再生では、各フレームの番
号(#Fn)と5フレームの循環(m=0〜4)におけ
るフレームの始端からはみ出すデータの数は、次の表3
の左側(Forward)に示すようになる。
【0049】
【表3】
【0050】この表3において、例えば#0のフレーム
がm=0で始まった場合には、各フレーム#0〜#19
でフレームの始端からはみ出すデータの数は、表3の左
側(Forward)で左上角のFn=0、m=0から
右下に斜めに進むような値になる。同様に、#0のフレ
ームがm=1で始まった場合には、Fn=0、m=1か
ら右下に斜めに進むような値になる。以下、#0のフレ
ームがm=2、3、4で始まった場合には、それぞれ上
段のFn=0、m=2、3、4から右下に斜めに進むよ
うな値になる。
【0051】さらに、逆方向の再生の場合も、上述の正
方向の再生の場合と全く同様にして、この場合は各フレ
ーム#0〜#19でフレームの終端からはみ出すデータ
の数を求めることができ、この値は、各フレームの番号
(#Fn)と5フレームの循環(m=0〜4)に対し
て、上述の表3の右側(Reverse)に示すように
なる。
【0052】一方、正方向の再生で、図6のAに示すよ
うな連続して再生された2フレームFx、Fyの音声信
号を考えた場合に、各フレームに振り分けられたデータ
の数(FL(x))と、記録されるデータの数(BL)
の関係は、それぞれフレーム(x)(y)の始端からは
み出すデータの数(OFFSET)を(OFF(x)、
OFF(y))とし、オーバーラップ期間の長さを(C
UT(x))として、次のように表される。
【0053】 FL(x) =(BL)−OFF(x) +OFF(y) −CUT(x) ここで、(BL)=1632であり、またFL(x)=
1601+Sn(m)と置くと、上述の式は、 CUT(x) =31−Sn(m) −OFF(m,x) +OFF(m+1,y) ……… (1) となる。
【0054】すなわち、Sn(m)の値は、各フレーム
に振り分けられるデータの数から、数値1601を減じ
た値であって、5フレームの循環(m=0〜4)に対し
て、次の表4のように与えられる。
【0055】
【表4】
【0056】そこでこの表4の値と表3の左側(For
ward)の値を、上述の式(1)に当てはめてそれぞ
れ計算を行うと、通常の正方向の再生(y=x+1)で
は、x=0〜18でCUT(x)=32となり、x=1
9のときにCUT(x)=0となる。
【0057】また、逆方向の再生で、図6のBに示すよ
うな連続して再生された2フレームFx、Fyの音声信
号を考えた場合に、各フレームに振り分けられたデータ
の数(FL(y))と、記録されるデータの数(BL)
の関係は、それぞれフレーム(x)(y)の終端からは
み出すデータの数(OFFSET)を(OFF(x)、
OFF(y))とし、オーバーラップ期間の長さを(C
UT(y))として、次のように表される。
【0058】 FL(y) =(BL)−OFF(y) +OFF(x) −CUT(y) ここで、(BL)=1632であり、またFL(y)=
1601+Sn(m)と置くと、上述の式は、 CUT(y) =31−Sn(m+1) −OFF(m+1,y) +OFF(m,x) …… (2) となる。
【0059】そこで上述の表4の値と表3の右側(Re
verse)の値を、上述の式(2)に当てはめてそれ
ぞれ計算を行うと、−1倍速の逆方向の再生(y=x−
1)では、y=18〜0でCUT(y)=32となり、
y=19のときにCUT(y)=0となる。
【0060】すなわち上述の装置において、同期回路2
1からの5フレームごとの基準信号(5F)がカウンタ
31に供給され、このカウント値(m=0〜4)がメモ
リ制御回路28に供給される。また、このメモリ制御回
路28には、上述のように検出回路27からの音声信号
に付加されたフレーム番号(#Fn=x、y)が供給さ
れている。
【0061】そこでこのメモリ制御回路28に上述の表
3、表4を持たせ、上述の式(1)(2)を計算させる
ことによって、オーバーラップ期間(CUT(x)、C
UT(y))を求めることができる。そしてこのCUT
(x)、CUT(y)の値を用いてメモリ25、26か
ら読み出されるデータのオーバーラップ期間が“32”
または“0”となるように制御を行うことによって、上
述の正方向及び逆方向の再生を行うことができる。
【0062】さらに、上述の計算は、変速再生のときに
も適用される。すなわち例えば正方向の再生で、#8の
フレームから#3のフレームにジャンプした場合を考え
る。ここで例えば#8のフレームでm=1であったとす
ると、Sn(m)は表4から1であり、OFF(m,
x)はm=1、Fn=8であって表3から13となる。
またOFF(m+1,y)は、m=2、Fn=3であっ
て表3から5となる。
【0063】そこで上述の式(1)を計算すると、 CUT(x) =31−Sn(m) −OFF(m,x) +OFF(m+1,y) =31−1 −13 +5 =22 となり、#8のフレームから#3のフレームへのジャン
プ部でオーバーラップ期間を“22”とすれば、円滑な
再生を行うことができる。
【0064】すなわち図7において、#8のフレームで
m=1であったとすると、この#8のフレームでは上述
の表3で先端の13データ分がフレームの始端からはみ
出しており、従って後端の1632−1602−13=
17データ分がフレームの終端からはみ出している。そ
こで上述のようにオーバーラップ期間を“22”とすれ
ば、ジャンプした次の#3のフレームでは22−17=
5データ分がフレームの始端からはみ出していることに
なる。
【0065】ここでこの#3のフレームではm=2であ
り、この#3のフレームで先端の5データ分がフレーム
の始端からはみ出すことは上述の表3に一致している。
すなわち#3のフレームでm=2であったとすると、こ
の#3のフレームでは表3で先端の5データ分がフレー
ムの始端からはみ出しており、従って後端の1632−
1601−5=26データ分がフレームの終端からはみ
出している。そこでオーバーラップ期間を“32”とす
れば、次の#4のフレーム(m=3)では32−26=
6データ分がフレームの始端からはみ出していることに
なり、以下表3に従って通常の処理が行われる。
【0066】こうして変速再生が行われる。なお変速再
生の処理は逆方向に関しても、上述の式(2)と、表4
の値と表3の右側(Reverse)の値を用いて同様
に行うことができる。
【0067】また、上述の22データ分のオーバーラッ
プ期間の処理は、32データ単位としたブロック符号化
の復号が行われた後で行われる。この場合に、フレーム
のジャンプ部では、元々音声信号は不連続なので、再生
音声信号が不連続になっても問題は少ない。しかしなが
ら波形が急峻に変化することによる問題が生じるような
場合には、さらにこのオーバーラップ期間では2つの信
号の平均値を取り出したり、いわゆるクロスフェードを
行って変化を円滑に行わせることもできる。
【0068】こうして上述の装置によれば、最小編集単
位に実際に含まれる他の種類のデータ列のデータの範囲
が、所定数の最小編集単位の中の順位によって予め定め
られることによって、全ての種類のデータ列の処理を円
滑に行うことができるものである。
【0069】さらに予め定められるデータの範囲を用い
て、変速処理時の最小編集単位のつなぎ目における他の
種類のデータ列のオーバーラップ期間の長さを求めるこ
とによって、良好なつなぎ目の処理を行うことができる
ものである。
【0070】さらに求められたオーバーラップ期間のデ
ータの一方を削除、若しくは両方を平均化あるいはクロ
スフェードして取り出すことによって、変速処理時等に
も全ての種類のデータ列の処理を良好に行うことができ
るものである。
【0071】なお、上述の装置において、PAL/SE
CAM方式の映像信号及び音声信号の記録再生を行う場
合には、1フレーム当たりの音声信号のデータの数を1
920とすることによって、支障無く処理を行うことが
できる。
【0072】また、上述の装置において、映像信号の処
理系と、音声信号の処理系とは、それぞれの遅延時間が
等しくなるようにすることで、記録再生処理を円滑に行
わせることができる。
【0073】さらに上述の装置において、ブロック符号
化の単位となるブロックの大きさは、上述の32データ
に限らず、16データや8データのブロック符号化を採
用することもできる。その場合に、16データを単位と
する符号化では、オーバーラップ期間が“0”となるよ
うに制御を行って不足分を調整するフレーム数を10フ
レームとすることができ、8データを単位とする符号化
では、オーバーラップ期間が“0”となるように制御を
行って不足分を調整するフレーム数を5フレームとする
ことができる。
【0074】また、上述の装置において、1フレームの
信号を複数のトラックに分割して記録する場合には、例
えば1632のデータを、320、320、320、3
20、352に分割することにより、それぞれの分割さ
れたデータを完結させて、円滑な処理を行うことができ
る。
【0075】また、上述の装置は、フィールド単位で処
理を行うように構成することもできる。
【0076】
【発明の効果】この発明によれば、一の種類のデータ列
の最小編集単位における他の種類のデータ列のデータの
数を、ブロック符号化を行う際のブロック単位の整数倍
とすると共に、最小編集単位の間で他の種類のデータ列
のデータに同じデータのオーバーラップ期間を設けるこ
とによって、全ての種類のデータ列の処理を最小編集単
位で完結させることができるようになった。
【0077】さらに、オーバーラップ期間の長さは、ブ
ロック符号化を行う際のブロック単位とすると共に、最
小編集単位の所定数ごとに、オーバーラップ期間を
“0”とする処理を行うことによって、連続した最小編
集単位の他の種類のデータ列の処理を良好に行うことが
できるようになった。
【0078】また、最小編集単位に実際に含まれる他の
種類のデータ列のデータの範囲が、所定数の最小編集単
位の中の順位によって予め定められることによって、全
ての種類のデータ列の処理を円滑に行うことができるよ
うになった。
【0079】さらに予め定められるデータの範囲を用い
て、変速処理時の最小編集単位のつなぎ目における他の
種類のデータ列のオーバーラップ期間の長さを求めるこ
とによって、良好なつなぎ目の処理を行うことができる
ようになった。
【0080】さらに求められたオーバーラップ期間のデ
ータの一方を削除、若しくは両方を平均化あるいはクロ
スフェードして取り出すことによって、変速処理時等に
も全ての種類のデータ列の処理を良好に行うことができ
るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による符号化方法を実現する装置の一例
の構成図である。
【図2】その説明のための図である。
【図3】その説明のための図である。
【図4】その説明のための図である。
【図5】その説明のための図である。
【図6】通常再生の説明のための図である。
【図7】変速再生の説明のための図である。
【符号の説明】
1 映像信号の供給される入力端子 2 画像データの圧縮等の処理を行う処理回路 3 同期分離回路 4 同期発生回路 5 音声信号の供給される入力端子 6 サブバンドフィルタ 7 再量子化回路 8 メモリ 9 カウンタ 10 メモリ制御回路 11、12 誤り訂正符号の付加回路 13 合成回路 14 記録再生切り換えスイッチ 15 磁気ヘッド 16 記録テープ 17 分離回路 18、19 誤り訂正回路 20 画像データの圧縮等の復元の処理を行う処理回路 21 同期回路 22 映像信号の出力端子 23 サブバンドフィルタ 24 再量子化回路 25、26 メモリ 27 フレーム番号の検出回路 28 メモリ制御回路 29 オーバーラップ制御回路 30 音声信号の出力端子 31 5フレームごとの基準信号(5F)のカウンタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の種類のデータ列を伝送する場合
    に、 一の種類の上記データ列の最小編集単位における他の種
    類の上記データ列のデータの数を、ブロック符号化を行
    う際のブロック単位の整数倍とすると共に、 上記最小編集単位の間で上記他の種類のデータ列のデー
    タに同じデータのオーバーラップ期間を設けるようにさ
    れた符号化方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の符号化方法において、 上記オーバーラップ期間の長さは、上記ブロック符号化
    を行う際のブロック単位とすると共に、 上記最小編集単位の所定数ごとに、上記オーバーラップ
    期間を“0”とする処理を行うようにされた符号化方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の符号化方法において、 上記最小編集単位に実際に含まれる上記他の種類のデー
    タ列のデータの範囲が、上記所定数の最小編集単位の中
    の順位によって予め定められるようにされた符号化方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の符号化方法において、 上記予め定められるデータの範囲を用いて、変速処理時
    の上記最小編集単位のつなぎ目における上記他の種類の
    データ列のオーバーラップ期間の長さを求めるようにさ
    れた符号化方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の符号化方法において、 上記求められたオーバーラップ期間のデータの一方を削
    除、若しくは両方を平均化あるいはクロスフェードして
    取り出すようにされた符号化方法。
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