JPH08307391A - 時間多重化光パルス列分離方法及びその装置 - Google Patents

時間多重化光パルス列分離方法及びその装置

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JPH08307391A
JPH08307391A JP7129633A JP12963395A JPH08307391A JP H08307391 A JPH08307391 A JP H08307391A JP 7129633 A JP7129633 A JP 7129633A JP 12963395 A JP12963395 A JP 12963395A JP H08307391 A JPH08307391 A JP H08307391A
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optical pulse
pulse train
light
optical
wavelength
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JP7129633A
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Yasuhiro Kaneoka
泰弘 金岡
Yoshiyuki Aomi
恵之 青海
Tadashi Fukuoka
正 福岡
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Kansai Electric Power Co Inc
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Kansai Electric Power Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 波長が変化する局部光パルス列を多重化光パ
ルス列と光混合させて4光波混合作用によりチャンネル
ごとに異なる波長の光パルス列を発生させることによ
り、この多重化光パルス列のチャンネルごとの分離を簡
単に行うことができる時間多重化光パルス列分離方法及
びその装置を提供する。 【構成】 各光パルスごとに波長が変化する局部光パル
ス列を発生する局部光パルス列発生器4と、この局部光
パルス列を多重化光パルス列と結合させる光結合器1
と、これら結合された局部光パルス列と多重化光パルス
列とに4光波混合作用を施す4光波混合光ファイバ2
と、この4光波混合作用により新たに発生した波長の光
パルス列のみを分離出力する分光器3とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、リターンゼロ方式の
光パルス列を時間的に多重化して高密度な多重化光パル
ス列として伝送する場合において、受信側でこの多重化
光パルス列をチャンネルごとの光パルス列に分離するた
めの時間多重化光パルス列分離方法及びその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光ソリトンパルスは、光ファイバにおけ
る分散と、光強度により屈折率が変化する非線形効果
(自己位相変調効果)とが釣り合うことにより成立す
る。従って、この光ソリトンパルスは、ごくわずかな分
散が生じるように、光ファイバのゼロ分散波長よりも2
〜10nm程度長波長側の光を用いる。ゼロ分散波長と
は、光ファイバの分散値が0ps/km/nm(psは
p秒を表す)となる光の波長をいい、通常の光ファイバ
では1.3μmや1.5μm付近の波長がゼロ分散波長
となる。また、この光ソリトンパルスは、光強度が非線
形効果を起こす程度に十分に強くなければならないた
め、例えばFWHM(光パルスがピークパワーの半分以
上の振幅を持続する時間)が10〜15psでピークパ
ワーが10〜20mW程度の急峻な光パルスとする必要
がある。なお、この光パルスのFWHMは、1psやそ
れ以下のものを用いた実験も報告されている。
【0003】上記光ソリトンパルスは、本来は光パルス
が孤立波として伝送されるものであるが、光ソリトン伝
送では、この光パルスを所定周期の光パルス列として伝
送する。この際、各光パルスは、所定のFWHMとピー
クパワーを要するため、ディジタル信号の“0”と
“1”に応じてこの光パルスを透過又は遮断させること
により光パルスの有無による強度変調(振幅変調)が行
われる。また、この光ソリトン伝送における光パルス列
は、各光パルスの間に光のない状態が十分な時間必要と
なるため、ノンリターンゼロ方式(NRZ方式)を用い
るのが一般的な通常の光通信とは異なり、リターンゼロ
方式(RZ方式)の信号となる。
【0004】ところで、信号の電気的な伝送では、10
Gbit/s(Gビット毎秒)を大きく超えると、電気
信号のパルス幅が極度に狭くなるため非常に扱い難いも
のとなり実用的ではなくなる。しかし、光ソリトン伝送
では、10Gbit/sの伝送速度の場合、各光パルス
の時間間隔が100psとなるため、FWHMを10p
sとしても光のない時間を十二分に確保できる。このた
め、1系列の光パルス列に別の信号系列の光パルス列を
時間をずらして重畳すれば、複数の信号系列の光パルス
列を高密度に多重化して超高速度の光通信が可能とな
る。例えば10Gbit/sの光パルス列を8チャンネ
ル多重化した80Gbit/sの多重化光パルス列や1
6チャンネル多重化した160Gbit/sの多重化光
パルス列の伝送実験の報告が既になされている。
【0005】図3に4チャンネルの光パルス列を多重化
する光パルス時間多重化装置の一例を示す。この光パル
ス時間多重化装置は、周期が100psの基本光パルス
列が光分配器21に入力されるようになっている。光分
配器21は、入力された1系列の基本光パルス列を4チ
ャンネルの基本光パルス列に等分配して出力する光回路
素子である。この光分配器21から出力された4チャン
ネルの基本光パルス列は、それぞれ光変調器22a〜2
2dと光遅延器23a〜23dとを介して光結合器24
に入力される。光変調器22a〜22dは、それぞれが
対応するチャンネルの電気的なディジタル信号からなる
伝送信号に応じて、光パルスの透過又は遮断を制御する
ことにより、光パルス列に変調を加える回路素子であ
る。光遅延器23a〜23dは、光パルス列を所定の遅
延時間だけ遅延させる光回路素子であり、素子の光路長
を変更することにより、チャンネルごとにこの遅延時間
を0ps,25ps,50ps及び75psに設定し
て、順次25psずつの時間差(90°ずつの位相差)
が生じるようにしている。光結合器24は、入力された
4チャンネルの光パルス列を結合させて、1系列の多重
化光パルス列を出力する光回路素子である。
【0006】この光パルス時間多重化装置は、周期10
0ps(10Gbit/s)の4チャンネルの基本光パ
ルス列に光変調器22a〜22dによってそれぞれ独立
に変調を加えると共に、光遅延器23a〜23dによっ
て順次25psずつ時間をずらすことにより、各チャン
ネルの光パルスを周期100psの間に等間隔に配置す
る。そして、これらの光パルス列を光結合器24によっ
て結合させることにより、40Gbit/sの多重化光
パルス列を得ることができる。なお、図3に示した多重
化光パルス列の波形は、説明を分かり易くするために、
伝送信号の全ビットが例えば“1”となり基本光パルス
列の光パルスが光変調器22a〜22dで全て透過され
た場合を示す。また、以下に示す多重化光パルス列の波
形についても同様である。
【0007】上記多重化光パルス列を用いて光通信を行
う場合、受信側では、光学的な手段によってこの多重化
光パルス列を電気的に取り扱いが容易な伝送速度となる
各チャンネルごとの光パルス列に分離する必要がある。
このようなチャンネルごとの分離を行う従来の時間多重
化光パルス列分離装置の一例を図4に示す。この時間多
重化光パルス列分離装置は、伝送されて来た多重化光パ
ルス列を光分配器5に入力するようになっている。光分
配器5は、図3に示した光分配器21と同様の構成の光
回路素子であり、3デシベルカプラを組み合わせること
により、入力された1系列の光パルス列をパワーがそれ
ぞれ1/4に減少した4チャンネルの光パルス列に等分
配して出力する。この光分配器5から出力された4チャ
ンネルの多重化光パルス列は、それぞれ光アンドゲート
6a〜6dに入力される。
【0008】また、この受信側では、送信側の基本光パ
ルス列と同等の局部基本光パルス列、即ち多重化光パル
ス列のいずれかのチャンネルの光パルス列に位相が一致
する周期100psの局部基本光パルス列が生成され、
この局部基本光パルス列が光分配器7に入力されるよう
になっている。光分配器7も、図3に示した光分配器2
1と同様の構成の光回路素子である。この光分配器7か
ら出力された4チャンネルの局部基本光パルス列は、そ
れぞれ光遅延器8a〜8dを介して対応するチャンネル
の光アンドゲート6a〜6dに入力される。各光遅延器
8a〜8dも、図3に示した光遅延器23a〜23dと
同様の構成であり、チャンネルごとに遅延時間を0p
s,25ps,50ps及び75psにそれぞれ設定さ
れている。なお、ここでは、多重化光パルス列と局部基
本光パルス列の各光パルスのFWHMを10psとす
る。
【0009】上記各光アンドゲート6a〜6dは、光分
配器5で分配された多重化光パルス列と光遅延器8a〜
8dでチャンネルごとに25psずつ時間をずらした局
部基本光パルス列との論理積を取る光回路素子であり、
これら双方の光パルス列が同時に光パルスを有する場合
にのみこの光パルスを出力する。従って、これら各チャ
ンネルの光アンドゲート6a〜6dからは、多重化光パ
ルス列の中のそれぞれが対応するチャンネルの光パルス
のみが出力され、それ以外の全ての光パルスがマスクさ
れるので、この多重化光パルス列をチャンネルごとの光
パルス列に分離することができる。そして、これら各チ
ャンネルごとに分離された光パルス列は、40Gbit
/sの多重化光パルス列に対して、電気的な信号処理が
容易となる10Gbit/sの伝送速度に低下するの
で、それぞれ光電変換により電気信号に変換して元の伝
送信号を復調することができる。
【0010】上記光アンドゲート6a〜6dとなる光回
路素子としては、光ファイバ等における非線形性による
4光波混合作用を利用したものが知られている。4光波
混合作用は、例えば光ファイバのゼロ分散波長をλ0と
し、波長がこのλ0の近傍のλ1である強度が10mW
程度の光と、波長がこのλ0の近傍ではあるがλ1とは
異なるλ2である強度が同じく10mW程度の光をこの
光ファイバに入力すると、λ1やλ2とは異なる波長λ
3の光が発生する現象である。即ち、ゼロ分散波長λ0
が1.551μmの場合、波長λ1がλ0と同じ1.5
51μmの光と、波長λ2が1.5525μmの光をこ
の光ファイバに入力すると、波長λ3が1.5495μ
mとなる光が発生する。そして、この波長λ3は、波長
λ1とλ2の関数となって一意に定まり、このように双
方の光の波長が接近している場合には、これらの波長の
関係が近似的にλ2+λ3=2×λ1となる。ただし、
このような光ファイバに波長がλ1やλ2の光を単独で
入力したとしても、波長λ3の光は発生しない。従っ
て、この光ファイバは、波長がλ1とλ2の光が同時に
入力された場合にのみ波長がλ3の光を発生するので、
波長選択フィルタによってここで新たに発生した波長λ
3の光のみを取り出せば、2系列の光の論理積を取った
光出力を得ることができる。
【0011】上記4光波混合作用を利用した従来の時間
多重化光パルス列分離装置は、図5に示すように、各光
アンドゲート6a〜6dがそれぞれ光結合器9と4光波
混合光ファイバ3と波長選択フィルタ11とによって構
成される。また、他の構成部材については、図4に示し
た時間多重化光パルス列分離装置と同じである。ただ
し、ここでは、光分配器5に入力する多重化光パルス列
の波長をλ2=1.5525μmとし、光分配器7に入
力する局部基本光パルス列の波長をλ1=1.551μ
mとする。
【0012】各チャンネルの光結合器9は、図3に示し
た光結合器24と同様の構成であるが、ここでは2系列
の光パルス列を1系列に結合させるだけなので単一の3
デシベルカプラからなり、光分配器5で分配された当該
チャンネルの多重化光パルス列と、当該チャンネルの光
遅延器8a〜8dで遅延された局部基本光パルス列とを
結合する。各チャンネルの4光波混合光ファイバ3は、
ゼロ分散波長がλ0=1.551μmである4光波混合
作用を生じる光ファイバであり、光結合器9で結合され
た波長λ1とλ2の光パルス列をそれぞれ光波混合す
る。従って、この4光波混合光ファイバ3では、各チャ
ンネルに共通の多重化光パルス列とチャンネルごとに時
間がずれた局部基本光パルス列とが光波混合され、この
局部基本光パルス列の各光パルスと同時に多重化光パル
ス列の光パルスが入力された場合に限り、4光波混合作
用によって波長がλ3=1.5495μmの光パルスが
発生する。各チャンネルの波長選択フィルタ11は、波
長がλ3=1.5495μmを中心とするごく限られた
範囲内の光のみを通過させる光フィルタであり、4光波
混合光ファイバ3から出力された光パルス列の中から4
光波混合作用によって発生した光パルス列のみを選択し
て取り出す。この結果、各チャンネルの波長選択フィル
タ11からは、多重化光パルス列における当該チャンネ
ルの光パルスのみが取り出され、これら光結合器9と4
光波混合光ファイバ3と波長選択フィルタ11とからな
る各光アンドゲート6a〜6dが図4に示したものと同
じ機能を実現するので、この多重化光パルス列をチャン
ネルごとの光パルス列に分離することができる。
【0013】また、上記光アンドゲート6a〜6dとな
る光回路素子として、光ファイバ等における非線形性に
よる相互位相変調効果を利用したものも知られている。
例えば光ファイバに数百mW程度の光を入力すると、光
カー効果によってこの光ファイバの屈折率が変化する。
そこで、このような数百mW程度の光と共にこれとは波
長が異なる数mW程度の光を同時に入力すると、この数
mW程度の光の位相が変化することになる。相互位相変
調効果は、この数mW程度の光の位相が数百mW程度の
光の影響を受けて変化する現象をいい、これによって位
相の変化した光のみを取り出せば、2系列の光の論理積
を取った光出力を得ることができる。そして、上記図5
における各光遅延器8a〜8dから出力される局部基本
光パルス列を各光パルスのピークパワーが数百mW程度
のものとし、4光波混合光ファイバ3を相互位相変調効
果を生じさせるものとし、波長選択フィルタ11を位相
弁別器に入れ替えれば、図5の時間多重化光パルス列分
離装置がこの相互位相変調効果を利用するものとなる。
【0014】上記相互位相変調効果を利用して多重化光
パルス列のチャンネルごとの分離を一括して行うことが
できる時間多重化光パルス列分離装置も従来から報告さ
れている。この時間多重化光パルス列分離装置は、図6
に示すように、多重化光パルス列と局部光パルス列が光
結合器1に入力されるようになっている。多重化光パル
ス列は、図4及び図5と同様に、周期100psの基本
光パルス列に変調を加えて多重化したものである。ただ
し、ここでは説明を簡単にするために、2チャンネルの
基本光パルス列を50psだけずらして多重化した多重
化光パルス列について示す。また、この多重化光パルス
列の各光パルスのピークパワーは数mW程度のものとす
る。局部光パルス列は、光の強度が正規分布曲線状に大
きく変化する山型の光パルスが周期100psで繰り返
し現れる光パルス列である。また、この局部光パルス列
の各光パルスのピークパワーは数百mW程度に達するも
のとする。そして、この局部光パルス列は、山型の各光
パルスの時間幅の間に多重化光パルス列の各チャンネル
の2つの光パルスが重なるように同期させて光結合器1
に入力される。ただし、図6に示す局部光パルス列の波
形では、対比を明確にするために、1点鎖線で示した多
重化光パルス列のピークパワーをこの局部光パルス列の
ピークパワーに一致させて表している。
【0015】光結合器1は、図5に示した光結合器9と
同様の構成である。そして、この光結合器1で結合され
た光パルス列は、相互位相変調光ファイバ10に入力さ
れる。相互位相変調光ファイバ10は、相互位相変調効
果を生じさせる光ファイバである。従って、多重化光パ
ルス列の各光パルスは、同時に入力される局部光パルス
列の光強度に応じて位相が変化する。しかも、ここでは
局部光パルス列における各光パルスの光強度の時間微分
値も変化するので、多重化光パルス列の各光パルスの位
相の変化は波長の変化となって現れる。即ち、局部光パ
ルス列の各光パルスの前半の半周期では、光強度の時間
微分値が正の値で変化するので、多重化光パルス列の各
光パルスの波長は長波長側にシフトし、後半の半周期で
は、光強度の時間微分値が負の値で変化するので、多重
化光パルス列の各光パルスの波長は短波長側にシフトす
る。また、多重化光パルス列が3チャンネル以上の光パ
ルス列を多重化した場合であっても、各チャンネルに対
応する局部光パルス列の光強度の時間微分値が異なるよ
うにしておけば、多重化光パルス列の各光パルスの波長
のシフト量を相違させることができる。
【0016】上記のようにして相互位相変調光ファイバ
10で相互位相変調効果を受けた光パルス列は、分光器
4に入力される。分光器4は、入力された光を分光して
特定の波長の光を取り出す光回路素子であり、ここでは
多重化光パルス列の波長が相互位相変調効果により長波
長側にシフトされた波長と短波長側にシフトされた波長
との2系統の光パルス列のみを出力するようになってい
る。従って、この分光器4は、多重化光パルス列におけ
る各周期の前半の光パルスのみからなる光パルス列と後
半の光パルスのみからなる光パルス列とを分けて出力す
ることにより、チャンネルごとの分離を行うことができ
る。しかも、図6に示した時間多重化光パルス列分離装
置では、1系列の局部光パルス列によって、この多重化
光パルス列のチャンネルごとの分離を一括して行うこと
ができるため、装置構成が簡単になるという利点も有す
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記図4及
び図5に示した従来の時間多重化光パルス列分離装置で
は、4光波混合作用と相互位相変調効果のいずれを利用
する場合にも、光アンドゲート6a〜6dがチャンネル
総数分(上記例では4組)だけ必要となり、装置が大型
かつ高価になるという問題があった。しかも、多重化光
パルス列を光分配器5でチャンネルごとに分配する際
に、光パルスのパワーが減少するので(上記例では4チ
ャンネルに分配するためにパワーも1/4に減少す
る)、多重化チャンネル数や伝送距離が制限されるとい
う問題もあった。
【0018】また、上記図6に示した相互位相変調効果
を利用する従来の時間多重化光パルス列分離装置では、
光アンドゲート6a〜6dに相当する光回路素子がチャ
ンネル総数にかかわりなく1組で済むという利点はある
ものの、局部光パルス列が数百mWという非常に大きな
ピークパワーを必要とするため、通常の半導体レーザで
は出力し得ず、局部光パルス列の発生装置が大型化し高
価になるという問題があった。しかも、図6に示したよ
うに、局部光パルス列の光強度の時間微分値を変化させ
る場合には、この光強度の変化を高精度に制御する必要
があり、これによって局部光パルス列の発生装置がさら
に高価になるという問題もあった。
【0019】この発明は、かかる事情に鑑みてなされた
ものであり、波長が変化する局部光パルス列を多重化光
パルス列と光波混合させて4光波混合作用によりチャン
ネルごとに異なる波長の光パルス列を発生させることに
より、この多重化光パルス列のチャンネルごとの分離を
簡単に行うことができる時間多重化光パルス列分離方法
及びその装置を提供することを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明の時間多
重化光パルス列分離方法は、上記課題を解決するため
に、同一波長の光による同一周期の基本光パルス列を
チャンネルごとに順次時間をずらして重畳させたフォー
マットであって、各光パルスに強度変調が加えられた多
重化光パルス列と、この多重化光パルス列の光の波長の
近傍において、基本光パルス列の周期ごとに波長が繰り
返し変化する局部光とを結合させて4光波混合作用を施
し、この4光波混合作用を施した光から特定波長の光を
取り出すことにより、多重化光パルス列からチャンネル
ごとの光パルス列を分離することを特徴とする。
【0021】また、この発明の時間多重化光パルス列分
離装置は、同一波長の光による同一周期の基本光パル
ス列をチャンネルごとに順次時間をずらして重畳させた
フォーマットであって、各光パルスに強度変調が加えら
れた多重化光パルス列からチャンネルごとの光パルス列
を分離する時間多重化光パルス列分離装置において、多
重化光パルス列の光の波長の近傍において、基本光パル
ス列の周期ごとに波長が繰り返し同一の変化を行う局部
光を発生する局部光発生器と、この局部光発生部が発生
した局部光と多重化光パルス列とを結合させる光結合器
と、この光結合器で結合させた光に4光波混合作用を施
す4光波混合器と、この4光波混合器で4光波混合作用
を施した光を分光する分光器とを備えたことを特徴とす
る。
【0022】さらに、前記の多重化光パルス列にお
けるチャンネルの総数をNとし、このチャンネル間の時
間間隔をTとし、この多重化光パルス列の各光パルスの
時間幅をWとした場合に、前記の局部光発生器が、
(N−1)×T+Wよりも広い時間幅を有する光パルス
であり、かつ、この時間幅の間に波長が連続的に所定の
変化を行う光パルスが基本光パルス列の周期で繰り返し
現れる光パルス列を局部光として発生させるものである
ことを特徴とする。
【0023】
【作用】の手段によれば、多重化光パルス列と局部光
とが結合されて4光波混合作用が施されるので、この多
重化光パルス列の各光パルスは、チャンネル間では互い
に相違し同じチャンネル同士では共通の波長の局部光と
混合されることになる。ここで、4光波混合作用とは、
非線形媒体に波長λ1の光とこの波長λ1とは異なる波
長λ2の光を同時に入力したときに、これら波長λ1と
波長λ2の関数であって、波長λ1及び波長λ2とは異
なる波長λ3の光が発生する現象をいう。従って、この
4光波混合作用を施した光には、多重化光パルス列の特
定のチャンネルに光パルスが存在した場合にのみ、この
光パルスの波長と当該チャンネルに対応する局部光の波
長とによって一意に定まる別の波長の光パルスが現れ、
また、他のチャンネルについても同様にそれぞれ異なる
波長の光パルスが現れる。そこで、これら新たな波長の
光パルスをそれぞれ波長ごとに分けて取り出せば、多重
化光パルス列からチャンネルごとの光パルス列を分離す
ることができる。
【0024】この結果、の時間多重化光パルス列分離
方法によれば、多重化光パルス列のチャンネルごとの分
離を1系列の局部光によって一括して行うことができ
る。しかも、ここで用いる局部光は、波長が繰り返し変
化すればよいので、ピークパワーを特に大きくしたり強
度変化を高精度に制御する必要がなくなる。
【0025】また、の手段によれば、局部光発生器が
発生した局部光を光結合器が多重化光パルス列と結合さ
せて4光波混合器に送る。このため、4光波混合器で
は、多重化光パルス列の各光パルスがチャンネル間では
互いに相違し同じチャンネル同士では共通の波長の局部
光と混合されて4光波混合作用を受けることになるの
で、多重化光パルス列の各チャンネルに光パルスが存在
した場合にのみチャンネルごとに異なる別の波長の光パ
ルスが発生する。そこで、これら新たな波長の光パルス
を分光器によってそれぞれ波長ごとに分けて取り出せ
ば、多重化光パルス列からチャンネルごとの光パルス列
を分離することができる。
【0026】この結果、の時間多重化光パルス列分離
装置によれば、局部光発生器から発せられた1系列の局
部光を光結合器により一括して多重化光パルス列と結合
させて1個の4光波混合器に送るだけで、分光器によっ
てチャンネルごとの分離ができるので、装置構成を簡易
化することができる。しかも、局部光発生器は、波長が
繰り返し変化する局部光を発すればよいので、この局部
光のピークパワーを特に大きくしたり強度変化を高精度
に制御する必要がなくなり、小型かつ安価な装置によっ
て実現することができる。
【0027】さらに、の手段によれば、局部光発生器
から発せられる局部光の各光パルスが、多重化光パルス
列における基本光パルス列の各周期内で全てのチャンネ
ルの光パルスと重なって結合されるので、前記の場合
と同様に、チャンネルごとに異なる別の波長の光パルス
を発生させることができる。そして、このように各光パ
ルスの時間幅の間に波長が連続的に変化する局部光は、
半導体レーザに高速度で強いパルス変調の電流を流した
場合のチャープ特性を利用したり、分散の大きい光ファ
イバに時間幅の短い光パルスを通過させることにより容
易に得ることができる。
【0028】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例について図面
を参照して説明する。
【0029】図1及び図2は本発明の一実施例を示すも
のであって、図1は時間多重化光パルス列分離装置のブ
ロック図、図2は多重化光パルス列と局部光パルス列の
波形図である。なお、図5及び図6に示した従来例と同
様の機能を有する構成部材には同じ番号を付記する。
【0030】本実施例では、2チャンネル多重化した2
0Gbit/sの伝送速度の多重化光パルス列をチャン
ネルごとの10Gbit/sの光パルス列に分離する時
間多重化光パルス列分離装置とこの装置を用いた光パル
ス時間多重化方法について説明する。
【0031】この時間多重化光パルス列分離装置は、図
1に示すように、1組の光結合器1と局部光パルス列発
生器2と4光波混合光ファイバ3と分光器4とで構成さ
れる。光結合器1は、2系統の光を1系統に結合する3
デシベルカプラによって構成され、送信側から伝送され
て来る多重化光パルス列と局部光パルス列発生器2から
送られて来る局部光パルス列とが入力されるようになっ
ている。多重化光パルス列は、波長がλ2=1.552
5μmであり周期が100psの2チャンネルの基本光
パルス列に、電気的なディジタル信号の伝送信号によっ
てチャンネルごとに各光パルスの透過又は遮断を制御し
て変調を加えると共に、時間を50psずらして(位相
を180°ずらして)重畳したものであり、送信側から
光ソリトン伝送により伝送されて来たものである。ま
た、この多重化光パルス列の各光パルスのFWHMは1
0psとする。なお、この多重化光パルス列は、フォー
マットが2チャンネル多重化したものであれば、周期が
50psの光パルス列に対して一括して変調を加えた後
に、これを2チャンネル多重化した光パルス列として取
り扱うようにしたものであってもよい。
【0032】局部光パルス列発生器2は、図示しない回
路で発生させた多重化光パルス列に同期するクロック信
号に基づいて局部光パルス列を出力する。局部光パルス
列は、図2に示すように、時間幅が60ps以上の光パ
ルスが周期100psで繰り返し現れる光パルス列であ
る。そして、この局部光パルス列は、クロック信号に基
づき、各光パルスが多重化光パルス列の第1チャンネル
の光パルスP1の直前で立ち上がるような位相で発生さ
れる。この局部光パルス列の光パルスの時間幅は、チャ
ンネル総数をNとし、チャンネル間の時間間隔をTと
し、多重化光パルス列の各光パルスの時間幅をWとした
場合に、(N−1)×T+Wによって計算されるもので
あり、ここでは、チャンネル総数がN=2で、チャンネ
ル間の時間間隔がT=50psで、多重化光パルス列の
各光パルスの時間幅をFWHMで表すとW=10psと
なるので、これによって60ps以上の時間幅が算出さ
れる。時間幅をこのように定めると、この光パルスは、
多重化光パルス列の第1チャンネルの光パルスP1の直
前に立ち上がることにより、60ps以上の時間幅の間
にこの多重化光パルス列における第1チャンネルの光パ
ルスP1と第2チャンネルの光パルスP2とに確実に重
ね合わせることができるようになる。なお、この図2に
おいても、上記図3の場合と同様に、多重化光パルス列
の波形を全ての光パルスP1,P2が光変調器で透過さ
れたものとして示す。
【0033】また、局部光パルス列の各光パルスは、6
0ps以上の時間幅の間に波長λ1が徐々にシフトする
ようになっている。即ち、本実施例では、図2に示すよ
うに、多重化光パルス列における第1チャンネルの光パ
ルスP1のピークと重なる位置で波長がλ1=1.55
05μmとなり、第2チャンネルの光パルスP2のピー
クと重なる位置では波長がλ1=1.5510μmとな
って、この間に波長が0.5nm長波長側にシフトす
る。このような局部光パルス列における各光パルスの波
長の変化は、例えば半導体レーザに高速度で強いパルス
変調の電流を流した場合に現れるチャープ特性によって
容易に得ることができる。このチャープ特性は、半導体
中のキャリア密度が時間変化すると、導波路の屈折率が
変化するために放射される光の波長も変化するという特
性であり、このチャープ特性によって得た光パルスは、
時間幅の後方ほど波長が長波長側にシフトすることにな
る。また、このような光パルスの波長の変化は、時間幅
が1ps程度の短い光パルスを分散の大きい光ファイバ
に通すことによっても容易に得ることができる。時間幅
が1ps程度の光パルスは、通常は2nm以上の範囲の
波長成分を含んでいる。そして、この光パルスを例えば
全長で40ps/nmの分散を有する光ファイバに入力
すると、時間幅が80ps以上の光パルスが出力され、
しかも、この光パルスの波長が2nm以上の範囲内で長
波長の成分ほど時間幅の後方に分布することになる。従
って、局部光パルス列発生器2は、これら半導体レーザ
のチャープ特性や光ファイバの分散を利用して局部光パ
ルス列を発生させればよい。ただし、局部光パルス列の
各光パルスの波長変化は、多重化光パルス列における各
チャンネルの光パルスに重なる位置での波長がそれぞれ
異なればよいので、必ずしも上記のように連続的に長波
長側にシフトするものである必要はない。
【0034】図1に示す4光波混合光ファイバ3は、ゼ
ロ分散波長がλ0=1.551μmで長さが25kmで
ある4光波混合作用を生じる光ファイバであり、光結合
器1で結合された波長λ2の多重化光パルス列と波長λ
1の局部光パルス列とを光波混合する。従って、この4
光波混合光ファイバ3では、波長が一定のλ2=1.5
525μmである多重化光パルス列における第1チャン
ネルの光パルスP1と、局部光パルス列の光パルスにお
ける波長がλ1=1.5505μmとなる部分の光とが
光波混合され、この第1チャンネルの光パルスP1が送
信側で変調により透過されている場合には、4光波混合
作用によって波長がλ3=1.5485μmとなる光パ
ルスが発生する。また、波長が同じくλ2=1.552
5μmである多重化光パルス列における第2チャンネル
の光パルスP2と、局部光パルス列の光パルスにおける
波長がλ1=1.5510μmとなる部分の光とが光波
混合され、この第2チャンネルの光パルスP2が送信側
で変調により透過されている場合には、4光波混合作用
によって波長がλ3=1.5495μmとなる光パルス
が発生する。
【0035】分光器4は、回折格子等によって構成され
る光回路素子であり、入力された光を分光して特定の波
長の光を取り出すことができる。そして、本実施例で
は、上記4光波混合作用によって新たに発生した波長が
λ3=1.5485μmの光パルスと波長がλ3=1.
5495μmの光パルスとからなる2系統の光パルス列
を別個に出力するようになっている。従って、この分光
器4は、多重化光パルス列における第1チャンネルの光
パルス列と第2チャンネルの光パルス列とを分離して出
力することができる。
【0036】上記構成によれば、4光波混合光ファイバ
3において、多重化光パルス列における第1チャンネル
の光パルスP1と局部光パルス列の光パルスにおける波
長がλ1=1.5505μmとなる部分の光との論理積
が演算されて、この演算結果を波長がλ3=1.548
5μmの光パルスの有無として得ると共に、第2チャン
ネルの光パルスP2と局部光パルス列の光パルスにおけ
る波長がλ1=1.5510μmとなる部分の光との論
理積が演算されて、この演算結果を波長がλ3=1.5
495μmの光パルスの有無として得ることができる。
そして、これら2種類の波長λ3の光パルス列が分光器
4から別個に出力されるので、1系統の局部光パルス列
のみを用いて、20Gbit/sの伝送速度の多重化光
パルス列からチャンネルごとの10Gbit/sの光パ
ルス列を一括して分離することができる。また、このよ
うにしてチャンネルごとに分離した光パルス列をそれぞ
れ光電変換により電気信号に変換して元の伝送信号を復
調することができる。
【0037】この結果、本実施例の時間多重化光パルス
列分離装置とこの装置を用いた時間多重化光パルス列分
離方法は、1組の光結合器1と局部光パルス列発生器2
と4光波混合光ファイバ3と分光器4のみを用いて、多
重化光パルス列をチャンネルごとに一括して分離するこ
とができるので、装置を小型かつ安価にすることができ
る。また、多重化光パルス列は、光結合器1によってパ
ワーが1/2に減少されるが、チャンネル数が多い場合
にもこれ以上のパワーの減少はないので、多重化チャン
ネル数や伝送距離が必要以上に制限されることもなくな
る。
【0038】しかも、局部光パルス列発生器2は、特に
光強度の大きい局部光パルス列を発生させる必要がない
ので、通常の出力の半導体レーザを用いることが可能と
なり、また、波長変化による4光波混合作用を利用する
ため、光強度の変化を高精度に制御する必要がなくなる
ので、この局部光パルス列発生器2を小型かつ安価な装
置とすることができる。
【0039】なお、上記実施例では、2チャンネルの時
間多重化を行った場合について説明したが、本発明はこ
れに限らず、他の複数チャンネルの時間多重化が行われ
た多重化光パルス列についても同様に実施することがで
きる。また、上記実施例では、基本光パルス列の周期を
100psとしたが、本発明はこれに限らず、他の周期
であっても同様に実施することができる。
【0040】さらに、上記実施例では、多重化光パルス
列のチャンネル間の時間間隔を等間隔の50psとした
が、この時間間隔は必ずしも等間隔である必要はない。
例えば、チャンネル総数をNとし、等間隔ではない各チ
ャンネル間の時間間隔をTi(iは1〜N−1の範囲の
整数)とし、これらの時間間隔Tiの総和をΣTiで表
した場合に、局部光パルス列の光パルスの時間幅をΣT
i+Wより広くすればよい。
【0041】また、上記実施例では、光ソリトン伝送を
行う場合についてのみ説明したが、リターンゼロ方式の
光パルス列を伝送する場合であれば、本発明は同様に実
施することができる。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明の時間多重化光パルス列分離方法及びその装置によれ
ば、多重化光パルス列の分離を1系統の局部光によって
一括して行うので、小型かつ安価な装置で多重化光パル
ス列をチャンネルごとに分離することができるようにな
る。また、局部光の光強度を特に大きくする必要がない
ので、通常の出力の半導体レーザを用いることが可能と
なり、しかも、波長変化による4光波混合作用を利用す
るため、光強度の変化を高精度に制御する必要がなくな
るので、この局部光を小型かつ安価な発生装置によって
発生させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すものであって、時間多
重化光パルス列分離装置のブロック図である。
【図2】本発明の一実施例を示すものであって、図2は
多重化光パルス列と局部光パルス列の波形図である。
【図3】送信側の光パルス時間多重化装置のブロック図
である。
【図4】従来例を示すものであって、時間多重化光パル
ス列分離装置のブロック図である。
【図5】従来例を示すものであって、時間多重化光パル
ス列分離装置のブロック図である。
【図6】従来例を示すものであって、時間多重化光パル
ス列分離装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 光結合器 2 局部光パルス列発生器 3 4光波混合光ファイバ 4 分光器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一波長の光による同一周期の基本光パ
    ルス列をチャンネルごとに順次時間をずらして重畳させ
    たフォーマットであって、各光パルスに強度変調が加え
    られた多重化光パルス列と、この多重化光パルス列の光
    の波長の近傍において、基本光パルス列の周期ごとに波
    長が繰り返し変化する局部光とを結合させて4光波混合
    作用を施し、この4光波混合作用を施した光から特定波
    長の光を取り出すことにより、多重化光パルス列からチ
    ャンネルごとの光パルス列を分離することを特徴とする
    時間多重化光パルス列分離方法。
  2. 【請求項2】 同一波長の光による同一周期の基本光パ
    ルス列をチャンネルごとに順次時間をずらして重畳させ
    たフォーマットであって、各光パルスに強度変調が加え
    られた多重化光パルス列からチャンネルごとの光パルス
    列を分離する時間多重化光パルス列分離装置において、 多重化光パルス列の光の波長の近傍において、基本光パ
    ルス列の周期ごとに波長が繰り返し同一の変化を行う局
    部光を発生する局部光発生器と、 この局部光発生部が発生した局部光と多重化光パルス列
    とを結合させる光結合器と、 この光結合器で結合させた光に4光波混合作用を施す4
    光波混合器と、 この4光波混合器で4光波混合作用を施した光を分光す
    る分光器とを備えたことを特徴とする時間多重化光パル
    ス列分離装置。
  3. 【請求項3】 前記多重化光パルス列におけるチャンネ
    ルの総数をNとし、このチャンネル間の時間間隔をTと
    し、この多重化光パルス列の各光パルスの時間幅をWと
    した場合に、 前記局部光発生器が、(N−1)×T+Wよりも広い時
    間幅を有する光パルスであり、かつ、この時間幅の間に
    波長が連続的に所定の変化を行う光パルスが基本光パル
    ス列の周期で繰り返し現れる光パルス列を局部光として
    発生させるものであることを特徴とする請求項2に記載
    の時間多重化光パルス列分離装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6204944B1 (en) 1997-07-18 2001-03-20 Nippon Telegraph And Telephone Corporation All-optical time-division demultiplexing circuit and all-optical TDM-WDM conversion circuit
JP2001320330A (ja) * 2000-03-20 2001-11-16 Alcatel 強度変調とクロストカー効果による位相変調とによる同期光再生器

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