JPH08307110A - 通信システム用分波装置 - Google Patents
通信システム用分波装置Info
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- JPH08307110A JPH08307110A JP7129314A JP12931495A JPH08307110A JP H08307110 A JPH08307110 A JP H08307110A JP 7129314 A JP7129314 A JP 7129314A JP 12931495 A JP12931495 A JP 12931495A JP H08307110 A JPH08307110 A JP H08307110A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ロス等化型の分波装置において、チャネル増
設を瞬時に行うことを可能とし、回線の断を防止し、か
つエラーの発生を防止する。 【構成】 送信側と受信側にサーキュレータ4a〜4e
を介して縦続接続された複数のチャネルのうち、アンテ
ナ1に最も近いチャネルとアンテナとの間に増設用サー
キュレータ10を信号の伝播方向と逆方向に接続すると
ともに、フリー状態とされたポートで信号を反射させる
ように構成し、このポートに増設チャネルを接続し得る
ように構成する。送信信号はこのポートにおいて送信信
号は反射されてアンテナ側に伝播され、増設チャネルを
接続した場合には送信信号は増設用サーキュレータから
増設チャネル側にまで伝播され、これを通過した後、再
び増設用サーキュレータからアンテナ側に伝播される。
設を瞬時に行うことを可能とし、回線の断を防止し、か
つエラーの発生を防止する。 【構成】 送信側と受信側にサーキュレータ4a〜4e
を介して縦続接続された複数のチャネルのうち、アンテ
ナ1に最も近いチャネルとアンテナとの間に増設用サー
キュレータ10を信号の伝播方向と逆方向に接続すると
ともに、フリー状態とされたポートで信号を反射させる
ように構成し、このポートに増設チャネルを接続し得る
ように構成する。送信信号はこのポートにおいて送信信
号は反射されてアンテナ側に伝播され、増設チャネルを
接続した場合には送信信号は増設用サーキュレータから
増設チャネル側にまで伝播され、これを通過した後、再
び増設用サーキュレータからアンテナ側に伝播される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の周波数を有する地
上マイクロ波通信システムにおける送受信装置に関し、
特に複数の送受信間での通過損失を各チャネル周波数に
おいて同等とした、いわゆるロス等化型の分波装置に関
する。
上マイクロ波通信システムにおける送受信装置に関し、
特に複数の送受信間での通過損失を各チャネル周波数に
おいて同等とした、いわゆるロス等化型の分波装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から提供されるロス等化型分波器を
用いた送受信装置の一例を図3に示す。ここでは3つの
現用チャネルと、1つの予備チャネルとで構成される
(3+1)システムの送受信装置に適用した導波管型の
分波装置の例を示している。同図において、41はアン
テナであり、このアンテナ41にはフィーダ42を介し
て送受共用器としてのサーキュレータ43が接続され
る。そして、この送受共用器43の送信側には、4つの
サーキュレータ44a〜44dが導波管50aを介して
縦続接続され、最終のサーキュレータは終端器46で終
端される。これら4個のサーキュレータにはそれぞれ送
信チャネルフィルタ45a〜45dが接続され、かつそ
れぞれに送信機TX1〜TX4が接続される。また、前
記送受共用器43の受信側にも同様に4つのサーキュレ
ータ47a〜47dが導波管50bを介して縦続接続さ
れ、最終のサーキュレータは終端器49で終端される。
各サーキュレータにはそれぞれ受信チャネルフィルタ4
8a〜48dが接続され、かつそれぞれに受信機RX1
〜RX4が接続される。なお、送受共用器43とこれら
サーキュレータとの間には、受信側から送信側或いはア
ンテナに向けて反射される信号を終端させるための終端
器52を備える終端サーキュレータ51が接続される。
用いた送受信装置の一例を図3に示す。ここでは3つの
現用チャネルと、1つの予備チャネルとで構成される
(3+1)システムの送受信装置に適用した導波管型の
分波装置の例を示している。同図において、41はアン
テナであり、このアンテナ41にはフィーダ42を介し
て送受共用器としてのサーキュレータ43が接続され
る。そして、この送受共用器43の送信側には、4つの
サーキュレータ44a〜44dが導波管50aを介して
縦続接続され、最終のサーキュレータは終端器46で終
端される。これら4個のサーキュレータにはそれぞれ送
信チャネルフィルタ45a〜45dが接続され、かつそ
れぞれに送信機TX1〜TX4が接続される。また、前
記送受共用器43の受信側にも同様に4つのサーキュレ
ータ47a〜47dが導波管50bを介して縦続接続さ
れ、最終のサーキュレータは終端器49で終端される。
各サーキュレータにはそれぞれ受信チャネルフィルタ4
8a〜48dが接続され、かつそれぞれに受信機RX1
〜RX4が接続される。なお、送受共用器43とこれら
サーキュレータとの間には、受信側から送信側或いはア
ンテナに向けて反射される信号を終端させるための終端
器52を備える終端サーキュレータ51が接続される。
【0003】この構成の分波装置では、例えば、第1チ
ャネル送信機TX1から出力される送信信号は、送信チ
ャネルフィルタ45a、サーキュレータ44aを通り、
かつ他の送信側のサーキュレータ44b〜44d、導波
管50a、送受共用器43、フィーダ42を通してアン
テナ41より対向局に向けて送信される。一方、対向局
からの信号はアンテナ41で受信され、この受信信号は
フィーダ42、送受共用器43、導波管50b、サーキ
ュレータ47aを通り、かつ受信チャネルフィルタ48
aを通して第1チャネル受信機RX1に入力される。同
様に、第2ないし第4の各チャネル送信機から出力され
る送信信号はアンテナから送信され、また第2ないし第
4の各チャネル受信機においても受信信号が入力され
る。
ャネル送信機TX1から出力される送信信号は、送信チ
ャネルフィルタ45a、サーキュレータ44aを通り、
かつ他の送信側のサーキュレータ44b〜44d、導波
管50a、送受共用器43、フィーダ42を通してアン
テナ41より対向局に向けて送信される。一方、対向局
からの信号はアンテナ41で受信され、この受信信号は
フィーダ42、送受共用器43、導波管50b、サーキ
ュレータ47aを通り、かつ受信チャネルフィルタ48
aを通して第1チャネル受信機RX1に入力される。同
様に、第2ないし第4の各チャネル送信機から出力され
る送信信号はアンテナから送信され、また第2ないし第
4の各チャネル受信機においても受信信号が入力され
る。
【0004】したがって、第nチャネル送信機からの送
信信号は、第n+1から第4までのアンテナ側の各チャ
ネル送信機に対応して配置されたサーキュレータを通過
されることになる。また、第nチャネル受信機に入力さ
れる受信信号は第1から第n−1までのアンテナ側の各
チャネル受信機に対応して配置されたサーキュレータを
通過されることになる。この結果、各チャネルにおいて
は、送信機から受信機までにおける通過損失が等しくな
り、ロス等化が行われる。なお、同軸型の分波装置にお
いては、導波管を同軸ケーブルに置き換えることで同様
に適用される。
信信号は、第n+1から第4までのアンテナ側の各チャ
ネル送信機に対応して配置されたサーキュレータを通過
されることになる。また、第nチャネル受信機に入力さ
れる受信信号は第1から第n−1までのアンテナ側の各
チャネル受信機に対応して配置されたサーキュレータを
通過されることになる。この結果、各チャネルにおいて
は、送信機から受信機までにおける通過損失が等しくな
り、ロス等化が行われる。なお、同軸型の分波装置にお
いては、導波管を同軸ケーブルに置き換えることで同様
に適用される。
【0005】しかしながら、この分波装置を備える送受
信装置において新たにチャネルを増設する場合、例え
ば、第5チャネルとして1つのチャネルを接続する場
合、受信側では第4チャネル受信機RX4のサーキュレ
ータ47dに接続されている終端器49を取り外して第
5チャネル受信機を介挿すればよく、この間、回線が断
されることはない。しかしながら、送信側では第4チャ
ネル送信機TX4のアンテナ側の導波管50aに第5チ
ャネル送信機のサーキュレータを介挿するためには、第
4チャネルのサーキュレータ44dから導波管50aを
一旦取り外す必要がある。このため、この間、送信系が
断状態となり、回線が切れてしまうという問題がある。
この場合、第5チャネルのサーキュレータを第1チャネ
ルのサーキュレータと終端器の間に接続することは、前
記したロス等化を確保する面から適切ではない。
信装置において新たにチャネルを増設する場合、例え
ば、第5チャネルとして1つのチャネルを接続する場
合、受信側では第4チャネル受信機RX4のサーキュレ
ータ47dに接続されている終端器49を取り外して第
5チャネル受信機を介挿すればよく、この間、回線が断
されることはない。しかしながら、送信側では第4チャ
ネル送信機TX4のアンテナ側の導波管50aに第5チ
ャネル送信機のサーキュレータを介挿するためには、第
4チャネルのサーキュレータ44dから導波管50aを
一旦取り外す必要がある。このため、この間、送信系が
断状態となり、回線が切れてしまうという問題がある。
この場合、第5チャネルのサーキュレータを第1チャネ
ルのサーキュレータと終端器の間に接続することは、前
記したロス等化を確保する面から適切ではない。
【0006】このような問題に対し、特開昭60−24
2701号公報では、ロス等化を確保する一方で、チャ
ネル増設に際しての回線の断を防止した技術が提案され
ている。この公報に記載の分波装置の一態様を図4に示
す。なお、同図においては、図3の分波装置に対応した
構成として等価な部分には同一符号を付してある。この
構成では、送信側の各チャネルを図3の例とは逆の順序
となるように、すなわちサーキュレータ44a〜44e
を信号の伝播と逆方向に接続し、最終のサーキュレータ
に信号を反射するための金属板53を接続した構成とさ
れている。ここで、「サーキュレータにおける信号の伝
播と逆方向」とは、サーキュレータにおける信号の伝播
方向と逆の方向に隣接するポートに対して信号を伝播す
ることを意味している。
2701号公報では、ロス等化を確保する一方で、チャ
ネル増設に際しての回線の断を防止した技術が提案され
ている。この公報に記載の分波装置の一態様を図4に示
す。なお、同図においては、図3の分波装置に対応した
構成として等価な部分には同一符号を付してある。この
構成では、送信側の各チャネルを図3の例とは逆の順序
となるように、すなわちサーキュレータ44a〜44e
を信号の伝播と逆方向に接続し、最終のサーキュレータ
に信号を反射するための金属板53を接続した構成とさ
れている。ここで、「サーキュレータにおける信号の伝
播と逆方向」とは、サーキュレータにおける信号の伝播
方向と逆の方向に隣接するポートに対して信号を伝播す
ることを意味している。
【0007】この公報に記載の分波装置によれば、例え
ば第1チャネル送信機TX1からの信号は第1から第4
のチャネルのサーキュレータ44a〜44dを通過され
た後に、金属板53で反射され、今度は逆方向に通過さ
れた後にアンテナ1から送信される。したがって、第2
から第4のチャネル送信になるほど送信側の通過損失は
小さくなる。一方、受信側では第1から第4のチャネル
受信機RX1〜RX4に向けてサーキュレータを通過す
る数が多くなり、通過損失は大きくなる。したがって、
第1ないし第4の各チャネルにおける通過損失は等しく
なり、ロス等化が確保される。
ば第1チャネル送信機TX1からの信号は第1から第4
のチャネルのサーキュレータ44a〜44dを通過され
た後に、金属板53で反射され、今度は逆方向に通過さ
れた後にアンテナ1から送信される。したがって、第2
から第4のチャネル送信になるほど送信側の通過損失は
小さくなる。一方、受信側では第1から第4のチャネル
受信機RX1〜RX4に向けてサーキュレータを通過す
る数が多くなり、通過損失は大きくなる。したがって、
第1ないし第4の各チャネルにおける通過損失は等しく
なり、ロス等化が確保される。
【0008】一方、チャネルを増設する際には、受信側
では第4チャネルのサーキュレータ47dと終端器49
との間に第5チャネルのサーキュレーを介挿すればよ
い。また、送信側では、第4チャネルのサーキュレータ
44dと金属板53との間に第5チャネルのサーキュレ
ータを接続すればよい。このとき、一時的に金属板53
をサーキュレータ44dから取り外しても第4チャネル
のサーキュレータにおける放射によって送信信号の伝播
が行われるため、信号が若干減衰されるものの、回線が
断状態となることはない。
では第4チャネルのサーキュレータ47dと終端器49
との間に第5チャネルのサーキュレーを介挿すればよ
い。また、送信側では、第4チャネルのサーキュレータ
44dと金属板53との間に第5チャネルのサーキュレ
ータを接続すればよい。このとき、一時的に金属板53
をサーキュレータ44dから取り外しても第4チャネル
のサーキュレータにおける放射によって送信信号の伝播
が行われるため、信号が若干減衰されるものの、回線が
断状態となることはない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
成では、送信側におけるチャネルの増設時に金属板53
を取り外したときには、第4チャネルのサーキュレータ
において15dB程度の減衰が生じるため、この状態が
長く続くとエラーが生じるおそれがある。特に、11G
Hz帯の分波装置においては、(3+1)システムから
(5+1)システムへの増設が考えられるが、増設する
2チャネルのフィルタやサーキュレータは、実装上、既
設のラックとは別のラックに実装することが考えられる
ため、既設ラックの第4チャネルと増設ラックの第5チ
ャネルの接続は困難であり、増設にかなりの時間が必要
となり、前記したエラーが発生する確率が高いものにな
る。
成では、送信側におけるチャネルの増設時に金属板53
を取り外したときには、第4チャネルのサーキュレータ
において15dB程度の減衰が生じるため、この状態が
長く続くとエラーが生じるおそれがある。特に、11G
Hz帯の分波装置においては、(3+1)システムから
(5+1)システムへの増設が考えられるが、増設する
2チャネルのフィルタやサーキュレータは、実装上、既
設のラックとは別のラックに実装することが考えられる
ため、既設ラックの第4チャネルと増設ラックの第5チ
ャネルの接続は困難であり、増設にかなりの時間が必要
となり、前記したエラーが発生する確率が高いものにな
る。
【0010】
【発明の目的】本発明の目的は、チャネル増設に際して
の作業時間を短縮し、回線が断となることを防止し、か
つエラーの発生を防止したロス等化型の分波装置を提供
することにある。
の作業時間を短縮し、回線が断となることを防止し、か
つエラーの発生を防止したロス等化型の分波装置を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の分波装置は、送
信側と受信側においてサーキュレータを介して縦続接続
された複数のチャネルのうち、アンテナに最も近いチャ
ネルとアンテナとの間に増設用サーキュレータを介挿
し、この増設用サーキュレータは信号の伝播方向と逆方
向に接続するとともに、フリー状態とされたポートで信
号を反射させるように構成したことを特徴とする。
信側と受信側においてサーキュレータを介して縦続接続
された複数のチャネルのうち、アンテナに最も近いチャ
ネルとアンテナとの間に増設用サーキュレータを介挿
し、この増設用サーキュレータは信号の伝播方向と逆方
向に接続するとともに、フリー状態とされたポートで信
号を反射させるように構成したことを特徴とする。
【0012】サーキュレータが導波管型のサーキュレー
タの場合には、そのフリー状態のポートに同軸トランス
ジューサを接続し、この同軸トランスジューサの同軸ポ
ートを開放状態とし、これに増設チャネルに設けた導波
管型のサーキュレータを同軸ケーブルにより接続する構
成とする。
タの場合には、そのフリー状態のポートに同軸トランス
ジューサを接続し、この同軸トランスジューサの同軸ポ
ートを開放状態とし、これに増設チャネルに設けた導波
管型のサーキュレータを同軸ケーブルにより接続する構
成とする。
【0013】また、サーキュレータが同軸サーキュレー
タの場合には、そのフリー状態のポートを開放状態と
し、これに増設チャネルに設けた同軸サーキュレータを
同軸ケーブルにより接続する構成とする。
タの場合には、そのフリー状態のポートを開放状態と
し、これに増設チャネルに設けた同軸サーキュレータを
同軸ケーブルにより接続する構成とする。
【0014】
【作用】増設用サーキュレータにおいては、導波管型サ
ーキュレータの場合にはトランスジューサが接続された
ポートは短絡された状態となり送信信号はトランスジュ
ーサにおいて反射される。また、同軸サーキュレータは
開放されたポートにおいて送信信号は反射される。この
ため、各送信機からの送信信号は増設用サーキュレータ
においてアンテナ側に伝播される。
ーキュレータの場合にはトランスジューサが接続された
ポートは短絡された状態となり送信信号はトランスジュ
ーサにおいて反射される。また、同軸サーキュレータは
開放されたポートにおいて送信信号は反射される。この
ため、各送信機からの送信信号は増設用サーキュレータ
においてアンテナ側に伝播される。
【0015】また、増設用サーキュレータに同軸ケーブ
ルにより増設チャネルを接続した場合には、サーキュレ
ータのトランスジューサ接続ポートは開放状態となり、
送信信号は増設用サーキュレータから増設チャネル側に
まで伝播される。同軸サーキュレータは同軸ケーブルが
接続されることで送信信号は増設チャネル側にまで伝播
される。これを通過した後、再び増設用サーキュレータ
からアンテナ側に伝播される。
ルにより増設チャネルを接続した場合には、サーキュレ
ータのトランスジューサ接続ポートは開放状態となり、
送信信号は増設用サーキュレータから増設チャネル側に
まで伝播される。同軸サーキュレータは同軸ケーブルが
接続されることで送信信号は増設チャネル側にまで伝播
される。これを通過した後、再び増設用サーキュレータ
からアンテナ側に伝播される。
【0016】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明を導波管構成の送受信装置に適用し
た分波装置の一例を示すブロック回路図であり、ここで
は(3+1)システムの送受信装置に対して2つのチャ
ネルを増設する導波管型の分波装置の例を示している。
同図において、1はアンテナであり、このアンテナ1に
はフィーダ2を介して送受共用器としてのサーキュレー
タ3が接続される。そして、この送受共用器の送信側に
は、1つの増設用サーキュレータ10と、第1ないし第
4の各チャネルの4つのサーキュレータ4a〜4dが導
波管12a,12bを介して逆の順序で縦続接続され、
最終の第1チャネルのサーキュレータ4aは終端器6で
終端される。
する。図1は本発明を導波管構成の送受信装置に適用し
た分波装置の一例を示すブロック回路図であり、ここで
は(3+1)システムの送受信装置に対して2つのチャ
ネルを増設する導波管型の分波装置の例を示している。
同図において、1はアンテナであり、このアンテナ1に
はフィーダ2を介して送受共用器としてのサーキュレー
タ3が接続される。そして、この送受共用器の送信側に
は、1つの増設用サーキュレータ10と、第1ないし第
4の各チャネルの4つのサーキュレータ4a〜4dが導
波管12a,12bを介して逆の順序で縦続接続され、
最終の第1チャネルのサーキュレータ4aは終端器6で
終端される。
【0017】前記4個のサーキュレータ4a〜4dはそ
れぞれ第1チャネルから第4チャネルに対応しており、
それぞれには送信チャネルフィルタ5a〜5dが接続さ
れ、かつ送信機TX1〜TX4が接続される。また、前
記増設用サーキュレータ10は3つのポートのうち、1
つを前記導波管12aに接続し、他の1つを前記導波管
12bに接続しており、このとき各送信機TX1〜TX
4からの送信信号がアンテナ1に向けて伝播される方向
に対して、サーキュレータにおける信号伝播方向を逆方
向に設定する。そして、接続されていない残りの1つの
フリー状態のポートには同軸変換を行うためのトランス
ジューサ11が接続される。このトランスジューサ11
は、自身に設けられている同軸ポートをオープン状態と
すれば、このトランスジューサ11が接続されている前
記増設用サーキュレータ10の残りの1つのポートを実
質的に短絡状態とすることになる。
れぞれ第1チャネルから第4チャネルに対応しており、
それぞれには送信チャネルフィルタ5a〜5dが接続さ
れ、かつ送信機TX1〜TX4が接続される。また、前
記増設用サーキュレータ10は3つのポートのうち、1
つを前記導波管12aに接続し、他の1つを前記導波管
12bに接続しており、このとき各送信機TX1〜TX
4からの送信信号がアンテナ1に向けて伝播される方向
に対して、サーキュレータにおける信号伝播方向を逆方
向に設定する。そして、接続されていない残りの1つの
フリー状態のポートには同軸変換を行うためのトランス
ジューサ11が接続される。このトランスジューサ11
は、自身に設けられている同軸ポートをオープン状態と
すれば、このトランスジューサ11が接続されている前
記増設用サーキュレータ10の残りの1つのポートを実
質的に短絡状態とすることになる。
【0018】また、前記送受共用器3の受信側にも第1
ないし第4のチャネルの4つのサーキュレータ7a〜7
dが導波管12cを介して順序的に縦続接続され、最終
の第4チャネルのサーキュレータ7dは終端器9で終端
される。各サーキュレータ7a〜7dにはそれぞれ受信
チャネルフィルタ8a〜8dが接続され、かつそれぞれ
に受信機RX1〜RX4が接続される。また、前記送受
共用器3と受信側との間には、受信側から送信側或いは
アンテナに向けて反射される信号を終端させるための終
端器18を備える終端サーキュレータ17が接続され
る。
ないし第4のチャネルの4つのサーキュレータ7a〜7
dが導波管12cを介して順序的に縦続接続され、最終
の第4チャネルのサーキュレータ7dは終端器9で終端
される。各サーキュレータ7a〜7dにはそれぞれ受信
チャネルフィルタ8a〜8dが接続され、かつそれぞれ
に受信機RX1〜RX4が接続される。また、前記送受
共用器3と受信側との間には、受信側から送信側或いは
アンテナに向けて反射される信号を終端させるための終
端器18を備える終端サーキュレータ17が接続され
る。
【0019】そして、この(3+1)システムに、第5
及び第6の2チャネルを増設する場合には、同図に示さ
れるように、送信側では第5及び第6の各チャネルのサ
ーキュレータ4e,4fを縦続接続し、各サーキュレー
タ4e,4fにそれぞれ送信チャネルフィルタ5e,5
fと第5,第6の各送信機TX5,TX6が接続され
る。また、前記第6チャネルのサーキュレータ4fの一
部のポートには同軸変換を行うトランスジューサ13が
接続され、第5チャネルのサーキュレータ4eの一部の
ポートには信号を反射する金属板15が接続される。ま
た、受信側においても同様に第5,第6の各チャネルの
サーキュレータ7e,7fが縦続接続され、第6チャネ
ルのサーキュレータ7fの一部のポートに終端器16が
接続される。
及び第6の2チャネルを増設する場合には、同図に示さ
れるように、送信側では第5及び第6の各チャネルのサ
ーキュレータ4e,4fを縦続接続し、各サーキュレー
タ4e,4fにそれぞれ送信チャネルフィルタ5e,5
fと第5,第6の各送信機TX5,TX6が接続され
る。また、前記第6チャネルのサーキュレータ4fの一
部のポートには同軸変換を行うトランスジューサ13が
接続され、第5チャネルのサーキュレータ4eの一部の
ポートには信号を反射する金属板15が接続される。ま
た、受信側においても同様に第5,第6の各チャネルの
サーキュレータ7e,7fが縦続接続され、第6チャネ
ルのサーキュレータ7fの一部のポートに終端器16が
接続される。
【0020】この構成の分波装置では、例えば、第5,
第6チャネルが増設されていない状態では、第1チャネ
ル送信機TX1から出力される送信信号は、送信チャネ
ルフィルタ5a、サーキュレータ4aを通り、かつ第2
ないし第4チャネルのサーキュレータ4b,4c,4
d、導波管12b、増設用サーキュレータ10、導波管
12a、送受共用器3、フィーダ2を通してアンテナ1
より対向局に向けて送信される。このとき、増設用サー
キュレータ10においては、トランスジューサ11が接
続されたポートは短絡された状態であるため、送信信号
はトランスジューサ11において反射され、アンテナ側
に伝播されることになる。また、対向局からの信号はア
ンテナ1で受信され、この受信信号はフィーダ2、送受
共用器3、導波管12c、サーキュレータ7aを通り、
かつ受信チャネルフィルタ8aを通して第1チャネル受
信機RX1に入力される。
第6チャネルが増設されていない状態では、第1チャネ
ル送信機TX1から出力される送信信号は、送信チャネ
ルフィルタ5a、サーキュレータ4aを通り、かつ第2
ないし第4チャネルのサーキュレータ4b,4c,4
d、導波管12b、増設用サーキュレータ10、導波管
12a、送受共用器3、フィーダ2を通してアンテナ1
より対向局に向けて送信される。このとき、増設用サー
キュレータ10においては、トランスジューサ11が接
続されたポートは短絡された状態であるため、送信信号
はトランスジューサ11において反射され、アンテナ側
に伝播されることになる。また、対向局からの信号はア
ンテナ1で受信され、この受信信号はフィーダ2、送受
共用器3、導波管12c、サーキュレータ7aを通り、
かつ受信チャネルフィルタ8aを通して第1チャネル受
信機RX1に入力される。
【0021】同様に、第2ないし第4の各チャネル送信
機TX2〜TX4から出力される送信信号はアンテナ1
から送信され、また第2ないし第4の各チャネル受信機
RX2〜RX4においても受信信号が入力される。
機TX2〜TX4から出力される送信信号はアンテナ1
から送信され、また第2ないし第4の各チャネル受信機
RX2〜RX4においても受信信号が入力される。
【0022】したがって、第nチャネル送信機からの送
信信号は、第n+1から第4までのアンテナ側の各チャ
ネル送信機に対応して配置されたサーキュレータを通過
されることになる。また、第nチャネル受信機に入力さ
れる受信信号は第1から第n−1までのアンテナ側の各
チャネル受信機に対応して配置されたサーキュレータを
通過されることになる。この結果、各チャネルにおいて
は、送信機から受信機までにおける通過損失が等しくな
り、ロス等化が行われることはこれまでと同じである。
信信号は、第n+1から第4までのアンテナ側の各チャ
ネル送信機に対応して配置されたサーキュレータを通過
されることになる。また、第nチャネル受信機に入力さ
れる受信信号は第1から第n−1までのアンテナ側の各
チャネル受信機に対応して配置されたサーキュレータを
通過されることになる。この結果、各チャネルにおいて
は、送信機から受信機までにおける通過損失が等しくな
り、ロス等化が行われることはこれまでと同じである。
【0023】そして、第5,第6チャネルを増設する場
合には、送信側では増設用サーキュレータ10に設けた
トランスジューサ11と、第6チャネルのサーキュレー
タ4fのトランスジューサ13とを同軸ケーブル14で
接続する。この同軸ケーブル14の接続を行うことによ
り、増設用サーキュレータ10のトランスジューサ接続
ポートは開放状態となる。このため、送信側では増設用
サーキュレータ10にまで伝播された送信信号は、トラ
ンスジューサ11から同軸ケーブル14を介して増設チ
ャネル側にまで伝播される。そして、第5,第6の各サ
ーキュレータ4f,4eを通過し、金属板15で反射さ
れて再び第5,第6のサーキュレータ4e,4fを順方
向に通過された上で再び同軸ケーブル14を通り、増設
用サーキュレータ10を通過し、送受共用器3、フィー
ダ2を介してアンテナ1から対向局に向けて送信され
る。
合には、送信側では増設用サーキュレータ10に設けた
トランスジューサ11と、第6チャネルのサーキュレー
タ4fのトランスジューサ13とを同軸ケーブル14で
接続する。この同軸ケーブル14の接続を行うことによ
り、増設用サーキュレータ10のトランスジューサ接続
ポートは開放状態となる。このため、送信側では増設用
サーキュレータ10にまで伝播された送信信号は、トラ
ンスジューサ11から同軸ケーブル14を介して増設チ
ャネル側にまで伝播される。そして、第5,第6の各サ
ーキュレータ4f,4eを通過し、金属板15で反射さ
れて再び第5,第6のサーキュレータ4e,4fを順方
向に通過された上で再び同軸ケーブル14を通り、増設
用サーキュレータ10を通過し、送受共用器3、フィー
ダ2を介してアンテナ1から対向局に向けて送信され
る。
【0024】また、受信側においては、第4チャネルの
サーキュレータ7dに接続した終端器9を取り外し、そ
の代わりに増設用チャネルの第5チャネルのサーキュレ
ータ7eを接続する。これにより、受信信号のうち、第
5,第6のチャネルの受信信号は第4チャネルのサーキ
ュレータ7dを通過した後に、各サーキュレータ7e,
7fにまで伝播される。そして、このチャネルを増設し
た状態でも、第1ないし第6のチャネルの信号伝播に際
しての通過損失を各チャネルに等しくでき、ロス等化状
態が確保される。
サーキュレータ7dに接続した終端器9を取り外し、そ
の代わりに増設用チャネルの第5チャネルのサーキュレ
ータ7eを接続する。これにより、受信信号のうち、第
5,第6のチャネルの受信信号は第4チャネルのサーキ
ュレータ7dを通過した後に、各サーキュレータ7e,
7fにまで伝播される。そして、このチャネルを増設し
た状態でも、第1ないし第6のチャネルの信号伝播に際
しての通過損失を各チャネルに等しくでき、ロス等化状
態が確保される。
【0025】したがって、このチャネル増設に際し、送
信側では単に同軸ケーブル14を用いての接続作業を行
うだけでよく、その際に増設用サーキュレータ10にお
いてはトランスジューサ11を接続したポートでの送信
信号の反射と、増設チャネルへの伝播とが同軸ケーブル
14の接続により瞬時に切り替えられるため、作業時間
を短縮し、かつ回線が断されることはない。また、受信
側においては、第4チャネルの後段に増設チャネルを接
続するために、第1ないし第4チャネルにおける回線が
断されることはない。これにより、送受信装置全体とし
て回線が長時間にわたって断されることが防止でき、ま
たエラーが発生されることもない。
信側では単に同軸ケーブル14を用いての接続作業を行
うだけでよく、その際に増設用サーキュレータ10にお
いてはトランスジューサ11を接続したポートでの送信
信号の反射と、増設チャネルへの伝播とが同軸ケーブル
14の接続により瞬時に切り替えられるため、作業時間
を短縮し、かつ回線が断されることはない。また、受信
側においては、第4チャネルの後段に増設チャネルを接
続するために、第1ないし第4チャネルにおける回線が
断されることはない。これにより、送受信装置全体とし
て回線が長時間にわたって断されることが防止でき、ま
たエラーが発生されることもない。
【0026】図2は本発明の第2実施例を示す図であ
り、ここでは同軸型の分波装置に本発明を適用した例で
ある。この実施例では、図1の実施例の導波管12a〜
12cが同軸ケーブル32a〜32cに置き換えられ、
また送信側と受信側の各サーキュレータが同軸サーキュ
レータに置き換えられた構成とされている。したがっ
て、図1と等価な部分には、図1の符号に「20」を加
えた符号を付してある。この実施例では増設用サーキュ
レータ30にも同軸サーキュレータを用いており、同軸
サーキュレータではそのポートを開放することで伝播さ
れる信号を反射することが可能であるため、増設用同軸
サーキュレータ30のポートは開放状態とし、また送信
側及び受信側の各増設チャネルの第5チャネルの同軸サ
ーキュレータ24eのポートには終端器を接続すること
なく開放状態としている。そして、チャネル増設を行う
場合には、この開放したポートに同軸ケーブル34を接
続するように構成される。
り、ここでは同軸型の分波装置に本発明を適用した例で
ある。この実施例では、図1の実施例の導波管12a〜
12cが同軸ケーブル32a〜32cに置き換えられ、
また送信側と受信側の各サーキュレータが同軸サーキュ
レータに置き換えられた構成とされている。したがっ
て、図1と等価な部分には、図1の符号に「20」を加
えた符号を付してある。この実施例では増設用サーキュ
レータ30にも同軸サーキュレータを用いており、同軸
サーキュレータではそのポートを開放することで伝播さ
れる信号を反射することが可能であるため、増設用同軸
サーキュレータ30のポートは開放状態とし、また送信
側及び受信側の各増設チャネルの第5チャネルの同軸サ
ーキュレータ24eのポートには終端器を接続すること
なく開放状態としている。そして、チャネル増設を行う
場合には、この開放したポートに同軸ケーブル34を接
続するように構成される。
【0027】この第2実施例においても、チャネルの増
設前は増設用同軸サーキュレータ30の開放ポートにお
ける信号の反射によって各送信機TX1〜TX4からの
送信信号をアンテナ21に向けて伝播させることができ
る。また、チャネルの増設時には、増設用同軸サーキュ
レータ30に同軸ケーブル34を介して増設チャネルの
同軸サーキュレータ24fに接続することで可能とな
り、その際に回線の断が防止されることも第1実施例と
同じである。また、受信系においても、終端器29を取
り外して増設チャネルの同軸サーキュレータ27eを直
接的に接続することで増設が可能となることは第1実施
例と同じである。
設前は増設用同軸サーキュレータ30の開放ポートにお
ける信号の反射によって各送信機TX1〜TX4からの
送信信号をアンテナ21に向けて伝播させることができ
る。また、チャネルの増設時には、増設用同軸サーキュ
レータ30に同軸ケーブル34を介して増設チャネルの
同軸サーキュレータ24fに接続することで可能とな
り、その際に回線の断が防止されることも第1実施例と
同じである。また、受信系においても、終端器29を取
り外して増設チャネルの同軸サーキュレータ27eを直
接的に接続することで増設が可能となることは第1実施
例と同じである。
【0028】なお、第2実施例において、送受共用器2
3と終端サーキュレータ37は導波管型サーキュレータ
で構成しているため、各ポートにトランスジューサ31
a,31bを設け、これを介してそれぞれ同軸ケーブル
32a,32cに接続を行っている。
3と終端サーキュレータ37は導波管型サーキュレータ
で構成しているため、各ポートにトランスジューサ31
a,31bを設け、これを介してそれぞれ同軸ケーブル
32a,32cに接続を行っている。
【0029】なお、前記各実施例は本発明の一実施例を
示したものであり、(N+1)システムに複数のチャネ
ルを増設する場合には本発明を同様に適用することが可
能である。また、前記各実施例では増設チャネルの初段
である第5チャネルの送信機に対してもサーキュレータ
と金属板を設けているが、この初段のサーキュレータを
省略し、手段の送信機をその次段のサーキュレータに直
接的に接続するようにしてもよい。
示したものであり、(N+1)システムに複数のチャネ
ルを増設する場合には本発明を同様に適用することが可
能である。また、前記各実施例では増設チャネルの初段
である第5チャネルの送信機に対してもサーキュレータ
と金属板を設けているが、この初段のサーキュレータを
省略し、手段の送信機をその次段のサーキュレータに直
接的に接続するようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、アンテナ
に最も近いチャネルとアンテナとの間に増設用サーキュ
レータを介挿し、この増設用サーキュレータは信号の伝
播方向と逆方向に接続するとともに、フリー状態とされ
たポートで信号を反射させるように構成したことによ
り、増設用サーキュレータに増設チャネルを接続してい
ない状態では各送信機からの送信信号は増設用サーキュ
レータにおいてアンテナ側に伝播され、同軸ケーブルに
より増設チャネルを接続した場合には、送信信号は増設
用サーキュレータから増設チャネル側にまで伝播され、
かつここを通過したのち再び増設用サーキュレータから
アンテナ側に伝播される。これにより、ロス等化を保持
したままで、増設チャネルの接続時における回線の断を
防止することができる。
に最も近いチャネルとアンテナとの間に増設用サーキュ
レータを介挿し、この増設用サーキュレータは信号の伝
播方向と逆方向に接続するとともに、フリー状態とされ
たポートで信号を反射させるように構成したことによ
り、増設用サーキュレータに増設チャネルを接続してい
ない状態では各送信機からの送信信号は増設用サーキュ
レータにおいてアンテナ側に伝播され、同軸ケーブルに
より増設チャネルを接続した場合には、送信信号は増設
用サーキュレータから増設チャネル側にまで伝播され、
かつここを通過したのち再び増設用サーキュレータから
アンテナ側に伝播される。これにより、ロス等化を保持
したままで、増設チャネルの接続時における回線の断を
防止することができる。
【0031】サーキュレータが導波管型のサーキュレー
タの場合には、そのフリー状態のポートに同軸トランス
ジューサを接続し、この同軸トランスジューサの同軸ポ
ートを開放状態とし、これに増設チャネルに設けた導波
管型のサーキュレータを同軸ケーブルにより接続する構
成とすることで、増設チャネルを接続しない状態では送
信信号をフリー状態のポートで反射させ、増設チャネル
を接続した状態では送信信号を増設チャネル側に伝播す
ることが可能となる。
タの場合には、そのフリー状態のポートに同軸トランス
ジューサを接続し、この同軸トランスジューサの同軸ポ
ートを開放状態とし、これに増設チャネルに設けた導波
管型のサーキュレータを同軸ケーブルにより接続する構
成とすることで、増設チャネルを接続しない状態では送
信信号をフリー状態のポートで反射させ、増設チャネル
を接続した状態では送信信号を増設チャネル側に伝播す
ることが可能となる。
【0032】また、サーキュレータが同軸サーキュレー
タの場合には、そのフリー状態のポートを開放状態と
し、これに増設チャネルに設けた同軸サーキュレータを
同軸ケーブルにより接続する構成とすることで、増設チ
ャネルを接続しない状態では送信信号をフリー状態のポ
ートで反射させ、増設チャネルを接続した状態では送信
信号を増設チャネル側に伝播することが可能となる。
タの場合には、そのフリー状態のポートを開放状態と
し、これに増設チャネルに設けた同軸サーキュレータを
同軸ケーブルにより接続する構成とすることで、増設チ
ャネルを接続しない状態では送信信号をフリー状態のポ
ートで反射させ、増設チャネルを接続した状態では送信
信号を増設チャネル側に伝播することが可能となる。
【図1】本発明の第1実施例のブロック回路図である。
【図2】本発明の第2実施例のブロック回路図である。
【図3】従来の分波装置の一例を示すブロック回路図で
ある。
ある。
【図4】従来の分波装置の他の例を示すブロック回路図
である。
である。
1,21 アンテナ 2,22 フィーダ 3,23 送受共用器 4a〜4f,24a〜24f サーキュレータ 5a〜5f,25a〜25f 送信チャネルフィルタ 7a〜7f,27a〜27f サーキュレータ 8a〜8f,28a〜28f 受信チャネルフィルタ 6,9,16,18 終端器 10,30 増設用サーキュレータ 11,13 トランスジューサ 12a〜12c 導波管 14,34 同軸ケーブル 15 金属板 32a〜32c 同軸ケーブル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年8月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
Claims (6)
- 【請求項1】 複数のチャネルを有し、各チャネルの送
信機と受信機とをそれぞれアンテナに対する送信側と受
信側においてサーキュレータを介して縦続接続し、かつ
各チャネルをロス等化型に構成した通信システム用の分
波装置において、前記アンテナに最も近いチャネルとア
ンテナとの間に増設用サーキュレータを介挿し、この増
設用サーキュレータは信号の伝播方向と逆方向に接続す
るとともに、フリー状態とされたポートで信号を反射さ
せるように構成したことを特徴とする通信システム用分
波装置。 - 【請求項2】 フリー状態とされたポートに増設チャネ
ルを接続可能とし、増設チャネルを接続したときには前
記ポートを通して信号伝播が可能とされるように構成し
てなる請求項1の通信システム用分波装置。 - 【請求項3】 サーキュレータは導波管型のサーキュレ
ータであり、そのフリー状態のポートに同軸トランスジ
ューサを接続し、この同軸トランスジューサの同軸ポー
トを開放状態とする請求項2の通信システム用分波装
置。 - 【請求項4】 増設チャネルは、導波管型のサーキュレ
ータの1つのポートに同軸トランスジューサを接続し、
前記増設用サーキュレータに設けた同軸トランスジュー
サに対して同軸ケーブルにより接続される請求項3の通
信システム用分波装置。 - 【請求項5】 サーキュレータは同軸サーキュレータで
あり、そのフリー状態のポートを開放状態としてなる請
求項2の通信システム用分波装置。 - 【請求項6】 増設チャネルは同軸サーキュレータの1
つのポートを同軸ケーブルを介して、或いは直接的に前
記増設用サーキュレータのフリー状態のポートに接続す
る請求項5の通信システム用分波装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7129314A JP2630306B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 通信システム用分波装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7129314A JP2630306B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 通信システム用分波装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08307110A true JPH08307110A (ja) | 1996-11-22 |
JP2630306B2 JP2630306B2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=15006514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7129314A Expired - Fee Related JP2630306B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 通信システム用分波装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2630306B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS48101062A (ja) * | 1972-03-31 | 1973-12-20 | ||
JPS6068702U (ja) * | 1983-10-19 | 1985-05-15 | 日本ウエーブガイド株式会社 | 導波管サ−キユレ−タ |
JPH0443723A (ja) * | 1990-06-08 | 1992-02-13 | Fujitsu Ltd | 分波器構成方法 |
-
1995
- 1995-04-28 JP JP7129314A patent/JP2630306B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS48101062A (ja) * | 1972-03-31 | 1973-12-20 | ||
JPS6068702U (ja) * | 1983-10-19 | 1985-05-15 | 日本ウエーブガイド株式会社 | 導波管サ−キユレ−タ |
JPH0443723A (ja) * | 1990-06-08 | 1992-02-13 | Fujitsu Ltd | 分波器構成方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2630306B2 (ja) | 1997-07-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |