JPH08306975A - 静電ジョセフソン干渉素子 - Google Patents
静電ジョセフソン干渉素子Info
- Publication number
- JPH08306975A JPH08306975A JP7113067A JP11306795A JPH08306975A JP H08306975 A JPH08306975 A JP H08306975A JP 7113067 A JP7113067 A JP 7113067A JP 11306795 A JP11306795 A JP 11306795A JP H08306975 A JPH08306975 A JP H08306975A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- superconducting
- electrostatic
- normal conductor
- branch
- josephson
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- Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 高温下で電流比のオン・オフ比(ピークバレ
ー比)が大きく、磁場を用いることなく、また低消費電
力の静電ジョセフソン干渉素子を提供する。 【構成】 超伝導リングで分岐した2つの枝の一部にノ
ーマル導体3,4を設けジョセフソン接合を形成し、ど
ちらか一方のノーマル導体部分に静電圧を印加し、ジョ
セフソン電流を自由に制御する。
ー比)が大きく、磁場を用いることなく、また低消費電
力の静電ジョセフソン干渉素子を提供する。 【構成】 超伝導リングで分岐した2つの枝の一部にノ
ーマル導体3,4を設けジョセフソン接合を形成し、ど
ちらか一方のノーマル導体部分に静電圧を印加し、ジョ
セフソン電流を自由に制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超伝導体及びノーマル導
体を用いた高速・高感度デバイスに関し、特に電子波の
性質を利用した静電ジョセフソン干渉素子に関する。
体を用いた高速・高感度デバイスに関し、特に電子波の
性質を利用した静電ジョセフソン干渉素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の超伝導リングを用いた素子は主に
磁場をリングの中心に印加しリングの電流及びコンダク
タンスの制御が行われていた。超伝導リングの中心に磁
場が印加されている場合、上下2つの枝を通過する電子
の波動関数の位相は、それぞれθ及び−θずれ、それに
より超伝導リングのジョセフソン電流は磁場関数として
周期的に振動する。
磁場をリングの中心に印加しリングの電流及びコンダク
タンスの制御が行われていた。超伝導リングの中心に磁
場が印加されている場合、上下2つの枝を通過する電子
の波動関数の位相は、それぞれθ及び−θずれ、それに
より超伝導リングのジョセフソン電流は磁場関数として
周期的に振動する。
【0003】最近10年の微細加工、結晶成長技術はめ
ざましいものがあり、近年ではノーマルメタルにおいて
も低温では、位相コヒーレントなサンプルを作製可能で
ある。このような状況では、サンプルを通過する電子
は、超伝導体中や真空中を運動する電子のごとくバリス
ティクに運動する。
ざましいものがあり、近年ではノーマルメタルにおいて
も低温では、位相コヒーレントなサンプルを作製可能で
ある。このような状況では、サンプルを通過する電子
は、超伝導体中や真空中を運動する電子のごとくバリス
ティクに運動する。
【0004】このような微細リングに磁場あるいは静電
ポテンシャルを作用させてコンダクタンスを制御する実
験はS.Datta et.al., Applied
Physics Letters(アプライド フィ
ジックス レターズ)48、P487(1986)及び
P.Vegar et.al.,PhysicalRe
view B(フィジカル レビュー ビー)40、P
3491(1989)に記載されている。このような素
子はノーマルメタルであるがゆえに、コンダクタンスを
磁場及び静電ポテンシャルの関数として高いピークバレ
ー比(論理回路の1と0)を得るためには数ケルビンの
温度にしなければならず、それ以上温度が高いとピーク
バレー比が1/Tに比例して減少してしまう。またサン
プルサイズは数千オングストローム程度に加工しなけれ
ばならない等の欠点を持っている。
ポテンシャルを作用させてコンダクタンスを制御する実
験はS.Datta et.al., Applied
Physics Letters(アプライド フィ
ジックス レターズ)48、P487(1986)及び
P.Vegar et.al.,PhysicalRe
view B(フィジカル レビュー ビー)40、P
3491(1989)に記載されている。このような素
子はノーマルメタルであるがゆえに、コンダクタンスを
磁場及び静電ポテンシャルの関数として高いピークバレ
ー比(論理回路の1と0)を得るためには数ケルビンの
温度にしなければならず、それ以上温度が高いとピーク
バレー比が1/Tに比例して減少してしまう。またサン
プルサイズは数千オングストローム程度に加工しなけれ
ばならない等の欠点を持っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】Tc の高い超伝導であ
れば、ノーマルメタルと比較し少なくとも100K以上
高い温度での動作が可能となる。磁場により電流を制御
するものはSQUIDとして知られているがデバイス応
用上は磁場よりも静電圧の方が好ましい。超伝導体にお
いては電子密度が一般的に半導体よりもかなり高く上下
の枝の位相差を設けるためには強大な電圧が必要とな
る。また一般に超伝導状態においては抵抗はほとんど0
で電圧差が生じないために、電圧による十分な電流の制
御はほとんど不可能である。
れば、ノーマルメタルと比較し少なくとも100K以上
高い温度での動作が可能となる。磁場により電流を制御
するものはSQUIDとして知られているがデバイス応
用上は磁場よりも静電圧の方が好ましい。超伝導体にお
いては電子密度が一般的に半導体よりもかなり高く上下
の枝の位相差を設けるためには強大な電圧が必要とな
る。また一般に超伝導状態においては抵抗はほとんど0
で電圧差が生じないために、電圧による十分な電流の制
御はほとんど不可能である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の静電ジョセフソ
ン干渉素子は、2つの端子間で、互いの電気特性の等し
い第1の超伝導分岐と第2の超伝導分岐で接続され、第
1の超伝導分岐と第2の超伝導分岐のそれぞれ途中にノ
ーマル導体接合を設けた超伝導リングを有し、少なくと
も一方の超伝導分岐のノーマル導体に静電圧を印加し
て、第1の超伝導分岐と第2の超伝導分岐の間に電子密
度の差を発生させ、電流及びコンダクタンスを制御する
ことを特徴とする。また第1の超伝導分岐と前記第2の
超伝導分岐のそれぞれ途中に複数のノーマル導体接合を
設けたことを特徴とする。また静電ジョセフソン干渉素
子を直列に接続したことを特徴とする。また、端子と超
伝導リングの間にノーマル導体を挿入し、前記ノーマル
導体が共鳴トンネル障壁構造を有することを特徴とす
る。
ン干渉素子は、2つの端子間で、互いの電気特性の等し
い第1の超伝導分岐と第2の超伝導分岐で接続され、第
1の超伝導分岐と第2の超伝導分岐のそれぞれ途中にノ
ーマル導体接合を設けた超伝導リングを有し、少なくと
も一方の超伝導分岐のノーマル導体に静電圧を印加し
て、第1の超伝導分岐と第2の超伝導分岐の間に電子密
度の差を発生させ、電流及びコンダクタンスを制御する
ことを特徴とする。また第1の超伝導分岐と前記第2の
超伝導分岐のそれぞれ途中に複数のノーマル導体接合を
設けたことを特徴とする。また静電ジョセフソン干渉素
子を直列に接続したことを特徴とする。また、端子と超
伝導リングの間にノーマル導体を挿入し、前記ノーマル
導体が共鳴トンネル障壁構造を有することを特徴とす
る。
【0007】
【作用】本発明では超伝導体−ノーマル導体−超伝導体
のSNSサンドイッチ構造を用いて、超伝導リングの上
下のジョセフソン電流の一方のノーマル領域に静電圧を
かけることにより、上下の枝を通過する電子の波数(キ
ャリア密度)に勾配が発生し、電流が静電圧の関数とし
て振動する。
のSNSサンドイッチ構造を用いて、超伝導リングの上
下のジョセフソン電流の一方のノーマル領域に静電圧を
かけることにより、上下の枝を通過する電子の波数(キ
ャリア密度)に勾配が発生し、電流が静電圧の関数とし
て振動する。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明する。
【0009】本発明の第1の実施例の模式図を図1に示
す。図1(a)は第1の実施例の模式図を示している。
同図において1はソース電極、6aはドレイン電極、
2,6は超伝導リングの分岐点、3,4はノーマル導
体、5はゲート電極である。
す。図1(a)は第1の実施例の模式図を示している。
同図において1はソース電極、6aはドレイン電極、
2,6は超伝導リングの分岐点、3,4はノーマル導
体、5はゲート電極である。
【0010】ソース電極1から出た電子は超伝導体2の
2つ分岐で等確率で分配される。2つに分かれた電子
は、さらにノーマル導体3,4をそれぞれ通過し超伝導
体6で再び合流する。
2つ分岐で等確率で分配される。2つに分かれた電子
は、さらにノーマル導体3,4をそれぞれ通過し超伝導
体6で再び合流する。
【0011】ここで図1(a)のように片側のジョセフ
ソン接合のあるゲート電極5に静電圧VG を印加するこ
とによりノーマル導体4を通過してきた電子の波数は、
ソン接合のあるゲート電極5に静電圧VG を印加するこ
とによりノーマル導体4を通過してきた電子の波数は、
【0012】
【数1】
【0013】から
【0014】
【数2】
【0015】に変化する。一方ノーマル導体3を通過し
た電子の波数は
た電子の波数は
【0016】
【数3】
【0017】である。これにより、上下の分岐で電子密
度の差が生じて超伝導体6に到達した電子の確率分布
は、ゲート電極にかける静電圧VG によって変調され
る。つまり、静電圧(磁場0)で電流の変調が可能とな
る。
度の差が生じて超伝導体6に到達した電子の確率分布
は、ゲート電極にかける静電圧VG によって変調され
る。つまり、静電圧(磁場0)で電流の変調が可能とな
る。
【0018】もし磁場も静電ポテンシャルもなければ、
系のジョセフソン電流Jtot は
系のジョセフソン電流Jtot は
【0019】
【数4】
【0020】δ0 は超伝導体間の位相のずれである。K
は比例定数となりδ0 ≠nπのときに一定のJtot が得
られる。
は比例定数となりδ0 ≠nπのときに一定のJtot が得
られる。
【0021】もしノーマル導体4にゲート電極5にゲー
ト電圧VG を印加すれば、
ト電圧VG を印加すれば、
【0022】
【数5】
【0023】となりJtot は図1(b)に示すように、
φの関数として振幅
φの関数として振幅
【0024】
【数6】
【0025】で振動する。ゲート電極5でのゲート電圧
を数mV印加することにより、数周期の変調が可能とな
る。
を数mV印加することにより、数周期の変調が可能とな
る。
【0026】本発明の第2の実施例を図2に示す。図2
(a)は第2の実施例の模式図を示す。同図において7
はソース電極、14はドレイン電極、13は超伝導体、
9,10,11はノーマル導体、12はゲート電極であ
る。図2(a)に示すように超伝導リングの上下に対向
するノーマル導体9,10,11が配置されジョセフソ
ン接合を形成している。ゲート電極12は上下の一方の
これを複数個にすることによって、ジョセフソン電流の
振動周期を増加させ、より低電圧で素子動作を可能とす
る。図2(b)は3個ずつの接合が形成されている場合
のもので振動を1周期変化させるのに要する電圧は1/
3となる。したがって、上下N個ずつの場合、電圧は1
/Nとなる。
(a)は第2の実施例の模式図を示す。同図において7
はソース電極、14はドレイン電極、13は超伝導体、
9,10,11はノーマル導体、12はゲート電極であ
る。図2(a)に示すように超伝導リングの上下に対向
するノーマル導体9,10,11が配置されジョセフソ
ン接合を形成している。ゲート電極12は上下の一方の
これを複数個にすることによって、ジョセフソン電流の
振動周期を増加させ、より低電圧で素子動作を可能とす
る。図2(b)は3個ずつの接合が形成されている場合
のもので振動を1周期変化させるのに要する電圧は1/
3となる。したがって、上下N個ずつの場合、電圧は1
/Nとなる。
【0027】図3は本発明の第3の実施例を示す図であ
る。図3(a)は第3の実施例の模式図である。同図に
おいて、15はソース電極、17,19,21はジョセ
フソン接合、16,18,20,22はノーマル導体
線、23,24,25はゲート電極、26はドレイン電
極を示している。第3の実施例は第1の実施例と同様に
超伝導体にノーマル導体が設けられ、一方のノーマル導
体にゲート電極が設置されている。このような超伝導リ
ングがノーマル導体線16,18,20,22により各
々の超伝導リング及びソース電極15、ドレイン電極2
6とつながっている。第3の実施例では図に示すように
3個の超伝導リングを直列に配列してある。
る。図3(a)は第3の実施例の模式図である。同図に
おいて、15はソース電極、17,19,21はジョセ
フソン接合、16,18,20,22はノーマル導体
線、23,24,25はゲート電極、26はドレイン電
極を示している。第3の実施例は第1の実施例と同様に
超伝導体にノーマル導体が設けられ、一方のノーマル導
体にゲート電極が設置されている。このような超伝導リ
ングがノーマル導体線16,18,20,22により各
々の超伝導リング及びソース電極15、ドレイン電極2
6とつながっている。第3の実施例では図に示すように
3個の超伝導リングを直列に配列してある。
【0028】第3の実施例の動作を説明する。ソース電
極15から出た電子はそれぞれのジョセフソン接合やノ
ーマル導体線を通過しドレイン電極26に到達する。な
お、ゲート電極23,24,25におけるゲート電圧を
変調することにより、全系の導体が変調される。ノーマ
ル導体線16,18,20,22がすべて等しい長さL
とすると、kL=nπ(kは電子の波数)のときに系の
導体には図3(b)のようにファブリーペロー型のパル
ス的共鳴ピークが生じる。このときのピーク幅は連結さ
れた超伝導リングの数を増加することにより狭くなり、
ピークとバレーの区別(論理回路の1.0)が明瞭とな
る。本実施例では超伝導リングどうしをつなぐ線として
ノーマル導体を用いたが超伝導線でもよい。
極15から出た電子はそれぞれのジョセフソン接合やノ
ーマル導体線を通過しドレイン電極26に到達する。な
お、ゲート電極23,24,25におけるゲート電圧を
変調することにより、全系の導体が変調される。ノーマ
ル導体線16,18,20,22がすべて等しい長さL
とすると、kL=nπ(kは電子の波数)のときに系の
導体には図3(b)のようにファブリーペロー型のパル
ス的共鳴ピークが生じる。このときのピーク幅は連結さ
れた超伝導リングの数を増加することにより狭くなり、
ピークとバレーの区別(論理回路の1.0)が明瞭とな
る。本実施例では超伝導リングどうしをつなぐ線として
ノーマル導体を用いたが超伝導線でもよい。
【0029】図4に本発明の第4の実施例を示す図であ
る。図4(a)に第4の実施例の模式図を示す。図中1
5はソース電極、27,32は共鳴トンネル障壁構造、
28,31は超伝導体、29,30はノーマル導体、3
3はドレイン電極を示している。第4の実施例は超伝導
体28の分岐部とソース電極の間及び超伝導体31の合
流部とドレイン電極の間にノーマル導体の共鳴トンネル
障壁構造を配置されている以外は第1の実施例と同様の
構成である。
る。図4(a)に第4の実施例の模式図を示す。図中1
5はソース電極、27,32は共鳴トンネル障壁構造、
28,31は超伝導体、29,30はノーマル導体、3
3はドレイン電極を示している。第4の実施例は超伝導
体28の分岐部とソース電極の間及び超伝導体31の合
流部とドレイン電極の間にノーマル導体の共鳴トンネル
障壁構造を配置されている以外は第1の実施例と同様の
構成である。
【0030】ソース電極から出た電子が選択的に共鳴ト
ンネル障壁構造を通過して、完全透過(全系の透過確率
1)の状態を減少させる。したがって両端にバリアがな
い第1の実施例よりも、急激なコンダクタンス変化を可
能とし、スイッチング比を大きくとることができる。
ンネル障壁構造を通過して、完全透過(全系の透過確率
1)の状態を減少させる。したがって両端にバリアがな
い第1の実施例よりも、急激なコンダクタンス変化を可
能とし、スイッチング比を大きくとることができる。
【0031】ここでVG を変調することにより図4
(b)に示すようにゲート電圧の関数としてコンダクタ
ンスの[1,0]の状態をコントロールできる。なお、
スイッチング比の調整は両サイドの共振トンネル障壁構
造の厚みを増加することによって得られる。
(b)に示すようにゲート電圧の関数としてコンダクタ
ンスの[1,0]の状態をコントロールできる。なお、
スイッチング比の調整は両サイドの共振トンネル障壁構
造の厚みを増加することによって得られる。
【0032】以上の実施例において超伝導は金属系、セ
ラミック系、有機材料系、材質にはよらないが、その超
伝導転移温度が高い方が好ましく、また、ノーマルコン
ダクタとしてはGaAs等の半導体を用いることもでき
る。共鳴トンネル障壁構造は例えばGaAs/AlGa
Asの半導体により形成することが可能である。
ラミック系、有機材料系、材質にはよらないが、その超
伝導転移温度が高い方が好ましく、また、ノーマルコン
ダクタとしてはGaAs等の半導体を用いることもでき
る。共鳴トンネル障壁構造は例えばGaAs/AlGa
Asの半導体により形成することが可能である。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば従来より高温下で、電流
比のオン・オフ比(ピークバレー比)の大きいジョセフ
ソン干渉計を磁場を介さず直接電気的に制御することが
できる。
比のオン・オフ比(ピークバレー比)の大きいジョセフ
ソン干渉計を磁場を介さず直接電気的に制御することが
できる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す模式図及び第1の
実施例の電流変調特性を示す図である。
実施例の電流変調特性を示す図である。
【図2】本発明の複合接合を有する第2の実施例を示す
模式図及び第2の実施例の電流変調特性を示す図であ
る。
模式図及び第2の実施例の電流変調特性を示す図であ
る。
【図3】本発明の直列に接続した第3の実施例を示す模
式図及び第3の実施例の電流変調特性を示す図である。
式図及び第3の実施例の電流変調特性を示す図である。
【図4】本発明の両端子に共鳴トンネル障壁構造を有す
る第4の実施例を示す模式図及び第4の実施例の電流変
調特性を示す図である。
る第4の実施例を示す模式図及び第4の実施例の電流変
調特性を示す図である。
1 ソース電極 2 超伝導リングの分岐点 3 ノーマル導体 4 ノーマル導体 5 ゲート電極 6 超伝導リングの分岐点 7 ソース電極 8 超伝導体 9 ノーマル導体 10 ノーマル導体 11 ノーマル導体 12 ゲート電極 13 超伝導体 14 ドレイン電極 15 ソース電極 16 ノーマル導体線 17 ジョセフソン接合 18 ノーマル導体線 19 ジョセフソン接合 20 ノーマル導体線 21 ジョセフソン接合 22 ノーマル導体線 23 ゲート電極 24 ゲート電極 25 ゲート電極 26 ドレイン電極 27 共鳴トンネル障壁構造 28 超伝導体 29 ノーマル導体 30 ノーマル導体 31 超伝導体 32 共鳴トンネル障壁層 33 ドレイン電極
Claims (4)
- 【請求項1】2つの端子間で、互いの電気特性の等しい
第1の超伝導分岐と第2の超伝導分岐で接続され、第1
の超伝導分岐と第2の超伝導分岐のそれぞれ途中にノー
マル導体接合を設けた超伝導リングを有し、少なくとも
一方の超伝導分岐のノーマル導体に静電圧を印加して、
第1の超伝導分岐と第2の超伝導分岐の間に電子密度の
差を発生させ、電流及びコンダクタンスを制御すること
を特徴とする静電ジョセフソン干渉素子。 - 【請求項2】前記第1の超伝導分岐と前記第2の超伝導
分岐のそれぞれ途中に複数のノーマル導体接合を設けた
ことを特徴とする請求項1記載の静電ジョセフソン干渉
素子。 - 【請求項3】前記静電ジョセフソン干渉素子を直列に接
続したことを特徴とする請求項1記載の静電ジョセフソ
ン干渉素子。 - 【請求項4】前記端子と超伝導リングの間にノーマル導
体を挿入し、前記ノーマル導体が共鳴トンネル障壁構造
を有することを特徴とする請求項1記載の静電ジョセフ
ソン干渉素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7113067A JP2978738B2 (ja) | 1995-05-11 | 1995-05-11 | 静電ジョセフソン干渉素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7113067A JP2978738B2 (ja) | 1995-05-11 | 1995-05-11 | 静電ジョセフソン干渉素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08306975A true JPH08306975A (ja) | 1996-11-22 |
JP2978738B2 JP2978738B2 (ja) | 1999-11-15 |
Family
ID=14602670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7113067A Expired - Fee Related JP2978738B2 (ja) | 1995-05-11 | 1995-05-11 | 静電ジョセフソン干渉素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2978738B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63280473A (ja) * | 1987-05-12 | 1988-11-17 | Mitsubishi Electric Corp | スイッチング素子 |
JPH0260176A (ja) * | 1988-08-26 | 1990-02-28 | Japan Aviation Electron Ind Ltd | アハロノフ・ボーム効果トランジスタ |
-
1995
- 1995-05-11 JP JP7113067A patent/JP2978738B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63280473A (ja) * | 1987-05-12 | 1988-11-17 | Mitsubishi Electric Corp | スイッチング素子 |
JPH0260176A (ja) * | 1988-08-26 | 1990-02-28 | Japan Aviation Electron Ind Ltd | アハロノフ・ボーム効果トランジスタ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2978738B2 (ja) | 1999-11-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970909 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |