JPH0830536B2 - 平面ダイアフラム - Google Patents

平面ダイアフラム

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JPH0830536B2
JPH0830536B2 JP62311435A JP31143587A JPH0830536B2 JP H0830536 B2 JPH0830536 B2 JP H0830536B2 JP 62311435 A JP62311435 A JP 62311435A JP 31143587 A JP31143587 A JP 31143587A JP H0830536 B2 JPH0830536 B2 JP H0830536B2
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JP
Japan
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diaphragm
valve
lip
flat
seal
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潤一 西澤
徹夫 岡田
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JGC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
発明の目的
【産業状の利用分野】
本発明は、バルブやレギュレーターなどのガスチェン
バーを形成するための平面ダイアフラム、とくに金属製
のそれの改良に関する。
【従来の技術】 ガスの流量や圧力を調節するバルブやレギュレーター
などのガスチェンバーに、金属製の平面ダイアフラムが
使用されている。たとえばバルブのガス室は、第4図に
示すように、金属製の平面ダイアフラム1を精密加工し
たリップ2および7でバックアップリング3および8に
押しつけてシールすることによって形成する。リップも
バックアップリングも通常は金属製であって、メタルタ
ッチのシールである。このシールは、多くの場合、ダイ
アフラムの周辺だけでなく中央においても行なわれる。 リップで押しつけられバックアップリングに沈み込ん
だダイアフラムは、シール部分の変形の影響が全体に及
び、リップに当る面を凹側とする方向のコーン状の変形
する傾向がある。この変形は、第4図の場合、弁体4を
上へ移動させ、弁5と弁座6のクリアランスが製品ごと
にばらつく結果を招く。変形したダイアフラムには、応
力が働いているため、バルブのスムーズな作動が妨げら
れ、微妙なバルブ調整が難しくなって、微小な流量や圧
力を調整するという目的を達成できない。 こうした不都合をなくすためには、ダイアフラムを変
形から防ぎ、平面に保つことが重要である。
【発明が解決しようとする問題点】
本発明の目的は、微少流量調節バルブのガスチェンバ
ーの形成に使用する平面ダイアフラムであって、ダイア
フラムを組み込んだときに、そのガス圧が働く部分がシ
ールによって歪まず平面に保たれるようなダイアフラム
を提供することがある。 発明の構成
【問題点を解決するための手段】
本発明のダイアフラムは、微少流量調節バルブのガス
チェンバー形成に使用する平面ダイアフラムであって、
第1図および第2図に示したように、円板の中心部およ
び周辺部に、リップとバックアップリングとではさんで
シールするシール部分を設け、中心部のシール部分外側
近傍および周辺部内側近傍にそれぞれ同心円状の段差を
設けて、これら二つの段差の間をガス圧の作用する受圧
部分としたことを特徴とする。 本発明のダイアフラムは、ステンレスやモネルメタル
など、従来の金属製ダイアフラムと同様な材料で製作す
ることができる。
【作 用】
前記したように、従来の平面ダイアフラムは、バルブ
などに組み込んだときに、リップにおしつけられバック
アップリングに沈み込んだ部分の変形が、そのままダイ
アフラム全体に波及してコーン形に変形することが多
い。コーンはリップの当る凹側とする方向に形成される
傾向にあり、周縁シールと中央シールのリップの方向を
同一に設定することにより、変形量を小さくすることが
できるが、ダイアフラム内部の応力は複雑であって、作
動がスムーズにならない。 これに対して本発明のダイアフラムは、それを使用し
てバルブを組み立てると、第3図に示すように、リップ
2および7でダイアフラム1をバックアップリング3お
よび8におしつけたときシール部分にダイアフラムの変
形は、シール部分だけに局限され、段差13および14をこ
えてガス圧の作用する部分12には及ばない。このように
して、ガス圧の作用する部分を平面に保つことができ、
バルブの弁体4が上下にずれて、弁5と弁座6のクリア
ランスがばらついたり、バルブの動作が固くなったりす
ることがない。
【実施例】
超高真空ダイナミック微小流量調整バルブ(日本ファ
インセラミックス(株)製)を、第1図および第2図に
示す形状の本発明のダイアフラムを使用して組み立て
た。ダイアフラムは厚さ0.1mmのモネルメタル製で、外
径30mm、段差高さ0.2mmである。 バルブの弁と弁座のクリアランスのばらつきは、従来
のダイアフラムを用いた場合には±0.2mmであったが、
本発明のダイアフラムを用いたものでは±0.1mmの範囲
内に入っていた。 バルブの動作を調べたところ、本発明のダイアフラム
を使用したものはすべてスムーズに作動した。 発明の効果 本発明のダイアフラムは、微小流量調節バルブに組み
込んだとき、ガス圧の作用する部分を平面に保つことが
できるため、製品のばらつきが小さく、動作のスムーズ
な製品が得られ、良品の歩留りを高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本発明のダイアフラムの一例を
示すものであって、第1図は平面図、第2図は中心を通
る断面図である。 第3図は、本発明のダイアフラムを使用した微少流量調
節バルブの縦断面図である。 第4図は、従来のダイアフラムを使用した場合に起りが
ちなダイアフラムの変形を概念的に示す、バルブのガス
室の縦断面図である。 1……ダイアフラム 11A,11B……シール部分 12……ガズ圧の作用する部分 13……段差 2……リップ、3……バックアップリング 4……弁体、5……弁 6……弁座

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】微少流量調節バルブのガスチェンバーの形
    成に使用する平面ダイアフラムであって、円板の中心部
    および周辺部に、リップとバックアップリンクとではさ
    んでシールするシール部分を設け、中心部のシール部分
    外側近傍および周辺部内側近傍にそれぞれ同心円状の段
    差を設けて、これら二つの段差の間をガス圧の作用する
    受圧部分としたことを特徴とする平面ダイアフラム。
JP62311435A 1987-12-09 1987-12-09 平面ダイアフラム Expired - Fee Related JPH0830536B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2703283C2 (de) * 1976-02-03 1984-09-06 Smiths Industries Public Ltd. Co., London Druckempfindliches Diaphragma
JPH0515696Y2 (ja) * 1986-12-23 1993-04-26

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