JPH0830464B2 - 揺動板型可変容量圧縮機 - Google Patents
揺動板型可変容量圧縮機Info
- Publication number
- JPH0830464B2 JPH0830464B2 JP63155914A JP15591488A JPH0830464B2 JP H0830464 B2 JPH0830464 B2 JP H0830464B2 JP 63155914 A JP63155914 A JP 63155914A JP 15591488 A JP15591488 A JP 15591488A JP H0830464 B2 JPH0830464 B2 JP H0830464B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drive shaft
- thrust
- oscillating plate
- race
- piston
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B27/10—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
- F04B27/1036—Component parts, details, e.g. sealings, lubrication
- F04B27/1054—Actuating elements
- F04B27/1063—Actuating-element bearing means or driving-axis bearing means
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、とくに車両空調用に供して好適なガス圧縮
機に係り、詳しくは、シリンダブロックとハウジングに
よって支承された駆動軸と、該駆動軸に回転体を介して
取付けられた揺動板と、該揺動板に連繋したピストンと
を備え、クランク室圧力と吸入圧力との差圧に応動する
揺動板の傾角変位により、ピストンストロークを変化さ
せて吐出容量を制御するように構成した揺動板型可変容
量圧縮機に関する。
機に係り、詳しくは、シリンダブロックとハウジングに
よって支承された駆動軸と、該駆動軸に回転体を介して
取付けられた揺動板と、該揺動板に連繋したピストンと
を備え、クランク室圧力と吸入圧力との差圧に応動する
揺動板の傾角変位により、ピストンストロークを変化さ
せて吐出容量を制御するように構成した揺動板型可変容
量圧縮機に関する。
［従来の技術］ 揺動板型可変容量圧縮機においては、ピストンの圧縮
反力及びピストンの背面に働くクランク室圧力が、ピス
トンと連繋する揺動板を介して回転体及び駆動軸にスラ
スト荷重として作用する。したがって、かかるスラスト
荷重を受承するために、シリンダブロックと結合してク
ランク室を形成するフロントハウジングの内端壁面と、
上記回転体の端面との間にはスラスト軸受が挟装され、
一方、シリンダブロックの前端面から有底状に穿設され
て、延在する駆動軸をラジアル軸受を介して支承する座
繰り孔の底壁面と、該駆動軸端面との間には弾性体によ
り付勢されたスラストレースが介装されている（実開昭
62−135875号公報）。
反力及びピストンの背面に働くクランク室圧力が、ピス
トンと連繋する揺動板を介して回転体及び駆動軸にスラ
スト荷重として作用する。したがって、かかるスラスト
荷重を受承するために、シリンダブロックと結合してク
ランク室を形成するフロントハウジングの内端壁面と、
上記回転体の端面との間にはスラスト軸受が挟装され、
一方、シリンダブロックの前端面から有底状に穿設され
て、延在する駆動軸をラジアル軸受を介して支承する座
繰り孔の底壁面と、該駆動軸端面との間には弾性体によ
り付勢されたスラストレースが介装されている（実開昭
62−135875号公報）。
［発明が解決しようとする課題］ しかして、上述した圧縮機を構成する各要素は製作又
は組付寸法の許容限界内でばらつきを生じるため、ピス
トンのトップクリアランスを要求範囲におさめるには相
応の調整が必要となる。一般にこのような調整は上記ス
ラスト軸受のレースを厚さの異なるものに変換すること
によって行われるが、かかる調整に基づいて駆動軸はと
きには軸方向に約1mmも移動する。ところがこのように
駆動軸が移動するにもかかわらず、駆動軸端面と対峙す
る上記座繰り孔の底壁面は不動状に形成されているた
め、これら対峙する両面の間隔は必然的に変動する。す
なわち、該間隔が大きくなり過ぎると上記スラストレー
スと駆動軸端面との間に空隙が生じてガタを誘発し、ま
た、同間隔が狭くなり過ぎるとスラストレースと駆動軸
端面との摺動面圧が許容限界を超えて焼付現象を生起す
る。
は組付寸法の許容限界内でばらつきを生じるため、ピス
トンのトップクリアランスを要求範囲におさめるには相
応の調整が必要となる。一般にこのような調整は上記ス
ラスト軸受のレースを厚さの異なるものに変換すること
によって行われるが、かかる調整に基づいて駆動軸はと
きには軸方向に約1mmも移動する。ところがこのように
駆動軸が移動するにもかかわらず、駆動軸端面と対峙す
る上記座繰り孔の底壁面は不動状に形成されているた
め、これら対峙する両面の間隔は必然的に変動する。す
なわち、該間隔が大きくなり過ぎると上記スラストレー
スと駆動軸端面との間に空隙が生じてガタを誘発し、ま
た、同間隔が狭くなり過ぎるとスラストレースと駆動軸
端面との摺動面圧が許容限界を超えて焼付現象を生起す
る。
本発明は、上記トップクリアランスの調整に基づく駆
動軸の移動にも巧みに対応して、該駆動軸端にかかるス
ラスト荷重を適正、かつ安定的に受承しうるようにする
ことを、解決すべき技術課題とするものである。
動軸の移動にも巧みに対応して、該駆動軸端にかかるス
ラスト荷重を適正、かつ安定的に受承しうるようにする
ことを、解決すべき技術課題とするものである。
［課題を解決するための手段］ 本発明は上記課題解決のため、シリンダブロックの後
端面から上記駆動軸端が露出する深さのねじ孔を含む座
繰り孔を穿設し、該座繰り孔に相対的な回り止め部を介
して回転不能に係合するスラストレースを挿嵌するとと
もに、該スラストレースを弾性体を介して駆動軸端面へ
押圧するレース押えを上記ねじ孔に螺着するという技術
手段を講じている。
端面から上記駆動軸端が露出する深さのねじ孔を含む座
繰り孔を穿設し、該座繰り孔に相対的な回り止め部を介
して回転不能に係合するスラストレースを挿嵌するとと
もに、該スラストレースを弾性体を介して駆動軸端面へ
押圧するレース押えを上記ねじ孔に螺着するという技術
手段を講じている。
上記相対的な回り止め部として、スラストレースは上
記座繰り孔に形成された回り止め溝と係合する少なくと
も１個の係止爪を有し、さらに望ましくは駆動軸端面と
摺接する一方の側に耐焼付性強化のための処理又は被装
が施される。この場合、該スラストレースに表裏を識別
しうる符号爪を付加して、上記係止爪と同様座繰り孔に
形成した誤組付防止溝と嵌合可能に構成することが好ま
しい。
記座繰り孔に形成された回り止め溝と係合する少なくと
も１個の係止爪を有し、さらに望ましくは駆動軸端面と
摺接する一方の側に耐焼付性強化のための処理又は被装
が施される。この場合、該スラストレースに表裏を識別
しうる符号爪を付加して、上記係止爪と同様座繰り孔に
形成した誤組付防止溝と嵌合可能に構成することが好ま
しい。
スラストレースを付勢する上記弾性体としては周知の
皿ばねを使用することができ、該皿ばねに所要の予圧縮
を与えるべく上記ねじ孔に所定トルクで螺合される上記
レース押えは、調節位置に狂いが生じないようにカシメ
等任意の手段で回転防止措置を執ることが望ましい。
皿ばねを使用することができ、該皿ばねに所要の予圧縮
を与えるべく上記ねじ孔に所定トルクで螺合される上記
レース押えは、調節位置に狂いが生じないようにカシメ
等任意の手段で回転防止措置を執ることが望ましい。
［作用］ したがって、圧縮機構要素の各製作又は組付公差のば
らつきがピストンのトップクリアランスに集積され、こ
れが回転体の端面に配設されたスラスト軸受のレース変
換によって調整された後であっても、該調整の結果移動
した駆動軸端は、変位可能なレース押えの締め込み調節
によって得られる弾性体の適正な圧縮反力により、過不
足のない締代を保持した状態で受承される。また、本発
明では該スラストレースがシリンダブロックとの係合に
よって完全に回転を阻止されているため、駆動軸の回転
に基づく連鎖的な連れ回りは全く生ぜず、レース押えの
調節位置は安定的に確保される。
らつきがピストンのトップクリアランスに集積され、こ
れが回転体の端面に配設されたスラスト軸受のレース変
換によって調整された後であっても、該調整の結果移動
した駆動軸端は、変位可能なレース押えの締め込み調節
によって得られる弾性体の適正な圧縮反力により、過不
足のない締代を保持した状態で受承される。また、本発
明では該スラストレースがシリンダブロックとの係合に
よって完全に回転を阻止されているため、駆動軸の回転
に基づく連鎖的な連れ回りは全く生ぜず、レース押えの
調節位置は安定的に確保される。
［実施例］ 以下、本発明の実施例を第１図に基づいて説明する。
シリンダブロック10の前端面には内部にクランク室12
が形成されたフロントハウジング14が結合され、後端面
には内部に吸入室16及び吐出室18が形成されたリヤハウ
ジング20が弁板22を介して結合されている。
が形成されたフロントハウジング14が結合され、後端面
には内部に吸入室16及び吐出室18が形成されたリヤハウ
ジング20が弁板22を介して結合されている。
シリンダブロック10とフロントハウジング14には、伝
動系から図示しないクラッチを介して駆動される駆動軸
24がラジアル軸受26を介して回転自在に支承されてい
る。該駆動軸24には回転体28が嵌着され、さらに該回転
体28には公知の構造を有する揺動板30が取付けられてい
る。該揺動板30はシリンダボア10a内を摺動するピスト
ン32とピストンロッド34を介して連繋され、駆動軸24の
回転に伴う揺動板30の揺動によりピストン32が往復動す
るようになされている。そしてクランク室12内の圧力と
吸入圧力との差圧に応動する揺動板30の傾角変位により
ピストン32のストロークが変化され、これにより吐出容
量が制御される。なお、36はクランク室12を形成するフ
ロントハウジング14の内端壁面と、回転体28の端面との
間に挟装されたスラスト軸受で、ピストン32の圧縮反力
に伴うスラスト荷重を受承している。
動系から図示しないクラッチを介して駆動される駆動軸
24がラジアル軸受26を介して回転自在に支承されてい
る。該駆動軸24には回転体28が嵌着され、さらに該回転
体28には公知の構造を有する揺動板30が取付けられてい
る。該揺動板30はシリンダボア10a内を摺動するピスト
ン32とピストンロッド34を介して連繋され、駆動軸24の
回転に伴う揺動板30の揺動によりピストン32が往復動す
るようになされている。そしてクランク室12内の圧力と
吸入圧力との差圧に応動する揺動板30の傾角変位により
ピストン32のストロークが変化され、これにより吐出容
量が制御される。なお、36はクランク室12を形成するフ
ロントハウジング14の内端壁面と、回転体28の端面との
間に挟装されたスラスト軸受で、ピストン32の圧縮反力
に伴うスラスト荷重を受承している。
シリンダブロック10の軸心にはその後端面から上記駆
動軸24の端部24aが露出する深さのねじ孔38aを含む座繰
り孔38が穿設され、該座繰り孔38には対称位置に２個の
回り止め溝40及びこれとは独立した１個の誤組付防止溝
42が軸心に沿って刻設されている（第２図）。
動軸24の端部24aが露出する深さのねじ孔38aを含む座繰
り孔38が穿設され、該座繰り孔38には対称位置に２個の
回り止め溝40及びこれとは独立した１個の誤組付防止溝
42が軸心に沿って刻設されている（第２図）。
44はクランク室12内の圧力がスラスト荷重として働く
駆動軸24の端部24aを受承するスラストレースであり、
上記座繰り孔38内に挿嵌されて駆動軸24の端面に当接
し、かつ外周面に突設された２個の係止爪44a及び１個
の符号爪44bは上記回り止め溝40及び誤組付防止溝42に
係合せしめられている。該スラストレース44の駆動軸24
と摺接する側には、耐焼付性向上のためのCu−Pb系の焼
結層が被着され、さらには第３図に示すような油溝44c
も刻設されている。46は上記ねじ孔38aに螺合されたレ
ース押えで、締め込みトルクを調節することにより皿ば
ね48に予圧縮を与え、調節完了位置はカシメなどの緩み
止め処理によって保持されている。
駆動軸24の端部24aを受承するスラストレースであり、
上記座繰り孔38内に挿嵌されて駆動軸24の端面に当接
し、かつ外周面に突設された２個の係止爪44a及び１個
の符号爪44bは上記回り止め溝40及び誤組付防止溝42に
係合せしめられている。該スラストレース44の駆動軸24
と摺接する側には、耐焼付性向上のためのCu−Pb系の焼
結層が被着され、さらには第３図に示すような油溝44c
も刻設されている。46は上記ねじ孔38aに螺合されたレ
ース押えで、締め込みトルクを調節することにより皿ば
ね48に予圧縮を与え、調節完了位置はカシメなどの緩み
止め処理によって保持されている。
さて、圧縮機を組付ける際、シリンダブロック10、フ
ロントハウジング14ほか圧縮機の主駆動部を構成する各
要素の製造又は組付公差のばらつきは、ピストンのトッ
プクリアランスに集積され、該トップクリアランスが上
記スラスト軸受36のレース交換によって調整されること
により駆動軸24の軸方向位置が確定される。その後座繰
り孔38の開口部からスラストレース44及び皿ばね48が順
次挿嵌され、次いでねじ孔38aに螺合されるレース押え4
6の締め込み調節により、駆動軸24の端部24aは過不足の
ない締代を保持した状態で受承される。
ロントハウジング14ほか圧縮機の主駆動部を構成する各
要素の製造又は組付公差のばらつきは、ピストンのトッ
プクリアランスに集積され、該トップクリアランスが上
記スラスト軸受36のレース交換によって調整されること
により駆動軸24の軸方向位置が確定される。その後座繰
り孔38の開口部からスラストレース44及び皿ばね48が順
次挿嵌され、次いでねじ孔38aに螺合されるレース押え4
6の締め込み調節により、駆動軸24の端部24aは過不足の
ない締代を保持した状態で受承される。
駆動軸24が回転されると、回転体28を介した揺動板30
の揺動運動がピストンロッド34を介してピストン32に往
復動をうながし、吸入室16からシリンダボア10a内に吸
入された冷媒ガスは同ボア10a内で圧縮された後吐出室1
8へと吐出される。そしてピストン32の背面に働くクラ
ンク室12内の圧力は駆動軸24の端部24aにスラスト荷重
として作用するが、同端部24aは適正に調節された皿ば
ね48によって付勢されるスラストレース44で受承されて
いるため、締代の過不足に伴うガタや焼付を全く生ぜ
ず、円滑な運転を継続することができる。とくに上記ス
ラストレース44は係止爪44aが座繰り孔38に形成された
回り止め溝40と係合して完全に回転を阻止されているた
め、駆動軸24の回転に基づく連鎖的な連れ回りがレース
押え46に影響することも確実に防止される。
の揺動運動がピストンロッド34を介してピストン32に往
復動をうながし、吸入室16からシリンダボア10a内に吸
入された冷媒ガスは同ボア10a内で圧縮された後吐出室1
8へと吐出される。そしてピストン32の背面に働くクラ
ンク室12内の圧力は駆動軸24の端部24aにスラスト荷重
として作用するが、同端部24aは適正に調節された皿ば
ね48によって付勢されるスラストレース44で受承されて
いるため、締代の過不足に伴うガタや焼付を全く生ぜ
ず、円滑な運転を継続することができる。とくに上記ス
ラストレース44は係止爪44aが座繰り孔38に形成された
回り止め溝40と係合して完全に回転を阻止されているた
め、駆動軸24の回転に基づく連鎖的な連れ回りがレース
押え46に影響することも確実に防止される。
なお、上述の実施例は駆動軸24の端部24aをスラスト
レース44によって受承する形態について説明したが、該
駆動軸24の端部24aに小径部を形成してこれにスラスト
軸受を装嵌し、該スラスト軸受のレース（外輪）を上述
の実施例同様座繰り孔38との間で回り止めしたものをも
って、上記スラストレース44に代替させることができ
る。この場合、駆動軸24端面の摺動摩擦が消去されるの
で、焼付防止とともに消費電力の軽減にも一層有効であ
る。
レース44によって受承する形態について説明したが、該
駆動軸24の端部24aに小径部を形成してこれにスラスト
軸受を装嵌し、該スラスト軸受のレース（外輪）を上述
の実施例同様座繰り孔38との間で回り止めしたものをも
って、上記スラストレース44に代替させることができ
る。この場合、駆動軸24端面の摺動摩擦が消去されるの
で、焼付防止とともに消費電力の軽減にも一層有効であ
る。
［発明の効果］ 以上詳述したように本発明は、スラスト荷重の作用す
る駆動軸端を、変位可能なレース押えの調節によって所
要の付勢圧を与えられたスラストレースにより受承する
ものであるから、構成各要素の加工精度をことさら高め
ることなく、ピストンのトップクリアランスを容易に所
要範囲に設定でき、しかも駆動軸端とスラストレースと
の摺動面圧を適正に保持しうるので、ガタや焼付等の欠
陥を巧みに排除することができる。また、スラストレー
スに施した回り止めによって駆動軸から連鎖的に波及す
る連れ回りが一切防止されるので、レース押えの調節位
置は安定的に確保される。
る駆動軸端を、変位可能なレース押えの調節によって所
要の付勢圧を与えられたスラストレースにより受承する
ものであるから、構成各要素の加工精度をことさら高め
ることなく、ピストンのトップクリアランスを容易に所
要範囲に設定でき、しかも駆動軸端とスラストレースと
の摺動面圧を適正に保持しうるので、ガタや焼付等の欠
陥を巧みに排除することができる。また、スラストレー
スに施した回り止めによって駆動軸から連鎖的に波及す
る連れ回りが一切防止されるので、レース押えの調節位
置は安定的に確保される。
第１図は本発明を具体化した圧縮機の一部破断側面図、
第２図はシリンダブロックに形成したねじ孔部分を示す
要部断面図、第３図はスラストレースを示す正面図であ
る。 10……シリンダブロック、12……クランク室 14……フロントハウジング 24……駆動軸、28……回転体 30……揺動板、32……ピストン 38……座繰り孔、38a……ねじ孔 44……スラストレース、46……レース押え 48……皿ばね
第２図はシリンダブロックに形成したねじ孔部分を示す
要部断面図、第３図はスラストレースを示す正面図であ
る。 10……シリンダブロック、12……クランク室 14……フロントハウジング 24……駆動軸、28……回転体 30……揺動板、32……ピストン 38……座繰り孔、38a……ねじ孔 44……スラストレース、46……レース押え 48……皿ばね
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 新一 愛知県刈谷市豊田町２丁目１番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 日比野 惣吉 愛知県刈谷市豊田町２丁目１番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (56)参考文献 特開 昭60−175783（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−135680（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】シリンダブロックとフロントハウジングに
よって支承された駆動軸と、該駆動軸に回転体を介して
取付けられた揺動板と、該揺動板に連繋したピストンと
を備え、クランク室圧力と吸入圧力との差圧に応動する
揺動板の傾角変位により、ピストンストロークを変化さ
せて吐出容量を制御するように構成した揺動板型可変容
量圧縮機において、シリンダブロックの後端面から上記
駆動軸が露出する深さのねじ孔を含む座繰り孔を穿設
し、該座繰り孔に相対的な回り止め部を介して回転不能
に係合するスラストレースを挿嵌するとともに、該スラ
ストレースを弾性体を介して駆動軸端面へ押圧するレー
ス押えを上記ねじ孔に螺着したことを特徴とする揺動板
型可変容量圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63155914A JPH0830464B2 (ja) | 1988-06-23 | 1988-06-23 | 揺動板型可変容量圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63155914A JPH0830464B2 (ja) | 1988-06-23 | 1988-06-23 | 揺動板型可変容量圧縮機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH025770A JPH025770A (ja) | 1990-01-10 |
| JPH0830464B2 true JPH0830464B2 (ja) | 1996-03-27 |
Family
ID=15616272
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63155914A Expired - Lifetime JPH0830464B2 (ja) | 1988-06-23 | 1988-06-23 | 揺動板型可変容量圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0830464B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998029659A1 (fr) * | 1995-09-04 | 1998-07-09 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Compresseur variable |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4531710B2 (ja) * | 2006-03-16 | 2010-08-25 | サンデン株式会社 | 圧縮機 |
| WO2008072809A1 (en) * | 2006-12-14 | 2008-06-19 | Doowon Technical College | Apparatus for adjusting top clearance of reciprocating compressor |
| WO2010114154A1 (ja) | 2009-03-30 | 2010-10-07 | キヤノン株式会社 | 現像剤補給容器及び現像剤補給システム |
| EP2416222B1 (en) | 2009-03-30 | 2015-03-25 | Canon Kabushiki Kaisha | Developer replenishing container and developer replenishing system |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60175783A (ja) * | 1984-02-21 | 1985-09-09 | Sanden Corp | 容量可変型斜板式圧縮機 |
-
1988
- 1988-06-23 JP JP63155914A patent/JPH0830464B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998029659A1 (fr) * | 1995-09-04 | 1998-07-09 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Compresseur variable |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH025770A (ja) | 1990-01-10 |
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