JPH08298638A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH08298638A
JPH08298638A JP10124095A JP10124095A JPH08298638A JP H08298638 A JPH08298638 A JP H08298638A JP 10124095 A JP10124095 A JP 10124095A JP 10124095 A JP10124095 A JP 10124095A JP H08298638 A JPH08298638 A JP H08298638A
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common electrode
odd
liquid crystal
wiring
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JP10124095A
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Yasuyuki Mishima
康之 三島
Hiroshi Kurihara
博司 栗原
Masuyuki Ota
益幸 太田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】視野角が良好で低消費電力型の液晶表示装置を
得る。 【構成】基板面に対してほぼ平行な電界によって液晶を
駆動する液晶表示装置において、偶数行の共通電極5に
奇数行の共通電極6とは位相が1/2周期ずれた電圧波
形を別々に印加することにより、極性反転時に発生する
液晶表示装置内の配線間寄生容量への充放電を減少させ
て消費電力を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示装置にかかり、
特に低消費電力駆動で表示むらのない、高画質液晶表示
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の薄膜トランジスタ型液晶表示装置
(以下、TFT液晶表示装置とも言う)では、液晶層を
駆動する電極としては2枚の基板界面上に形成し、対向
させた透明電極を用いていた。これは、液晶に印加する
電界の方向を基板界面にほぼ垂直な方向とすることで動
作するツイテッドネマチック表示方式に代表される表示
方式を採用していることによる。
【0003】一方、液晶に印加する電界の方向を基板界
面にほぼ平行な方向とする方式として、櫛歯電極対を用
いた方式が、例えば特公昭63−21907号公報によ
り提案されているが、表示装置としては実用化されてい
ない。
【0004】また、従来のTFT液晶表示装置の駆動方
法としては、共通電極と画素電極の電位を変化させ、こ
の電位を相互に重畳及び相殺させて液晶を駆動する方式
が特公平2−913号公報により提案されているが、電
界極性による液晶印加電圧波形の非対称性から発生する
フリッカを低減するために、1水平期間毎に極性を反転
させる必要がある。
【0005】図11は従来のTFT液晶表示装置の概略
構成を説明するブロック図であって、70は液晶表示パ
ネル(TFT−LCD)、71は表示制御装置、72は
ゲートドライバ、73−1,73−2はドレインドライ
バである。
【0006】同図において、液晶表示パネル70は例え
ば640×3×480画素から構成され、液晶表示パネ
ル70の上下にドレインドライバ73−1,73−2が
配置され、このドレインドライバ73−1,73−2を
交互に薄膜トランジスタ(TFT)のドレイン線(D)
に接続し、TFTに液晶を駆動するための電圧を供給す
る。
【0007】また、TFTのゲート線(G)には、表示
パネル70の側面に配置されたゲートドライバ72を接
続し、1水平動作時間にTFTのゲートに電圧を供給す
る。1個の半導体集積回路より構成される表示制御装置
71は本体コンピユータからの表示用データと表示制御
信号を受け取り、これを基にドレインドライバ73−
1,73−2、ゲートドライバ72を駆動する。
【0008】この場合に、本体コンピユータからの表示
用データは、1画素単位、すなわち赤(R)、緑
(G)、青(B)の各データを1つの組にして単位時間
毎に転送する。
【0009】ここで、表示用データは、各色毎4ビット
の12ビット、あるいは各色毎6ビットの18ビットで
構成されている。
【0010】また、ドレインドライバ73−1,73−
2は液晶パネル70の上下に配置されているので、表示
制御装置71からドレインドライバ73−1,73−2
を駆動する出力は制御信号および表示用データバスとも
2系統を有している。
【0011】図12は従来のTFT液晶表示装置のドレ
インドライバの概略構成を説明するブロック図であっ
て、73はドレインドライバ、74はデータラッチ部、
75は出力電圧発生回路である。
【0012】図示したように、ドレインドライバ73は
表示用データのデータラッチ部74と出力電圧発生回路
75とから構成される。
【0013】なお、ドレインドライバ73では、6ビッ
トの表示用データと9値の階調基準電圧が外部より入力
され、64レベルの出力電圧値が得られる。
【0014】データラッチ部74は、表示データラッチ
用クロック信号(CL1)に同期して表示データを出力
本数分だけ取込み、出力電圧発生回路75は外部から入
力された階調基準電圧から生成される64階調の出力電
圧のうち、データラッチ部74からの表示データに対応
する出力電圧を選択してドレイン信号線に出力する。図
13は従来のTFT液晶表示装置のドレインドライバの
出力電圧発生回路の回路構成図であって、76はデコー
ダである。
【0015】同図はドレイン信号線の総数分だけ設けら
れる出力電圧発生回路の中の1回路分の回路構成を示
す。
【0016】同図に示すように、出力電圧発生回路は外
部より入力される9値の階調基準電圧(V0 〜V8 )間
を8等分した電圧値(VO00〜VO64)を生成し、それ
をデータ76で選択して出力する。
【0017】図14は図13における階調基準電圧と出
力電圧との関係の説明図である。
【0018】同図では、全部で65の出力電圧値が得ら
れるが、このうち、V8 に等しいVO64は使用しない。
【0019】また、TFT液晶表示装置のコモン電極駆
動法として、コモン電極に印加する電圧を交流化するコ
モン電圧交流化駆動法を採用することにより、低耐電圧
のドレインドライバが使用できることが知られている。
【0020】さらに、液晶の対向電極−画素電極間に印
加する電圧を変化させることにより、視角調整を行うこ
とができることも知られており、従来のTFT液晶表示
装置においては、ドレイン信号線に印加する電圧を変化
させて視角調整を行っていた。
【0021】TFT液晶表示装置の駆動回路において
は、差動増幅器タイプのレベルシフト回路が多用されて
いる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の液晶表
示装置においては、視角方向を変化させた際の輝度変化
が著しく、特に中間調表示を行った場合、視角方向によ
り階調レベルが反転してしまうなど実用上問題であっ
た。
【0023】これに対し、櫛歯電極対を用いて液晶に印
加する電界の方向を基板界面にほぼ平行な方向とする方
式を採用すると、明るさの視角依存性がほぼなくなるこ
とが明らかにされている(R.Kiefer,B.Weber,F.Windsch
eid and G.Baur,Proceedingsof the Twelfth Internati
onal Display Research Conference(Japan Display,9
2')pp.547-550参照)。
【0024】しかし、上記文献においては、薄膜トラン
ジスタ(TFT)の構造とこの方式に適した駆動方法に
ついての記述はない。
【0025】また、ここで示された構成に於ては、十分
な光透過率とコントラスト比を保つには例えば8V以上
の高い電圧を印加する必要があり、製造コストや消費電
力が高い高耐圧の駆動ICを用いなくてはならない。
【0026】一方、特公昭63−21907号公報には
相互に咬合する櫛歯電極対を薄膜トランジスタと接続し
た構造が提案されているが、ここでは櫛歯電極を1画素
内に17本も導入しており、十分な画素開口率(例えば
30%以上)を維持するには櫛歯電極の電極幅を1〜2
μm程度以下と極めて狭くする必要がある。
【0027】開口率を実用レベルまで拡大し、かつ高電
界を印加するには極めて狭い幅の電極を多数本導入し、
対の電極間ギャップを可能なだけ狭くする必要がある。
【0028】しかし、大型基板全面にわたって細線を均
一にかつ断線がないように形成することは極めて困難で
ある。
【0029】また、特公平2−913号公報に開示され
た駆動方法については、共通電極に印加するパルス電圧
波形は、1水平期間毎に極性を反転させる必要があり、
それ毎に基板内に基板内の寄生容量に電荷の充放電を繰
り返すため、消費電力が大きい。
【0030】さらに、極性反転時間を1水平期間毎に必
要となるため、その分だけ画素電極に画像情報に従って
変化する電圧波形を印加する時間が減少するため、薄膜
トランジスタの素子性能を向上させる必要がある。
【0031】また、極性反転の時間を短くするためには
反転瞬時に発生する瞬時電流に対応してパルス発生回路
の規模が大きくなる問題が発生する。
【0032】本発明の目的は、上記従来技術の諸問題を
解消し、視角特性が良好で低消費電力型の液晶表示装置
を提供することにある。
【0033】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の第1の発明は、少なくとも一方が
透明な一対の基板である2枚の基板間に液晶が封入さ
れ、該基板の一方に薄膜トランジスタ素子と該薄膜トラ
ンジスタのソース電極と接続された画素電極、及び共通
電極で構成されたマトリクス状に配列された画素、各行
毎に隣接する薄膜トランジスタのゲート電極に接続され
たゲート配線、各列毎に隣接する薄膜トランジスタのド
レイン電極に接続されたドレイン配線、前記各奇数行の
共通電極に接続された奇数行共通電極配線、前記各偶数
行の共通電極に接続された偶数行共通電極配線、前記各
奇数行共通電極配線が接続された奇数行共通バスライ
ン、前記各偶数行共通電極配線が接続された偶数行共通
バスライン及び前記画素電極と共通電極の間に電圧信号
波形を印加する駆動電圧印加手段を有する液晶表示装置
において、前記画素電極と前記共通電極は、電圧信号波
形を印加する駆動電圧印加手段により前期画素電極と前
期共通電極との間で、かつ、基板面にほぼ平行に電界を
印加するように配置され、画素電極には画像情報に従っ
て変化する電圧波形を印加し、共通電極には2値の振幅
レベルを有するパルス波形を印加することで前記平行な
電界を発生させて両電極間の液晶の駆動を行うと共に、
前記奇数共通電極配線と前記偶数共通電極配線に印加す
る電圧波形は位相が反転した波形であることを特徴とす
る。
【0034】また、請求項2に記載の第2の発明は、前
記奇数行共通電極配線と前記偶数行共通電極配線に印加
されるパルス波形の周期が少なくとも1水平期間の2倍
の時間よりも長いことを特徴とする。
【0035】さらに、請求項3に記載の第3の発明は、
前記奇数行共通バスラインと前記偶数行共通バスライン
が、少なくとも前記ゲート配線を構成するゲート配線材
料と前記ドレイン配線を構成するドレイン配線材料によ
り構成されたことを特徴とする。
【0036】さらに、請求項4に記載の第4の発明は、
前記奇数行共通電極配線及び偶数行共通電極配線は各々
前記画素がマトリクス状に配置された画素領域内ではゲ
ート配線とほぼ平行に配置され、前記領域外では奇数行
と偶数行の共通電極配線が各々分割され、前記奇数行共
通電極配線及び偶数行共通電極配線は各々1本にまとめ
て接続してなることを特徴とする。
【0037】さらに、請求項5に記載の第5の発明は、
前記奇数行共通バスラインと偶数行共通バスラインは前
記画素領域外で奇数行と偶数行の共通電極配線が分割さ
れてなり、前記分割された奇数行共通バスラインと偶数
行共通バスラインが各々1本にまとめて接続される接続
部の配置が、前記ゲート配線の配線端部外側で、かつ奇
数、偶数共通電極が各々異なるゲート配線端部で接続し
てなることを特徴とする。
【0038】
【作用】上記第1の発明の構成において、2枚の基板間
に液晶を封入した少なくとも一方が透明な一対の基板の
一方に、薄膜トランジスタ素子と該薄膜トランジスタの
ソース電極と接続された画素電極、及び共通電極で構成
されたマトリクス状に配列された画素、各行毎に隣接す
る薄膜トランジスタのゲート電極に接続されたゲート配
線、各列毎に隣接する薄膜トランジスタのドレイン電極
に接続されたドレイン配線、前記各奇数行の共通電極に
接続された奇数行共通電極配線、前記各偶数行の共通電
極に接続された偶数行共通電極配線、前記各奇数行共通
電極配線が接続された奇数行共通バスライン、前記各偶
数行共通電極配線が接続された偶数行共通バスラインが
配置される。
【0039】そして、前記駆動電源手段は、前記画素電
極と共通電極の間に電圧信号波形を印加する。
【0040】前記画素電極と前記共通電極は、電圧信号
波形を印加する駆動電圧印加手段により前記画素電極と
前記共通電極との間で、かつ、基板面にほぼ平行に電界
を印加するように配置され、画素電極には画像情報に従
って変化する電圧波形を印加し、共通電極には2値の振
幅レベルを有するパルス波形を印加することで前記平行
な電界を発生させて両電極間の液晶の駆動を行うと共
に、前記奇数共通電極配線と前記偶数共通電極配線に印
加する電圧波形は位相が反転した波形であることを特徴
とする。
【0041】また、上記第2の発明の構成において、前
記奇数行共通電極配線と前記偶数行共通電極配線に印加
されるパルス波形の周期は、少なくとも1水平期間の2
倍の時間よりも長いものとされる。
【0042】さらに、上記第3の発明の構成において、
前記奇数行共通バスラインと前記偶数行共通バスライン
は、少なくとも前記ゲート配線を構成するゲート配線材
料と前記ドレイン配線を構成するドレイン配線材料によ
り構成される。
【0043】さらに、上記第4の発明の構成において、
前記奇数行共通電極配線及び偶数行共通電極配線は各々
前記画素がマトリクス状に配置された画素領域内ではゲ
ート配線とほぼ平行に配置され、前記領域外では奇数行
と偶数行の共通電極配線が各々分割され、前記奇数行共
通電極配線及び偶数行共通電極配線は各々1本にまとめ
て接続される。
【0044】さらに、上記第5の発明の構成において、
前記奇数行共通バスラインと偶数行共通バスラインは前
記画素領域外で奇数行と偶数行の共通電極配線が分割さ
れてなり、前記分割された奇数行共通バスラインと偶数
行共通バスラインが各々1本にまとめて接続される接続
部の配置が、前記ゲート配線の配線端部外側で、かつ奇
数、偶数共通電極が各々異なるゲート配線端部で接続さ
れている。
【0045】すなわち、上記のように構成した本発明の
液晶表示装置は、次のような作用を奏する。
【0046】図9は本発明の液晶表示装置における駆動
原理の説明図であって、(a−1)は駆動電圧を印加し
ないときの画素の断面の一部を示す模式図、(a−2)
は(a−1)の平面模式図、(b−1)は駆動電圧を印
加しないときの画素の断面の一部を示す模式図、(b−
2)は(b−1)の平面模式図である。
【0047】同図において、17は画素電極、25は共
通電極、28は液晶、30はアルミニウム膜、31はク
ロム膜、32はゲート酸化酸化膜、33は酸化アルミニ
ウム、35は保護膜、60は一対の基板の一方の基板
(以下、対向基板)、61−1,61−2は配向膜、6
2は一対の基板の他方の基板(以下、マトリクス基
板)、63は電界である。
【0048】同図(a−1)(a−2)において、マト
リクス基板62(下基板)と対向基板60(上基板)の
間に封入された液晶28は、上下基板60と62のそれ
ぞれに配置された配向膜61−1,61−2によって、
電圧無印加時には画素電極17、共通電極25の長手方
向に対して若干の角度、即ち45度≦|φLC|<90
度を持つように配向されている。
【0049】上下の配向膜61−1,61−2界面上で
の液晶の配向方向は、上基板側の配向方向をφLC1、
下基板側の配向方向をφLC2としたとき、望ましい1
例として平行、即ちφLC1=φLC2となっている。
液晶28の誘電異方性は正を想定している。
【0050】ここで、同図(b−1)(b−2)におい
て、アルミニウム膜30とクロム膜31で構成される画
素電極17とアルミニウム膜で構成される共通電極25
のそれぞれに異なる電位を与え、それらの間に電位差を
与えて液晶28に電界63を印加すると、液晶がもつ誘
電異方性と電界63との相互作用により液晶28が反応
して電界方向にその向きを変える。
【0051】このとき、液晶28の屈折率異方性と基板
外面に設置した図示しない偏光板との相互作用により明
るさが変わる。この明るさは、特に電界63に依存し、
僅かな電界強度の差によって変化し、液晶に印加する電
圧の極性によっても明るさが異なる。
【0052】そのため、マトリクス状の液晶表示装置と
して用いる場合、上記本発明の構成により、1行毎に液
晶の印加電圧の極性を反転させることによって、印加電
圧の極性による明るさの違いによるちらつきが緩和され
る。
【0053】図10は本発明による液晶表示装置におけ
る液晶への電圧印加方法を従来の電圧印加方法と比較し
た説明図であって、(a−1)は従来の印加電圧の波形
図、(a−2)はその奇偶行と印加電圧との関係を示す
概念図、(b−1)は本発明の印加電圧の波形図、(b
−2)はその奇偶行と印加電圧との関係を示す概念図で
ある。
【0054】同図(a−1)(a−2)に示したよう
に、電界強度を増大するためには、画素電極17と共通
電極25には位相の反転した画素電圧Vdと共通電圧V
comの電圧波形を印加する場合、その反転は、(a−
2)に示した・・m行・・・m+4行・・に対して、ど
ちらも1行の選択時間毎に行わなければならない。
【0055】これに対して、本発明では、同図(b−
1)(b−2)に示したように、奇数行の共通電極と偶
数行の共通電極の電圧波形をそれぞれVcom1,Vc
om2と別々にすることで、それぞれ一定の電圧レベル
を共通電極に印加しても、液晶の印加電圧V1cの極性
を反転させることができる。
【0056】このように、本発明によれば、液晶への印
加電圧の極性反転周期を長くすることで、電圧の反転時
に発生する液晶表示装置内の配線間の寄生容量への充放
電を減少させ、消費電力が低減する。
【0057】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、図面を参照し
て詳細に説明する。
【0058】〔実施例1〕図1は本発明による液晶表示
装置の1実施例の構成を説明する概念図であって、1−
1,1−2はドレイン駆動回路、2−1,2−2はドレ
イン配線基板、3−1,3−2はドレイン駆動IC、4
はタイミングコントローラ、5は偶数行共通電極配線、
6は奇数行共通電極配線、7は映像信号源、9はゲート
駆動回路、10は画素、11はゲート配線基板、12は
ゲート駆動IC、13はゲート配線、14はドレイ配
線、49は奇数行共通バスライン、50は偶数行共通バ
スライン、60は対向基板、62はマトリクス基板、6
4は電源回路である。
【0059】図示の液晶表示装置は、画素10がマトリ
クス状に構成されたマトリクス基板62、対向基板6
0、タイミングコントローラ4、ドレイン駆動回路1−
1,1−2、ゲート駆動回路9、電源回路64、さらに
図示してないが、マリクス基板62と対向基板60の間
に封入された液晶などの要素から構成されている。
【0060】さらに、マトリクス基板62には画素を駆
動するのに必要な駆動電圧を供給するドレイン配線14
とゲート配線13が画素10を囲むように互いに直交し
て配置されている。
【0061】そして、ドレイン配線14はドレイン駆動
回路1−1,1−2と接続され、ゲート配線13はゲー
ト駆動回路9と各々接続されている。さらに、奇数行の
画素には奇数行共通電極配線6が、偶数行の画素には偶
数行共通電極配線5が接続され、さらに前記奇数行共通
電極配線6は奇数行共通バスライン67を、偶数行共通
電極配線5は偶数行共通バスライン50を介して各々電
源回路64に接続されている。
【0062】このように構成したことにより、奇数行と
偶数行の画素にそれぞれ異なる駆動電圧を供給するよう
にしている。
【0063】また、ドレイン駆動回路1−1,1−2は
ドレイン駆動IC3−1,3−2とドレイン配線基板2
−1,2−2とで構成され、電源回路64及びタイミン
グコントローラ4と接続されている。
【0064】タイミングコントローラ4は、外部の映像
信号源7より映像信号及びタイミング信号を取り込み、
ドレイン駆動IC3−1,3−2用の映像信号とそのタ
イミング信号に変換してドレイン配線基板2−1,2−
2を介してドレイン駆動IC3−1,3−2に供給す
る。
【0065】ドレイン駆動IC3−1,3−2は電源回
路64及びドレイン駆動IC3−1,3−2内部で映像
信号に対応した駆動電圧を発生させ、タイミング信号に
応じてドレイン配線14に供給する。
【0066】ゲート駆動回路9は、ゲート駆動IC12
とゲート配線基板11で構成され、電源回路64及びタ
イミングコントローラ4と接続され、ゲート駆動IC1
2は、ゲート配線基板11を介して、タイミングコント
ローラ4から供給される映像信号及びタイミング信号を
取り込み、映像信号に対応した駆動電圧を発生させ、タ
イミング信号に応じてゲート配線13に供給する。
【0067】この結果、マトリクス基板62内の画素1
0に映像信号に応じたドレイン電圧を画素内に順次印加
することが可能となる。
【0068】次に,上記した液晶表示装置を構成する画
素10の構造について説明する。
【0069】図2は本発明による液晶表示装置の1実施
例における奇数行の画素の等価回路であって、13はゲ
ート配線、14はドレイン配線、15は蓄積容量、16
は寄生容量(Cgd)、17は画素電極、19は寄生容
量(Cgs)、21はドレイン電極、22はソース電
極、23はゲート電極、24はゲート・ドレイ交差容
量、25は共通電極、26は薄膜トランジスタ(TF
T)、27はコモン・ドレイン交差容量、28は液晶、
29は共通電極配線である。
【0070】同図において、画素10は薄膜トランジス
タ26、画素電極17、共通電極25、蓄積容量15、
さらに画素電極17と共通電極25間の液晶28で構成
されている。
【0071】薄膜トランジスタ26のゲート電極23、
ドレイン電極21、及びソース電極22は各々、ゲート
配線13、ドレイン配線14、画素電極17と接続され
ている。
【0072】また、共通電極25は奇数行共通電極配線
29と接続され、更に共通電極25と画素電極17間に
蓄積容量15が形成され、加えて、図1で説明したマト
リクス基板62と対向基板60間に封入され、かつ共通
電極25と画素電極17間に配置された液晶28で構成
されている。
【0073】また、ゲート配線13とドレイン配線1
4、及び共通電極配線29とドレイン配線18の交差部
には、それぞれゲート・ドレイン交差容量24、コモン
・ドレイン交差容量27が形成される。また、薄膜トラ
ンジスタ26には、寄生容量(Cgs)16と寄生容量
(Cgd)19が形成される。
【0074】図3は本発明による液晶表示装置の1実施
例における1画素部分の構造図であって、(a)は平面
図、(b)は(a)の線A−A’に沿った断面図であ
る。
【0075】同図において、6は奇数行共通電極配線、
13はゲート配線、14はドレイン配線、15は蓄積容
量、16は寄生容量(Cgd)、17は画素電極、19
は寄生容量(Cgs)、21はドレイン電極、22はソ
ース電極、23はゲート電極、25は共通電極、30は
アルミニウム膜、31はクロム膜、32はゲート酸化
膜、33は酸化アルミニウム、35は保護膜、61−2
は配向膜、62はマトリクス基板、65は半導体層、6
6a,66bはオーミック層である。
【0076】同図(a)(b)において、マトリクス基
板62にゲート電極23と共通電極25を例えばアルミ
ニウムを用いて形成する。また、ゲート配線20及び奇
数行共通配線6も同時に形成し、ゲート電極23とゲー
ト配線13及び共通電極25と奇数行共通配線6は各々
電気的に接続されている。
【0077】次に、陽極酸化を用いて、酸化アルミニウ
ム33を形成後、ゲー酸化膜32を例えば窒化シリコン
等で形成する。そして、ゲート酸化膜32のゲート電極
23に対向する部分には、例えば水素化アモルファスシ
リコンからなる半導体層65を形成し、さらに半導体層
65上には互いに電気的に分離されたN型水素化アモル
ファスシリコンからなるオーミック層66a,66bを
設ける。
【0078】そして、ソース電極22、ドレイン電極2
1、画素電極17及びドレイン配線14を同時に、例え
ばクロム膜31、アルミニウム膜30の2層で形成し、
ソース電極22と画素電極17及びドレイン電極21と
ドレイン配線14は各々電気的に接続している。
【0079】このとき、例えば共通電極25は3本、画
素電極17は2本の櫛歯を有し、互いの櫛歯を交互に等
間隔で、ほぼドレイン配線14とほぼ平行に画素10内
に配置する。
【0080】また、共通電極25と画素電極17の交差
部には、ゲート絶縁膜32を介して蓄積容量15を形成
する。更に、窒化シリコン等の保護膜35、ポリイミド
系の配向膜6−2を形成する。
【0081】また、同図は奇数行における画素10の構
造について示したは、偶数行における画素10は共通電
極25と奇数行共通配線6の代わりに偶数行共通配線5
(図1参照)と接続する以外は同様の構造をしている。
【0082】本実施例では、アクティブ素子としてアモ
ルファスシリコン薄膜トランジスタ26(図2)を形成
しているが、他にポリシリコン薄膜トランジスタ、シリ
コンウエハを上のMOS型トランジスタ、またはMIM
(Metal-Intrinsic-metal)ダイオード等の2端子素子を
用いてもよい。
【0083】また、各電極、および各配線には、特に材
料としての制約は無いが、駆動回路との接続端子部での
腐食を考慮すると、対腐食性の強い金属を使用するのが
望ましい。
【0084】また、本実施例においては、1画素に1つ
の薄膜トランジスタを用いたが、冗長用として2つまた
はそれ以上の薄膜トランジスタを形成してもよい。
【0085】なお、本実施例では共通電極25と画素電
極17の櫛歯の本数は各々3本と2本としたが、その本
数は開口率等を考慮に入れると少ないほうが望ましい。
【0086】図4は本発明による液晶表示装置の1実施
例における共通電極と共通バスラインの接続部の構造の
説明図であって、(a)は平面図、(b)は(a)のB
−B’線に沿った断面図、(c)は同じくC−C’線に
沿った断面図である。
【0087】本実施例では、ゲート配線20のゲート駆
動IC12を接続してない側の配線端部における奇数行
共通電極配線6、偶数行共通電極配線5の構造を示す。
【0088】同図において、各奇数行共通電極配線6は
すべて奇数行共通バスライン49に接続され、また各偶
数行共通電極配線5はすべて偶数行共通バスライン50
に電気的に接続され、各バスライン49,50は電源回
路64(図1)に接続されている。
【0089】奇数行共通バスライン49は奇数行共通電
極配線6をアルミニウム膜で同時に形成し、その後に陽
極酸化を行って酸化アルミニウム膜33を形成する。
【0090】一方、偶数行共通電極配線6の端部は陽極
酸化前に、図示しないレジスト膜で被覆し、酸化アルミ
ニウム膜33が形成されるのを防ぐ。
【0091】次に、ゲート酸化膜32を偶数行共通電極
配線6の端部を除いて形成する。そして、クロム膜31
とアルミニウム膜30を用いてドレイン配線14を形成
すると同時に偶数行共通バスライン50を形成する。
【0092】その際、偶数行共通バスライン50は偶数
行共通電極配線6の端部を被覆するように配置すること
で、偶数行共通バスライン50は偶数行共通電極配線5
に電気的に接続される。最後に保護膜35を形成する。
【0093】本実施例においては、偶数行バスライン5
0はドレイン配線14と同じクロム膜とアルミニウム膜
のみを用いて形成したが、ゲート配線13の配線材料3
4もドレイン配線14と同様の材料を用いて形成しても
構わない。
【0094】また、偶数行、奇数行バスライン50、4
9が互いに入れ替わって形成しても構わない。
【0095】図5は本発明による液晶表示装置における
奇数行および偶数行の画素を駆動するときの駆動電圧波
形図であって、(a)(b)は奇数行の液晶28に電界
を与える場合の駆動電圧波形図、(c)(d)は偶数行
の液晶28に電界を与える場合の駆動電圧波形図であ
る。
【0096】なお、37は電界印加するときの奇数行ド
レイン電圧、38は電界を印加しないときの奇数行ドレ
イン電圧、39は奇数行共通電圧、40は奇数行ゲート
電圧、41は電界印加するときの奇数行画素電圧、42
は電界印加しないときの奇数行画素電圧、また43は電
界印加しないときの偶数行ドレイン電圧、44は電界を
印加するときの偶数行ドレイン電圧、45は偶数行共通
電圧、46は偶数行ゲート電圧、47は電界印加しない
ときの偶数行画素電圧、48は電界印加するときの偶数
行画素電圧である。
【0097】同図(a)(b)において、奇数行の液晶
28に電界を印加する場合、ゲート電極23、ドレイン
電極21、共通電極25にはそれぞれ、ゲート電圧4
0、ドレイン電圧37、奇数行共通電圧39を印加す
る。
【0098】ゲート電圧40が奇数フレーム期間でVg
lhからVghに変化すると、薄膜トランジスタ26が
ON状態となりソース電極22を介して画素電極17に
ドレイン電圧37のVdlが印加され、共通電圧39の
VcomhとVdlの差電圧が液晶28に印加される。
【0099】ゲート電圧VghからVglhに変化し、
薄膜トランジスタ26がOFF状態になると、奇数行画
素電圧41は薄膜トランジスタ26の寄生容量(Cg
s)19、蓄積容量(Cstg)15、液晶28の容量
成分(Clc)の結合容量による電圧降下ΔVだけVd
lから降下し、薄膜トランジスタ26がOFFの状態の
期間中、画素電圧レベルVdl−ΔVとVcomhとの
差電圧が液晶28に印加され続ける。
【0100】偶数フレーム期間になると、奇数行共通電
圧39は極性反転してVcomhからVcomlに変化
する。同時にゲート電圧40もVglhからVgllに
変化させる。
【0101】ゲート電圧40の変化量(Vcomh−V
coml)と奇数行共通電圧の電圧変化量(Vcomh
−Vcoml)を等しくし、液晶印加電圧は変化しない
ようにする。
【0102】偶数フレーム期間では、ゲート電圧40を
VglからVghに変化させて、薄膜トランジスタをO
N状態にし、画素電極17に奇数フレームとは異なるド
レイン電圧37のVdhを印加させ、液晶28にVdh
とVcomlの差電圧を与える。
【0103】また、ゲート電圧40をVghからVgl
lに変化させた薄膜トランジスタ26のOFF状態の期
間では、Vdh−ΔVとVcomlの差電圧が液晶28
に印加される。
【0104】この結果、液晶28は薄膜トランジスタ2
6のOFF状態の期間は、ON状態の期間に比べて十分
長いことから、OFF状態に印加している電圧によって
発生する電界によって駆動する。
【0105】また、同図(a)(b)において、奇数行
の液晶28に電界を印加しない場合には、ドレイン電圧
38を印加する。奇数フレーム期間でドレイン電圧38
の電圧レベルとしてVdhを画素電極17に印加し、偶
数フレーム期間ではドレイン電圧としてVdlを画素電
極17に印加する。
【0106】その結果、共通電圧39と画素電圧42と
の差電圧は減少するため、液晶28には電界が印加され
なくなる。
【0107】同図(c)(d)において、偶数行の液晶
28に電界を印加する場合、ゲート電極23、ドレイン
電極21、共通電極25にはそれぞれ、ゲート電圧4
6、ドレイン電圧43、偶数行共通電圧45を印加す
る。
【0108】ゲート電圧46とゲート電圧40、ドレイ
ン電圧43とドレイン電圧37、奇数行共通電圧39と
偶数行共通電圧45、奇数行画素電圧41と偶数行画素
電圧47はそれぞれ奇数フレーム期間と偶数フレーム期
間の電圧波形が入れ替わったのみで、それ以外は液晶2
8に電界を印加する手法は同様である。
【0109】また、同図(c)(d)において、偶数行
の液晶28に電界を印加しない場合は、ドレイン電圧4
4を印加する。ドレイン電圧44とドレイン電圧38も
奇数フレーム期間と偶数フレーム期間の電圧波形が入れ
替わったのみで、それ以外は液晶28に電界を印加させ
ない手法は同様である。
【0110】その結果、本実施例における基板構成と駆
動方法を用いることにより、共通電極に印加する共通電
圧の反転周期を長くしてもちらつきの少ない液晶表示装
置を得ることができる。
【0111】〔実施例2〕図6は本発明による液晶表示
装置の他の実施例を説明する概念図であって、49は奇
数行共通バスライン、50は偶数行共通バスライン、図
1と同一符号は同一部分に対応する。
【0112】本実施例は、以下に説明する以外は前記実
施例1と同様である。
【0113】同図において、奇数行共通電極配線6をゲ
ートIC12の接続していない側の配線端子を奇数行共
通バスライン49と接続し、偶数行共通電極配線5をゲ
ートIC12の接続している側の配線端子を偶数行共通
バスライン50と接続する。偶数行共通バスライン50
はゲート駆動回路9、またはドレイン駆動回路1−1,
1−2を介して電源回路64に接続されている。
【0114】図7は図6で説明した実施例におけるゲー
ト駆動ICとゲート配線が接続されている側の偶数行共
通電極配線5と偶数行共通バスライン50の接続部の説
明図であって、11はゲート配線基板、12はゲート駆
動IC、50は偶数行共通バスライン、51はゲートI
C出力端子、52はTCP(テープキャリアパッケー
ジ)、53はゲート配線、54は接続端子、57はゲー
トIC入力端子である。同図において、各ゲート配線5
3の端部には接続端子54が各々形成され、テープ状の
ベースフィルムの上にゲートIC12とその電極パター
ンを形成したTCP(Tape Carrier Package)52のIC
出力端子51とACF(anisotropic conductive film)
等を用いて接続している。
【0115】また、TCP52のIC入力端子57はゲ
ート配線基板56と半田付けを行い、ゲート配線基板5
6から各信号を供給されている。
【0116】また、各偶数行共通電極配線5はゲート端
子51間を通って、偶数行共通バスライン50と接続さ
れている。この偶数行共通バスライン50及び偶数行共
通電極配線5は、前記した実施例1における奇数行共通
電極配線及び奇数行共通バスラインと同じ配線材料を用
いて同時に形成する。
【0117】従って、本実施例を用いることにより、偶
数行共通バスラインと偶数行共通電極配線を同時に形成
できるため、偶数行共通バスラインと偶数行共通電極配
線の接続不良を著しく低減することができる。
【0118】また、偶数行共通電極配線と奇数行共通バ
スラインとの交差部に生じる寄生容量をなくすことがで
きる。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基板に平行な電界を用いて液晶を駆動する所謂横電界方
式の液晶表示装置において、2つの異なる共通電圧を用
いることにより、共通電圧の極性反転周期を1フレーム
期間に下げてもちらつきの少ない表示を行うことが可能
となる。
【0120】その結果、例えば、図8に示したように、
一つの共通電圧を用いる場合に比べるとパネルに起因す
る消費電力は大幅に冷厳される。
【0121】すなわち、図8は本発明による消費電力低
減効果を従来技術と比較した説明図であって、図示した
ように、ゲート線の充放電による部分は両者とも同じで
あるいが、本発明では共通電圧の交流化に伴う寄生容量
の充放電に起因する電力消費が著しく低減されているこ
とが分かる。
【0122】なお、本発明では、共通電圧を発生させる
駆動回路が最大2倍に増加するため、駆動回路のDC成
分による損失が増加するが、共通電圧の極性反転の周波
数が1行毎から1フレーム毎に低減されるため、共通電
圧の交流化に伴う寄生容量の充放電の消費電力がVGA
仕様の液晶表示装置で約1/500となり、液晶表示装
置全体の消費電力は低減する。
【0123】また、2つの共通電圧を画素に供給する配
線の配置をパネルの両端に各々配置することによりその
配線間の寄生容量を低減させ、更に消費電力の低減を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液晶表示装置の1実施例の構成を
説明する概念図である。
【図2】本発明による液晶表示装置の1実施例における
奇数行の画素の等価回路である。
【図3】本発明による液晶表示装置の1実施例における
1画素部分の構造図である。
【図4】本発明による液晶表示装置の1実施例における
共通電極と共通バスラインの接続部の構造の説明図であ
る。
【図5】本発明による液晶表示装置における奇数行およ
び偶数行の画素を駆動するときの駆動電圧波形図であ
る。
【図6】本発明による液晶表示装置の他の実施例を説明
する概念図である。
【図7】図6で説明した実施例におけるゲート駆動IC
とゲート配線が接続されている側の偶数行共通電極配線
と偶数行共通バスラインの接続部の説明図である。
【図8】本発明による消費電力低減効果を従来技術と比
較した説明図である。
【図9】本発明の液晶表示装置における駆動原理の説明
図である。
【図10】本発明による液晶表示装置における液晶への
電圧印加方法を従来の電圧印加方法と比較した説明図で
ある。
【図11】従来のTFT液晶表示装置の概略構成を説明
するブロック図である。
【図12】従来のTFT液晶表示装置のドレインドライ
バの概略構成を説明するブロック図である。
【図13】従来のTFT液晶表示装置のドレインドライ
バの出力電圧発生回路の回路構成図である。
【図14】図13における階調基準電圧と出力電圧との
関係の説明図である。
【符号の説明】
1−1,1−2 ドレイン駆動回路 2−1,2−2 ドレイン配線基板 3−1,3−2 ドレイン駆動IC 4 タイミングコントローラ 5 偶数行共通電極配線 6 奇数行共通電極配線 7 映像信号源 9 ゲート駆動回路 10 画素 11 ゲート配線基板 12 ゲート駆動IC 13 ゲート配線 14 ドレイ配線 49 奇数行共通バスライン 50 偶数行共通バスライン 60 対向基板 62 マトリクス基板 64は電源回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一方が透明な一対の基板である
    2枚の基板間に液晶が封入され、該基板の一方に薄膜ト
    ランジスタ素子と該薄膜トランジスタのソース電極と接
    続された画素電極、及び共通電極で構成されたマトリク
    ス状に配列された画素、各行毎に隣接する薄膜トランジ
    スタのゲート電極に接続されたゲート配線、各列毎に隣
    接する薄膜トランジスタのドレイン電極に接続されたド
    レイン配線、前記各奇数行の共通電極に接続された奇数
    行共通電極配線、前記各偶数行の共通電極に接続された
    偶数行共通電極配線、前記各奇数行共通電極配線が接続
    された奇数行共通バスラインを備え、前記各偶数行共通
    電極配線が接続された偶数行共通バスライン及び前記画
    素電極と共通電極の間に電圧信号波形を印加する駆動電
    圧印加手段を有する液晶表示装置において、 前記画素電極と前記共通電極は、前記駆動電圧印加手段
    により前期画素電極と前期共通電極との間で、かつ、基
    板面にほぼ平行に電圧信号波形を印加するように配置さ
    れ、前記画素電極には画像情報に従って変化する電圧波
    形を印加し、前記共通電極には2値の振幅レベルを有す
    るパルス波形を印加することで前記平行な電界を発生さ
    せて両電極間の液晶の駆動を行うと共に、前記駆動電圧
    印加手段により前記奇数共通電極配線と前記偶数共通電
    極配線に印加する電圧波形は位相が反転した波形である
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記奇数行共通電極配
    線と前記偶数行共通電極配線に印加されるパルス波形の
    周期が少なくとも1水平期間の2倍の時間よりも長いこ
    とを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記奇数行共通バスラ
    インと前記偶数行共通バスラインが、少なくとも前記ゲ
    ート配線を構成するゲート配線材料と前記ドレイン配線
    を構成するドレイン配線材料により構成されたことを特
    徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記奇数行共通電極配
    線及び偶数行共通電極配線は各々前記画素がマトリクス
    状に配置された画素領域内ではゲート配線とほぼ平行に
    配置され、前記領域外では奇数行と偶数行の共通電極配
    線が各々分割され、前記奇数行共通電極配線及び偶数行
    共通電極配線は各々1本にまとめて接続してなることを
    特徴とする液晶表示装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記奇数行共通バスラ
    インと偶数行共通バスラインは前記画素領域外で奇数行
    と偶数行の共通電極配線が分割されてなり、前記分割さ
    れた奇数行共通バスラインと偶数行共通バスラインが各
    々1本にまとめて接続される接続部の配置が、前記ゲー
    ト配線の配線端部外側で、かつ奇数、偶数共通電極が各
    々異なるゲート配線端部で接続してなることを特徴とす
    る液晶表示装置。
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