JPH08304594A - ガラス溶融炉 - Google Patents

ガラス溶融炉

Info

Publication number
JPH08304594A
JPH08304594A JP11056595A JP11056595A JPH08304594A JP H08304594 A JPH08304594 A JP H08304594A JP 11056595 A JP11056595 A JP 11056595A JP 11056595 A JP11056595 A JP 11056595A JP H08304594 A JPH08304594 A JP H08304594A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
raw material
melting furnace
storage space
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11056595A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Nagao
哲也 長尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP11056595A priority Critical patent/JPH08304594A/ja
Publication of JPH08304594A publication Critical patent/JPH08304594A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B5/00Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture
    • C03B5/02Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture in electric furnaces, e.g. by dielectric heating
    • C03B5/027Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture in electric furnaces, e.g. by dielectric heating by passing an electric current between electrodes immersed in the glass bath, i.e. by direct resistance heating
    • C03B5/0275Shaft furnaces
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B3/00Charging the melting furnaces
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B5/00Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture
    • C03B5/005Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture of glass-forming waste materials

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Glass Melting And Manufacturing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガラス原料の堆積層が形成されないガラス溶
融炉を提供する。 【構成】 液状ガラス15を貯留可能な貯留空間5を有
する溶融炉本体1と、該溶融炉本体1の外部から貯留空
間5に連通するように溶融炉本体1の上部に設けたガラ
ス原料10が通過可能な原料供給口19と、前記の溶融
炉本体1の外部から貯留空間5に連通するように溶融炉
本体1の上部に設けた廃液供給口20とを備える。 【効果】 ガラス原料10と廃液11とがそれぞれ所定
の箇所に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス溶融炉に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】原子力施設等において発生する放射性廃
液は、廃液処理施設においてガラス固化体として処理さ
れた後、更に金属製の固化体保管容器に収納されたう
え、放射性廃棄物保管施設に保管される。
【0003】上記の廃液処理施設では、ガラス溶融炉の
内部においてガラス原料を溶融させた液状ガラスに放射
性廃液を混入させ、この液状ガラスを金属性のガラス固
化体容器に充填し、該ガラス固化体容器の内部のガラス
を固化させることによって、ガラス固化体を形成させて
いる。
【0004】図4は従来のガラス溶融炉の一例を示すも
ので、ガラス溶融炉は、耐熱煉瓦製の溶融炉本体1を有
している。
【0005】この溶融炉本体1は、溶融炉本体1の側部
と底部とを断熱部材2を介して覆うケーシング本体3
と、溶融炉本体1の頂部を断熱部材2を介して覆い且つ
前記のケーシング本体3の上縁部に密着するケーシング
蓋部4とによって外装されている。
【0006】また、前記の溶融炉本体1の内部には、上
下方向中間部よりも上側に位置する部分が円筒形空間で
且つ上下方向中間部よりも下側に位置する部分が下方に
向って徐々に内径が減少する略逆円錐形空間になった貯
留空間5が形成されている。
【0007】更に、前記の溶融炉本体1の頂部には、該
溶融炉本体1の外部と前記の貯留空間5とを連通するよ
うに、原料・廃液供給口6とガス排出口7とが設けられ
ている。
【0008】このうち、原料・廃液供給口6には、原料
供給管8と廃液供給口9とが接続されており、原料供給
管8は、該原料供給管8の内部を進行する短円柱形状に
形成されたガラス原料10を原料・廃液供給口6を介し
て前記の貯留空間5へ投入し得るようになっている。
【0009】また、廃液供給口9には、廃液タンク(図
示せず)が接続されており、この廃液タンクから廃液供
給口9を通じ原料・廃液供給口6を介して前記の貯留空
間5に廃液11が送給されるようになっている。
【0010】前記のガス排出口7には、ガス排出管12
を介してガス処理装置(図示せず)が接続されており、
貯留空間5の内部で発生するガス13をガス排出管12
を通してガス処理装置へ送出するようになっている。
【0011】溶融炉本体1の両側部には、該溶融炉本体
1の側壁部分を貫通して対向するように一対の電極1
4,14が設けられており、前記の貯留空間5に液状ガ
ラス15が貯留された状態において両電極14,14の
間に液状ガラス15を介し所定値の電流を導通させる
と、ジュール熱によって液状ガラス15が加熱保温され
るようになっている。
【0012】また、溶融炉本体1の内部には、電気ヒー
タ(図示せず)が内装されており、貯留空間5に液状ガ
ラス15が貯留されていない状態(初期状態)からガラ
ス溶融炉を稼働状態にさせる場合には、貯留空間5に投
入されたガラス原料10を前記の電気ヒータによって溶
融させることにより液状ガラス15を得るようにしてい
る。
【0013】溶融炉本体1の底部には、溶融炉本体1の
内部に貯留された液状ガラス15を外部へ流出させるた
めの液状ガラス排出口16が設けられており、該液状ガ
ラス排出口16の上端部には、開閉弁本体17が上下動
可能に設けられている。
【0014】この開閉弁本体17は、液状ガラス排出口
16の下端部をガラス固化体容器に接続するための結合
装置(図示せず)と連動する昇降ロッド18により昇降
し、液状ガラス排出口16を閉止した状態(図4参
照)、あるいは開放した状態に択一的に設定されるよう
に構成されている。
【0015】以下、図4に示すガラス溶融炉の作動を説
明する。
【0016】貯留空間5に液状ガラス15が貯留された
状態において、両電極14,14の間に液状ガラス15
を介し所定値の電流を導通させ、液状ガラス15を加熱
保温するとともに、廃液タンクから廃液供給口9及び原
料・廃液供給口6を介して貯留空間5に廃液11を送給
し、該廃液11を液状ガラス15に混入させる。
【0017】一方、このとき、貯留空間5の内部で発生
するガス13は、ガス排出口7及びガス排出管12を介
してガス処理装置(図示せず)へ送出され、該ガス処理
装置において処理される。
【0018】更に、液状ガラス排出口16の下端部を、
結合装置を介してガラス固化体容器(図示せず)の上部
に接続し、昇降ロッド18で開閉弁本体17を上昇させ
ることにより液状ガラス排出口16を開放し、貯留空間
5に貯留されている液状ガラス15をガラス固化体容器
へ流入させる。
【0019】上記のガラス固化体容器に廃液11が混入
された液状ガラス15が所定量充填されたならば、昇降
ロッド18で開閉弁本体17を下降させることにより液
状ガラス排出口16を閉止し、前記の結合装置から液状
ガラス15が供給されたガラス固化体容器を離脱させ、
該ガラス固化体容器の内部の液状ガラス15を自然冷却
により固化させてガラス固化体(図示せず)を形成させ
るようにし、また、前記の結合装置に次ぎなるガラス固
化体容器を接続する。
【0020】この作業を繰り返すことにより、貯留空間
5の液状ガラス15が減少して該液状ガラス15の液面
が電極14,14の上部近傍に接近したならば、原料供
給管8及び原料・廃液供給口6を介して貯留空間5にガ
ラス原料10を投入し、貯留空間5に貯留される液状ガ
ラス15の増量をさせるようにする。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ガラス溶融炉においては、貯留空間5に投入されたガラ
ス原料10は、液状ガラス15の熱によって徐々に溶融
するので、液状ガラス15の液面にガラス原料10が堆
積した状態になるが、原料・廃液供給口6を通して貯留
空間5の一定箇所に集中し且つ廃液11と混合した状態
でガラス原料10が供給された場合、ガラス原料10の
溶融時間が長引き、貯留空間5の内部で滞留が発生し、
ガラス原料10の堆積層が奏する断熱効果によって、該
堆積層の下方では液状ガラス15に過熱が生じ、また、
前記の堆積層の上方ではガラス原料10に対する溶融能
力が低下するため、プラントの運転効率が低下する。ま
た、廃液11と混合した状態でガラス原料10を供給す
ることは、ガラス原料10の均一供給機構を考えるうえ
で障害となるなどという問題があった。
【0022】本発明は上述した実情に鑑みてなしたもの
で、液状ガラスの液面にガラス原料の堆積層が形成され
ることがないガラス溶融炉を提供することを目的として
いる。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のガラス溶融炉においては、液状ガラスを貯
留可能な貯留空間を有する溶融炉本体と、該溶融炉本体
の外部から貯留空間に連通するように溶融炉本体の上部
に設けたガラス原料が通過可能な原料供給口と、前記の
溶融炉本体の外部から貯留空間に連通するように溶融炉
本体の上部に設けた廃液供給口とを備えている。
【0024】あるいは、液状ガラスを貯留可能な貯留空
間を有する溶融炉本体と、該溶融炉本体の外部から貯留
空間に連通するように溶融炉本体の上部に設けたガラス
原料が通過可能な原料供給口と、前記の溶融炉本体の外
部から貯留空間に連通するように溶融炉本体の上部に設
けた廃液供給口と、前記の溶融炉本体の内部に原料供給
口の直下に位置し且つ旋回可能に配置された原料分散部
材と、該原料分散部材を旋回させる駆動装置とを備えた
構成とする。
【0025】
【作用】本発明では、ガラス原料を原料供給口を介して
貯留空間に供給し、また、廃液を廃液供給口を通して貯
留空間に供給する。
【0026】原料供給口の直下に原料分散部材を設けた
場合には、該原料分散部材によって原料供給口を介して
貯留空間に供給されるガラス原料を貯留空間内に分散す
る。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0028】図1は本発明のガラス溶融炉の一実施例の
概略を示す断面図であり、図中、図4と同じものには同
じ符号を付すことにより説明を省略する。
【0029】本実施例では、溶融炉本体1の頂部に、該
溶融炉本体1の外部と貯留空間5とを連通するように、
原料供給口19と廃液供給口20、及びガス排出口7と
が設けられている。
【0030】このうち、原料供給口19には、原料供給
ノズル21が挿入されており、該原料供給ノズル21の
上端部近傍に接続された原料供給管8の内部を進行する
短円柱形状に形成されたガラス原料10が、原料供給ノ
ズル21を経て前記の貯留空間5へ投入されるようにな
っている。
【0031】一方、廃液供給口20には、廃液供給口9
を介して廃液タンク(図示せず)が接続されており、こ
の廃液タンクから前記の貯留空間5に対して廃液11が
送給されるようになっている。
【0032】また、ガス排出口7には、ガス排出管12
を介してガス処理装置(図示せず)が接続されており、
貯留空間5の内部で発生するガス13をガス処理装置へ
送出するようになっている。
【0033】上述の構成の他は図4に示す従来例のガラ
ス溶融炉と変わるところはない。
【0034】以下、図1に示す本実施例のガラス溶融炉
の作動を説明する。
【0035】貯留空間5に液状ガラス15が貯留された
状態において、両電極14,14の間に液状ガラス15
を介し所定値の電流を導通させ、液状ガラス15を加熱
保温するとともに、廃液タンクから廃液供給口9及び廃
液供給口20を介して貯留空間5に廃液11を送給し、
該廃液11を液状ガラス15に混入させる。
【0036】一方、このとき、貯留空間5の内部で発生
するガス13は、ガス排出口7及びガス排出管12を介
してガス処理装置(図示せず)へ送出され、該ガス処理
装置において処理される。
【0037】更に、液状ガラス排出口16の下端部を、
結合装置を介してガラス固化体容器(図示せず)の上部
に接続し、昇降ロッド18によって開閉弁本体17を上
昇させることにより液状ガラス排出口16を開放し、貯
留空間5に貯留されている液状ガラス15をガラス固化
体容器へ流入させる。
【0038】上記のガラス固化体容器に廃液11が混入
された液状ガラス15が所定量充填されたならば、昇降
ロッド18によって開閉弁本体17を下降させることに
より液状ガラス排出口16を閉止し、前記の結合装置か
ら液状ガラス15が供給されたガラス固化体容器を離脱
させ、該ガラス固化体容器の内部の液状ガラス15を自
然冷却により固化させてガラス固化体(図示せず)を形
成させるようにし、また、前記の結合装置に次ぎなるガ
ラス固化体容器を接続する。
【0039】この作業を繰り返すことにより、貯留空間
5の液状ガラス15が減少して該液状ガラス15の液面
が電極14,14の上部近傍に接近したならば、原料供
給管8及び原料供給ノズル21を介して貯留空間5にガ
ラス原料10を投入し、貯留空間5に貯留される液状ガ
ラス15の増量を図るようにする。
【0040】本実施例においては、溶融炉本体1の頂部
に、ガラス原料10を貯留空間5へ供給し得る原料供給
口19と、廃液11を貯留空間5へ供給し得る廃液供給
口9とを個別に設けたので、ガラス原料10と廃液11
とは、それぞれが単独に貯留空間5の内部の所定の部位
に供給されるため、液状ガラス15の液面にガラス原料
10の堆積層が形成されず、ガラス原料10の液状化の
進行が阻害されない。
【0041】図2及び図3は本発明のガラス溶融炉の他
の実施例の概略を示すものであり、図中、図1と同じも
のには同じ符号を付すことにより説明を省略する。
【0042】本実施例では、溶融炉本体1の頂部に、該
溶融炉本体1の外部と貯留空間5とを連通するように、
廃液供給口20及びガス排出口7と原料供給口22とが
設けられている。
【0043】前記の原料供給口22は、下端部が溶融炉
本体1の貯留空間5に開放され、高さ方向の中位部に斜
め上方へ分岐し且つ原料供給管8を接続し得るように形
成された分岐管23を有し、該分岐管23の先端部に接
続された原料供給管8の内部を進行する短円柱形状に形
成されたガラス原料10が、分岐管23を経て前記の貯
留空間5へ投入されるようになっている。
【0044】また、前記の原料供給口22の上端部には
旋回用モータ24により駆動し得るように該旋回用モー
タ24に連結されたギヤボックス25が設けられてい
る。
【0045】前記のギヤボックス25は、該ギヤボック
ス25から原料供給口22の軸線に沿って下方へ延びる
竪軸26を有し、該竪軸26の下端部には、原料供給口
22の直下の貯留空間5上部に位置して自在に旋回し得
る原料分散部材27が取り付けられている。
【0046】前記の原料分散部材27は、図3に示すよ
うにインボリュート曲線に近似する曲線に囲まれた平面
形を有し、側面からみると、竪軸26に取り付けられた
中心部から周辺部方向へ進むに従って徐々に低くなる山
形に形成されており、この原料分散部材27の上面には
周方向に所定の間隔を置いて放射状に延びる仕切り板2
8が設けられている。
【0047】上述の構成の他は図1に示す本発明のガラ
ス溶融炉の一実施例と変わるところはない。
【0048】以下、図2及び図3に示す本実施例のガラ
ス溶融炉の作動を説明する。
【0049】貯留空間5に液状ガラス15が貯留された
状態において、両電極14,14の間に液状ガラス15
を介し所定値の電流を導通させ、液状ガラス15を加熱
保温するとともに、廃液タンクから廃液供給口9及び廃
液供給口20を介して貯留空間5に廃液11を送給し、
該廃液11を液状ガラス15に混入させる。
【0050】一方、このとき、貯留空間5の内部で発生
するガス13は、ガス排出口7及びガス排出管12を介
してガス処理装置(図示せず)へ送出され、該ガス処理
装置において処理される。
【0051】更に、液状ガラス排出口16の下端部を、
結合装置を介してガラス固化体容器(図示せず)の上部
に接続し、昇降ロッド18によって開閉弁本体17を上
昇させることにより液状ガラス排出口16を開放し、貯
留空間5に貯留されている液状ガラス15をガラス固化
体容器へ流入させる。
【0052】上記のガラス固化体容器に廃液11が混入
された液状ガラス15が所定量充填されたならば、昇降
ロッド18によって開閉弁本体17を下降させることに
より液状ガラス排出口16を閉止し、前記の結合装置か
ら液状ガラス15が供給されたガラス固化体容器を離脱
させ、該ガラス固化体容器の内部の液状ガラス15を自
然冷却により固化させてガラス固化体(図示せず)を形
成させるようにし、また、前記の結合装置に次ぎなるガ
ラス固化体容器を接続する。
【0053】この作業を繰り返すことにより、貯留空間
5の液状ガラス15が減少して該液状ガラス15の液面
が電極14,14の上部近傍に接近したならば、原料供
給管8及び分岐管23を介して原料供給口22から貯留
空間5にガラス原料10を投入し、貯留空間5に貯留さ
れる液状ガラス15の増量を図るようにする。
【0054】このとき、旋回用モータ24を作動して原
料分散部材27を旋回させると、原料供給口22から貯
留空間5に供給されたガラス原料10は、旋回する前記
の原料分散部材27の上面に落下して遠心力を付与さ
れ、原料分散部材27の上面を滑落して該原料分散部材
27の周辺部から貯留空間5内に飛散する。
【0055】本実施例においては、溶融炉本体1の頂部
に、ガラス原料10を貯留空間5へ供給し得る原料供給
口19と、廃液11を貯留空間5へ供給し得る廃液供給
口9とを個別に設け、更に、前記の原料供給口22の直
下にガラス原料10を分散させ得る原料分散部材27を
配置したので、ガラス原料10と廃液11とは、それぞ
れが単独に貯留空間5の内部の所定の部位に供給され、
その上、貯留空間5内に供給されたガラス原料10は原
料分散部材27の働きによって貯留空間5の内部に分散
されるため、液状ガラス15の液面にガラス原料10の
堆積層が形成されず、ガラス原料10の液状化の進行が
阻害されない。
【0056】なお、本発明のガラス溶融炉は上述した実
施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲内において種々の変更を加え得ることは勿
論である。
【0057】
【発明の効果】本発明のガラス溶融炉によれば、下記の
ような種々の優れた効果を奏し得る。
【0058】(1)本発明の請求項1及び請求項2に記
載のガラス溶融炉のいずれにおいても、溶融炉本体の頂
部に、ガラス原料を貯留空間へ供給し得る原料供給口
と、廃液を貯留空間へ供給し得る廃液供給口とを個別に
設けたので、ガラス原料と廃液とは、それぞれが単独に
貯留空間の内部の所定の部位に供給され、液状ガラスの
液面にガラス原料の堆積層が形成されないため、ガラス
原料の液状化の進行が阻害されず、プラントの運転効率
の向上を図り得る。
【0059】(2)本発明の請求項2に記載のガラス溶
融炉においては、本発明の請求項1に記載のガラス溶融
炉の構成に加えて、原料供給口の直下に原料分散部材を
設け、原料供給口を介して貯留空間内に供給されたガラ
ス原料を貯留空間の内部に分散し得るように形成したの
で、ガラス原料が分散されて液状ガラスの液面にガラス
原料の堆積層が全く形成されないため、ガラス原料の液
状化の進行が阻害されず、プラントの運転効率の向上を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガラス溶融炉の一実施例の概略を示す
断面図である。
【図2】本発明のガラス溶融炉の他の実施例の概略を示
す断面図である。
【図3】図2のIII−III矢視図である。
【図4】従来のガラス溶融炉の一例の概略を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 溶融炉本体 5 貯留空間 10 ガラス原料 15 液状ガラス 19 原料供給口 20 廃液供給口 22 原料供給口 24 旋回用モータ(駆動装置) 27 原料分散部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液状ガラスを貯留可能な貯留空間を有す
    る溶融炉本体と、該溶融炉本体の外部から貯留空間に連
    通するように溶融炉本体の上部に設けたガラス原料が通
    過可能な原料供給口と、前記の溶融炉本体の外部から貯
    留空間に連通するように溶融炉本体の上部に設けた廃液
    供給口とを備えてなることを特徴とするガラス溶融炉。
  2. 【請求項2】 液状ガラスを貯留可能な貯留空間を有す
    る溶融炉本体と、該溶融炉本体の外部から貯留空間に連
    通するように溶融炉本体の上部に設けたガラス原料が通
    過可能な原料供給口と、前記の溶融炉本体の外部から貯
    留空間に連通するように溶融炉本体の上部に設けた廃液
    供給口と、前記の溶融炉本体の内部に原料供給口の直下
    に位置し且つ旋回可能に配置された原料分散部材と、該
    原料分散部材を旋回させる駆動装置とを備えてなること
    を特徴とするガラス溶融炉。
JP11056595A 1995-05-09 1995-05-09 ガラス溶融炉 Pending JPH08304594A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11056595A JPH08304594A (ja) 1995-05-09 1995-05-09 ガラス溶融炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11056595A JPH08304594A (ja) 1995-05-09 1995-05-09 ガラス溶融炉

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08304594A true JPH08304594A (ja) 1996-11-22

Family

ID=14539061

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11056595A Pending JPH08304594A (ja) 1995-05-09 1995-05-09 ガラス溶融炉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08304594A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2762095A (en) Apparatus for casting with rotating crucible
US6503292B2 (en) Molten metal treatment furnace with level control and method
CA2257544A1 (en) Method and system for high-temperature waste treatment
JP3848302B2 (ja) ガラス溶融炉及びその運転方法
US3380511A (en) Apparatus for automatically filling a receptacle
JPH08304594A (ja) ガラス溶融炉
US8571085B2 (en) Induction furnace for the controllable melting of powder/granular materials
JPH0146792B2 (ja)
US5812586A (en) Method and apparatus for removing a molten slag with a vacuum from a chamber
US4225745A (en) Method for charging small particles of iron or steel directly into molten metal in an arc furnace
US4552343A (en) Combination electric furnace and slag retaining pouring spout
JPS59157478A (ja) プラズマ溶融炉
US4466827A (en) Method for melting metals
US2061696A (en) Apparatus for making powdered metals
US5215709A (en) Method and device for treatment of metal baths by means of a material having a high gas vapor potential
JP2000502654A (ja) 回転型抵抗熔融炉
JPH0972996A (ja) ガラス溶融炉
FI97052B (fi) Menetelmä ja laite mineraalikuitujen valmistamiseksi
JP2575264B2 (ja) 溶解炉および溶解設備
CN1335825A (zh) 坩埚中熔融材料的泄流方法和装置
JP2796274B2 (ja) 溶解炉と溶解方法
JP4501285B2 (ja) ガラス溶融炉
CN205825705U (zh) 一种改进型的熔炼炉
JPH0196342A (ja) 過共晶Al−Si合金複合材料の連続製造方法
JPH0979751A (ja) アーク炉