JPH08304203A - 光式圧力検出方法とそのセンサ及び光式圧力センサの波長板、偏光選択装置とビーム分配器、並びに、かかる方法による多点計測光式圧力センサシステムとそのセンシングプローブ - Google Patents

光式圧力検出方法とそのセンサ及び光式圧力センサの波長板、偏光選択装置とビーム分配器、並びに、かかる方法による多点計測光式圧力センサシステムとそのセンシングプローブ

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JPH08304203A
JPH08304203A JP7108774A JP10877495A JPH08304203A JP H08304203 A JPH08304203 A JP H08304203A JP 7108774 A JP7108774 A JP 7108774A JP 10877495 A JP10877495 A JP 10877495A JP H08304203 A JPH08304203 A JP H08304203A
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polarization
optical
optical path
pressure
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Sadao Mori
貞雄 森
Toshio Akatsu
利雄 赤津
Tokio Yamagiwa
時生 山極
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特別な防爆構造なしで使用可能な光式圧力セ
ンサで、製作が容易で信頼性の高い光式圧力検出方法や
圧力センサや多点計測光式圧力センサシステムを提供す
る。 【構成】 光源1からの光を光分配器6で分配し、偏波
面保存ファイバ16でセンシングプロ−ブ20へ入射し
た光は、基準ビ−ムと測定ビ−ムの2本の光ビームに分
割されて、前者は基準媒体である気密容器26内を通過
させ、後者は、感圧媒質である気体内を通過させた後、
再び、偏波面保存ファイバ16及び光分配器6を介して
受光部34へ導いて検出し、さらに、信号処理部42に
おいて、前記基準ビ−ムと測定ビ−ムのそれぞれの媒質
内を通過後の光路長差を求め、当該光路長差から前記感
圧媒質の圧力を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は流体の圧力を検知するた
めの光式圧力検出に関し、特に、化学プラント等におい
て必要とされる防爆型センサとして、あるいは、雷など
の高電圧や高電流の存在する環境下での測定に好都合な
光式圧力検出方法とそのセンサ、さらには、かかる光式
圧力センサの波長板、偏光選択装置、ビーム分配器、並
びに、かかる方法による多点計測光式圧力センサシステ
ムとそのセンシングプローブに関する。
【0002】
【従来の技術】化学プラント等において気体や液体など
の流体の圧力を検知するため、通常、圧力センサが使用
されているが、かかる圧力センサとしての電気式の圧力
センサは、従来、例えばJISC0903の防爆規格を
満たすような防爆構造をとったものが、既に知られてい
る。また、その他の従来技術としては、「光集積回路」
(オ−ム社1985年)P371に記載されているもの
が既に知られており、ここに記載されている圧力センサ
は光を利用したものであり、その検出原理から、特別な
防爆構造を必要としないものである。
【0003】ところで、上記の圧力センサのうち、前者
の圧力センサは電気式センサであり、そのため、化学プ
ラントで使用するには、いわゆる防爆型にする必要があ
る。また、かかる圧力センサを高圧や高電流の環境下で
使用するためには、高電圧やノイズを含む悪環境に対す
る対策(対悪環境)のための特別な構造が必要とされて
いる。
【0004】一方、後者の圧力センサは光を利用したも
のであり、上述の電気式センサのような防爆や対悪環境
のための特別な構造は不要である。この光を利用したセ
ンサは、ファイバの一部のクラッド層を除き、光の波長
程度の微小ギャップを介してアルミニウムなどでコ−テ
ィングしたダイアフラムを対向させ、これにより、セン
シングプローブとしている。そして、このダイアフラム
に圧力が加わって曲がることにより、センシングプロー
ブに伝搬ロスが発生することを利用するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術においては、特に後者の光を利用した圧力セン
サでは、ダイアフラムとファイバの間の微小ギャップを
安定に製作するのは困難であり、そのため、センサとし
ての信頼性に乏しいという欠点があった。また、上記の
従来技術になる光式センサは、一般に、光源の光量変動
や光路途中での光損失の変動の影響を受けやすいという
欠点があった。
【0006】そこで、本発明では、上記の従来技術にお
ける問題点に鑑み、まず、その第1の目的としては、特
別な防爆構造なしで化学プラント等において使用可能な
光式圧力センサであって、その製作が容易で且つ信頼性
の高い光式圧力検出方法及び光式圧力センサ、並びに、
かかる方法による多点計測光式圧力センサシステムを提
供することにある。
【0007】また、本発明の第2の目的としては、その
取り扱いが容易な光式圧力センサ及び多点計測光式圧力
センサシステムを提供することであり、さらに、本発明
の第3の目的としては、一つの信号処理部で複数の点で
の圧力を検出することの可能な多点計測光式圧力センサ
システムを提供することにある。
【0008】また、本発明の第4の目的は測定範囲の広
い光式圧力センサを提供することであり、加えて、本発
明の第5の目的は周囲温度の変化の影響を受けにくい光
式圧力センサを提供することでありそして、本発明の第
6の目的は光源の光量変動や光路途中の光損失変動の影
響を受けにくい光式圧力センサを提供することである。
【0009】さらには、かかる光式圧力検出方法や光式
圧力センサに使用するに好適な波長板、偏光選択装置、
ビーム分配器、さらには、かかる多点計測光式圧力セン
サシステムにおいて好適なセンシングプローブを提供す
ることをも目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明によれば、第一に、光源からの光を少なくと
も2本の光ビームに分割して基準ビ−ムと測定ビ−ムと
し、前記分割された基準ビ−ムを基準媒体内を通過さ
せ、前記分割された測定ビ−ムは圧力に応じて屈折率が
変化する感圧媒質内を通過させ、前記基準ビ−ムと測定
ビ−ムのそれぞれの媒質内を通過後の光路長差を求め、
当該光路長差から前記感圧媒質の圧力を検出する光式圧
力検出方法が提案される。
【0011】また、上記の目的を達成するため、本発明
によれば、光源と、前記光源からの光を少なくとも2本
の光ビームに分割して基準ビ−ムと測定ビ−ムを生成す
る手段と、基準媒体を内部に封止し、前記分割された光
ビームのうちの前記基準ビ−ムがその内部を通過する光
路を構成するための手段と、前記分割された光ビームの
うちの前記測定ビ−ムが、圧力に応じて屈折率が変化す
る被検出感圧媒質内を通過する光路を構成するための手
段と、前記基準媒体及び被検出感圧媒質を通過後の前記
基準ビ−ムと測定ビ−ムの光を検出する手段と、前記光
路長差検出手段で検出された光により得られる前記基準
媒体及び被検出感圧媒質を通過後の前記基準ビ−ムと測
定ビ−ムとの光路長差に基づいて前記被検出感圧媒質の
圧力を算出する信号処理手段とを備えている光式圧力セ
ンサが提案される。
【0012】さらに、上記の目的を達成するため、本発
明によれば、光源と、信号処理部と、センシングプロ−
ブと、光源とセンシングプロ−ブを結ぶ第1のファイバ
と、センシングプロ−ブと信号処理部を結ぶ第2のファ
イバからなる光式圧力センサにおいて、前記センシング
プロ−ブは、光源の光を測定ビ−ムと基準ビ−ムに2分
割するビ−ム分割手段と基準ビ−ムと測定ビ−ムのいづ
れか一方の光路途中に挿入された波長板と、基準ビ−ム
を反射する第1のミラ−と、測定ビ−ムを反射する第2
のミラ−と基準ビ−ムの光路に設置された基準光路部材
と測定ビ−ム光路中に満たされた圧力に応じて屈折率が
変化する感圧媒質とを有し、前記第1のファイバは前記
光源の光を互いに偏波面が90度異なる2つの光として
伝搬させる偏波面保存型ファイバで、前記第2のファイ
バは前記第1のファイバが兼ね、前記信号処理部は前記
偏波面保存ファイバの出力光(センシングプロ−ブから
の戻り光)を偏光により2分割する偏光分割手段と、前
記偏光分割手段の出力光から測定ビ−ムと、基準ビ−ム
の光路長差を求める信号処理回路と、前記信号処理回路
の出力を互いに加算する加算回路を有する光式圧力セン
サが提案されている。
【0013】また、本発明によれば、やはり上記の目的
を達成するため、光源と、信号処理部と、センシングプ
ロ−ブと、光源とセンシングプロ−ブを結ぶ第1のファ
イバと、センシングプロ−ブと信号処理部を結ぶ第2の
ファイバからなる光式圧力センサにおいて、前記センシ
ングプロ−ブは、光源の光を測定ビ−ムと基準ビ−ムに
2分割するビ−ム分割手段と基準ビ−ムと測定ビ−ムの
いづれか一方の光路途中に挿入された波長板と、基準ビ
−ムを反射する第1のミラ−と、測定ビ−ムを反射する
第2のミラ−と基準ビ−ムの光路に設置された基準光路
部材と測定ビ−ム光路中に満たされた圧力に応じて屈折
率が変化する感圧媒質と、前記測定ビ−ムおよび基準ビ
−ム反射光を偏光により2分割する偏光分割手段を有
し、前記第1のファイバは前記光源の光を互いに偏波面
が90度異なる2つの光として伝搬させる偏波面保存型
ファイバで、前記第2のファイバは、前記偏光分割手段
の2種の出力光それぞれを測定ビ−ムと基準ビ−ムの光
路長差を求める信号処理回路に導く2本のファイバで、
前記信号処理部は前記信号処理回路の出力を互いに加算
する加算回路を有する光式圧力センサが提案される。
【0014】本発明によれば、さらに、やはり上記の目
的を達成するため、光源と、信号処理部と、センシング
プロ−ブと、光源とセンシングプロ−ブを結ぶ第1のフ
ァイバと、センシングプロ−ブと信号処理部を結ぶ第2
のファイバからなる光式圧力センサにおいて、前記セン
シングプロ−ブは、光源の光を2分割するビ−ム分割手
段と、偏光によって測定ビ−ムと基準ビ−ムに2分割し
再度統合する偏光ビ−ム分割統合手段と、基準ビ−ムの
光路に設置された基準光路部材と、測定ビ−ム光路中に
満たされた圧力に応じて屈折率が変化する感圧媒質とか
らなり、前記第1のファイバは前記光源の光を互いに偏
波面が90度異なる2つの光として伝搬させる偏波面保
存型ファイバで、前記第2のファイバは、前記ビ−ム分
割統合手段の出力と前記偏光ビ−ム分割手段の出力光
を、それぞれ偏光の異なる光ビ−ム間の光路長差を求め
る信号処理回路に導く2本のファイバで、前記信号処理
部は前記信号処理回路の出力を互いに加算する加算回路
を有することを特徴とする光式圧力センサが提案されて
いる。
【0015】本発明によれば、また、やはり上記の目的
を達成するため、光源と、信号処理部と、センシングプ
ロ−ブと、光源とセンシングプロ−ブを結ぶ第1のファ
イバと、センシングプロ−ブと信号処理部を結ぶ第2の
ファイバからなる光式圧力センサにおいて、前記センシ
ングプロ−ブは、光源の光を測定ビ−ムと基準ビ−ムに
2分割するビ−ム分割手段と基準ビ−ムと測定ビ−ム両
方の光路途中に挿入された偏光を選択する偏光選択回転
手段と、前記偏光選択回転手段後方に設置したミラ−
と、測定ビ−ム光路中に満たされた圧力に応じて屈折率
が変化する感圧媒質とを有し、前記第1のファイバは前
記光源の光を互いに偏波面が90度異なる2つの光とし
て伝搬させる偏波面保存型ファイバで、前記第2のファ
イバは前記第1のファイバが兼ね、前記基準ビ−ム光路
中に挿入された偏光選択回転手段は前記第1のファイバ
を伝搬した異なる2偏光の光の一方をのみを透過させ、
その偏光面を90度回転させる機能を有し、前記測定ビ
−ム光路中に挿入された前記偏光選択回転手段は前記第
1のファイバを伝搬した異なる2偏光の光のうち基準ビ
−ム光路中に挿入された偏光手段で選択されたものとは
異なる偏光を透過させ、その偏光面を90度回転させる
機能を有し、前記信号処理部は前記偏波面保存ファイバ
の出力光(センシングプロ−ブからの戻り光)を偏光に
より2分割する偏光分割手段と、前記偏光分割手段の出
力光から測定ビ−ムと、基準ビ−ムの光路長差を求める
信号処理回路とを有する光式圧力センサが提案されてい
る。
【0016】加えて、本発明によれば、やはり上記の目
的を達成するため、光源からの光を少なくとも2本の光
ビームに分割して基準ビ−ムと測定ビ−ムとし、前記分
割された基準ビ−ムを基準媒体内を通過させ、前記分割
された測定ビ−ムは圧力に応じて屈折率が変化する感圧
媒質内を通過させ、前記基準ビ−ムと測定ビ−ムのそれ
ぞれの媒質通過後の光路長差を求め、当該光路長差から
前記感圧媒質の圧力を検出する光式圧力検出方法によ
り、前記光源から遠隔の複数の検出箇所における前記感
圧媒質の圧力をそれぞれ検出することのできる多点計測
光式圧力センサシステムであって、前記光源と、前記光
源からの光を前記複数の検出箇所に分配する光分配手段
と、前記光分配手段からの光を前記複数の検出箇所へ導
く光ファイバー網と、前記遠隔の複数の検出箇所に配置
され、前記光源から前記光分配手段及び前記光ファイバ
ー網を介して送出される光を少なくとも2本の光ビーム
に分割して基準ビ−ムと測定ビ−ムとし、前記分割され
た基準ビ−ムを基準媒体内を通過させると共に、前記分
割された測定ビ−ムは圧力に応じて屈折率が変化する感
圧媒質内を通過させて送出するセンシングプローブと、
前記複数のセンシングプローブからの前記基準ビ−ムと
測定ビ−ムを受光して媒質通過後の前記基準ビ−ムと測
定ビ−ムとの光を検出する受光部と、前記受光部で検出
される前記基準ビ−ムと測定ビ−ムから得られる光路長
差に基づいて、前記複数の検出箇所における前記感圧媒
質の圧力をそれぞれ算出する信号処理部とを備えた多点
計測光式圧力センサシステムが提案されている。
【0017】また、本発明によれば、前記の光式圧力セ
ンサにおいて使用される波長板であって、分割されて生
成された基準ビームと測定ビームの、少なくとも、その
いずれか一方の光路の途中に挿入されて使用される波長
板であって、第1の入射光波長に対応する1/4波長板
と、第1の波長の光は反射するが第2の波長の光は透過
する波長選択反射膜と、前記第1の波長板で発生する入
射光のF軸成分とS軸成分の位相差の1/4波長からの
誤差分のみを発生させる補償波長板と、反射膜とを貼り
合わせて構成された光式圧力センサの波長板が提案され
ている。
【0018】本発明によれば、前記の光式圧力センサに
おいて使用される偏光選択回転装置であって、分割され
て生成された基準ビームと測定ビーム両方の光路の途中
に挿入され、それらビームの偏光面を選択するための偏
光選択回転装置であって、第1の波長の入射光の偏光面
を45度回転させる1偏光回転手段と、第1の波長の光
は反射するが第2の波長の光は透過する波長選択手段
と、前記波長選択手段反射光の偏光を選択する第1偏光
選択手段と、前記第1偏光選択手段後方に設置されたミ
ラ−と、前記波長選択手段透過光に対し第1偏光回転手
段で発生する偏光面の回転の45度からの誤差分のみを
発生させる第2偏光回転手段と、前記第1偏光選択手段
とは90度偏光面の異なる光を選択する第2偏光選択手
段と、前記第2偏光選択手段後方に設置されたミラ−と
を有する光式圧力センサの偏光選択回転装置が提案され
ている。
【0019】さらに、前記の光式圧力センサにおいて使
用されるビ−ム分配器であって、光源出力ビ−ムを複数
に分配するために使用されるビ−ム分配器であって、二
つの透明な部材を微小すきまを介して並べその距離を隙
間調節手段を用いて変化させることにより、そこに至っ
た光ビ−ムを反射、あるいは透過させる能動的ミラ−を
複数並べたビ−ム分配器が提案されている。
【0020】最後に、前記の多点計測光式圧力センサシ
ステムに使用されるセンシングプローブであって、光源
から遠隔されて配置され、前記光源からの光ビームを分
割して基準ビ−ムと測定ビ−ムを生成する手段と、前記
基準媒体を内部に封止し、前記分割された基準ビ−ムが
その内部を通過する光路を構成する手段と、前記測定ビ
−ムが圧力に応じて屈折率が変化する前記感圧媒質内を
通過する光路を構成するための手段と、前記基準媒体及
び被検出感圧媒質を通過後の前記基準ビ−ムと測定ビ−
ムを、遠隔の光路長差を求めるための受光部へ送出する
手段とを備えている多点計測光式圧力センサのセンシン
グプローブが提案されている。
【0021】
【作用】上記の本発明についてより具体的に説明する
と、まず、上記第1の目的を達成するために、特に、そ
のセンシングプローブにおいて、光源からの入射光を測
定ビ−ムと基準ビ−ムに2分割し、測定ビ−ムは測定対
象の圧力と等しい圧力をもつ気体を含む感圧媒質中を通
過させ、基準ビ−ムは被測定気体とは異なる密閉された
気体、あるいは、真空、あるいは個体を含む基準媒質中
を通過させ、これら測定ビ−ムと基準ビ−ムを干渉させ
て第1の気体に発生する圧力変化に応じた光路長変化を
検出することとしたものであり、これにより、光による
計測なので特別な防爆構造の必要がなく、また、センシ
ングプローブにおいても可動部がないので信頼性の高い
圧力検出が可能となる。
【0022】また、第2の目的を達成するため、センシ
ングプローブに偏波面保存ファイバで光を導入し、ま
た、ファイバを用いてセンシングプローブから光を信号
処理部まで導く構造とした。このときファイバを通過す
るとき発生する振動等の外乱の影響は、第1の構成では
光をセンシングプローブに導いたと同一のファイバを用
いて測定信号を信号処理部まで導き、出射光を偏光の違
いで2分割しそれぞれから圧力を算出し、その後算出値
を加算することで相殺した。また、第2の構成ではセン
シングプローブで光を測定ビ−ムと基準ビ−ムに2分割
するまえにファイバを通過した異なる偏光を持つ光を干
渉させ補償信号を得、測定信号と補償信号の2つをファ
イバを用いて信号処理回路に導きその各々から得た値を
加算し相殺した。また、第3の構成では測定ビ−ムと基
準ビ−ムのうち同じ偏光成分を選択し干渉させ、これら
を2つのファイバを用いて信号処理回路に導きその各々
から得た値を加算し相殺した。また、第4の構成では測
定ビ−ム、基準ビ−ムの光路途中に偏光回転選択手段を
挿入し、基準ビ−ム、測定ビ−ムとして異なる偏光を選
択し、さらにその偏光面を90度回転させて再び偏波面
保存ファイバで信号処理部に導くことで問題を解決し
た。
【0023】このように、光源、信号処理部とセンシン
グプローブの間をファイバで結んだことにより取扱いが
容易になる。すなわち、第1の構成ではセンシングプロ
ーブからの戻り射光は偏光は異なるがそれぞれが同じ外
乱の影響を受けているので、互いに加算することにより
ファイバ通過時の外乱の影響は相殺する。第2の構成で
は、測定信号には外乱と圧力の情報が、補償信号には外
乱の情報が含まれるので2つを用いて圧力情報のみを得
ることができる。第3の構成では、偏光によって選択さ
れた互いに干渉する測定ビ−ムと基準ビ−ムはそれぞれ
偏波面保存ファイバの2つの伝搬モ−ドに分かれてセン
シングプロ−ブまで伝搬しているので2組の干渉信号か
ら得られた測定値を加算することによりファイバ通過時
の外乱の影響は相殺する。第4の構成では測定ビ−ム、
基準ビ−ムとも偏光を90度回転させて偏波面保存ファ
イバを往復するので、外乱により偏波面保存ファイバの
2つのモ−ドに対する屈折率が変動しても相殺する。
【0024】第3の目的は、多数の測定点へ光源からの
光を分配し、そこから戻ってきた光を光検出器で検出
し、その後で電気的手段で希望する測定点からの信号を
選択するようにしたセンサシステムにより達成される。
また、第3の目的を達成する他の手段としては、制御信
号によってある時は光を透過させ、ある時は反射させる
ことの出来るアクティブミラ−を設けることにより、こ
れにより測定点の信号を選択するようにしたものも提案
される。
【0025】さらに、第4の目的を達成するため2波長
を用いた同時計測としたものであり、第5の目的を達成
するために、基準ビ−ムの光路途中に光路長の温度依存
性が測定ビ−ムの光路長の温度依存性と等しい媒質を配
置した。さらに、第6の目的を達成するため基準ビーム
と測定ビームの光路長差から圧力を求めるようにしたも
のである。
【0026】加えて、その他の本発明になる光式圧力セ
ンサ波長板、偏光選択装置、ビーム分配器、さらには、
かかる多点計測光式圧力センサシステム、及び、以下に
詳述する本発明の実施態様をも加え、2波長による測定
結果を利用することにより、測定精度を犠牲にすること
なく等価的に光源の波長を大きくすることができる。ま
た、周囲温度の変化による測定ビ−ムの光路長変化と基
準ビ−ムの光路長の変化が相殺するので周囲温度の変化
に起因する誤差を除去できる。さらに、基準ビームと測
定ビームの光路長差は光量変動等の影響を受けないよう
にすることが可能になる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例の詳細について、添付
の図面を参照しながら説明を行う。まず、図1〜図6を
用いて、本発明の第1の実施例である光式圧力センサに
ついて説明する。なお、これらの図中、同じあるいは同
様の部位には同一の符号が付されている。
【0028】図1には本発明の光式圧力センサの全体構
成が示されており、この図1において、符号1、2はレ
ーザダイオード(LD)から構成された光源を示してい
る。なお、これらLD光源1、2は、それぞれ、波長λ
1、λ2の光を発する。また、図中の符号3はビ−ムスプ
リッタであり、上記LD光源1、2の光を合成し、符号
4は偏光板を示しており、入射光のうち紙面に対して4
5度の角度をなす偏光成分のみを透過させる働きを持
つ。さらに、符号5は位相変調器であり、入射光のうち
図の紙面に垂直な偏光面をもつ成分と紙面と平行な偏光
面をもつ成分の間の位相差を変調するものである。
【0029】次に、図中の符号6は光分配器を示してお
り、この光分配器6は、ビ−ムスプリッタ7と複数のア
クティブミラ−8、9、10、11とからなる。なお、
これらのアクティブミラ−の詳細は後に説明するが(図
6)、その機能はスイッチング回路の出力を受け、そこ
に至った入射光を透過させたりあるいは反射させたりす
るものである。また、符号12、13、14、15はレ
ンズを、そして、符号16、17、18、19は偏波面
保存ファイバを示している。特に、偏波面保存ファイバ
16、17、18、19は、紙面に垂直な偏光面を持つ
光と紙面に平行な偏光面を持つ光とを、それぞれ、その
偏光面を維持しながら伝搬させるものであるが、しかし
ながら、その屈折率に関しては、紙面に垂直な偏光面を
持つ光に対する屈折率とそれに平行な偏光面を持つ光に
対しては、それぞれ、ns、npと、異なる屈折率を示す
ものである。
【0030】さらに、図中の符号20、21、22、2
3は、センシングプロ−ブを示している。これら複数の
センシングプロ−ブのうち、まず、センシングプロ−ブ
20は、ベ−ス100、レンズ24、ビ−ムスプリッタ
25、温度補償部材101、気密容器26、気密容器2
6に付けられた透明窓27、28、反射膜付き1/4波
長板29、1/4波長板29に付けられた反射膜30、
そして、ミラ−31、32からなる。なお、気密容器2
6は、真空に保たれている。なお、このセンシングプロ
−ブを、例えば10〜20個、光源から遠隔された圧力
検出の場所に取り付けることにより、多点計測の可能な
システムを構成することが出来る。
【0031】一方、符号34は受光部であり、この受光
部34は、波長選択型ビ−ムスプリッタ35、偏光ビ−
ムスプリッタ36、37、光検出器38、39、40、
41などからなる。これらのうち、波長選択型ビ−ムス
プリッタ35は、波長λ1の光は通過させ、λ2の光は反
射する機能を有する。
【0032】また、符号42は信号処理部であり、これ
は信号処理回路43、44、45、46、加算回路4
7、48、そして演算回路49からなる。これらの信号
処理回路43、44、45、46は、それぞれ、上記の
光変調器5に入射する光のうち、紙面に垂直な偏光面を
持つ光と紙面と平行な偏光面を持つ光の光路長差を求め
るものであり、これらは、例えば特開昭62−2760
3号公報及び特開昭61−219802号公報に開示さ
れているものである。なお、この装置は光路長差をλを
単位として測定し、その端数のみを出力するものであ
る。
【0033】さらに、図中の符号50はスイッチング回
路であり、このスイッチング回路50は前記光分配器6
を駆動し、これにより、上記のファイバ16〜19のう
ちの1つに光を選択的に供給する。
【0034】次に、上記にその構成を述べた光式圧力セ
ンサの動作を説明する。まず、上記のLD光源1、2を
発した波長λ1、λ2の光は、ビ−ムスプリッタ3で合成
され、偏光板4を通過する。この偏光板4を通過した光
は紙面と45度方向の偏光面を持つものとなる。そし
て、この平行な偏光成分と垂直な偏光成分の間の位相差
を、位相変調器5で変調する。この位相変調器5からの
出射光は光分配器6に入射し、そこでビ−ムスプリッタ
7を通過した後、アクティブミラ−8〜11に至る。
【0035】ここで、上記のアクティブミラ−8〜11
のいずれか一つは、上記のスイッチング回路50により
反射モ−ドに設定され、それ以外は透過モ−ドに設定さ
れる。いま、アクティブミラ−8が反射モ−ドに設定さ
れているとすると、光はここで反射され、レンズ12を
介して偏波面保存ファイバ16に入射する。この偏波面
保存ファイバ16からの出射光は、センシングプロ−ブ
20内のレンズ24で平行光に変換された後にビ−ムス
プリッタ25に至り、そこで透過光(基準ビ−ム)と反
射光(測定ビ−ム)とに2分割される。すなわち、基準
ビ−ムは気密容器26の透明窓27を通してその内部を
通過し、さらに、気密容器26の透明窓28を通過して
1/4波長板29に至り、この1/4波長板29の裏面
に設けられた反射膜30により反射される。一方、測定
ビ−ムはミラ−31で反射されてミラ−32に至り、こ
こで反射されることとなる。
【0036】このようにして反射した基準ビ−ムと測定
ビ−ムは、上記センシングプロ−ブ20内でその光路を
逆行し、そして、レンズ24、偏波面保存ファイバ1
6、そしてレンズ12を通過してアクティブミラ−8に
至り、そこで反射される。このアクティブミラ−8で反
射された光は、さらに、ビ−ムスプリッタ7で反射さ
れ、これにより、受光部34に至る。この受光部34で
は、入射された光は、まず、波長選択型ビ−ムスプリッ
タ35により波長別に分割される。すなわち、この波長
選択型ビ−ムスプリッタ35を通過した波長λ1の光は
偏光ビ−ムスプリッタ36へ、ここで反射したλ2の光
は偏光ビ−ムスプリッタ37へ導かれる。そして、それ
ぞれの偏光ビ−ムスプリッタ36、37では、入射した
光をさらに2分割し、波長λ1の光は光検出器38、3
9へ、そして、λ2の光は光検出器40、41へ至らし
める。
【0037】これらの光検出器38、39と40 、4
1は、それぞれ、入射された光を電気信号に変換し、そ
の出力は信号処理部42に入力される。この信号処理部
42では、まず、信号処理回路43、44で測定ビ−ム
と基準ビ−ムとの光路長差を求め、加算回路47に入力
する。これにより、偏波面保存ファイバ16に温度変化
や振動等の外乱が加わっても、光路長差を正確に求める
ことができる。なお、測定ビ−ムの光路長は空気の気圧
が変化すると変わるが、基準ビ−ムの光路長はビ−ムが
真空中を通過しているので変化しない。そこで、この測
定ビ−ムと基準ビ−ムの光路長差を求めることにより、
気圧を正確に測定することが可能になる。
【0038】次に、測定ビ−ムと基準ビ−ムとの光路長
差を考える。まず、各部で発生する光路長を考える。光
源1から偏波面保存ファイバ16までの光路長をl1
偏波面保存ファイバ16からビ−ムスプリッタ25まで
の光路長をl2、ビ−ムスプリッタ25から1/4波長
板29裏面の反射膜30までの光路長をl3、ビ−ムス
プリッタ25からミラ−32までの光路長をl4とす
る。また、偏波面保存ファイバ16の長さをdfとする
と、紙面と垂直な偏光を持つ光に対する光路長はdf×
sで、また、平行な偏光を持つ光に対する光路長はdf
×npとなる。
【0039】まず、光源1を発した波長λ1の光がセン
シングプロ−ブ20に達し、そこで反射した後、受光部
34の波長選択型ビ−ムスプリッタ35に至るまでの光
路長について述べる。光源1を発した紙面と垂直な偏光
を持つ光は、ビ−ムスプリッタ7、アクティブミラ−
8、そして、偏波面保存ファイバ16を通過してセンシ
ングプロ−ブ20内のビ−ムスプリッタ25に至り、こ
こで透過光(第1基準ビ−ム)と反射光(第1測定ビ−
ム)に分かれる。この第1基準ビ−ムは、1/4波長板
29の裏面に設けられた反射膜30で反射されてビ−ム
スプリッタ25に戻り、偏波面保存ファイバ16、アク
ティブミラ−8、そしてビ−ムスプリッタ7を経て波長
選択型ビ−ムスプリッタ35に至る。その偏光面は、反
射膜30で反射する際に90度回転し、もって、紙面と
平行になっている。一方、第1測定ビ−ムの偏光面は変
化しない。したがって、第1基準ビ−ムの光路長L1
第1測定ビ−ムの光路長L2とは、それぞれ、
【数1】 L1=l1+2×l2+2×l3+df×ns+df×np
【数2】L2=l1+2×l2+2×l4+2×df×nS で与えられる。
【0040】同様に、紙面と平行な偏光面を持つ光もビ
−ムスプリッタ25に至り、ここで透過光(第2基準ビ
−ム)と反射光(第2測定ビ−ム)とに分かれる。この
場合も、第2基準ビ−ムの偏光面は90度だけ回転する
が、しかし、第2測定ビ−ムの偏光面は回転しない。し
たがって、この第2基準ビ−ムの光路長L3と第2測定
ビ−ムの光路長L4も、それぞれ、
【数3】 L3=l1+2×l2+2×l3+df×ns+df×np
【数4】L4=l1+2×l2+2×l4+2×df×np で与えられる。
【0041】続いて、受光部34の波長選択型ビ−ムス
プリッタ35に至った上記4つのビ−ム(第1、第2基
準ビ−ム、第1、第2測定ビ−ム)のうち、第1測定ビ
−ムと第2基準ビ−ムは紙面と垂直な偏光を持つため、
偏光ビ−ムスプリッタ36により反射されて干渉する。
これらの光路長差ΔL23は、
【数5】ΔL23=L2−L3=−2×(l3−l4)+df
×ns−df×np で与えられる。一方、第1基準ビ−ムと第2測定ビ−ム
は紙面と平行な偏光を持つので、偏光ビ−ムスプリッタ
36を透過し、干渉する。これらの光路長差ΔL41は、
【数6】ΔL41=L4−L1=−2×(l3−l4)−df
×ns−df×np で与えられる。
【0042】信号処理部42では、上式の光路長差ΔL
23、ΔL41がそれぞれ信号処理回路43、44で測定さ
れるので、加算回路47には、
【数7】ΔLλ1=ΔL41+ΔL23=−4(l3−l4) で与えられる光路長差ΔLλ1が出力される。
【0043】すなわち、温度変化や振動等の外乱が偏波
面保存ファイバ16に加わって屈折率が変動しても、信
号処理部42の加算回路47の出力にはその影響はな
く、測定ビ−ムと基準ビ−ムの光路長差(実際には、そ
の−4倍)が測定される。また、光源2を発した波長λ
2の光を用いた測定についても上記と同様のことが成立
する。すなわち、加算回路48には、
【数8】ΔLλ2=−4(l3−l4) で与えられる光路長差ΔLλ2が出力されることとな
る。
【0044】次に、図2を用いながら、測定ビ−ムと基
準ビ−ムとの光路長差を異なる波長で求めることにより
測定可能な光路長差の範囲を拡大する原理について述べ
る。まず、この図2には、光路長差Xと、上記加算回路
47、48からの出力値との関係が示されている。すな
わち、加算回路47、48の出力は、光路長差がゼロ
(0)のときゼロ(0)であり、光路長差Xが増加する
につれ、それぞれ、λ1、λ2毎に同じ値を繰り返す。す
なわち、光路長差Xを波長単位で測定して、その端数分
のみが出力されることとなる。したがって、単一波長で
光路長差Xを測定すると、最初の測定と次の測定の間に
光路長差がλ以上変動すると、その変動量が分からなく
なる。この光路長差Xを波長λ1,λ2を単位として表し
た価をそれぞれx1,x2とすると、
【数9】X=x1λ1
【数10】X=x2λ2 である。
【0045】これより、以下の式が成立する。
【数11】x1λ1=x2λ すなわち、上記の加算回路47、48の出力は、それぞ
れ、x、x2の端数部α1、α2となり、これらはガウ
スの記号〔〕を用いて下記の式で表される。
【数12】α1=x1−〔x1
【数13】α2=x2−〔x2
【0046】ここで、既知量λ1、λ2、α1、α2から上
記の(数11)を満足する整数の組(〔x1〕,
〔x2〕)を求める。少なくとも1組は存在するが、複
数組求まったときには、測定ビ−ムと基準ビ−ムの光路
長差が最も小さくなる組をとる。(ここで、複数組求ま
った場合、そのいずれの組を採用しても問題ない。)次
の測定では、得られた上記の(数11)を満たす整数の
組(ここで、複数の数値組が求まった場合は、前回の数
値組と最も近い数値の組を採用する)を用いる。これに
より、前回の測定時と今回の測定時で光路長差が変動し
て整数の組(〔x1〕,〔x2〕)の値が変動しても、正
確な値を求めることができる。
【0047】さらに、ここでは、上記の方法による光路
長差の測定範囲がどのようになるかについて述べる。ま
づ、x1−x2平面で上記の(数11)を満たす格子点が
複数個存在する場合、隣合う2つの格子点(a1,a2
と(a1’,a2’)(ただし、a1<a2)の間には、端
数部α1とα2が一致するような点はないことを証明す
る。
【0048】格子点(a1,a2)と(a1’,a2’)の
間に端数部の一致する点が有るとする。そのうちの格子
点(a1,a2)に近い方を(x1,x2)、遠い方を(x
1’,x2’)とすると、点(x1’−x1+a1,x2’−
2+a2)は格子点になるが、a1’>x1’−x1+a1
>a1そしてa2’>x2’−x2+a2>a2であるから、
これは(a1,a2)と(a1’,a2’)が隣合う格子点
という仮定に反する。
【0049】したがって、隣合う格子点を与える
〔x1〕の値の差Δ〔x1〕をλ1倍した量が、端数部の
みから光路長差を一義的に決定できる範囲となる。い
ま、λ1、λ2の比を、
【数14】λ1/λ2=l/k で表す。ここで、k,lは互いに素な正の整数である。
【0050】これを上記の(数11)に適用してλ1
λ2を消去すると、下記の(数15)が得られる。
【数15】kx1=lx2 k,lは互いに素であるから、これを満たす他の組
(〔x1〕、〔x2〕)との差Δ〔x1〕,Δ〔x2〕の最
小値は、それぞれ、l,kである。したがって、光路長
差の変化ΔXが1Δ〔x1〕以内であれば、上記の(数
11)を満たすXは一義的に決まる。(λ1、λ2の比が
無理数で、上記の(数14)では表されないときには、
原理的には全ての範囲でXが定まる。)例えば、λ1=7
80nm、λ2=830nmのとき、k=78、l=83であ
る。したがって、光路長差変化がΔX=1Δ〔x1〕=
83×780=64740nm=64.7μm以内であれ
ば、一義的に、光路長差が求められる。
【0051】次に、温度変化による誤差を補正する方法
を述べる。図3はセンシングプロ−ブ20の説明図であ
り、この図において、ベ−ス100、レンズ24、ビ−
ムスプリッタ25、温度補償部材101、気密容器2
6、透明窓27、28、そして、ミラ−31は、全て石
英ガラスでできている。また、ミラ−32は、後述する
が、上記の1/4波長板29と同じ材質、及び、同じ温
度特性を持つものとする。ビ−ムスプリッタ25とミラ
−31は、一辺がlaの正方体とする。また、温度補償
部材101の厚さをdb’、透明窓27、28の厚さを
b”、そして、ミラ−32の厚さをdcとする。
【0052】さらに、上記のミラ−32、及び、1/4
波長板29の光路長をlQop、ビ−ムスプリッタ25か
ら1/4波長板29までの距離をD1、そして、ミラ−
31からミラ−32までの距離をD2とすると、基準ビ
−ムについてのビ−ムスプリッタ25からミラ−32で
反射されるまでの片道の光路長Drと、そして、測定ビ
−ムについての片道の光路長Lmは、次式で与えられ
る。
【数16】Lr=(da+db)nQ+(D1−da−db
vac+lQop
【数17】Lm=2daQ+(D2−da)nair+lQop ただし、上記の式においては、
【数18】db=db′+2db″ であり、また、上記の式において、nvac、nair、nQ
は、 nvac:真空の屈折率=1、 nair:空気の屈折率、 nQ:石英ガラスの屈折率である。 したがって、測定ビ−ムと基準ビ−ムの光路長差はLm
−Lrは、
【数19】Lm−Lr=2daQ+(D2−da)nair
(da+db)nQ+D1−da−db となる。
【0053】ここでは、温度Tの変化に対する光路長変
化を求める。なお、長さ及び屈折率は、次式にしたがっ
て変化するものとする。
【数20】da=da0(1+αQT)
【数21】db=db0(1+αQT)
【数22】D1=D10(1+αQT)
【数23】D2=D20(1+αQT)
【数24】nQ=nQ0+βQ
【数25】nair=nair0+βairT ただし、上記の式において、dao、dbo、D10、D20
Q0、nair0は、それぞれ、温度T=0のときの長さ及
び屈折率を示している。
【0054】次に、上記の式を上記の(数19)に代入
し、さらに、温度係数αQ,βQ等の高次の項を無視して
整理すると、
【数26】Lm−Lr=(da0+db0)nQ+(D20+D
a0)nair−D10+da0+db0+〔(da0+db0)(βQ
+nQ0αQ)+(D20+da0)(βair+nair0αQ)−
(D10−da0−db0)αQ〕T を得る。
【0055】(数26)の右辺をTの関数とみなし、そ
の0次の係数(定数項)をゼロ(0)と置くと、T=0
において測定ビ−ムと基準ビ−ムとの光路長差Lm−Lr
が等しい条件が得られる。さらに、1次の係数をゼロ
(0)と置くと、温度Tが変化しても上記の測定ビ−ム
と基準ビ−ムとの光路長差Lm−Lrが変わらない条件が
得られる。これらの2つの条件を連立すると、温度Tが
変化しても上記の光路長差Lm−Lrがゼロ(0)である
条件を得ることができる。例えば、da0=10mm、nQ0
=1.458、D10=50mm、αQ=5.5×10-7
℃、βQ=9.6×10-6/℃、βair=1.05×10
-6/℃、nair0=1.0として、db”=7.017mm、
20=38.634mmを得る。これより、透明窓27、
28の厚さを2mmとすると、温度補償部材101の厚さ
は3.017mmとなる。
【0056】続いて、図4は、上記の1/4波長板29
の構造を示す図である。この図において、符号51は波
長λ1の光に対する1/4波長板を示し、一方、符号5
2は波長λ1の光は反射するが波長λ2の光は透過する波
長選択性反射膜を示している。また、符号53は、波長
λ2の光に対して、前記1/4波長板51と合わせて1
/4波長板として機能するよう位相差を補償する補償板
を、そして、符号30は反射膜を示している。ここで、
上記の1/4波長板51自体もまた互いに結晶軸を90
度ずらせた、厚さが数十μm異なる2枚の水晶板51a
と51bとからなる。(例えば、”Handbook of Optic
s”1978,McGrraw-Hill Book Company, 10-11
2を参照)
【0057】ここで、水晶板51aと51bを合わせた
厚さをdQ’とする。同様に、補償板53も互いに結晶
軸を90度ずらせた、厚さの異なる2枚の水晶板53a
と53bからなり、これら水晶板53aと53bを合わ
せた厚さをdQ”とする。この1/4波長板29に入射
した波長λ1の光は、上記の波長選択性反射膜52で反
射されるので、その偏光面が90度回転する。一方、波
長λ2の光は上記1/4波長板51と補償板53との両
方を往復することになるので、やはり、偏光面が90度
回転することとなる。また、上記1/4波長板51と補
償板53とは、例えば水晶からできている。
【0058】さらに、図5は、上記のミラ−32の構造
を示す図である。図中の符号54は、透明部材で互いに
結晶軸を90度ずらせた厚さdQ’/2の2枚の水晶板
54aと54bからなる。したがって、水晶板54aと
54bとを合わせた厚さは、上記の1/4波長板51の
厚さと等しく、dQ’である。また、図中の符号55
は、波長λ1の光は反射するが波長λ2の光は透過する、
いわゆる、波長選択性反射膜である。さらに、図中の符
号56は透明部材を示しており、これは互いに結晶軸を
90度ずらせた厚さdQ”/2の水晶板56aと56b
とからなり、この透明部材56の厚さはdQ”である。
さらに、図中の符号57は反射膜である。なお、上記の
1/4波長板29とミラ−32とについては、前者が入
射光の偏光面を90度回転させる機能を有する点のみで
異なっており、その他の光学的性質については互いに等
しい。
【0059】図6は、図1のアクティブミラ−8〜11
の構造の一例を示す図であり、(A)は上面図、(B)
は側面図である。符号58はベ−スを、そして、符号5
9と60はプリズムを示しており、これらは互いに密着
している。また、符号61は圧電素子であり、電圧によ
り、ずれ変位を発生させるものである。この圧電素子6
1にはプリズム60が取り付けられている。かかるアク
ティブミラ−の構造において、通常、プリズム59と6
0とは密着しているので入射光は透過するが、しかしな
がら、この圧電素子61に電圧を加えると、上記プリズ
ム60が移動し離れるので、入射光は反射することとな
る。
【0060】ここで、上記に詳細を説明した実施例で
は、図1や図3からも明らかなように、基準ビ−ムの光
路の途中に1/4波長板29を、そして、測定ビ−ムの
光路中にミラ−32を設置しているが、これらの配置関
係は逆でもよいことは言うまでもない。
【0061】次に、添付の図7及び図8は、上記図3に
示したセンシングプロ−ブの、さらに他の構造例を示す
図である。まず、図7において、この他の構造になるセ
ンシングプロ−ブ62は、ベ−ス63、レンズ64、ビ
−ムスプリッタ65、石英ロッド66、反射膜付1/4
波長板67、ミラ−68と69、そして、補償用ガラス
部材70とから構成されている。また、これらベ−ス6
3、ビ−ムスプリッタ65、石英ロッド66は石英ガラ
スで、他方、補償用ガラス部材70は、上記石英ガラス
とは異なる光路長の温度依存性をもつ光学ガラス、例え
ばBK7で構成されており、温度変化に起因する光路長
の変動を補償する。さらに、反射膜付の1/4波長板6
7、及び、ミラ−69は、それぞれ、上記の第1の実施
例の1/4波長板29、ミラ−32と同じ構造をしてい
る。このセンシングプロ−ブは、上述の構造説明からも
明らかなように、気密容器が不要であり、そのため、構
造が比較的簡単であり、安価に制作することができると
いう利点がある。
【0062】さらに、図8において、センシングプロ−
ブ71は、ベ−ス72、レンズ73、ビ−ムスプリッタ
74、容器75と76、透明窓77、78、79、8
0、反射膜付1/4波長板81、そして、ミラ−82と
83とからなる。このうち、ベ−ス72、ビ−ムスプリ
ッタ74、容器75と76は石英ガラスでできている。
また、2つの容器のうち、容器75は、外部との間を孔
84で、容器76は小孔85で結ばれている。また、そ
の反射膜付1/4波長板81とミラ−83は、それぞ
れ、上記の第1の実施例における1/4波長板29やミ
ラ−32と同じ構造をしている。なお、この他の実施例
になるセンシングプロ−ブでは、外気圧が変化すると、
まづ、孔84を通して容器75の圧力が外気の圧力と等
しくなり、その後、さらに小孔85で結ばれた容器76
の内圧が外気圧に等しくなる。そして、このセンシング
プロ−ブ71は、この時の非平衡状態の圧力変化を光路
長差として検出するものである。
【0063】さらに、図9には本発明の他の実施例が示
されおり、この他の実施例では、上記図1に示した第1
の実施例とは、センシングプロ−ブ、光分配部、及び、
受光部などの構成が異なっている。すなわち、この図9
において、符号102は光分配器であり、これはビ−ム
スプリッタ103、及び、2個のアクティブミラ−10
4、105からなる。なお、これらのアクティブミラ−
104と105は、上記第1の実施例と同じ構造のもの
である。また、このさらに他の実施例において、符号1
06、107、108、109、110、111はレン
ズを、符号112、113は偏波面保存ファイバを、そ
して、符号114、115、116、117はマルチモ
−ドファイバを示している。また、図中の符号118、
119はセンシングプロ−ブであり、例えばセンシング
プロ−ブ118は、ベ−ス120、レンズ121、12
2、123、ビ−ムスプリッタ124、偏光ビ−ムスプ
リッタ125、ミラ−126、127、128、温度補
償部材129、気密容器130、透明窓131、13
2、そして、反射膜付1/4波長板133からなる。
【0064】さらに、図9中の符号134は受光部であ
り、これは、波長選択型ビ−ムスプリッタ135、そし
て、複数の光検出器136、137、138、139か
らなる。また、符号140は信号処理部であり、複数の
信号処理回路141、142、143、144、加算回
路145、146、演算回路147とからなる。さら
に、図中の符号148はスイッチング回路である。
【0065】いま、上記の光分配器102でセンシング
プロ−ブ118が選択されているとして、その動作を説
明する。まず、図示されない光源を発して光分配器10
2に入射した光は、上記光分配器102のアクティブミ
ラ−104で反射され、レンズ107で偏波面保存ファ
イバ112に集光される。(一方、センシングプロ−ブ
119が選択されている時は、アクティブミラ−104
は透過モ−ドに、そして、アクティブミラ−105が反
射モ−ドになる。)そして、この偏波面保存ファイバ1
12の出射光はレンズ123で平行ビ−ムに変換され、
ビ−ムスプリッタ124で基準ビ−ム(透過光)と測定
ビ−ム(反射光)とに2分割される。これらの2分割さ
れたビームのうち、基準ビ−ムは、温度補償部材12
9、透明窓131、気密容器130の内部、そして透明
窓132を経て、反射膜付1/4波長板133で反射さ
れる。この反射膜付1/4波長板133による反射によ
り、基準ビ−ムは逆行し、再度ビ−ムスプリッタ124
に入射し、ここで反射される。
【0066】一方、測定ビ−ムはミラ−127で反射さ
れてミラ−128に至り、ここで反射される。この反射
されたビームは、その後、逆行して再度ビ−ムスプリッ
タ124に入射し、ここで反射される。なお、このビ−
ムスプリッタ124に入射した上記基準ビ−ムと測定ビ
−ムのうち、紙面と垂直な偏光成分は偏光ビ−ムスプリ
ッタ125で反射され、レンズ122でファイバ114
に集光される。他方、紙面と平行な偏光成分は偏光ビ−
ムスプリッタ125を透過し、ミラ−126で反射され
てレンズ121でファイバ115に集光される。その
後、ファイバ114の出射光は、レンズ106、アクテ
ィブミラ−104、そしてビ−ムスプリッタ103を経
て受光部134に入射する。また、ファイバ115の出
射光も、同様に、レンズ108、アクティブミラ−10
4、そしてビ−ムスプリッタ103を経て、受光部13
4に入射する。
【0067】さらに、受光部134において、これらの
光は、波長選択型ビ−ムスプリッタ135の働きによ
り、波長に応じて透過光あるいは反射光に分割される。
すなわち、この波長選択型ビ−ムスプリッタ135によ
り、波長λ1の光は透過され、一方、波長λ2の光は反射
され、これによって透過光と反射光とに分割されること
となる。
【0068】まず、ファイバ114からの出射光は、波
長別に光検出器136(λ1)と139(λ2)に至る。
一方、ファイバ115からの出射光は、やはり波長別
に、光検出器137(λ1)と138(λ2)に至る。こ
の波長λ1の光を使った測定ビ−ムと基準ビ−ムとの光
路長差の測定は、光検出器136と137の出力を、そ
れぞれ、信号処理回路141、142に入力し、もっ
て、偏波面保存ファイバ112、113への外乱による
誤差を含む光路長差を求め、その出力を加算回路145
で加算することにより行われる。なお、その原理につい
ては後述するが、このように加算回路145を用いるこ
とにより、外乱による誤差を除去することができる。ま
た、波長λ2を使った測定ビ−ムと基準ビ−ムとの光路
長差の測定は、光検出器138と139の出力を、それ
ぞれ、信号処理回路143、144に入力して偏波面保
存ファイバ112、113への外乱による誤差を含む光
路長差を求め、その出力を加算回路146で加算するこ
とにより行われる。なお、2波長(λ1とλ2)の光によ
る測定結果から、演算回路147により測定範囲を広げ
る処理については、上記の第1の実施例と同様である。
【0069】次に、上述した加算により外乱の影響を除
去する原理について、ここで簡単に述べる。まず、ファ
イバ114に集光された光は、測定ビ−ムで最初に紙面
と垂直な偏光面を持っていた成分と、基準ビ−ムで最初
に紙面と平行な偏光面を持っていた成分である。したが
って、測定ビームと基準ビームとの、ファイバ114に
入射する時点での光路長差Lは、偏波面保存ファイバの
長さをdfとして、
【数27】L=df(ns−np)+(センシングプロー
ブで発生する測定ビームと基準ビームの光路長差) で与えられる。同様に、ファイバ115に入射する時点
での光路長差Lは、偏波面保存ファイバの長さをdf
して、下記の数28で与えられる。
【数28】L=df(−ns−np)+(センシングプロ
ーブで発生する測定ビームと基準ビームの光路長差) したがって、これらの値を加算することにより、外乱の
影響で偏波面保存ファイバ112、113の屈折率差が
変化することに起因する誤差を相殺することができる。
【0070】図10は、上記図9に示した本発明の他の
実施例になる光式圧力センサのセンシングプロ−ブの他
の変形構成例である。すなわち、この変形例になるセン
シングプロ−ブ149は、ベ−ス150、3個のレンズ
151、152、153、ビ−ムスプリッタ154、偏
光ビ−ムスプリッタ155、3個のミラ−156、15
7、158、温度補償部材159、気密容器160、透
明窓161、162、反射膜付1/4波長板163、1
64、偏波面保存ファイバ165、そして、マルチモ−
ドファイバ166、167からなる。
【0071】この他の変形例になるセンシングプロ−ブ
の構成では、その偏波面保存ファイバ165からの出力
光は、最初に、ビ−ムスプリッタ154で2分割され
る。また、反射光はミラ−156で反射され、レンズ1
53でマルチモ−ドファイバ166に集光される。この
マルチモ−ドファイバ166に集光された光の偏光面は
ランダムになるので、紙面に垂直な偏光面を持つ光と、
それに平行な偏光面を持つ光とが混合し、干渉する。し
たがって、マルチモ−ドファイバ166の出力光から、
(イ)「偏波面保存ファイバを伝搬中に発生する紙面に
垂直な偏光面を持つ光とこれに平行な偏光を持つ光との
光路長差」を測定することができる。
【0072】また、ビ−ムスプリッタ154の透過光
は、偏光ビ−ムスプリッタ155に至る。ここで、紙面
と垂直な偏光成分は反射されて測定ビ−ムとなり、一
方、紙面に平行な偏光成分は透過して基準ビ−ムとな
る。これらのビームのうち、測定ビ−ムは、ミラ−15
7、反射膜付1/4波長板164(ここで反射され
る)、そして、再び、ミラ−157の経路を取り、偏光
ビ−ムスプリッタ155に戻るが、この時、反射膜付1
/4波長板163で反射される際の偏光面が90度回転
しているので、この偏光ビ−ムスプリッタ155を透過
することとなる。
【0073】これに対し、基準ビ−ムは、温度補償部材
159、透明窓161、気密容器160の内部、透明窓
162、反射膜付1/4波長板163(ここで反射す
る)、そして、再び透明窓162、気密容器160の内
部、透明窓161、温度補償部材159の経路を通り、
偏光ビ−ムスプリッタ155に至る。ここで、基準ビ−
ムは、上記反射膜付1/4波長板163で反射される
際、その偏光面が90度回転していることから、再びこ
の偏光ビ−ムスプリッタ155に至った時には反射され
ることとなる。結局、上記の測定ビ−ム及び基準ビ−ム
は、共に、ミラ−158に至り、ここで反射されてレン
ズ151でマルチモ−ドファイバ167に集光されるこ
ととなる。
【0074】このマルチモ−ドファイバ167では、上
記の測定ビ−ムと基準ビ−ムとが相互に干渉するので、
このマルチモ−ドファイバ167の出力光から、(ロ)
「センシングプロ−ブ149で発生する上記測定ビ−ム
と基準ビ−ムとの光路長差」と、そして、上記(イ)の
「偏波面保存ファイバを伝搬中に発生する紙面に垂直な
偏光面を持つ光とこれに平行な偏光面を持つ光との光路
長差」との和を測定することができる。
【0075】したがって、上記図9の信号処理部140
では、上記マルチモ−ドファイバ166の出力光から測
定した光路長差の測定値と、上記マルチモ−ドファイバ
167の出力光から測定した光路長差の測定値とを減算
することにより、上記センシングプロ−ブで発生する光
路長差を正確に求めることができる。
【0076】図11は、本発明のさらに他の実施例を示
している。この実施例になる光式圧力センサにおいて、
光分配回路168はビ−ムスプリッタ169、アクティ
ブミラ−170、171からなる。また、図中の符号1
72、173はレンズ、符号174、175は偏波面保
存ファイバ、そして、符号176、177はセンシング
プロ−ブである。そして、上記センシングプロ−ブ17
6は、レンズ178、ベ−ス179、ビ−ムスプリッタ
180、ミラ−181、温度補償部材182、気密容器
183、透明窓184、185、ファラデ−回転素子1
86、187、188、189、波長選択型ビ−ムスプ
リッタ190、191、そして、反射膜付偏光板19
2、193、194、195からなる。
【0077】上記センシングプロ−ブ176を構成する
構成部品のうち、上記波長選択型ビ−ムスプリッタ19
0、191は、波長λ1の光は透過させるがλ2の光は反
射する。上記ファラデ−回転素子186、187は、波
長λ2の光の偏光面を進行方向に向かって右回りに45
度回転させるるが、これに対して、波長λ1の光の偏光
面は、一般に、正確には45度回転しない機能を有す
る。上記反射膜付偏光板192、193は、紙面方向
と、反射膜のない方から光が入射したときの光の進行方
向に向かって右回りに45度の方向の偏光成分とを透過
させる機能を有する。これに対して、反射膜付偏光板1
94、195は、紙面方向と、反射膜のない方から光が
入射したときの光の進行方向に向かって左回りに45度
の方向の偏光成分とを透過させる機能を有する。また、
ファラデ−回転素子188、189は、上記のファラデ
−回転素子186、187で偏光面を回転した波長λ1
の光の偏光面を正確に45度回転させる機能を有する。
すなわち、ファラデ−回転素子186と188、及び、
ファラデ−回転素子187と189は、波長λ1の光の
偏光面を進行方向に向かって右回りに45度回転させ
る。
【0078】また、図中の符号196は受光部であり、
この受光部196は、波長選択型ビ−ムスプリッタ19
7、偏光ビ−ムスプリッタ198、199(紙面と45
゜方向に透過軸を持つように設置する)、そして、光検
出器200、201からなっている。さらに、図中の符
号202は信号処理部であり、この信号処理部202
は、信号処理回路203、204及び演算回路205と
からなり、図中の符号206はスイッチング回路であ
る。
【0079】かかる構成の実施例になる光式圧力センサ
において、まず、上記光分配回路168のアクティブミ
ラ−170からレンズ172、偏波面保存ファイバ17
4、偏波面保存ファイバ174を介してセンシングプロ
−ブ176へ入射された光は、ビ−ムスプリッタ180
で基準ビ−ム(透過光)と測定ビ−ム(反射光)に分割
される。この基準ビ−ムのうち波長λ1の光は、温度補
償部材182、透明窓184、気密容器183の内部、
透明窓185、ファラデ−回転素子186、波長選択型
ビ−ムスプリッタ190、そして、ファラデ−回転素子
188を経て、反射膜付偏光板193に至る。ここで、
紙面方向と右回りに45度の方向に偏光面を持つ光が選
択され、これにより、光源からの光をセンシングプロ−
ブへ伝搬する偏波面保存ファイバ中では、紙面と水平方
向の偏光面を持っていた光のみが選択されることとな
る。この光は反射膜付偏光板193の反射膜で反射さ
れ、上記の入射して来た光路を逆行し、再び上記の偏波
面保存ファイバ174に至る。この時、その光の偏光面
は、ファラデ−回転素子188とファラデ−回転素子1
86とにより、さらに45度回転して、紙面と垂直とな
っている。
【0080】また、波長λ2の光は、温度補償部材18
2、透明窓184、気密容器183の内部、透明窓18
5、ファラデ−回転素子186、波長選択型ビ−ムスプ
リッタ190を経て、反射膜付偏光板192に至る。こ
こでも、紙面方向と右回りに45度の方向の偏光面を持
つ光、すなわち、偏波面保存ファイバ中では紙面と水平
方向の偏光面を持っていた光のみが選択される。この光
は、反射膜付偏光板193の反射膜で反射され来た光路
を逆行し偏波面保存ファイバに至る。この時の光の偏光
面は、ファラデ−回転素子188とファラデ−回転素子
186とにより45度回転して、紙面と垂直となってい
る。
【0081】一方、測定ビ−ムについても上記と同様の
原理により、波長λ1の光はファラデ−回転素子18
7、波長選択型ビ−ムスプリッタ191、ファラデ−回
転素子189、反射膜付偏光板195の経路を往復する
ことにより、すなわち、反射膜付偏光板195は紙面水
平方向と進行方向に向かって左回りに45度の方向の偏
光成分を透過させるので、上記偏波面保存ファイバ17
4中では紙面と垂直方向の偏光面を持っていた光のみが
選択され、再度、上記偏波面保存ファイバ174に入射
する。また、波長λ2の光は、やはり、ファラデ−回転
素子187、波長選択型ビ−ムスプリッタ191、反射
膜付偏光板194の経路を往復することにより、上記の
波長λ1の光の場合と同じく、上記偏波面保存ファイバ
174中では紙面と垂直方向の偏光面を持っていた光の
みが選択され、再度、上記偏波面保存ファイバ174に
入射することとなる。
【0082】このように、光の波長に係わらず、測定ビ
−ムは、その光源からセンシングプロ−ブ176に至る
場合には、紙面と平行な偏光面を持ち、センシングプロ
−ブ176から受光部196に至る場合には紙面と垂直
な偏光面を持つ。一方、基準ビ−ムは、光源からセンシ
ングプロ−ブ176に至る場合には、紙面と垂直な偏光
面を持ち、センシングプロ−ブ176から受光部196
に至る場合には、紙面と平行な偏光面を持つ。したがっ
て、測定ビ−ムと基準ビ−ムは、双方ともに、偏波面保
存ファイバ中を一回は紙面に垂直な偏光を持つ光とし
て、そして、一回は紙面と平行な偏光を持つ光として伝
搬しているので、偏波面保存ファイバ174に外乱が加
わって、紙面に垂直な偏光面を持つ光に対する屈折率n
sと、紙面に平行な偏光面を持つ光に対する屈折率np
変化しても、その影響は、測定ビ−ムと基準ビ−ムとも
に受けているので、相殺し、センシングプロ−ブ176
で発生する気圧変化に起因する光路長差のみを信号処理
部202で測定することができる。
【0083】さらに、図12は、前記図1に示した光分
配器を構成するアクティブミラ−8〜11の他の変形例
になる構造を示す図であり、図12(A)は、この変形
例になるアクティブミラ−の上面図、そして、図12
(B)は、その側面図を示している。この図において、
符号207はベ−スを、符号208、209はプリズム
を示しており、これらは互いに密着している。また、図
中の符号210は光歪素子であり、光により曲げを発生
させる機能を有する。さらに、図中の符号211は移動
ベ−ス、そして、符号212は板ばねであり、そして、
この移動ベ−ス211にはプリズム209が取り付けら
れている。
【0084】上述の構造を有する変形例になるアクティ
ブミラ−では、通常は、板ばね212によりプリズム2
09がプリズム208に押しつけられて密着しているの
で、入射光は透過するが、しかし、光歪素子210に光
を照射すると、この照射光によりプリズム209が移動
して離れるので、入射光は反射する。この変形例によれ
ば、電気を一切使わない光分配器を構成できるので、特
に電気的ノイズに強い圧力センシングシステムを構成す
ることができる。また、上記の光歪素子の代わりに、例
えば形状記憶合金を使用し、光照射によって加熱してプ
リズムを移動させることも可能である。
【0085】
【発明の効果】以上の詳細な説明からも明らかなよう
に、本発明になる光式圧力検出方法とそのセンサ及び光
式圧力センサの波長板、偏光選択装置とビーム分配器、
並びに、かかる方法による多点計測光式圧力センサシス
テムとそのセンシングプローブによれば、特別な防爆構
造なしで化学プラント等において使用可能な光式圧力セ
ンサであって、その製作が容易で且つ信頼性の高い光式
圧力検出方法及び光式圧力センサを、並びにかかる方法
による多点計測光式圧力センサシステムを提供し、ま
た、その取り扱いが容易な光式圧力センサ及び多点計測
光式圧力センサシステムを提供すること、さらには、一
つの信号処理部で複数の点での圧力を検出することの可
能な多点計測光式圧力センサシステムを提供することが
可能になり、加えて、かかる本発明により提供される光
式圧力センサは測定範囲が広く、加えて、周囲温度の変
化の影響を受けにくく、光源の光量変動や光路途中の光
損失変動の影響を受けにくいという技術的にも優れた効
果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光式圧力検出方法により気体の圧力を
検出する光式圧力センサにより構成された多点計測光式
圧力センサシステムの構成を示す図である。
【図2】本発明の光式圧力検出方法及び光式圧力センサ
による圧力検出における光路長差と加算回路の出力の関
係を示す図である。
【図3】本発明の光式圧力センサの圧力検出原理を示す
ための、前記図1に示した多点計測光式圧力センサシス
テムのセンシングプロ−ブの説明図である。
【図4】前記図1に示した多点計測光式圧力センサシス
テムの1/4波長板の一例を示す構造図である。
【図5】前記図1に示した多点計測光式圧力センサシス
テムのミラーの一例を示す構造図である。
【図6】前記図1に示した多点計測光式圧力センサシス
テムのアクティブミラーのの一例を示す構造図である。
【図7】前記図3に示した多点計測光式圧力センサシス
テムのセンシングプロ−ブの他の構造を示す図である。
【図8】前記図3に示した多点計測光式圧力センサシス
テムのセンシングプロ−ブのさらに他の構造を示す図で
ある。
【図9】本発明の他の実施例になる多点計測光式圧力セ
ンサシステムの構成を示す図である。
【図10】前記図9に示した多点計測光式圧力センサシ
ステムのセンシングプロ−ブ他の実施例を示す図であ
る。
【図11】本発明のさらに他の実施例になる多点計測光
式圧力センサシステムの構成を示す図である。
【図12】前記図1に示した多点計測光式圧力センサシ
ステムのアクティブミラーの他の構成例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1、2 LD光源 6 光分配器 7 ビームスプリッタ 8、9、10、11 アクティブミラー 16、17、18、19 偏波面保存ファイバ 20、21、22、23 センシングプロ−ブ 25 ビームスプリッタ 26 気密容器 27、28 透明窓 29、32 反射膜付1/4波長板 30 反射膜 34 受光部 42 信号処理部 43、44、45、46 信号処理回路 47、48 加算回路 49 演算回路 51 1/4波長板 52 波長選択性反射膜 53 補償板 54 透明部材 55 波長選択性反射膜 56 透明部材 57 反射膜 59、60 プリズム 61 圧電素子 62 センシングプロ−ブ 65 ビームスプリッタ 66 石英ロッド 70 補償用ガラス部材 75、76 容器 84 孔 85 小孔 101 温度補償部材 102 光分配器 128 ミラー 129 温度補償部材 133 反射膜付1/4波長板 163、164 反射膜付1/4波長板 186、187、188、189 ファラデー回転素子 190、191 波長選択型ビームスプリッタ 192、193 反射膜付偏光板 208、209 プリズム 210 光歪素子 211 移動ベース

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光を少なくとも2本の光ビー
    ムに分割して基準ビ−ムと測定ビ−ムとし、前記分割さ
    れた基準ビ−ムを基準媒体内を通過させ、前記分割され
    た測定ビ−ムは圧力に応じて屈折率が変化する感圧媒質
    内を通過させ、前記基準ビ−ムと測定ビ−ムのそれぞれ
    の媒質内を通過後の光路長差を求め、当該光路長差から
    前記感圧媒質の圧力を検出することを特徴とする光式圧
    力検出方法。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の光式圧力検出方法
    において、前記基準媒体及び感圧媒質は気体であること
    を特徴とする光式圧力検出方法。
  3. 【請求項3】 前記請求項1に記載の光式圧力検出方法
    において、前記光源からの光を、その偏光面によって少
    なくとも2本の光ビームに分割し、もって、前記基準ビ
    −ムと測定ビ−ムとに分割することを特徴とする光式圧
    力検出方法。
  4. 【請求項4】 光源と、前記光源からの光を少なくとも
    2本の光ビームに分割して基準ビ−ムと測定ビ−ムを生
    成する手段と、基準媒体を内部に封止し、前記分割され
    た光ビームのうちの前記基準ビ−ムがその内部を通過す
    る光路を構成するための手段と、前記分割された光ビー
    ムのうちの前記測定ビ−ムが、圧力に応じて屈折率が変
    化する被検出感圧媒質内を通過する光路を構成するため
    の手段と、前記基準媒体及び被検出感圧媒質を通過後の
    前記基準ビ−ムと測定ビ−ムの光路長差を検出する手段
    と、前記光路長差検出手段で検出された光により得られ
    る前記基準媒体及び被検出感圧媒質を通過後の前記基準
    ビ−ムと測定ビ−ムとの光路長差に基づいて前記被検出
    感圧媒質の圧力を算出する信号処理手段とを備えている
    ことを特徴とする光式圧力センサ。
  5. 【請求項5】 前記請求項4に記載の光式圧力センサに
    おいて、前記基準及び被検出感圧媒質は気体であること
    を特徴とする光式圧力センサ。
  6. 【請求項6】 前記請求項4に記載の光式圧力センサに
    おいて、前記光ビームの分割手段は、前記光源からの光
    を、その偏光面によって少なくとも2本の光ビームに分
    割し、もって、前記基準ビ−ムと測定ビ−ムとに分割す
    るビームスプリッタから構成されることを特徴とする光
    式圧力センサ。
  7. 【請求項7】 光源と、信号処理部と、センシングプロ
    −ブと、光源とセンシングプロ−ブを結ぶ第1のファイ
    バと、センシングプロ−ブと信号処理部を結ぶ第2のフ
    ァイバからなる光式圧力センサにおいて、前記センシン
    グプロ−ブは、光源の光を測定ビ−ムと基準ビ−ムに2
    分割するビ−ム分割手段と、基準ビ−ムと測定ビ−ムの
    いづれか一方の光路途中に挿入された波長板と、基準ビ
    −ムを反射する第1のミラ−と、測定ビ−ムを反射する
    第2のミラ−と、基準ビ−ムの光路に設置された基準光
    路部材と、測定ビ−ム光路中に満たされた圧力に応じて
    屈折率が変化する感圧媒質とを有し、前記第1のファイ
    バは前記光源の光を互いに偏波面が90度異なる2つの
    光として伝搬させる偏波面保存型ファイバで、前記第2
    のファイバは前記第1のファイバが兼ね、前記信号処理
    部は前記偏波面保存ファイバの出力光(センシングプロ
    −ブからの戻り光)を偏光により2分割する偏光分割手
    段と、前記偏光分割手段の出力光から測定ビ−ムと、基
    準ビ−ムの光路長差を求める信号処理回路と、前記信号
    処理回路の出力を互いに加算する加算回路を有すること
    を特徴とする光式圧力センサ。
  8. 【請求項8】 光源と、信号処理部と、センシングプロ
    −ブと、光源とセンシングプロ−ブを結ぶ第1のファイ
    バと、センシングプロ−ブと信号処理部を結ぶ第2のフ
    ァイバからなる光式圧力センサにおいて、前記センシン
    グプロ−ブは、光源の光を測定ビ−ムと基準ビ−ムに2
    分割するビ−ム分割手段と、基準ビ−ムと測定ビ−ムの
    いづれか一方の光路途中に挿入された波長板と、基準ビ
    −ムを反射する第1のミラ−と、測定ビ−ムを反射する
    第2のミラ−と、基準ビ−ムの光路に設置された基準光
    路部材と、測定ビ−ム光路中に満たされた圧力に応じて
    屈折率が変化する感圧媒質と、前記測定ビ−ムおよび基
    準ビ−ム反射光を偏光により2分割する偏光分割手段と
    を有し、前記第1のファイバは前記光源の光を互いに偏
    波面が90度異なる2つの光として伝搬させる偏波面保
    存型ファイバで、前記第2のファイバは、前記偏光分割
    手段の2種の出力光それぞれを測定ビ−ムと基準ビ−ム
    の光路長差を求める信号処理回路に導く2本のファイバ
    で、前記信号処理部は前記信号処理回路の出力を互いに
    加算する加算回路を有することを特徴とする光式圧力セ
    ンサ。
  9. 【請求項9】 光源と、信号処理部と、センシングプロ
    −ブと、光源とセンシングプロ−ブを結ぶ第1のファイ
    バと、センシングプロ−ブと信号処理部を結ぶ第2のフ
    ァイバからなる光式圧力センサにおいて、前記センシン
    グプロ−ブは、光源の光を2分割するビ−ム分割手段
    と、偏光によって測定ビ−ムと基準ビ−ムに2分割し再
    度統合する偏光ビ−ム分割統合手段と、基準ビ−ムの光
    路に設置された基準光路部材と、測定ビ−ム光路中に満
    たされた圧力に応じて屈折率が変化する感圧媒質とから
    なり、前記第1のファイバは前記光源の光を互いに偏波
    面が90度異なる2つの光として伝搬させる偏波面保存
    型ファイバで、前記第2のファイバは、前記偏光ビ−ム
    分割統合手段の出力と前記ビ−ム分割手段の出力光を、
    それぞれ偏光の異なる光ビ−ム間の光路長差を求める信
    号処理回路に導く2本のファイバで、前記信号処理部は
    前記信号処理回路の出力を互いに減算する減算回路を有
    することを特徴とする光式圧力センサ。
  10. 【請求項10】 光源と、信号処理部と、センシングプ
    ロ−ブと、光源とセンシングプロ−ブを結ぶ第1のファ
    イバと、センシングプロ−ブと信号処理部を結ぶ第2の
    ファイバからなる光式圧力センサにおいて、前記センシ
    ングプロ−ブは、光源の光を測定ビ−ムと基準ビ−ムに
    2分割するビ−ム分割手段と、基準ビ−ムと測定ビ−ム
    両方の光路途中に挿入され偏光を選択する偏光選択回転
    手段と、前記偏光選択回転手段後方に設置したミラ−
    と、測定ビ−ム光路中に満たされ、その屈折率が圧力に
    応じて変化する感圧媒質とを有し、前記第1のファイバ
    は前記光源の光を互いに偏波面が90度異なる2つの光
    として伝搬させる偏波面保存型ファイバで、前記第2の
    ファイバは前記第1のファイバが兼ね、前記基準ビ−ム
    光路中に挿入された偏光選択回転手段は前記第1のファ
    イバを伝搬した異なる2偏光の光の一方をのみを透過さ
    せ、その偏光面を90度回転させる機能を有し、前記測
    定ビ−ム光路中に挿入された前記偏光選択回転手段は前
    記第1のファイバを伝搬した異なる2偏光の光のうち基
    準ビ−ム光路中に挿入された偏光手段で選択されたもの
    とは異なる偏光を透過させ、その偏光面を90度回転さ
    せる機能を有し、前記信号処理部は前記偏波面保存ファ
    イバの出力光(センシングプロ−ブからの戻り光)を偏
    光により2分割する偏光分割手段と、前記偏光分割手段
    の出力光から測定ビ−ムと基準ビ−ムの光路長差を求め
    る信号処理回路とを有することを特徴とする光式圧力セ
    ンサ。
  11. 【請求項11】 前記請求項10に記載の光式圧力セン
    サにおいて、前記偏光選択回転手段は、ファラデ−回転
    素子と、前記ファラデ−回転素子後方に設置した偏光選
    択手段と、ミラ−を有したことを特徴とする光式圧力セ
    ンサ。
  12. 【請求項12】 前記請求項7から請求項10のいずれ
    かに記載の光式圧力センサにおいて、前記基準ビ−ム光
    路は真空に保つことを特徴とする光式圧力センサ。
  13. 【請求項13】 前記請求項7から請求項10のいずれ
    かに記載の光式圧力センサにおいて、前記基準ビ−ム光
    路長と前記測定ビ−ム光路長の温度依存性が揃うように
    前記基準ビ−ム光路中または前記測定ビ−ム光路中、あ
    るいは、それら両方に補償用透明部材を挿入したことを
    特徴とする光式圧力センサ。
  14. 【請求項14】 前記請求項7から請求項10のいずれ
    かに記載の光式圧力センサにおいて、前記基準ビ−ム光
    路あるいは前記測定ビ−ム光路中に、一方に小孔のあい
    た透明の気密性容器を配したことを特徴とする光式圧力
    センサ。
  15. 【請求項15】 前記請求項7から請求項10のいずれ
    かに記載の光式圧力センサにおいて、前記光源は波長の
    異なる光を発し、前記センシングプロ−ブからの戻り光
    を波長によって分離する波長分離手段と、その各々の波
    長信号から光路長差を算出する複数の信号処理回路およ
    び加算回路または減算回路とを備え、各波長に対応する
    前記加算回路の出力から光路長差を得て圧力を求めるよ
    うに構成されたことを特徴とする光式圧力センサ。
  16. 【請求項16】 前記請求項7から請求項10のいずれ
    かに記載の光式圧力センサにおいて、さらに、前記光源
    出力ビ−ムを複数に分配するビ−ム分配手段と、前記ビ
    −ム分配手段からの出力光(センシングプロ−ブからの
    戻り光)を時分割して前記信号処理回路に導くスイッチ
    ング回路とを有することを特徴とする光式圧力センサ。
  17. 【請求項17】 前記請求項16に記載の光式圧力セン
    サにおいて、前記ビ−ム分配手段は、二つの透明な部材
    を微小すきまを介して並べその距離を隙間調節手段を用
    いて変化させることにより、そこに至った光ビ−ムを反
    射、あるいは、透過させる能動的ミラ−を複数並べたこ
    とを特徴とする光式圧力センサ。
  18. 【請求項18】 前記請求項7または請求項8に記載の
    光式圧力センサにおいて、前記波長板は、第1の波長に
    対応する1/4波長板と、第1の波長の光は反射するが
    第2の波長の光は透過する波長選択反射膜と、前記第1
    の波長板で発生する入射光のF軸成分とS軸成分の位相
    差の誤差分のみを発生させる補償波長板とを有したこと
    を特徴とする光式圧力センサ。
  19. 【請求項19】 前記請求項7または請求項8に記載の
    光式圧力センサにおいて、分割されて生成された基準ビ
    ームと測定ビームの、少なくとも、そのいずれか一方の
    光路の途中に挿入されて使用される波長板であって、第
    1の入射光波長に対応する1/4波長板と、第1の波長
    の光は反射するが第2の波長の光は透過する波長選択反
    射膜と、前記第1の波長板で発生する入射光のF軸成分
    とS軸成分の位相差の1/4波長からの誤差分のみを発
    生させる補償波長板と、反射膜とを貼り合わせて構成さ
    れたことを特徴とする光式圧力センサの波長板。
  20. 【請求項20】 前記請求項10に記載の光式圧力セン
    サにおいて、分割されて生成された基準ビームと測定ビ
    ーム両方の光路の途中に挿入され、それらビームの偏光
    面を選択するための偏光選択回転装置であって、第1の
    波長の入射光の偏光面を45度回転させる1偏光回転手
    段と、第1の波長の光は反射するが第2の波長の光は透
    過する波長選択手段と、前記波長選択手段反射光の偏光
    を選択する第1偏光選択手段と、前記第1偏光選択手段
    後方に設置されたミラ−と、前記波長選択手段透過光に
    対し第1偏光回転手段で発生する偏光面の回転の45度
    からの誤差分のみを発生させる第2偏光回転手段と、前
    記第1偏光選択手段と同じ偏光の光を選択する第2偏光
    選択手段と、前記第2偏光選択手段後方に設置されたミ
    ラ−とを有することを特徴とする光式圧力センサの偏光
    選択回転装置。
  21. 【請求項21】 前記請求項16に記載の光式圧力セン
    サにおいて、光源出力ビ−ムを複数に分配するために使
    用されるビ−ム分配器であって、二つの透明な部材を微
    小すきまを介して並べその距離を隙間調節手段を用いて
    変化させることにより、そこに至った光ビ−ムを反射、
    あるいは透過させる能動的ミラ−を複数並べたことを特
    徴とするビ−ム分配器。
  22. 【請求項22】 光源からの光を少なくとも2本の光ビ
    ームに分割して基準ビ−ムと測定ビ−ムとし、前記分割
    された基準ビ−ムを基準媒体内を通過させ、前記分割さ
    れた測定ビ−ムは圧力に応じて屈折率が変化する感圧媒
    質内を通過させ、前記基準ビ−ムと測定ビ−ムのそれぞ
    れの媒質通過後の光路長差を求め、当該光路長差から前
    記感圧媒質の圧力を検出する光式圧力検出方法により、
    前記光源から遠隔の複数の検出箇所における前記感圧媒
    質の圧力をそれぞれ検出することのできる多点計測光式
    圧力センサシステムであって、前記光源と、前記光源か
    らの光を前記複数の検出箇所に分配する光分配手段と、
    前記光分配手段からの光を前記複数の検出箇所へ導く光
    ファイバー網と、前記遠隔の複数の検出箇所に配置さ
    れ、前記光源から前記光分配手段及び前記光ファイバー
    網を介して送出される光を少なくとも2本の光ビームに
    分割して基準ビ−ムと測定ビ−ムとし、前記分割された
    基準ビ−ムを基準媒体内を通過させると共に、前記分割
    された測定ビ−ムは圧力に応じて屈折率が変化する感圧
    媒質内を通過させて送出するセンシングプローブと、前
    記複数のセンシングプローブからの前記基準ビ−ムと測
    定ビ−ムを受光して媒質通過後の前記基準ビ−ムと測定
    ビ−ムとの光を検出する受光部と、前記受光部で検出さ
    れる前記基準ビ−ムと測定ビ−ムとの光路長差に基づい
    て、前記複数の検出箇所における前記感圧媒質の圧力を
    それぞれ算出する信号処理部とを備えたことを特徴とす
    る多点計測光式圧力センサシステム。
  23. 【請求項23】 前記請求項22に記載の多点計測光式
    圧力センサシステムにおいて、前記光分配手段は、複数
    のアクティブミラーを備え、これらアクティブミラーを
    順次制御することにより、前記光源からの光を前記光フ
    ァイバー網を介して順次前記遠隔の複数の検出箇所に送
    るように構成されていることを特徴とする多点計測光式
    圧力センサシステム。
  24. 【請求項24】 前記請求項23に記載の多点計測光式
    圧力センサシステムにおいて、前記光分配手段は、さら
    に、前記複数のセンシングプローブからの前記媒質通過
    後の前記基準ビ−ムと測定ビ−ムとを前記受光部へ転送
    するためのビームスプリッタを備えていることを特徴と
    する多点計測光式圧力センサシステム。
  25. 【請求項25】 前記請求項22に記載の多点計測光式
    圧力センサシステムにいて、前記受光部は、受光する前
    記媒質通過後の前記基準ビ−ムと測定ビ−ムとを検出し
    て電気信号に変換する光検出器を有し、そして、前記信
    号処理部は、前記光検出器からの出力信号から前記基準
    ビ−ムと測定ビ−ムとの光路長差を算出する加算回路を
    含んでいることを特徴とする多点計測光式圧力センサシ
    ステム。
  26. 【請求項26】 光源からの光を少なくとも2本の光ビ
    ームに分割して基準ビ−ムと測定ビ−ムとし、前記分割
    された基準ビ−ムを基準媒体内を通過させ、前記分割さ
    れた測定ビ−ムは圧力に応じて屈折率が変化する感圧媒
    質内を通過させ、前記基準ビ−ムと測定ビ−ムのそれぞ
    れの媒質通過後の光路長差を求め、当該光路長差から前
    記感圧媒質の圧力を検出する光式圧力検出方法により、
    前記光源から遠隔の複数の検出箇所における前記感圧媒
    質の圧力をそれぞれ検出することのできる多点計測光式
    圧力センサシステムのセンシングプローブであって、前
    記光源から遠隔されて配置され、前記光源からの光ビー
    ムを分割して基準ビ−ムと測定ビ−ムを生成する手段
    と、前記基準媒体を内部に封止し、前記分割された基準
    ビ−ムがその内部を通過する光路を構成する手段と、前
    記測定ビ−ムが圧力に応じて屈折率が変化する前記感圧
    媒質内を通過する光路を構成するための手段と、前記基
    準媒体及び被検出感圧媒質を通過後の前記基準ビ−ムと
    測定ビ−ムを、遠隔の光路長差を求めるための受光部へ
    送出する手段とを備えていることを特徴とする多点計測
    光式圧力センサのセンシングプローブ。
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