JPH08304028A - 基板形状測定方法及び装置 - Google Patents

基板形状測定方法及び装置

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JPH08304028A
JPH08304028A JP13749995A JP13749995A JPH08304028A JP H08304028 A JPH08304028 A JP H08304028A JP 13749995 A JP13749995 A JP 13749995A JP 13749995 A JP13749995 A JP 13749995A JP H08304028 A JPH08304028 A JP H08304028A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 物の形状の寸法をCCD素子により自動的に
かつ十分な分解能で測定する測定方法を提供する。また
基板上に形成した薄膜の物性評価をする薄膜評価装置に
組み込んで用いる形状測定方法装置を提供する。 【構成】 2軸に移動するXYステージ上に明度の異な
る部分を有する試料を搭載し、対物レンズによりCCD
マトリックス上に試料の映像を投影し、測定対象の一端
の位置をCCDマトリックスの座標によって特定し、X
Yステージを移動させて測定対象の別の端の像がCCD
マトリックスに投影されるように調整して、その端の位
置をCCDマトリックスの座標によって特定し、これら
孔の端に対応するCCDマトリックスの座標とXYステ
ージの移動量から測定対象の寸法を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CCDと移動ステージ
を用いて、得られた画像から基板の形状を測定する基板
形状測定方法と装置、特にディスプレイなどに用いるマ
スク上の薄膜の特性評価に必要とされる基板に開口した
孔の寸法を正確に求める基板形状測定方法と装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、計測の分野において、物の形状
の寸法、例えば方形をした孔の辺の長さや円形をした孔
の径、あるいは任意の形をした孔の実質的な大きさなど
を正確に測定することが必要とされる場合が多い。特
に、他の測定に伴い補正項としてあるいは特性算出の構
成因子として孔の寸法が重要な要素となる場合が少なく
ない。例えば、蒸着法、スパッタリング法、CVD法あ
るいはイオンプレーティング法等により形成された薄膜
の物性評価を行う方法として、差圧を印加して撓み量を
測定することにより行う場合があり、評価のための測定
と演算を自動的に行う評価装置が開発されている。しか
し、このような薄膜評価法では、薄膜物質の撓み量は薄
膜が被覆する孔の寸法によって左右されるため、孔の寸
法が重要な因子を形成するため、予め測定した孔の寸法
を評価装置に与えておく必要がある。
【0003】このような場合に、薄膜物質の孔の形状を
測定する方法として、 ものさしで直接計測する、 顕微鏡下に試料を置き肉眼でエッジ位置を確認し、
ステージ移動方向とエッジが垂直になるように試料を回
転した後、ステージ移動を行い再度エッジを検出して、
この間のステージ移動量を測定して、これを試料の幅と
する、 薄膜全体の像をCCDで取り込み画像処理技術によ
り形状寸法を求める、 などが一般的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、薄膜評価装置
は適当なプログラムを搭載したパソコンでその演算部分
を構成することが当然になっており、したがってその演
算に必要とされる正確な数値の取得と式への代入は自動
的に行う要求が高まっている。ところが、上記の方
法では必ず測定者が介入しなければならないため、自動
的な測定ができず、また測定者の主観に基づく誤差を含
む。またの方法ではステージの移動方向を決定するア
ルゴリズムが複雑で、自動化には適しない。さらに上記
の方法では、全体像を取り込むCCDの画素数が精度
を支配することから、薄膜特性を評価するために必要な
精度には到底達しない。本発明の目的は、自動的な測定
が可能となる簡単なアルゴリズムに基づく計測法を提供
することであり、また分解能が十分な測定装置を提供す
ることである。また本発明の別の目的は、基板の孔部分
における薄膜の物性評価をする薄膜評価装置に組み込ん
で用いることができる形状測定方法及び装置を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の形状測定方法は、2軸に移動するXYステ
ージ上に閉曲線で囲まれた明度の異なる部分を有する試
料を搭載し、対物レンズによりCCDマトリックス上に
前記試料の映像を投影し、閉曲線で囲まれた部分の一端
の位置をCCDマトリックスの座標によって特定し、X
Yステージを移動させて閉曲線で囲まれた部分の別の端
の像がCCDマトリックスに投影されるように調整し
て、その端の位置をCCDマトリックスの座標によって
特定し、これら孔の端に対応するCCDマトリックスの
座標とXYステージの移動量から閉曲線で囲まれた部分
の寸法を算出することを特徴とする。
【0006】また、本発明の基板形状測定方法は、試料
中の明度の異なる部分が正方形の孔であるときに、孔の
第1の端の位置をCCDマトリックスの座標で特定した
後に、XYステージを一方の軸方向に移動させて孔の第
2の端がCCDマトリックスに投影されるようにして第
2端の位置をCCDマトリックスの座標で特定し、さら
にXYステージを先の軸と直行する軸方向に移動させて
孔の第3の端がCCDマトリックスに投影されるように
してその位置をCCDマトリックスの座標で特定し、こ
れらCCDマトリックスの座標とXYステージの移動量
に基づいて、正方形の辺の長さを算出するようにするこ
とができる。
【0007】さらに、試料中の明度の異なる部分が円形
の孔であるときには、XYステージを一方の軸方向に移
動させて孔の第1の端の位置と第2の端の位置をCCD
マトリックスの座標で特定して、これらCCDマトリッ
クスの座標とXYステージの移動量に基づいて第1端と
第2端の中点を算出して、XYステージをその中点付近
に戻し、さらにXYステージを別の軸方向に移動させ
て、第1端と第2端の中点に立てた垂線が孔と交差する
第3の端と第4の端をCCDマトリックスの座標で特定
して、これらCCDマトリックスの座標とXYステージ
の移動量に基づいて第3端と第4端の中点を算出して円
孔の中心とするようにすることができる。
【0008】さらにまた、試料中の明度の異なる部分が
不定形の孔であるときにも、XYステージの第1の軸方
向に移動させて孔の第1端と第2端の位置をCCDマト
リックスの座標で特定し、さらにXYステージの移動量
に基づいて孔の第1軸方向の幅を算出し、次いでXYス
テージを先の軸と直行する第2軸方向に所定の刻みで移
動を繰り返して第1軸方向の幅を算出して、これら算出
された幅を積算して不定形の孔の寸法を算出するように
することができる。
【0009】また、本発明の基板形状測定装置は、孔を
有する試料を搭載して2軸に移動するXYステージと、
XYステージのXY軸とXY軸方向を合致させたCCD
マトリックスを備えCCD素子に投影する映像の光強度
に対応する電気信号を発生するCCDカメラと、試料の
像をCCDカメラの受像面に拡大して投影する対物レン
ズを備える鏡筒と、CCDカメラの出力を受けて画像の
特徴を検出して出力する画像処理装置と、画像処理装置
の出力とXYステージの移動量を受信して前記孔の寸法
に対応する値を出力する演算処理装置とを備えることを
特徴とする。
【0010】さらに、本発明に係る薄膜評価装置は、薄
膜試料を搭載するXYステージと、試料の映像を拡大し
てプローブの撮像面に投影させる顕微鏡鏡筒と、試料の
形状情報を取得するプローブと、プローブからの信号を
処理して試料の撓みを算出する第1の画像処理装置と、
各検出器から検出信号を入力して演算処理し試料の物性
評価をする演算処理装置とを備え、さらに、上記の顕微
鏡鏡筒を介して試料の拡大した映像を取り込んで電気信
号に変換するCCD光検出器と、CCD光検出器からの
映像信号を入力して試料の映像中の明度差を有する部分
を抽出する第2の画像処理装置とを備えて、第2画像処
理装置の出力とXYステージの移動量から試料の寸法を
算出して、試料の物性評価に算入することを特徴とす
る。
【0011】
【作用】本発明の形状測定方法によれば、対物レンズに
より試料の映像を拡大してCCD受光面に投影するか
ら、試料の位置を特定するための分解能は物理的なCC
Dマトリックスの数量や密度に支配されず、必要に応じ
て高い位置精度を得ることが可能である。また、試料を
搭載してX軸方向またはY軸方向に移動するXYステー
ジの移動量は従来技術においても極めて精度よく把握で
きるから、試料の位置についての測定精度が極めて高
い。さらに、全体の測定手順を自動化することも容易
で、簡単な画像処理により正確な値を得ることができる
ので、例えば薄膜評価装置に組み込んで使用することも
容易である。
【0012】また、試料中の測定対象部分が正方形や円
形など予め定まった形状を有する場合には、測定手順や
演算処理を極めて単純化することができる。さらに、測
定対象の形状が不定形である場合であっても、簡単な繰
り返し操作により機械的に測定することができるから、
本発明の方法を実施するための装置を容易に得ることが
できる。
【0013】本発明の形状測定装置によれば、正確に把
握できるXYステージの移動量と、レンズにより試料を
拡大して投影することにより実質的に高い分解能を付与
することができるCCDマトリックスに基づいて得られ
る座標値とを用いて形状を測定するから、測定精度は薄
膜特性を評価するために十分である。また、本発明の形
状測定装置によれば、自動的な測定が可能となる。
【0014】また本発明に係る薄膜評価装置によれば、
薄膜の物性評価のために予め手動で形状パラメータを設
定する必要がなく、また評価時点における測定値を使用
することができるため物性評価の信頼性も増す利点があ
る。また、従来の薄膜評価装置においても使用されてい
たXYステージや顕微鏡鏡筒あるいは演算装置など既存
の部品を活用して、基板の孔部分の形状を測定する部分
を組み込むことができるから、形状測定装置を組み込ん
だ薄膜評価装置全体の製造費用の増大を抑制することが
できる。
【0015】
【実施例】図1は、本発明に係る形状測定装置の第1実
施例を示す概念説明図である。測定装置は、シリコンウ
ェハなどの基板が有する正方形や真円その他一定の形状
をした孔の寸法を測定するものである。図中1は測定対
象となる試料、2は試料を搭載して2軸に移動するXY
ステージ、3はXYステージを搭載する定盤、4は対物
レンズを付けた鏡筒、5はCCDカメラ、6は画像処理
装置、7は演算処理装置、8はステージコントローラで
ある。
【0016】試料1は、孔11を有する基板1−1と孔
11を覆うようにして形成された薄膜1−2からなり、
薄膜1−2の下の孔11の部分はその周囲の肉の部分1
2と明度が異なるため区別ができるようになっている。
鏡筒4の対物レンズ41が孔11の像を拡大してCCD
カメラ5の受像面に投影する。CCDカメラ5は孔11
の投影画像をマトリックス状に配列した光電素子で電気
変換して素子毎の受光の有無を表す画像情報を画像処理
装置6に伝達する。画像処理装置6は各素子位置におけ
る電気出力を評価し、CCDマトリックスに投影された
画像のうちの肉の部分12と孔11の部分を区分して判
定する。演算処理装置7は、画像処理装置6から前記判
定信号を受信して演算処理するもので、たとえばパーソ
ナルコンピュータであってよい。演算処理装置7におけ
る演算処理は、孔11のエッジすなわち肉の部分12と
孔11の部分の境界について、CCDマトリックス内の
座標値を求め、その結果に基づいてステージコントロー
ラ8を制御してXYステージ2を適当に移動させる。演
算処理装置7は、XYステージ2の移動量とXYステー
ジ2を移動させた後に再び取得する孔11のエッジの座
標値を先に取得した座標値と共に用いて孔11の寸法を
算出する。CCDマトリックスのXY軸はXYステージ
2のXY軸と一致するように調整されている。
【0017】上記測定装置を用いた測定は以下のように
行われる。まず、試料1をXYステージ2に載せ鏡筒4
を調整して、試料1の画像が拡大されてCCDカメラ5
の受光面上に結像されるようにする。投影された画像が
試料の肉の部分12か孔11の部分かは、CCD素子の
出力を適当なしきい値と比較することで判断ができる。
さらに、XYステージ2を適当に調整して試料1中の孔
11のエッジの一部がCCDカメラ5のCCDマトリッ
クス面に投影されるようにする。エッジ部分が画像内に
存在するようにするために、モニターに表示される映像
に基づいて操作員が調整してもよいが、たとえば画像中
の黒色の面積と白色の面積が等しくなる位置を見出すこ
とでエッジがあることを見つける方法や、適当な線に沿
って光度変化を監視し激しく光度が変化する位置からエ
ッジを認める方法など、簡単な画像処理方法によりエッ
ジを検出することも可能である。このような自動検出法
を用いれば演算処理装置7を介してXYステージ2を調
整することにより、自動的にエッジが画像内に存在する
ような位置に移動させることもできる。
【0018】ここで、たとえば画面の上下方向をY軸方
向、画面の左右方向をX軸方向とし、画面左下端部を原
点、画面中のY軸方向における最大座標値をYm、画面
中のX軸方向の最大座標値をXmと定める。図2は画面
上の座標と実寸とを対応させるための校正方法を説明す
る図面である。図2(a)はX軸に関する説明のため
の、また図2(b)はY軸に関する説明のための図であ
る。図2(a)から知られるように、画面に画像が現れ
ているようにして、XステージをX軸方向に既知の距離
Mxだけ動かして、一定の点が画面中のX座標上を移動
する量ΔXを求める。すると、画面の座標値の幅を示す
Xmに相当する試料1の表面上の距離Dxは、Xステー
ジのX軸方向移動量Mxと、任意のY位置におけるX座
標の差異ΔXから数式1で求めることができる。また、
同じく図2(b)から明らかなように、Ymに相当する
試料1の表面上の距離Dyは、YステージをY軸方向に
Myだけ移動したときの任意のX位置におけるY座標の
差異ΔYから数式2で求めることができる。
【0019】
【数1】Dx=Mx・Xm/ΔX
【数2】Dy=My・Ym/ΔY
【0020】はじめに、試料1の孔11が正方形である
場合にその辺の長さDを求める方法について説明する。
図3は正方形の孔の辺長を求める方法を説明する図面で
ある。初期の調整により正方形をした孔11のエッジが
画面中に現れているとして、Y軸方向の適当な座標Y1
における孔11の上記エッジP1のX座標をX1とす
る。また、孔11のエッジが延伸する方向がX軸となす
角度θを求めておく。次いで、試料1を搭載したXYス
テージ2のXステージをX軸方向かつ孔11の面積が広
がる方向に移動させて、座標Y1の位置に孔11の反対
側のエッジP2が現れた画面を取得するようにする。こ
こで、Y座標Y1における孔11のエッジのX座標X2
を読みとる。このときのXステージの移動量をLxとす
ると、LxはXYステージ2の移動を制御するステージ
コントローラ8から取得する信号により正確に知ること
ができる。なお、実際に装置に用いられるステージは、
機構上あるいは操作上の問題から常に連続的に駆動され
るようになっているとは限らないが、移動量が正確に把
握できれば動きが間欠的であってもよい。さらに、今度
は該XYステージ2のYステージをY軸方向かつ孔11
の面積が広がる方向に移動させて、座標X2の位置に孔
11の反対側のエッジP3が再び現れるようにする。こ
のときのYステージの移動量をLyとする。そして、該
座標X2における孔11のエッジのY座標Y2を読みと
る。上記P2がP1が存在する辺の隣辺上にある場合に
は、正方形の辺長Dは、図3から明らかなように辺P1
P2の正弦と辺P2P3の余弦の和となるから、数式3
により求めることができる。なお、点P2がP1の存在
する辺の対辺であるときは、数式3の第1項だけで辺長
Dが求まることはいうまでもない。
【0021】
【数3】D=(Lx+Dx・(X2−X1)/Xm)si
nθ+(Ly+Dy・(Y2−Y1)/Ym)cosθ
【0022】次に、孔11が真円であることが予め知ら
れている場合の円の直径を求める方法を説明する。図4
は、円形の孔の直径を求める方法を説明する図面であ
る。初期の調整により円形の孔11のエッジが画面中に
現れているとして、Y軸方向の適当な座標Y1における
孔11の上記エッジP1のX座標をX1とする。次に、
試料1を搭載したXYステージ2のXステージをX軸方
向かつ孔11の面積が広がる方向に移動させて、座標Y
1の位置に孔11の反対側のエッジP2が現れた画面を
取得し、座標Y1における孔11のエッジの座標X2を
読みとる。このときのXステージの移動量をLxとす
る。
【0023】次に、2つのエッジP1とP2の中点Ph
までの距離Dhを数式4により求め、XステージをX軸
上逆方向にほぼDhだけ戻し、Ph点が画面中に収まる
ようにする。そこで、Xステージの実際の移動量Lhと
点P2について先に求めた座標値X2とから、新しい画
面中のPh点のX軸座標値Xhを得る。
【0024】
【数4】 Dh=(Lx+Dx・(X2−X1)/Xm)/2
【0025】さらに、XYステージ2のYステージをY
軸方向に移動させて、座標Xhの位置に孔11のエッジ
P3が現れるようにして、画面中の座標Xhにおけるエ
ッジP3のY座標Y3を読みとる。次に、Yステージを
Y軸上で先と反対の方向に移動して、X座標Xhの位置
に円形孔11の反対側のエッジP4が現れた画面を取得
して、X座標XhにおけるエッジP4のY座標Y4を読
みとる。このときのYステージの移動量をLmとすれ
ば、円形孔11の半径Rは、数式5で与えられる。
【0026】
【数5】 R=(Lm+Dy・(Y3−Y4)/Ym)/2
【0027】従って、孔11の中心Oの位置はYステー
ジをY軸方向にほぼ距離R、実際にはLr、だけ戻して
得られる画面中のX座標Xh、Y座標Yoにあることに
なる。ただし、Yoは数式6で与えられる値である。
【0028】
【数6】Yo=Y4+Ym・(R−Lr)/Dy
【0029】以上のようにして求まる孔11の中心Oの
座標(Xh,Yo)を用いてXYステージ2を調整すれ
ば、画面中の所望の位置に孔11の中心Oを合わせるこ
とは容易である。
【0030】次に、孔11が不定形であるときに孔の面
積を求める方法について、図5を用いて説明する。従前
の方法では、CCDで全体像を撮像してCCD素子のう
ち孔を検出しているものの総数から孔の面積を評価する
ものであったから、測定精度はCCDマトリックスの総
数と密度に支配され、高い精度は望めなかった。これに
対して、本発明の測定方法では、試料を搭載する試料台
としてXYステージを採用し測定中のステージ移動を管
理してその移動量を画像評価に用いるので、CCDカメ
ラの画面位置を定量的に管理することができるため、C
CDカメラの1画面で孔全体を撮像する必要がなく、C
CDカメラが画像を取り込める範囲をレンズで拡大する
ことにより対象に対する実質的な分解能を大きくして精
度を向上することができる。
【0031】まず、XYステージ2を適当に調整して試
料1中の孔11のエッジの一部がCCDカメラ5のCC
Dマトリックス面に投影されるようにする。適当なY座
標Y1における孔11のエッジP1のX座標をX1と
し、わずかに離れたY座標Y2におけるエッジP2のX
座標をX2とする。これらの座標値の平均値をもって、
この部分のエッジの座標とする。孔11のエッジは必ず
しも滑らかな曲線を描かず、エッジ上の1点について求
める座標は実体的な孔の輪郭を表さない特異点であるお
それがあるからである。次に、試料1を搭載したXYス
テージ2のXステージをX軸方向かつ孔11の面積が広
がる方向に移動させて、座標Y1の位置に孔11の反対
側のエッジP3が現れた画面を取得するようにする。こ
のときのXステージの移動量をLとする。ここで、Y座
標Y1における孔11のエッジP3のX座標X3を読み
とる。またY座標Y2に対応するエッジP4のX座標を
読みとりX4とする。先と同様、これらの平均値をもっ
てこの部分のエッジの座標とする。Y座標Y1Y2の位
置における孔11の幅Dは、上記の値を用いて、数式7
で表される。
【0032】
【数7】D=L+Dx・((X3+X4)/2−(X1
+X2)/2)/Xm)
【0033】孔11全体の面積を求めるには、孔11の
Y軸方向の幅全体にわたってY座標値を適当な一定量ず
つ歩進させながら、上記の方法でX軸方向の幅を算出し
て積算し、上記Y軸方向の歩進幅を掛け合わせればよ
い。
【0034】図6は、本発明の形状測定装置を薄膜評価
装置に組み込んで使用する例を示すブロック図である。
薄膜評価装置は、基板上に形成した薄膜の物性を評価す
るためのものである。図7はここで形状測定装置を組み
込む薄膜評価装置における薄膜評価方法を説明する図面
である。この方法によれば、孔を有するシリコンウェハ
Sの上に孔を覆うように薄膜Fを形成した試料を真空で
引いて薄膜Fに差圧pをかけるときに薄膜の撓む量hを
測定し、その測定値を用いて数式8、9、10で算出さ
れる内部応力σとヤング率Eに基づいて評価する。ここ
で、νはポアソン比、tは薄膜の厚さ、rは孔の径や長
さなどディメンジョンを代表する指数、AとBは中間変
数である。
【0035】
【数8】p=A・h+B・h3
【数9】A=tσ/r2
【数10】B=3tE/8r4(1−ν)
【0036】この式を用いて薄膜を評価するためには、
薄膜の厚さtと孔のディメンジョンを表す値rを別途求
めておく必要がある。しかも、rは数式中に2次および
4次の関数として含まれることから、その誤差は求める
内部応力やヤング率の精度に大きな影響を与える。そこ
で、本発明の形状測定装置を上記薄膜評価装置に組み込
んで、評価測定と同時に孔の形状を正確にかつ自動的に
測定し評価式にその結果を取り込んで、正確な物性値を
求めるようにしたものである。
【0037】図6において、21は測定対象となる薄膜
が形成されたシリコン基板、22は試料となるシリコン
基板を搭載するXYステージ、23は可動部分を振動し
ないように保持する定盤、24は試料の映像を拡大して
検出装置の撮像面に投影させる顕微鏡鏡筒、25は試料
の映像を取り込んで電気信号に変換するCCD光検出
器、26はCCD光検出器からの映像信号を入力して信
号処理して有効な画像情報を生成する画像処理装置、2
7は各検出器から検出信号を入力して信号処理し各制御
装置に適切な操作信号を供給しかつ必要な測定値をディ
スプレイやプリンタに出力するパソコン、28はXYス
テージ22を測定に適合するように制御して測定対象が
必要な位置に来るように制御するステージコントローラ
である。
【0038】図6において、31は光波干渉法により薄
膜の撓みを2次平面情報として取得するプローブ、32
はプローブ31からの信号を処理して薄膜の撓みの分布
を算出する画像処理装置、33は試料21を搭載して試
料の裏側から真空を作用させる真空チャンバー、34は
パソコン27からの指令に従って真空チャンバに搭載さ
れた薄膜に印加する真空を制御する真空ポンプ制御装
置、35は真空チャンバー33に印加する真空度を測定
する真空計である。
【0039】初めに、薄膜で孔を被覆した試料21を薄
膜形成面を上にして真空チャンバー33の真空開口に孔
の部分が当たるように搭載し、別途真空チャック装置で
シリコン基板の肉の部分を真空で吸引して基板を真空チ
ャンバーに把持する。真空チャックは孔の部分に測定用
の真空を印加したときに周囲から真空が破れないような
構造にしてある。次に、試料21を粗く走査してCCD
光検出器の視野内に試料中の孔が来るようにする。そこ
で、先に説明した方法によりCCDマトリックスの視野
内における座標値とXYステージ22の移動量とを用い
て、その孔の径あるいは辺長など孔の寸法r、すなわち
数式9と10に用いる数値rを求める。次に、パソコン
27からの指令に基づくステージコントローラ28の働
きによりXYステージ22を調整して目的とする孔の中
心がプローブ31の視野の中心付近に来るようにする。
【0040】次いで、薄膜評価を実施する。初めに大気
圧下において、適当な基準面から孔の部分における薄膜
の表面までの距離を測定する。次に、真空ポンプ制御装
置34の制御により真空チャンバー33に決められた真
空を生成させる。真空度は真空計で測定し評価式に用い
るため演算装置に伝送される。この真空と大気圧の差が
薄膜に印加される差圧pとなる。このように圧力pが印
加された状態で薄膜までの距離を測定すると、先に求め
た大気圧下での距離との差が数式8に用いる薄膜の撓み
量hとなる。薄膜評価装置は最大撓み量を2次平面の測
定結果から求めることができる。孔の中心位置が予め与
えられる場合には、中心位置における直接的な測定によ
り容易かつ正確に数式に用いる撓み量hを得ることがで
きることはいうまでもない。
【0041】真空度を変更して、再度上記の撓み量を測
定し、2組の測定値を数式8に代入すると、係数AとB
が求められる。従って、数式9と数式10に既知の数値
を代入することにより、薄膜の内部応力σとヤング率E
が求まり、これによって薄膜の物性が評価できる。上記
の手順はパソコン27に組み込まれるシーケンス制御プ
ログラムに従って自動的に実施することができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の形状測定
方法及び装置は、XYステージを用いることにより、小
さな視野しか持たないCCDカメラを利用して、比較的
大きな孔の寸法を精度よく測定することができる。ま
た、本発明の方法及び装置を薄膜評価装置に組み込む
と、測定者が直接に物差しなどを用いて計るかわりに、
試料の孔径等の値を極めて高精度で自動的に測定して薄
膜評価式に代入できるから、正確かつ迅速に試料の物性
が評価できるようになる。また、XYステージや対物レ
ンズは薄膜評価装置に既に付属するものを兼用すること
ができるから、本発明の形状測定装置を適用することは
極めて容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の形状測定装置の第1実施例を示す概念
説明図である。
【図2】本発明の実施例に用いられる校正方法を説明す
る図面である。図2(a)はX軸に関して、また図2
(b)はY軸に関して説明する図である。
【図3】孔が正方形であるときの形状測定方法を説明す
る図面である。
【図4】孔が円形であるときの形状測定方法を説明する
図面である。
【図5】孔が不定形であるときの形状測定方法を説明す
る図面である。
【図6】本発明の形状測定装置を薄膜評価装置に使用す
る例を示すブロック図である。
【図7】薄膜評価方法を説明する図面である。
【符号の説明】
1、21 試料 2、22 XYステージ 3、23 定盤 4、24 鏡筒 5、25 CCDカメラ 6、26 画像処理装置 7、27 演算処理装置 8、28 ステージコントローラ 31 プローブ 32 画像処理装置 33 真空チャンバー 34 真空ポンプ制御装置 35 真空計

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2軸に移動するXYステージ上に閉曲線
    で囲まれた明度の異なる部分を有する試料を搭載し、 対物レンズによりCCDマトリックス上に前記試料の映
    像を投影し、 前記閉曲線で囲まれた部分の一端の像が前記CCDマト
    リックスに投影されるように調整して、該端の位置を前
    記CCDマトリックスの座標によって特定し、 前記XYステージを移動させて前記閉曲線で囲まれた部
    分の別の端の像が前記CCDマトリックスに投影される
    ように調整して、前記別の端の位置を前記CCDマトリ
    ックスの座標によって特定し、 前記孔の端に対応する前記CCDマトリックスの座標と
    XYステージの移動量から前記閉曲線で囲まれた部分の
    寸法を算出する基板形状測定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基板形状測定方法におい
    て、前記明度の異なる部分が正方形の孔であるときに、 該明度の異なる部分の第1の端の位置をCCDマトリッ
    クスの座標で特定した後に、XYステージを一方の軸方
    向に移動させて前記明度の異なる部分の第2の端がCC
    Dマトリックスに投影されるようにして該第2端の位置
    をCCDマトリックスの座標で特定し、 さらにXYステージを先の軸と直行する方向に移動させ
    て前記明度の異なる部分の第3の端がCCDマトリック
    スに投影されるようにして該第3端の位置をCCDマト
    リックスの座標で特定し、 これらCCDマトリックスの座標とXYステージの移動
    量に基づいて、前記正方形の辺の長さを算出する基板形
    状測定方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の基板形状測定方法におい
    て、前記明度の異なる部分が円形の孔であるときに、 XYステージを一方の軸方向に移動させて該明度の異な
    る部分の第1の端の位置と第2の端の位置をCCDマト
    リックスの座標で特定して、これらCCDマトリックス
    の座標とXYステージの移動量に基づいて、前記第1端
    と第2端の中点を算出してXYステージを該中点付近に
    戻し、 XYステージを別の軸方向に移動させて、該中点に立て
    た垂線が前記明度の異なる部分と交差する第3の端と第
    4の端をCCDマトリックスの座標で特定して、これら
    CCDマトリックスの座標とXYステージの移動量に基
    づいて、前記第3端と第4端の中点を算出して該円の中
    心とする基板形状測定方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の基板形状測定方法におい
    て、前記明度の異なる部分が不定形の孔であるときに、 前記XYステージの一方の軸方向に移動させて該明度の
    異なる部分の第1端と第2端の位置をCCDマトリック
    スの座標で特定し、さらにXYステージの移動量に基づ
    いて前記孔の該軸方向の幅を算出し、 さらにXYステージを先の軸と直行する方向に所定の刻
    みで移動を繰り返して前記軸方向の幅を算出し、 これら算出された幅を積算して前記不定形の孔の寸法を
    算出する基板形状測定方法。
  5. 【請求項5】 孔を有する試料を搭載して2軸に移動す
    るXYステージと、 XYステージのXY軸とXY軸方向を合致させたCCD
    マトリックスを備えCCD素子に投影する映像の光強度
    に対応する電気信号を発生するCCDカメラと、 試料の像をCCDカメラの受像面に拡大して投影する対
    物レンズを備える鏡筒と、 CCDカメラの出力を受けて画像の特徴を検出して出力
    する画像処理装置と、 画像処理装置の出力とXYステージの移動量を受信して
    これらに基づき前記孔の寸法に対応する値を算出する演
    算処理装置とを備えた基板形状測定装置。
  6. 【請求項6】薄膜試料を搭載するXYステージと、該試
    料の映像を拡大して検出装置の撮像面に投影させる顕微
    鏡鏡筒と、該試料の形状情報を取得するプローブと、該
    プローブからの信号を処理して該試料の撓みを算出する
    第1の画像処理装置と、各検出器から検出信号を入力し
    て演算処理し該試料の物性評価をする演算処理装置とを
    備える薄膜評価装置であって、 さらに、前記顕微鏡鏡筒を介して試料の拡大した映像を
    取り込んで電気信号に変換するCCD光検出器と、 該CCD光検出器からの映像信号を入力して前記試料の
    映像中の明度差を有する部分を抽出する第2の画像処理
    装置とを備えて、 前記第2画像処理装置の出力とXYステージの移動量か
    ら前記試料の寸法を算出して、前記試料の物性評価に算
    入することを特徴とする薄膜評価装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014059229A (ja) * 2012-09-18 2014-04-03 Dainippon Printing Co Ltd 検査装置、検査方法及び検査プログラム
CN107782222A (zh) * 2016-08-26 2018-03-09 株式会社三丰 坐标校正方法和坐标测定装置
CN110623555A (zh) * 2019-09-19 2019-12-31 杭州九阳小家电有限公司 一种烤箱内的食材尺寸计算方法、尺寸标识装置和烤箱

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