JPH08303854A - 燃焼制御装置 - Google Patents

燃焼制御装置

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JPH08303854A
JPH08303854A JP7132974A JP13297495A JPH08303854A JP H08303854 A JPH08303854 A JP H08303854A JP 7132974 A JP7132974 A JP 7132974A JP 13297495 A JP13297495 A JP 13297495A JP H08303854 A JPH08303854 A JP H08303854A
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JP
Japan
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combustion
reverse rotation
rotation
flow rate
impeller
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JP7132974A
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English (en)
Inventor
Fumio Kondo
文夫 近藤
Shiyuuhou Murahata
秀峰 村端
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Paloma Kogyo KK
Original Assignee
Paloma Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】逆流のときには燃焼を開始させないと共に、低
流量でも流量に応じて燃焼制御ができる燃焼制御装置を
提供する。 【構成】放射状の複数の羽根が着磁した羽根と着磁しな
い羽根とを非対称に備え、通水量に応じて回転する羽根
車5と、羽根の磁界を検出してパルス信号を出力する流
量センサ4とを設け、コントローラ11にはパルス信号
から通水量を算出する流量演算部11bと、通水量に応
じて燃焼量を制御する燃焼制御部11aとを備えると共
に、パルス信号の並びのパターンから正回転か逆回転か
を判定する正・逆回転判定部11cと、逆回転と判定し
た場合には燃焼を禁止する燃焼禁止部11dとを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流量センサを備えた燃
焼制御装置に関し、詳しくは給湯器等のガス器具であっ
て、羽根車式流量センサによる検出流量に応じて燃焼を
制御する燃焼制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】給湯器の燃焼制御は、入水温度と給水量
とに応じて燃焼ガス量を制御し、所定温度の湯を得てい
る。この給水量は、流量に応じて回転する羽根車式流量
センサによって検出される。また、給湯器は、万が一に
通水の逆流が起こった場合に燃焼を開始しないようにし
ている。例えば、通水路における逆流の発生は、給湯器
の設置に際して給湯器の給水・給湯配管を誤って逆に接
続した場合、または、水抜き時等において通水が逆流
(給水路に示す矢印と逆方向)した場合、あるいは、給
湯器の配管が適正でなく、上流の配管中にエアー溜まり
があって、給湯カランを閉じることによって水圧が高く
なって上流のエアーが収縮する場合に起こる。これらの
場合に、燃焼が開始されると高温の湯が逆流する結果、
故障の原因となってしまう。従って、給湯器では、通水
の逆流が起こった場合に燃焼を開始しない対応を行って
いる。
【0003】逆流における対応例として、図8の(イ)
にラチェット方式の流量センサ34を示す。羽根車式流
量センサ34は、磁化された羽根車36が通水によって
回転し、羽根車36に備えた永久磁石と、本体2に固定
した磁界検出素子6によって羽根車36の回転によるパ
ルスをカウントして流量を検出する。ラチェット方式
は、正流による流れによる順方向回転を許容し、逆回転
を阻止するラチェット部37を流量センサ34に設けた
ものである。従って、逆流が起こったとしても、ラチェ
ット部37で逆回転を阻止されるので、燃焼は開始しな
い。また、図8の(ロ)は、案内羽根方式の流量センサ
38を示す。案内羽根方式の流量センサ38は、流路に
平行な羽根を備えた羽根車35を備え、この羽根車35
の上流に旋回流を生じる案内羽根32を設けている。給
水が正流の場合には案内羽根32の旋回流によって羽根
車35を回転し、逆流の場合には案内羽根32が羽根車
35に対して旋回流を生じないために、羽根車35は回
転しない。つまり、逆流が起こったとしても羽根車35
は逆回転しないので、燃焼は開始しない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た流量センサにおいては、低流量になると安定して流量
検出ができなくなる問題があり、また構造が複雑になる
ために設置性が悪くなり、高価なものとなってしまう問
題があった。例えば、ラチェット方式では、ラチェット
部に異物を噛み込み易く、異物を噛み込んだ場合には、
ラチェット部が逆回転を防止できなくなってしまう問題
があった。更に、正流の場合であっても、ラチェット部
による回転抵抗があると、回転力の小さい低流量では回
転むらが起こって正常な検知ができない問題があった。
また、案内羽根方式、つまり旋回流を生じる案内羽根を
上流に設ける方式では、案内羽根による旋回流を介して
羽根車を回転するために、通水抵抗が大きくなって低流
量になると流量検出が難しく、また、構造上大きくなっ
て取付け位置が制約される問題があった。
【0005】本発明の燃焼制御装置は上記課題を解決
し、逆流のときには燃焼を開始させない従前の機能を維
持しつつ、低流量でも流量検出して燃焼制御ができるよ
うにすると共に、コンパクトにして設置性を高め、しか
も安価な流量センサを備えた燃焼制御装置の提供を目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の請求項1の燃焼制御装置は、着磁した羽根と着磁し
ない羽根とを混在して放射状に備え、通水量に応じて回
転する羽根車と、上記羽根の磁気を検出すると、パルス
信号を出力する磁気センサと、上記磁気センサによるパ
ルス信号列の並びのパターンから正回転か逆回転かを判
定する正・逆回転判定手段と、上記正・逆回転判定手段
によって、逆回転と判定した場合には燃焼を禁止する燃
焼禁止手段と上記正・逆回転判定手段によって、正回転
と判定した場合には、上記磁気センサによるパルス信号
に基づいて通水量を算出し、上記通水量に応じて燃焼を
制御する燃焼制御手段とを備えたことを要旨とする。
【0007】また、請求項2記載の燃焼制御装置は、N
極に着磁した羽根とS極に着磁した羽根とを混在して放
射状に備え、通水量に応じて回転する羽根車と、上記羽
根の磁気とその極性とを検出する磁気センサと、上記磁
気センサによって検出された極性の変化のパターンから
正回転か逆回転かを判定する正・逆回転判定手段と、上
記正・逆回転判定手段によって、逆回転と判定した場合
には燃焼を禁止する燃焼禁止手段と上記正・逆回転判定
手段によって、正回転と判定した場合には、上記磁気セ
ンサによる検出値に基づいて通水量を算出し、上記通水
量に応じて燃焼を制御する燃焼制御手段とを備えたこと
を要旨とする。
【0008】
【作用】上記構成を有する本発明の請求項1の燃焼制御
装置は、流量センサにおける羽根車が着磁した羽根と着
磁しない羽根とから構成され、通水量に応じて羽根車が
回転すると磁気センサが羽根の磁気を検出してパルス信
号を出力し、正・逆回転判定手段がパルス信号列の並び
のパターンから正回転か逆回転かを判定し、逆回転と判
定した場合には燃焼禁止手段が燃焼を禁止する。また、
正回転と判定した場合には、燃焼制御手段がパルス信号
に基づいて通水量を算出し、通水量に応じて燃焼を制御
する。つまり、複数の羽根の各々は、正回転か逆回転か
でパルス信号列の並びのパターンが異なるように着磁さ
れ、このパルスの並びのパターンを判別することによっ
て、正・逆回転判定手段が正回転か逆回転かの判定を行
ない、逆回転と判定すれば燃焼禁止手段が燃焼を禁止す
る。また、正回転と判定すれば、燃焼制御手段が回転羽
根の回転によって生じるパルス信号から通水量を算出
し、通水量に応じて燃焼を制御する。従って、本発明の
燃焼制御装置は、磁気センサによるパルス信号から通水
量ばかりでなく、逆流をも検出して燃焼制御を行う。ま
た、流量センサ自体においては、逆流による逆回転回避
機構が不必要となるために、羽根車の回転抵抗を小さく
でき、回転効率を高めることができる。その結果、低流
量でも流量検出ができる流量センサとすることができ
る。また、部品構成が単純化されることにより、コンパ
クトにして設置性を高めることができ、しかも、安価に
作製することができる。
【0009】また、請求項2記載の燃焼制御装置は、流
量センサにおける羽根車がN極とS極に着磁した羽根か
ら構成され、通水量に応じて羽根車が回転すると羽根の
磁気と極性とを検出し、正・逆回転判定手段が極性の変
化のパターンから正回転か逆回転かを判定し、逆回転と
判定した場合には燃焼禁止手段が燃焼を禁止する。ま
た、正回転と判定した場合には、燃焼制御手段が検出値
に基づいて通水量を算出し、通水量に応じて燃焼を制御
する。つまり、複数の羽根の各々は、正回転か逆回転か
で極性の変化のパターンが異なるように着磁され、この
極性の変化のパターンを判別することによって、正・逆
回転判定手段が正回転か逆回転かの判定を行ない、逆回
転と判定すれば燃焼禁止手段が燃焼を禁止する。また、
正回転と判定すれば、燃焼制御手段が通水量に応じて燃
焼を制御する。従って、本発明の燃焼制御装置は、逆流
を検出して燃焼を禁止すると共に、正流の場合には低流
量でも正確な流量検出を行って燃焼制御ができる。
【0010】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の燃焼制御装置の好適な実
施例について説明する。図1は一実施例としての燃焼制
御装置である給湯器の概略図である。給湯器は、燃焼用
空気を燃焼室へ送り込むファン15、バーナ12、熱交
換器13、熱交換器13とバーナ12間にはさまれ燃焼
空間を形成する燃焼室17、排気を導き排出する排気筒
14から燃焼・給排気経路が構成されている。バーナ1
2へのガス供給経路1にはガス量を制御するガス比例弁
10、ガス通路を開閉するガス電磁弁9が設けられてい
る。また、熱交換器13へ通じる給水経路2には入水温
度を検出する入水温センサ7、水量を検出する羽根車式
流量センサ4が設けられている。更に、熱交換器13か
らの出湯経路3には、出湯温度を検出する出湯温センサ
8が設けられている。そして、出湯温センサ8、入水温
センサ7および羽根車式流量センサ4は、コントローラ
11に接続され、これらの検出信号がコントローラ11
へ送られるよう構成されている。また、バーナ12に
は、図示しない電極、燃焼炎を検知するフレームロッド
を設け、ガス電磁弁9、ガス比例弁10と共にコントロ
ーラ11へと電気的に接続され出湯・運転・停止等の所
定の制御が行われている。
【0011】給湯カラン16を開くと給水路2へ給水さ
れ、羽根車式流量センサ4からの検知信号がコントロー
ラ11へ送信され、所定流量以上で、かつ、通水方向が
後述する正流と判定されれば、コントローラ11からフ
ァン15へ指令信号が送られ、ファン15が回転する。
次にコントローラ11からの指令信号によりガス電磁弁
9を開弁してバーナ12にガスが供給され、図示しない
イグナイタの放電によってガスに点火され、燃焼が開始
される。出湯中には、コントローラ11が、入水温セン
サ7による検出温度と、羽根車式流量センサ4による検
出流量とからガス比例弁10の開度を調節する。また、
コントローラ11に設定された設定温度と出湯温センサ
8による検出温度とに差があれば、ガス比例弁10の開
度を補正して燃焼が制御される。
【0012】羽根車式流量センサ4には、図2で示すよ
うに、等間隔で放射状に配した羽根の各々を螺旋状にひ
ねって形成される羽根車5が設けられる。また、この羽
根車5の回転軸は、流路の中心軸上に回転自在に保持さ
れる。また、羽根車5の8枚羽根のそれぞれは、例えば
S□NSN□□N(「□」印は着磁していない羽根を表
す)の並びに構成する。また、磁化した羽根車5に近接
して設けられ、磁界の変化を検出してコントローラ11
へパルス信号を出力する磁界検出素子6(MR素子)が
設けられる。
【0013】また、羽根車式流量センサ4と電気的に接
続されるコントローラ11には、燃焼を制御する燃焼制
御部11aが設けられる。この燃焼制御部11aには、
単位時間当たりのパルス信号をカウントして流量を算出
する流量演算部11bと、パルス信号列の並びのパター
ンから正回転か逆回転かを判定する正・逆回転判定部1
1cと、逆回転と判定した場合には燃焼を禁止する燃焼
禁止部11dとが設けられる。
【0014】通水が正流(給水経路路2に示す矢印方
向)である場合には、羽根車5の傾斜している羽根に通
水による回転力が作用して羽根車5は正方向に回転する
(図1および図2)。羽根車5が回転を始めると、磁界
検出素子6は、着磁された羽根が近接する順序に従って
磁気を検出し、磁気の大きさの変化をパルス信号として
電気的に接続されるコントローラ11へ出力する。。
【0015】ここで、パルス信号について、更に詳細に
説明を加える。図3は、磁界検出素子6として磁気の大
きさによって抵抗値が変化する磁気抵抗素子(MR素
子)を用いた場合を示し、羽根車5の羽根を8枚とする
一例を示している。羽根車5の8枚羽根の内訳は、着磁
した羽根が5枚と着磁しない羽根が3枚設けられ、羽根
の配列はS□NSN□□N(「□」印は着磁しない羽根
を表す)の並びに設ける。通水によって羽根車5が正回
転(正流の場合に図3(イ)に示す右回転方向を正回転
とする)した場合には、磁界検出素子6が着磁した羽根
の磁気を検出し、・・10111001・・のパルス信
号を出力する(図3(イ))。また、逆流によって羽根
車5が逆回転した場合には、・・10011101・・
のパルス信号を出力する(図3(ロ))。即ち、正回転
の場合には、Hi出力3パルス後のLo出力時間T2が
2パルス分であり、Hi出力2パルス後のLo出力時間
T1が1パルス分である。一方、逆回転の場合には、H
i出力3パルス後のLo出力時間T2が1パルス分であ
り、Hi出力2パルス後のLo出力時間T1が2パルス
分である。従って、Hi出力後のLo出力時間が正回転
と逆回転とで相違することから、コントローラ11の正
・逆回転判定部11cは、Hi出力3パルス後のLo出
力時間T2とHi出力2パルス後のLo出力時間T1を
比較することによって、正回転か否かを判定する。
【0016】次に、コントローラ11における処理を図
4に示したフローチャートに基づき説明する。給湯カラ
ン16を開くと給水路2へ給水され、羽根車式水流セン
サ4が働いて処理が開始される(S1)。ステップ2に
おいて、Hi出力が3パルス連続したブロックを検出後
に(S2)、Lo出力時間T2のカウントを開始する
(S3)。続いて、Hi出力が検出されると(S4)L
o出力時間T2のカウントを停止し(S5)、Hi出力
が2パルス連続したブロックを検出後(S6)、Lo出
力時間T1のカウントを開始する(S7)。Hi出力が
検出されると(S8)、Lo出力時間T1のカウントを
停止する(S9)。ステップ10において、Lo出力時
間がT1<T2か否かを比較し、T1>T2であれば逆
回転、即ち、給水路に逆流が起こっているとみなして停
止し、燃焼を開始しない(S17)。一方、ステップ1
0で、T1<T2であれば正回転と判定する(S1
0)。即ち、正常な給水と判定されれば、単位時間当た
りのパルス信号から通水量を算出し(S11)、通水量
と給水温度とに応じたガス量で燃焼を開始する(S12
→S14)。また、燃焼の場合には所定の燃焼制御が行
われる(S12→S13)。これらの処理は、燃焼停止
指令があるまで(S15)繰り返され、T1およびT2
時間をリセットしてステップ2へ戻る(S16)。
【0017】従って、本実施例の羽根車式流量センサに
は、ラチェット部とか案内羽根を別に設ける必要がなく
なり、羽根車の回転抵抗が大きくならず低流量であって
も流量検出ができる。その結果、始動および停止時の応
答性が速くなり、低流量での立ち上がり性能が向上す
る。更に、通水に対して効率よく羽根車を回転すること
ができるので、羽根車式流量センサとして正確な流量検
出ができる。また、流路中には羽根車を設けるだけの単
純な構造となるので、コンパクトになって設置性を高
め、しかも安価な羽根車式流量センサとすることができ
る。
【0018】次に、第2の実施例として、磁界検出素子
6におけるMR素子に代えてホール素子を用いた場合を
図5に示して説明する。MR素子は磁界の強さを検出で
きるのに対して、ホール素子は、磁界の強さばかりでな
く磁界の向き(つまり、N極またはS極)をも検出でき
る点が異なる。羽根車5は、4枚羽根を備え、その内訳
は、着磁した羽根と着磁しない羽根とを各々2枚ずつ設
ける。また、羽根の配列はNS□□(「□」印は着磁し
ない羽根を表す)の並びに設ける。通水によって羽根車
5が正回転した場合には、磁界検出素子6が着磁した羽
根の磁気を検出し、・・NS・・の信号を出力する(図
5(イ))。また、逆流によって羽根車5が逆回転した
場合には、・・SN・・の信号を出力する(図5
(ロ))。従って、コントローラ11の正・逆回転判定
部11cは、磁界N・Sの出力順序における相違から正
回転か否かを判定する。
【0019】次に、コントローラ11における処理を図
6に示したフローチャートに基づき説明する。給湯カラ
ン16を開くと給水経路2へ給水され、羽根車式水流セ
ンサ4が働いて処理が開始される(S21)。ステップ
22おいては、磁界Nを検出し、ステップ23において
は磁界Nに連続して磁界Sを検出したか否かを判定す
る。磁界N検出後に連続して磁界Sを検出しない場合で
あれば、逆回転、即ち、通水路に逆流が起こっていると
みなして停止し、燃焼を開始しない(S17)。一方、
ステップ23で、磁界N検出後に連続して磁界Sを検出
する場合には、正回転と判定する(S23)。即ち、正
常な給水と判定されれば、単位時間当たりの信号から通
水量を算出し(S11)、通水量と給水温度とに応じた
ガス量で燃焼を開始する(S12→S14)。また、燃
焼中であった場合には所定の燃焼制御が行われる(S1
2→S13)。そして、これらの処理は、燃焼停止指令
があるまで(S15)繰り返される。つまり、逆流か正
流かは、羽根車を一回転したときの磁界の検出順序のパ
ターンによって判定され、流量は単位時間当たりに出力
される磁界の数によって算出される。従って、第2の実
施例は、第1の実施例に係る効果に加えて、磁界の方向
(N・S)をも判定に加えるので羽根の枚数を更に少な
くすることができ、羽根の枚数を検出される流量範囲に
応じて適正な枚数にすることができる。そして、逆流を
検出して燃焼を禁止すると共に、正流の場合には低流量
でも正確な流量検出を行って燃焼制御ができる。
【0020】次に、第3の実施例として、磁界検出素子
6にホール素子を用いると共に、羽根車5の複数の羽根
の全てをN極またはS極に着磁した場合を図5の(ハ)
および(ニ)に示して説明する。羽根車5は、N極また
はS極に着磁した6枚羽根を備え、着磁しない羽根は設
けない。また、羽根の配列はNNSSNSの並びに設け
る。通水によって羽根車5が正回転した場合には、磁界
検出素子6が着磁した羽根の磁気を検出し、・・NNS
SNS・・の信号を出力する(図5(ハ))。また、逆
流によって羽根車5が逆回転した場合には、・・SNS
SNN・・の信号を出力する(図5(ニ))。従って、
コントローラ11の正・逆回転判定部11cは、磁界N
・Sの信号列の並びにおける相違から正回転か否かを判
定する。また、流量は単位時間当たりに出力される磁界
の数によって算出される。従って、第3の実施例は、逆
流を検出して燃焼を禁止すると共に、正流の場合には低
流量でも正確な流量検出を行って燃焼制御ができる。し
かも、各々の羽根に着磁されているので流量検出におけ
る精度を高めることができる。
【0021】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明はこうした実施例に何等限定されるものでは
なく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々な
る態様で実施し得ることは勿論である。例えば、第1の
実施例では、羽根の磁化をN・S極を交互に設けるとし
たが、磁気抵抗素子(MR素子)を用いた場合には、N
・S極の判別はしないのでN・S極の振り分けは問わ
ず、N極であってもS極であっても構わない。また、磁
化された回転羽根と磁化されない回転羽根の枚数、およ
びその組合わせは、実施例に限定されず様々な組合わせ
がある。例えば、図7に示すように第1の実施例で挙げ
た8枚羽根より羽根の枚数を少なくし、6枚羽根として
S□N□□Nと着磁しても良い(イ)。また、羽根の枚
数を多くし、9枚羽根としてS□NSNS□□Nと着磁
しても良い(ロ)。更に、第2の実施例で挙げた4枚羽
根より羽根の枚数を少なくし、3枚羽根としてNS□と
着磁しても良い(ハ)。あるいは、羽根の枚数を多く
し、5枚羽根としてNSNS□と着磁しても良い
(ニ)。同様に第3の実施例においても6枚羽根に限定
されず、羽根の枚数を増やしても良い。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の燃焼制御
装置によれば、低流量であっても流量に応じた適正な燃
焼制御ができる。また、流量センサがコンパクトになっ
て設置性の自由度を増し、しかも安価に作製できるとい
う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】給湯器の概略構成図である。
【図2】本発明の実施例に係る羽根車式流量センサの概
略図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係るパルス信号の説明
図である。
【図4】本発明の第1の実施例に係るフローチャートで
ある。
【図5】本発明の第2の実施例に係る磁界検出の説明図
である。
【図6】本発明の第2の実施例に係るフローチャートで
ある。
【図7】本発明の他の実施例に係る説明図である。
【図8】従来の羽根車式流量センサの概略図である。
【符号の説明】
2 給水経路 3 出湯経路 4 羽根車式流量センサ 5 羽根車 6 磁界検出素子 7 入水温センサ 8 出湯温センサ 9 ガス電磁弁 10 ガス比例弁 11 コントローラ 12 バーナ 15 ファン 16 給湯カラン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着磁した羽根と着磁しない羽根とを混在
    して放射状に備え、通水量に応じて回転する羽根車と、 上記羽根の磁気を検出すると、パルス信号を出力する磁
    気センサと、 上記磁気センサによるパルス信号列の並びのパターンか
    ら正回転か逆回転かを判定する正・逆回転判定手段と、 上記正・逆回転判定手段によって、逆回転と判定した場
    合には燃焼を禁止する燃焼禁止手段と上記正・逆回転判
    定手段によって、正回転と判定した場合には、上記磁気
    センサによるパルス信号に基づいて通水量を算出し、上
    記通水量に応じて燃焼を制御する燃焼制御手段とを備え
    たことを特徴とする燃焼制御装置。
  2. 【請求項2】 N極に着磁した羽根とS極に着磁した羽
    根とを混在して放射状に備え、通水量に応じて回転する
    羽根車と、 上記羽根の磁気とその極性とを検出する磁気センサと、 上記磁気センサによって検出された極性の変化のパター
    ンから正回転か逆回転かを判定する正・逆回転判定手段
    と、 上記正・逆回転判定手段によって、逆回転と判定した場
    合には燃焼を禁止する燃焼禁止手段と上記正・逆回転判
    定手段によって、正回転と判定した場合には、上記磁気
    センサによる検出値に基づいて通水量を算出し、上記通
    水量に応じて燃焼を制御する燃焼制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする燃焼制御装置。
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JP (1) JPH08303854A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001055994A (ja) * 1999-08-18 2001-02-27 Shibaura Densan Kk 流量センサ付ポンプ
JP2015215161A (ja) * 2015-09-02 2015-12-03 アイシン精機株式会社 温水供給装置
CN106052087A (zh) * 2016-06-30 2016-10-26 马人欢 恒温即热型电热水器
JP2016197082A (ja) * 2015-04-06 2016-11-24 株式会社川本製作所 給水装置

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