JPH08306182A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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Publication number
JPH08306182A
JPH08306182A JP11155695A JP11155695A JPH08306182A JP H08306182 A JPH08306182 A JP H08306182A JP 11155695 A JP11155695 A JP 11155695A JP 11155695 A JP11155695 A JP 11155695A JP H08306182 A JPH08306182 A JP H08306182A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
adsorbent
disk device
boundary surface
case
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11155695A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Kawabata
秀明 河端
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Engineering Ltd filed Critical NEC Engineering Ltd
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Publication of JPH08306182A publication Critical patent/JPH08306182A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 腐食性ガスを比較的短時間に吸着することが
できるガス吸着剤を備えたディスク装置の提供。 【構成】 光磁気ディスク装置のプレート16にガス吸
収剤18を有する吸着剤ケース1を取り付け、このガス
吸着剤18とプレート16が包囲する内部空間Sとが接
触する境界面20を凹凸状に形成し、プレート16内に
存在する腐食性ガスが比較的短時間にガス吸着剤18に
吸着されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディスク装置に関し、特
にガス吸着機構を有するディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のディスク装置、特に光磁気ディス
ク装置は光学ヘッドにより光学的に媒体に対して情報の
記録・再生を行っている。この光学ヘッドに塵埃が付着
するとディスクに対する情報の記録・再生を正確に行う
ことができず光磁気ディスクの信頼性が失われる。
【0003】これを防ぐために光学ヘッドと光学ヘッド
の位置決め機構を内包する光学機構部を防塵対策として
密閉構造にすることが考えられる。
【0004】しかし、ディスクの交換時等に外部からN
OxやSO2 などの腐食性ガスが光学機構部の内部に侵
入したり、光学機構部の内部部品から腐食性ガスが発生
した場合は、光学機構部の内部空間が長時間腐食性ガス
に汚染され、光学機構部の内部部品を腐食したり電子部
品を腐食することがある。
【0005】そこで、この腐食性ガスから光学機構部の
内部部品等を保護するためガス吸収剤を備えた光磁気デ
ィスク装置が知られている。
【0006】図3は従来の光磁気ディスク装置の内部概
略構成図である。光磁気ディスク装置は、情報を記録す
る光磁気ディスク11と、この光磁気ディスク11を内
包するカートリッジ12と、光磁気ディスク11を回転
させるスピンドルモータ13と、光磁気ディスク11に
情報の書き込みと読み出しを行う光学ヘッド14と、こ
の光学ヘッド14の位置決め機構15と、光磁気ディス
ク11、カートリッジ12、スピンドルモータ13、光
学ヘッド14および位置決め機構15を内包するプレー
ト16と、このプレート16の一部を開閉自在とした開
閉カバー17と、プレート16の内部空間Sに設けられ
たガス吸着剤18と、このガス吸着剤18と内部空間S
との境界を仕切り、ガス吸着剤18を内部空間に接触さ
せるための境界面19と、この境界面19の前部に設け
られた防塵用のフィルタ20とからなる。
【0007】この構成によりスピンドルモータ13が光
磁気ディスク11を回転させ、光学ヘッド14により光
磁気ディスク11に対し情報の読み書きが行われる。
【0008】また、通常開閉カバー17は閉じられてい
るが、光磁気ディスク11を交換する際は、この開閉カ
バー17を開けて光磁気ディスク11をカートリッジ1
2ごと交換することが可能である。
【0009】さて、内部空間Sに存在する腐食性ガスは
フィルタ20および境界面19を介してガス吸着剤18
に吸着される。また、この境界面19は平坦に形成され
ているため、腐食性ガスはまず境界面19に接している
ガス吸着剤18aに吸着され、その後順に奥のガス吸着
剤18b,…に吸着されていく。
【0010】また、(1)特開平2−240893号公
報に記録媒体を内蔵した密閉筐体に外気と通じる微細な
吸収孔を有する磁気ディスク装置において、筐体内で極
性分子および非極性分子に有効な吸湿作用を有する吸湿
剤とガス吸着剤を併用する磁気ディスク装置が開示さ
れ、(2)特開平4−247389号公報にガス吸収剤
ケースを通った空気がケース乾燥剤ケースに入るように
した磁気ディスク装置が開示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の光磁気
ディスク装置ではガス吸着剤の境界面が平坦に形成され
ているため、ガス吸着剤が腐食性ガスを完全に吸着する
までに長時間を要し、このため、腐食性ガスがガス吸着
剤に吸着されるよりも先に、光磁気ディスク装置の内部
部品が腐食してしまうという欠点があった。
【0012】また、先行技術(1)、(2)にはガス吸
着剤を有するディスク装置が開示されているが、腐食性
ガスを比較的短時間に吸着する技術については開示され
ていない。
【0013】そこで本発明の目的は、腐食性ガスを比較
的短時間に吸着することができるガス吸着剤を備えたデ
ィスク装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、情報を記録するディスクと、このディスク
に情報の書き込みと読み出しを行う記録・再生ヘッド
と、この記録・再生ヘッドの位置決め機構と、前記ディ
スク、記録・再生ヘッドおよび位置決め機構を内包する
プレートと、ガス吸着剤を内包しこのガス吸着剤が前記
プレートの内部空間と境界面を介して接触する吸着剤ケ
ースとを含むディスク装置であって、前記吸着剤ケース
の境界面は凹凸状に形成されることを特徴とする。
【0015】
【作用】吸着剤ケースの境界面が凹凸状に形成されてい
るため、平坦に形成されている場合に比べ表面積が遥か
に広くなる。したがって、ガス吸着剤は腐食性ガスを比
較的短時間に吸着することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面を参
照しながら説明する。図1は本発明に係るディスク装置
の一実施例の内部概略構成図である。なお、以下の図に
おいて従来例と同様な構成部分については同一番号を付
し、その説明を省略する。また、本実施例では特に光磁
気ディスク装置について説明するが、光磁気型に限定す
るものではなく磁気ディスク装置でもよい。また、ディ
スク交換を要しない固定ディスク等に用いることも可能
である。
【0017】この光磁気ディスク装置が従来の光磁気デ
ィスク装置と異なる点はガス吸着剤18を含むガス吸着
剤ケースにある。したがって、以下このガス吸着剤ケー
スについて説明し、その他の従来と同様の構成部分につ
いては図示するに止める。
【0018】ガス吸着剤18はプレート16に着脱自在
に形成された吸着剤ケース1内に収納されている。した
がって、プレート16には腐食性ガスをガス吸収剤18
に導くための開口Hが設けられている。そして、吸着剤
ケース1をプレート16に取り付けた状態では内部空間
Sは密閉状態となる。
【0019】また、ガス吸着剤18と内部空間Sとの境
界を仕切り、ガス吸着剤18を内部空間に接触させるた
めの境界面2は凹凸状に形成されている。したがって、
境界面が平坦に形成されている場合に比べ表面積が遥か
に広くなる。
【0020】すなわち、境界面2の各面2a〜2hから
腐食性ガスがガス吸着剤18に吸着されるため、境界面
が平坦な場合に比べ腐食性ガスを短時間で吸着すること
ができる。したがって、光磁気ディスク装置の内部部品
が腐食する前に腐食性ガスをガス吸着剤18に吸着させ
ることができる。
【0021】また、ガス吸着剤18を内包した吸着剤ケ
ース1をプレート16に着脱自在に設けたため、一定時
間腐食性ガスを吸着したガス吸着剤18を吸着剤ケース
1ごと容易に交換することができる。したがって、常に
吸着能力のあるガス吸着剤18を設けることができ、腐
食性ガスの排除機能の信頼性を向上させることができ
る。
【0022】次に、吸着剤ケースの変形実施例について
説明する。図2は吸着剤ケースの変形実施例の内部概略
構成図である。この吸着剤ケース5は境界面6の中央部
6aが凹状に形成されており、各面6a〜6eから腐食
性ガスがガス吸収剤18に吸着される。したがって、吸
着剤ケース1の境界面2と同様に腐食性ガスを短時間で
吸着することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、ガス吸着剤とプレート
の内部空間との境界に設けた境界面を凹凸状に形成した
ため、平坦に形成した場合に比べ表面積を遥かに広くす
ることができ、腐食性ガスをガス吸着剤に比較的短時間
に吸着させることができる。
【0024】したがって、ディスク装置の内部部品が腐
食する前に腐食性ガスをガス吸着剤に吸着させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスク装置の一実施例の内部概
略構成図である。
【図2】同ディスク装置の吸着剤ケースの変形実施例の
内部概略構成図である。
【図3】従来の光磁気ディスク装置の内部概略構成図で
ある。
【符号の説明】
1,5 吸着剤ケース 2,6 境界面 11 光磁気ディスク 14 光学ヘッド 15 位置決め機構 16 プレート 18 ガス吸着剤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を記録するディスクと、このディス
    クに情報の書き込みと読み出しを行う記録・再生ヘッド
    と、この記録・再生ヘッドの位置決め機構と、前記ディ
    スク、記録・再生ヘッドおよび位置決め機構を内包する
    プレートと、ガス吸着剤を内包しこのガス吸着剤が前記
    プレートの内部空間と境界面を介して接触する吸着剤ケ
    ースとを含むディスク装置であって、 前記吸着剤ケースの境界面は凹凸状に形成されることを
    特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記吸着剤ケースの境界面は中央部が凹
    状であることを特徴とする請求項1記載のディスク装
    置。
  3. 【請求項3】 前記吸着剤ケースは外部から着脱自在に
    形成されることを特徴とする請求項1または2記載のデ
    ィスク装置。
JP11155695A 1995-05-10 1995-05-10 ディスク装置 Withdrawn JPH08306182A (ja)

Priority Applications (1)

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JP11155695A JPH08306182A (ja) 1995-05-10 1995-05-10 ディスク装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11155695A JPH08306182A (ja) 1995-05-10 1995-05-10 ディスク装置

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JPH08306182A true JPH08306182A (ja) 1996-11-22

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ID=14564389

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JP11155695A Withdrawn JPH08306182A (ja) 1995-05-10 1995-05-10 ディスク装置

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Effective date: 20020806