JPH08304121A - プロセス状態検出装置の表示窓 - Google Patents

プロセス状態検出装置の表示窓

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JPH08304121A
JPH08304121A JP11150995A JP11150995A JPH08304121A JP H08304121 A JPH08304121 A JP H08304121A JP 11150995 A JP11150995 A JP 11150995A JP 11150995 A JP11150995 A JP 11150995A JP H08304121 A JPH08304121 A JP H08304121A
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朋之 飛田
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Abstract

(57)【要約】 【構成】窓部の構成と接合方法は容器部材と透明部材4
04間に接合部材406を挿入し、接合部材406を極
度に変形させて透明部材404と容器とを直接に密着接
合して固定する。 【効果】耐環境性に優れ、製作が容易で扱い易く省力化
の機器を構成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプロセス状態検出装置お
よびその表示窓に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術において、検出装置自体でプロ
セス量を表示するのに具備される透明な窓部の構造は、
ガラス等の透明な部材とステンレス鋼、またはアルミニ
ウム等の金属容器で構成し、これらを機械的に結合する
構成であった。この構成で、透明部材は一般的には脆性
材料であるため直接金属容器に接合することはできない
ため、金属容器にシリコンゴム等の軟質の接着剤で固着
する方式と、別途気密を確保するための部材を付加し透
明部材を機械的に締め付け、固定する方式であった。こ
の技術によれば、透明部材を金属容器に固定し、プロセ
ス量を表示する表示器を保護する機能を満たすことは可
能である。しかし、その接合手段として接着剤を用いる
と、その固着部分に気泡等の欠陥が発生し、また接着剤
自身のコールドフロー等の経時変化により信頼性が欠け
ると共にその作業性も悪いという欠点があった。また、
透明部材と金属容器間にシールを目的とした部材と、透
明部材を保持し金属容器に固定するもう一つの部材で構
成するようにすると、構成部材が多くなり、複雑,大型
化する。このため、信頼性,経済性に欠けるという欠点
があった。
【0003】さらに、これらのプロセス状態検出装置を
化学プラント等の爆発性ガスが存在する雰囲気で使用で
きるようにするには、この接続部分に安全規格(防爆規
格)で規定された隙間と長さを確保する必要がある。こ
のため、透明部材,シール部材と金属容器にはより厳し
い製作寸法および固着の方法が義務付けられている。こ
の仕様(防爆仕様品)の場合は前述の構成に規定された
寸法と製作条件を付加させるため、より大型化,複雑化
する。また、標準仕様品と防爆仕様品ではその構成が異
なるため、機種の削減ができなく、経済性に欠けるとい
う欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のプロセス状態検出装置の窓部の構成では、検出装置自
体でプロセス量を表示するのに具備される表示器を外部
の環境から保護するために具備される窓部の構造は、ガ
ラス等の透明な部材とステンレス鋼、またはアルミニウ
ム等の金属容器とを接着剤で固着し、あるいは他の部材
を付加して機械的に結合する構成であったので、その固
着部分に気泡等の欠陥が発生し、また接着剤自身のコー
ルドフロー等の経時変化により信頼性が欠けると共に経
済性に欠けるという欠点があった。また、防爆仕様品の
場合はより大型化,複雑化していた。さらに、近年では
電子部品の超小型化が進み、プロセス量を表示するのに
具備される表示器も超小型化が進んでおり、省力化とメ
ンテナンス性の向上に寄与している。しかし、前述のよ
うにその表示器を収納し、透明な窓部を具備する金属の
容器は依然として大型,複雑化しており、小型化を達成
でき、省力化とメンテナンス性の向上に寄与していなか
った。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明では、透明で脆性的なガラス及びエンジニア
リングプラスチック等の部材と金属容器間の隙間に、軟
質で変形が容易な部材を挿入し、この部材を極度に変形
させて、透明部材と金属容器間の隙間部に流動させて埋
め込み、かつ透明部材と金属容器の接合部に大きな面圧
がこのまで流動させ密着接合する構成とした。
【0006】さらに、金属の容器と透明な部材には、そ
れらの密着接合部で軟質で変形が容易な部材の流動時
に、その流動部の一部が流れ込む微小の空隙部を故意に
具備した形状とし、その空隙部にも部材を流動させて密
着接合する構成とした。
【0007】
【作用】本発明の化学プラント等の液体,気体等の流体
を制御するために、それらの流体の圧力,差圧やタンク
中の流体レベル等を測定し、プラント全体の運転制御の
ために用いられるプロセス状態検出装置のプロセス量を
表示するのに具備される透明な窓部の構造では、構成部
材として脆性でかつ透明なガラスまたはエンジニアリン
グプラスチックと、軟質で変形が容易な部材と表示器を
収納する金属容器のみで構成するため最小の部材数で済
む。
【0008】また、ガラス及びエンジニアリングプラス
チック等の透明で脆性部材は一般にその引張り強度は非
常に小さいが圧縮強度は非常に大きい。このため、軟質
で変形が容易な部材を極度に変形させ、透明部材に密着
接合段階で透明部材に圧縮応力を付加させることができ
るので、その強度は大幅に向上し、一般的な脆性的な破
壊を低減することができる。
【0009】また、透明部材に故意に具備させた微小の
付加的な空隙に軟質で変形が容易な部材を、その密着接
合する段階で空隙部に流動させて、注入することによ
り、この部分が透明部材の鉛直方向の力に対して機械的
なストッパとして動作するため、鉛直方向の抜力(例え
ば衝撃力)に対しても十分な耐力を有するようになる。
このため、ガラス及びエンジニアリングプラスチック等
の透明で脆性な部材でも、外部から付加される種々の力
に対して、機械的強度は一層向上し、信頼性の高い密着
接合部を得ることができる。さらに、軟質で変形が容易
な部材は極度に変形することができるので透明部材の接
合密着面形状に転写して密着するため、それらの密着面
には一切空隙を生じない。この結果、良好な密着接合面
を形成することができるので、洩れの発生はなく信頼性
の高い気密接合面を得ることができる。
【0010】一方、金属容器と軟質で変形が容易な部材
との密着接合部は、脆性でかつ透明なガラスまたはエン
ジニアリングプラスチックと、軟質で変形が容易な部材
との密着接合時に同様な原理により同時に、強度が高
く、気密性に優れた密着接合面を得ることができる。
【0011】さらに、本透明窓部の構成を爆発性ガスが
存在する雰囲気で使用する防爆仕様の透明窓部では、金
属容器と軟質で変形が容易な部材との接合部と、脆性で
かつ透明なガラスまたはエンジニアリングプラスチック
と軟質で変形が容易な部材との接合部は前述のように良
好な密着接合面が得られているため、一切、空隙が生じ
ない。このため、防爆仕様上規定される接合面長さと接
合隙間は皆無となり、この構成で十分適合できる。従っ
て、新たに、防爆仕様という観点で透明窓部構成を準備
する必要はなくなり、機種を削減することができる。さ
らに、防爆仕様上規定される接合面長さと接合隙間を形
成するための新たな部材を一切付加する必要がないた
め、表示器の寸法に合わせて透明窓部を構成することが
でき小型化できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例をプロセス状態検出器
を用いて説明する。
【0013】図1は本発明のプロセス状態検出装置とし
て流量,圧力の計測等に用いられる圧力・差圧測定器に
本発明の窓部構成を適用した一実施例の斜視図を示し
た。
【0014】この圧力・差圧測定器の全体構成は、大き
くはプロセス流体の圧力を低圧側の導圧配管102,高
圧側の導圧配管(図示せず)に接続された受圧部120
と、センサ部組122からの信号を処理する信号処理回
路が収まった信号処理部ケース190によって構成され
ている。
【0015】受圧部120には高圧側流体,低圧側の流
体圧がそれぞれ高圧側のシールダイアフラム162,低
圧側のシールダイアフラム(図示せず)を介して、部材内
に収められた非圧縮性の液体(シリコンオイル)に伝達
され、これらの圧力は過負荷保護ダイアフラム140に
より形成される第1,第2の隔離室を介してセンサ部組
122に伝達されることにより、センサ部組122内の
半導体複合機能型センサ44は高圧,低圧間の差圧を検
出するようになっている。
【0016】半導体複合機能センサ44からの信号はフ
レキシブルプリント基板FPC146とコネクタ(図示せず)を
介して、最初の第1の回路基板110の回路に伝達さ
れ、さらに次の第2の回路基板112に設けられた回
路、そして、第3の回路基板114の回路に伝達され、最
終的な信号情報が配線接続口118に接続されたケーブ
ルから、例えば4〜20mAのアナログ定電流信号とし
て、また4〜20mAのアナログ定電流信号に矩形波の
ディジタル信号が重畳した信号として、更にはディジタ
ルの定電流信号に変換出力され、そして、カバー116
内に保持されているドットマトリクスLCD140に種々の形
態で信号内容が表示される。
【0017】次に信号処理部について説明する。センサ
部組122からの信号はFPC146とコネクタ361を介し
て、基板110,基板112にその信号が送出され信号
処理される。さらに、これらの基板を駆動するための電
源は、信号処理部を構成しているSUS又はアルミダイ
キャストで作られた信号処理部ケース190内に納めら
れ、信号処理部190に設けられたねじ孔と固定ねじで
固定されている端子板802と基板114を介して信号
処理部190内に対称の位置に設けられた配線接続口1
18より外部電源から二線式伝送路を介して供給され
る。
【0018】これらの基板は、端子板に設けられた接続
ピンを介して、まず基板114が半田付けされ、その
後、基板1と2は順次、各基板上に設けられたコネクタ
のおす,めす接合により、階層的に組み立てられる。従
ってこの構成では、端子板と基板1,2,3は、端子板
の軸上に、同心上に一体化されていく。このため、これ
らのユニットを一括して例えば基板部組あるいはアンプ
ユニット等として管理することができるため、非常に容
易に組み立てることが可能となり、工数の低減ができ
る。
【0019】次に、一体化した端子板を、所定の方向
で、上から信号処理部ケース190の穴部に差し込む。
この時、一体化した端子板と受圧部からの信号は、コネ
クタによって、しっかり接続されるようにし、このと
き、このコネクタと端子板の当り面間の寸法は、所定の
寸法で決定されており、若干押し付けるように寸法を構
成する。
【0020】受圧部120からの信号は基板〜端子板を
経由して、その出力値を表示器(ドットマトリクスLC
D)140に表示し、あるいは二線式伝送路の信号,電
源ラインで外部に送出される。表示器140は信号処理
部ケース190に、カバー116に介してねじ止めされ
る。
【0021】図2にカバー116の内部構成の断面図を
示す。
【0022】カバー116には、表示器140の指示を
外部から観察できるように、ガラスあるいは透明な部材
404が装着され、カバー116の隙間に、軟質で変形
が容易なアルミニウム等の部材406を挿入し、この部
材を治具等により極度に変形させて、透明部材404と
カバー116間の隙間部に流動させて埋め込み、かつ透
明部材404とカバー116の接合部に大きな面圧がこ
のまで流動させ密着接合する。さらに、カバー116と
透明な部材404には、それらの密着接合部で軟質で変
形が容易な部材404の流動時に、その流動部の一部が
流れ込む微小の空隙部116aと404a(図4参照)を
故意に具備した形状とし、その空隙部にも部材406を
流動させて密着接合した。このため、この密着接合には
気泡等の欠陥が全く発生せず、また金属部材であるため
コールドフロー等の経時変化もなく、構成する部材も最
小で済む。また、透明部材404とカバー116に故意
に具備させた微小の付加的な空隙404a,116aに
軟質で変形が容易な部材406を、その密着接合する段
階で空隙部に流動させて、注入することにより、この部
分が透明部材404の鉛直方向の力に対して機械的なス
トッパとして動作するため、衝撃力等の鉛直方向の抜力
に対しても十分な耐力を有するようになる。このため、
部材404がガラス及びエンジニアリングプラスチック
等の機械的に脆性な部材でも、外部から付加される種々
の力に対して、機械的強度は一層向上し、信頼性の高い
密着接合部を得ている。
【0023】さらに、本発明の化学プラント等の液体,
気体等の流体を制御するために、それらの流体の圧力,
差圧やタンク中の流体レベル等を測定し、プラント全体
の運転制御のために用いられるプロセス状態検出装置の
プロセス量を表示するのに具備される透明な窓部の構造
では、爆発性ガスが存在する雰囲気でも使用する防爆仕
様の透明窓部の構成が必要である。この場合には、防爆
仕様上規定される接合面長さと接合隙間が必要となる。
しかし、本発明の窓部では、カバー116と軟質で変形
が容易な部材406との接合部と、脆性でかつ透明なガ
ラスまたはエンジニアリングプラスチック404と軟質
で変形が容易な部材406との接合部は良好な密着接合
面が得られているため、一切、空隙が生じない。このた
め、防爆仕様上規定される接合面長さと接合隙間は皆無
となり、本発明の構成で十分適合できる。従って、新た
に、防爆仕様という観点で透明窓部構成を準備する必要
はなくなり、機種を削減することができる。さらに、防
爆仕様上規定される接合面長さと接合隙間を形成するた
めの新たな部材を一切付加する必要がないため、表示器
の寸法に合わせて透明窓部の寸法を決定できるので大型
化しない。尚、部材432は接合面を腐食性ガスの雰囲
気等から保護するために具備されたシール部材であり、
これにより密着接合部のさらなる健全性を得ることがで
きる。
【0024】カバー116には、表示器140のつば部
411部の上部に押えばね407を介して挿入され、表
示器を挿入した後、さらに、止めばね408によって、
カバーに組込まれる。表示器140は、ある程度のがた
がある状態で、カバー116内に収納されている。この
ような構成では、表示器140はカバー116の着脱,
取り付け時にもカバー116と一緒に動くため、カバー
を信号処理部190から取り外した時でも脱落すること
は一切ない。
【0025】表示器140は電気的な接続をする端子
と、取り付け時の位置決めのためのガイドピンが一体化
されて形成されており、これらを保護するため凹状の形
状を持つカバー部内に形成されている。これにより、カ
バーを取り外した状態でも、電気的な接続端子は露出す
ることがなく、十分確保される。
【0026】図3にカバーを着脱する状態の斜視図を示
す。このカバー116は信号処理部190に装着する場
合は、信号処理部ケース190に既に収納されている端
子板182の受け側の接続部とガイドピン挿入穴522
をほぼ一致させながら、カバー116を信号処理部19
0にねじ込む。表示器140はカバー116に対し、あ
る程度のスペースを持って保持されているので、カバー
内で回転できる構成となっているが、ガイドピンそして
端子をさし込んでから締め付けることにより、表示器を
回転させない状態にしてカバーを締め付けることができ
る。また、装着が進むに従って表示器140は押えばね
407によって表示器のつばを押し付けながら、端子板
の面に接触して止まる。この時、端子板802と表示器
116内にはスペーサが形成され、このスペース内で外
部からの配電信号送受信用の二線式伝送路の電線が収納
される。
【0027】図4(a)には密着接合部分の詳細図を示
し、その接合原理図を図4(b)〜(f)に示す。
【0028】カバー116と軟質で変形が容易な部材4
06との接合部と、脆性でかつ透明なガラスまたはエン
ジニアリングプラスチック404と軟質で変形が容易な
部材406との接合部は図4(b)に示すようなステッ
プで同時に達成できる。
【0029】カバー116と透明なガラスまたはポリカ
ーボネイトあるいはアクリル等のエンジニアリングプラ
スチック404との間に変形が容易なアルミニウム合金
または銅合金部材406(結合部材)を空隙δ1,δ2
で挿入する。次に、結合部材406の一端を治具406
jを用いて加圧する。この時、結合部材406は結合部
材自身の応力−歪曲線に従って空隙長さδ1,δ2まで
変形して行き、さらに治具に加える力を増加させるとカ
バー116と透明な部材404と密着する。さらに治具
に加える力を増加させると結合部材406はカバー11
6と透明な部材404によりその変形が拘束されるので
図4の(c)(d)に示すように、透明な部材404とカ
バー116の接合面にはδ3に相当する正方向,負方向
の面圧Pが発生し、この面圧が透明部材404とカバー
116に伝搬する。この面圧は図4(e)(f)に示すよ
うに治具406aを取り除いても、結合部材406には
塑性変形時の内力が残っているので解放されることはな
い。この内力は結合部材406の窪み溝406aの深さ
hにより調整することができる。例えば、透明部材40
4の脆性材料では、その温度変化に伴う熱応力の最大値
と結合時の面圧の和が材料自身の圧縮強度以下になるよ
うに、窪み溝406aの深さhを調整する。そうして、
透明部材404には常時圧縮歪が付加されているので、
その脆性的な機械特性を緩和できる。さらに、カバー1
16と透明部材404の接合部分にそれぞれ結合部材4
06の部材の一部をその変形時に流入する溝116aと
404aを具備させることにより機械的な抜け止めを同時に
形成することができ、接合部の強度を一層高めることが
できる。これらの溝を付加した場合でも結合部材406の
窪み容積は結合溝容積と変形容積の和と一定であるの
で、前述のように、接合部材406の窪み溝406aの
深さhで容易に調整できる。さらに、これらの窪み溝は
接合される部材の材質と使用条件により任意にその適用
の有無を選択してよい。
【0030】図5は本発明の他の実施例を示した断面図
である。本実施例では、透明部材404と金属容器部材
116とを密着接合するために具備する結合部材406
の形状を変化させた。本実施例では、故意に接合部材の
みを透明部材404の接合面長さに比して短くして構成
した。この構成によれば、透明部材を接合する際にその
表面に曲げ歪を付加することができ、あたかも光学的な
凸レンズと同じ効果を有する機能を持たせることができ
る。
【0031】一方、図6は透明部材404の表示器の延
長上の一部に、故意に形状的に凸部形状をもたせ、凸レ
ンズ機能を付加した構成とした例である。
【0032】このため、これらの構成によればプロセス
検出装置の表示器の表示されたプロセス量を外部から拡
大して観察,監視できるのでメンテナス性に優れた検出
装置とすることができる。さらに、プロセス検出装置の
表示器の小形,軽量化に歩調を合わせて、窓部構成をも
小形,軽量化を図ることができ経済性,メンテナス性に
優れた検出装置とすることができる。
【0033】図7は本発明の他の実施例を示した断面図
である。本実施例では、透明部材404と金属容器部材
116とを密着接合するために具備する結合部材406
との接合部に新たに結合部材406に比してより柔らか
い部材4061を挿入して構成した。この構成によれ
ば、高温で使用しても、各部材間の熱膨張係数差より生
ずる熱歪を部材4061で吸収できるため透明部材40
4は破壊することがなく、より温度の高い領域までも適
用できる。
【0034】図8は本発明の他の実施例を示した断面図
である。本実施例では、透明部材404の形状を四角の
表示器140の形状に合致させた形状,大きさとし、金
属容器部材116とを密着接合するために具備する結合
部材406の接合部の形状も透明部材404の外形形状
に合致させて構成した。この構成によれば、透明部材4
04は表示器の寸法に比例して最小の寸法で済み、その
面積を非常に小さくすることができる。このため、より
一層の小形,軽量化と機械的強度の向上を図ることがで
き経済性,メンテナンス性に優れる。
【0035】以上種々の実施例を掲げて本発明の接合方
法と窓部構成を説明したが、本発明の接合方法と窓部構
成は耐環境性に優れ、製作が容易で扱い易くなる。
【0036】
【発明の効果】本発明の窓部の構成によれば、機器自体
を非常にコンパクトにでき経済的な優位性と共に、保
守,点検時にも非常に使い易い。
【0037】さらに、爆発性ガスが存在する過酷な雰囲
気や温度が高い領域でも使用することができ、また新た
に機種を増やす必要がないので、より一層の経済的な優
位性を保つこができる。
【0038】このように本発明の接合方法と窓部構成は
耐環境性に優れ、製作が容易で扱い易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すプロセス検出装置の斜
視図。
【図2】表示器の窓部構成を示す詳細な説明図。
【図3】表示器と窓部を備えたカバーとケースとの着脱
状態の説明図。
【図4】本発明の接合原理の説明図。
【図5】本発明の第二の実施例を示す断面図。
【図6】本発明の第三の実施例を示す断面図。
【図7】本発明の第四の実施例を示す断面図。
【図8】本発明の第五の実施例を示す断面図。
【符号の説明】
102…計装配管、110,112,114…基板、1
18…配線口、120…受圧部、122…センサ部組、
140…過負荷保護ダイアフラム、140…表示器、1
62…シールダイアフラム、190…信号処理部ケー
ス、194…ドレイン管、232…接続アダプター、2
42,244…接続アダプター用ボルトねじ、406…
接合部材、802…端子板。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化学プラントの液体,気体の流体を制御す
    るために、それらの流体の圧力,差圧やタンク中の流体
    レベルを測定し、プラント全体の運転制御のために用い
    られるプロセス状態検出装置で、前記プロセス状態検出
    装置自身でプロセス量を表示するのに具備される窓にお
    いて、 検出装置自身のプロセス量を表示する表示器を外部から
    監視可能な透明な部材と、前記プロセス状態検出装置の
    容器部材と前記透明部材間に結合部材を挿入し、前記結
    合部材を極度に変形させて前記透明部材と前記容器部材
    とを密着接合して固着してあることを特徴とするプロセ
    ス状態検出装置の表示窓。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記透明部材をガラスまたは透明なアクリルまたはポリ
    カーボネイト等の脆性部材で構成してあるプロセス状態
    検出装置の表示窓。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記透明部材と前記結合部材との密着接合部分におい
    て、前記透明部材側に少なくとも一つの切り欠き溝を有
    し、前記切り欠き溝に前記結合部材の一部を流動させて
    密着接合してあるプロセス状態検出装置の表示窓。
  4. 【請求項4】請求項3において、 前記透明部材の形状は、前記容器部材の前記結合部材の
    挿入代を除いた挿入形状に内接する多角形あるいは円形
    形状とし、前記結合部材と密着接合してあるプロセス状
    態検出装置の表示窓。
  5. 【請求項5】請求項3において、 前記透明部材の形状は、前記容器部材の前記結合部の挿
    入代を除いた挿入形状に内接する多角形あるいは円形形
    状とし、前記結合部材と密着接合してあるプロセス状態
    検出装置の表示窓。
  6. 【請求項6】請求項3において、 前記透明部材の形状は、前記プロセス量を表示する表示
    器の延長上で、その形状が一部凸形状とし、前記結合部
    材と密着接合してあるプロセス状態検出装置の表示窓。
  7. 【請求項7】請求項1において、 前記結合部材を軟質で変形に富む金属性の部材で構成し
    てあるプロセス状態検出装置の表示窓。
  8. 【請求項8】請求項7において、 前記金属性の部材をその伸びが12%以上で加工硬化さ
    せないアルミニウム合金または銅および銅合金で構成し
    てあるプロセス状態検出装置の表示窓。
  9. 【請求項9】請求項1において、 前記プロセス状態検出装置の容器の部材を前記結合部材
    に比してその機械的特性が高いアルミニウム合金または
    ステンレス鋼の金属部材で構成してあるプロセス状態検
    出装置の表示窓。
  10. 【請求項10】請求項9において、 前記容器の金属部材と前記もう一つの金属部材との密着
    接合部分において、前記容器の金属部材側に少なくとも
    一つの切り欠き溝を有し、この溝に前記もう一つの金属
    部材の一部を流動させて密着接合してあるプロセス状態
    検出装置の表示窓。
  11. 【請求項11】請求項1において、 前記プロセス状態検出装置の容器部材と前記透明部材間
    に結合部材を前記透明部材の板厚の少なくとも半分以下
    で挿入し、前記結合部材を極度に変形させて前記透明部
    材と前記容器部材とを密着接合して固着するプロセス状
    態検出装置の表示窓。
  12. 【請求項12】化学プラントの液体,気体の流体を制御
    するために、それらの流体の圧力,差圧やタンク中の流
    体レベルを測定し、プラント全体の運転制御のために用
    いられるプロセス状態検出装置で、前記プロセス状態検
    出装置自身でプロセス量を表示するのに具備される窓に
    おいて、 検出装置自身のプロセス量を表示する表示器を外部から
    監視可能な透明な部材と、前記プロセス状態検出装置の
    容器部材と前記透明部材間に結合部材を挿入し、前記結
    合部材と前記透明部材間に前記結合部材よりその機械的
    特性において伸びが著しく大きなもう一つの中間部材を
    挿入し、前記結合部材を極度に変形させて前記透明部材
    と前記容器部材とを密着接合して固着してあるプロセス
    状態検出装置の表示窓。
  13. 【請求項13】請求項12において、 前記もう一つの中間部材を不燃性且つ自己消火性で変形
    に富む金属性またはエンジニアリングプラスチックスの
    部材で構成してあるプロセス状態検出装置の表示窓。
  14. 【請求項14】請求項14において、 前記エンジニアリングプラスチックスの部材をフッ素樹
    脂あるいはシリコン樹脂で構成してあるプロセス状態検
    出装置の表示窓。
  15. 【請求項15】化学プラントの液体,気体の流体を制御
    するために、それらの流体の圧力,差圧やタンク中の流
    体レベルを測定し、プラント全体の運転制御のために用
    いられるプロセス状態検出装置で、前記プロセス状態検
    出装置自身でプロセス量を表示するのに具備される窓に
    おいて、 検出装置自身のプロセス量を表示する表示器を外部から
    監視可能な透明窓部の材質をガラスまたは透明な脆性部
    材とし、前記プロセス状態検出装置の容器部材をアルミ
    ニウム合金またはステンレス鋼の金属部材で構成し、前
    記透明部材間に前記容器部材に比してより軟質で延性の
    あるアルミニウム合金または銅および銅合金等の金属性
    部材で構成し、これらの窓部を爆発性ガスが存在する雰
    囲気で使用できるプロセス状態検出装置の窓部に適用し
    てあることを特徴とするプロセス状態検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015106592A (ja) * 2013-11-28 2015-06-08 アズビル株式会社 透光部材の取付構造および防爆機器

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