JPH0829756A - 表示用ディスプレイの最適表示制御装置 - Google Patents

表示用ディスプレイの最適表示制御装置

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JPH0829756A
JPH0829756A JP18642894A JP18642894A JPH0829756A JP H0829756 A JPH0829756 A JP H0829756A JP 18642894 A JP18642894 A JP 18642894A JP 18642894 A JP18642894 A JP 18642894A JP H0829756 A JPH0829756 A JP H0829756A
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optimum
contrast
change
brightness
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Keiji Obara
啓二 小原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスプレイ周辺の温度変化だけでなく、そ
の他の環境変化に対しても表示品位を維持することが可
能な表示用ディスプレイの最適表示制御装置を提供す
る。 【構成】 環境変化識別手段7には、LCDディスプレ
イ1の表面に入射される外光の強さ(光量)を測定でき
るセンサーが備えられるとともに、各外光の強さに応じ
た最適なブライトネス値が予め登録され、環境変化識別
手段7により光量の変化が識別されると、その光量値に
より、CPU3を介して、LCDディスプレイ1のバッ
クライトをオンまたはオフにする必要があるか否かが判
断され、また、バックライトがオンのときにはVIDE
O・BIOS・ROM4中に予め登録されている各外光
の強さに応じた最適なブライトネス値のデータが選択さ
れて、ブライトネス調整手段6に設定されている値が補
正される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ノート型パソコン等に
備えられたLCDディスプレイの表示用ディスプレイに
最適表示をさせるための、表示用ディスプレイの最適表
示制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ノート型パソコン等のLCDディ
スプレイを有する装置の表示用ディスプレイのコントラ
スト調整は、使用者が必要に応じてボリュームを回す等
の手動操作により行っていた。
【0003】しかしながら、特にノート型パソコン等に
おいては、表示用ディスプレイの表示モード(表示解像
度の違いによるモード、階調の調数の違いによるモー
ド、画素の反転、非反転表示モード、向きの上下あるい
は左右の反転表示モード等)が多く存在し、各表示モー
ド毎にディスプレイの見易さが変わってしまうため、表
示モードが切り替わる度にコントラスト調整をし直さな
ければならなかった。
【0004】そして、特にノート型パソコン等では、使
用中に表示モードを頻繁に切り替えながら動作すること
が多く、使用者は、表示モードが切り替わる度にコント
ラスト調整を行わなければならず、その操作が非常に煩
わしいという問題点を有していた。
【0005】このような問題点を解決するために、本願
出願人は、先の出願(特願平5−342514号)の図
1(本出願の図3に該当する)において、表示用ディス
プレイ1のコントラストを調整するコントラスト調整手
段5と、予め設定された前記表示用ディスプレイ1の各
表示モード毎に最適なコントラスト値を格納するコント
ラスト値格納手段(VIDEO・BIOS・ROM)4
とを有し、前記表示用ディスプレイ1の表示モード切り
替え時に前記コントラスト値格納手段4に格納された最
適なコントラスト値を前記コントラスト調整手段5に設
定して該コントラスト調整手段5を制御することによ
り、表示用ディスプレイ1の表示モードが切り替わって
も、使用者が操作することなく、常に最適なコントラス
トを自動的に維持できる表示用ディスプレイのコントラ
スト制御装置を提案した。
【0006】また、その図2には、コントラストと密接
な関係があるブライトネスもコントラストと同様に予め
設定された値をモード切り替え時に設定できるようにし
たブライトネス調整手段6を設け、前記コントラスト制
御手段5とともに制御することにより、表示品質をより
向上させる表示用ディスプレイの最適表示制御装置を開
示し、さらに、図3,4には、環境の変化に対して表示
品位を維持する為に、ディスプレイ1の周辺の温度を測
定する温度測定手段7を設け、該温度測定手段7の測定
値に基づきコントラスト調整手段5やブライトネス調整
手段6に設定する最適値を補正するように構成した表示
用ディスプレイの最適表示制御装置を開示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、環境の
変化に対して表示品位を維持するために考えなければな
らない要素としては、ディスプレイの周辺の温度だけで
はなく、例えば、ディスプレイ表面における外光の光量
や、LCDディスプレイにおけるLCD駆動電源やバッ
クライト駆動電源等の電源電圧や、バックライトの経年
劣化による輝度の変化、更には、ディスプレイ表示面に
対する目視点の角度、ディスプレイコントローラの使用
条件(駆動電圧、CRTとの同時表示)等がある。
【0008】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、ディスプレイ周辺の温度変化だけでなく、その他の
環境変化に対しても表示品位を維持することが可能な表
示用ディスプレイの最適表示制御装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、表示用ディスプレイのコントラストを調整す
るコントラスト調整手段と、予め設定された前記表示用
ディスプレイの各表示モード毎に最適なコントラスト値
を格納するコントラスト値格納手段と、前記表示用ディ
スプレイの表示モード切り替え時に前記コントラスト値
格納手段に格納された最適なコントラスト値を前記コン
トラスト調整手段に設定して該コントラスト調整手段を
制御する第1の制御手段と、前記表示用ディスプレイの
ブライトネスを調整するブライトネス調整手段と、予め
設定された前記表示用ディスプレイの各表示モード毎に
最適なブライトネス値を格納するブライトネス値格納手
段と、前記表示用ディスプレイの表示モード切り替え時
に前記ブライトネス値格納手段に格納された最適なブラ
イトネス値を前記ブライトネス調整手段に自動的に設定
して該ブライトネス調整手段を制御する第2の制御手段
と、前記表示用ディスプレイの周辺の環境の変化を識別
する環境変化識別手段と、該識別された環境の変化に応
じて前記コントラスト値格納手段又はブライトネス値格
納手段に設定する最適なコントラスト値又はブライトネ
ス値を補正する補正手段とを具備することを特徴とす
る。
【0010】好ましくは、前記環境変化識別手段は、前
記表示用ディスプレイの表面に入射される外光の強さの
変化を識別し、または、前記各種手段に電力を供給する
電源の電圧の変化を識別し、または、前記表示用ディス
プレイの表示面と所定基準面とにより生成される角度の
変化を識別することを特徴とする。
【0011】また、好ましくは、前記コントラスト値格
納手段およびブライトネス値格納手段は、各設定値を電
気的に書き換え可能なもので構成し、該各設定値は使用
者により変更可能であることを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の構成に依れば、環境変化識別手段によ
り表示用ディスプレイの周辺の環境の変化が識別される
と、補正手段によりその識別された変化に応じてコント
ラスト値格納手段又はブライトネス値格納手段に設定す
る最適なコントラスト値又はブライトネス値が補正され
る。
【0013】
【実施例】以下、本実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
【0014】図1は、本発明の第1実施例に係る表示用
ディスプレイの最適表示制御装置の概略構成を示すブロ
ック図である。
【0015】同図において、本実施例の表示用ディスプ
レイの最適表示制御装置は、各種情報を表示するLCD
ディスプレイ1と、該LCDディスプレイ1を制御する
LCDディスプレイコントローラ2と、該LCDディス
プレイコントローラ2を含むシステム全体を制御するC
PU3と、該CPU3が実行するプログラムの内、ディ
スプレイ1に関連する基本的な制御を行うためのプログ
ラムが納められたVIDEO・BIOS・ROM4と、
LCDディスプレイ1のコントラストを適当な値をソフ
トウェア制御によって設定することにより調整できるコ
ントラスト調整手段5と、LCDディスプレイ1のブラ
イトネスを適当な値をソフトウェア制御によって設定す
ることにより調整できるブライトネス調整手段6と、L
CDディスプレイ1の表面に入射される外光の強さ(光
量)を測定できるセンサーを備えるとともに、各外光の
強さに応じた最適なブライトネス値を予め登録した環境
識別手段7とにより構成されている。ここで、本実施例
では、LCDディスプレイ1として、特に、屋外で使用
される装置に多く採用されているバックライト付き半透
過LCDディスプレイを用いている。
【0016】また、VIDEO・BIOS・ROM4
は、前述したように、本来、ディスプレイ関係の基本的
な制御を行うためのプログラムを納めたものであるが、
本実施例では各表示モード毎に最適なコントラスト値と
ブライトネス値を格納するための格納手段としての機能
をも有している。
【0017】次に、以上のように構成された表示用ディ
スプレイの最適表示制御装置が実行する制御処理を説明
する。
【0018】CPU3がアプリケーションプログラム等
からの要求によりLCDディスプレイ1に描画する場合
には、その描画は、VIDEO・BIOS・ROM4中
のプログラムが実行され、そのプログラムによりLCD
ディスプレイコントローラ2にコマンドやデータが転送
されることによって行われる。
【0019】また、CPU3がアプリケーションプログ
ラム等からの要求によりLCDディスプレイ1の表示モ
ードを変更する場合には、CPU3はLCDディスプレ
イコントローラ2に新しい表示モードに切り替えるため
のコマンドを転送すると同時に、その新しい表示モード
に最適なコントラスト値とブライトネス値をVIDEO
・BIOS・ROM4中から取り出し、その値をコント
ラスト調整手段5とブライトネス調整手段6へ設定す
る。
【0020】さらに、本実施例の装置を暗い場所、例え
ば倉庫内に持って行ったり、または、使用しているうち
に日が暮れて暗くなってきたり、更には、急に停電にな
って照明が消えたりした場合には、環境変化識別手段7
が光量の変化を識別し、CPU3にその時の光量値を知
らせる。CPU3は受け取った光量値から、バックライ
トをオンにする必要があるか否か、また、バックライト
がオンの場合にはVIDEO・BIOS・ROM4中に
予め登録されている各外光の強さに応じた最適なブライ
トネス値のデータに基づいて、ブライトネス調整手段6
に設定されている値を補正する。
【0021】一方、本実施例の装置を室内から屋外に出
した場合にも、環境変化識別手段7が光量の変化を識別
し、CPU3にその時の光量値を知らせる。CPU3は
受け取った光量値から判断し、最高ブライトネス時のバ
ックライト光の光量より外光の光量の方が少ない間は外
光に負けないようにブライトネス値を補正し、最高ブラ
イトネス時のバックライト光の光量より外光の光量の方
が上回る場合にはバックライトは無駄になるのでオフに
するような補正を行う。
【0022】以上説明したように、本実施例に依れば、
環境識別手段7として、LCDディスプレイの表面に入
射される外光の強さ(光量)を測定できるセンサーを備
えるとともに、各外光の強さに応じた最適なブライトネ
ス値を予め登録するように構成したので、外光の強さが
変化するような場所で機器を使用しても、使用者は、そ
の外光の変化に応じてその都度ブライトネス調整を行う
必要がなく、煩わしさから開放される。また、従来、手
動操作で行っていたバックライトのオン/オフ操作を自
動的に行うことができ、使用者の負担を軽減することが
可能になるとともに、屋外使用時のバックライト切り忘
れなどによる不必要なバックライトの電力消費を抑制す
ることが可能になる。
【0023】次に、本発明の第2実施例に係る表示用デ
ィスプレイの最適表示制御装置を説明する。
【0024】一般に、LCDディスプレイコントローラ
やLCDディスプレイのドライバーIC等のロジック電
源、LCD駆動用電源、バックライト用インバータ駆動
電源等は安定化されているが、電池駆動機器等の場合に
は、種々の制約から安定化出来ていないものもある。ま
た、安定化されていても電池放電終止末期には安定化限
界を越えてしまい電圧が低下してしまうことが多い。そ
して、コントラストやブライトネスは、これらの電源電
圧に依存するため表示品位が落ちてしまう。本実施例
は、かかる問題を解決するものである。
【0025】本実施例の表示用ディスプレイの最適表示
制御装置は、前記第1実施例の表示用ディスプレイの最
適表示制御装置に対して、環境変化識別手段7に、LC
DディスプレイコントローラやLCDディスプレイのド
ライバーIC等のロジック電源、LCD駆動用電源、バ
ックライト用インバータ駆動電源等の電源電圧を監視す
る為の電圧計(図示せず)を加えたものである。したが
って、本実施例の装置は、前記第1実施例の装置(図
1)と同一構成のものを使用し、その詳細な構成の説明
を省略する。
【0026】以下、本実施例の表示用ディスプレイの最
適表示制御装置が実行する制御処理を説明する。
【0027】LCDディスプレイコントローラ2および
LCDディスプレイ1のドライバーIC等の図示しない
ロジック電源、LCD駆動用電源、バックライト用イン
バータ駆動電源等の電圧が変化すると、環境変化識別手
段7は、CPU3に対して、その変化を識別して知らせ
るとともに、各電源の電圧値を送信する。CPU3は受
信した情報から、その電圧の変化がLCDディスプレイ
コントローラ2およびLCDディスプレイ1のドライバ
ーIC等のロジック電源やLCD駆動用電源によりなさ
れた場合には、その電圧値の増減に応じてコントラスト
値を増減するような補正を施し、また、その電圧の変化
がバックライト用インバータ駆動電源によりなされた場
合には、その電圧値の増減に応じてブライトネス値を増
減するような補正を施す。
【0028】以上のように、本実施例に依れば、特に電
池駆動機器のように電源電圧に変動が起き易い機器に使
用されるLCDディスプレイ1の表示品位を常に一定に
維持することができる。
【0029】次に、本発明の第3実施例に係る表示用デ
ィスプレイの最適表示制御装置を説明する。
【0030】LCDディスプレイのコントラストは、使
用者の目視点とLCDディスプレイ面の注目点とを結ぶ
線とそのLCDディスプレイ面とが作る角度(視角)に
依存する。つまり、視角が変化するとコントラスト調整
をし直す必要がある。そこで視角の変化も環境の変化と
考えて、前記実施例と同様に実施すれば便利である。と
ころが、使用者の目視点を認識することは現在は困難で
あるため、視角を一般的に求めることも困難である。そ
こで、同じ使用者が同じ様な姿勢で一般的なノート型パ
ソコンを机上に置き、ふたを開いてそのふたの裏側にあ
るLCDディスプレイを見ながら、ふたを開くと現れる
キーボードをたたいているところを想定すると、目視点
はいつも同じ位置にあると考えてもよい。また、LCD
ディスプレイ上の注目点も、LCDディスプレイの画面
全体のコントラストを考慮するのであるから、その画面
の中心点に固定してもよい。よって、このような限定的
な条件下での視角の変化は認識できる。
【0031】本実施例は、かかる視覚の変化に応じたコ
ントラスト調整を行うためのものであり、本実施例の表
示用ディスプレイの最適表示制御装置は、前記第1,2
実施例の表示用ディスプレイの最適表示制御装置に対し
て、環境変化識別手段7に、ノート型パソコンのふたの
取付部にふたがどれだけの角度開いているかを測定でき
る角度測定手段(図示せず)を加えたものである。した
がって、本実施例の装置は、前記第1実施例の装置(図
1)と同一構成のものを使用し、その詳細な構成の説明
を省略する。
【0032】以下、本実施例の表示用ディスプレイの最
適表示制御装置が実行する制御処理を説明する。
【0033】使用者の違いおよびその時の姿勢などで目
視点が変化してしまう為、使用者は機器の使用前に基準
点をCPU3に対して指定することにする。例えば、使
用者がノート型パソコンのふたを開いていき、視角が9
0度になる点を基準点と決める。そして、キー入力等に
よりCPU3に知らせ、CPU3はその時のふたの開き
角度を基準値として図示しない記憶手段に記憶してお
く。
【0034】一方、環境変化識別手段7は、ふたの開き
角度を常に監視しているため、その開き角度に変化があ
った場合は、その時の角度をCPU3に知らせる。そし
て、CPU3は受け取った角度の情報と前記基準値とし
て記憶している角度の情報を比較し、その大小に応じて
コントラスト調整手段5に設定してあるコントラスト設
定値を増減させてコントラストの補正を行う。
【0035】以上のように、本実施例に依れば、視角の
変化を識別し、その変化に応じて自動的にコントラスト
を補正するように構成したので、ノート型パソコンのよ
うな機器のふたの開き角度(ディスプレイの角度)を変
化させても常に最適な表示品位を保つことができる。
【0036】前記第1〜3実施例中で述べた以外にも環
境変化識別手段7が管理するべき項目がある。例えば、
LCDディスプレイのバックライトによく使用される冷
陰極管やELバックライト等は、経年劣化が激しく使用
しているうちに段々と暗くなってしまうため、このバッ
クライトの使用時間を管理しその積算時間も環境変化と
考えるべきである。
【0037】また、最近のLCDディスプレイコントロ
ーラは高機能化され、LCDディスプレイとCRTディ
スプレイを個別にも、または、同時にも制御できるモー
ドが備えられている。ところが、各モード毎においてコ
ントラストが変化してしまうことがあるため、該各使用
モードの切り替え点も環境変化として考慮すべきであ
る。
【0038】同様に、最近のLCDディスプレイコント
ローラはその電源電圧を3.3Vから5.0Vの範囲で
使用できるようになっており、例えば、機器をACアダ
プターで動作させている間は5.0Vで使用し、バッテ
リーで動作させている間は3.3Vで使用するといった
使い方もある。ところが、この電源電圧が変化するとL
CDディスプレイのコントラストが変化してしまうこと
があるので、このLCDディスプレイコントローラへの
供給電圧の変化も環境変化として考慮すべきである。つ
まり、表示用ディスプレイのコントラストやブライトネ
スに影響を及ぼすものは、全て環境変化項目として捉え
るべきである。
【0039】さらに、前記第1〜3実施例の表示用ディ
スプレイの最適表示制御装置では、環境識別手段7とC
PU3とが協調しながら、コントラスト調整手段5およ
びブライトネス調整手段6の補正を行うような構成にし
たが、これに限らず、LCDディスプレイコントーラを
インテリジェント化してもよい。図2は、本発明の第4
実施例に係る表示用ディスプレイの最適表示制御装置の
概略構成を示すブロック図であり、上述のようにLCD
ディスプレイコントローラをインテリジェント化したも
のである。
【0040】本実施例の装置は、前記第1実施例の装置
(図1)に対して、LCDディスプレイコントローラの
制御処理とコントラスト調整手段5およびブライトネス
調整手段6に対する入力側が異なるのみであるので、図
2において、図1の構成要素に対応するものには同一符
号を付し、その説明を省略する。
【0041】即ち、LCDディスプレイコントローラ2
の出力側は、コントラスト調整手段5およびブライトネ
ス調整手段6の入力側に接続され、CPU3を介してL
CDディスプレイコントローラ2に対して指示がなされ
ると、該LCDディスプレイコントローラ2により、コ
ントラスト調整手段5およびブライトネス調整手段6
に、それぞれ最適な値が設定される。
【0042】以上説明したように、本実施例に依れば、
LCDディスプレイコントローラ2の機能を拡張するだ
けでシステムの他の部分は、従来のものをそのまま使用
することができ、付加価値を増大させながらコストを削
減することができる。
【0043】なお、LCDディスプレイコントローラ2
は、種々の予め設定される設定値を記憶する記憶手段を
設けた構成でもよいのは云うまでもない。
【0044】さらに、前記第1〜4実施例では、予め登
録されているコントラスト値やブライトネス値、更に環
境変化の度合いに対する補正値などのデータは、VID
EO・BIOS・ROM4等の記憶手段に格納すること
を想定していた。即ち、使用者が変更できない記憶手段
に格納することを想定していた。しかし、これらのコン
トラスト値やブライトネス値、更に環境変化の度合いに
対する補正値などのデータは、使用者の個人差や機器の
制御精度のばらつき等の関係で必ずしも一義的に決めら
れない場合もある。
【0045】そこで、例えば、図1,2のVIDEO・
BIOS・ROM4をFLASH−ROMに置き換え、
更にキー入力等によりその中のデータを変更出来るよう
にしたプログラムを追加することにより、使用者が特定
の設定値の値を変更できるようしてもよい。
【0046】このような構成にすることにより、使用者
は個人差や使用環境の違いに拘わらず、常に最適な表示
品位を得ることができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に依れば、
環境変化識別手段により表示用ディスプレイの周辺の環
境の変化が識別されると、補正手段によりその識別され
た変化に応じてコントラスト値格納手段又はブライトネ
ス値格納手段に設定する最適なコントラスト値又はブラ
イトネス値が補正されるので、ディスプレイ周辺の温度
変化だけでなく、その他の環境変化に対しても表示品位
を維持することが可能となる効果を奏する。
【0048】好ましくは、前記環境変化識別手段は、前
記表示用ディスプレイの表面に入射される外光の強さの
変化を識別するので、外光の強さが変化するような場所
で機器を使用しても、使用者は、その外光の変化に応じ
てその都度ブライトネス調整を行う必要がなく、煩わし
さから開放される。
【0049】また、好ましくは、前記環境変化識別手段
は、前記各種手段に電力を供給する電源の電圧の変化を
識別するので、電源電圧に変動が起き易い機器に使用さ
れる表示ディスプレイの表示品位を常に一定に維持する
ことができる。
【0050】さらに、好ましくは、前記環境変化識別手
段は、前記表示用ディスプレイの表示面と所定基準面と
により生成される角度の変化を識別するので、ノート型
パソコンのような機器のふたの開き角度(ディスプレイ
の角度)を変化させても常に最適な表示品位を保つこと
ができる。
【0051】また、さらに、好ましくは、前記コントラ
スト値格納手段およびブライトネス値格納手段は、各設
定値を電気的に書き換え可能なもので構成し、該各設定
値は使用者により変更可能であるので、使用者は個人差
や使用環境の違いに拘わらず、常に最適な表示品位を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る表示用ディスプレイ
の最適表示制御装置の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の第4実施例に係る表示用ディスプレイ
の最適表示制御装置の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図3】従来の表示用ディスプレイの最適表示制御装置
の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 LCDディスプレイ(表示用ディスプレイ) 2 LCDディスプレイコントローラ(コントラスト値
格納手段、ブライトネス値格納手段、第1の制御手段、
第2の制御手段) 3 CPU(第1の制御手段、第2の制御手段、補正手
段) 4 VIDEO・BIOS・ROM(コントラスト値格
納手段、ブライトネス値格納手段) 5 コントラスト調整手段 6 ブライトネス調整手段 7 環境変化識別手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示用ディスプレイのコントラストを調
    整するコントラスト調整手段と、 予め設定された前記表示用ディスプレイの各表示モード
    毎に最適なコントラスト値を格納するコントラスト値格
    納手段と、 前記表示用ディスプレイの表示モード切り替え時に前記
    コントラスト値格納手段に格納された最適なコントラス
    ト値を前記コントラスト調整手段に設定して該コントラ
    スト調整手段を制御する第1の制御手段と、 前記表示用ディスプレイのブライトネスを調整するブラ
    イトネス調整手段と、 予め設定された前記表示用ディスプレイの各表示モード
    毎に最適なブライトネス値を格納するブライトネス値格
    納手段と、 前記表示用ディスプレイの表示モード切り替え時に前記
    ブライトネス値格納手段に格納された最適なブライトネ
    ス値を前記ブライトネス調整手段に自動的に設定して該
    ブライトネス調整手段を制御する第2の制御手段と、 前記表示用ディスプレイの周辺の環境の変化を識別する
    環境変化識別手段と、 該識別された環境の変化に応じて前記コントラスト値格
    納手段又はブライトネス値格納手段に設定する最適なコ
    ントラスト値又はブライトネス値を補正する補正手段と
    を具備することを特徴とする表示用ディスプレイの最適
    表示制御装置。
  2. 【請求項2】 前記環境変化識別手段は、前記表示用デ
    ィスプレイの表面に入射される外光の強さの変化を識別
    することを特徴とする請求項1記載の表示用ディスプレ
    イの最適表示制御装置。
  3. 【請求項3】 前記環境変化識別手段は、前記各種手段
    に電力を供給する電源の電圧の変化を識別することを特
    徴とする請求項1記載の表示用ディスプレイの最適表示
    制御装置。
  4. 【請求項4】 前記環境変化識別手段は、前記表示用デ
    ィスプレイの表示面と所定基準面とにより生成される角
    度の変化を識別することを特徴とする請求項1記載の表
    示用ディスプレイの最適表示制御装置。
  5. 【請求項5】 前記コントラスト値格納手段およびブラ
    イトネス値格納手段は、各設定値を電気的に書き換え可
    能なもので構成し、該各設定値は使用者により変更可能
    であることを特徴とする請求項1記載の表示用ディスプ
    レイの最適表示制御装置。
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Cited By (7)

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