JPH08298015A - 埋込型照明器具 - Google Patents

埋込型照明器具

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JPH08298015A
JPH08298015A JP10506295A JP10506295A JPH08298015A JP H08298015 A JPH08298015 A JP H08298015A JP 10506295 A JP10506295 A JP 10506295A JP 10506295 A JP10506295 A JP 10506295A JP H08298015 A JPH08298015 A JP H08298015A
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JP10506295A
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Inventor
Motoaki Hirao
元章 平尾
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Koizumi Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Koizumi Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 照明器具本体Cのケース1に、天井板Aの下
面a側の埋込孔周縁部分に接当するフランジ部2と、天
井板Aの上面b側の埋込孔周縁部分に係止可能な抜止め
具4を係止姿勢で上下方向に移動自在に案内するスリッ
ト6とを形成する。抜止め具4のうち、スリット6を通
過する振れ止め板部12a間に、スリット6の全長より
も長い弾性のある帯状のカバー体8を相対移動可能な状
態で挿入し、このカバー体8のスリット6に対応する部
分の幅を、スリット6の幅よりも小に構成するととも
に、カバー体8の上端部をケース1の外面上部に貼り付
ける第1貼付け体T1と、カバー体8の下端部をケース
1の内面下部に貼り付ける第2貼付け体T2とを設け
る。 【効果】 天井板の上面に施工される粒状の断熱材や遮
音材のケース内への侵入を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天井板の埋込用孔に対
して抜き差し自在な照明器具本体のケースに、前記天井
板の下面側の埋込孔周縁部分に接当するフランジ部と、
前記天井板の上面側の埋込孔周縁部分に係止可能な抜止
め具を前記ケースの外方に突出する係止姿勢で上下方向
に移動自在に案内するスリットとを形成するとともに、
前記抜止め具のうち、前記スリットを通過する部位を、
前記スリットの幅方向両側縁の各々に接当又は近接する
一対の振れ止め板部にて構成してある埋込型照明器具に
関する。
【0002】
【従来の技術】冒記埋込型照明器具は、天井板の埋込用
孔に照明器具本体を差し込み、前記フランジ部を天井板
の下面側の埋込孔周縁部分に接当させた状態で、スリッ
トの上部に挿通保持された抜止め具を係止姿勢にしてス
リットに沿って下方に移動操作し、抜止め具を天井板の
上面側の埋込孔周縁部分に係止させることにより、天井
板に対して照明器具本体を埋込み状態で迅速に固定する
ことができる。そして、埋込型照明器具の取付け後に、
室内の冷暖房効率及び遮音効率の向上を図るために、天
井板の上面に対してそれから上方に突出する照明器具本
体のケースを覆う状態で粒状の断熱材や粒状の遮音材を
層状に施すことが一般に行われているが、このとき、断
熱材や遮音材が前記スリットを通してケース内に入り込
み易く、特に、ブローイング工法により粒状の断熱材や
粒状の遮音材を施工する場合では、断熱材や遮音材の入
り込み量が多くなる問題があった。そこで、従来、前記
ケースのスリットに挿通保持された抜止め具のうち、ケ
ース内に位置する両振れ止め板部の基端側に亘って、ス
リットの幅よりも大なる幅で上下方向に貫通するガイド
溝を形成し、このガイド溝に、スリットの全長よりも長
く、かつ、スリットの幅より広い弾性のある帯状のカバ
ー体を相対移動可能な摺接状態で挿入し、前記カバー体
の上端部をケースの内面上部にリベットで止着するとと
もに、カバー体の下端部をケースの内面下部に沿う自由
端として、スリットをケース内面側から覆うように構成
したものが提案されている(例えば、実開昭63−29
814号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術によれ
ば、照明器具本体が天井板に取付けられた状態では、ス
リットの下部側に移動操作された抜止め具のガイド溝に
よって、ケースの内面上部に垂下姿勢で止着されている
カバー体の自由端側が係止保持されているものの、粒状
の断熱材や粒状の遮音材の施工時に、スリットをケース
内面側から閉塞するカバー体にケース内方への外力が作
用すると、カバー体のうち、その上端止着部と抜止め具
のガイド溝との間に位置する上半カバー部分が、自由端
側の下半カバー部分をガイド溝に沿って上方に引き寄せ
ながらケース内方に向かって大きく撓み変形し易く、ま
た、自由端側の下半カバー部分は、ガイド溝部分を支点
としてケース内方に撓み変形し易く、その結果、カバー
体とケース内面との間に大きな隙間が形成され、該隙間
を通して施工された粒状の断熱材や粒状の遮音材がケー
ス内部に侵入する問題があった。しかも、カバー体の上
端をケースの内面上部に止着するに当たっては、ケース
内の奥側の狭い空間において位置合わせと止着作業とを
行わなければならず、ケースに対するカバー体の止着作
業が煩雑化する問題があった。
【0004】本発明は、上記実状に鑑みて為されたもの
であって、その目的は、カバー体の形状及び支持構造を
工夫することにより、天井板の上面に施工される粒状の
断熱材や粒状の遮音材がケース内に侵入することを良好
に抑制することができ、しかも、ケースに対するカバー
体の止着作業の容易化をも図ることができる埋込型照明
器具を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為の
本発明の第1の特徴構成は、天井板の埋込用孔に対して
抜き差し自在な照明器具本体のケースに、前記天井板の
下面側の埋込孔周縁部分に接当するフランジ部と、前記
天井板の上面側の埋込孔周縁部分に係止可能な抜止め具
を前記ケースの外方に突出する係止姿勢で上下方向に移
動自在に案内するスリットとを形成するとともに、前記
抜止め具のうち、前記スリットを通過する部位を、前記
スリットの幅方向両側縁の各々に接当又は近接する一対
の振れ止め板部にて構成してある埋込型照明器具であっ
て、前記抜止め具の振れ止め板部間に、前記スリットの
全長よりも長い弾性のある帯状のカバー体を相対移動可
能な状態で挿入し、このカバー体の前記スリットに対応
する部分の幅を、当該スリットの幅よりも小に構成する
とともに、前記カバー体の上端部を前記ケースの外面上
部に貼り付ける第1貼付け体と、カバー体の下端部を前
記ケースの内面下部に貼り付ける第2貼付け体とを設け
てある点にある。
【0006】本発明の第2の特徴構成は、前記第1の特
徴構成に加え、前記スリットの上部には、前記抜止め具
の脱着を許容するスリット幅よりも大なる脱着孔が貫通
形成されているとともに、前記カバー体の上部には、前
記ケースの外面側から前記脱着孔を閉止する補助カバー
部が一体形成され、更に、前記補助カバー部の上端部に
は、前記脱着孔にケース外面側から差し込んだとき、こ
の脱着孔の上端縁の内面側に係合する係止片が一体形成
されている点にある。
【0007】
【作用】第1特徴構成による場合は、カバー体の上端部
をケース外面上部に第1貼付け体にて止着し、この止着
されたカバー体を、スリットに挿通保持された抜止め具
の両振れ止め板部間に挿入したのち、その挿入されたカ
バー体の下端側をスリットを通してケース内面の下部側
に沿わせる。この状態で照明器具本体を天井板の埋込用
孔に差し込み、抜止め具をスリットに沿って下方に移動
操作して、照明器具本体を天井板に抜け止め固定したの
ち、カバー体の下端部をケースの開口側の内面下部に第
2貼付け体にて止着する。それ故に、埋込型照明器具が
天井板に取付けられた状態では、前記スリットを閉塞す
るカバー体の上下両端部がケースに止着されており、し
かも、弾性のあるカバー体の上端部をケースの外面に、
かつ、下端部をケースの内面に夫々止着することによ
り、カバー体自身の弾性復元力を利用して該カバー体の
上下両端部をケース側に圧接することができるから、粒
状の断熱材や粒状の遮音材の施工時に、カバー体にケー
ス内方への外力が作用しても、カバー体のケース内方へ
の撓み変形を抑制するこができる。また、前記カバー体
をケースに止着するに当たっても、カバー体の上端部は
ケース外の広い空間を利用して貼り付けることができ、
また、照明器具本体を天井板に抜け止め固定したのちに
行う必要のあるカバー体の下端部は、ケースの開口近く
の作業し易い部位において貼り付けることができる。
【0008】第2特徴構成による場合は、抜止め具のケ
ースに対する脱着孔が補助カバー部で閉止されるととも
に、カバー体は、その上端部の係止片を脱着孔の上端縁
に対してケース外面側から差し込んで係合させた状態
で、上下両端部の各々を、第1貼付け体と第2貼付け体
とに止着されるので、カバー体自身には、該カバー体を
ケース外方へ撓み変形しようとする内部応力が作用して
いる。
【0009】
【発明の効果】本発明の第1特徴構成では、埋込型照明
器具の取付け後に天井板の上面に施工される粒状の断熱
材や粒状の遮音材がカバー体をケース内方側に向かって
押圧する状態で接当しても、カバー体のケース内方側へ
の撓み変形を抑制することができるため、従来に比し
て、断熱材や遮音材のケース内への侵入を良好に抑制す
ることができ、しかも、カバー体の止着作業の簡便化を
も同時に図ることができる。
【0010】本発明の第2特徴構成では、前記第1特徴
構成の効果に加えて、脱着孔を通して粒状の断熱材や粒
状の遮音材がケース内に侵入することを防止できるとと
もに、カバー体のケース内方側への撓み変形を、カバー
体自身の内部応力でも抑制することができるため、更
に、断熱材や遮音材のケース内への侵入を良好に抑制す
ることができる。
【0011】
【実施例】
〔第1実施例〕図1,図2は、本発明の埋込型照明器具
の一例であるダウンライトを示し、天井板Aに形成した
円形の埋込用孔Bに対して抜き差し自在な照明器具本体
Cの外殻を構成する有底円筒状のケース1の開口部側周
縁に、天井板Aの下面a側の埋込用孔B周縁部分に接当
する環状のフランジ部2が一体的に設けられ、このケー
ス1内に、白熱ランプ9を螺着自在なランプソケット1
0を備えた椀状の反射板3が、フランジ部2の開口部か
らケース1内に入り込ませ、反射板3の開口側周縁に一
体形成されているフランジ部3aとケース1のフランジ
部2とを、パッキン5を介して接当させた状態で装着さ
れている。そして、前記反射板3は、ケース1内の底面
1aに垂下姿勢で固着されているボルト14に対して、
反射板3の上面3bに形成されているボルト挿通孔3c
を外嵌挿通させたのち、このボルト14にナット15を
螺合することにより、ケース1に固定される。前記ケー
ス1の外周面のうち、周方向に沿ってほぼ等間隔を隔て
た3箇所には、ケース1の上下方向に沿うスリット6が
各々貫通形成され、これらスリット6には、ケース1の
外方に突出する係止姿勢で天井板Aの上面b側の埋込用
孔周縁部分に係止可能な抜止め具4が夫々挿通保持され
ているとともに、この抜止め具4は係止姿勢でスリット
6に沿って上下方向に移動自在に構成されている。そし
て、前記抜止め具4を係止姿勢にして、この抜止め具4
の先端部と天井板Aの上面b側の埋込用孔周縁部分とを
係止させた状態では、ケース1の埋込用孔Bからの抜け
出しが阻止されている。前記スリット6の上部には、抜
止め具4のケース1に対する脱着を許容するスリット6
の幅よりも大なる幅に構成された脱着孔7が貫通形成さ
れている。
【0012】前記抜止め具4は、図4,図5に示すよう
に、スリット6に沿って上下方向に移動自在なスライド
金具12と、係止姿勢にあるスライド金具12を、天井
板Aの上面側に押し付けるための操作部材13とから構
成されている。
【0013】前記スライド金具12は金属製の薄板をス
リット6の幅よりも若干狭い幅で上向きコの字状に板金
成形して構成され、スリット6を通過し、間隔を隔てて
互いに対向する部位は、このスリット6の幅方向両側縁
の各々に近接して、スライド金具12のスリット幅方向
への振れを抑制する一対の振れ止め板部12aに構成さ
れ、これら両振れ止め板部12aの各々には、天井板A
の上面aに対して押し付けられる押圧片12bと、スリ
ット6からケース1内方に挿通される挿通片12cとが
延設され、挿通片12cの各々にはスリット6からの抜
け止め片12dが横側方に折り曲げ形成されているとと
もに、対向片12a各々の上部遊端側にはリブ12eが
横側方に折り曲げ形成され、リブ12eの各々には、当
該スライド金具12を天井板Aの上面bに押し付けるに
ともなって、ケース1外面側のスリット6の幅方向横側
周縁に押圧されて上向きに弾性的に湾曲変形する弾性片
12fが延設れ、弾性片12fの先端部分が若干上向き
に折り曲げられている。
【0014】前記操作部材13は、両振れ止め板部12
aの挿通片12c同士に亘って、横軸芯X回りで上下揺
動操作自在に支承され、抜止め具4の係止姿勢で、横軸
芯Xを挟んで手指に引っ掛けて上下に揺動操作される操
作アーム13aと、ケース1の内面に押圧される押圧ア
ーム13bとを一体に備えて形成されている。
【0015】図2に示すように、前記スライド金具12
の振れ止め板部12a間には、スリット6の全長よりも
長い弾性のある帯状のカバー体8が相対移動可能な状態
で挿入してあるとともに、このカバー体8のスリット6
に対応する部分の幅が、当該スリット6の幅よりも小
で、しかも、振れ止め板部12a同士の間隔よりも若干
狭い幅に構成されている。前記カバー体8の上端部に
は、ケース1の外面側から前記脱着孔7を閉止する補助
カバー部8aが一体形成され、更に、前記補助カバー部
8aの上端部には、脱着孔7にケース1外面側から差し
込んだとき、この脱着孔7の上端縁の内面側に係合する
係止片8bが一体形成されている。前記カバー体8の下
端部には、当該カバー体8の下端部がスリット6を通し
てケース1の外方に抜け出すことを規制する、スリット
の幅よりも大に構成された横長矩形状の規制部8cが一
体形成されている。そして、前記係止片8bを脱着孔7
の上端縁に係合させ、補助カバー部8aで脱着孔7をケ
ース1外面側から覆う状態で、この補助カバー部8aを
ケース1の外面に第1貼付け体としての第1粘着テープ
T1を用いて貼り付けることにより、カバー体8の上端
部がケース1の外面上部に止着される。尚、ケース1の
内面下部には、抜止め具4が係止姿勢にあるとき、カバ
ー体7の下端部を、スリット6の下部のケース1の内面
に貼り付けて止着するための第2貼付け体としての第2
粘着テープT2が、その粘着面の一部をもって仮止めさ
れた状態で設けられている。
【0016】次に、上記埋込型照明器具の設置方法を説
明する。前記ボルト14からナット15を螺脱して、反
射板3を照明器具本体Cのケース1から取り外し、図3
(イ)に示すように、スリット6に挿通した抜止め具4
のリブ12eと弾性片12fとをケース1外面に沿わせ
るように保持し、フランジ部2が天井板Aの下面aに接
当するまで、ケース1を天井板Aの上面b側に向けて埋
込用孔Bを通して入り込ませてから、抜け止め片12d
がケース1内面に接当するまで、スライド金具12をケ
ース1内方からケース1外方の天井板Aの上面b側に押
し出し、図3(ロ)に示すように、スライド金具12の
スリット6に沿っての押し下げ移動で押圧片12bを天
井板Aの上面bに対して押し付ける。
【0017】そして、操作部材13の操作アーム13a
を下向きに揺動操作すると、押圧アーム13bの先端部
がスリット6の幅方向側縁のケース1内面に押圧され、
フランジ部2が天井板Aの下面aに接当してケース1の
上方移動が阻止されているから、更に操作アーム13a
を揺動操作すると、スライド金具12の弾性片12fが
弾性変形しながら、横軸芯Xが押圧アーム13bの先端
部を支点にして下向きに移動して、スライド金具12全
体が更に押し下げられ、横軸芯Xが押圧アーム13bの
先端部よりも若干下側に移動して操作アーム13aがケ
ース1の内面に接当すると、図3(ハ)に示すように、
スライド金具12の押圧片12bが、弾性変形した弾性
片12fの弾性復原力で天井板Aの上面bを強く押圧す
る状態で、抜止め具4がスリット6周縁に前記係止姿勢
で係止され、ケース1が天井板Aに固定される。
【0018】次に、前記ケース1の内面下部に仮止めし
てある第2粘着テープT2から、当該第2粘着テープT
2の残りの粘着面に貼り付けてある剥離紙を剥がして、
この第2粘着テープT2をもって、カバー体8の下端部
をスリット6の下部であるケース1の内面下部に貼り付
けて止着すると、カバー体8はスリット6を通してケー
ス1の外面上部とケース1の内面下部との亘って両持ち
姿勢に止着され、スリット6の開口の大部分が閉塞され
る状態となるように構成されている。その後、反射板3
をケース1内に入り込ませてボルト14にナット15を
螺合してケース1に固着し、白熱ランプ9をランプソケ
ット10に装着する。
【0019】この状態では、室内の冷暖房効率及び遮音
効率の向上を図るために、天井板Aの上面bに対してそ
れから上方に突出するケース1を覆う状態でブローイン
グ工法により粒状の断熱材や粒状の遮音材を層状に施工
しても、カバー体8の上下両端部がケース1に止着され
ており、しかも、弾性のあるカバー体8の上端部をケー
ス1の外面に、かつ、下端部をケース1の内面に夫々止
着されるので、カバー体8自身の弾性復元力で該カバー
体8の上下両端部をケース1側に圧接することができる
から、カバー体8に断熱材や遮音材の接当によりケース
1内方への外力が作用しても、カバー体8のケース1内
方への撓み変形が抑制されるので、カバー体8がスリッ
ト6内から離間することはほとんどなく、従って、カバ
ー体8の幅方向両側縁とスリット6の幅方向両側縁との
間に形成される隙間の寸法を、断熱材や遮音材の通過を
阻止できる寸法に構成するだけで、前記隙間を通して粒
状の断熱材や粒状の遮音材がケース1内に侵入すること
はない又は殆どない。尚、本実施例では、粒径が約2m
mに構成された断熱材や遮音材を用いることを想定し
て、前記カバー体8の幅方向両側縁とスリット6の幅方
向両側縁との間に形成される両隙間の各々の寸法を約
1.2mmに設計してある。
【0020】尚、抜止め具4により天井板Aに係止固定
された埋込型照明器具を、この天井板Aから外す時は、
上述の設置操作と逆の操作を行えばよい。
【0021】〔第2実施例〕前記第1実施例では、カバ
ー体8の補助カバー部8aの上端部に一体形成してある
係止片8bを、脱着孔7にケース1外面側から差し込
み、この脱着孔7の上端縁の内面側に係合させて実施し
たが、この構成に限定されるものではなく、図6に示す
ように、脱着孔7の幅よりも大なる幅に構成された補助
カバー部8aの幅方向両側部8dを、脱着孔7にケース
1外面側から差し込み、これら補助カバー部8aの各側
部8dを、この脱着孔7の上端縁に連なる左右両側縁の
内面側に各々係合させるとともに、補助カバー部8aの
上端部に一体形成された係止片8bをケース1の外面側
に位置させて実施してもよい。
【0022】〔その他の実施例〕 1.照明器具本体Cのケース1は、有底筒状の箱型に形
成されていてもよい。 2.抜け止め具4は、係止姿勢で天井板Aの上面bで埋
込用孔Bの開口周縁部分に係止できるとともに、ケース
1に形成したスリット6を通過する部位を、スリット6
の幅方向両側縁の各々に接当又は近接する一対の振れ止
め板部12aにて構成してあり、両振れ止め板部12a
間にカバー体8を相対移動可能な状態で挿入できるもの
であるならば、その形状、構造は特に限定されない。 3.反射板3の形状は、平面視で円形に限定されず、平
面視で多角形や楕円形であってもよい。 4.反射板3のケース1に対する取付け構造は、反射板
3に形成した貫通孔に、ケース1内面に固定した板バネ
を係脱させて、脱着自在に装着されるものであってもよ
い。 5.抜止め具4がスリット6を通してケース1に装着さ
れ、スリット6の上部に脱着孔7が形成されていない場
合は、カバー体8の上端部に補助カバー部8aを形成す
る必要はなく、また、規制部8cを必ずしも設ける必要
もなく、この場合は、カバー体8の全長に亘って、当該
カバー体8の幅を、抜止め具4の両振れ止め板部12a
間の間隔よりも僅かに小に構成して実施してもよい。 6.カバー体8の下両端部を貼り付ける第2貼り付け体
T2としては、第2粘着テープを用い、この第2粘着テ
ープをケース1の内面下部に仮止めして実施したが、カ
バー体8の規制部8cに両面テープの一側面側を貼り付
け、他側面側に剥離紙を貼り付けた状態で設け、この両
面テープをもって第2貼り付け体T2を構成してもよ
い。この場合、カバー体8の下端部をケース1の内面下
部に貼り付ける際、規制部8cに設けた両面テープの他
側面側から剥離紙を剥がして、この両面テープの他側面
側の粘着面をケース1の内面下部に貼り付ける。
【0023】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】埋込型照明器具の取付け状態を示す断面図
【図2】埋込型照明器具の取付け状態を示す正面図
【図3】(イ),(ロ),(ハ)は、設置方法を説明する要
部断面図
【図4】抜止め具の平面図
【図5】抜止め具の側面図
【図6】第2実施例を示す正面図
【符号の説明】
1 ケース 2 フランジ部 4 抜止め具 5 第2抜け止め具 6 スリット 7 脱着孔 8 カバー体 8a 補助カバー部 8b 係止片 12a 振れ止め板部 A 天井板 B 埋込用孔 C 照明器具本体 T1 第1貼付け体 T2 第2貼付け体 a 下面 b 上面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井板(A)の埋込用孔(B)に対して
    抜き差し自在な照明器具本体(C)のケース(1)に、
    前記天井板(A)の下面(a)側の埋込孔周縁部分に接
    当するフランジ部(2)と、前記天井板(A)の上面
    (b)側の埋込孔周縁部分に係止可能な抜止め具(4)
    を前記ケース(1)の外方に突出する係止姿勢で上下方
    向に移動自在に案内するスリット(6)とを形成すると
    ともに、前記抜止め具(4)のうち、前記スリット
    (6)を通過する部位を、前記スリット(6)の幅方向
    両側縁の各々に接当又は近接する一対の振れ止め板部
    (12a)にて構成してある埋込型照明器具であって、 前記抜止め具(4)の振れ止め板部(12a)間に、前
    記スリット(6)の全長よりも長い弾性のある帯状のカ
    バー体(8)を相対移動可能な状態で挿入し、このカバ
    ー体(8)の前記スリット(6)に対応する部分の幅
    を、当該スリット(6)の幅よりも小に構成するととも
    に、前記カバー体(8)の上端部を前記ケース(1)の
    外面上部に貼り付ける第1貼付け体(T1)と、カバー
    体(8)の下端部を前記ケース(1)の内面下部に貼り
    付ける第2貼付け体(T2)とを設けてある埋込型照明
    器具。
  2. 【請求項2】 前記スリット(6)の上部には、前記抜
    止め具(4)の脱着を許容するスリット幅よりも大なる
    脱着孔(7)が貫通形成されているとともに、前記カバ
    ー体(8)の上部には、前記ケース(1)の外面側から
    前記脱着孔(7)を閉止する補助カバー部(8a)が一
    体形成され、更に、前記補助カバー部(8a)の上端部
    には、前記脱着孔(7)にケース(1)外面側から差し
    込んだとき、この脱着孔(7)の上端縁の内面側に係合
    する係止片(8b)が一体形成されている請求項1記載
    の埋込型照明器具。
JP10506295A 1995-04-28 1995-04-28 埋込型照明器具 Pending JPH08298015A (ja)

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