JPH08307732A - 映像信号クランプ回路 - Google Patents

映像信号クランプ回路

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JPH08307732A
JPH08307732A JP7105235A JP10523595A JPH08307732A JP H08307732 A JPH08307732 A JP H08307732A JP 7105235 A JP7105235 A JP 7105235A JP 10523595 A JP10523595 A JP 10523595A JP H08307732 A JPH08307732 A JP H08307732A
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JP
Japan
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signal
circuit
triangular wave
level
video signal
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JP7105235A
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English (en)
Inventor
Osamu Kosuge
理 小菅
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 直流再生処理の信頼性を高め回路の簡素化を
可能とする映像信号クランプ回路を得る。 【構成】 FM変調を利用した衛星通信用の復調器出力
の信号からエネルギー拡散信号成分のみを抽出するた
め、三角波発振回路を電圧可変周波数発振器とするPL
L回路1と、抽出したエネルギー拡散信号を復調信号か
ら減算する時に丁度打ち消すだけのレべルと同期を合わ
せるためのレべル調整器6及び遅延回路7と、遅延回路
7を通過した映像信号からレべル調整器6を通過したエ
ネルギー拡散信号を減算する減算回路8を備え、直流再
生のみを目的とする映像信号クランプ回路9を備えてい
る。全体として、直流再生処理を容易化し衛星通信信号
の復調・精製処理の高効率化を可能とする。また、安定
した直流再生動作を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号クランプ回路
に関し、例えば、衛星通信用に用いる事を目的とした映
像信号クランプ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アンテナから送信される電波に、
一般的に20〜60Hzの三角波等による浅い周波数変
調を重畳して、エネルギー拡散が行われる。これは、送
信電波に時間的に緩やかな周波数の揺らぎを与えて、エ
ネルギーが特定の狭い周波数帯域に集中しないようにす
るためである。テレビジョン画像信号で周波数変調され
た電波では、同期の先端やペデスタルレベル(pedestal
level)、また絵柄によっては特定のレベルに対応する
周波数の付近にエネルギーの集中が起こり、他の通信に
干渉妨害を与える可能性がある。例えば、そのような恐
れのある12GHzを用いる衛星放送では、ビーム・エ
リアのフリンジにある他国のアナログ電話回線を保護す
るため、約640kHzの周波数変移に相当するエネル
ギー拡散を行うべきことと定められている。これらエネ
ルギー拡散の変調処理のされた電波信号を復調するため
に、映像信号クランプ回路が用いられる。
【0003】この種の映像信号クランプ回路は、一般
に、エネルギー拡散信号の重畳された入力信号の平均レ
べルの変化を検出し、この変化分だけ入力信号から減算
して映像信号のクランプを行う。例えば、このTVクラ
ンプ回路に関する技術を公開した特公平2−28057
4号がある。本従来例の映像信号回路は、図2に示す様
に、コンパレータ10、三角波発信器であるOSC1
1、差動増幅器12、クランプ回路(Clamp)13
とにより構成される。本従来例の映像信号回路では、エ
ネルギー拡散信号除去のためコンパレータ10を用いた
三角波発振回路を利用し、発振した三角波信号をFM復
調信号である映像入力信号から差動増幅器12で減算
し、復調後の映像信号をクランプ回路13がクランプし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の従来の映像信号の特にFM変調を使った衛星通信に
は、以下の問題点がある。
【0005】送り側では、信号対雑音比・周波数特性・
歪み特性等を改善するため、伝送周波数のある部分を強
調するプリエンファシス(pre-emphasis)が行なわれ
る。このプリエンファシス回路を通した後、エネルギー
拡散信号を付加する。受け側ではディエンファシス回路
を通した後、クランプ回路(clamper)に入力される。
このため、ディエンファシス回路で低周波成分が拡大さ
れるので、エネルギー拡散信号成分の振幅は、映像信号
レべルの約半分に達する。更に、輝度信号の平均値レべ
ルの変化が重畳される。
【0006】このエネルギー拡散信号と輝度信号の平均
値レべルの変化に影響されず、重畳された映像信号の直
流成分を正常に再生するために、複雑で回路規模の大き
い同期信号検出回路を有するクランプ回路を構成する必
要がある。又、前述の特開平2−280574号のよう
な回路では、三角波を生成するためのコンパレータのリ
ファレンス電圧の調整に難がある。
【0007】本発明は、直流再生処理の信頼性を高め回
路の簡素化を可能とする映像信号クランプ回路を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明の映像信号クランプ回路は、衛星通信信号に
重畳されたエネルギー拡散信号と同期する三角波信号を
FM復調信号から生成するPLL手段と、このPLL手
段から出力される三角波信号のレベルを調整するレベル
調整手段と、FM復調信号を所定時間遅延させる遅延手
段と、この遅延手段により遅延されたFM復調信号から
レベル調整手段によりレベル調整された三角波信号を減
算する減算手段と、減算手段によりエネルギー拡散信号
の除去されたFM復調信号を直流再生処理するクランプ
手段とを有し、衛星通信信号のFM復調信号を効率良く
処理することを特徴としている。
【0009】また、上記のPLL手段は、位相比較手段
と三角波発振手段とを有して構成され、位相比較手段が
エネルギー拡散信号の位相と三角波発振手段の発振する
三角波の位相とを比較し、発振動作を制御するとよい。
【0010】
【作用】したがって、本発明の映像信号クランプ回路に
よれば、衛星通信信号に重畳されたエネルギー拡散信号
と同期する三角波信号をFM復調信号を基に生成し、こ
の三角波信号のレベルを調整し、FM復調信号を所定時
間遅延させ、遅延されたFM復調信号からレベル調整さ
れた三角波信号を減算する。その後、エネルギー拡散信
号の除去されたFM復調信号を直流再生処理する。この
処理手順により、PLL手段と遅延手段の構成により、
FM復調された衛星通信信号から、エネルギー拡散信号
を精度良く除去した後に直流再生処理を行う。よって、
衛星通信信号のFM復調信号からエネルギー拡散信号の
除去および精製処理を効率良く行うことができる。
【0011】
【実施例】次に添付図面を参照して本発明による映像信
号クランプ回路の実施例を詳細に説明する。図1を参照
すると本発明の映像信号クランプ回路の実施例が示され
ている。
【0012】本実施例の映像信号クランプ回路は、エネ
ルギー拡散信号抽出用のPLL回路1、エネルギー拡散
信号のレベルを調整するレベル調整器(AMP)6、遅
延回路(Delay)7、減算回路8、減算回路8とコ
ンデンサを直列に介して接続されたクランプ回路(Clam
p)9を有して構成される。また、PLL回路1は、低
域通過フィルタ(LPF)2、位相比較器(Phase DE
T)3、電圧制御系三角波発振回路(VCO)4および
ループフィルタ(Loop Fil)5により構成される。
【0013】PLL回路1は、本実施例の映像信号クラ
ンプ回路へ入力される映像入力信号からエネルギー拡散
信号成分のみを抽出するための、三角波信号を発振する
発振回路として構成されている。低域通過フィルタ2で
入力信号の三角波信号を抽出し、抽出した三角波信号を
基準とし、位相比較器3とVCO4とループフィルタ5
とがいわゆるPLL回路に構成されている。
【0014】レベル調整器6は、PLL回路1で発振さ
れた三角波信号のレベルを、映像入力信号に含まれるエ
ネルギー拡散信号のレベルに合わせるためのレベル調整
器である。
【0015】遅延回路7は、映像入力信号を所定の時間
遅延させるための遅延器である。この遅延回路7での遅
延は、映像入力信号に含まれるエネルギー拡散信号とA
MP6から出力される三角波信号との同期を取るための
ものである。
【0016】減算回路8は、遅延回路7より出力される
映像入力信号から、AMP6より出力される三角波信号
を減算する。この減算は、映像入力信号に含まれるエネ
ルギー拡散信号を過不足なく打ち消すように行なわれ
る。
【0017】クランプ回路9は、繰り返し波形を所定の
電圧レベルに固定化するいわゆる直流再生回路(DC res
toration circuit)である。この直流再生とは、映像信
号が容量結合の増幅回路において消失した直流信号成分
を再生修復することである。再生修復のためのクランプ
処理は、例えば、水平帰線期間を用いて行なわれる。な
お、減算回路8との間に直列に設けらているコンデンサ
は、映像信号の交流成分のみを抽出するためのハイパス
用である。
【0018】上記の各構成部により構成される本実施例
の映像信号クランプ回路へは、FM変調を利用した衛星
通信用の復調器出力の映像信号が入力される。この映像
入力信号からPLL回路1の低域通過フイルタ2が、エ
ネルギー拡散信号成分の基本波のみを抽出する。エネル
ギー拡散用の信号波形は三角波であり、三角波発振回路
4の出力は、PLL回路1のPLL動作により、映像入
力信号に重畳されているエネルギー拡散信号に周波数の
合致した三角波信号とされる。PLL回路1により生成
された三角波信号は、AMP6によりレベル調整がされ
減算回路8へ出力される。
【0019】減算回路8では、遅延回路7で遅延された
映像入力信号から、AMP6によりレベル調整がされた
三角波信号が減算され、映像入力信号中に含まれるエネ
ルギー拡散信号が削除される。
【0020】減算回路8によりエネルギー拡散信号が削
除され復調された映像信号は、クランプ回路9の入力端
子との間に直列に設けられたコンデンサにより直流成分
が除去される。上記の手順によって復調および精製され
た映像信号は、クランプ回路9においてクランプ処理が
され、映像信号クランプ回路の出力信号とされる。
【0021】以上説明した様に本実施例では、先ず、エ
ネルギー拡散信号を高効率で除去する。エネルギー拡散
信号の高効率除去後に映像信号の直流再生処理を行うこ
とにより、クランプ回路9における直流再生処理を容易
化する。FM変調を利用した衛星通信においては、ディ
エンファシス通過後の復調出力におけるエネルギー拡散
信号の拡大された映像信号は、直流再生する際に非常に
厄介なものとなる。取扱の煩わしいエネルギー拡散信号
を真っ先に除去することにより、クランプ回路の処理負
担を軽減化する。更に、クランプ回路9は、映像信号の
平均値レべルの変化のみを一定にすると共に、直流を再
生する機能のみを有すればよい。よって、従来の回路規
模が大きく正常動作のために調整の復雑であったクラン
プ回路に比較し、回路規模の小さいクランプ回路を利用
して安定した動作を実現することができる。
【0022】尚、上述の実施例は本発明の好適な実施の
一例ではあるが本発明はこれに限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実
施可能である。
【0023】
【発明の効果】以上の説明より明かなように、本発明の
映像信号クランプ回路は、衛星通信信号に重畳されたエ
ネルギー拡散信号と同期する三角波信号をFM復調信号
を基に生成し、この三角波信号のレベルを調整し、FM
復調信号を所定時間遅延し、遅延されたFM復調信号か
らレベル調整された三角波信号を減算し、さらに、エネ
ルギー拡散信号の除去されたFM復調信号を直流再生処
理する。この処理手順において、PLL手段と遅延手段
により、FM復調された衛星通信信号から、エネルギー
拡散信号を精度良く除去し、エネルギー拡散信号の低周
波成分を含まない状態で直流再生処理を行う。よって、
復調映像信号から直流成分を再生するクランプ回路の回
路規模を小さくすることができ、再生処理動作を安定化
させる。全体として、直流再生処理を容易化し衛星通信
信号の復調・精製処理の高効率化を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の映像信号クランプ回路の実施例を示す
回路ブロック構成図である。
【図2】従来の映像信号クランプ回路の回路構成例を示
すブロック図である。
【符号の説明】
l エネルギー拡散信号抽出用PLL回路 2 LPF(低域通過フイルタ) 3 Phase DET(位相比較器) 4 VCO(電圧制御系三角波発振回路) 5 Loop Fil(ループフィルタ) 6 AMP(レべル調整器) 7 Delay(遅延回路) 8 演算回路 9 Clamp(クランプ回路)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衛星通信信号に重畳されたエネルギー拡
    散信号と同期する三角波信号をFM復調信号から生成す
    るPLL手段と、 該PLL手段から出力される前記三角波信号のレベルを
    調整するレベル調整手段と、 前記FM復調信号を所定時間遅延させる遅延手段と、 該遅延手段により遅延されたFM復調信号から前記レベ
    ル調整手段によりレベル調整された三角波信号を減算す
    る減算手段と、 該減算手段により前記エネルギー拡散信号の除去された
    FM復調信号を直流再生処理するクランプ手段とを有
    し、 前記衛星通信信号のFM復調信号を効率良く処理するこ
    とを特徴とする映像信号クランプ回路。
  2. 【請求項2】 前記PLL手段は、位相比較手段と三角
    波発振手段とを有し、前記位相比較手段が前記エネルギ
    ー拡散信号の位相と前記三角波発振手段の発振する三角
    波の位相とを比較し、該発振動作を制御することを特徴
    とする請求項1記載の映像信号クランプ回路。
JP7105235A 1995-04-28 1995-04-28 映像信号クランプ回路 Pending JPH08307732A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02280574A (ja) * 1989-04-21 1990-11-16 Nec Corp 映像信号回路
JPH04273667A (ja) * 1991-02-28 1992-09-29 Toshiba Corp エネルギー拡散信号除去装置
JPH05103223A (ja) * 1991-10-07 1993-04-23 Sony Corp 衛星放送受信装置
JPH05316516A (ja) * 1992-05-12 1993-11-26 Sanyo Electric Co Ltd Museデコーダ

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980331