JP3309577B2 - 液面伝送器 - Google Patents

液面伝送器

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JP3309577B2
JP3309577B2 JP18210594A JP18210594A JP3309577B2 JP 3309577 B2 JP3309577 B2 JP 3309577B2 JP 18210594 A JP18210594 A JP 18210594A JP 18210594 A JP18210594 A JP 18210594A JP 3309577 B2 JP3309577 B2 JP 3309577B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液面伝送器に係り、特に
センターダイアフラムの零点の変化を防ぎ差圧を正確に
検出する受圧部構成を備え、またメンテナンスの容易な
接続フランジ構成を備えた液面伝送器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の液面伝送器の受圧部構造は、特開
昭60−185131号公報に記載されたように、圧力受圧部材
は本体H,本体Lの2つの部品で構成され、本体Hの片
面にはシールダイアフラムが、もう一方の面にはセンサ
部とセンターダイアフラムが固定されている。
【0003】本体Lの片面にもシールダイアフラムが固
定され、もう一方の面は本体Hのセンターダイアフラム
を押し付けるように、本体Hと本体Lを重ね外周を溶接
する。また本体H,Lで構成された本体の両側に、第
一,第二の流体を受圧するシールダイアフラムによって
形成された第一,第二の受圧室を構成し、そして本体
H,センサ部組,センターダイアフラム,本体Lによっ
て第一,第二の隔離室を設け、さらに第一の受圧部と第
一の隔離室をつなぐ導圧路,第一の隔離室と半導体差圧
センサをつなぐ導圧路,第二の受圧室と第二の隔離室を
つなぐ導圧路,第二の隔離室と半導体差圧センサをつな
ぐ導圧路を構成している。
【0004】これら第一の受圧室,第一の隔離室,半導
体差圧センサ,これらをつなぐ導圧路内には封入液が充
填されている。同様に第二の受圧室,第二の隔離室,半
導体圧差圧センサ、これらをつなぐ導圧路内にも封入液
が充填され、圧力が半導体差圧センサに伝達される構造
になっていた。
【0005】そしてこの標準の差圧伝送器を液面伝送器
に改良する場合は、タンクとの接続を可能にするフラン
ジ部とフランジに接する圧力を本体H、Lのいずれか一
方に伝達するための導通路と、この導圧路を受圧部の本
体H、Lのいずれか一方に接続するための部材を前記受
圧部に追加具備させる。この接続部材は前記シールダイ
アフラムに対向した面に取り付けられ、前記本体と溶接
により接合される。これらの空間に封入液が充填され、
圧力が半導体差圧センサに伝達される構造になってい
た。また、前記接続部材と本体にフランジを取り付け、
フランジをボルト,ナットにより締付固定することによ
り、プロセス流体からの圧力を一方の受圧室に伝達する
ようになっていた。
【0006】そして、差圧伝送器の保守においては、受
圧部材の両側に接合された第一のシールダイアフラムの
点検を行うために圧力受圧部材とフランジを締め付けて
いるボルトを緩め、フランジを取り出してからシールダ
イアフラムの点検を行っていた。さらに、プラントに本
液面伝送器を設置する場合に、タンクとの接続フランジ
の不一致があった場合、または腐食等で接液ダイアフラ
ムが腐食し測定が不可能になり早急に交換しなければな
らない場合には、プロセスと接するフランジ部が一体化
されているため液面伝送器全部を交換しなければならな
い。このため、工事に要する費用が高くなっていた。ま
た、変換器ケースにはセンサを励起したり、センサ信号
を演算増幅して、一般化したアナログ信号やデジタル信
号に変換するための電子部品を組込んだ電子回路部が出
力信号を表示する指示計と共に収納されており、変換器
ケースにはアナログ信号を表示する指示計を見るための
ガラスを付けたカバーが変換器ケースにねじ込まれてい
る。前記変換器ケースは、一般に、受圧部の信号処理を
実施するアンプ部と外部から電源の供給を受け、電源を
アンプに送出するための端子板を内部に有する端子箱部
から構成されている。さらに検出器の出力信号は、変換
器ケースのアンプ部内に、アナログ又はデイジタルの指
示計を内蔵することにより、その指示を見ることが可能
であった。
【0007】しかし、上述したような従来の差圧,液面
伝送器においては、受圧部と変換器のアンプ部と端子箱
部の3つの構成要素により構成されているため、検出器
全体が大型化し、構造が複雑化していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の液面伝送器にお
いては、プロセス流体からの圧力を受圧するシールダイ
アフラムに対し、液面伝送器全体が非対称形の形を取っ
ており、このためプロセス流体を保持するタンク等に高
い振動が発生した場合には、伝送器全体が振動して偏心
応力が発生してしまい、このため正確なプロセス流体の
情報が得られずまた伝送器が破損する場合があった。
【0009】また、従来の液面伝送器においては、本体
Hと本体Lで構成された本体部材の中で、フランジに対
向する部材の両側に設けられた第一,第二のシールダイ
アフラムからの圧力を、センターダイアフラムの両側に
作られた第一,第二の補償室を介してから、差圧センサ
に印加しており、このため第一,第二のシールダイアフ
ラムから差圧センサまでの間を長い液路を形成して接続
しなければならなかった。
【0010】そして、従来の液面伝送器においては、液
面に接するダイアフラムからの圧力を受ける受圧室を形
成するために、フランジとこの液面に接するダイアフラ
ムを保持する部材とを溶接して一体的に形成することに
より気密性を保つ必要があり、このため測定対象のプロ
セス状態例えば測定圧力の高さに応じて、フランジと液
面に接するダイアフラムを保持する部材とを組み替えて
新たに伝送器全体を構成しなければならなかった。
【0011】更に、従来の液面伝送器においては、液面
に接するダイアフラムを保持する部材と、直接プラント
のタンク等に取り付けていたため、この接続先のタンク
等の形状が異なっているときにはその形状にあわせてダ
イアフラムを保持する部材を新たに作る必要があり、こ
のためメンテナンス後、ダイアフラムを保持する部材を
分解して新たな受圧部本体と溶接し直さなければならな
かった。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の液面伝送器においては、第二の部材を介し
て第一の部材に接合されプロセス流体からの第一の圧力
を受圧する第一のダイアフラムと、前記第一の部材に接
合されプロセス流体からの第二の圧力を受圧する第二の
ダイアフラムと、前記第一のダイアフラムからの圧力を
第一の封入液に伝達する第一の受圧室と、前記第二のダ
イアフラムからの圧力を第二の封入液に伝達する第二の
受圧室と、前記第一の部材内に保持され、第一,第二の
補償室を形成する過負荷保護ダイアフラムと、前記第一
の部材内に保持された差圧センサと、該差圧センサから
の信号を処理する信号処理部を備え、前記第一の封入液
からの圧力は、前記第一の補償室を介して前記差圧セン
サに伝達され、かつ前記第二の封入液からの圧力は、前
記第二の補償室を介して前記差圧センサに伝達される液
面伝送器であって、前記第一のダイアフラム,前記第一
及び第二の補償室、前記過負荷保護ダイアフラム,前記
差圧センサ及び前記信号処理部を同軸方向上に形成し
ことである。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【作用】本発明の液面伝送器においては、第一のダイア
フラム,第三のダイアフラム,差圧センサ及び信号処理
部を同軸方向上に形成しているので、プロセスのタンク
等から振動が加わったとしてもプロセス流体に直接接す
る第一のダイアフラムを含めて伝送器全体に偏心振動が
発生しなくなるので、高い振動下においても高精度のプ
ロセス流体の情報を得ることができる。
【0017】また、本発明の液面伝送器においては、第
一のダイアフラムを筐体の第一の端面に配置し、第二の
ダイアフラムを第一の端面と直角方向の筐体の第二の端
面に配置したようにしているので、第一,第二のダイア
フラムから差圧センサまでの流路を最短に形成できるの
で封入液の量を最も少なくでき、このためプロセス流体
の温度変化に敏速に反応し、また圧力変化に対してもレ
スポンスが向上する。そして、本発明の液面伝送器にお
いては、第一,第二の補償室は第一の部材とセンタ金具
と過負荷保護ダイアフラムを接合することにより構成
し、第一の受圧室は第二の部材と第一のダイアフラムと
を接合することにより構成しているので、第一のダイア
フラムに対してプロセス流体に直接接するダイアフラム
を保持した接合部材とを直接に接合することが可能にな
り、このため第一のダイアフラムの形状に変化を起こさ
ず、かつプロセス流体に直接接するダイアフラムと第一
のダイアフラムとの間の封入液の量を少なくすることが
できる。
【0018】更に、本発明の液面伝送器においては、プ
ロセス流体を保持しているタンク等に液面伝送器を取り
付ける場合でも、受圧部材と、プロセス流体が保持され
たタンク等とを接合する接合部材を受圧部材の前面より
組み込むことが可能になるので、接合部材がタンク等の
接合サイズにあっているかを容易に確認することがで
き、そして、タンク等の多種類のサイズに対してもこの
接合部材を変えるだけで本発明の液面伝送器を接続でき
るようになる。
【0019】
【実施例】図1は本発明の液面伝送器の一実施例を示し
たものであり、この液面伝送器は主に、圧力受圧部材1
20,センサ部組122,第一,第二のシールダイアフ
ラム302,301、過負荷保護ダイアフラム140,
第一,第二の受圧室316,165,第一,第二の隔離
室304,303を備えている。
【0020】図2に図1で示した圧力受圧部材120の
詳細図を示す。圧力受圧部材120はSUSによる単一
の部材からなり、圧力受圧部材120の一端には第二の
シールダイアフラム301を取り付けるための穴部17
1を設け、底面にはシールダイアフラム301と同一形
状に加工を施し、穴部171の入口には栓351を固定
するためのシールダイアフラム301より大きな径のネ
ジ加工323を施してある。
【0021】図3に図2のa−a線の切断図面を示す。
【0022】圧力受圧部材120にはシールダイアフラ
ム301を取り付けるための穴部171の上側にそれぞ
れテーパーねじ128が、また下側にもそれぞれテーパ
ーねじ130が加工され、導通路141,142によっ
て穴部171と接続されている。
【0023】また、圧力受圧部材120の中心軸上に
は、過負荷保護ダイアフラム140,センサ部組122
を収納するための段付穴部423が、シールダイアフラ
ム301と直角方向に設けてある。段付穴423の小径側
には、増幅器を備えた信号処理部を取り付けるための穴
309が、また大径側には過負荷保護ダイアフラム140
を固定するための固定金具352を取り付けめための穴
410が設けてある。さらに、固定金具352の他方の
面側には第のシールダイアフラム302が取り付けら
れる。
【0024】そして、シールダイアフラム301,過負
荷保護ダイアフラム140,センサ部組122の間を導
通路322で接続し、シールダイアフラム302,過負
荷保護ダイアフラム140を第一の受圧室316を介し
て接続し、かつこの第一の隔離室304とセンサ部組1
22の間を導通路426で接続している。
【0025】本発明の一実施例の液面伝送器における第
一の受圧室316,第二の受圧室165,第一の隔離室
304,第二の隔離室303の構造を図1を用いて説明
する。
【0026】本実施例の液面伝送器においては、圧力受
圧部材120の穴部171からシールダイアフラム30
1組み込み、シールダイアフラム301の面が平行とな
るように溶接して第二の受圧室165を形成する。
【0027】次に栓351をネジ段付穴323に組み込
み、栓351の端面と受圧部材120を溶接により接合、
封止を行い、第二の測定流体受圧室165を形成する。
【0028】圧力受圧部材120の中心段付穴部423
には、径の大きな方向よりセンサ部組122を挿入し、
センサ部組122の導通路360と圧力受圧部材120
の導通路426が導通するように組み込み、センサ部組
122の両端を溶接する。
【0029】センタ金具151の中心には過負荷保護ダ
イアフラム140から半導体センサ44へ圧力を伝達す
るための導通路363を設ける。
【0030】そして、センタ金具151をセンタ金具1
51の導通路363と圧力受圧部材120の導通路32
2が導通するように位置に、また過負荷保護ダイアフラ
ム140の波形状と同一に加工した面を過負荷保護ダイ
アフラム140側に向けて取り付け、さらに過負荷保護
ダイアフラム140を圧力受圧部材120に溶接し、第
の隔離室303を形成する。
【0031】固定金具取り付け穴410に固定金具35
2を第二の隔離室304と圧力受圧部材120の導通路
426が導通するように、また過負荷保護ダイアフラム
140の波形状と同一に加工した面を過負荷保護ダイアフ
ラム140側に向けて取り付け溶接にて接合、封止した
後、固定金具352を圧力受圧部材120の穴410に
形成してあるネジ部にねじ込み、その端面を溶接接合
し、封止する。これにより時固定金具352の過負荷保
護ダイアフラム140側に第二の隔離室04が形成さ
れる。
【0032】さらに、固定金具352は単一の部材から
成り、固定金具の他方の面側には、第一のシールダイア
フラム302の径より穴径が大きく、かつネジ接合部を
有する凹部が設けられており、その底面にはシールダイ
アフラム302と同一形状に加工を施してある。
【0033】そして、シールダイアフラム302,過負
荷保護ダイアフラム140,センサ部組122,導通路
126,液封口のシールピン454で囲まれた空間に
は、第一の封入液が充填してあり、またシールダイアフ
ラム301,過負荷保護ダイアフラム140,センサ部
組122,導通322,液封口のシールビン453で
囲まれた空間には第二の封入液が充填してある。
【0034】一方、第一のシールダイアフラム302
延長上には、タンクと直接接続を可能にするためのフラ
ンジ部組380が具備される。このフランジ部組はプロ
セス流体と接する第三のシールダイアフラム385と、
このシールダイアフラムが固定される接液部材384
と、この接液部材384を機械的に固定し、プロセス側
のフランジと連結するためのフランジ接続部材383
と、第三のシールダイアフラム385の圧力を第一のシ
ールダイアフラム302に伝達するための導圧路部材3
82と、この導圧路部材を第一のシールダイアフラム側
に接続、密封するための部材135から構成する。この
部材135は前記固定金具352のネジ接合部を有する
凹部にネジ接合にて固定され、その端部を溶接により封
止される。部材388は前記導圧路部材を保護し、フラ
ンジ接続部材383を強固に固定すために具備される
部材である。そして、シールダイアフラム385,フラ
ンジ部材384,導圧路382,部材135で囲まれた
空間には、第三の封入液が充填してある。液封口のシー
ルビン389で囲まれた空間にも第三の封入液が充填し
てある。
【0035】センサ部組122は半導体センサ44,ハ
ーメチックシールビン145を備え、ハーメチックシー
ルビン145の大気圧開放側にFPC146が半田付け
をすることにより、従来の液面伝送器で必要だったセン
サ信号を取り出すための穴を圧力受圧部材120に設け
る必要性を無くしている。
【0036】増幅器取付穴309には、増幅器ケース8
0の接続部47を挿入し、受圧部材120と増幅器ケー
ス80内のボルト306にて受圧部材120に固定され
ている。
【0037】このような構成からなる液面伝送器の差圧
検出動作を図1を用いて説明する。プロセス流体からの
第一の圧力が第三のシールダイアフラム385に印加し
た場合、導圧路382を介して第一のシールダイアフラ
ム302に伝達され、さらに第一の受圧室316の第一
の封入液に測定流体の第一の圧力が伝達され、この第一
の圧力は第一の受圧室316を介し、導通路426によ
って過負荷保護ダイアフラム140と固定金具151の
間で形成された第一の隔離室304と、導通路360に
よってセンサの裏面へ伝達される。
【0038】またシールダイアフラム302にプロセス
流体からの第二の圧力が印加すると、シールダイアフラ
ム302を介してシールダイアフラム302の裏側の第
二の受圧室165の第二の封入液に測定流体の第二の圧
力が伝達される。さらにこの第二の圧力は導通路322
を通って過負荷保護ダイアフラム140とセンタ金具1
51の間に形成された第二の隔離室303に伝達され、
さらにセンタ金具151の導通路363を通って半導体セ
ンサ44に伝達される。
【0039】このように半導体センサ44はセンタダイ
アフラムの表,裏に伝達した測定流体の第一,第二の圧
力を検出し、半導体センサ44の出力はハーメチックシ
ールピン145より大気開放側に取り出され、FPC1
46を介して増幅器を備えた信号処理部に伝送される。
【0040】測定流体受圧室171は、受圧部材120
内に形成されるため、従来例のように、特にフランジや
フランジを締め付けるボルト,ナットを必要としない。
すなわち、測定流体受圧室171を形成するために栓3
51を設けるだけで済む。栓351の固定方法は、受圧
部材120の凹部穴に設けられたネジ部323により接
合し、その端面を溶接して封止される。
【0041】また、プロセス配管は図3に示したよう
に、圧力受圧部材120の接続口の一方にアダプター4
43,ガスケット448をボルト450,475によっ
て締付固定する。配管350は、アダプター443にね
じ込み使用する。圧力受圧部材120のもう一方の接続
口には、ドレン・ベントプラグ355を取り付け、プロ
セス配管接続とドレン・ベントプラグ355の接続は上
下両方又は直角に接続可能である。尚、図では配管35
0と圧力受圧部材120との接続にアダプター443を
用いたが、圧力部材120にテーパーねじを切って配管
350を直接に接合することも可能である。
【0042】以上のように本発明の液面伝送器によれ
ば、第二のシールダイアフラムの圧力受圧方向を第一の
シールダイアフラムの圧力受圧方向と直角方向に配置す
ることにより、過負荷保護ダイアフラム140と圧力受
圧部材120との溶接箇所を同一軸上にダイアフラムを
並べた従来例と比べると歪が伝達しない箇所に設けるこ
とができるので、シールダイアフラムの形状および位置
に歪が発生しなくなる。一方、第一のシールダイアフラ
ムの圧力受圧方向と、過負荷保護ダイアフラム140と
圧力受圧部材120との溶接箇所が同一軸上にダイアフ
ラムを並べた従来例と比べるとその方向は同じである
が、歪が伝達しない構成、組立を実施することができる
ので、シールダイアフラムの形状および位置に歪が発生
しなくなる。
【0043】そして、これらのダイアフラムは測定流体
受圧室171にプロセス流体から過大な圧力が加わった
場合でも、または接液ダイアフラム385にプロセス流
体から過大な圧力が加わった場合でも、これらのシール
ダイアフラム近辺に発生した部材の歪はセンターダイア
フラムに歪として伝わりにくくなるので、センターダイ
アフラムの零点の変化や支持の変化がなくなり差圧を正
確に測定することができる。
【0044】また、第一,第二、第三の封入液の量を調
節し、かつ部材384、部材352、圧力受圧部材12
0にはそれぞれ接液ダイアフラム385、第一,第二の
シールダイアフラム302,301のダイアフラム波形
上に加工してあるので、プロセスから過大圧が加わった
場合でも、それぞれの面がダイアフラムの移動をストッ
プして、その封入液の移動を第一,第二の補償室で吸収
するようになるので過負荷保護ダイアフラム140が破
損することは無い。
【0045】そして、本発明の差圧伝送器によれば、測
定流体受圧室171が受圧部材120内に形成できるの
で、圧力受圧部材120を単一部品として構成でき、測
定流体受圧室171を形成するのにフランジ,ボルト,
ナットが不要となる。したがって、ボルト,ナットの締
め付けによる圧力受圧部材120の形状変化や測定流体
受圧室171に片圧や過大な静圧が印加した場合の圧力
受圧部材本体の変形等がないため、センターダイアフラ
ムの零点の変化や、支持変化をなくして、より正確に差
圧を測定することができる。
【0046】さらに、プロセス配管と圧力受圧部材12
0は直接接合しているので、圧力受圧部材120をプロ
セス配管に接続したままで、栓351をはずすことによ
り容易に第二のシールダイアフラムの点検ができるよう
になる。
【0047】また本発明の液面伝送器においては、セン
ターダイアフラムの圧力受圧方向を挟んで、第一のシー
ルダイアフラム、接液ダイアフラム、半導体センサ44
のダイアフラム、そして信号処理部を同軸上に設けてい
るので、高い振動がプロセスタンク等から部材384を
介して伝わったとしても、伝送器全体に偏心振動が発生
しないので伝送器を構成している部材に偏った力が加わ
ることは無い。また高い振動においても高精度の差圧を
検出できるようになる。
【0048】さらに、第一のシールダイアフラムの同軸
の延長上にタンクと接続する接続フランジを配置し、こ
の接続フランジと圧力の伝達を可能にする連通路を同軸
上に配置し、この連通路の第一のシールダイアフラム側
を同軸上の第一のシールダイアフラムの径より小さい部
材で構成し、この部材を受圧部材に接合し封止したこと
により、第一の受圧室を構成しているのでこの受圧室に
は歪みが発生することは無く、また受圧部材120と接
合するときも補償ダイアフラムに歪みを発生させること
が無くなる。また、受圧部材120内に第一の受圧室を
構成しこのため接液ダイアフラムからの支持部材388
との接合が容易になるので、多種類の支持部材を容易に
受圧部材120に接合することができるようになる。
【0049】図4に本発明のプロセス状態検出装置とし
て、差圧伝送器の信号処理回路の一実施例を示す。複合
機能型センサ44は差圧と静圧と温度によるゲージ抵抗
の変化を電気信号として出力し、マルチプレクサー(M
PX)731に選択的に取り込まれる。
【0050】マルチプレクサー731に取り込まれた複
合機能型センサ44、回路温度センサの信号はプログマ
ブルゲインアンプ(PGA)733で増幅され、次にA
/D変換器734でディジタル信号に変換され、マイク
ロプロセッサー(MPU)730に送信される。メモリ
739(EEPROM)には差圧,静圧,温度センサの
各特性(圧力伝送器の場合は差圧と温度センサの各特性
のみ、または静圧と温度センサの各特性のみでも可能)
が予め記憶されており、これらのデータを用いて前記マ
イクロプロセッサー730にて補正演算することによ
り、高精度の差圧信号値と、静圧,温度信号値を演算す
る。この演算結果は、D/A変換器737とV/I変換器
738を介して通常のアナログ信号に変換され、DC4
〜20mAの直流電流信号として上位の制御装置である
コンピュータ,信号変換器に差圧,静圧,温度信号が送
出できる構成となっている。
【0051】本実施例の装置では、複合機能センサ44
より求めたプロセス状態に関する情報を、信号処理部1
90内の表示部140に表示すること。更には、DC4
〜20mAの直流電流に情報をディジタル信号として重
畳して送ること、さらに図では示していないが信号処理
回路から直流電流によるディジタル信号を送ることによ
りプロセス情報を出力することが可能である。
【0052】また、直流電流信号にディジタル信号を重
畳する通信方法、又はディジタル信号で外部に設けられ
た監視制御装置と通信を行う通信方法では、V/I変換
器738内に収められたディジタルI/O回路により、
例えば図15に示したようにオペレータズコンソール9
72、またはハンドヘルドターミナル974にプロセス
状態に関する情報を表示し、そしてこれらの装置から測
定レンジなどパラメータの設定,変更,出力調整,入出
力モニタ,自己診断などの指定を行うことができる。
【0053】次に信号処理部について詳細に説明する。
センサ部組122からの信号はFPC146とコネクタ361
を介して、基板1(110),基板2(112)にその信
号が送出され信号処理される。さらに、これらの基板を
駆動するための電源は、変換器80を構成しているSU
S又はアルミダイキャストで作られた信号処理部190
内に納められ、信号処理部190に90度ピッチで設け
られたねじ孔399と固定ねじ397で固定されている端
子板182と基板3(114)を介して前記信号処理部1
90内に対称の位置に設けられた配線接続口118より
外部電源から2線式伝送路を介して供給される。
【0054】これらの基板は、端子板に設けられた接続
ピン382を介して、まず基板3(114)が半田付けさ
れ、その後、基板1と2は順次、各基板上に設けられた
コネクタ132,134,136,138のおす,めす
接合により、階層的に組み立てられる。したがってかか
る構成では、前記端子板と基板1,2,3は、前記端子
板の軸上に、同心上に一体化されていく。このため、こ
れらのユニットを一括して例えば基板部組あるいはアン
プユニット等として管理することができるため、非常に
容易に組み立てることが可能となり、工数の低減ができ
る。またこれらの基板類はケース内に装着時に、端子版
182に接合された基板ホルダー395によって固定され
ている。この基板ホルダー395はこの外周面でバネ性
を有しているため、ケースの穴部398に完全に密着す
るためガタが生じない。したがってアンプユニット全体
の耐振性が向上する。
【0055】また、基板1(110)には、前記受圧部1
20との信号接続を可能にするコネクタ381が具備さ
れ、このコネクタ381は前記コネクタ383(FPC146
と接続しているコネクタ)とかん合するように構成され
ている。
【0056】コネクタ383は図11に示したように、
受圧部120との接合面が円形上になっているプラスチ
ック等の樹脂で形成されたコネクタであり、ハーメチッ
クシールピン145の信号を引き出すFPC146から
の信号を出力するためのコネクタが形成されている。そ
してこのコネクタ383は受圧部120に90度ピッチ
で設けられたねじ孔部922,924,926,928
とそれぞれねじ902,904,906,908で接合
しており、このねじ孔とねじとの接合の組合せを変える
ことにより、コネクタ383はその接合方向を90度ピ
ッチで変更することが出来るようになっている。
【0057】なお、このコネクタ381とコネクタ38
3との接続は図6に示すように、信号処理部190の底
部に十字型の形状に設けられたコネクタ挿入穴504か
ら、この挿入穴の縦、又は横穴と密着接合するように突
き出しているコネクタボルダー383と基板に接合され
たコネクタ381が容易に挿入できるように所定の位置
と形状を規定しており、接続時において挿入ミスを起さ
ないようになっている。
【0058】次に信号処理部と受圧部との接合方法につ
いて述べる。
【0059】信号処理部190は前記受圧部120の円
形状の凹部309の外形寸法に合致して形成された信号
処理部190の接合面部47により接続され、円周状に
配置された4本のボルト306によって図6に示したよ
うに信号処理部190の底部に90度ピッチで設けられ
たボルト通し穴506を介して、このボルトは図10に
示した受圧部に90度ピッチで設けられたボルト穴91
2〜918に接合し所定の締付トルクにて、前記受圧部
120に固定される。
【0060】また、この固定時においては、前記受圧部
120とケース80に設けた微少な接合面393によっ
てのみ接触して固定される構成になっている。このた
め、前記円筒形式の接合部には過大な力及び片当りが生
じることがなくなり、防爆性能上必要なギャップが常時
維持されるようになっている。さらに、変換器に大きな
振動が負荷された場合にも、円筒部の受圧部120とケ
ース80とのギャップは常時一定に保たれているのでガ
タつきがなく、信号処理部190の固有振動数は低下す
ることがない。このため、本接合方式によると、激しい
振動数のある場所(例えば150Hz,3Gクラス程
度)でも正常に十分使用できるようになる。次に、前記
端子板(基板を含む)までをケース80内に組み立てる
までの組立手順について説明する。
【0061】まず前記受圧部120の凹部309を基準
にして、変換器の信号処理部190をコネクタボルダー
383がコネクタ挿入穴504から出るように挿入す
る。次に、変換器の底部にある90度ピッチのボルト通
し穴506と受圧部の凹部内に設けられた同ピッチのね
じ穴912〜918とを合致させ、さらに、所定の方向
にセットした後、ケース上部からボルト388で信号処
理部190を検出器に締め付ける。
【0062】これにより信号処理部190の接合部は受
圧部内に設けた凹部内で防爆上の接合面を形成できるの
で、コンパクト化,省材料化できる。さらに、その固定
方法は変換器内でボルトにて固定されるので、締付部材
が露出することが全く防爆上都合が良く、耐環境性が向
上し、メンテナンス性が改善される。
【0063】次に、一体化した端子板を、所定の方向
(例えば図5の矢印に示すような方向)で、上から信号処
理部190の穴部に398に差し込む。この時、一体化
した端子板と前記受圧部からの信号は、コネクタ383
と381によって、しっかり接続されるようにする。
【0064】このとき、このコネクタと端子板の当り面
間の寸法は、所定の寸法で決定されており、若干押し付
けるように寸法を構成する。これにより基板1,2(1
10〜112)は剛性が高くなり、その固有振動数が低
下することがなくなる。
【0065】受圧部120からの信号は基板〜端子板を
経由して、その出力値を表示器(ドットマトリクスLC
D)140に表示し、あるいは2線式伝送路の信号,電
源ラインにて外部に送出される。表示器140は前記信
号処理部190に、カバー116を介してねじ止めされ
る。カバー116には、表示器140の指示を外部から
観察できるように、ガラスあるいは透明な樹脂部材40
4が装着され、また、防爆上の仕様を満足させるため、
ガスケット432を介して、止めバネ406により、カ
バーに装着される。さらにカバー116には、表示器1
40のつば部411部の上部に押えバネ407を介して
挿入され、前記表示器を挿入した後、さらに、止めバネ
408によって、前記カバーに組込まれる。表示器14
0は、ある程度のガタがある状態にて、カバー116内
に収納されている。このような構成においては、表示器
140はカバー116の着脱,取り付け時にもカバー1
16と一緒に動くため、カバーを信号処理部190から
取り外した時でも脱落することは一切ない。
【0066】図5にカバーを着脱する状態の平面図、図
10にその着脱状態の斜視図を示す。
【0067】表示器140は電気的な接続をする計4個
の端子421と、取り付け時の位置決めのためのガイド
ピン422が一体化されて形成されており、これらを保
護するため凹状の形状を持つカバー部423内に形成さ
れている。これにより、カバーを取り外した状態におい
ても、電気的な接続端子421は露出することがなく、
信頼性が十分確保される構成となっている。このカバー
116は前記信号処理部190に装着する場合は、前記
信号処理部190に既に収納されている端子板182の
受け側の接続部521とガイドピン挿入穴522をほぼ
一致させながら、カバー116を信号処理部190にね
じ込む。表示器140はカバー116に対し、ある程度
のスペースを持って保持されているので、カバー内で回
転できる構成となっているが、ガイドピンそして端子を
さし込んでから締め付けることにより、表示器を回転さ
せない状態にしてカバーを締め付けることができる。ま
た、装着が進むに従って表示器140は押えバネ407
によって表示器のつば411を押し付けながら、端子板の
面に接触して止まる。この時、端子板182と表示器1
16内にはスペーサが形成され、このスペース内で外部
からの配電信号送受信用の2線式伝送路の電線が収納さ
れる。
【0068】図7,図8に本発明の液面伝送器がプロセ
スタンク等及び2線式伝送路のケーブルに接続されてい
る平面図、また図9にその側面図を示す。
【0069】図7に示すように一般に伝送器本体はプロ
セス配管104とプロセスタンクに接合された状態であ
り、配線口118は表示器140に対して平行に左右に
位置しているため、左右いずれの方向からも配線が可能
であり、かつ2線式伝送路のケーブル702により上位
機器との間で目的とする信号を送受信するようになって
おり、表示器140は操作者が必要な情報を見やすい表
示目的の方向に向いている。
【0070】そして、本発明のプロセス状態検出器にお
いては、表示器に対して向かって右側からケーブル70
2を接続していた状態から、左側の導入口から接続する
ようにするには、左側の導入口のキャップを開け、前と
同様に+側出力端子702,−側出力端子704へケー
ブル線を接続することにより左右の接続方向の向きを変
えることができるようになる。
【0071】さらに、何らかの都合により配線を下ある
いは上から接続する場合が生じた場合にも、プロセス配
管104と接合されたままで、前記信号処理部190の
底部に設けられているボルト通し穴506を、受圧部に
設けられたねじ穴912〜918に対して+90度、あ
るいは−90度回転させてその組み合わせ変えることに
より、そして、それに対応してコネクタホルダー383
とコネクタ381が通っているコネクタ挿入穴504の
位置も変えることにより、表示器140の表示方向を一
定としたままで、その配線方向を任意に変えることがで
きるようになる。
【0072】そして表示器140の表示方向を変える場
合には、信号処理部190の位置を一定としたままで、
コネクタホルダー346とコネクタ383が通るコネク
タ挿入穴504の位置を90度ピッチで変化させ、かつ
端子板182と信号処理部190との接合も90度ピッ
チで変化させることにより、その配線方向を一定とした
ままで変えることが可能となる。
【0073】また、上述した配線方向と、表示方向の変
更手段を組み合わせることにより、配線方向と、表示方
向を同時にまたは個別に90度ごとに変化させることも
可能である。
【0074】そして、本発明のプロセス状態検出器にお
いては、受圧部120と、信号処理部190との相対的
な位置組み合わせを変えることにより、配線,表示方向
の変更を可能にしているので、受圧部120をプロセス
配管に取り付けた状態のままで、それらの変更が行える
ようになっており、従来品と比較してメンテナンスに要
する手間を極力少なくすることができるようになってい
る。
【0075】またこのため配線,表示方向を種々に変更
することが可能になるため、設置スペースの削減が可能
であり、また、一度設定した後にプラント制御システム
を変更し配線方向,表示方向を変えて保守管理を行いや
すくする場合などに有効に機能する。
【0076】以上のように本発明の圧力伝送器によれ
ば、端子板810,820及び端子板830と表示器8
01を変換器ケース90の軸上に同心上に設置している
ので、信号処理部を単一構成でコンパクトに構成するこ
とができる。このため、受圧部と信号処理部とを一軸上
に配置することが可能になり、また、差圧センサの受圧
方向、接液ダイアフラム、第一のダイアフラムを同軸上
に配置し、かつ対称構造になった信号処理部もこの同軸
上に配置しているため、圧力伝送器全体に高い振動が発
生したとしても偏振力を発生することを抑制できるの
で、振動環境が悪い場合でも高精度の圧力を測定するこ
とが可能になる。
【0077】また、このように対称構造になった構成部
材の同軸上にプロセス配管との接続口を設けているた
め、プロセス配管からの振動に対して本発明の圧力伝送
器は偏振力を発生することが抑制できるので、プロセス
配管をも含めた圧力伝送器全体が振動することを低減で
きる。
【0078】さらに、シールダイアフラムのそれぞれの
圧力受圧方向を直角方向に配置することにより、センタ
ーダイアフラムと圧力受圧部材120との溶接箇所が同
一軸上にダイアフラムを並べた従来例と比べると歪が伝
達しない箇所に設けることができるので、シールダイア
フラムの形状および位置に歪が発生しなくなる。
【0079】そして、受圧部の筐体に対して第一の端面
に第一のシールダイアフラムを配置し、この端面と90
度方向が異なった他の端面に第二のシールダイアフラム
を配置し、さらに第一のシールダイアフラムの受圧方向
と同軸上にセンサの受圧方向が来るように配置し、かつ
第一のシールダイアフラムが置かれた第一の端面に対向
する第3の端面からセンサの信号の取りだしを行なって
いるので、第一,第二の受圧室からセンサまでの封入液
の経路を最短に形成できるので、封入液の量を最小とす
ることができ温度変化による封入液の膨張を最小とする
ことが可能になる。またセンサから信号処理部までの信
号取りだし経路も最短にできるので、センサに対して信
号処理部を最も接近して形成できるので、圧力伝送器全
体をコンパクトに形成でき、このことはセンサから信号
処理部までの信号取りだし経路に最も温度影響が少な
く、かつ耐震動性に優れている構成となっている。
【0080】そして、直角方向に配置したことにより第
一,第二の受圧室304,301にプロセス流体から過
大な圧力が加わった場合でも、それぞれのシールダイア
フラム近辺に発生した部材の歪は互いに歪として伝わり
にくくなるので、それぞれのシールダイアフラムの零点
の変化や支持の変化がなくなり圧力を正確に測定するこ
とができ、また、シールダイアフラムを直角方向に配置
したことにより、さらには図12に示したように圧力セ
ンサのダイアフラムを終端が部組に接合された中空の支
持材で保持しているので、筐体の中心におかれた圧力セ
ンサのダイアフラムに伝達する歪みが少なくなり、測定
精度が向上する。
【0081】また、本発明の液面伝送器とプロセスタン
ク等との接続においては、プロセス側のフランジと連結
するためのフランジ接続部材383に、プロセス側フラ
ンジと接続を可能にするボルト通し穴389と、異形の
切り欠き形状387部を設け、この異形の切欠き形状部
は前記信号処理ケース80の外形形状に合致しているた
め、フランジ接続部材383、信号処理ケース80、お
よび受圧部120とを接合した組立時、プラントへの設
置時、或いは定期的なメンテナンスを行う時でも、容易
に信号処理部の前面から組み込み、また前面から取りは
ずすことが可能である。
【0082】したがって、製造時の組立性に優れ、かつ
メンテナンスも容易になり、このためプラント側の接合
部の大きさにあわせていろいろな大きさのフランジ接続
部材383を用意し、かつこれらの部材に同じ大きさの
切り欠き形状387を設けることによって、同じ形状の
フランジ接続部材383を用いて、プロセス流体を保持
するタンク等の多種類の大きさ、形状を有する接続部と
容易に接続することが可能になり、また接続時において
接続部材383がプラント側の接合部に合うかどうか前
面から確認できるようになり、接合状態を確実に確認で
きるようになる。
【0083】尚、本実施例では液面伝送器でその出力を
表示器にて表示する場合についてのみ説明しているが、
表示器がない場合でも、本構成を適用でき、上記に示し
た同様の効果が得られかつより一層の経済性に富む。
【0084】図12は本発明のプロセス状態検出装置に
使用される複合機能形差圧センサ部の断面図である。
【0085】複合機能形差圧センサチップ44は(10
0)面のn形単結晶シリコンであり、その一方の面のほ
ぼ中央に、円形の薄肉部661を有する。この基板上の
薄肉部661に基板のそれぞれの面から第一のプロセス
圧力と第二のプロセス圧力を印加することにより、前記
薄肉部661は差圧に感応する起歪体となり、差圧検出
用の感圧ダイアフラムとして動作する。
【0086】差圧感圧ダイアフラム661の上面には
(100)面におけるピエゾ抵抗係数が最大となる<1
10>軸方向に、差圧センサであるP形抵抗体(ゲージ
抵抗)631〜634がそれぞれ結晶軸に対して平行又
は直角方向に熱拡散法あるいはイオンプランティーショ
ン法により形成される。前記各抵抗体631〜634の
配置位置は、差圧印加時に差圧感圧ダイアフラム661
上に発生する半径方向,同方向の歪が最大になる固定部
近傍に配置する。また、これらの抵抗の配置方向として
は、631及び633を半径方向とし、632及び63
4を接線方向とし、同じ配置方向を向いた抵抗体のそれ
ぞれの一端を結線して、それぞれの抵抗体の他端を検出
端子に接続してブリッジ回路を構成する。
【0087】また、差圧感圧ダイアフラム以外の厚肉部
には、静圧に感圧する抵抗体621〜624を形成し、
これらをブリッジ回路に結線することにより大きな静圧
信号を得ることができる。また厚肉部に温度に感応する
抵抗体665を形成し、この抵抗値変化を出力端子から
取り出すことにより、プロセス流体の温度も間接的に測
定できるようになっている。
【0088】そして、差圧感圧ダイアフラム661の形
状の肉厚は感応する差圧に応じて所望の形状と肉厚に設
定され、異方性ウェットエッチング、あるいはドライエ
ッチングによって形成される。これにより差圧感圧ダイ
アフラム661上の抵抗体631〜634はダイアフラ
ムに発生する歪を受け、ピエゾ抵抗効果により抵抗が変
化するためその変化を信号として取り出すことができ
る。
【0089】複合機能形差圧センサチップ44は中空の
固定台652を介してハウジング654に取り付けられ
る。固定台652は複合機能形差圧センサチップ44の
ハウジング654との電気絶縁およびハウジング654
との線膨張係数の相違による熱歪の低減を考慮して、前
記シリコンと線膨張係数の近似したセラミックス(例え
ばSiC)が望ましいが、入手不可能の場合はその材料
選択時に前記シリコンとの線膨張係数との相違を無視し
てもよい。固定台652のセンサチップ44との接合面
側には接合層650を形成する。650の接合層は固定
台652の接合表面を低融点ガラス等の酸化物ソルダー
でグレイズ化して形成するか、あるいは金属ソルダー、
あるいはAu−Si合金層又はAuの薄膜をスパッタ
法、あるいは蒸着法により形成することができる。また
は、有機質あるいは無機質のバインダーでも形成でき
る。かかる接合層650を固定台652のセンサチップ
44の接合面側に設けることにより、センサチップ44
を、低温で容易に接合できる。またその接合層は薄いの
で接合歪の影響を極力低減できる。
【0090】複合機能形差圧センサチップ44からの差
圧,静圧,温度の各信号はリード線656および配線板
655を介して、ハウジング654に設けられたハーメ
チックシール部の端子145により外部にそれぞれ取り
出される。
【0091】ところで、差圧感応ダイアフラム661上
の抵抗体631〜634はダイアフラムの上面と凹部6
63の差圧により発生する歪を受け、ピエゾ抵抗効果に
より抵抗が変化するため、その信号を取り出すことがで
きる。しかし、これらの抵抗体631〜634は差圧感
圧ダイアフラム661の両面にかかる圧力が等しいとき
(静圧状態)でさえ、または温度が変化にも感応して出力
が変化する。前者の出力変化を静圧によるゼロ点変化と
呼び、後者の出力変化を温度変化によるゼロ点変化と呼
んでいる。温度変化時のゼロ点変化は主に抵抗体631
〜634の各抵抗値のバラツキと、抵抗体の抵抗値が温
度の関数となっているためである。したがって、温度セ
ンサの出力665と差圧センサの出力との関係は明確に
関係づけられるので補償も容易である。静圧印加時のゼ
ロ点変化は、主に、静圧印加時に発生する固定台652や
ハウジング654などのセンサチップ44以外の構成体
より生じる歪によって生じる。このゼロ点変化も、温度
変化時のゼロ点変化と同様に、静圧印加時の差圧センサ
のゼロ点変化と静圧センサの出力621〜624との関
係を情報として前もって収集しメモリ739に収めてお
けば、この情報に基づいて補償できる。このため、前記
検出器内部の封入液量のバラツキ、及びシールダイアフ
ラム,センターダイアフラムのバラツキをも含めて高精
度の補償が可能となっている。
【0092】図15に本発明のプロセス状態検出装置
を、プロセス状態を監視,制御する上位機器に接続した
場合のプロセス制御システムの一実施例を示す。
【0093】2線式伝送路950に対しマルチドロップ
に接続されたプロセス状態検出装置(差圧伝送器、又は
絶対圧伝送器)952及び954が検出したプロセスの
状態信号はシグナルコンパレータ960を介してオペレ
ータズコンソール970に接続することにより、プロセ
ス現場から離れた場所でもタンクの水位等のプロセス状
態を知ることができる。また、オペレータズコンソール
970にプロセス状態検出装置の測定レンジなどのパラ
メータの設定,出力調整,検出装置の自己診断結果など
を出力するよう検出装置に指令すること、そしてその結
果を出力することが可能である。さらに、2線式伝送路
950に接続されたハンドヘルドターミナル974によ
っても、オペレータズコンソールと同等の指令、またそ
の結果を検出装置から得ることが出来るようになる。
【0094】さらに、図ではマルチドロップの接続の例
を示したが、プロセス状態検出装置をシグナルコンパレ
ータ960に対して1対1に構成することも可能であ
る。
【0095】図13,図14に本発明の液面伝送器の他
の実施例を示す。
【0096】図13に示す構成では、前記導圧路部材を
保護し、フランジ接続部材383を強固に固定すために
具備される部材388の外周にガイド部398を数カ所
設け、前記フランジ接続部材383の内径部にも同形状
のガイド溝部393を数カ所設けた。さらに、このガイ
ド溝部393の下面には、ガイド部398よりも円周方
向に2から3倍程度の大きさの溝部394を有してい
る。これらのカイド溝によりフランジ接続部材383着
脱と固定を可能にしたものである。具体的には第一に、
フランジ接続部材383のガイド溝393と部材388
の外周にガイド部398を合致させてフランジ接続部材
383を挿入し、次にフランジ接続部材383を回転さ
せ、ガイド部398とガイド溝393を接触させる。次
に、止めネジにより固定する。かかる構成によれば、接
液ダイアフラム385の径が小径になってもフランジ接
続部材383を増幅器の反対側から容易に着脱可能であ
り、またこれらのガイドは機械加工しない形成できるの
で経済性に優れている。
【0097】図14に示す構成では、前記導圧路部材を
保護し、フランジ接続部材383を強固に固定すために
具備される部材388の外周にネジ部397を設け、前
記フランジ接続部材383の内径部にも同径のネジ径部
を設け、ネジ接合によって着脱を可能にしたものであ
る。また、部材388にはフランジ接続部材383の周
り止め用、あるいは位置決め用としてネジ穴が具備され
ている。かかる構成によれば、接液ダイアフラム385
の径が小径になってもフランジ接続部材383を増幅器
の反対側から容易に着脱可能であり、さらにより強固に
接液部材384を固定でき対振性能が向上する。
【0098】
【発明の効果】本発明の液面伝送器によれば過負荷保護
ダイアフラムを受圧部材本体に接合する場合、そしてプ
ロセス流体から過大圧力が加わった場合でも、発生した
歪は過負荷保護ダイアフラムに影響を及ぼさないのでそ
の形状,位置に変化が無く零点に影響を及ぼさないため
正確な差圧を検出することができるとともに、伝送器全
体を小型にすることが可能になる。
【0099】また、測定流体受圧室を圧力受圧部材で構
成しているため、フランジを必要とせず、受圧部材の単
一部品と栓で構成することにより、より小型化を可能に
している。また、本発明による液面伝送器によれば、機
器自体を非常にコンパクトでき、さらに、耐環境性に優
れ、なおかつ、経済性に優れることはもちろんである
が、さらに、保守,点検時にも非常に使い易くなってお
り、さらに、プラントの施行費の低減をも可能としてい
る。さらに、機器自身は安定で信頼性が高いので、プラ
ントの運転効率を向上させることができ、増々の省力化
を達成することができる。さらに、従来の液面圧伝送器
では測定する圧力レンジを変える場合はセンターダイア
フラムの形状を変えるため、本体部材をすべて形成し直
す必要があるが、本発明の伝送器によれば、すべての圧
力レンジに対して共通の本体部材を用いて測定すること
が可能になる。
【0100】また、本発明による液面伝送器によれば、
機器自体を非常にコンパクトでき、さらに、耐環境性に
優れ、なおかつ、経済性に優れることはもちろんである
が、さらに、保守,点検時にも非常に使い易くなり、プ
ラントの施行費の低減が可能となる。さらに、機器自身
が安定で信頼性を高めることができるので、プラントの
運転効率を向上させることができ、増々の省力化を達成
することができる。
【0101】さらに、液面伝送器の受圧部と増幅器は、
前記受圧部内に設けてある凹部内に前記増幅器器の接合
部を挿入し、変換器の内側から締め付ける構成としたこ
とにより可燃性の気体中でも、発火可能性の接合部分を
外部に出さないので、発火することが無くなる。
【0102】また、第一,第二の補償室に対して、第
一,第二の受圧室をそれぞれ接近させて設けることが出
来るので、各圧力室を設ける導圧路の経路を短くするこ
とができる。
【0103】そして、受圧室を構成する部材で測定流体
受圧室を構成し、この部材にプロセス配管と直接につな
がる開口部を設けているため、従来必要であったフラン
ジを無くすと共に、圧力伝送器のダイアフラムの検査を
簡単にしている。
【0104】さらに、受圧部と信号処理部の構成に関
し、信号処理部と受圧部を一軸上に、さらには液面フラ
ンジをも一軸上に設ける構成としたことにより、耐震動
性を向上させることが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液面伝送器の一実施例を示す縦断面
図。
【図2】図1の圧力受圧部材の縦断面図。
【図3】図2のa−a面における断面図。
【図4】本発明の増幅器の信号処理フローを示すブッロ
ク図。
【図5】信号処理部カバーの着脱機能を説明する断面
図。
【図6】信号処理部と受圧部との接続を説明する断面
図。
【図7】本発明の液面伝送器の配管例を示す縦断面図。
【図8】本発明の液面伝送器の配管例を示す縦断面図。
【図9】本発明の液面伝送器の配管例を示す縦断面図。
【図10】信号処理部カバーとケースとの接合の斜視
図。
【図11】図5のb−b面における受圧部からの接続ア
ダプターの斜視図。
【図12】半導体複合センサの構成を示した断面図。
【図13】本発明の他の実施例
【図14】本発明の他の実施例
【図15】本発明装置を使用したプラント制御システム
の例。
【符号の説明】
104,350…ドレイン管、120…受圧部、190
…信号処理部、232,234…接続アダプター、24
2,244,246,248…接続アダプター用ボルト
ねじ、306…信号処理部と受圧部の接続用ボルトね
じ。448…ガスケット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−238236(JP,A) 特開 平6−194247(JP,A) 実開 昭61−50241(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01L 13/00 - 13/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第二の部材を介して第一の部材に接合され
    プロセス流体からの第一の圧力を受圧する第一のダイア
    フラムと、前記第一の部材に接合されプロセス流体から
    の第二の圧力を受圧する第二のダイアフラムと、 前記第一のダイアフラムからの圧力を第一の封入液に伝
    達する第一の受圧室と、 前記第二のダイアフラムからの圧力を第二の封入液に伝
    達する第二の受圧室と、 前記第一の部材内に保持され、第一,第二の補償室を形
    成する過負荷保護ダイアフラムと、 前記第一の部材内に保持された差圧センサと、 該差圧センサからの信号を処理する信号処理部を備え、 前記第一の封入液からの圧力は、前記第一の補償室を介
    して前記差圧センサに伝達され、かつ前記第二の封入液
    からの圧力は、前記第二の補償室を介して前記差圧セン
    サに伝達される液面伝送器であって、 前記第一のダイアフラム,前記第一及び第二の補償室、
    前記過負荷保護ダイアフラム,前記差圧センサ及び前記
    信号処理部を同軸方向上に形成しことを特徴とする液
    面伝送器。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記第一のダイアフラムを前記第一の部材の第一の端面
    に配置し、 前記第二のダイアフラムを前記第一の端面と直角方向
    なる前記第一の部材の第二の端面に配置したことを特徴
    とする液面伝送器。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記第一の補償室は、前記過負荷保護ダイアフラムと、
    当該過負荷保護ダイアフラムと前記第一の部材間に配置
    されるセンタ金具によって構成し、 前記第二の補償室は、前記過負荷保護ダイアフラムと、
    前記 第二の部材より構成し、 前記第一の受圧室は前記第二の部材と前記第一のダイ
    アフラムとを接合することにより構成したことを特徴と
    する液面伝送器。
  4. 【請求項4】請求項1において、 前記第一の部材とプロセス流体が保持された容器とを接
    合する接合部材を備え、 該接合部材は、プロセス流体と接する第三のダイアフラ
    ムと、当該第三のダイアフラムが固定される接液部材
    と、当該接液部材を固定し容器側のフランジと連結する
    ためのフランジ接続部材と、前記第三のダイアフラムが
    受圧した圧力を前記第一のダイアフラムに伝達するため
    の導圧路部材と、当該導圧路部材を前記第一のダイアフ
    ラム側に接続するための部材を有することを特徴とする
    液面伝送器。
  5. 【請求項5】請求項4において、 前記導圧路部材の周囲に配置され、外周にガイド部を有
    する保護部材を備え、 前記フランジ接続部材の内径部に、前記ガイド部の形状
    に対応するガイド溝部を備え、 前記導圧路部材と前記フランジ接続部材は、前記ガイド
    部とガイド溝部を組み合わせて接合されること を特徴と
    する液面伝送器。
  6. 【請求項6】請求項4において、 前記導圧路部材の周囲に配置され、外周にネジ部を有す
    る保護部材を備え、 前記フランジ接続部材の内径部に、前記ネジ部の径の大
    きさに対応するネジ径部を備え、 前記導圧路部材と前記フランジ接続部材は、前記ネジ部
    とネジ径部を用いてネジ接合されることを特徴とする液
    面伝送器。
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