JPH08296963A - 乾燥機 - Google Patents

乾燥機

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JPH08296963A
JPH08296963A JP7127112A JP12711295A JPH08296963A JP H08296963 A JPH08296963 A JP H08296963A JP 7127112 A JP7127112 A JP 7127112A JP 12711295 A JP12711295 A JP 12711295A JP H08296963 A JPH08296963 A JP H08296963A
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JP
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air
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plate
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JP7127112A
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English (en)
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Shiyuuichi Taka
修一 多加
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 素麺等を短時間で最適にかつ均一に乾燥させ
る。 【構成】 収納空間内に被乾燥体が取り出し可能に収納
されるハウジングの一方から外気を供給し、分散供給プ
レートにて収納空間内の各部に外気を均一に分散させる
一方、外気の供給とほぼ同期してハウジングの他方から
収納空間内エアーを吸引し、均一吸引プレートにて収納
空間内の各部のエアーを均一吸引させ、収納空間内に均
一にエアー流を形成するとともに収納空間内を所定の低
圧乾燥雰囲気に維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、乾燥機に関し、特に
麺類の乾燥、干魚や干椎茸の製造等に最適な乾燥機に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、素麺を製造する場合、混練した
原料を細めの紐状に切断し、これを上下の管に8字に掛
け渡すカケバ(かけ巻き)を行った後、紐状原料を少し
延ばす小引及び熟成を行い、カドボシで所定の長さまで
延ばし、乾燥後に小割を行って軽量及び結束して製品の
素麺とするが、製品素麺には所定量の水分が残存してい
ることが最良とされている。従って、乾燥は製品素麺の
仕上がりに密接に関連し、極めて重要な工程である。
【0003】通常、素麺の乾燥は夏期には多乾燥になり
やすく、冬期の天日乾燥が最適であるとされているが、
乾燥に最適な天候ばかりとは限らず、雨天には作業場内
や倉庫内で乾燥させる必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、天日乾燥の場
合には乾燥条件が変化しやすく、最適な乾燥条件か否か
の判断は経験に頼らざるを得ず、乾燥にバラツキが生じ
やすく、室内乾燥の場合には外気の湿度等に起因して乾
燥に長い時間を必要としていた。
【0005】この発明は、かかる問題点に鑑み、素麺等
を短時間で最適にかつ均一に乾燥させられるようにした
乾燥機を提供することを課題とする。
【0006】本件発明者は上述の課題を解決すべく鋭意
研究した結果、麺類をハウジング内に収納し、ハウジン
グ内を所定の減圧状態にすれば、最適な乾燥が短時間で
得られることを着目するに至った。しかし、単にハウジ
ング内のエアーを吸引して所定の減圧状態とした場合に
は被乾燥体からの水分の蒸発によって乾燥雰囲気が変動
するので、被乾燥体の水分含有量によって乾燥時間が変
動してしまう。
【0007】そこで、ハウジング内のエアーを常時吸引
するととも、ハウジング内に外気を供給し、両者をバラ
ンスさせることによりハウジング内を常に所定の乾燥雰
囲気に維持し、設定した乾燥時間で一定の乾燥を行うこ
とが提案される。
【0008】ところで、素麺を乾燥する場合、ハタと呼
ばれる治具に素麺を掛け渡した上下の管を差して素麺を
上下に吊り下げて乾燥を行う方式が広く採用されている
が、上述のようにエアーの吸引と外気の供給とを行って
ハウジング内の乾燥雰囲気を維持する場合にハウジング
内にエアー流の偏りが生じると、素麺の上下方向の部位
によって乾燥のバラツキが生じることが懸念される。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明に係る乾
燥機は、内部に密閉可能な収納空間を有し、収納空間内
に被乾燥体が取り出し可能に収納されるハウジングと、
ハウジングの一方から外気を所定量ずつ連続的に又は間
欠的に供給する外気供給装置と、ハウジング内の外気供
給側に設けられ、収納空間内の各部に外気を均一に分散
させる外気分散プレートと、外気の供給とほぼ同期して
ハウジングの他方から収納空間内エアーを連続的に又は
間欠的に吸引して収納空間内にエアー流を均一形成する
とともに収納空間内を所定の低圧乾燥雰囲気に維持する
吸引装置と、ハウジング内のエアー吸引側に設けられ、
収納空間内の各部のエアーを均一吸引させる均一吸引プ
レートとを備えたことを特徴とする。
【0010】本発明の乾燥機は素麺、うどん、中華麺等
の麺類の乾燥に適用すればその効果が大きいが、勿論、
干魚や干椎茸の製造、その他の乾燥にも適用できる。ハ
ウジング内の低圧乾燥雰囲気は被乾燥体の種類及びどの
程度乾燥させるかに応じて実験等で適宜設定する。
【0011】均一吸引プレート及び分散供給プレートは
エアー流を整流する整流プレートを使用してもよいが、
より均一な乾燥を得るためには全面にわたって透孔を有
するプレートを使用するのがよい。均一吸引プレート及
び分散供給プレートは両側に対向して設けてもよく、又
上下に対向して設けてもよい。
【0012】吸引装置は真空ポンプを使用してもよい
が、下記実施例に示されるように真空ポンプと真空タン
クの組合せを使用すると、真空ポンプを間欠的に駆動で
きる結果、電力量を少なくできる。外気供給装置は下記
実施例のように開閉弁と定圧センサーとの組合せで構成
できる。エアーの吸引及び外気の供給はほぼ同期して連
続的に行うのがよいが、被乾燥体からの水分の蒸発が少
ない場合には間欠的に行ってもよい。
【0013】さらに、乾燥時間を短縮するために、収納
空間内雰囲気を高温にする温度調整手段を備えるように
してもよい。温度調整手段には加熱ヒータや電子加熱器
等を使用できる。設置する部位はハウジングでもよく、
外気供給系でもよい。
【0014】
【作用及び発明の効果】本発明によれば、収納空間内を
低圧乾燥雰囲気としたので、被乾燥体からの水分の蒸発
が促進され、予め実験等で求めた短い設定時間で被乾燥
体を所望の状態に乾燥させることができる。しかも、外
気の供給と収納空間内エアーの吸引とを同期して行って
いるので、被乾燥体から水分が蒸発しても乾燥雰囲気中
の水分量が多くなることはなく、最適な乾燥雰囲気が維
持される結果、最適な乾燥が安定して得られる。
【0015】さらには、均一吸引プレート及び分散供給
プレートによって収納空間内のエアー流を各部で均一化
しているので、被乾燥体の各部で乾燥のバラツキが生じ
ることはなく、均一な乾燥が行える。その結果、天候に
左右されず、又経験に頼ることなく、最適な乾燥を安定
にかつ均一にできる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を図面に示す具体例に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明の一実施例による素麺乾
燥機を示す。図において、ハウジング10はアクリル樹
脂を用いて直方体状に製作され、一側面には出入口11
が開口され、扉12によって密閉されるようになってい
る。
【0017】ハウジング10の下面中央には外気供給口
部13が形成され、外気供給口部13には外気供給パイ
プ14の一端が接続され、外気供給パイプ14の他端側
には開閉弁15が介設され、開閉弁15には制御装置1
6が設けられ、制御装置16は外気供給パイプ14内の
圧力を検知し、設定圧力で開閉弁を開放させるようにな
っている。
【0018】ハウジング10の上面中央にはエアー吸引
口部17が形成され、エアー吸引口部17にはエアー吸
引パイプ18の一端が接続されている。エアー吸引パイ
プ18の他端側には真空ポンプ19が接続され、真空ポ
ンプ19の上流側には真空タンク20及び手動式開閉弁
21が接続され、真空タンク20には制御装置22が設
けられ、制御装置22は真空タンク20内の圧力に応じ
て真空ポンプ19を駆動するようになっている。なお、
23は作業監視用の圧力計である。
【0019】また、ハウジング10内には外気供給口部
13上方に外気分散プレート24が、エアー吸引口部1
7下方に均一吸引プレート25が各々配設され、外気分
散プレート24及び均一吸引プレート25は全面にわた
って所定径の透孔が穿設され、外気分散プレート24は
ハウジング10内の各部に外気を均一に分散させ、均一
吸引プレート25はハウジング内の各部のエアーを均一
吸引させるようになっている。ハウジング10の分散供
給プレート24と均一吸引プレート25との間が乾燥さ
せるべき素麺(被乾燥体)30の収納空間26となって
いる。
【0020】素麺30・・・を乾燥させる場合、まず手
動式開閉弁21を閉じ、真空ポンプ19を作動させて真
空タンク20内を真空とする。真空タンク20が所定の
圧力に達すると、真空ポンプ19は停止される。
【0021】かかる状態で蓋12を開き、素麺30を掛
け渡した上下の管31をハタ32にセットし、ハタ32
を出入口11から収納空間26内に入れ、蓋12で密閉
する。準備が完了すると、手動式開閉弁21を開放す
る。すると、ハウジング10内のエアーがエアー吸引口
部17、エアー吸引パイプ18を経て真空タンク20に
吸引され、ハウジング10内圧力が次第に低下する。
【0022】エアーの吸引によって真空タンク20内の
圧力が上昇すると、制御装置22でそれが検知され、真
空ポンプ19が作動されて真空タンク20内のエアーが
吸引される。
【0023】ハウジング10内の圧力が設定した圧力ま
で低下すると、外気供給パイプ14内の圧力も低下し、
制御装置16でそれが検知されると、開閉弁15が開か
れ、ハウジング10内には外気が外気供給パイプ14及
び外気供給口部13を経て開閉弁15の開度に応じた所
定量だけ供給され、エアーの吸引と外気の供給とがバラ
ンスされて収納空間26内は設定した最適な低圧乾燥雰
囲気となる。
【0024】かかる低圧乾燥雰囲気においては、素麺3
0・・・の含有水分は速やかに蒸発し、素麺30・・・
は乾燥する。また、素麺30・・・からの蒸発水分はエ
アーの吸引によって排出されるので、最適な低圧乾燥雰
囲気は維持され、予め設定した時間が経過すると、素麺
30は最適に乾燥することとなる。
【0025】また、上記外気は図1に矢印で示すように
外気分散プレート24の透孔から供給されるので、収納
空間26内の左右方向の各部に均一に分散されながら供
給され、収納空間26内のエアーは均一吸引プレート2
5の透孔から吸引されるので、収納空間26の左右方向
の各部のエアーが均一に吸引される。
【0026】従って、収納空間内26内には上下方向の
エアー流が収納空間全体にわたって均一に形成され、収
納空間26内の雰囲気は全体的に均一な低圧乾燥雰囲気
となり、素麺30はそのセット位置によって又上下の部
分によって乾燥のバラツキが生じることはなく、全体と
して最適な乾燥を均一に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例による素麺乾燥器を示す概
略構成図である。
【符号の説明】
10 ハウジング 11 出入口 12 蓋 13 外気供給口部 14 外気供給パイプ 15 開閉弁 16 制御装置 17 エアー吸引口部 18 エアー吸引パイプ 19 真空ポンプ 20 真空タンク 21 手動式開閉弁 22 制御装置 24 分散供給プレート 25 均一吸引プレート 30 素麺(被乾燥体)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に密閉可能な収納空間26を有し、
    収納空間26内に被乾燥体30が取り出し可能に収納さ
    れるハウジング10と、ハウジング10の一方から外気
    を所定量ずつ連続的に又は間欠的に供給する外気供給装
    置と、ハウジング10内の外気供給側に設けられ、収納
    空間26内の各部に外気を均一に分散させる外気分散プ
    レート24と、外気の供給とほぼ同期してハウジング1
    0の他方から収納空間内エアーを連続的に又は間欠的に
    吸引して収納空間26内にエアー流を均一形成するとと
    もに収納空間26内を所定の低圧乾燥雰囲気に維持する
    吸引装置と、ハウジング10内のエアー吸引側に設けら
    れ、収納空間内の各部のエアーを均一吸引させる均一吸
    引プレート25とを備えたことを特徴とする乾燥機。
  2. 【請求項2】 外気分散プレート24及び均一吸引プレ
    ート25はそのほぼ全面にわたって透孔が形成されてい
    る請求項1記載の乾燥機。
  3. 【請求項3】 ハウジング収納空間内の雰囲気を高温と
    する温度制御手段を備えた請求項1記載の乾燥機。
JP7127112A 1995-04-26 1995-04-26 乾燥機 Pending JPH08296963A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102524324A (zh) * 2011-12-30 2012-07-04 中国包装和食品机械总公司 一种用于挂面干燥的热风集中处理系统
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